JPH05305209A - バグフィルタ停止中の保管方法 - Google Patents

バグフィルタ停止中の保管方法

Info

Publication number
JPH05305209A
JPH05305209A JP4131412A JP13141292A JPH05305209A JP H05305209 A JPH05305209 A JP H05305209A JP 4131412 A JP4131412 A JP 4131412A JP 13141292 A JP13141292 A JP 13141292A JP H05305209 A JPH05305209 A JP H05305209A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
casing
bag filter
damper
humidity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4131412A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Matsui
義雄 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alstom KK
Original Assignee
ABB Gadelius KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ABB Gadelius KK filed Critical ABB Gadelius KK
Priority to JP4131412A priority Critical patent/JPH05305209A/ja
Publication of JPH05305209A publication Critical patent/JPH05305209A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Gases (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動力消費量が少なくて済み、配管やヒーター
等を腐食させる恐れのないバグフィルタ停止中の保管方
法を提供する。 【構成】 バイパスダンパ5aを開くと共に、上記入口
ダンパ3aと出口ダンパ4aを閉じて、排ガスがバグフ
ィルタ内に入らないようにして、バグフィルタを停止さ
せる。続いて、開閉バルブ11を開いて、調湿エアーを
ケーシング1内に導入する。調湿エアーは、冷凍機8に
より約−10〜−17℃に冷却されていて、温度が非常
に低いので加熱ヒーター12により約60℃にまで加温
されて、湿度が非常に低い状態でケーシング1内に導入
される。ガス置換用ダクト13のダンパ13aが開いて
いるので、ケーシング1内のガスは上記導入された調湿
エアーと置換され、ケーシング1内は乾燥状態で保管さ
れる。水分計14により、ガスが乾燥した調湿エアーに
置換されて湿度が1〜3%以内になったことを確認の
上、エアー供給を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バグフィルタ停止中の
保管方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、バグフィルタにより集塵される
ダスト中には、塩化カルシウム等の塩素成分反応生成物
が存在する。この塩化カルシウムは、図3から明かなよ
うに、空気中の湿度が高かったり、或いは温度が低い場
合吸湿して、いわゆる潮解現象を生じる。
【0003】ところで、バグフィルタの停止中は、内部
の空気の温度が低くなるため、濾布の表面に付着してい
る塩化カルシウム等の塩素成分反応生成物が吸湿して潮
解現象を起こし、その後、集塵運転を再開すると、水分
が蒸発して上記生成物が固化し、濾布に目詰まりを生じ
させたり、濾布が化学的に劣化してしまう。従って、バ
グフィルタ停止中は、常時、低湿度にしておく必要があ
る。
【0004】従来、バグフィルター内を低湿度に保つた
めに、図4に示すように、ケーシングの下部に加熱ヒー
ター17を備えたり、排出側の清浄ガスの一部を予熱用
ファン18と加熱ヒーター12を備えたライン19を通
じてケーシング1内に戻していた。
【0005】しかしながら、上記従来の方法では、長期
間の停止に対しては、ファン18やヒーター12の運転
に多大の動力を消費するという問題点があり、また、通
常の集塵作用中に、予熱装置のライン19内のガスが冷
却されてドレーンとなり、予熱配管やファン18やヒー
ター12が腐食してしまうという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するためになされたもので、その目的とす
るところは、動力消費量が少なくて済み、配管やヒータ
ー等を腐食させる恐れのないバグフィルタ停止中の保管
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のバグフィルタ停
止中の保管方法は、バグフィルタの停止時に入口ダンパ
及び出口ダンパを閉じてバイパスダンパを開いたうえ
で、冷凍機あるいは吸湿剤により空気中の水分を除湿す
るとともに、例えば、約60℃に加熱した乾燥空気をバ
グフィルタ内に導入し、内部ガスと置換することを特徴
とする。なお、ケーシング内のガス温度が約120℃に
達してから乾燥空気を導入する。また、上記空気の加熱
温度を、最初は約120℃に設定し、約30分間隔で約
100℃、約80℃および約60℃と低下させ、最終的
に約40℃の乾燥空気で完全に置換するようにしてもよ
い。さらに、内部ガスが乾燥空気により置換されて湿度
が約1〜3%以内になったことを確認のうえ、乾燥空気
の導入を停止することも特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1において、1はバグフィルタの
ケーシングであって、多数の濾布2が収容されている。
該ケーシング1の下部には排ガスの供給ダクト3が接続
され、また、ケーシング1の上部には清浄ガスの排出ダ
クト4が各々接続されている。これらのダクト3、4内
には入口ダンパ3aおよび出口ダンパ4aが各々設けら
れている。
【0009】上記供給ダクト3と排出ダクト4とは、バ
イパスダクト5により相互に接続されている。該バイパ
スダクト内にもバイパスダンパ5aが配置されている。
【0010】上記濾布2の上部出口の上側には多数のパ
ルス洗浄用ノズル6aを付設した洗浄管6が配設されて
おり、コンプレッサー7および冷凍機8により圧縮・冷
却されたパルスエアーが洗浄エアー供給パイプ9を通っ
て導入される。9aは開閉バルブである。
【0011】上記冷凍機8の下流側の洗浄エアー供給パ
イプ9からは調湿用パイプ10が分岐され、上記ケーシ
ング1内に低湿度エアーの一部を導入するようになって
いる。該調湿用パイプ10の途中には、開閉バルブ11
および加熱ヒーター12が配置されている。
【0012】上記ケーシング1の排出側と上記バイパス
ダクト5の間にはガス置換用ダクト13が配管されてい
る。該ガス置換用ダクト13には水分計14およびダン
パ13aが設けられている。
【0013】15は排出用ファン、16は煙突、および
17は加熱ヒーターである。
【0014】つぎに、上記実施例の装置の作用について
説明すると、通常の集塵運転時には、入口ダンパ3aと
出口ダンパ4aを開いて、バイパスダンパ5aとダンパ
13aを閉じておき、供給ダクト3からケーシング1内
に排ガスを流入せしめると共に濾布2を通過させてダス
トを取り除き、清浄ガスを排出ダクト4を経て煙突15
から大気中に排出させる。上記濾布2に付着したダスト
は、パルス洗浄用ノズル6aから噴出するパルスエアー
により濾布2から払い落とされる。尚、払い落とし時以
外には、上記開閉バルブ9aは閉じている。
【0015】バグフィルタを停止させるには、バイパス
ダンパ5aを開くと共に、上記入口ダンパ3aと出口ダ
ンパ4aを閉じて、排ガスがバグフィルタ内に入らない
ようにする。
【0016】続いて、開閉バルブ11を開いて、調湿エ
アーをケーシング1内に導入する。該調湿エアーは、冷
凍機8により約−10〜−17℃に冷却されていて、温
度が非常に低いので加熱ヒーター12により約60℃に
まで加温されて、湿度が非常に低い状態でケーシング1
内に導入される。ガス置換用ダクト13のダンパ13a
が開いているので、ケーシング1内のガスは上記導入さ
れた調湿エアーと置換され、ケーシング1内は乾燥状態
で保管される。尚、上記加熱ヒーター12により、最初
は120℃に設定し、30分間隔で100℃、80℃、
60℃と低下させ、最終的に40℃のエアーを導入して
全置換するようにしてもよい。
【0017】上記水分計14により、ガスが乾燥した調
湿エアーに置換されて湿度が1〜3%以内になったこと
を確認の上、エアー供給を停止させる。
【0018】図2は別の実施例を示すもので、上記第1
の実施例の加熱ヒーター12の代わりに、調湿用パイプ
10を加熱ヒーター17内に導入して、加熱された調湿
エアーを供給ダクト3あるいはケーシング1内に導入す
るようにしている。
【0019】本発明は、停止中に乾燥空気をケーシング
1内に導入するものであれば、上記実施例に限定するも
のではなく、シリカゲル等の吸湿剤を使用してもよい。
上記実施例では、パルスエアー用の冷凍機8を利用して
いるので、特別の除湿装置を新設する必要がない。ま
た、圧縮空気を利用するため、ファンも不要である。さ
らに、除湿空気を用いるので、加熱のためのエネルギー
が少なくて済む。
【0020】
【発明の効果】
1)乾燥空気と置換するので、空気の加熱温度が低くて
よい。 2)乾燥空気と置換された後は、空気の循環も加温も不
要となる。 3)動力消費が節減できる。 4)洗浄エアー用の空気源には冷凍機を常設しており、
この空気を利用しているので、除湿装置の新設は不要で
ある。 5)圧縮空気を利用するので、ファンが不要であり、ま
た、低湿度エアーを用いるので、加熱度は小さくて済
み、動力が少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例のフロー図である。
【図2】本発明装置の別の実施例のフロー図である。
【図3】塩化カルシウムの状態図である。
【図4】従来の装置のフロー図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 濾布 3 供給ダクト 3a 入口ダンパ 4 排出ダクト 4a 出口ダンパ 5 バイパスダクト 5a バイパスダンパ 6 洗浄管 6a パルス洗浄用ノズル 7 コンプレッサー 8 冷凍機 9 洗浄エアー供給パイプ 9a 開閉バルブ 10 調湿用パイプ 11 開閉バルブ 12 加熱ヒーター 13 ガス置換用ダクト 13a ダンパ 14 水分計 15 排出用ファン 16 煙突 17 加熱ヒーター

