JPH05307014A - 水素ガスセンサー - Google Patents

水素ガスセンサー

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JPH05307014A
JPH05307014A JP13627092A JP13627092A JPH05307014A JP H05307014 A JPH05307014 A JP H05307014A JP 13627092 A JP13627092 A JP 13627092A JP 13627092 A JP13627092 A JP 13627092A JP H05307014 A JPH05307014 A JP H05307014A
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JP
Japan
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gas
hydrogen gas
sensitivity
hydrogen
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP13627092A
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English (en)
Inventor
Akira Kunimoto
晃 国元
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Riken Corp
Original Assignee
Riken Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水素ガス感度が良好であるとともに、アルコ
ール等の他のガスに対して不感応である水素ガスセンサ
ーを提供する。 【構成】 対向する一対の電極2a、2bと、電極2
a、2b間に形成された膜厚 0.5μm以下のSnO2
ス感応膜3とを有し、ガス感応膜3が、( SnO2)
x ( Pty Pd1-y ) 1-x (ただし、0.7 ≦x≦ 0.99
5、0≦y≦ 0.5)で表わされる膜組成を有することを
特徴とする水素ガスセンサー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水素ガスセンサーに関
し、特に種々のガスが存在するときでも水素に対する感
応選択性が良好な水素ガスセンサーに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】金属酸
化物、特にSnO2 を使用した水素ガスセンサーは、家
庭用ガス漏れ警報器として広く普及しており、すでに市
場に出てから15年以上経過している。その為、水素ガス
センサーといえば家庭用ガス漏れ警報器としてのイメー
ジが強いが、実際はその他の分野でも広く使われてい
る。例えば、室内での空気の汚れ、特に喫煙時のタバコ
粒子や臭い等を検知するために空気清浄器に取り付けた
り、各種工業計測用機器に取り付けたりされている。
【0003】また、最近では各種のガスを利用する製造
工場が多いが、とりわけ半導体の製造工場では、単結晶
シリコン基板上にガス化学反応を用いたCVDプロセス
を実施するために、毒性の強いガスや爆発性のガスが多
量に使用されている。H2 ガスは各種のガスのキャリア
ガスとして多量に使われているが、水素ガスは爆発性が
強いガスであり、この漏洩をいち速く検知することが必
要である。
【0004】一方、この半導体製造工場においては、洗
浄剤としてイソプロピルアルコール(IPA)も多量に
使用されており、常に空気中に存在している。やっかい
なことに、このIPAの濃度はかなりの範囲で変動し、
瞬間的には数千ppmにも達することがある。このよう
な条件下で、水素の漏洩を確実に検知することは現状の
水素ガスセンサーでは難しい。そのため、頻繁に誤警報
が発せられているのが現状である。警報が発せられるた
びに、従業員は一時退避する必要があるので、生産効率
を妨げる原因となっている。
【0005】また、火災警報の分野においても水素セン
サを使って火災の早期警報を行うことが検討されてい
る。現状の火災警報は温度検知と煙検知により警報を発
するシステムになっているが、この検知方法では検知精
