JPH0530462A - ビデオ信号の記録装置及び再生装置 - Google Patents

ビデオ信号の記録装置及び再生装置

Info

Publication number
JPH0530462A
JPH0530462A JP3202465A JP20246591A JPH0530462A JP H0530462 A JPH0530462 A JP H0530462A JP 3202465 A JP3202465 A JP 3202465A JP 20246591 A JP20246591 A JP 20246591A JP H0530462 A JPH0530462 A JP H0530462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
video signal
hdtv
circuit
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3202465A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3114261B2 (ja
Inventor
Masahiro Kanbara
正宏 蒲原
Takao Takahashi
孝夫 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP03202465A priority Critical patent/JP3114261B2/ja
Publication of JPH0530462A publication Critical patent/JPH0530462A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3114261B2 publication Critical patent/JP3114261B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】HDTV方式のVTRに、NTSC方式のビデ
オ信号をHDTV方式のビデオ信号にアップコンバート
して記録し、再生時にこれを更にNTSC方式のビデオ
信号にダウンコンバートする時にも、画質の劣化が生じ
ないようにする。 【構成】NTSC方式のビデオ信号をHDTV方式のビ
デオ信号にアップコンバートして記録する時には、ID
信号生成回路14により、この情報をインデックスエリ
アに記録しておく。再生時には、インデックス信号を再
生し、記録信号がNTSC方式のビデオ信号をHDTV
方式のビデオ信号にアップコンバートしたものである時
には、垂直方向の補間フィルタを通さないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、HDTV(高品位テ
レビジョン)方式のビデオ信号を記録/再生するビデオ
信号の記録/再生装置に関するもので、特に、HDTV
用のVTRでNTSC方式のディスプレイを接続したと
きの画質の改善に係わる。
【0002】
【従来の技術】HDTV用のVTRの開発が進められて
いる。このHDTV用のVTRにNTSC方式のディス
プレイを接続し、HDTV用のVTRの再生信号を、N
TSC方式のディスプレイを用いて映出することが考え
られる。HDTV方式とNTSC方式とではライン数が
異なるので、HDTV用のVTRの再生信号をNTSC
方式のディスプレイを用いて映出する場合には、ライン
数変換が必要である。HDTVのビデオ信号の走査線数
は1125本であるのに対して、NTSC方式の走査線
数は525本であるから、簡単には、HDTVのビデオ
信号のライン数を(1/3)に間引くことにより、HD
TV方式からNTSC方式へのライン数変換ができる。
HDTV方式のビデオ信号のライン数がNTSC方式の
ビデオ信号のライン数よりも多いので、このようなライ
ン数変換を行う際には、垂直方向の帯域制限を行う必要
がある。
【0003】つまり、HDTV方式のビデオ信号の垂直
方向の周波数成分は、各ラインでサンプリングしている
ことになるので、HDTVのビデオ信号の水平周波数を
H とすると、図9に示すように、周波数fH を中心と
して広がり、サンプリングの定理から、周波数(1/2 )
H の帯域までの情報が含められる。ライン数を(1/
3)に間引くことによりライン数変換を行うと、水平周
波数が(1/3 )fH に下がったことになる。したがっ
て、サンプリングの定理から、周波数(1/6 )fH の帯
域までの情報が含められる。HDTV方式のビデオ信号
の垂直方向には、周波数(1/2 )fH までの帯域の情報
が含まれているので、HDTV方式のビデオ信号のライ
ン数を(1/3)に間引くことによりNTSC方式のビ
デオ信号のライン数に変換する場合には、周波数(1/6
)fH までの成分となるように垂直方向の帯域制限を
