JPH05305619A - クッションバッグの製造方法 - Google Patents
クッションバッグの製造方法Info
- Publication number
- JPH05305619A JPH05305619A JP16816192A JP16816192A JPH05305619A JP H05305619 A JPH05305619 A JP H05305619A JP 16816192 A JP16816192 A JP 16816192A JP 16816192 A JP16816192 A JP 16816192A JP H05305619 A JPH05305619 A JP H05305619A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- wax
- wax mold
- bag
- cushion bag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 所望とする形状でかつ耐久性にすぐれたクッ
ションバッグを容易に製造する。 【構成】 ろう材によってクッションバッグ形状のろう
型23を形成するろう型成形工程と、ディッピング液槽
15にろう型23を浸漬し、ろう型23の表面にディッ
ピング液を付着させた後引き上げ、ろう型23の表面に
被膜103を形成する被膜成形工程と、ろう型23の表
面に被膜103が形成されたものを加熱しろう型23を
溶融除去することで、被膜103よりなる気密性を有す
る中空のクッションバッグ3を形成するろう型除去工程
と、を備えている。
ションバッグを容易に製造する。 【構成】 ろう材によってクッションバッグ形状のろう
型23を形成するろう型成形工程と、ディッピング液槽
15にろう型23を浸漬し、ろう型23の表面にディッ
ピング液を付着させた後引き上げ、ろう型23の表面に
被膜103を形成する被膜成形工程と、ろう型23の表
面に被膜103が形成されたものを加熱しろう型23を
溶融除去することで、被膜103よりなる気密性を有す
る中空のクッションバッグ3を形成するろう型除去工程
と、を備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は主として車両用シート
のシートクッションやシートバッグに内装されてシート
硬さを調整するためのクッションバッグを製造する方法
に関する。
のシートクッションやシートバッグに内装されてシート
硬さを調整するためのクッションバッグを製造する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のクッションバッグは、その中空
部に対する空気圧が加減されることでシート硬さを調整
するようになっている。(例えば実開平3−98656
号参照)。また、このようなクッションバッグは、二枚
の樹脂シートを重ねてその周縁部を溶着することで中空
袋状に形成されるのが一般的であった。
部に対する空気圧が加減されることでシート硬さを調整
するようになっている。(例えば実開平3−98656
号参照)。また、このようなクッションバッグは、二枚
の樹脂シートを重ねてその周縁部を溶着することで中空
袋状に形成されるのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、二枚の樹脂
シートを重ねて溶着する従来のクッションバッグの製造
方法においては、シートクッション又はシートバッグ形
状に対応する複雑な形状にクッションバッグを形成する
ことが困難であるとともに、樹脂シートの溶着部やその
近辺においてエア漏れが生じやすく、耐久性に問題点が
あった。
シートを重ねて溶着する従来のクッションバッグの製造
方法においては、シートクッション又はシートバッグ形
状に対応する複雑な形状にクッションバッグを形成する
ことが困難であるとともに、樹脂シートの溶着部やその
近辺においてエア漏れが生じやすく、耐久性に問題点が
あった。
【0004】この発明の目的は、前記した従来の問題点
に鑑み、所望とする形状でかつ耐久性にすぐれたクッシ
ョンバッグを容易に製造することができるクッションバ
ッグの製造方法を提供することである。
に鑑み、所望とする形状でかつ耐久性にすぐれたクッシ
ョンバッグを容易に製造することができるクッションバ
ッグの製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、ろう材によってクッションバッグ形状
のろう型を形成するために、この発明は、ろう材によっ
てクッションバッグ形状のろう型を形成するろう型成形
工程と、ディッピング液槽に前記ろう型を浸漬し、同ろ
う型の表面にディッピング液を付着させた後引き上げ前
記ろう型の表面に被膜を形成する被膜成形工程と、前記
ろう型の表面に被膜が形成されたものを加熱し前記ろう
型を溶融除去することで、前記被膜よりなる気密性を有
する中空のクッションバッグを形成するろう型除去工程
と、を備えている。
に、この発明は、ろう材によってクッションバッグ形状
のろう型を形成するために、この発明は、ろう材によっ
てクッションバッグ形状のろう型を形成するろう型成形
工程と、ディッピング液槽に前記ろう型を浸漬し、同ろ
う型の表面にディッピング液を付着させた後引き上げ前
記ろう型の表面に被膜を形成する被膜成形工程と、前記
ろう型の表面に被膜が形成されたものを加熱し前記ろう
型を溶融除去することで、前記被膜よりなる気密性を有
する中空のクッションバッグを形成するろう型除去工程
と、を備えている。
【0006】
【作用】前記したように構成されるクッションバッグの
製造方法において、ろう型成形工程、被膜成形工程及び
ろう型除去工程の順を経て気密性を有する中空のクッシ