度そのものに問題があるだけでなく、特に煙検知におい
てはタバコの煙と区別がつけずらいという問題もある。
従って、誤警報を発しないようにかなりの安全係数をみ
た警報点設定がなされている。このため、この警報レベ
ルを越える程の火災の進行があって初めて警報を発する
ので、火災の早期警報が困難である。
【0006】火災の早期警報のためには、火炎が発生す
る前の薫焼状態で発生するガスを検知するのが良い。特
に、水素の拡散速度は他のガスに較べて大きいので、水
素ガスの検知は火災の早期検知に適している。しかしな
がら、この場合も誤警報を発しないようにするには、確
実に水素だけに感応するようでなければならない。とこ
ろが、他のガス、特に室内塗料や建材等から発生するア
ルコール類は最も誤警報の原因となり易い。
【0007】このような状況において、水素選択性の高
い水素ガスセンサーについて種々の提案がなされてい
る。例えば、特開平1−250851号は、図5に示す
ように、絶縁性基板51と、基板51の一方の面上に形
成された対向する一対の電極52a、52bと、電極5
2a、52bをカバーするように形成されたガス感応膜
53と、基板51の反対側の面上に形成されたヒータ5
4と、ヒータ54に接続されたリード線55と、SnO
2 ガス感応膜53上に形成された触媒層56とを有する
水素ガスセンサーを開示している。触媒層56は触媒
(Pt等)を担持したアルミナ粒子からなり、厚膜印刷
により形成されている。しかしながら、この水素ガスセ
ンサーでは、触媒層56がスクリーン印刷により形成さ
れているため、膜厚のバラツキが大きく、特性管理が難
しいという問題がある。
【0008】特開昭59−120945号は、図6に示すよう
に、SnO2 ガス感応膜63上にSiO2 、アルミナ等
の酸化物からなるガス不感応薄膜層66を設けてなる水
素ガスセンサーを開示している。この構成はいわゆる分
子篩いの原理を利用している。すなわち、最も分子径の
小さなガスである水素はガス不感応薄膜層66を通過で
きるが、分子径の大きなアルコール等は通過できない。
このため、水素に対する感度だけが選択的に向上する。
なお、その他の部分は図5と同じであり、図5に対応す
る参照番号を付してある。
【0009】上記水素ガスセンサーのガス不感応薄膜層
の製法としては、SiO2 を用いる場合、トリメチルク
ロルシラン[(CH3 3 SiCl]の蒸気中にてセン
サ素子を加熱保持することにより熱分解させ、酸素との
反応を起こさせる一種のCVD法が用いられる。このた
め、ガスの取扱いや処理に注意を要するとともに、装置
コストが高くなってしまうという問題がある。
【0010】その上、図5及び図6に示される方式で
は、アルコール不感化のために特別な工程を必要とする
ので、製造コストが高いだけでなく、センサーの特性を
常に管理するためのコストも高い。
【0011】特開平1−189553号は、酸化スズ
(SnO2-x 、x≦1)とPt、Pd、Irのいずれか
1種あるいは2種以上をスパッタリング法あるいは加熱
蒸着法により、同時蒸着させて、Pt、Pd、Irのい
ずれか1種あるいは2種以上を合計で0.1〜20重量
%酸化スズ中に微細に分散させることを特徴とする還元
性ガスセンサー用酸化スズ半導体の製造方法を開示して
いる。しかしながら、このガスセンサーでは、アルコー
ルガスに対して不感化した水素検知という点で不十分で
ある。
【0012】従って、本発明の目的は、このような問題
を解消したガスセンサーを提供することであり、特に極
めて単純な素子構成にて従来の水素ガスセンサー以上の
水素選択性を有する水素ガスセンサーを提供することで
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者は、以下のことを発見した。
【0014】(1) 触媒元素としてアルコール感度を低下
させる効果が大きいものはPdであるが、水素感度を増
大するには、Ptが有利である。従って、水素/アルコ
ール感度の感度比でみると、Pdを主体にしてアルコー
ル感度を下げるとともに、Pt添加により水素感度を改
善するのがよい。
【0015】(2) 水素感度自体はSnO2 ガス感応膜の
厚みに大きく依存し、膜厚が小さい程感度が高くなる。
【0016】(3) 水素ガスセンサーでは感度と同等に重
要であるガス応答特性でも、膜厚が小さい程良くなる。
