JPH05305916A - 結束バンド用結束器 - Google Patents
結束バンド用結束器Info
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- JPH05305916A JPH05305916A JP18020791A JP18020791A JPH05305916A JP H05305916 A JPH05305916 A JP H05305916A JP 18020791 A JP18020791 A JP 18020791A JP 18020791 A JP18020791 A JP 18020791A JP H05305916 A JPH05305916 A JP H05305916A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】結束バンド、特にホック付結束バンドによる電
線等の結束を終えた後に、この結束バンドの不要バンド
部を瞬時に、しかも容易に切断できるようにして、結束
作業全体の能率を高めるとともに、腱鞘炎等のこの作業
による職業病の発生を防止することである。 【構成】ガイド部2の先端部にアダプタ−21が取付け
られ、このアダプタ−21の前面に上刃部23がほぼ全
幅にわたって固定して設けられている。アダプタ−21
の一側面には、手動レバ−24が軸着され、この手動レ
バ−24の先端部には、前記上刃部23と平行に下刃部
25が一体に形成されている。手動レバ−24は、ばね
27の作用により、上刃部23と下刃部25とが互いに
離れる方向に付勢されている。一方の手で結束器を持っ
て、結束バンドB2 により電線Cを結束した後に、他方
の手で手動レバ−24を押さえると、上刃部23と下刃
部25とにより、ガイド部2に引き込まれた不要バンド
部bが瞬時に切断される。
線等の結束を終えた後に、この結束バンドの不要バンド
部を瞬時に、しかも容易に切断できるようにして、結束
作業全体の能率を高めるとともに、腱鞘炎等のこの作業
による職業病の発生を防止することである。 【構成】ガイド部2の先端部にアダプタ−21が取付け
られ、このアダプタ−21の前面に上刃部23がほぼ全
幅にわたって固定して設けられている。アダプタ−21
の一側面には、手動レバ−24が軸着され、この手動レ
バ−24の先端部には、前記上刃部23と平行に下刃部
25が一体に形成されている。手動レバ−24は、ばね
27の作用により、上刃部23と下刃部25とが互いに
離れる方向に付勢されている。一方の手で結束器を持っ
て、結束バンドB2 により電線Cを結束した後に、他方
の手で手動レバ−24を押さえると、上刃部23と下刃
部25とにより、ガイド部2に引き込まれた不要バンド
部bが瞬時に切断される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂製の結束バン
ドを使用して複数本の電線等を一つに束ねる際に使用さ
れる結束バンド用結束器(以下、単に「結束器」とい
う)に関するものである。
ドを使用して複数本の電線等を一つに束ねる際に使用さ
れる結束バンド用結束器(以下、単に「結束器」とい
う)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数本の電線等を合成樹脂製の結
束バンドを使用して一つに束ねる作業は、電線等のメ−
カ−のラインにおいて多くの女性作業者が行なってい
る。この結束作業は、複数本の電線等を結束バンドで巻
き、そのバンド部の端を結束バンドに設けられた係止部
の角孔に通した後、この端を結束器を用いて引締めると
ともに、角孔内に設けられた爪がバンド部に形成された
横溝に係合することにより電線等を結束するようになっ
ている。この場合、バンド部は結束に必要な長さより長
く製作されているので、電線等の結束終了後にその不要
部分を切断する必要があった。従来はこの不要部分を、
結束器に備え付けられた固定刃を使用して切断してい
た。
束バンドを使用して一つに束ねる作業は、電線等のメ−
カ−のラインにおいて多くの女性作業者が行なってい
る。この結束作業は、複数本の電線等を結束バンドで巻
き、そのバンド部の端を結束バンドに設けられた係止部
の角孔に通した後、この端を結束器を用いて引締めると
ともに、角孔内に設けられた爪がバンド部に形成された
横溝に係合することにより電線等を結束するようになっ
ている。この場合、バンド部は結束に必要な長さより長
く製作されているので、電線等の結束終了後にその不要
部分を切断する必要があった。従来はこの不要部分を、
結束器に備え付けられた固定刃を使用して切断してい
た。
【0003】ここで、従来のこの種の結束器を図1〜図
4を用いて説明すると、結束器1には、断面コ字型をし
た所定長さのガイド部2が設けられ、このガイド部2の
一端にはハンドル部3がガイド部2と一体に形成されて
いる。ガイド部2に形成された長溝4にはバンド引込部
5が挿入されている。このバンド引込部5の下部には引
金部6がバンド引込部5と一体に形成されている。バン
ド引込部5の前部(以下においては図の左側を前とい
う)には、バンド支持部7が設けられ、このバンド支持
部7にはバンドガイド溝7aがその前後方向に設けられ
ており、また、バンド支持部7の中央部の下部に挟み爪
8が軸着されている。この挟み爪8は、図3に示すよう
に、常時ばね9により付勢されて、その上端がバンドガ
イド溝7aの上面に当接している。バンド引込部5はバ
ンド支持部7より後部に所定長さの長穴10が形成され
ている。この長穴10の底部には、上、下のレ−ル部1
1、11がバンド支持部7に続いて形成されており、こ
の上、下のレ−ル部11、11がガイド部2の前ガイド
12にガイドされ、またバンド引込部5の後部がガイド
部2の後部に設けられた上、下の後ガイド13、13に
よりガイドされているので、バンド引込部5はガイド部
2によりその前後方向に摺動自在に支承されている。バ
ンド引込部5には、長穴10の後方の内側部に、ばね挿
入溝14が前後方向に設けられており、このばね挿入溝
14に圧縮ばね15が挿入されている。このばね挿入溝
14には圧縮ばね15の後端を支持するばね受16がガ
イド部2に設けられている。17は固定刃で、ガイド部
2の前端部に取付けられており、その中央付近には外側
から切り込まれた溝の上下に上刃17aと下刃17bと
が形成されている。固定刃17の近傍には、爪解除カム
18がガイド部2の側面2aからその内部に所定の高さ
突出して形成されている(図3参照)。この爪解除カム
18はガイド部2が図3の状態から前方へ移動すると、
挟み爪8をばね9の付勢力に抗して後方に押し倒すよう
になっている。
4を用いて説明すると、結束器1には、断面コ字型をし
た所定長さのガイド部2が設けられ、このガイド部2の
一端にはハンドル部3がガイド部2と一体に形成されて
いる。ガイド部2に形成された長溝4にはバンド引込部
5が挿入されている。このバンド引込部5の下部には引
金部6がバンド引込部5と一体に形成されている。バン
ド引込部5の前部(以下においては図の左側を前とい
う)には、バンド支持部7が設けられ、このバンド支持
部7にはバンドガイド溝7aがその前後方向に設けられ
ており、また、バンド支持部7の中央部の下部に挟み爪
8が軸着されている。この挟み爪8は、図3に示すよう
