JP3655067B2 - 対話インタフェースを備えた機器,及びそれに用いるプログラム記録媒体 - Google Patents

対話インタフェースを備えた機器,及びそれに用いるプログラム記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、対話インタフェースを備えた機器、特に、多チャンネル方式または情報型のデジタル方式によるテレビジョン放送を受信するためのテレビジョン放送受信装置,これに組み込むプログラム記録媒体,及びそのリモートコントローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は従来のテレビジョン受信装置においてユーザが外部から入力する選局ボタンの例を示すものである。図において、101はテレビジョン受信装置本体であり、正面には番組や番組メニュー等を表示する表示画面,選局部,及び信号入力部が設けられている。102は選局部であり、テレビジョン受信装置本体の正面の一角に設けられ、同じものがリモートコントローラにも設けられている。103はリモートコントローラであり、テレビジョン受信装置への選局の指示等を遠隔操作で行う。104は信号入力部であり、リモートコントローラ103で選局等された情報の信号をテレビジョン受信装置内部に入力する。105はチャンネルUp/Downボタンであり、チャンネル番号順にチャンネルを選択する。106はチャンネルボタンであり、各チャンネルボタンと特定のチャンネルが1対1に対応して、任意のチャンネルを選局する。
【0003】
次に選局動作について説明する。
視聴者はリモートコントローラ103に設けられた選局部102,あるいは受信装置本体101に設けられた選局部102に実装されているチャンネルUp/Downボタン105,あるいはチャンネルボタン106を押すことによって、視聴したいチャンネルを選局する。この際、表示画面上にはチャンネルの番号などの情報が表示され、現在どのチャンネルを視聴しているかを確認できるようになっている。
【0004】
図10は従来のテレビジョン受信装置において画面表示される番組表を示した図である。
図に示すように、番組表は、現在放送中の番組および放送予定の番組を、新聞のテレビ欄のような表にまとめて表示するものであり、多チャンネル化が進む現在において必要不可欠なものである。該番組表の表示を選択すると、(a)のように番組表の当日部分の内容が表示される。該番組表に表示されているカーソルは、リモートコントローラに用意されているカーソルキーで上下左右に移動させることができ、このカーソルを画面の範囲外に移動させようとした場合、(b)のように番組表のスクロールが起きる。このスクロールとともに、画面上に表示される番組の放送時間および放送日や放送局も変化し、カーソルを下方向に進めていくと、該放送日が当日から翌日、翌々日と移動していく。
【0005】
このように、従来のテレビジョン受信装置は、従来のテレビジョン放送で扱われる情報である,変化のない,かつ量の少ないチャンネルを、受信装置本体,あるいはリモートコントローラに用意されたチャンネルボタン等と1対1で対応させることでダイレクトに任意のチャンネルを選択することによって視聴するものであった。また、従来のテレビジョン受信装置において画面表示される番組表は、該番組表に表示されたカーソルをカーソルキーで上下左右に移動することによって、該番組表をスクロールさせて翌日あるいはそれ以降放送予定の番組を参照するものであった。
【0006】
ところで、近年、テレビジョン放送においては、多チャンネル化が進んでおり、この多チャンネルの番号情報に対応できる受信装置の需要が益々高まることが予測される。また、放送の伝送方式も従来のアナログ方式からデジタル方式に変換してきている。このデジタル方式は、これまでの映像および音声信号以外の情報も同時に伝送できるものであり、この情報には、例えば番組に対する予約の有無といった受信機内部で番組を管理する際に必要な情報だけでなく、番組の出演者や概略などの視聴者向けの情報も含まれている。この情報を,受信装置が利用または視聴者に提示することによって、テレビジョン受信装置は、単なる映像や音声以外の様々な情報を提供する情報端末として利用することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図9に示した従来のテレビジョン受信装置において、選局ボタンとチャンネルで1対1の対応をとる形態で、上記多チャンネルの番号情報に適応しようとすれば、選局ボタンの個数を増やすことになる。また、上記の映像や音声以外の様々な情報を利用するためにも、これら個々の情報に対応するボタンを多数設ける必要がある。このようにしてボタン数が増え過ぎると、視聴者の操作効率が悪化し、視聴に支障をきたすことが予想される。すなわち、ボタン数が多いと、視聴者はボタンの意味や位置を覚える手間がかかるとともに、間違ったボタンを押す等の誤動作も起こしやすく、受信装置の製造者側においても、多く複雑になるボタンにコストをかけなければならない。また、ボタン数が多い分、当然ボタン操作の回数も増えることになるが、1つの操作に1つのボタンを対応させて、幾つかの操作を段階的に行うことによって目的の処理を達成するような場合にも、ボタン操作の回数が多くなるとともに、種々の目的の処理を達成するために、目的ごとに押すボタンの種類やボタンを押す順番も異なることになり、非常に煩雑になり視聴者にとっては大変な負担である。
【0008】