具体的には、膜厚を0.5μm以下にした方が良い。本
発明は以上の発見に基づき想到したものである。
【0017】すなわち、本発明の水素ガスセンサーは、
対向する一対の電極と、前記電極間に形成された膜厚
0.5μm以下のSnO2 ガス感応膜とを有し、前記ガス
感応膜が、重量比で( SnO2 ) x (Pty Pd1-y )
1-x (ただし、0.7 ≦x≦ 0.995、0≦y≦ 0.5)で表
わされる膜組成を有することを特徴とする。
【0018】
【実施例】本発明の水素ガスセンサーの一例を図1に示
す。本発明の水素ガスセンサーは、絶縁性基板1と、基
板1の一方の面上に形成された対向する一対の電極2
a、2bと、電極2a、2bをカバーするように形成さ
れたガス感応膜3と、基板1の反対側の面上に形成され
たヒータ4と、ヒータ4に接続されたリード線5とを有
する。
【0019】基板1は、絶縁性を有するものであればい
かなる材質でもよいが、耐熱性及び耐久性の観点からセ
ラミックス製とするのが好ましい。特に好ましいセラミ
ックスとしては、 Al 2 O 3 、SiO2 等が挙げられ
る。基板1の厚さは0.1〜0.6mmであるのが好ま
しい。0.1mmより薄いとセンサーの機械的強度が不
十分であり、また0.6mmより厚いとヒータ4による
加熱効果が不十分となる。
【0020】対向する一対の電極2a、2b間に形成さ
れるガス感応膜3は、Pt及びPdの触媒金属が均一に
分散したSnO2 からなる。このガス感応膜は、重量比
で(SnO2 ) x (Pty Pd1-y ) 1-x (ただし、0.7
≦x≦ 0.995、0≦y≦ 0.5)で表わされる膜組成を
有する。このためには、まずSnO2 ガス感応膜中にP
t及びPdを総量で 0.5重量%〜30重量%になるよう分
散添加する。Pt及びPdの総量が 0.5重量%未満であ
ると、水素ガスに対する感度が不十分である。一方、P
t及びPdの総量が30重量%を超えるとSnO2 膜の
半導体としての性質が失われ、また膜インピーダンスが
大きくなりすぎて、水素ガスセンサーとして機能しなく
なる。特に好ましいPtとPdの総量は2〜30重量%
である。
【0021】PtとPdとの重量比に関しては、Pt量
(y)が0重量%〜50重量%、特に10重量%〜40重
量%とするのが好ましい。Pt量(y)が10重量%未
満であると、水素ガス感度が低い。Pt量(y)が50
重量%を超えると、他のガス(アルコール等)に対して
水素ガスの選択的感応性が低下する。
【0022】ガス感応膜3は0.5μm以下の厚さに形
成する必要がある。ガス感応膜3の膜厚が0.5μmを
超えると、水素ガス感度が低下し、応答時間が長くな
る。好ましいガス感応膜3の膜厚は0.05〜0.5μ
mである。
【0023】ガス感応膜3中に触媒元素を直接分散添加
するには、特開昭1−189553号に記載の方法に従
って行うことができる。すなわち、触媒金属が均一に分
散したSnO2 膜をスパッタリング法あるいは真空加熱
蒸着法により絶縁性セラミックス基板1の上に直接形成
する。
【0024】スパッタリング法を用いる場合、SnO2
焼結体からなるターゲットの表面にPt及びPdの板状
チップを張り付けて、複合ターゲットを形成することが
できる。SnO2 焼結体の表面積に対するPt及びPd
の板状チップの表面積の比率は、ガス感応膜中のPt及
びPdの含有量に応じて決める。
【0025】スパッタリングにおける雰囲気ガスは、ア
ルゴン又はアルゴン+酸素の混合ガスとするのが好まし
い。また、スパッタリング温度は室温〜400℃とする
のが好ましい。スパッタリング時間はガス感応膜の膜厚
に応じて適宜決めることができる。
【0026】スパッタ時の負荷電力は、ガス感応膜がP
t及びPdの金属相とSnO2 相との2相組織となるよ
うに、雰囲気ガス及び温度等を考慮して決める。一般的
に、ターゲットの面積当たり約1W/cm2 以上である
と、結晶質の金属相(Pt及びPd)とSnO2 との2
相組織が得られる。約1W/cm2 未満の負荷電力の場
合、X線回折ではハローパターンが見られ、非晶質の薄
膜となる。また、作動ガスがアルゴン単独の場合非晶質
状態になりやすく、アルゴン+酸素の混合ガスの場合、
結晶質になりやすい。しかし、非晶質状態のものも約4
00℃以上の大気中で熱処理することにより、2相組織
とすることができる。
