JPH05305997A - 液体充填装置及びその駆動方法 - Google Patents
液体充填装置及びその駆動方法Info
- Publication number
- JPH05305997A JPH05305997A JP12558992A JP12558992A JPH05305997A JP H05305997 A JPH05305997 A JP H05305997A JP 12558992 A JP12558992 A JP 12558992A JP 12558992 A JP12558992 A JP 12558992A JP H05305997 A JPH05305997 A JP H05305997A
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- Japan
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- liquid
- filling
- nozzle
- filling nozzle
- discharge valve
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- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 粘性の高低にかかわりなく液体の詰りを防止
でき、しかも液垂れを発生することない液体充填装置を
提供する。 【構成】 充填ノズル6内に設けられていて充填ノズル
6内に供給される液体の液圧によって開閉する差圧バル
ブ12と、差圧バルブ12よりも下流側の充填ノズル先
端開口21の近傍に設けられていて、充填ノズル6の内
部から充填ノズル先端開口21を閉じる吐出バルブ15
と、吐出バルブ15を開閉駆動するエアシリンダ18と
を有する液体充填装置。液体が吐出されるノズル先端開
口21は専用の吐出バルブ15によって閉じられるので
液切れが良い。また、吐出バルブ15はノズル内部より
先端開口21を閉じるので、さらに液切れが良い。
でき、しかも液垂れを発生することない液体充填装置を
提供する。 【構成】 充填ノズル6内に設けられていて充填ノズル
6内に供給される液体の液圧によって開閉する差圧バル
ブ12と、差圧バルブ12よりも下流側の充填ノズル先
端開口21の近傍に設けられていて、充填ノズル6の内
部から充填ノズル先端開口21を閉じる吐出バルブ15
と、吐出バルブ15を開閉駆動するエアシリンダ18と
を有する液体充填装置。液体が吐出されるノズル先端開
口21は専用の吐出バルブ15によって閉じられるので
液切れが良い。また、吐出バルブ15はノズル内部より
先端開口21を閉じるので、さらに液切れが良い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒状部材である充填ノ
ズルの先端開口より液体を吐出する液体充填装置に関す
る。
ズルの先端開口より液体を吐出する液体充填装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記液体充填装置は、一般に、容器内に
一定量の液体を注入する際に用いられる。この種の液体
充填装置において問題となるのは、容器内に一定量の液
体を注入して液体の吐出を停止した後、充填ノズルの先
端開口から液体が垂れて流れ出ること、すなわち液垂れ
を生じることである。
一定量の液体を注入する際に用いられる。この種の液体
充填装置において問題となるのは、容器内に一定量の液
体を注入して液体の吐出を停止した後、充填ノズルの先
端開口から液体が垂れて流れ出ること、すなわち液垂れ
を生じることである。
【0003】このような液垂れを防止するため、従来よ
り種々の液体充填装置が提案されている。例えば、特開
昭63−191797号公報によれば、特に果肉や繊維
質物質を含んだ液体を対象として、長さの長い多数の吐
出孔を備えた多孔体を充填ノズルの先端開口部に設けた
装置が提案されている。この装置によれば、液体が自重
によって充填ノズルから垂れるのを吐出孔によって防止
している。
り種々の液体充填装置が提案されている。例えば、特開
昭63−191797号公報によれば、特に果肉や繊維
質物質を含んだ液体を対象として、長さの長い多数の吐
出孔を備えた多孔体を充填ノズルの先端開口部に設けた
装置が提案されている。この装置によれば、液体が自重
によって充填ノズルから垂れるのを吐出孔によって防止
している。
【0004】また、実開平3−126898号公報によ