しなければ、折り返し歪みが発生する。
【0004】このようにHDTV方式のライン数をNT
SC方式のライン数に変換する際に、帯域制限用に用い
るフィルタは、図10に示すようなFIR型フィルタに
より構成できる。図10において、入力端子101から
の信号が1H(Hは水平周期)遅延回路102及び10
3の縦続接続を介される。遅延回路102及び103の
縦続接続の段間の出力が乗算回路104、105及び1
06に夫々供給される。乗算回路104及び106の係
数は1/4とされ、乗算回路105の係数は1/2とさ
れる。乗算回路104及び105の出力が加算回路10
7に供給される。加算回路107の出力及び乗算回路1
06の出力が加算回路108に供給される。加算回路1
08の出力が出力端子109から出力される。
【0005】このようなフィルタにより、図11に示す
ような垂直方向の特性が得られる。このような特性のフ
ィルタを介させることにより、垂直方向の帯域が制限で
き、折り返し歪みの発生が防止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】HDTV方式のVTR
に、NTSC方式のビデオ信号をHDTV方式にアップ
コンバートした信号を記録することが考えられる。HD
TV方式のVTRの再生信号をNTSC方式のディスプ
レイで再生する場合、再生時にこの信号がNTSC方式
にダウンコンバートされる。従来では、上述のように、
HDTV方式からNTSC方式にライン数変換を行う際
に、常に、垂直方向の帯域制限を行っている。ところ
が、NTSC方式のビデオ信号をHDTV方式に変換し
ている信号を再生し、これをNTSC方式のディスプレ
イで映出する場合には、図12に示すように、信号中に
(1/6 )fH 以上の信号成分が含まれていないので、垂
直方向の帯域制限を行う必要はない。このような場合に
も、帯域制限を行うと、信号劣化が生じる。すなわち、
図11の特性から分かるように、上述のフィルタを介さ
せると、図11中で斜線で示すように、(1/6 )fH
の信号部分でも、信号が劣化する。
【0007】したがって、この発明の目的は、HDTV
方式のVTRにNTSC方式のビデオ信号をHDTV方
式にアップコンバートした信号を記録し、再生時にこれ
を更にNTSC方式の信号にダウンコンバートした場合
にも、信号の劣化が生じないビデオ信号の記録装置及び
再生装置を提供することある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、走査線数が
n本の第1の方式のビデオ信号を記録するビデオ信号記
録装置において、識別信号を記録媒体の所定のエリアに
記録する識別信号記録手段を備え、第2の方式の信号を
第1の方式の信号にアップコンバートして記録する場合
には、アップコンバートして記録したことを示す識別信
号を記録媒体の所定のエリアに記録するようにしたこと
を特徴とするビデオ信号の記録装置である。
【0009】この発明は、走査線数がn本の第1の方式
のビデオ信号を再生するビデオ信号の再生装置におい
て、記録媒体の所定のエリアから、識別信号を再生する
識別信号再生手段を備え、記録媒体の所定エリアの識別
信号を再生して、記録媒体から再生されるビデオ信号が
第2の方式から第1の方式にアップコンバートされて記
録された信号かどうかを判別し、これに応じて、補間フ
ィルタの特性を制御するようにしたことを特徴とするビ
デオ信号の再生装置である。
【0010】
【作用】記録時に、記録するビデオ信号が純然たるHD
TV方式のビデオ信号か、NTSC方式のビデオ信号を
HDTV方式のアップコンバートした信号かがインデッ
クスエリアに記録される。再生時には、このインデック
スエリアの再生信号から、再生されるビデオ信号が純然
たるHDTV方式のビデオ信号か、NTSC方式のビデ
オ信号をHDTV方式のアップコンバートした信号か
が、インデックスエリアの情報から判断できる。そし
て、再生される信号がNTSC方式のビデオ信号をHD
TV方式のアップコンバートした信号の場合には、この
信号を更にダウンコンバートする際に、垂直帯域制限用
のフィルタを挿入しないようにする。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、この発明が適用されたHDT
V方式のVTRの記録系の構成を示すものである。図1
において、入力端子1A、1B及び1Cに、HDTV方
式の輝度信号Y、色差信号PB 及びPR が夫々供給され
る。
【0012】入力端子1A〜1Cに供給される信号に
は、HDTV方式のカメラを使って撮影して得られるよ
うな純然たるHDTV方式の信号の場合と、NTSC方
式のビデオ信号をHDTV方式に変換した信号の場合と
がある。入力端子1A〜1Cに供給される信号が純然た