また、図10に示した番組表を参照する際のボタン操作においては、例えば1週間先の番組表を参照する場合、スクロールキーを下方向に押せばいいだけではあるが、当該番組表が表示されるには、かなりの時間がかかる。
【0009】
この発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、対話インタフェースを備えた機器、特に、多チャンネル又は情報型のテレビジョン放送受信装置において、限られた数のボタンを使用しながら、ボタン操作の回数を少なく、また、種々の目的の処理を達成するまでのボタン操作を共通化して、視聴者が容易かつ的確に素早く操作することのできるサブメニュー機能を有するテレビジョン放送受信装置,これに組む込むプログラム記録媒体,及び該サブメニュー機能のためのサブメニューキーを備えたリモートコントローラを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明(請求項1)にかかる機器は、機器とユーザとの対話インタフェースによって種々の処理が実行される機器において、任意のシーン(場面)において、いずれのシーン(場面)にあるかを把握して当該シーン(場面)で受け付けるイベントと該イベントによって呼び出すプログラムを設定するステップと、呼び出されたプログラムによって処理するステップとからなる記述を含み、該記述に基づいて各シーン(場面)で可能な処理を示すメニュー項目からなるサブメニューを画面表示させ、また、入力手段に設けられたキー状態を含むイベント状態を管理するための処理プログラムを含むソフトウェア手段と、上記サブメニューを表示する表示手段と、上記イベントとしてのキーを入力,及び上記メニュー項目を選択する入力手段とを備え、上記ソフトウェア手段は、当該シーンで選択可能なメニュー項目からなるもとのメニューと,上記もとのメニューが表示されている場合に発生したイベントによって表示されるサブメニューとしての新たなメニューの,複数のメニューを表示する場合に、上記もとのメニューに対してのキーによる入力は有効とし、上記もとのメニュー及び上記新たなメニューで有効なキーは上記もとのメニューでは無効とし、上記もとのメニューで有効で上記新たなメニューでは利用しないキーは上記もとのメニューで有効にする,該メニュー項目に対するイベントの抑制機構を有することを特徴とするものである。
【0012】
また、本発明(請求項2)にかかるテレビジョン放送受信装置は、請求項1に記載の機器であって、テレビジョン信号を受信し、任意のチャンネルの番組を選局視聴できる受信手段と、図形および文字を画面表示するOSD(On Screen Display)手段と、上記表示手段であるとともに、上記テレビジョン信号の映像を表示するテレビジョン画面と、上記テレビジョン信号の音声を出力するスピーカとを含むテレビジョン受像機とをさらに備えたものである。
【0013】
また、本発明(請求項3)にかかるテレビジョン放送受信装置は、請求項2に記載のテレビジョン放送受信装置において、上記入力手段は、任意のシーン(場面)で押すことによって、当該シーン(場面)で可能な処理を示すサブメニューを画面表示するためのサブメニューキーと、上記サブメニューから、共通のキー操作で項目を選択して実行させるためのキーをさらに有し、上記ソフトウェア手段は、上記イベント状態を管理するための処理プログラムに基づいて、上記サブメニューを画面表示したり、該サブメニューから項目を選択実行するものである。
【0014】
また、本発明(請求項4)にかかるテレビジョン放送受信装置は、請求項2または3に記載のテレビジョン放送受信装置において、上記入力手段は、リモートコントローラに含まれて備えられているものである。
【0015】
また、本発明(請求項5)にかかるプログラム記録媒体は、機器とユーザとの対話インタフェースによって種々の処理が実行される機器において組み込まれる,プログラムが記録された媒体であって、上記プログラムは、任意のシーン(場面)において、いずれのシーン(場面)にあるかを把握して当該シーン(場面)で受け付けるイベントと該イベントによって呼び出すプログラムを設定するステップと、呼び出されたプログラムによって処理するステップとからなる記述を含み、該記述に基づいて各シーン(場面)で可能な処理を示すメニュー項目からなるサブメニューを画面表示させ、また、上記機器に備えられた,入力手段に設けられたキー状態を含むイベント状態を管理するための処理プログラムを含み、上記ソフトウェア手段は、当該シーンで選択可能なメニュー項目からなるもとのメニューと,上記もとのメニューが表示されている場合に発生したイベントによって表示されるサブメニューとしての新たなメニューの,複数のメニューを表示する場合に、上記もとのメニューに対してのキーによる入力は有効とし、上記もとのメニュー及び上記新たなメニューで有効なキーは上記もとのメニューでは無効とし、上記もとのメニューで有効で上記新たなメニューでは利用しないキーは上記もとのメニューで有効にする,該メニュー項目に対するイベントの抑制機構を有することを特徴とするものである。
【0017】
また、本発明(請求項6)にかかるプログラム記録媒体は、請求項5に記載のプログラム記録媒体において、上記機器に備えられた,上記イベントとしてのキーを入力,及び上記メニュー項目を選択する入力手段において、設けられたキー状態を含むイベント状態を管理するための処理プログラムをさらに含み、該処理プログラムに基づいて、上記サブメニューを画面表示したり、該サブメニューから項目を選択実行するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
実施の形態.