ョンバッグが製造される。
製造方法において、ろう型成形工程、被膜成形工程及び
ろう型除去工程の順を経て気密性を有する中空のクッシ
ョンバッグが製造される。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面にしたがっ
て説明する。車両用シートを斜視図で表わした図3にお
いて、シートクッション1及びシートバッグ2の内部に
はシート硬さを調整するためのクッションバッグ3,
3′がそれぞれ内装されている。
て説明する。車両用シートを斜視図で表わした図3にお
いて、シートクッション1及びシートバッグ2の内部に
はシート硬さを調整するためのクッションバッグ3,
3′がそれぞれ内装されている。
【0008】シートクッション1に内装されるクッショ
ンバッグ3を斜視図で表わした図1及び断面で表わした
図2において、クッションバッグ3は、合成樹脂,ゴム
等よりなり略ハート形状をなす中空の外輪体4と、両端
が外輪体4に連通されて平行に配列された複数の中空の
下層チューブ5と、これら略下層チューブ5の上部に交
差し、両端が外輪体4に連通されて平行に配列された複
数の中空の上層チューブ6とを主体として構成されてい
る。そして各下層チューブ5と各上層チューブ6とは略
網目状をなしその各交差部が相互に連通されている。
ンバッグ3を斜視図で表わした図1及び断面で表わした
図2において、クッションバッグ3は、合成樹脂,ゴム
等よりなり略ハート形状をなす中空の外輪体4と、両端
が外輪体4に連通されて平行に配列された複数の中空の
下層チューブ5と、これら略下層チューブ5の上部に交
差し、両端が外輪体4に連通されて平行に配列された複
数の中空の上層チューブ6とを主体として構成されてい
る。そして各下層チューブ5と各上層チューブ6とは略
網目状をなしその各交差部が相互に連通されている。
【0009】さらに、外輪体4には、図示しないエアポ
ンプと真空ポンプとに切換弁を介して選択的に接続され
る空気の出入口7が突設されている。そして、外輪体4
及び上下各層のチューブ5,6内の空気圧が加減される
ことでクッション硬さが調整されるようになっている。
ンプと真空ポンプとに切換弁を介して選択的に接続され
る空気の出入口7が突設されている。そして、外輪体4
及び上下各層のチューブ5,6内の空気圧が加減される
ことでクッション硬さが調整されるようになっている。
【0010】また、シートバッグ2に内装されるクッシ
ョンバッグ3′も前記クッションバッグ3と略同様にし
て構成される。ただし、外輪体の形状は、略方形状に形
成される。
ョンバッグ3′も前記クッションバッグ3と略同様にし
て構成される。ただし、外輪体の形状は、略方形状に形
成される。
【0011】次に、前記したシートクッション1用のク
ッションバッグ3を製造する方法を工程順に説明する。 (ろう型成形工程)図4と図5に示すように、クッショ
ンバッグ3に対応する形状のキャビティが分割形成され
た上下一対の成形型11,12のうち、上の成形型11
に形成された注入口13よりろう材(ワックス)22が
流し込まれる。そして注入口13よりキャビティ内に流
入されたろう材が固化されることで、ろう型23が形成
される。その後、成形型11,12からろう型23が脱
型される。なお、ろう型23の外周面には除去用の突起
27,28が適宜に形成される。
ッションバッグ3を製造する方法を工程順に説明する。 (ろう型成形工程)図4と図5に示すように、クッショ
ンバッグ3に対応する形状のキャビティが分割形成され
た上下一対の成形型11,12のうち、上の成形型11
に形成された注入口13よりろう材(ワックス)22が
流し込まれる。そして注入口13よりキャビティ内に流
入されたろう材が固化されることで、ろう型23が形成
される。その後、成形型11,12からろう型23が脱
型される。なお、ろう型23の外周面には除去用の突起
27,28が適宜に形成される。
【0012】(被膜成形工程)次に、図6に示すよう
に、溶媒によって液状化された合成樹脂,ゴム等のディ
ッピング液14が溜められたディッピング液槽15内に
前記ろう型23が浸漬される。すると、ろう型23の表
面にディッピング液14が付着される。ろう型13の表
面にディッピング液14が付着されたところで、ディッ
ピング液槽15からろう型23が引き上げられる。その
後、ろう型23の表面に付着されたディッピング液が加
熱乾燥又は自然乾燥によって固化されることで、図7に
示すようにろう型23の表面に被膜103が形成され
る。また、ろう型13の浸漬,引き上げ,乾燥をくり返
して行うことで、被膜103の肉厚を厚くすることもで
きる。
に、溶媒によって液状化された合成樹脂,ゴム等のディ
ッピング液14が溜められたディッピング液槽15内に
前記ろう型23が浸漬される。すると、ろう型23の表
面にディッピング液14が付着される。ろう型13の表
面にディッピング液14が付着されたところで、ディッ
ピング液槽15からろう型23が引き上げられる。その
後、ろう型23の表面に付着されたディッピング液が加
熱乾燥又は自然乾燥によって固化されることで、図7に
示すようにろう型23の表面に被膜103が形成され
る。また、ろう型13の浸漬,引き上げ,乾燥をくり返
して行うことで、被膜103の肉厚を厚くすることもで
きる。
【0013】(ろう型除去工程)次に、図8に示すよう
に、ろう型23の除去用突起27,28の先端に付着さ
れている被膜部分が切断され当該部分を流し口117,
118とした後、加熱される。これによって前記ろう型
が溶融され、前記流し口117,118から流し出され
て除去される。そしてろう型23が除去された被膜10
3によって気密性を有する中空のクッションバッグ3が
形成される。
に、ろう型23の除去用突起27,28の先端に付着さ