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バグフィルタの停止時に入口ダンパ及び
    出口ダンパを閉じてバイパスダンパを開いたうえで、冷
    凍機あるいは吸湿剤により空気中の水分を除湿するとと
    もに加熱した乾燥空気をバグフィルタ内に導入し、内部
    ガスと置換することを特徴とするバグフィルタ停止中の
    保管方法。
  2. 【請求項2】 除湿後の空気の加熱温度を約60℃とす
    ることを特徴とする請求項1記載のバグフィルタ停止中
    の保管方法。
  3. 【請求項3】 ケーシング内のガス温度が約120℃に
    達してから乾燥空気を導入することを特徴とする請求項
    1または2記載のバグフィルタ停止中の保管方法。
  4. 【請求項4】 空気の加熱温度を、最初は約120℃に
    設定し、約30分間隔で約100℃、約80℃および約
    60℃と低下させ、最終的に約40℃の乾燥空気で完全
    に置換することを特徴とする請求項1、2または3記載
    のバグフィルタ停止中の保管方法。
  5. 【請求項5】 内部ガスが乾燥空気により置換されて湿
    度が約1〜3%以内になったことを確認のうえ、乾燥空
    気の導入を停止することを特徴とする請求項1、2、3
    または4記載のバグフィルタ停止中の保管方法。
JP4131412A 1992-04-27 1992-04-27 バグフィルタ停止中の保管方法 Pending JPH05305209A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4131412A JPH05305209A (ja) 1992-04-27 1992-04-27 バグフィルタ停止中の保管方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4131412A JPH05305209A (ja) 1992-04-27 1992-04-27 バグフィルタ停止中の保管方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05305209A true JPH05305209A (ja) 1993-11-19