図1は本発明の実施の形態によるテレビジョン放送受信装置の構成を示すブロック図である。図において、11は受信装置本体であり、デジタル放送を受信してその再生信号を出力するセットトップボックス(STB)である。12は視聴者が外部から操作を選択して入力するリモートコントローラである。13はサブメニューキーであり、現在のシーンにおいて可能な処理を示すサブメニューをテレビジョン画面に表示するためのものである。14は受信部であり、外部アンテナからの放送電波を受信する。15はデコーダ部であり、受信部15が受信した電波の内容を映像,音声などとして再生する。18はソフトウェア部であり、シーン記述,OSD部に対して描画指令を発行して画面にメニューを描画させる描画部,受信した番組の情報を解析および蓄積する信号解析部などを含み、リモートコントローラ12の入力内容を処理する。19はOSD部であり、ソフトウェア部18の呼び出しに応じてテレビジョン画面の映像にオーバーラップして図形や文字を出力する。21は市販のテレビジョン受像機であり、テレビジョン画面22およびスピーカ23を備えている。
【0019】
ここで、上記シーンは、現在受信機がどのような状態にあるかを定義したものであり、たとえば番組を視聴している通常の視聴状態にあるとか、何らかのメニューを表示している状態にあるなどによって、異なるシーンが定義される。該シーンを管理するためにあるのが、シーン記述である。
【0020】
図2はシーン記述の内容の一例を示す図である。図において、31はシーンハンドラの設定であり、シーンが開始したとか、キーが入力されたとか、電源がON/OFFされたなどの発生するイベントと、該イベントが発生したとき呼び出す処理関数(プログラム)が定義されている。32は処理内容であり、シーンハンドラの設定で定義された,イベントが発生したとき呼び出される処理関数(プログラム)で処理する内容が記述されている。このように、シーン記述は、シーンハンドラの設定31と処理内容32とから構成され、後述するサブメニューの表示を可能にするサブメニュー機能を有する。なお、上記シーン記述はC言語を拡張した言語で記述されており、修正や変更は容易である。
【0021】
図3はシーンにおいて可能な処理が実行されるまでのシーン記述による一般的な手順の例を示すフローチャート図である。
まず、あるシーンが開始するところからスタートし、当該シーンにおける初期処理として、現在のシーンを把握した上で、当該シーンで、シーンの開始時から終了時までに可能な処理について、どのイベントが発生すれば,どの処理プログラムを呼び出すかということ,たとえばサブメニューキーが押されたら,プログラム「サブメニューを表示する」を呼び出すということを設定する(シーンハンドラの設定)(ステップ1)。ここで、後述のサブメニュー表示の際など、もともと画面表示されている上に、オーバーラップして,あるいはどこか適切な画面内の領域に、メニュー項目が表示されることがある。この場合、もとから表示されている画面に対しての入力キーも引き続き有効であり、これと新しく表示したサブメニューで使用するキーを同じものにする場合もある。そこで、複数のメニューを限られたキーで扱うインタフェースでは画面上のメニューに対して任意のキーの入力の抑制機構として、ステップ1で設定されたイベントについて、キー入力ハンドラを設定する。たとえば、もとから表示されていたメニューで有効であったキーを、オーバーラップして新たにメニューが表示されると同時に、もとのメニューでは無効とし、新たなメニューで有効なキーとするように、1つのキーを複数のメニューに対して同一画面上で割り当てる。あるいは、もとのメニューで有効で、新たなメニューでは利用しないキーがあれば、それを有効にする。(ステップ2)。ハンドラの設定およびキー入力ハンドラの設定が完了すると、イベントが発生すればいつでも処理できる「待ち」状態になる(ステップ3)。そして、サブメニューキーが押されるなどのイベントが発生すると(ステップ4)、シーンハンドラ設定およびキー入力ハンドラ設定において設定したイベントであるか否かを判断する(ステップ5)。設定したイベントでなければ、再び正しいイベントが発生するのを待つ(ステップ3)。一方、設定したイベントであれば、シーンハンドラ設定で設定された処理プログラムを呼び出して、処理を行い(ステップ6)、当該シーンにおいてシーン終了時の処理を完了するまで、その他の処理などを行なうため、イベント待ち状態に戻りS3〜S6を繰り返す。
【0022】
以下、上記シーン記述を含むソフトウェア部18を備えたテレビジョン放送受信装置に対して、視聴者が種々のシーンにおいて所望の処理を実行させる場合の該テレビジョン放送受信装置の動作について、実施例1〜3に分けて説明する。
【0023】
まず、実施例1〜3において用いるリモートコントローラの一例を図4に示す。図において、51はサブメニューキーであり、図1のサブメニューキー13に相当し、サブメニュー表示を選択する。52はカーソルキーであり、テレビジョン画面に示されたカーソルを移動する。53は決定キーであり、上記カーソルが示す項目を選択する。54はテンキーであり、選局時にチャンネル番号を入力する際などに使用する。
【0024】
(実施例1)
本実施例1では、通常視聴シーンから視聴者が所望の処理を実行させる場合のテレビジョン放送受信装置の動作について上述の図1に従って説明する。
ここで、上記通常視聴シーンとは、通常の視聴状態,すなわち番組映像がテレビジョン画面22に表示され、スピーカ23より音声も発生している状態である。
【0025】
この通常視聴シーンになったとき、ソフトウェア部18は、リモートコントローラ12で入力されたキーの情報を受け取ったことなどによって、現在のシーンが通常視聴シーンであることを把握し、現在のシーンで有効なキーなどの条件と、該キーが押されるなどの条件が満たされたとき,すなわちイベントが発生したとき呼び出す処理プログラムとを設定する。なお、通常視聴シーンにおいては、すべてのキー入力を受け付けるようになっている。そして、視聴者が例えば6チャンネルを視聴中に、リモートコントローラ12のテンキー54のうち8のキーを押すと、8のキーが押されたという情報がソフトウェア18に送出される。ソフトウェア部18は、テンキー54が現在のシーン(通常視聴シーン)で有効なキーであることを確認し、テンキー54の入力によって選局プログラムを呼び出すというシーンハンドラにより、ソフトウェア部18にある選局プログラムを呼び出す。該選局プログラムが実行されることにより、デコーダ部17は8チャンネルの映像および音声を出力し、該映像はテレビジョン画面22に映し出され、該音声はスピーカ23から発生される。