るHDTV方式の信号か、NTSC方式の信号をHDT
V方式に変換した信号かに応じて、端子13からID信
号生成回路14に判別信号S1 が供給される。ID信号
生成回路14で、インデックス信号SIDが形成される。
このインデックス信号SIDには、入力される信号が純然
たるHDTV方式の信号か、NTSC方式の信号をHD
TV方式に変換した信号かの情報が含められる。
【0013】入力端子1A〜1Cからの輝度信号Y、色
差信号PB 及びPR は、A/Dコンバータ2A、2B及
び2Cに夫々供給され、ディジタル化される。A/Dコ
ンバータ2A、2B及び2Cの出力が垂直NLE(ノン
リニア・エンファシス)回路3A、3B及び3Cを夫々
介して、TDM(時分割多重化)及びシャフリング回路
4に供給される。TDM及びシャフリング回路4で、色
差信号PB 及びPR が1ライン毎に交互に取り出され、
時間軸圧縮されて線順次化された後、時間軸伸長されて
2チャンネル化される。また、TDM及びシャフリング
回路4で、1フィールド分の信号がシャフリングされ
る。TDM及びシャフリング回路4には、輝度信号Y及
び色差信号PB 及びPR をバッファリングするためのフ
レームメモリ5が設けられる。
【0014】TDM及びシャフリング回路4からの2チ
ャンネルの出力が水平NLE回路6A及び6Bを夫々介
して、D/Aコンバータ7A及び7Bに夫々供給され、
アナログ信号に変換される。D/Aコンバータ7A及び
7Bの出力がエンファシス回路8A及び8Bを夫々介し
てFM変調回路9A及び9Bにそれぞれ供給される。F
M変調回路9A及び9Bで、2チャンネルの信号が夫々
FM変調される。FM変調回路9A及び9Bの出力が記
録回路10に供給される。記録回路10は、記録アンプ
と、ヘッド切り換え用のスイッチ回路とを含んでいる。
【0015】記録回路10には、ID信号生成回路14
からインデックス信号SIDが供給される。記録回路10
の出力が4つのヘッド11A〜11Dに供給される。こ
れにより、HDTVのビデオ信号がセグメント記録され
ると共に、所定のインデックスエリアに、入力されたH
DTV方式の信号が純然たるHDTV方式の信号か、N
TSC方式の信号をHDTV方式に変換した信号かの情
報を含むインデックス信号SIDが記録される。
【0016】すなわち、図2に示すように、各フィール
ドの信号は、セグメントSG1及びSG2、セグメント
SG3及びSG4に分割され、4つのヘッド11A〜1
1Dを用いて2チャンネルで記録される。1フィールド
分の信号は、各4トラックT1 〜T4 及びT5 〜T8
記録され、1フレーム分の信号は、8トラックT1 〜T
8 に記録される。各トラックにおいて、ビデオ記録エリ
アVとオーディオ記録エリアAとの間に、インデックス
エリアIDが設けられる。このインデックスエリアID
は、図3に示すように、9ブロック分のプリアンブル
と、4ブロック分のデータエリアと、1ブロック分のポ
ストアンブルからなる。このデータエリア中に収められ
る情報としては、入力されたHDTV方式の信号が純然
たるHDTV方式の信号か、NTSC方式の信号をHD
TV方式に変換した信号かの情報が含められる。
【0017】図4は、この発明が適用されたHDTV用
のVTRの再生系の構成を示すものである。図4におい
て、4つのヘッド21A〜21Dから再生される信号が
再生回路23に供給される。再生回路23は、再生アン
プと、ヘッド切り換え用のスイッチ回路とを含んでい
る。再生回路23の出力がFM復調回路24A及び24
Bに夫々供給されると共に、再生回路23でインデック
スエリアIDの再生信号が取り出され、このインデック
スエリアIDの再生信号がID信号検出回路39に供給
される。
【0018】FM復調回路24A及び24Bで、再生信
号がFM復調され、2チャンネルのビデオ信号が復調さ
れる。FM復調回路24A及び24Bの出力がデエンフ
ァシス回路25A及び25Bを夫々介して、A/Dコン
バータ26A及び26Bに夫々供給される。A/Dコン
バータ26A及び26Bで、2チャンネルのビデオ信号
がディジタル化される。A/Dコンバータ26A及び2
6Bの出力が水平NLDE(ノンリニアデエンファシ
ス)回路27A及び27Bを介して、TDM及びデシャ
フリング回路28に供給される。TDM及びデシャフリ
ング回路28には、フレームメモリ29が設けられる。
【0019】TDM及びデシャフリング回路28によ
り、2チャンネルのビデオ信号から、輝度信号Y及び色
差信号PB 及びPR が形成される。この輝度信号Y及び
色差信号PB 及びPR が垂直NLDE回路30A〜30
Cを夫々介して、D/Aコンバータ31A〜31Cに供
給される。D/Aコンバータ31A〜31Cで、HDT
V方式の輝度信号Y及び色差信号PB 及びPR がアナロ
グ信号に変換され、出力端子32A〜32Cから夫々出