に、常時ばね9により付勢されて、その上端がバンドガ
イド溝7aの上面に当接している。バンド引込部5はバ
ンド支持部7より後部に所定長さの長穴10が形成され
ている。この長穴10の底部には、上、下のレ−ル部1
1、11がバンド支持部7に続いて形成されており、こ
の上、下のレ−ル部11、11がガイド部2の前ガイド
12にガイドされ、またバンド引込部5の後部がガイド
部2の後部に設けられた上、下の後ガイド13、13に
よりガイドされているので、バンド引込部5はガイド部
2によりその前後方向に摺動自在に支承されている。バ
ンド引込部5には、長穴10の後方の内側部に、ばね挿
入溝14が前後方向に設けられており、このばね挿入溝
14に圧縮ばね15が挿入されている。このばね挿入溝
14には圧縮ばね15の後端を支持するばね受16がガ
イド部2に設けられている。17は固定刃で、ガイド部
2の前端部に取付けられており、その中央付近には外側
から切り込まれた溝の上下に上刃17aと下刃17bと
が形成されている。固定刃17の近傍には、爪解除カム
18がガイド部2の側面2aからその内部に所定の高さ
突出して形成されている(図3参照)。この爪解除カム
18はガイド部2が図3の状態から前方へ移動すると、
挟み爪8をばね9の付勢力に抗して後方に押し倒すよう
になっている。
【0004】上記従来の結束器1により電線Cを結束す
るには、前述のように、結束バンドB1 のバンド部bを
複数の電線Cの外側に巻付け、このバンド部bの先端を
結束バンドB1 の係止部kの角孔に挿通した後、結束器
1の固定刃17及びバンドガイド溝7aの挟み爪8を通
過させる(図4参照)。この状態で引金部6を往復動さ
せると挟み爪8がバンド部bをガイド部2内に引き込む
ようになっていた。すなわち、結束バンドB1 のバンド
部bの下面には横溝(図6にmで示す)が所定のピッチ
で設けられており、引金部6の往動時には挟み爪8が後
方に倒れて前進し、引金部6の復動時に挟み爪8が前方
に立ち上がってバンド部bの横溝に係止して、不要のバ
ンド部bをガイド部2内に引込んで、電線Cを結束する
ようになっていた。また、最近では、電線工場で結束さ
れた電線Cを、使用者側がそのままの状態で所要箇所に
配線することが行われるようになり、その他の結束バン
ドとしては、図5及び図6に示すような、ホック付結束
バンドB2 があり、近時はこれが多用されている。この
ホック付結束バンドB2 には、従来の結束バンドB1 で
は有していないホックhと、皿部sとが設けられてい
る。このホックhは、孔等に押し込むためのものであ
る。
るには、前述のように、結束バンドB1 のバンド部bを
複数の電線Cの外側に巻付け、このバンド部bの先端を
結束バンドB1 の係止部kの角孔に挿通した後、結束器
1の固定刃17及びバンドガイド溝7aの挟み爪8を通
過させる(図4参照)。この状態で引金部6を往復動さ
せると挟み爪8がバンド部bをガイド部2内に引き込む
ようになっていた。すなわち、結束バンドB1 のバンド
部bの下面には横溝(図6にmで示す)が所定のピッチ
で設けられており、引金部6の往動時には挟み爪8が後
方に倒れて前進し、引金部6の復動時に挟み爪8が前方
に立ち上がってバンド部bの横溝に係止して、不要のバ
ンド部bをガイド部2内に引込んで、電線Cを結束する
ようになっていた。また、最近では、電線工場で結束さ
れた電線Cを、使用者側がそのままの状態で所要箇所に
配線することが行われるようになり、その他の結束バン
ドとしては、図5及び図6に示すような、ホック付結束
バンドB2 があり、近時はこれが多用されている。この
ホック付結束バンドB2 には、従来の結束バンドB1 で
は有していないホックhと、皿部sとが設けられてい
る。このホックhは、孔等に押し込むためのものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の結束器は、
結束バンドの先端側を引き込む開口部の内側の上、下部
のカッタ−が固定されていたので、電線等の結束後に結
束バンドの不要バンド部を切断する際には、結束器を把
持する手首を左右方向に交互に回転させて、結束バンド
の不要バンド部を固定刃の上、下の刃に押し当てて切断
していた。その為、結束作業を長時間にわたって行う
と、手首のひねりによる疲労や、腱鞘炎を引き起こして
いた。また、バンドが綺麗に切断されずその切口が「ぎ
ざぎざ」になり、バンドの切断端によって、結束された
電線の配線を行う作業者が指を怪我するという問題があ
った。さらに、ホック付結束バンドで電線を結束する
と、結束終了時にその皿部の縁部が結束器の固定刃に当
接するため、そのバンド部は係止部と固定刃との間の部
分が、図5に示すように、従来の結束バンドより長く残
るので、バンド部を切断するために結束器を左右方向に
回転させても、この部分のバンド部は単に捩じりを受け
るだけで切断され難いので、結束器を何回も回転させる
必要があり、また、切断後のバンド部の切断端部が長く
残るとともに、切口もささくれ立ち、ホックのない結束
バンドを使用する時より、手首の疲労や配線作業者の指
の怪我がさらに大きな問題となった。
結束バンドの先端側を引き込む開口部の内側の上、下部
のカッタ−が固定されていたので、電線等の結束後に結
束バンドの不要バンド部を切断する際には、結束器を把
持する手首を左右方向に交互に回転させて、結束バンド
の不要バンド部を固定刃の上、下の刃に押し当てて切断
していた。その為、結束作業を長時間にわたって行う
と、手首のひねりによる疲労や、腱鞘炎を引き起こして
いた。また、バンドが綺麗に切断されずその切口が「ぎ
ざぎざ」になり、バンドの切断端によって、結束された
電線の配線を行う作業者が指を怪我するという問題があ
った。さらに、ホック付結束バンドで電線を結束する
と、結束終了時にその皿部の縁部が結束器の固定刃に当
接するため、そのバンド部は係止部と固定刃との間の部
分が、図5に示すように、従来の結束バンドより長く残
るので、バンド部を切断するために結束器を左右方向に
回転させても、この部分のバンド部は単に捩じりを受け
るだけで切断され難いので、結束器を何回も回転させる
必要があり、また、切断後のバンド部の切断端部が長く
残るとともに、切口もささくれ立ち、ホックのない結束
バンドを使用する時より、手首の疲労や配線作業者の指
の怪我がさらに大きな問題となった。
【0006】本発明は、上記従来の結束器の問題点に鑑
み、結束バンド、特にホック付結束バンドによる電線等
の結束が終了した後に、この結束バンドの不要バンド部
を瞬時に、しかも容易に切断できるようにして、結束作
業全体の能率を高めるとともに、腱鞘炎等のこの作業に
よる職業病の発生を防止することを課題としている。
み、結束バンド、特にホック付結束バンドによる電線等
の結束が終了した後に、この結束バンドの不要バンド部
を瞬時に、しかも容易に切断できるようにして、結束作
業全体の能率を高めるとともに、腱鞘炎等のこの作業に
よる職業病の発生を防止することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の採用した手段は、ガイド部と、このガイド部
に前後方向に摺動自在に支承されかつ常時前方へ付勢さ
れて、下部に配設された引金部の操作により前面開口部