Family

ID=15057369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4131412A Pending JPH05305209A (ja) 1992-04-27 1992-04-27 バグフィルタ停止中の保管方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05305209A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07256034A (ja) * 1994-03-18 1995-10-09 Nippon Spindle Mfg Co Ltd バッグフィルタ式集塵機の保温装置
CN102120117A (zh) * 2010-03-15 2011-07-13 湘潭平安电气有限公司 一种气封式提升旁路阀
WO2013122356A1 (ko) * 2012-02-15 2013-08-22 주식회사 제이텍 집진장치
CN107899312A (zh) * 2017-11-25 2018-04-13 韩梅 一种布袋除尘环保系统
KR102326757B1 (ko) * 2021-05-28 2021-11-16 (주) 정도이앤티 수분제거 기능이 강화된 백필터 집진장치 및 그 제어방법

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07256034A (ja) * 1994-03-18 1995-10-09 Nippon Spindle Mfg Co Ltd バッグフィルタ式集塵機の保温装置
CN102120117A (zh) * 2010-03-15 2011-07-13 湘潭平安电气有限公司 一种气封式提升旁路阀
WO2013122356A1 (ko) * 2012-02-15 2013-08-22 주식회사 제이텍 집진장치
CN104105535A (zh) * 2012-02-15 2014-10-15 韩国产业银行 集尘装置
CN104105535B (zh) * 2012-02-15 2016-10-26 韩国产业银行 集尘装置
CN107899312A (zh) * 2017-11-25 2018-04-13 韩梅 一种布袋除尘环保系统
KR102326757B1 (ko) * 2021-05-28 2021-11-16 (주) 정도이앤티 수분제거 기능이 강화된 백필터 집진장치 및 그 제어방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5926969A (en) Method and apparatus for regenerating a moist absorption medium
CN109882933A (zh) 空调室内机、空调器及蒸汽清洗控制方法
CN210832339U (zh) 一种洁净室用节能新风系统
JPH05305209A (ja) バグフィルタ停止中の保管方法
CN209165623U (zh) 一种处理高温环境的节能型转轮除湿设备
JPH08141353A (ja) 除湿装置
KR101728241B1 (ko) 재생공정 중 냉각과정에 사용된 건조공기를 회수하는 압축공기 건조방법 및 장치
CN201836999U (zh) 一种洁净饱和湿空气处理装置
CN212068282U (zh) 带自动报警功能的气体干燥装置
CN211462562U (zh) 一种生物质燃料锅炉高效洁净除尘系统
JP3986905B2 (ja) 清浄空気供給システム及びその運転方法
CN209406004U (zh) 一种节能吸附式干燥机
CN217979594U (zh) 一种转笼循环风干燥系统
JPS63286635A (ja) 乾式除加湿装置
JPH09117628A (ja) 排ガス処理設備
JPS6087830A (ja) 加圧ガス除湿装置における乾燥剤の再生方法
CN220817949U (zh) 一种组合式转轮除湿机
JP2008089209A (ja) 空気調和装置、および空気調和装置のフィルタ再生制御方法
CN208642260U (zh) 鼓风、零排放、余热再生干燥机控制系统
CN111939732B (zh) 一种余热再生压缩空气干燥器的操作方法
CN218523678U (zh) 恒温除湿装置
CN111905533B (zh) 一种余热再生压缩空气干燥器
JP3835920B2 (ja) 温風器
SU860839A1 (ru) Адсорбер дл осушки сжатого воздуха
KR20020035376A (ko) 압축공기건조기의 온도제어방법