れば、充填ノズルの先端開口部分に網体を設け、網体の
網目間において液体に作用する表面張力によって液垂れ
を防止しようという液体充填装置が開示されている。
れば、充填ノズルの先端開口部分に網体を設け、網体の
網目間において液体に作用する表面張力によって液垂れ
を防止しようという液体充填装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記多
孔体を設けた液体充填装置においては、比較的流動性を
有する、すなわち粘性の低い液体に関して有効に液垂れ
を防止することができないという問題がある。また、液
体を吐出することに関して多孔体が邪魔になって円滑な
液体の吐出ができないという問題もある。
孔体を設けた液体充填装置においては、比較的流動性を
有する、すなわち粘性の低い液体に関して有効に液垂れ
を防止することができないという問題がある。また、液
体を吐出することに関して多孔体が邪魔になって円滑な
液体の吐出ができないという問題もある。
【0006】また、網体を設けた液体充填装置において
は、比較的粘性の高い液体に関して目詰りを生じて液体
の吐出が円滑にできないという問題がある。
は、比較的粘性の高い液体に関して目詰りを生じて液体
の吐出が円滑にできないという問題がある。
【0007】本発明は、従来の液体充填装置における上
記の問題点を解消するためになされたものであって、粘
性の高低にかかわりなく液体の詰りを防止でき、しかも
液垂れを発生することない液体充填装置を提供すること
を目的とする。
記の問題点を解消するためになされたものであって、粘
性の高低にかかわりなく液体の詰りを防止でき、しかも
液垂れを発生することない液体充填装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明に係る液体充填装置は、充填ノズル内に設けら
れていて充填ノズル内に供給される液体の液圧によって
開閉する差圧バルブと、差圧バルブよりも下流側の充填
ノズル先端開口に設けられていて充填ノズルの内部から
充填ノズル先端開口を閉じる吐出バルブと、吐出バルブ
を開閉駆動する吐出バルブ開閉駆動手段とを有すること
を特徴としている。
め本発明に係る液体充填装置は、充填ノズル内に設けら
れていて充填ノズル内に供給される液体の液圧によって
開閉する差圧バルブと、差圧バルブよりも下流側の充填
ノズル先端開口に設けられていて充填ノズルの内部から
充填ノズル先端開口を閉じる吐出バルブと、吐出バルブ
を開閉駆動する吐出バルブ開閉駆動手段とを有すること
を特徴としている。
【0009】
【作用】充填ノズル内には、液体の流れる方向に関して
上流側に差圧バルブが、そして下流側に吐出バルブが設
けられる。差圧バルブは、充填ノズル内に流れ込む液体
を一定量に調節する。差圧バルブを通流した液体は、吐
出バルブが開いている間、ノズル開口を通って外部へ吐
出される。一定量の液体の吐出が終了すると、吐出バル
ブが充填ノズルの内部からノズル開口を閉じ、これによ
り液体の吐出が停止する。ノズル開口から液体が吐出さ
れるとき、そのノズル開口は開位置に移動した吐出バル
ブによって大きく開放される。従って、詰りを生じさせ
ることなく、円滑に液体を吐出することができる。ま
た、ノズル開口はそれ専用の吐出バルブによって閉じら
れ、しかもその吐出バルブは充填ノズルの内部からノズ
ル開口を閉じる。従って、液垂れを生じさせることな
く、最後の液滴まで正確に吐出することができる。
上流側に差圧バルブが、そして下流側に吐出バルブが設
けられる。差圧バルブは、充填ノズル内に流れ込む液体
を一定量に調節する。差圧バルブを通流した液体は、吐
出バルブが開いている間、ノズル開口を通って外部へ吐
出される。一定量の液体の吐出が終了すると、吐出バル
ブが充填ノズルの内部からノズル開口を閉じ、これによ
り液体の吐出が停止する。ノズル開口から液体が吐出さ
れるとき、そのノズル開口は開位置に移動した吐出バル
ブによって大きく開放される。従って、詰りを生じさせ
ることなく、円滑に液体を吐出することができる。ま
た、ノズル開口はそれ専用の吐出バルブによって閉じら
れ、しかもその吐出バルブは充填ノズルの内部からノズ
ル開口を閉じる。従って、液垂れを生じさせることな
く、最後の液滴まで正確に吐出することができる。
【0010】
【実施例】図3は、本発明に係る液体充填装置の一実施
例の全体を示している。この液体充填装置は、基台1か
ら延びる支柱2によって支持された液体タンク3と、液