このように、シーン記述に基づいて、シーンごとに適切な処理を実行できる。
【0026】
(実施例2)
本実施例2では、ジャンル検索結果シーンから視聴者が所望の処理を実行させる場合のテレビジョン放送受信装置の動作について説明する。
図5はジャンル検索結果シーンにおいてテレビジョン画面に表示されるサブメニューの例を示す図である。図において、61はジャンル検索結果一覧であり、視聴者が選択した映画,音楽などのいずれかのジャンルについて、その選択されたジャンルに該当する番組が一覧としてテレビジョン画面に表示されたものである。該番組には、現在放送中の番組だけでなく、放送予定の番組なども含まれる。62はカーソルであり、ジャンル検索結果一覧のうちの任意の1つの番組を示す。63はサブメニューであり、ジャンル検索結果一覧61において選択された番組に対して可能な処理を一覧として示したものである。64はサブカーソルであり、サブメニューのうちの任意の1つの項目を示す。(a)には、視聴者が、たとえば映画のジャンルを選択してジャンル検索した後、テレビジョン画面に表示されたジャンル検索結果一覧61を示している。(b)には、ジャンル検索結果一覧61から現在放送中の番組の1つである番組1にカーソル62を示してサブメニューキー51を押すことによって、番組1に対して可能な処理がサブメニュー63として表示されている。(c)には、ジャンル検索結果一覧61から将来放送予定の番組の1つである番組4にカーソル62を示してサブメニューキーを押すことによって、番組4に対して可能な処理がサブメニューとして表示されている。当該サブメニュー63には、現在放送されていない番組を視聴することはできないので、視聴などの項目がない。(b)および(c)は、カーソル62で示される番組の種類によって可能な処理(サブメニュー)は異なることを示している。すなわち、カーソル62で示される番組が、現在放送中ならば「視聴(選局動作を行なう)」を実行する項目が、未放映ならば「予約」を実行する項目が表示される。
【0027】
ここで、上記ジャンル検索結果シーンとは、ジャンル検索結果一覧が表示されている状態であり、該ジャンル検索結果シーンにおける番組のうちの1つの番組をカーソル62で示してサブメニューキー51を押してサブメニューが表示された状態では、ジャンル検索結果サブメニューシーンとなる。このとき、カーソル62で示した番組が現在放送中の番組か将来放送予定の番組かなどの番組の種類によって、該ジャンル検索結果サブメニューシーンは、異なる項目を持つサブメニューを表示する。
【0028】
上記ジャンル検索結果シーンにおけるテレビジョン放送受信装置の動作について、上述の図1に従って説明する。
まず、視聴者が、たとえば映画のジャンルを選択してジャンル検索すると、図5(a)のようなジャンル検索結果一覧61がテレビジョン画面に表示され、ジャンル検索結果シーンになる。このとき、ソフトウェア部18では、現在のジャンル検索結果シーンにおいて、有効なキーなどの条件と、該キーが押されるなどの条件が満たされたときに呼び出す処理プログラムとを設定する。そして、カーソル62が現在放送中の番組を示すとき、視聴者がリモートコントローラ12のサブメニューキー51を押すと、サブメニューキー51が押されたという情報がソフトウェア部18に送出される。ソフトウェア部18では、サブメニューキー51が現在のシーンで有効なキーであって、サブメニューキー51の入力によってジャンル検索結果から利用できるサブメニューを表示するシーンに遷移するためのプログラムを呼び出すという設定に従って、ソフトウェア部18にある当該プログラムを呼び出す。該プログラムによって、OSD部19にジャンル検索結果から利用できるサブメニューの描画が指示される。OSD部19は図5(b)に示すサブメニュー63を描画して出力し、テレビジョン画面22に図5(b)のように表示する。
【0029】
該サブメニュー63が表示されると、ジャンル検索結果サブメニューシーンに遷移したこととなり、当該ジャンル検索結果サブメニューシーンにおける初期処理として、当該シーンで有効なキーなどの条件と、該キーが押されるなどの条件が満たされたときに呼び出す処理プログラムを設定する。そして、視聴者が、たとえば「視聴」の項目をリモートコントローラ12に設けられたカーソルキー52で示して決定キー53を押すと、このイベントが発生したという情報がソフトウェア部18に送出される。ソフトウェア部18は、決定キー53が現在のシーンで有効なキーであって、決定キー53の入力によって選局プログラムを呼び出すという設定に従って、ソフトウェア部18に保持されている選局プログラムを呼び出す。該選局プログラムによって、デコーダ部17は、このときテレビジョン画面22に表示されているジャンル検索結果一覧61においてカーソル62で示されている番組の映像および音声を出力し、該映像はテレビジョン画面22に映し出され、該音声はスピーカ23から発生される。
【0030】
一方、ジャンル検索結果シーンにおいて、視聴者がカーソル62を移動して、将来放送予定の番組を示してサブメニューキー51を押したときも、上記のように放送中の番組を示してサブメニューを押したときと同様にして、ソフトウェア部18では、現在のシーンで有効なサブメニューキー51の入力によりジャンル検索結果から利用できるサブメニューを表示するシーンに遷移する処理プログラムを呼び出すという設定に従うが、このときの処理内容は、放送中の番組を示す場合とは異なる。したがって、テレビジョン画面31には図5(C)のように表示される。
【0031】