から挿入された結束バンドの不要バンド部を順次引き込
む挟み爪を備えたバンド引込部とを有する結束バンド用
結束器において、前記ガイド部内に引き込まれた結束バ
ンドの不要バンド部を切断するための手動切断器を前記
ガイド部の先端部に装着したことである。
に本発明の採用した手段は、ガイド部と、このガイド部
に前後方向に摺動自在に支承されかつ常時前方へ付勢さ
れて、下部に配設された引金部の操作により前面開口部
から挿入された結束バンドの不要バンド部を順次引き込
む挟み爪を備えたバンド引込部とを有する結束バンド用
結束器において、前記ガイド部内に引き込まれた結束バ
ンドの不要バンド部を切断するための手動切断器を前記
ガイド部の先端部に装着したことである。
【0008】
【発明の作用】この結束器を用いて、複数の電線等を結
束バンドで結束した後に、一方の手で結束器を把持した
ままで、他方の手により手動切断器の手動レバ−を操作
すると、ガイド部内に引き込まれた不要バンド部が瞬時
に切断される。
束バンドで結束した後に、一方の手で結束器を把持した
ままで、他方の手により手動切断器の手動レバ−を操作
すると、ガイド部内に引き込まれた不要バンド部が瞬時
に切断される。
【0009】
【実施例】つぎに、本発明の第1実施例を図7〜図9に
より説明すると、本発明の手動切断器A1 は、結束器1
のガイド部2の先端部に取付けられるアダプタ−21、
このアダプタ−21に取付けられる上刃部23及び下刃
部25を備えた手動レバ−24から成っている。アダプ
タ−21は、前面及び後面が開口した箱型で、結束器1
のガイド部2の先端部に嵌合されて、適数のビス22に
よりガイド部2に固定されている。上刃部23はその横
幅がアダプタ−21の両側壁21bの間に嵌入可能な寸
法になっており(図8参照)、その後部がアダプタ−2
1の上壁21aの下面に固着されている。この上刃部2
3は上壁21aの前端から僅かに突出した後、下方に傾
斜した傾斜部23aになっており、その先端には切断用
の上刃先23bが設けられている。手動レバ−24に
は、図7に示すように、所定長さの取付部24aと、こ
の取付部24aの後部から斜め上方に伸びる押下部24
bとを有する。手動レバ−24はその取付部24aが、
アダプタ−21の側壁21bの下部に軸26により軸着
されている。この軸26には、取付部24aを常時略水
平にするため、側壁21bと取付部24aとにばね27
が介装されている。手動レバ−24の取付部24aの前
端には、アダプタ−21の前面から突出した後、斜め上
方に伸びる下刃部25が設けられ、この下刃部25は、
傾斜部25aとその先端の下刃先25bとから成ってい
る。この下刃先25bは取付部24aが水平な時に上刃
先23bの下方に位置して、両刃先23b、25bは離
れており、図8に示すように、ガイド部2の固定刃17
の上刃17aと下刃17bとが両刃先23b,25bの
間に位置している。そして、手動レバ−24の押下部2
4bが押し下げられると、このレバ−24は軸26を中
心として時計方向に回転して下刃先25bが上刃先23
bに当接する。
より説明すると、本発明の手動切断器A1 は、結束器1
のガイド部2の先端部に取付けられるアダプタ−21、
このアダプタ−21に取付けられる上刃部23及び下刃
部25を備えた手動レバ−24から成っている。アダプ
タ−21は、前面及び後面が開口した箱型で、結束器1
のガイド部2の先端部に嵌合されて、適数のビス22に
よりガイド部2に固定されている。上刃部23はその横
幅がアダプタ−21の両側壁21bの間に嵌入可能な寸
法になっており(図8参照)、その後部がアダプタ−2
1の上壁21aの下面に固着されている。この上刃部2
3は上壁21aの前端から僅かに突出した後、下方に傾
斜した傾斜部23aになっており、その先端には切断用
の上刃先23bが設けられている。手動レバ−24に
は、図7に示すように、所定長さの取付部24aと、こ
の取付部24aの後部から斜め上方に伸びる押下部24
bとを有する。手動レバ−24はその取付部24aが、
アダプタ−21の側壁21bの下部に軸26により軸着
されている。この軸26には、取付部24aを常時略水
平にするため、側壁21bと取付部24aとにばね27
が介装されている。手動レバ−24の取付部24aの前
端には、アダプタ−21の前面から突出した後、斜め上
方に伸びる下刃部25が設けられ、この下刃部25は、
傾斜部25aとその先端の下刃先25bとから成ってい
る。この下刃先25bは取付部24aが水平な時に上刃
先23bの下方に位置して、両刃先23b、25bは離
れており、図8に示すように、ガイド部2の固定刃17
の上刃17aと下刃17bとが両刃先23b,25bの
間に位置している。そして、手動レバ−24の押下部2
4bが押し下げられると、このレバ−24は軸26を中
心として時計方向に回転して下刃先25bが上刃先23
bに当接する。
【0010】この手動切断器A1 を装着した結束器1を
用いて、ホック付結束バンドB2 (以下においては単に
「結束バンド」という)により電線Cを結束するには、
作業者が従来と同様に、そのバンド部bで複数の電線C
を巻き、そのバンド部bの先端を結束バンドB2 の係止
部kの角孔に挿入した後、手動切断器A1 のアダプタ−
21内に挿入し、さらに、結束器1の固定刃17を経て
バンド支持部7のバンドガイド溝7a内に挿入する。つ
いで、作業者が一方の手で結束器1を把持しつつ引金部
6を操作すると、バンド部bが結束器1のバンド引込部
5内に引き込まれるので、電線Cが結束される。そし
て、結束バンドB2 による電線Cの結束終了時点では、
図9に示すように、手動切断器A1 の上刃部23の傾斜
部23aが結束バンドB2 の皿部sの後部下面を押し上
げるとともに、その上刃先23bは結束バンドB2 の係
止部kの近傍に位置している。この時、作業者が他方の
手で手動レバ−24の押下部24bを矢印で示すように
押し下げると、手動レバ−24の下刃部25がばね27
の付勢力に抗して上向きに回動し、その傾斜部25aが
電線Cの束を前方に押し出すとともに、下刃先25bが
係止部kの近傍でバンド部bの下面に当接した後、上刃
先23bとともに不要バンド部bを切断する。すなわ
ち、この手動切断器A1 は結束器1により電線Cを結束
した後に、その手動レバ−24を押し下げるのみで、結
束バンドB2 の不要バンド部bを係止部kの近傍で上下
から一度で確実に切断できる。
用いて、ホック付結束バンドB2 (以下においては単に
「結束バンド」という)により電線Cを結束するには、
作業者が従来と同様に、そのバンド部bで複数の電線C
を巻き、そのバンド部bの先端を結束バンドB2 の係止
部kの角孔に挿入した後、手動切断器A1 のアダプタ−
21内に挿入し、さらに、結束器1の固定刃17を経て
バンド支持部7のバンドガイド溝7a内に挿入する。つ
いで、作業者が一方の手で結束器1を把持しつつ引金部
6を操作すると、バンド部bが結束器1のバンド引込部
5内に引き込まれるので、電線Cが結束される。そし
て、結束バンドB2 による電線Cの結束終了時点では、
図9に示すように、手動切断器A1 の上刃部23の傾斜
部23aが結束バンドB2 の皿部sの後部下面を押し上
げるとともに、その上刃先23bは結束バンドB2 の係
止部kの近傍に位置している。この時、作業者が他方の