れている被膜部分が切断され当該部分を流し口117,
118とした後、加熱される。これによって前記ろう型
が溶融され、前記流し口117,118から流し出され
て除去される。そしてろう型23が除去された被膜10
3によって気密性を有する中空のクッションバッグ3が
形成される。
【0014】また、前記流し口117,118のうち、
一つの流し口117は空気の出入口17として使用さ
れ、他の流し口118は溶着,接着,密閉栓等によって
密封される。また、シートバッグ2に内装されるクッシ
ョンバッグ3′においても、前述とほぼ同様にしてろう
型成形工程,被膜成形工程及びろう型除去工程の順を経
て形成される。
一つの流し口117は空気の出入口17として使用さ
れ、他の流し口118は溶着,接着,密閉栓等によって
密封される。また、シートバッグ2に内装されるクッシ
ョンバッグ3′においても、前述とほぼ同様にしてろう
型成形工程,被膜成形工程及びろう型除去工程の順を経
て形成される。
【0015】なお、前記実施例において、成形型11,
12によってろう型13が形成される場合を例示した
が、これに限るものではない。例えば、ろう材を棒状に
押出し成形し、その棒状ろう材を適宜長さに切断して所
望とする形状に適宜に結合することでろう型23を形成
することもできる。
12によってろう型13が形成される場合を例示した
が、これに限るものではない。例えば、ろう材を棒状に
押出し成形し、その棒状ろう材を適宜長さに切断して所
望とする形状に適宜に結合することでろう型23を形成
することもできる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ろう型成形工程,被膜成形工程及びろう型除去工程の順
を経てクッションバッグを製造する方法であるから、ろ
う型の形状に基づく所望とする形状でかつ継目のない耐
久性にすぐれたクッションバッグを容易に製造すること
ができる。
ろう型成形工程,被膜成形工程及びろう型除去工程の順
を経てクッションバッグを製造する方法であるから、ろ
う型の形状に基づく所望とする形状でかつ継目のない耐
久性にすぐれたクッションバッグを容易に製造すること
ができる。
【図1】この発明の一実施例のクッションバッグを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】車両用シートを簡略化して示す斜視図である。
【図4】成形型にろう材を流し込む状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図5】成形型の断面図である。
【図6】ディッピング液槽内にろう型を浸漬した状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図7】ろう型の表面に被膜が形成された状態を示す断
面図である。
面図である。
【図8】被膜からろう型を溶融除去する状態を示す説明
図である。
図である。
1 シートクッション 2 シートバッグ 3 クッションバッグ 4 外輪体 5 下層チューブ 6 上層チューブ 7 空気の出入口 11,12 成形型 15 ディッピング液槽 22 ろう材 23 ろう型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 41/42 7016−4F // B29L 31:58 4F
Claims (1)
- 【請求項1】 ろう材によってクッションバッグ形状の
ろう型を形成するろう型成形工程と、 ディッピング液槽に前記ろう型を浸漬し、同ろう型の表
面にディッピング液を付着された後ひき上げ、前記ろう
型の表面に被膜を形成する被膜成形工程と、 前記ろう型の表面に被膜が形成されたものを加熱し前記
ろう型を溶融除去することで、前記被膜よりなる気密性
を有する中空のクッションバッグを形成するろう型除去
工程と、 を備えていることを特徴とするクッションバッグの製造
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16816192A JPH05305619A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | クッションバッグの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16816192A JPH05305619A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | クッションバッグの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05305619A true JPH05305619A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=15862943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16816192A Pending JPH05305619A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | クッションバッグの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05305619A (ja) |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP16816192A patent/JPH05305619A/ja active Pending
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