この図5(c)のサブメニュー63が表示されたときも、ジャンル検索結果サブメニューシーンに遷移したこととなり、(b)が表示されたときと同様にして、ソフトウェア部18では、当該シーンで有効なキーなどの条件と、条件が満たされたときに呼び出す処理を設定する。このとき設定されるシーンハンドラは、放送中の番組を示す場合とは異なるものが設定される。そして、現在のジャンル検索結果サブメニューシーンで、視聴者が、たとえば「予約」の項目をリモートコントローラ12に設けられたカーソルキー52で示して決定キー53を押すと、このイベントが発生したという情報がソフトウェア部18に送出される。ソフトウェア部18は、決定キー53が現在のシーンで有効なキーであって、決定キー53の入力によって予約選局プログラムを呼び出すという設定に従って、ソフトウェア部18に保持されている予約選局プログラムを呼び出す。該予約選局プログラムによって、カーソルキー52が示す番組が予約され、該番組が放送される時刻に、デコーダ部17は当該番組の映像および音声を出力し、該映像はテレビジョン画面22に映し出され、該音声はスピーカ23から発生される。
このように、サブメニューには、そのシーンごとに適切な処理を表示することができる。
(実施例3)
本実施例3では、番組表視聴シーンから視聴者が所望の処理を実行させる場合のテレビジョン放送受信装置の動作について説明する。
図6は番組表視聴シーンにおいてテレビジョン画面に表示されるサブメニューの例を示す図である。図において、71は番組表であり、現在放送中の番組および放送予定の番組を、新聞のテレビ欄のような表にまとめたものである。72はカーソルであり、番組表から1つの番組を示す。73はサブメニューAであり、番組表視聴時において可能な処理の一部を一覧として示したものである。74はサブカーソルであり、サブメニューから1つの項目を示す。75はサブメニューBであり、番組表視聴時において可能な処理の一部を一覧として示したものであって、サブメニューAとは異なるものを示す。(a)には、視聴者が番組表表示を選択して、テレビジョン画面に表示された番組表71を示している。(b)には、番組表71から10月1日(月)に101チャンネルで放送される番組Cにカーソル72を示してサブメニューキー51を押すことによって、番組Cに対して可能な処理がサブメニュー73として表示されている。(c)には、(b)の状態でさらにサブメニューキー51を押すか、あるいはサブメニュー73の項目「サブメニューB」にサブカーソル74を移動して、決定キー53を押すことによって(b)とは別のサブメニュー75が表示されている。
【0032】
ここで、上記番組表視聴シーンとは、テレビジョン画面に番組表が表示されている状態であり、該番組表視聴シーンにおける番組のうちの1つの番組をカーソル62で示してサブメニューキー51を押してサブメニューが表示された状態では、番組表サブメニューシーンとなる。
【0033】
また、番組表71は、上述の従来例と同様、カーソル72を、リモートコントローラ12に用意されているカーソルキー52で上下左右に移動させることによって、画面の範囲外に移動させようとすれば、スクロールが起き、このスクロールとともに、画面上に表示される番組の放送時間および放送日や放送局も変換する。カーソル72を下方向に進めてゆくと、放送日が当日から翌日、翌々日と移動してゆく。番組表71は視聴者が操作している当日から一週間後までをみることができるものである。
【0034】
上記番組表視聴シーンから視聴者が、所望の処理を実行させる場合のテレビジョン放送受信装置の動作について、上述の図1に従って説明する。
番組表71が表示された状態(番組表視聴シーン)で、ソフトウェア部18では、初期処理として、現在の番組表視聴シーンにおいて、有効なキーなどの条件と、該キーが押されるなどの条件が満たされたときに呼び出す処理とが設定されている。視聴者がリモートコントローラ12のサブメニューキー51を押すと、サブメニューキー51が押されたという情報がソフトウェア部18に送出される。ソフトウェア部18では、サブメニューキー51が現在のシーンで有効なキーであって、サブメニューキー51の入力により番組表から利用できるサブメニューAを表示するシーンに遷移する処理プログラムを呼び出すという設定に従って、当該プログラムをソフトウェア部18から呼び出す。該プログラムは、OSD部19に番組表から利用できるサブメニューAの描画を指示する。OSD部19は図6(b)に示すサブメニューA73を描画して出力し、テレビジョン画面22に図6(b)のように表示する。なお、番組表視聴シーンでは、カーソル72が示している番組にかかわらず、サブメニューキー51が押されると、図6(b)に示すサブメニューA73が表示される。
【0035】
該サブメニュー73が表示されると、番組表サブメニューシーンに遷移したこととなり、ソフトウェア部18では、当該シーンにおけるシーンハンドラを設定する。そして、視聴者が、たとえば「10月7日(日)の番組表」の項目をリモートコントローラ12に設けられたカーソルキー52で示して決定キー53を押すと、このイベントが発生したという情報がソフトウェア部18に送出される。ソフトウェア部18は、決定キー53が現在のシーンで有効なキーであって、上記項目での決定キー53の入力によって「10月7日(日)の番組表を表示するプログラム」を呼び出すという設定に従って、ソフトウェア部18に保持されている当該プログラムを呼び出す。該プログラムによって、OSD部19は10月7日(日)の番組表を描画して出力し、テレビジョン画面22に表示する。このとき、「一週間後の番組放送予定を表示する」という1つの処理を完了したので、サブメニュー73の表示は消える。
【0036】
このように、数日先に放映予定の番組を参照するような場合でも、リモートコントローラのカーソルキーを押し続けて画面上のカーソルを操作したり、あるいはページキーを何回も押すことなく、素早く、かつはるかに少ないキーストローク数で任意の日の放送予定を知ることが可能となる。
【0037】
