JPH05305318A - 圧延機制御装置 - Google Patents

圧延機制御装置

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JPH05305318A
JPH05305318A JP4107658A JP10765892A JPH05305318A JP H05305318 A JPH05305318 A JP H05305318A JP 4107658 A JP4107658 A JP 4107658A JP 10765892 A JP10765892 A JP 10765892A JP H05305318 A JPH05305318 A JP H05305318A
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JP
Japan
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speed
rolling
rolling mill
reduction amount
signal
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Pending
Application number
JP4107658A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Iwase
瀬 光 男 岩
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧延運転中に圧延状態に異常徴候が発生した
場合に、手動操作による正常状態への復帰を迅速に行
う。 【構成】 圧延運転中に、例えば、圧延材1に上側にふ
くらむループが発生したとすると、オペレータは手動操
作器19を操作する。すると、設定速度調整回路25内
において、積分器21の出力が速度設定器14からの速
度設定信号と乗算され、その乗算結果が速度設定信号か
ら差引かれる。したがって、モータ11は減速される。
また、積分器37の出力は設定圧下量調整回路36に入
力され、この入力分が油圧圧下量設定器33からの圧下
量設定信号から差引かれる。したがって、圧延機5のロ
ール間隙は増大する。モータ11の減速と、圧延機5の
ロール間隙の増大とにより、圧延材1に発生したループ
は速やかに吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延運転中の圧延機に
対し、圧延状態に応じて操作量の調整を手動により行う
ことが可能な圧延機制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の圧延機制御装置の構成を示
すブロック図である。この図において、圧延材1はスタ
ンド間ルーパ2,3により一定張力を受けることにより
安定した状態で、複数台の圧延機4〜6により圧延され
る。圧延機4〜6は速度制御回路7〜9によって回転数
制御された圧延ロール駆動用モータ10〜12により速
度制御されている。圧延機4〜6は速度設定器13〜1
5により速度設定される。速度設定器13〜15からの
速度設定信号は速度回転数変換器16〜18により回転
数設定信号に変換されて速度制御回路7〜9に出力され
る。
【0003】ところで、一般に、圧延が安定な状態では
圧延材1は水平方向より見て不動の状態にある。しか
し、圧延材1の温度や厚みが外乱により大きく変動した
場合、その変動の際に圧延材の噛み込みが行なわれると
いうようなときには、圧延材が大きく水平位置より離れ
ループを描くことがある。このような場合には、ルーパ
によるルーパ高さ制御の制御能力をも越える事態になる
ことがあり、操業上非常に危険な状態になる。
【0004】したがって、オペレータは適切且つ迅速な
手動操作により、上流側圧延機の速度が減少する方向に
(ループが小となる方向に)速度設定の変更を行ない、
すみやかに正常な状態に復帰させる必要がある。逆に、
圧延材が過大な張力を受けルーパが押し下げられている
ような状態では、所請「幅落ち」の発生するおそれがあ
る。したがって、オペレータは手動操作により上流側圧
延機の速度増大する方向に速度設定の変更を行ない、す
みやかに張力を下げる必要がある。
【0005】手動操作器19,20、積分器21,2
2、乗算器23,26及び加算器24,27から成る設
定速度調整回路25,28は、このように圧延運転中に
圧延状態が変動し、異常な微候が現われた場合に、圧延
状態を正常に戻すために用いられるものである。
【0006】すなわち、いま、圧延機4と5との間にあ
る圧延材1について考えると、圧延機4−5間ので過大
なループが発生した場合、オペレータは、手動操作器1
9を圧延機5の速度が減少する方向に操作する。する
と、積分器21によりその操作量が積分され、その出力
が乗算器23により速度設定器14からの速度設定信号
と乗算される。そして、乗算器23の出力は、加算器2
4により減速比率として速度設定信号に加算される。そ
の結果、圧延機5の速度が減少し。、圧延機4−5間の
圧延材1に発生したループを吸収することができる。
【0007】また、圧延機5側に対する操作量は同一減
速比率として圧延機6側の速度設定器15にも加算器2
9を介して加算され、圧延機5−9間の圧延材1が影響