力される。これと共に、再生された輝度信号Yが補間フ
ィルタ33に供給され、再生された色差信号PB 及びP
R が遅延回路34A及び34Bに夫々供給される。
【0020】補間フィルタ33は、HDTV方式のライ
ン数をNTSC方式のライン数に変換した時に、折り返
し歪みが発生しないように、垂直方向の帯域制限を行う
ものである。遅延回路34A及び34Bは、補間フィル
タ33で生じる遅延との遅延合わせのために設けられ
る。補間フィルタ33は、ID信号発生回路39の出力
に応じて、特性が切り換えられる。すなわち、ID信号
検出回路39でインデックス信号が検出され、このイン
デックス信号から、再生されるHDTV方式の信号が純
然たるHDTV方式の信号か、NTSC方式の信号をH
DTV方式にアップコンバートした信号かが判断され
る。再生されるHDTV方式の信号が、純然たるHDT
V方式の信号の場合には、補間フィルタ33で、垂直方
向の帯域制限がなされる。再生されるHDTV方式の信
号が、NTSC方式の信号をHDTV方式にアップコン
バートした信号の場合には、垂直方向の帯域制限はなさ
れない。
【0021】補間フィルタ33及び遅延回路34A及び
34Bの出力がライン数変換回路35A〜35Cに夫々
供給される。ライン数変換回路35A〜35Cで、ライ
ン数が(1/3)に変換される。ライン数変換回路35
A〜35Cの出力がNTSCエンコーダ36に供給され
る。NTSCエンコーダ36で、輝度信号Y及び色差信
号PB 及びPR から、輝度信号Y及びクロマ信号Cが形
成される。この輝度信号Y及びクロマ信号CがD/Aコ
ンバータ37A及び37Bに供給される。D/Aコンバ
ータ37A及び37Bで、輝度信号Y及びクロマ信号C
がアナログ信号に変換され、出力端子38A及び38B
から出力される。
【0022】図5は、補間フィルタ33の構成の一例を
示すものである。図5において、入力端子41からの信
号が1H遅延回路42及び43の縦続接続を介される。
これら1H遅延回路42及び43の縦続接続の段間の出
力が乗算回路44〜46に夫々供給される。乗算回路4
4及び46の係数は、例えば1/4に設定され、乗算回
路45の係数は、例えば1/2に設定される。また、1
H遅延回路42と1H遅延回路43の段間の出力がスイ
ッチ回路47の端子47Aに供給される。
【0023】乗算回路44の出力と乗算回路46の出力
とが加算回路48に供給される。加算回路48の出力と
乗算回路46の出力とが加算回路49に供給される。加
算回路48及び49で、乗算回路44〜46の出力が加
算される。加算回路49の出力がスイッチ回路49の端
子47Bに供給される。
【0024】スイッチ回路47は、端子50からの制御
信号により、制御される。スイッチ回路47が端子47
A側に設定されると、入力端子41からの信号が1H遅
延回路42を介して1H分遅延され、出力端子51から
そのまま出力される。スイッチ回路47が端子47B側
に設定されると、1H遅延回路42及び43と乗算回路
44〜46と、加算回路48及び49とからなるFIR
型フィルタを介された信号が出力端子51から出力され
る。
【0025】図6は、補間フィルタ33の他の例を示す
ものである。図6において、入力端子61からの信号
は、1H遅延回路62及び63を介され、これらの段間
の出力が乗算回路64〜66に夫々供給される。乗算回
路64〜66の係数は、スイッチ回路67〜69を介し
て夫々与えられる。スイッチ回路67〜69は、端子7
0からの制御信号により、制御される。スイッチ回路6
7〜69が夫々端子67A、68A、69A側に設定さ
れている時には、乗算回路64の係数は0、乗算回路6
5の係数は1、乗算回路66の係数は0に夫々設定され
る。スイッチ回路67〜69が夫々端子67B、68
B、69B側に設定されている時には、乗算回路64の
係数は1/4、乗算回路65の係数は1/2、乗算回路
66の係数は1/4に夫々設定される。
【0026】乗算回路64の出力及び乗算回路65の出
力が加算回路71に供給される。加算回路71の出力及
び乗算回路66の出力が加算回路72に供給される。加
算回路72の出力が出力端子73から出力される。
【0027】スイッチ回路67〜69が夫々端子67
A、68A、69A側に設定されている時には、乗算回
路64の係数は0、乗算回路65の係数は1、乗算回路
66の係数は0に夫々設定されるので、入力端子61か
らの信号が1H分遅延されて出力端子73からそのまま
出力される。スイッチ回路67〜69が夫々端子67
B、68B、69B側に設定されている時には、乗算回
路64の係数は1/4、乗算回路65の係数は1/2、
乗算回路66の係数は1/4に夫々設定されるので、入
力端子61からの信号は、1H遅延回路62及び63、
乗算回路64〜66、加算回路71及び72により構成
されるFIR型フィルタを介して、出力端子73から出