体タンク3の底面に接続された定量シリンダ4と、定量
シリンダ4の上部から延びる2つの接続管5,5に支持
された2つの円筒状の充填ノズル6,6とを有してい
る。各充填ノズル6は、矢印A方向へ搬送される角筒状
の紙製容器9の搬送路上に配置されている。液体タンク
3の内部には、容器9内へ注入するための液体、例えば
洗髪用のシャンプー等が収納されている。
例の全体を示している。この液体充填装置は、基台1か
ら延びる支柱2によって支持された液体タンク3と、液
体タンク3の底面に接続された定量シリンダ4と、定量
シリンダ4の上部から延びる2つの接続管5,5に支持
された2つの円筒状の充填ノズル6,6とを有してい
る。各充填ノズル6は、矢印A方向へ搬送される角筒状
の紙製容器9の搬送路上に配置されている。液体タンク
3の内部には、容器9内へ注入するための液体、例えば
洗髪用のシャンプー等が収納されている。
【0011】定量シリンダ4は、図2に示すように、円
筒状の管壁8と、その管壁8内に設けられた充填ピスト
ン9と、管壁8の上部に設けられた吸込みバルブ10と
を有している。充填ピストン9は、図示しない駆動源、
例えばエアシリンダによって駆動されて矢印B−B’方
向へ決められた一定のストロークで往復移動する。吸込
みバルブ10は、圧縮バネ13の働きによって環状の弁
座14に下方から押し付けられている。
筒状の管壁8と、その管壁8内に設けられた充填ピスト
ン9と、管壁8の上部に設けられた吸込みバルブ10と
を有している。充填ピストン9は、図示しない駆動源、
例えばエアシリンダによって駆動されて矢印B−B’方
向へ決められた一定のストロークで往復移動する。吸込
みバルブ10は、圧縮バネ13の働きによって環状の弁
座14に下方から押し付けられている。
【0012】接続管5を介して定量シリンダ4に接続さ
れた充填ノズル6は、図1に示すように、接続管5の下
方へ垂下する円筒状のノズル管壁11と、ノズル管壁1
1の上部に設けられた差圧バルブ12と、ノズル管壁1
1の下端開口21の近傍に配置された吐出バルブ15と
を有している。差圧バルブ12は、圧縮バネ16の働き
により、ノズル管壁11の上部に設けた弁座17に下方
から押し付けられている。図3に示すように、個々の充
填ノズル6の上端にはそれぞれエアシリンダ18が固定
されている。これらのエアシリンダ18の出力軸である
シリンダロッド19は充填ノズル6内を貫通して垂下し
ており、図1に示すように、そのシリンダロッド19の
下端に吐出バルブ15がボルト20により固着されてい
る。
れた充填ノズル6は、図1に示すように、接続管5の下
方へ垂下する円筒状のノズル管壁11と、ノズル管壁1
1の上部に設けられた差圧バルブ12と、ノズル管壁1
1の下端開口21の近傍に配置された吐出バルブ15と
を有している。差圧バルブ12は、圧縮バネ16の働き
により、ノズル管壁11の上部に設けた弁座17に下方
から押し付けられている。図3に示すように、個々の充
填ノズル6の上端にはそれぞれエアシリンダ18が固定
されている。これらのエアシリンダ18の出力軸である
シリンダロッド19は充填ノズル6内を貫通して垂下し
ており、図1に示すように、そのシリンダロッド19の
下端に吐出バルブ15がボルト20により固着されてい
る。
【0013】吐出バルブ15は、シリンダロッド19に
よって駆動されて矢印C−C’のように上下方向へ往復
移動するようになっており、ノズル管壁11の下端開口
21に隙間なく当接する閉位置と、下端開口21から離
れてその下端開口21を開放する開位置との間で移動す
る。また、吐出バルブ15の底部には凹部22が設けら
れており、この凹部22を設けることにより、吐出バル
ブ15の下端周縁部に鋭角部15aが形成されている。
よって駆動されて矢印C−C’のように上下方向へ往復
移動するようになっており、ノズル管壁11の下端開口
21に隙間なく当接する閉位置と、下端開口21から離
れてその下端開口21を開放する開位置との間で移動す
る。また、吐出バルブ15の底部には凹部22が設けら
れており、この凹部22を設けることにより、吐出バル
ブ15の下端周縁部に鋭角部15aが形成されている。
【0014】以下、上記構成よりなる液体充填装置につ
いて、その動作を説明する。図3において、角筒状の紙
製容器9がチェーン搬送装置21によって搬送されて矢
印A方向へ間欠的に搬送され、充填ノズル6の下方位置
に順次運ばれる。容器9が充填ノズル6の下に到来して
停止すると、充填ノズル6の下端開口21(図1)から