を受けないようにしておく。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、圧延運
転中に異常徴候が発生した場合、オペレータの手動操作
によりモータに対する設定速度の調整が行なわれ、圧延
状態を正常に復帰させることが可能になっている。
【0009】ところで、異常徴候が発生した場合、その
影響が製品に及ぶのを防ぐためには、圧延状態の正常復
帰をできるだけ迅速に行なうことが望まれる。しかし、
従来の圧延機制御装置では、オペレータが手動操作を行
なってから正常復帰するまでには少なからず時間を要し
ており、手動操作に対する応答性が充分に良好なもので
あることは言い得ないものであった。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、圧延運転中に圧延状態に異常徴候が発生した場合
に手動操作による正常状態への復帰をより迅速に行なう
ことが可能な圧延機制御装置を提供することを目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するための手段として、速度設定器からの速度設定信号
に基いて圧延ロール駆動用モータの速度制御を行う速度
制御回路と、手動操作器からの操作信号の入力に基いて
前記速度設定信号のレベルを調整する設定速度調整回路
と、を備えており、圧延材の圧延状態に異常な微候が発
生したときには、前記手動操作器の操作によりその圧延
状態を正常に復帰させることが可能な圧延機制御装置に
おいて、前記手動操作器からの操作信号の入力に基いて
圧下量制御回路に対する圧下量設定信号のレベルを調整
する設定圧下量調整回路を設け、前記手動操作器の操作
により設定速度及び設定圧下量の双方の調整を可能にし
たことを特徴としている。
【0012】
【作用】上記構成において、圧延状態に異常な徴候が発
生した場合、オペレータは圧延状態を正常に復帰させる
べく手動操作器の操作を行う。この操作信号は設定速度
調整回路のみならず設定圧下量調整回路にも入力され
る。
【0013】そして、圧延ロールの速度と圧下量との双
方が調整されて正常状態への復帰が図られる。したがっ
て、圧延ロールの速度調整のみを行なっていた従来装置
に比べ、正常状態への復帰がより迅速に行なわれること
になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基き説明す
る。但し、図2と同様の構成要素には同一符号を付して
重複した説明を省略する。
【0015】図1において、下流側の圧延機4は油圧圧
下量設定器30、油圧圧下量制御回路31、油圧圧下装
置32を有している。同様に、上流側の圧延機5は油圧
圧下量設定器33、油圧圧下量制御回路34、油圧圧下
装置35を有している。そして、油圧圧下量設定器33
と油圧圧下量制御回路34との間には、加算器により形
成される設定圧下量調整回路36が新たに設けられてい
る。
【0016】また、手動操作器19からの操作信号は積
分器21のみならず、新たに設けられた積分器37にも
入力されるようになっている。この積分器37の出力が
設定圧下量の調整信号として設定圧下量調整回路36へ
送られるようになっている。
【0017】次に、上記のように構成される本実施例の
動作につき説明する。圧延材1はスタンド間ルーパ2に
より一定張力を受けることにより安定した状態で、圧延
機4,5により圧延される。圧延機4,5は速度制御回
路7,8によって回転数制御されたモータ10,11に
より駆動されている。圧延機4,5は速度設定器13,
14により速度設定される。速度設定器13,14から
の速度設定信号は速度回転数変換器16,17により回
転数設定信号に変換されて速度制御回路7,8に出力さ
れる。
【0018】一方、圧延機4,5の油圧圧下装置32,
35では、油圧圧下量が制御される。その結果、圧延機
4,5のロール間隙が所望の値に制御されることにな
る。
【0019】いま、圧延機4と5との間にある圧延材1
について考えてみる。圧延機5の出側の圧延材1の線速
をV5 、板厚をH5 とし、圧延機4の入側の線速を
4 、板厚H4 とすると、圧延機5−4間のマスフロー
変化量は下式により表わされる。
【0020】
【数1】 上式の演算結果がプラス側に大きく推移すれば圧延材1
は圧延機5−4間でループとなり、一方、マイナス側に
大きく推移すれば圧延材1は圧延機5−4間で過大な張
力を受けることになる。従って、上式のV5 5 を速や
かに変化させれば圧延機5−4間のループ又は張力を速
やかに除去することができる。
【0021】さて、圧延機5−4間で過大なループが発
生した場合、オペレータは、手動操作器19を圧延機5
−4間のループが減少する方向に操作する。すると、積
分器21によりその操作量がマイナス方向に積分され、
その出力が設定速度調整回路25内の乗算器23により
速度設定器14からの速度設定信号と乗算される。そし
て、その乗算結果が減速比率として速度設定信号に加算
される。その結果、圧延機5の速度が減少し、圧延機5
−4間の圧延材1のループを吸収することができる。一
方、手動操作器19の操作信号は別の積分器37により
マイナス方向に積分され、設定圧下量調整回路36を介
して油圧圧下量設定器18に加算される。その結果、圧