手で手動レバ−24の押下部24bを矢印で示すように
押し下げると、手動レバ−24の下刃部25がばね27
の付勢力に抗して上向きに回動し、その傾斜部25aが
電線Cの束を前方に押し出すとともに、下刃先25bが
係止部kの近傍でバンド部bの下面に当接した後、上刃
先23bとともに不要バンド部bを切断する。すなわ
ち、この手動切断器A1 は結束器1により電線Cを結束
した後に、その手動レバ−24を押し下げるのみで、結
束バンドB2 の不要バンド部bを係止部kの近傍で上下
から一度で確実に切断できる。
【0011】図10、11は手動切断器の第2実施例を
示す。この手動切断器A2 は手動切断器A1 において、
上刃部及び下刃部の形状だけを変えたものである。手動
切断器A1 では上刃部23と下刃部25とにより、結束
バンドB2 のバンド部bを上下から切断したのに対し
て、手動切断器A2 ではバンド部bを剪断するものであ
る。この図において、上刃部28は、アダプタ−21の
上壁21aの前端から下向きに傾斜した傾斜部28a
と、この傾斜部28aの先端から下向きに折曲された下
部に上刃先28bとを有している。この上刃先28b
は、上壁21aに対して平行で、かつ切断刃は上刃先2
8bの裏面側に形成されている。手動レバ−24の前端
に形成された下刃部29はその下刃先29aが、レバ−
24側から他方に向けて下向きに傾斜した斜行刃になっ
ており、かつその切断刃は外側面に形成されている。さ
らに、この下刃部29はその下刃先29aの高い方の端
部が、ばね27の作用により、常時上刃部28の上刃先
28bの裏面側に当接させられている。なお、上刃先2
8b及び下刃先29aの切断刃と反対側の面には、切断
時に不要バンド部bの逃げを防止するために波形の凹部
30が形成されている。この手動切断器A2 で結束バン
ドB2 の不要なバンド部bを切断すために、手動レバ−
24を押し下げると、バンド部bは下刃先29aにより
一方の側部から順次切断されることになる。このため、
バンド部bの切断のための手動レバ−24の押下げに要
する力は手動切断器A1 の手動レバ−24の押下げに要
する力より弱くてよい。
示す。この手動切断器A2 は手動切断器A1 において、
上刃部及び下刃部の形状だけを変えたものである。手動
切断器A1 では上刃部23と下刃部25とにより、結束
バンドB2 のバンド部bを上下から切断したのに対し
て、手動切断器A2 ではバンド部bを剪断するものであ
る。この図において、上刃部28は、アダプタ−21の
上壁21aの前端から下向きに傾斜した傾斜部28a
と、この傾斜部28aの先端から下向きに折曲された下
部に上刃先28bとを有している。この上刃先28b
は、上壁21aに対して平行で、かつ切断刃は上刃先2
8bの裏面側に形成されている。手動レバ−24の前端
に形成された下刃部29はその下刃先29aが、レバ−
24側から他方に向けて下向きに傾斜した斜行刃になっ
ており、かつその切断刃は外側面に形成されている。さ
らに、この下刃部29はその下刃先29aの高い方の端
部が、ばね27の作用により、常時上刃部28の上刃先
28bの裏面側に当接させられている。なお、上刃先2
8b及び下刃先29aの切断刃と反対側の面には、切断
時に不要バンド部bの逃げを防止するために波形の凹部
30が形成されている。この手動切断器A2 で結束バン
ドB2 の不要なバンド部bを切断すために、手動レバ−
24を押し下げると、バンド部bは下刃先29aにより
一方の側部から順次切断されることになる。このため、
バンド部bの切断のための手動レバ−24の押下げに要
する力は手動切断器A1 の手動レバ−24の押下げに要
する力より弱くてよい。
【0012】図12、13は手動切断器の第3実施例を
示す。この手動切断器A3 は、アダプタ−と、このアダ
プタ−に取付けられた上刃部32並びに下刃部33と、
この両刃部32、33を結合する結合部材34と、上刃
部32を押し下げる手動レバ−35とから構成されてい
る。ここで、アダプタ−は第1実施例のアダプタ−と同
じ形状をしているので、第1実施例と同一の符号を付
す。このアダプタ−21も結束器1のガイド部2の先端
に嵌装されて適数のビス22により、ガイド部2に固定
されている。上刃部32は手動切断器A1 の上刃部23
と同一の幅を有し、その後部がアダプタ−21の上壁2
1aの下面に固着されている。上刃部32は上壁21a
の前端から所定の長さ突出した後下向きに傾斜した傾斜
部32aになっており、傾斜部32aの先端は下向きの
鋭利な上刃先32bになっている。下刃部33は上刃部
32と同一の横幅を有し、その後部がアダプタ−21の
下壁21cの上面に固着されている。この下刃部33に
も、上向きに傾斜した傾斜部33aがあり、この傾斜部
33aの先端は上向きの鋭利な下刃先33bになってい
る。そして、上刃先32bと下刃先33bとの隙間は、
結束バンドB2 のバンド部bが容易に挿入可能な寸法に
なっている。結合部材34は円形断面をした長方形の部
材であり、上刃部32並びに下刃部33の各傾斜部32
a、33aの基部近傍の外側に嵌装されている。手動レ
バ−35は、その先端部が上刃部32の上面と結合部材
34との間に挿入されており、その先端部の上面の横方
向に、結合部材34を前後から挟む形に形成された一対
の突起35aにより結合部材34に係合している。手動
レバ−35には後方の突起35aの後部に、下向きに湾
曲した押部35bが形成されており、この押部35bは
上刃部32に形成された横溝32cの上面により支承さ
れている。下刃部33の下面にも、結合部材34の下部
を前後から挟む形で一対の突起33cが設けられてい
る。
示す。この手動切断器A3 は、アダプタ−と、このアダ
プタ−に取付けられた上刃部32並びに下刃部33と、
この両刃部32、33を結合する結合部材34と、上刃
部32を押し下げる手動レバ−35とから構成されてい
る。ここで、アダプタ−は第1実施例のアダプタ−と同
じ形状をしているので、第1実施例と同一の符号を付
す。このアダプタ−21も結束器1のガイド部2の先端
に嵌装されて適数のビス22により、ガイド部2に固定
されている。上刃部32は手動切断器A1 の上刃部23
と同一の幅を有し、その後部がアダプタ−21の上壁2
1aの下面に固着されている。上刃部32は上壁21a
の前端から所定の長さ突出した後下向きに傾斜した傾斜
部32aになっており、傾斜部32aの先端は下向きの
鋭利な上刃先32bになっている。下刃部33は上刃部
32と同一の横幅を有し、その後部がアダプタ−21の
下壁21cの上面に固着されている。この下刃部33に
も、上向きに傾斜した傾斜部33aがあり、この傾斜部
33aの先端は上向きの鋭利な下刃先33bになってい
る。そして、上刃先32bと下刃先33bとの隙間は、
結束バンドB2 のバンド部bが容易に挿入可能な寸法に
なっている。結合部材34は円形断面をした長方形の部
材であり、上刃部32並びに下刃部33の各傾斜部32
a、33aの基部近傍の外側に嵌装されている。手動レ
バ−35は、その先端部が上刃部32の上面と結合部材
34との間に挿入されており、その先端部の上面の横方
向に、結合部材34を前後から挟む形に形成された一対
の突起35aにより結合部材34に係合している。手動
レバ−35には後方の突起35aの後部に、下向きに湾