【0027】2相組織からなるガス感応膜に電極を取り
付けると、電気抵抗はSnO2 単体よりも大きいが、十
分抵抗変化を測定できる範囲である。
【0028】なお、真空加熱蒸着法を用いた場合でも、
同様に触媒金属とSnO2 との2相組織からなるガス感
応膜が得られる。
【0029】本発明の水素ガスセンサーは、200〜4
50℃の作動温度において、良好な水素ガス検出感度を
示す。この温度範囲になるように、ヒータ4に通電す
る。
【0030】
【実施例】本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0031】実施例1 高周波RFスパッタリング装置にて、SnO2 ターゲッ
ト(直径100mm)の表面に1mm角のPdチップを
接着し、複合ターゲットを作製した。Pdチップの付着
枚数は、基板上に形成されるSnO2 膜中のPd重量比
が0〜約50重量%となるように、種々変更した。但し、
Pd重量比が1重量%以下の場合、Pdチップをターゲ
ット表面に接着する方法では均一性が得られないので、
SnO2ターゲット中にPd粉末を直接添加したものを
用いた。
【0032】センサー素子の基板として、 0.2mm厚の
アルミナ基板の表面にPt薄膜の対向電極を形成し、裏
面にPt薄膜ヒーターを形成したものを用いた。上記タ
ーゲットを用いたスパッタリング法により、基板の電極
間に各種の膜厚のガス感応膜を形成した。RFスパッタ
電力は 1.3W/cm2 で、膜厚が 0.3μmと一定になる
ように、スパッタリング時間を調整した。
【0033】図2に、水素とエタノールとの感度比及び
エタノール感度のPd触媒量依存性を示す。ここでガス
感度とは、清浄エアー中での素子抵抗値(Ra)とガス
検知時の素子抵抗値(Rg)との比(Ra/Rg)をい
い、この感度の値が大きい程、センサー出力が大きい。
また、感度比は[水素 100ppmでの感度/エタノール
300ppmでの感度]と定義する。
【0034】図2から明らかなように、Pd添加量が
0.5重量%以上に増えるに従って、感度比は増加してい
き、30重量%まではその効果が十分大きい。しかし、3
0重量%を超えるPd添加量ではガス感応膜の抵抗値が
高くなり過ぎて、感度測定が不可能となる。
【0035】一方、エタノール感度も、Pd添加量が
0.5重量%以上になると低減され、アルコールに対して
不感化されることが分かる。従って、 0.5重量%以上30
重量%以下のPdをSnO2 膜中に添加することによ
り、アルコールに殆ど干渉されずに水素ガスを検知でき
る水素ガスセンサーが得られることになる。
【0036】実施例2 実施例1と同様にして薄膜水素ガスセンサーを作製した
が、本実施例ではSnO2 膜中のPd添加量を約8重量
%に固定し、SnO2 ガス感応膜の厚みを500オング
ストローム(0.05μm)〜20000オングストロ
ーム(2μm)の範囲で変化させて、水素ガス感度及び
90応答時間の膜厚依存性を調べた。なお、T90応答時
間は飽和出力値の90%の値を示す時間と定義する。結
果を図3に示す。
【0037】図3から明らかなように、水素感度は、ガ
ス感応膜の膜厚が6000オングストローム(0.6μm)
以下になると急激に増大し、 500オングストローム
(0.05μm)で最大値25となる。一方、ガスセンサ
において感度と同様に重要な特性であるガス応答特性
(T90応答時間)を見ると、膜厚が小さい程、応答時間
が短いことが判る。即ち、ガス感度及びガス応答の両特
性を改善するには、Pdを添加分散したSnO2 ガス感
応膜の厚みを5000オングストローム以下にすることが必
要である。しかし、この実施例では、膜厚が 500オング
ストローム未満になると膜抵抗値が高くなり過ぎて、水
素ガスの検出が不可能となってしまう。
【0038】実施例3 実施例1と同様にして薄膜型水素ガスセンサーを作製し
たが、本実施例ではSnO2 膜に添加するPdを0〜10
0 %の範囲でPtで置換し、そのときの水素ガス感度及
びエタノール感度のPt添加比率依存性を調べた。ただ
し、ガス感応膜厚を3000オングストローム(0.3μ
m)に、Pd及びPtの総重量は20重量%に固定した。
結果を図4に示す。
【0039】図4から明らかなように、Pdの一部をP
tで置換して行くと、10%置換量でも水素感度は約15%
向上し、 100%置換では62%の向上が得られることが分