液体が吐出され、その液体が容器9の上端開口を介して
その容器9内へ充填される。この液体充填処理は以下の
ようにして行われる。
いて、その動作を説明する。図3において、角筒状の紙
製容器9がチェーン搬送装置21によって搬送されて矢
印A方向へ間欠的に搬送され、充填ノズル6の下方位置
に順次運ばれる。容器9が充填ノズル6の下に到来して
停止すると、充填ノズル6の下端開口21(図1)から
液体が吐出され、その液体が容器9の上端開口を介して
その容器9内へ充填される。この液体充填処理は以下の
ようにして行われる。
【0015】まず、液体充填が開始される当初、図1に
おいて差圧バルブ12は閉状態、吐出バルブ15も閉状
態(実線)にある。そして図2において、吸込みバルブ
10が閉位置にあり、充填ピストン9は上死点にある。
また、図1におけるノズル管壁11の内部、接続管5の
内部、そして図2における定量シリンダ管壁8の内部の
それぞれに液体が充満している。
おいて差圧バルブ12は閉状態、吐出バルブ15も閉状
態(実線)にある。そして図2において、吸込みバルブ
10が閉位置にあり、充填ピストン9は上死点にある。
また、図1におけるノズル管壁11の内部、接続管5の
内部、そして図2における定量シリンダ管壁8の内部の
それぞれに液体が充満している。
【0016】液体充填処理が開始されると、図2におい
て充填ピストン9が上死点位置から下死点位置へ向って
決められたストロークだけ移動する。充填ピストン9の
この移動により、吸込みバルブ10が吸引されてバネ1
3のバネ力に抗して下方へ移動し、吸込みバルブ10が
所定時間、開状態となる。吸込みバルブ10が開状態と
なっている間、液体タンク3内の液体が定量シリンダ4
内へ所定量、吸引される。
て充填ピストン9が上死点位置から下死点位置へ向って
決められたストロークだけ移動する。充填ピストン9の
この移動により、吸込みバルブ10が吸引されてバネ1
3のバネ力に抗して下方へ移動し、吸込みバルブ10が
所定時間、開状態となる。吸込みバルブ10が開状態と
なっている間、液体タンク3内の液体が定量シリンダ4
内へ所定量、吸引される。
【0017】下死点へ到達した充填ピストン9は、その
後、移動方向を反転して上方の上死点へ向けて移動す
る。この上昇工程時、吸込みバルブ10は閉状態とな
り、充填ピストン9の押圧力は定量シリンダ4及び接続
管5内に充満した液体内を伝わって図1の差圧バルブ1
2に伝えられる。こうして差圧バルブ12がバネ16の
バネ力に抗して下方へ移動し、差圧バルブ12が所定時
間、開状態となる。差圧バルブ12が開状態になると
き、それと同時にエアシリンダ18(図2,図3)が作
動してシリンダロッド19が上昇し、吐出バルブ15が
開位置(鎖線)へ持ち上げられる。こうして、開状態と
なった差圧バルブ12を通って液体が下方へ流れ、さら
に開状態となった吐出バルブ15を通って液体が充填ノ
ズル6の下端開口21から吐出される。吐出された液体
は容器9(図3)内へ充填される。
後、移動方向を反転して上方の上死点へ向けて移動す
る。この上昇工程時、吸込みバルブ10は閉状態とな
り、充填ピストン9の押圧力は定量シリンダ4及び接続
管5内に充満した液体内を伝わって図1の差圧バルブ1
2に伝えられる。こうして差圧バルブ12がバネ16の
バネ力に抗して下方へ移動し、差圧バルブ12が所定時
間、開状態となる。差圧バルブ12が開状態になると
き、それと同時にエアシリンダ18(図2,図3)が作
動してシリンダロッド19が上昇し、吐出バルブ15が
開位置(鎖線)へ持ち上げられる。こうして、開状態と
なった差圧バルブ12を通って液体が下方へ流れ、さら
に開状態となった吐出バルブ15を通って液体が充填ノ
ズル6の下端開口21から吐出される。吐出された液体
は容器9(図3)内へ充填される。
【0018】図2において、充填ピストン9が上死点ま
で上昇すると、差圧バルブ12(図1)への圧力付加が
解除され、差圧バルブ12が閉状態へ移行する。そし
て、差圧バルブ12が閉状態となってから短時間経過
後、エアシリンダ18(図2、図3)が作動して吐出バ
ルブ15が再び、図1の閉位置(実線)へ戻る。差圧バ
ルブ12及び吐出バルブ15が閉状態へ戻ることによ
り、充填ノズル6の下端開口21からの液体の吐出が停
止し、これにより1つの容器9(図3)に対する液体の
充填処理が終了する。その後、図2の充填ピストン9の
上昇及び下降が繰り返されて、順次送られてくる複数の
容器9に対して液体の充填処理が繰り返して行われる。
で上昇すると、差圧バルブ12(図1)への圧力付加が