次に、視聴者が、サブカーソル74を「サブメニューB」に示して決定キー53を押すか、あるいはリモートコントローラ12のサブメニューキー51を押すと、ソフトウェア部18は、決定キー53,あるいはサブメニューキー51が現在のシーンで有効なキーであって、上記項目での決定キー53の入力,あるいはサブメニューキー51の入力によって「サブメニューBを表示するシーンに遷移するプログラム」を呼び出すという設定に従って、当該プログラムを呼び出す。該プログラムは、OSD部19にサブメニューBの描画を指示する。OSD部19は図6(c)に示すサブメニューB75を描画して出力し、テレビジョン画面22に図6(c)のように表示する。このときも、カーソル72が示している番組にかかわらず、サブカーソル74が「サブメニューB」を示すとき決定キー53が押されるか,あるいはサブメニューキー51が押されると、図6(c)に示すサブメニューB75が表示される。
【0038】
該サブメニューB75が表示されると、サブメニューAとは異なる番組表サブメニューシーンに遷移したこととなり、ソフトウェア部18では、当該番組表サブメニューシーンにおける初期処理としてシーンハンドラを設定する。そして、視聴者が、さらに番組Bにカーソル72を示して、サブカーソル74を「選局」の項目に移動して決定キー53を押すと、このイベントが発生したという情報がソフトウェア部18に送出される。ソフトウェア部18は、決定キー53が現在のシーンで有効なキーであって、上記項目での決定キー53の入力によって「選局プログラム」を呼び出すという設定に従って、ソフトウェア部18に保持されている当該プログラムを呼び出す。該プログラムによって、番組Bは予約選局され、該番組が放送される時刻に、デコーダ部15は当該番組の映像および音声を出力し、該映像はテレビジョン画面22に映し出され、該音声はスピーカ23から発生される。
このように、視聴者は、一定のキーを押すなどの限られた操作をすることによって、様々なサブメニュー機能による処理を行なうことができ、負担が少ない。
【0039】
なお、上記サブメニューは、視聴者の操作に対するナビゲーションやヘルプの際に用いることも可能である。たとえば、ある操作を視聴者が行なう必要がある場面で、サブメニューで操作の説明などを表示させれば簡易ヘルプとして利用することができる。
また、上記サブメニューの表示をテレビジョン画面に限定する必要はない。リモートコントローラになんらかの表示装置を追加して、リモートコントローラそのものに情報をフィードバックし、それをもとにサブメニューを表示する構成としてもよい。
【0040】
このようにして、本実施の形態によるテレビジョン放送受信装置では、ソフトウェア部にシーン記述を備えて、シーンごとに受け付けるイベントと該イベントによって呼び出すプログラムを設定し、該プログラムによって処理するようにしたから、シーンごとに目的にあった処理のメニューだけを表示でき、画面上に表示できる情報量を増加することができるとともに、メニュー項目の設定を容易に変更して機能を追加することも可能である。
【0041】
また、ソフトウェア部では、メニュー項目を選択するためのイベントをメニュー項目に応じて有効,あるいは無効とする,メニュー項目に対するイベントの抑制機構を有するものとしたから、同一のキーで操作可能になり、全体に必要なキーの数を削減することができる。
【0042】
また、サブメニューを画面表示するためのサブメニューキーと、サブメニューから共通のキー操作で項目を選択して実行させるためのキーを設けたから、メニューの項目選択の操作を共通化して視聴者の操作を容易にすることができる。
また、サブメニューキーを設けた入力手段をリモートコントローラに備えたから、視聴者の操作をより容易にすることができる。
【0043】
なお、本実施の形態によるテレビジョン放送受信装置は、上記サブメニュー機能を一部に実装し、これと市販のテレビジョン受像機を組み合わせて用いたが、上記サブメニュー機能をテレビジョン放送受信装置の組み込みソフトウェアとして実装してもよいし、あるいは直接テレビジョン受像機の内部に組み込みソフトウェアとして実装しても同様の効果を得ることが可能である。
【0044】
また、上記実施の形態においては、テレビジョン放送受信装置とテレビジョン受像機とを組み合わせて、該テレビジョン放送受信装置に備えられたリモートコントローラを利用した対話インタフェースに限定したが、ビデオカメラや音響機器のように何通りかの階層構造的操作がある機器において、サブメニュー機能を実装してもよい。たとえば、カセットテープ,MD,CD,VIDEO−CD,DVDなどのさまざまな媒体を利用でき、またラジオやテレビ受信などの付加機能が多数用意されたステレオセットにおいては、ユーザが利用できる機能が多く、リモートコントローラのキー数なども増加しているので、このような製品にサブメニュー機能を実装する例を図7に示す。リモートコントローラ81にサブメニューキー82を用意し、サブメニューをステレオ83の前面の表示画面に表示する。このとき、上記実施の形態におけるシーンに相当するのはユーザが利用しようとしている媒体であり、たとえばCDプレイヤーを利用している場合、CDの演奏モード(ランダム再生,通常再生,繰り返し再生など)、必要ならば他の媒体との連携メニュー(MD/テープ録音など)をサブメニューの項目として用意すれば、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
【0045】
また、上記サブメニューを、図7のようにステレオ本体に表示する形式に換えて、リモートコントローラそのものに表示するようにしてもよい。図8に示すように、リモートコントローラ91に大型液晶などの表示装置92を付加し、ステレオ本体との情報のやりとりでリモコンそのものにサブメニュー93を表示する。さらに、表示装置92にタッチセンサーを付加したものを搭載すれば、ボタンそのものを用いず画面に触れて操作することができ、これにより機械的構造を減らすことができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明(請求項1)にかかる機器によれば、機器とユーザとの対話インタフェースによって種々の処理が実行される機器において、任意のシーン(場面)において、いずれのシーン(場面)にあるかを把握して当該シーン(場面)で受け付けるイベントと該イベントによって呼び出すプログラムを設定するステップと、呼び出されたプログラムによって処理するステップとからなる記述を含み、該記述に基づいて各シーン(場面)で可能な処理を示すメニュー項目からなるサブメニューを画面表示させ、また、入力手段に設けられたキー状態を含むイベント状態を管理するための処理プログラムを含むソフトウェア手段と、上記サブメニューを表示する表示手段と、上記イベントとしてのキーを入力,及び上記メニュー項目を選択する入力手段とを備えた構成としたから、目的にあったメニューを必要に応じて表示でき、画面上に表示できる情報量を増加することができるとともに、メニュー項目の設定を容易に変更して機能を追加することができる効果がある。