曲した押部35bが形成されており、この押部35bは
上刃部32に形成された横溝32cの上面により支承さ
れている。下刃部33の下面にも、結合部材34の下部
を前後から挟む形で一対の突起33cが設けられてい
る。
【0013】この手動切断器A3 を装着した結束器1を
用いて、結束バンドB2 による電線Cの結束を行うに
は、第1実施例の場合と同様にして行う。そして、電線
Cの結束が終了した時点では、図13に示すように、手
動切断器A3 の上刃部32はその傾斜部32aが結束バ
ンドB2 の皿部sの後部下面を押し上げ、その上刃先3
2bが係止部kの外側面に当接するとともに、下刃部3
3の下刃先33bは上刃先32bの下方でバンド部bを
挟む状態になっている。この時、手動レバ−35を押し
下げると、このレバ−35の突起35aの下面が支点と
なり、レバ−35の前部にある結合部材34の上部を押
し上げると同時に、上刃部32の横溝32cを押し下げ
る。結合部材34が押し上げられることにより下刃部3
3の下刃先33bが上昇してバンド部bの下面に食い込
み、また横溝32cが押し下げられることにより上刃部
32の上刃先32bが下降してバンド部bの上面に食い
込むので、第1実施例と同様に、両刃先32b,33b
によって不要バンド部bが上下面から一度に切断され
る。
用いて、結束バンドB2 による電線Cの結束を行うに
は、第1実施例の場合と同様にして行う。そして、電線
Cの結束が終了した時点では、図13に示すように、手
動切断器A3 の上刃部32はその傾斜部32aが結束バ
ンドB2 の皿部sの後部下面を押し上げ、その上刃先3
2bが係止部kの外側面に当接するとともに、下刃部3
3の下刃先33bは上刃先32bの下方でバンド部bを
挟む状態になっている。この時、手動レバ−35を押し
下げると、このレバ−35の突起35aの下面が支点と
なり、レバ−35の前部にある結合部材34の上部を押
し上げると同時に、上刃部32の横溝32cを押し下げ
る。結合部材34が押し上げられることにより下刃部3
3の下刃先33bが上昇してバンド部bの下面に食い込
み、また横溝32cが押し下げられることにより上刃部
32の上刃先32bが下降してバンド部bの上面に食い
込むので、第1実施例と同様に、両刃先32b,33b
によって不要バンド部bが上下面から一度に切断され
る。
【0014】図14は手動切断器の第4実施例を示す。
この手動切断器A4 は、アダプタ−と、このアダプタ−
を介して結束器1のガイド部2の先端部に取付けられた
切断ペンチからなっている。この図において、切断ペン
チ38を支持するためにガイド部2の先端部に取付けら
れるアダプタ−37は、その一つの側壁37bの後部が
外側に広がるように形成されているので、側壁37bは
アダプタ−37の前面37aに対して傾斜している。切
断ペンチ38には外把手39と内把手40とが設けら
れ、その結合部がボルト41により側壁37bの外側に
軸着されている。外把手39は、その前部がアダプタ−
37の前面37aより前方に突出し、かつ前面37aの
前方に所定の間隔をおいて前面37aと平行になるよう
に折曲されて上刃支持部39aになっている。この上刃
支持部39aはその前面下部が前方に傾斜した傾斜面に
なっている。内把手40の前部も前面37aの前方に突
出して上刃支持部39aの下部と平行になるよう折曲さ
れて下刃部40aになっている。上刃支持部39aの下
部には、図10及び図11で説明した手動切断器A2の
上刃部28と同形の上刃部42が設けられており、また
下刃部40aの下刃先40bは手動切断器A2 の下刃部
29の下刃先29aと同様傾斜刃に形成されている。外
把手39と内把手40とには、ボルト41より後部に二
又ばね43が設けられ、この二又ばね43は、その後方
に突出する各脚部43aの端部がビス44によりそれぞ
れ各把手39,40に固着されている。この二又ばね4
3は手動切断器A2 と同様に、下刃部40aの下刃先4
0bの高い部分が上刃部42の上刃先42aと常時咬合
ようにするために設けられている。ガイド板45は、そ
の後部がガイド部2の前部で固定刃17の前方にある空
間部(図1に19で示す)内に嵌着されており、その前
部がアダプタ−37の前面37aより前方に突出し、切
断ペンチ38の下刃部40aとの間には所定の隙間が設
けられている。このガイド板45には結束器1のバンド
ガイド溝7の前方位置にガイド孔46が横方向に開けら
れている。そして、切断ペンチ38の下刃先40bと上
刃先42aとの隙間を通過した結束バンドB2 のバンド
部bがガイド板45のガイド孔46に導かれるようにす
るために、内把手40はボルト41の前方でその下部を
アダプタ−37に固定された支持ピン47により支持さ
れ、また外把手39はボルト41の後方でその下部をア
ダプタ−37に固定された支持ピン48により支持され
ている。この手動切断器A4 により結束バンドB2 のバ
ンド部bの不要部を切断するには、結束器1による電線
Cの結束終了時に、第1実施例の手動切断器A1の上刃
部23が結束バンドB2 の皿部sの下方に位置したよう
に、切断ペンチ38の上刃支持部39aの傾斜した前面
が結束バンドB2 の皿部sの下方に位置する、この状態
で両把手39及び40を左手で握りしめるとバンド部b
の不要部が切断される。
この手動切断器A4 は、アダプタ−と、このアダプタ−
を介して結束器1のガイド部2の先端部に取付けられた
切断ペンチからなっている。この図において、切断ペン
チ38を支持するためにガイド部2の先端部に取付けら
れるアダプタ−37は、その一つの側壁37bの後部が
外側に広がるように形成されているので、側壁37bは
アダプタ−37の前面37aに対して傾斜している。切
断ペンチ38には外把手39と内把手40とが設けら
れ、その結合部がボルト41により側壁37bの外側に
軸着されている。外把手39は、その前部がアダプタ−
37の前面37aより前方に突出し、かつ前面37aの
前方に所定の間隔をおいて前面37aと平行になるよう
に折曲されて上刃支持部39aになっている。この上刃
支持部39aはその前面下部が前方に傾斜した傾斜面に
なっている。内把手40の前部も前面37aの前方に突
出して上刃支持部39aの下部と平行になるよう折曲さ
れて下刃部40aになっている。上刃支持部39aの下
部には、図10及び図11で説明した手動切断器A2の
上刃部28と同形の上刃部42が設けられており、また
下刃部40aの下刃先40bは手動切断器A2 の下刃部
29の下刃先29aと同様傾斜刃に形成されている。外
把手39と内把手40とには、ボルト41より後部に二
又ばね43が設けられ、この二又ばね43は、その後方
に突出する各脚部43aの端部がビス44によりそれぞ
れ各把手39,40に固着されている。この二又ばね4
3は手動切断器A2 と同様に、下刃部40aの下刃先4
0bの高い部分が上刃部42の上刃先42aと常時咬合
ようにするために設けられている。ガイド板45は、そ
の後部がガイド部2の前部で固定刃17の前方にある空
間部(図1に19で示す)内に嵌着されており、その前
部がアダプタ−37の前面37aより前方に突出し、切
断ペンチ38の下刃部40aとの間には所定の隙間が設
けられている。このガイド板45には結束器1のバンド
ガイド溝7の前方位置にガイド孔46が横方向に開けら