解除され、差圧バルブ12が閉状態へ移行する。そし
て、差圧バルブ12が閉状態となってから短時間経過
後、エアシリンダ18(図2、図3)が作動して吐出バ
ルブ15が再び、図1の閉位置(実線)へ戻る。差圧バ
ルブ12及び吐出バルブ15が閉状態へ戻ることによ
り、充填ノズル6の下端開口21からの液体の吐出が停
止し、これにより1つの容器9(図3)に対する液体の
充填処理が終了する。その後、図2の充填ピストン9の
上昇及び下降が繰り返されて、順次送られてくる複数の
容器9に対して液体の充填処理が繰り返して行われる。
【0019】上記実施例において、充填ノズル6の下端
開口21が吐出バルブ15によって閉じられる際、その
吐出バルブ15は充填ノズル6の内部において下方へ移
動しながらその開口21を閉じる。また、吐出バルブ1
5の先端鋭角部15aの先端とノズル管壁11の下端鋭
角部11aの先端が全周にわたって隙間なく正確に一致
して接触することにより、ノズル開口21が閉状態とな
る。このような構造のため、充填ノズル6から吐出され
る液体の最後の部分は、吐出バルブ15とノズル管壁1
1の下端部11aによって押し切られるようにして外部
へ流し出されることになり、液体の液切れが非常に良好
になり、液垂れが発生することがなくなる。
開口21が吐出バルブ15によって閉じられる際、その
吐出バルブ15は充填ノズル6の内部において下方へ移
動しながらその開口21を閉じる。また、吐出バルブ1
5の先端鋭角部15aの先端とノズル管壁11の下端鋭
角部11aの先端が全周にわたって隙間なく正確に一致
して接触することにより、ノズル開口21が閉状態とな
る。このような構造のため、充填ノズル6から吐出され
る液体の最後の部分は、吐出バルブ15とノズル管壁1
1の下端部11aによって押し切られるようにして外部
へ流し出されることになり、液体の液切れが非常に良好
になり、液垂れが発生することがなくなる。
【0020】さらに、液体の吐出を停止する際、吐出バ
ルブ15は差圧バルブ12が閉状態になった後に閉じら
れる。このことは、吐出バルブ15によってノズル開口
21が閉じられる際には、既に差圧バルブ12が閉じて
いて充填ノズル6内の液体に圧力が付加されない状態に
なっているということであり、従って、吐出バルブ15
が閉じるときの液垂れの発生を、より一層確実に防止で
きるということである。
ルブ15は差圧バルブ12が閉状態になった後に閉じら
れる。このことは、吐出バルブ15によってノズル開口
21が閉じられる際には、既に差圧バルブ12が閉じて
いて充填ノズル6内の液体に圧力が付加されない状態に
なっているということであり、従って、吐出バルブ15
が閉じるときの液垂れの発生を、より一層確実に防止で
きるということである。
【0021】以上、一つの実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明はその実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において
種々に改変できる。
したが、本発明はその実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において
種々に改変できる。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の液体充填装置によれば、
ノズル先端開口に吐出バルブを設け、さらにその吐出バ
ルブをノズルの内部からノズル先端開口に当接させて液
体を押し切るようにしたので、充填ノズルから吐出され
る最後の液滴を正確にノズル先端から切り離すことがで
き、液垂れの発生を確実に防止できるようになった。
ノズル先端開口に吐出バルブを設け、さらにその吐出バ
ルブをノズルの内部からノズル先端開口に当接させて液
体を押し切るようにしたので、充填ノズルから吐出され
る最後の液滴を正確にノズル先端から切り離すことがで
き、液垂れの発生を確実に防止できるようになった。
【0023】請求項2記載の液体充填装置の駆動方法に
よれば、吐出バルブが閉じるとき、充填ノズル内に存在
する液体に圧力が加わることがなくなり、よって液垂れ
の発生をより一層確実に防止できる。
よれば、吐出バルブが閉じるとき、充填ノズル内に存在
する液体に圧力が加わることがなくなり、よって液垂れ
の発生をより一層確実に防止できる。
【0024】請求項3記載の液体充填装置によれば、吐
出バルブと充填ノズル壁との接触領域が非常に狭くなる