延機5のロール間隙が増大し、圧延機5−4間の圧延材
1のループを吸収する方向に作用する。
【0022】また、圧延機5−4間で過大な張力が発生
した場合は、手動操作器19を圧延機5−4間の張力が
減少する方向に操作する。すると、積分器21によりそ
の操作量がプラス方向に積分され、その出力が設定速度
調整回路25内の乗算器23により速度設定器14から
の速度設定信号と乗算される。そして、その乗算結果が
増速比率として速度設定信号に加算される。その結果、
圧延機5の速度が増大し、圧延機5−4の圧延材1の張
力を吸収することができる。一方、手動操作器19の操
作信号は別の積分器32によりプラス方向に積分され、
設定圧下量調整回路36を介して油圧圧下量制御回路3
4に加算される。その結果、圧延機5のロール間隙が減
少し、圧延機5−4間の圧延材1の張力を吸収する方向
に作用する。
【0023】すなわち、いずれの場合でも1つの手動操
作器19を操作すれば、圧延機速度及び圧延機のロール
間隙の2つの状態量を、圧延機5−4間の圧延材1のル
ープ又は張力を吸収する方向に変化させることができる
ので、従来の装置より、より急速にループ又は張力を吸
収することができるようになる。
【0024】なお、圧延機5の速度及び圧下量の制御に
つき強制的に手動介入したことに伴なって、上流側の圧
延機6(図1では図示を略)にその影響が及ばないよう
にするため、図2の場合と同様に、積分器21,37の
出力を圧延機6側に送っている。これにより、圧延機6
側では、圧延機5側の手動介入による影響を自動的に回
避することができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、圧延状
態に異常な徴候が発生したときには、圧延機の速度制御
及び圧下量制御の双方に強制的に手動介入し得る構成と
したので、圧延状態の正常状態への復帰をより迅速に行
うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示すブロック図。
【図2】従来例の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 圧延材 4,5 圧延機 8 速度制御回路 11 圧延ロール駆動用モータ 14 速度設定器 19 手動操作器 25 設定速度調整回路 33 圧下量設定器 34 圧下量制御回路 35 圧下装置 36 圧下量調整回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】速度設定器からの速度設定信号に基いて圧
    延ロール駆動用モータの速度制御を行う速度制御回路
    と、手動操作器からの操作信号の入力に基いて前記速度
    設定信号のレベルを調整する設定速度調整回路と、を備
    えており、圧延材の圧延状態に異常な微候が発生したと
    きには、前記手動操作器の操作によりその圧延状態を正
    常に復帰させることが可能な圧延機制御装置において、 前記手動操作器からの操作信号の入力に基いて圧下量制
    御回路に対する圧下量設定信号のレベルを調整する設定
    圧下量調整回路を設け、前記手動操作器の操作により設
    定速度及び設定圧下量の双方の調整を可能にしたことを
    特徴とする圧延機制御装置。
JP4107658A 1992-04-27 1992-04-27 圧延機制御装置 Pending JPH05305318A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4107658A JPH05305318A (ja) 1992-04-27 1992-04-27 圧延機制御装置

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JP4107658A JPH05305318A (ja) 1992-04-27 1992-04-27 圧延機制御装置

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JPH05305318A true JPH05305318A (ja) 1993-11-19

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ID=14464753

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JP4107658A Pending JPH05305318A (ja) 1992-04-27 1992-04-27 圧延機制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009113109A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 連続圧延機の負荷配分制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009113109A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 連続圧延機の負荷配分制御装置

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