れている。そして、切断ペンチ38の下刃先40bと上
刃先42aとの隙間を通過した結束バンドB2 のバンド
部bがガイド板45のガイド孔46に導かれるようにす
るために、内把手40はボルト41の前方でその下部を
アダプタ−37に固定された支持ピン47により支持さ
れ、また外把手39はボルト41の後方でその下部をア
ダプタ−37に固定された支持ピン48により支持され
ている。この手動切断器A4 により結束バンドB2 のバ
ンド部bの不要部を切断するには、結束器1による電線
Cの結束終了時に、第1実施例の手動切断器A1の上刃
部23が結束バンドB2 の皿部sの下方に位置したよう
に、切断ペンチ38の上刃支持部39aの傾斜した前面
が結束バンドB2 の皿部sの下方に位置する、この状態
で両把手39及び40を左手で握りしめるとバンド部b
の不要部が切断される。
【0015】図15〜図18は手動切断器の第5実施例
を示す。この手動切断器A5 は、ガイド部2の上部と両
側を囲む形で結束器1に取付けられたアダプタ−50
と、このアダプタ−50の前部に取付けられた下刃部材
51、この下刃部材51の上部前面に配置された上刃部
材52及び両刃部材51、52を連結する連結リンク5
3及び下刃部材51を横移動させる手動レバ−54とか
らなっている。下刃部材51は横方向に長い長方形板状
の部材であり、中央上部に下刃55が形成されている。
この下刃55は、図16に示すように、手動レバ−54
に近い側が水平で手動レバ−54から遠い部分は上向き
に傾斜した傾斜刃55aになっている。この下刃部材5
1はその下部を、アダプタ−50の一方の側壁50aの
外側下部に取付けられて、前端側が90度上方に折曲さ
れた前板56aを有する下ガイド板56により横方向に
摺動自在に支承されている。下刃部材51の下部には下
刃55方向に向けて切り込まれて、横方向に長い凹部5
1aがある。下刃部材51の上部には上ガイド板57が
設けられ、アダプタ−50の前端面に固定されており、
この上ガイド板57の下面は下刃部材51の上面に摺接
している。このように、下刃部材51は上面を上ガイド
板57の下面に摺接し、かつその下面を下ガイド板56
により摺動自在に支承されているので、上ガイド板57
の下面に沿って横方向に移動可能になっている。
を示す。この手動切断器A5 は、ガイド部2の上部と両
側を囲む形で結束器1に取付けられたアダプタ−50
と、このアダプタ−50の前部に取付けられた下刃部材
51、この下刃部材51の上部前面に配置された上刃部
材52及び両刃部材51、52を連結する連結リンク5
3及び下刃部材51を横移動させる手動レバ−54とか
らなっている。下刃部材51は横方向に長い長方形板状
の部材であり、中央上部に下刃55が形成されている。
この下刃55は、図16に示すように、手動レバ−54
に近い側が水平で手動レバ−54から遠い部分は上向き
に傾斜した傾斜刃55aになっている。この下刃部材5
1はその下部を、アダプタ−50の一方の側壁50aの
外側下部に取付けられて、前端側が90度上方に折曲さ
れた前板56aを有する下ガイド板56により横方向に
摺動自在に支承されている。下刃部材51の下部には下
刃55方向に向けて切り込まれて、横方向に長い凹部5
1aがある。下刃部材51の上部には上ガイド板57が
設けられ、アダプタ−50の前端面に固定されており、
この上ガイド板57の下面は下刃部材51の上面に摺接
している。このように、下刃部材51は上面を上ガイド
板57の下面に摺接し、かつその下面を下ガイド板56
により摺動自在に支承されているので、上ガイド板57
の下面に沿って横方向に移動可能になっている。
【0016】上刃部材52は、その横方向の長さが下刃
部材51より短い長方形の部材であり、その一端部が軸
ボルト58により上ガイド板57の一端部に軸支されて
おり、また、他端側が連結リンク53の上端部に支軸5
9及びナット60により軸着されている。なお、上ガイ
ド板57の他端側には、軸ボルト58を中心とする湾曲
した縦溝57aが下向きに設けられており、支軸59は
縦溝57aに沿って移動可能になっているため、軸ボル
ト58を中心とする円内において回動可能になっている
(18図参照)。上刃部材52はその下部中央が所定幅
上方に切り込まれて上刃52aが形成されており、ま
た、上刃部材52の上部は下向きで横長な切込部52b
になっている。ブラケット62はアダプタ−50の他方
の側壁50aの外側に固着されており、前、後面62a
が互いに平行で、かつ前面62aは下刃部材51と平行
になっている。また、ブラケット62の外周面62bは
円弧面になっており、手動レバ−54はこのブラケット
62に対して軸63により軸着されている。手動レバ−
54にはブラケット62より前方に、ブロック状の下刃
部材取付部64が設けられており、この下刃部材取付部
64は、その前面の側壁50a側が略長方形に切り欠か
れたことにより、後面64aより幅の狭い下刃部材受6
4bになっている。そして、手動レバ−54は、ブラケ
ット62の後方で側壁50aとの間に圧縮ばね65が介
装されて、その後部が常時押し上げられているので、下
刃部材取付部64はその内面64cが側壁50aに当接
するとともに、その後面64aがブラケット62の前面
62aに当接し、かつその下刃部材受64bが下刃部材
51の後面に当接するようになっている。連結ボルト6
6はその軸部が連結リンク53の下端部と下刃部材51
とを貫通し、下刃部材取付部64の孔(図示しない)内
に挿入され、下刃部材取付部64の下面から開けられた
孔に打ち込まれたロックピン67により下刃部材取付部
64に固定されている。そして、上部を支軸59に、ま
た下部を連結ボルト66に取付けられた連結リンク53
は手動レバ−54を操作しない状態では、図16に示す
ように、その下部が僅かに左方に傾斜している。
部材51より短い長方形の部材であり、その一端部が軸
ボルト58により上ガイド板57の一端部に軸支されて
おり、また、他端側が連結リンク53の上端部に支軸5
9及びナット60により軸着されている。なお、上ガイ
ド板57の他端側には、軸ボルト58を中心とする湾曲
した縦溝57aが下向きに設けられており、支軸59は
縦溝57aに沿って移動可能になっているため、軸ボル
ト58を中心とする円内において回動可能になっている
(18図参照)。上刃部材52はその下部中央が所定幅
上方に切り込まれて上刃52aが形成されており、ま
た、上刃部材52の上部は下向きで横長な切込部52b
になっている。ブラケット62はアダプタ−50の他方
の側壁50aの外側に固着されており、前、後面62a
が互いに平行で、かつ前面62aは下刃部材51と平行
になっている。また、ブラケット62の外周面62bは
円弧面になっており、手動レバ−54はこのブラケット
62に対して軸63により軸着されている。手動レバ−
54にはブラケット62より前方に、ブロック状の下刃
部材取付部64が設けられており、この下刃部材取付部
64は、その前面の側壁50a側が略長方形に切り欠か
れたことにより、後面64aより幅の狭い下刃部材受6
4bになっている。そして、手動レバ−54は、ブラケ
ット62の後方で側壁50aとの間に圧縮ばね65が介
装されて、その後部が常時押し上げられているので、下
刃部材取付部64はその内面64cが側壁50aに当接