力される。
【0028】図7は、ライン数変換回路35A〜35C
の構成の一例である。図7において、入力端子81に
は、走査線数が1125本のHDTV方式のビデオ信号
が供給される。入力端子82には、HDTV方式の水平
周波数fH のクロックSfHが供給される。入力端子83
には、サンプリングクロックSfsが供給される。
【0029】入力端子82からのクロックSfHが(1/
3)分周回路84に供給され、(1/3)分周される。
この(1/3)分周回路84の出力がデコーダ85に供
給される。デコーダ85で、ライトリセット信号WRS
T(図8B)及びリードリセット信号RRST(図8
D)が形成される。このライトリセット信号WRST及
びリードリセット号RRSTがFIFO86に供給され
る。
【0030】入力端子83からのサンプリングクロック
fsがライトクロックWCKとしてFIFO86に供給
されると共に、(1/3)分周回路87に供給される。
(1/3)分周回路87の出力がリードクロックRCK
としてFIFO86に供給される。
【0031】入力端子81からのビデオ信号は、図8A
に示すように、サンプリングクロックSfsのタイミング
で送られてくる。このビデオ信号は、ライトクロックW
CKにより、FIFO86に書き込まれる。FIFO8
6に1H分のビデオ信号が書き込まれると、図8Bに示
すライトリセット信号WRSTによりリセットされる。
したがって、FIFO86には、図8Cに示すように、
ビデオ信号が蓄えられる。
【0032】FIFO86に蓄えられたビデオ信号は、
(1/3)分周回路87からのリードクロックRCKに
より、読み出される。このリードクロックRCKは、ラ
イトクロックWCKの(1/3)とされている。FIF
O86から1H分の信号が読み出されると、図8Dに示
すリードリセット号RRSTにより、FIFO86がリ
セットされる。これにより、図8Eに示すように、ライ
ン数を(1/3)に間引くことができる。
【0033】なお、上述の一実施例では、HDTV方式
のVTRの再生信号をNTSC方式のディスプレイで映
出する場合について説明したが、この発明は、HDTV
方式のVTRの再生信号をPAL方式やSCAM方式の
ディスプレイで映出する場合にも同様に適用できる。
【0034】
【発明の効果】この発明によれば、記録時に、記録する
ビデオ信号が純然たるHDTV方式のビデオ信号か、N
TSC方式のビデオ信号をHDTV方式のアップコンバ
ートした信号かがインデックスエリアに記録される。再
生時には、このインデックスエリアの再生信号から、再
生されるビデオ信号が純然たるHDTV方式のビデオ信
号か、NTSC方式のビデオ信号をHDTV方式のアッ
プコンバートした信号かが判断できる。そして、再生さ
れる信号がNTSC方式のビデオ信号をHDTV方式の
アップコンバートした信号の場合には、この信号を更に
ダウンコンバートする際に、垂直帯域制限用のフィルタ
が挿入されない。これにより、HDTV方式のVTRに
NTSC方式のビデオ信号をHDTV方式にアップコン
バートした信号を記録し、再生時にこれを更にNTSC
方式の信号にダウンコンバートした場合にも、信号の劣
化が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたHDTV方式のVTRの
記録系の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明が適用されたHDTV方式のVTRの
記録トラックの説明に用いる略線図ロック図である。
【図3】この発明が適用されたHDTV方式のVTRの
説明に用いる略線図である。
【図4】この発明が適用されたHDTV方式のVTRの
再生系の構成を示すブロック図である。
【図5】この発明が適用されるライン補間用のフィルタ
の一例の構成を示すブロック図である。
【図6】この発明が適用されるライン補間用のフィルタ
の他の例の構成を示すブロック図である。
【図7】この発明が適用されるライン数変換回路の一例
の構成を示すブロック図である。
【図8】この発明が適用されるライン数変換回路の一例
の説明に用いるタイミング図である。
【図9】従来のHDTV方式のビデオ信号の説明に用い
るスペクトラム図である。
【図10】従来のライン補間用のフィルタの一例のブロ
ック図である。
【図11】従来のライン補間用のフィルタの一例の説明
に用いる周波数特性図である。
【図12】従来のNTSC方式のビデオ信号をHDTV
方式のビデオ信号にアップコンバートした時の説明に用
いるスペクトラム図ある。
【符号の説明】
14 ID信号生成回路 39 ID信号検出回路 33 補間フィルタ 35A〜35C ライン数変換回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査線数がn本の第1の方式のビデオ信