【0047】
さらに、上記ソフトウェア手段は、当該シーンで選択可能なメニュー項目からなるもとのメニューと,上記もとのメニューが表示されている場合に発生したイベントによって表示されるサブメニューとしての新たなメニューの,複数のメニューを表示する場合に、上記もとのメニューに対してのキーによる入力は有効とし、上記もとのメニュー及び上記新たなメニューで有効なキーは上記もとのメニューでは無効とし、上記もとのメニューで有効で上記新たなメニューでは利用しないキーは上記もとのメニューで有効にする,該メニュー項目に対するイベントの抑制機構を有するものとしたから、同一のキーで操作可能になり、全体に必要なキーの数を削減することができる効果がある。
【0048】
また、本発明(請求項2)にかかるテレビジョン放送受信装置によれば、請求項1に記載の機器であって、テレビジョン信号を受信し、任意のチャンネルの番組を選局視聴できる受信手段と、図形および文字を画面表示するOSD(On Screen Display)手段と、上記表示手段であるとともに、上記テレビジョン信号の映像を表示するテレビジョン画面と、上記テレビジョン信号の音声を出力するスピーカとを含むテレビジョン受像機とをさらに備えた構成としたから、目的にあったメニューを必要に応じて表示でき、画面上に表示できる情報量を増加することができるとともに、メニュー項目の設定を容易に変更して機能を追加することができる効果がある。
【0049】
また、本発明(請求項3)にかかるテレビジョン放送受信装置によれば、請求項2に記載のテレビジョン放送受信装置において、上記入力手段は、任意のシーン(場面)で押すことによって、当該シーン(場面)で可能な処理を示すサブメニューを画面表示するためのサブメニューキーと、上記サブメニューから、共通のキー操作で項目を選択して実行させるためのキーをさらに有し、上記ソフトウェア手段は、上記イベント状態を管理するための処理プログラムに基づいて、上記サブメニューを画面表示したり、該サブメニューから項目を選択実行するものとしたから、メニューの項目選択の操作を共通化して視聴者の操作を容易にすることができる効果がある。
【0050】
また、本発明(請求項4)にかかるテレビジョン放送受信装置は、請求項2または3に記載のテレビジョン放送受信装置において、上記入力手段は、リモートコントローラに含まれて備えたものとしたから、視聴者の操作をより容易にすることができる効果がある。
【0051】
また、本発明(請求項5)にかかるプログラム記録媒体は、機器とユーザとの対話インタフェースによって種々の処理が実行される機器において組み込まれる,プログラムが記録された媒体であって、上記プログラムは、任意のシーン(場面)において、いずれのシーン(場面)にあるかを把握して当該シーン(場面)で受け付けるイベントと該イベントによって呼び出すプログラムを設定するステップと、呼び出されたプログラムによって処理するステップとからなる記述を含み、該記述に基づいて各シーン(場面)で可能な処理を示すメニュー項目からなるサブメニューを画面表示させ、また、上記機器に備えられた,入力手段に設けられたキー状態を含むイベント状態を管理するための処理プログラムを含むものとしたから、目的にあったメニューを必要に応じて表示でき、画面上に表示できる情報量を増加することができるとともに、メニュー項目の設定を容易に変更して機能を追加することができる効果がある。
【0052】
さらに、上記ソフトウェア手段は、当該シーンで選択可能なメニュー項目からなるもとのメニューと,上記もとのメニューが表示されている場合に発生したイベントによって表示されるサブメニューとしての新たなメニューの,複数のメニューを表示する場合に、上記もとのメニューに対してのキーによる入力は有効とし、上記もとのメニュー及び上記新たなメニューで有効なキーは上記もとのメニューでは無効とし、上記もとのメニューで有効で上記新たなメニューでは利用しないキーは上記もとのメニューで有効にする,該メニュー項目に対するイベントの抑制機構を有するものとしたから、同一のキーで操作可能になり、全体に必要なキーの数を削減することができる効果がある。
【0053】
また、本発明(請求項6)にかかるプログラム記録媒体は、請求項5に記載のプログラム記録媒体において、上記機器に備えられた,上記イベントとしてのキーを入力,及び上記メニュー項目を選択する入力手段において、設けられたキー状態を含むイベント状態を管理するための処理プログラムをさらに含み、該処理プログラムに基づいて、上記サブメニューを画面表示したり、該サブメニューから項目を選択実行するものとしたから、メニューの項目選択の操作を共通化して視聴者の操作を容易にすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態によるテレビジョン放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態によるテレビジョン放送受信装置におけるソフトウェア部に含まれるシーン記述の内容の一例を示す図である。
【図3】 シーンにおいて可能な処理が実行されるまでのシーン記述による一般的な手順の例を示すフローチャート図である。
【図4】 実施例1〜3において用いるリモートコントローラの一例を示す図である。
【図5】 実施例2によるジャンル検索結果シーンにおいて、テレビジョン画面に表示されるサブメニューの例を示す図である。