ので、液切れが良好となり、液垂れの発生をさらに一層
確実に防止できる。
出バルブと充填ノズル壁との接触領域が非常に狭くなる
ので、液切れが良好となり、液垂れの発生をさらに一層
確実に防止できる。
【図1】本発明に係る液体充填装置の一実施例の要部を
示す側面断面図である。
示す側面断面図である。
【図2】本発明に係る液体充填装置の一実施例の全体を
一部破断して示す側面図である。
一部破断して示す側面図である。
【図3】本発明に係る液体充填装置の一実施例を容器の
搬送系に組み込んだ状態を示す斜視図である。
搬送系に組み込んだ状態を示す斜視図である。
6 充填ノズル 12 差圧バルブ 15 吐出バルブ 18 エアシリンダ(吐出バルブ開閉駆動手段) 21 ノズル先端開口
Claims (3)
- 【請求項1】 筒状部材である充填ノズルの先端開口よ
り液体を吐出する液体充填装置において、 充填ノズル内に設けられていて充填ノズル内に供給され
る液体の液圧によって開閉する差圧バルブと、 差圧バルブよりも下流側の充填ノズル先端開口に設けら
れていて、充填ノズルの内部から充填ノズル先端開口を
閉じる吐出バルブと、 吐出バルブを開閉駆動する吐出バルブ開閉駆動手段とを
有することを特徴とする液体充填ノズル。 - 【請求項2】 請求項1記載の液体充填装置を駆動する
ための駆動方法であって、充填ノズルの先端開口より液
体を吐出した後、さらに差圧バルブが閉じた後に、吐出
バルブ開閉駆動手段を作動させて吐出バルブを閉じるこ
とを特徴とする液体充填装置の駆動方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の液体充填装置において、
吐出バルブは充填ノズルの内部に配置されていて、充填
ノズルの先端開口に当接する閉位置と、その先端開口か
ら離れる開位置との間を往復移動するようになってお
り、そして吐出バルブが閉位置にあるとき、吐出バルブ
の先端と充填ノズルの先端とが隙間なく一致することを
特徴とする液体充填装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12558992A JPH05305997A (ja) | 1992-04-18 | 1992-04-18 | 液体充填装置及びその駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12558992A JPH05305997A (ja) | 1992-04-18 | 1992-04-18 | 液体充填装置及びその駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05305997A true JPH05305997A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=14913915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12558992A Pending JPH05305997A (ja) | 1992-04-18 | 1992-04-18 | 液体充填装置及びその駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05305997A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001058697A (ja) * | 1999-08-25 | 2001-03-06 | Shibuya Kogyo Co Ltd | 充填装置の充填バルブ |
JP2009280246A (ja) * | 2008-05-22 | 2009-12-03 | Shiseido Co Ltd | パウチ容器用の充填ノズル |
-
1992
- 1992-04-18 JP JP12558992A patent/JPH05305997A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001058697A (ja) * | 1999-08-25 | 2001-03-06 | Shibuya Kogyo Co Ltd | 充填装置の充填バルブ |
JP2009280246A (ja) * | 2008-05-22 | 2009-12-03 | Shiseido Co Ltd | パウチ容器用の充填ノズル |
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