かる。一方、エタノール感度は40%置換量では殆ど感度
変化は無く、エタノールにはほぼ不感であるが、50%を
越えるとエタノール感度が大きくなる。従って、水素/
アルコール感度比で見ると、Pdを50%以下(特に10
〜40%)の範囲のPtで置換してやると、アルコール
にはほぼ不感のままで水素感度を増大させることができ
る。
【0040】以上のように、本発明の水素ガスセンサー
においては、SnO2 ガス感応膜中に触媒としてPd及
びPtを分散添加したことを特徴とするが、水素ガスに
対する選択的な感度を損なわない限り、例えば膜シンタ
リング防止等の目的のために、第3元素をSnO2 膜中
に添加することも本発明の範囲内である。
【0041】
【発明の効果】以上の構成からなる本発明は、以下の効
果を有する。
【0042】(1) 殆どアルコールに不感で良好な水素ガ
ス感度を有する水素ガスセンサーを、少ない製造工程で
低コストで得ることができる。
【0043】(2) 本発明の水素ガスセンサーの特性
は、ガス感応膜の膜厚及びSnO2 膜中のPd及びPt
触媒の添加量を制御することにより、簡単かつ確実に管
理ができる。
【0044】(3) 本発明の水素ガスセンサーは小型化が
容易であり、バッチプロセスによる量産効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による水素ガスセンサーを示
す概略断面図である。
【図2】実施例1の水素ガスセンサーを使用した場合に
おいて、水素ガス/エタノール感度比及びエタノール感
度とPd添加量との関係を表わすグラフである。
【図3】実施例2の水素ガスセンサーを使用した場合に
おいて、水素ガス感度及びT90ガス応答時間とガス感応
膜の膜厚との関係を表わすグラフである。
【図4】実施例3の水素ガスセンサーを使用した場合に
おいて、水素ガス及びエタノールに対する感度とPt/
Pdの重量比との関係を表わすグラフである。
【図5】従来の水素ガスセンサーの一例を示す概略断面
図である。
【図6】従来の水素ガスセンサーの他の例を示す概略断
面図である。
【符号の説明】
1 基板 2a、2b 電極 3 ガス感応膜 4 ヒータ 5 リード線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対の電極と、前記電極間に形
    成された膜厚 0.5μm以下のSnO2 ガス感応膜とを有
    する水素ガスセンサーにおいて、前記ガス感応膜が、重
    量比で( SnO2 ) x (Pty Pd1-y ) 1-x (ただ
    し、0.7 ≦x≦0.995、0≦y≦ 0.5)で表わされる膜
    組成を有することを特徴とする水素ガスセンサー。
JP13627092A 1992-04-28 1992-04-28 水素ガスセンサー Pending JPH05307014A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016530544A (ja) * 2013-09-12 2016-09-29 コリア・アドバンスト・インスティテュート・オブ・サイエンス・アンド・テクノロジー 液体内の溶存水素ガス濃度測定用水素センサ素子およびこれを用いた水素ガス濃度測定方法

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JP2016530544A (ja) * 2013-09-12 2016-09-29 コリア・アドバンスト・インスティテュート・オブ・サイエンス・アンド・テクノロジー 液体内の溶存水素ガス濃度測定用水素センサ素子およびこれを用いた水素ガス濃度測定方法
US9977006B2 (en) 2013-09-12 2018-05-22 Korea Advanced Institute Of Science And Technology Hydrogen sensor element for measuring concentration of hydrogen gas dissolved in liquid and method for measuring concentration of hydrogen gas using same

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