【図6】 実施例3による番組表視聴シーンにおいて、テレビジョン画面に表示されるサブメニューの例を示す図である。
【図7】 サブメニュー機能を実装したステレオセットの一例を示す図である。
【図8】 リモートコントローラに大型液晶などの表示装置を付加し、ステレオ本体との情報のやりとりでリモートコントローラそのものにサブメニューを表示する例を示す図である。
【図9】 従来のテレビジョン受信装置においてユーザが外部から入力する選局ボタンの例を示すものである。
【図10】 従来のテレビジョン受信装置において画面表示される番組表を示した図である。
【符号の説明】
11 テレビジョン放送受信装置本体
12 リモートコントローラ
13 サブメニューキー
14 受信部
15 デコーダ部
18 ソフトウェア部
19 OSD部
21 テレビジョン受像機
22 テレビジョン画面
23 スピーカ
31 シーンハンドラの設定
32 処理内容
51 サブメニューキー
52 カーソルキー
53 決定キー
54 テンキー
61 ジャンル検索結果一覧
62 カーソル
63 サブメニュー
64 サブカーソル
71 番組表
72 カーソル
73 サブメニューA
74 サブカーソル
75 サブメニューB
81 リモートコントローラ
82 サブメニューキー
83 ステレオ
91 リモートコントローラ
92 表示装置
93 サブメニュー
101 テレビジョン受信装置本体
102 選局部
103 リモートコントローラ
104 信号入力部
105 チャンネルUp/Downボタン
106 チャンネルボタン

Claims (6)

  1. 機器とユーザとの対話インタフェースによって種々の処理が実行される機器において、
    任意のシーンにおいて、いずれのシーンにあるかを把握して当該シーンで受け付けるイベントと該イベントによって呼び出すプログラムを設定するステップと、呼び出されたプログラムによって処理するステップとからなる記述を含み、該記述に基づいて各シーンで可能な処理を示すメニュー項目からなるサブメニューを画面表示させ、また、入力手段に設けられたキー状態を含むイベント状態を管理するための処理プログラムを含むソフトウェア手段と、
    上記サブメニューを表示する表示手段と、
    上記イベントとしてのキーを入力,及び上記メニュー項目を選択する入力手段とを備え、
    上記ソフトウェア手段は、当該シーンで選択可能なメニュー項目からなるもとのメニューと,上記もとのメニューが表示されている場合に発生したイベントによって表示されるサブメニューとしての新たなメニューの,複数のメニューを表示する場合に、上記もとのメニューに対してのキーによる入力は有効とし、上記もとのメニュー及び上記新たなメニューで有効なキーは上記もとのメニューでは無効とし、上記もとのメニューで有効で上記新たなメニューでは利用しないキーは上記もとのメニューで有効にする,該メニュー項目に対するイベントの抑制機構を有することを特徴とする機器。
  2. 請求項1に記載の機器であって、
    テレビジョン信号を受信し、任意のチャンネルの番組を選局視聴できる受信手段と、
    図形および文字を画面表示するOSD(On Screen Display)手段と、
    上記表示手段であるとともに、上記テレビジョン信号の映像を表示するテレビジョン画面と、上記テレビジョン信号の音声を出力するスピーカとを含むテレビジョン受像機とをさらに備えたことを特徴とするテレビジョン放送受信装置。
  3. 請求項2に記載のテレビジョン放送受信装置において、
    上記入力手段は、任意のシーンにおいてキー選択されることにより,当該シーンで可能な処理を示すサブメニューが画面表示されるサブメニューキーと、上記サブメニューから、共通のキー操作で項目を選択して実行させるためのキーをさらに有し、
    上記ソフトウェア手段は、上記イベント状態を管理するための処理プログラムに基づいて、上記サブメニューを画面表示したり、該サブメニューから項目を選択実行することを特徴とするテレビジョン放送受信装置。
  4. 請求項2または3に記載のテレビジョン放送受信装置において、
    上記入力手段は、リモートコントローラに含まれて備えられていることを特徴とするテレビジョン放送受信装置。
  5. 機器とユーザとの対話インタフェースによって種々の処理が実行される機器において組み込まれる,プログラムが記録された媒体であって、
    上記プログラムは、任意のシーンにおいて、いずれのシーンにあるかを把握して当該シーンで受け付けるイベントと該イベントによって呼び出すプログラムを設定するステップと、呼び出されたプログラムによって処理するステップとからなる記述を含み、該記述に基づいて各シーンで可能な処理を示すメニュー項目からなるサブメニューを画面表示させ、また、上記機器に備えられた,上記イベントとしてのキーを入力,及び上記メニュー項目を選択する入力手段に設けられたキー状態を含むイベント状態を管理するための処理プログラムを含み、
    上記プログラムは、当該シーンで選択可能なメニュー項目からなるもとのメニューと,上記もとのメニューが表示されている場合に発生したイベントによって表示されるサブメニューとしての新たなメニューの,複数のメニューを表示する場合に、上記もとのメニューに対してのキーによる入力は有効とし、上記もとのメニュー及び上記新たなメニューで有効なキーは上記もとのメニューでは無効とし、上記もとのメニューで有効で上記新たなメニューでは利用しないキーは上記もとのメニューで有効にする,該メニュー項目に対するイベントの抑制機構を有することを特徴とするプログラム記録媒体。
  6. 請求項5に記載のプログラム記録媒体において、
    上記機器に備えられた,上記イベントとしてのキーを入力,及び上記メニュー項目を選択する入力手段において、設けられたキー状態を含むイベント状態を管理するための処理プログラムをさらに含み、該処理プログラムに基づいて、上記サブメニューを画面表示したり、該サブメニューから項目を選択実行することを特徴とするプログラム記録媒体。
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