するとともに、その後面64aがブラケット62の前面
62aに当接し、かつその下刃部材受64bが下刃部材
51の後面に当接するようになっている。連結ボルト6
6はその軸部が連結リンク53の下端部と下刃部材51
とを貫通し、下刃部材取付部64の孔(図示しない)内
に挿入され、下刃部材取付部64の下面から開けられた
孔に打ち込まれたロックピン67により下刃部材取付部
64に固定されている。そして、上部を支軸59に、ま
た下部を連結ボルト66に取付けられた連結リンク53
は手動レバ−54を操作しない状態では、図16に示す
ように、その下部が僅かに左方に傾斜している。
【0017】上記のように構成された手動切断器A
5 は、手動レバ−54が操作されず、圧縮ばね65の付
勢力により押し上げられた状態では、図16に示すよう
に、下刃部材51の下刃55と上刃部材52の上刃52
aとは対向し、かつ開いた状態になる。この状態で、結
束バンドB2 のバンド部を下刃55と上刃52aとの間
を経て固定刃17の上、下刃の間から挿入して、結束器
1により結束バンドB2 を結束すると、上刃部材52の
切込部52bが結束バンドB2 の皿部sを、図9に示し
たのと同様に上方に湾曲させるので、上刃部材52の上
刃52aは結束バンドB2 の係止部kの近傍に位置す
る。この時、手動レバ−54を圧縮ばね65の付勢力に
抗してガイド部2方向に押圧すると、下刃部材取付部6
4の後面64aがブラケット62の前面62a及び外周
面62bにガイドされて回動し、図18に示すように、
下刃部材51は連結ボルト66と同方向へ摺動させられ
る。このため、連結リンク53は、連結ボルト66を介
してその下部が図の左方へ移動させられるので、時計方
向に回動させられて、連結リンク53の上部の支軸59
が下方へ引き下げられるので、上刃部材52は軸ボルト
58を中心として反時計方向に回動する。このため、結
束バンドB2 のバンド部は係止部kの近傍で、下刃部材
51の下刃55の傾斜刃55aによりその一側の端面か
ら斜めに切断されるとともに、上刃部材52の上刃52
aにより他側の端面上方から押し切られる。なお、図1
6から明らかなように、上刃部材52の上部に切込部5
2bを大きく設けて、上刃52aの上部の肉厚を少なく
したので、結束バンドB2 を結束した時、上刃52aは
その係止部kの近傍まで入ることができるので、バンド
部bを係止部kの近傍で切断することができる。
5 は、手動レバ−54が操作されず、圧縮ばね65の付
勢力により押し上げられた状態では、図16に示すよう
に、下刃部材51の下刃55と上刃部材52の上刃52
aとは対向し、かつ開いた状態になる。この状態で、結
束バンドB2 のバンド部を下刃55と上刃52aとの間
を経て固定刃17の上、下刃の間から挿入して、結束器
1により結束バンドB2 を結束すると、上刃部材52の
切込部52bが結束バンドB2 の皿部sを、図9に示し
たのと同様に上方に湾曲させるので、上刃部材52の上
刃52aは結束バンドB2 の係止部kの近傍に位置す
る。この時、手動レバ−54を圧縮ばね65の付勢力に
抗してガイド部2方向に押圧すると、下刃部材取付部6
4の後面64aがブラケット62の前面62a及び外周
面62bにガイドされて回動し、図18に示すように、
下刃部材51は連結ボルト66と同方向へ摺動させられ
る。このため、連結リンク53は、連結ボルト66を介
してその下部が図の左方へ移動させられるので、時計方
向に回動させられて、連結リンク53の上部の支軸59
が下方へ引き下げられるので、上刃部材52は軸ボルト
58を中心として反時計方向に回動する。このため、結
束バンドB2 のバンド部は係止部kの近傍で、下刃部材
51の下刃55の傾斜刃55aによりその一側の端面か
ら斜めに切断されるとともに、上刃部材52の上刃52
aにより他側の端面上方から押し切られる。なお、図1
6から明らかなように、上刃部材52の上部に切込部5
2bを大きく設けて、上刃52aの上部の肉厚を少なく
したので、結束バンドB2 を結束した時、上刃52aは
その係止部kの近傍まで入ることができるので、バンド
部bを係止部kの近傍で切断することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記した構成であるので、以
下のような諸効果が奏される。(1)作業者は一方の手
で支持する結束器を用いて、結束バンドにより電線等を
結束した後、他方の手で手動切断器の手動ハンドルを操
作するだけで、結束バンドの不要バンド部を瞬時に切断
することができるので、結束後に行う不要バンド部の切
断作業を極めて短時間に行えるとともに、作業者の手の
疲れをなくして、腱鞘炎等の職業病の発生を防止でき
る。(2)結束バンドがホック付きの場合には、不要バ
ンド部をホックの基部に設けられた皿部の近傍で切断で
きる利点がある。(3)手動切断器により切断された不
要バンド部の切口は、従来のように捩じ切られたような
ささくれ立ちがなく綺麗であり、かつホック付きの結束
バンドの場合には、皿部の基部で切断されて不要バンド
部が非常に短くなっているので、結束された電線をその
まま所要箇所に配線しても、配線作業者が結束バンドの
切口で指を怪我するのを防止することができる。
下のような諸効果が奏される。(1)作業者は一方の手
で支持する結束器を用いて、結束バンドにより電線等を
結束した後、他方の手で手動切断器の手動ハンドルを操
作するだけで、結束バンドの不要バンド部を瞬時に切断
することができるので、結束後に行う不要バンド部の切
断作業を極めて短時間に行えるとともに、作業者の手の
疲れをなくして、腱鞘炎等の職業病の発生を防止でき
る。(2)結束バンドがホック付きの場合には、不要バ
ンド部をホックの基部に設けられた皿部の近傍で切断で
きる利点がある。(3)手動切断器により切断された不
要バンド部の切口は、従来のように捩じ切られたような
ささくれ立ちがなく綺麗であり、かつホック付きの結束
バンドの場合には、皿部の基部で切断されて不要バンド
部が非常に短くなっているので、結束された電線をその
まま所要箇所に配線しても、配線作業者が結束バンドの
切口で指を怪我するのを防止することができる。
【図1】従来の結束器の側面図である。
【図2】従来の結束器の平面図である。
【図3】従来の結束器のの縦断面図である。
【図4】従来の結束器を用いて通常の結束バンドB1 で
電線を結束する状態を示す説明図である。
電線を結束する状態を示す説明図である。
【図5】従来の結束器を用いてホック付結束バンドB2
で電線を結束する状態を示す説明図である。
で電線を結束する状態を示す説明図である。
【図6】ホック付結束バンドB2 の側面図である。
【図7】本発明の第1実施例の手動切断器A1 を装着し
た結束器の側面図である。
た結束器の側面図である。
【図8】手動切断器A1 を装着した結束器の正面図であ
る。
る。
【図9】手動切断器A1 を装着した結束器を用いでホッ
ク付結束バンドB2 で電線を結束する状態を示す説明図
である。
ク付結束バンドB2 で電線を結束する状態を示す説明図
である。
【図10】本発明の第2実施例の手動切断器A2 を装着
した結束器の斜視図である。
した結束器の斜視図である。
【図11】手動切断器A2 を装着した結束器の切断状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図12】本発明の第3実施例の手動切断器A3 を装着
した結束器の側面図である。
した結束器の側面図である。
【図13】手動切断器A3 を装着した結束器で電線を結
束した後、手動切断器A3 を使用する状態を示す説明図
である。
束した後、手動切断器A3 を使用する状態を示す説明図
である。
【図14】本発明の第4実施例の手動切断器A4 を装着
した結束器の斜視図である。
した結束器の斜視図である。
【図15】本発明の第5実施例の手動切断器A5 を装着
した結束器の平面図である。
した結束器の平面図である。
【図16】手動切断器A5 を装着した結束器の正面図で
ある。
ある。
【図17】手動切断器A5 を使用する状態を示す結束器
の平面図である。
の平面図である。
【図18】手動切断器A5 を使用する状態を示す結束器
の正面図である。
の正面図である。
A1 ,A2 ,A3 ,A4 ,A5 :手動切断器 B2 :ホック付結束バンド C:電線 b:バンド部(ホック付結束バンドの) h:ホック s:皿部 1:用結束器 2:ガイド部 5:バンド引込部 6:引金部 8:挟み爪 17:固定刃 21,37,50:アダプタ− 23,28,32,42,:上刃部(上刃部材) 23a,28a,32a:傾斜部(上刃部) 23b,28b,32b:上刃先 24,35,54:手動レバ− 25,29,33,40a,:下刃部(下刃部材) 25a,29a,33a:下刃先 38:切断ペンチ 39:外把手 40:内把手 51:下刃部材 52:上刃部材 52a:上刃 53:連結リンク 55:下刃 55a:傾斜刃 56:下ガイド板 57:上ガイド板 58:軸ボルト 59:支軸 62:ブラケット 63:軸 66:連結ボルト
Claims (6)
- 【請求項1】 ガイド部と、このガイド部に前後方向に
摺動自在に支承されかつ常時前方へ付勢されて、下部に
配設された引金部の操作により前面開口部から挿入され
た結束バンドの不要バンド部を順次引き込む挟み爪を備
えたバンド引込部とを有する結束バンド用結束器におい
て、前記ガイド部内に引き込まれた結束バンドの不要バ
ンド部を切断するための手動切断器を前記ガイド部の先
端部に装着したことを特徴とする結束バンド用結束器。 - 【請求項2】 前記手動切断器は、前記ガイド部の先端
部に装着されるアダプタ−と、このアダプタ−の前部か
ら突出して設けられた上刃部材と、刃先が結束バンドの
不要バンド部を挟む形で上刃部材の刃先の下方に位置し
て、前記アダプタ−に軸着された手動レバ−の操作によ
り前記不要バンド部を上刃部材の刃先と協働して切断す
るための下刃部材と、で構成されていることを特徴とす
る請求項1に記載の結束バンド用結束器。 - 【請求項3】 手動レバ−の操作により、下刃部材の刃
先が上刃部材の刃先とともに結束バンドの不要バンド部
を一方の側面から順次挟み切る構成であることを特徴と
する請求項2に記載の結束バンド用結束器。 - 【請求項4】 前記手動切断器は、前記ガイド部の先端
部に装着されるアダプタ−と、このアダプタ−の上壁か
ら前方へ突出してその刃先部が下方に傾斜している上刃
部材と、前記アダプタ−の下壁から前方へ突出してその
刃先部が前記上刃部材の刃先部と対向して配設された下
刃部材と、前記上刃部材と前記下刃部材とを囲む形で配
設された結合部材と、一端部が前記結合部材に揺動可能
に取付けられているとともに、他端部がガイド部の上方
に位置して押し下げにより前記上刃部材を押し下げる手
動レバ−と、で構成されていることを特徴とする請求項
1に記載の結束バンド用結束器。 - 【請求項5】 前記手動切断器は、前記ガイド部の先端
部に装着されるアダプタ−と、このアダプタ−の一側面
に軸着されて下刃部材の刃先が上刃部材の刃先とともに
結束バンドの不要バンド部を一方の側面から順次挟み切
る切断ペンチと、で構成されていることを特徴とする請
求項1に記載の結束バンド用結束器。 - 【請求項6】 前記手動切断器は、前記ガイド部の外側
に嵌着されるアダプタ−、下刃部材、上刃部材、前記ア
ダプタ−の前面に取付けられた上、下のガイド部材、連
結リンク及び前記アダプタ−の側部に設けたブラケット
に軸着された手動レバ−で構成され、前記下刃部材は上
部に下刃を備え、前記上、下のガイド部材により横移動
可能に支承され、前記上刃部材は下部に備えた上刃が電
線等を結束したホック付結束バンドの皿部下方に嵌入可
能で、かつ一端部が前記上ガイド部に軸着されて下刃部
材の前面上部に配置され、前記連結リンクはその上部を
上刃部材の他端部に支軸により軸着されるとともに、下
端部を下刃部材を貫通する連結ボルトにより前記手動レ
バ−の前端部に連結され、手動レバ−の作動により下刃
部材は横移動させられてその下刃が結束器により電線等
を結束した前記バンドのバンド部を一側面から切断する
とともに、上刃部材はその上刃が前記バンド部を他側上
部より切断するように回転させられることを特徴とする
請求項1に記載の結束バンド用結束器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18020791A JPH05305916A (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 結束バンド用結束器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18020791A JPH05305916A (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 結束バンド用結束器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05305916A true JPH05305916A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=16079276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18020791A Pending JPH05305916A (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 結束バンド用結束器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05305916A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021019953A (ja) * | 2019-07-29 | 2021-02-18 | アラム株式会社 | 結束バンド用切断装置 |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP18020791A patent/JPH05305916A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021019953A (ja) * | 2019-07-29 | 2021-02-18 | アラム株式会社 | 結束バンド用切断装置 |
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