    号を記録するビデオ信号記録装置において、 識別信号を記録媒体の所定のエリアに記録する識別信号
    記録手段を備え、 走査線数が上記n本より少ない第2の方式の信号を上記
    第1の方式の信号にアップコンバートして記録する場合
    には、上記アップコンバートして記録したことを示す識
    別信号を記録媒体の上記所定のエリアに記録するように
    したことを特徴とするビデオ信号の記録装置。
  2. 【請求項2】 走査線数がn本の第1の方式のビデオ信
    号を再生するビデオ信号の再生装置において、 上記記録媒体の所定のエリアから、識別信号を再生する
    識別信号再生手段を備え、 上記記録媒体の所定エリアの識別信号を再生して、上記
    記録媒体から再生されるビデオ信号が、上記走査線数が
    上記n本より少ない第2の方式から上記第1の方式にア
    ップコンバートされて記録された信号かどうかを判別
    し、これに応じて、補間フィルタの特性を制御するよう
    にしたことを特徴とするビデオ信号の再生装置。
JP03202465A 1991-07-17 1991-07-17 ビデオ信号の記録装置及び再生装置 Expired - Fee Related JP3114261B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03202465A JP3114261B2 (ja) 1991-07-17 1991-07-17 ビデオ信号の記録装置及び再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03202465A JP3114261B2 (ja) 1991-07-17 1991-07-17 ビデオ信号の記録装置及び再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0530462A true JPH0530462A (ja) 1993-02-05
JP3114261B2 JP3114261B2 (ja) 2000-12-04

Family

ID=16457980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03202465A Expired - Fee Related JP3114261B2 (ja) 1991-07-17 1991-07-17 ビデオ信号の記録装置及び再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3114261B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001035653A1 (fr) * 1999-11-10 2001-05-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif d'enregistrement/reproduction a support magnetique

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001035653A1 (fr) * 1999-11-10 2001-05-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif d'enregistrement/reproduction a support magnetique
US6983098B1 (en) 1999-11-10 2006-01-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic medium recording and reproducing apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP3114261B2 (ja) 2000-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01194691A (ja) ディジタル画像信号の記録再生装置
JP3114261B2 (ja) ビデオ信号の記録装置及び再生装置
EP0283320A2 (en) Recording/reproducing apparatus for digital composite video signal with means for synchronising colour subcarrier phase
US5585934A (en) Video signal recording apparatus capable of motion-image and still-image recording
JPH0937296A (ja) 記録再生装置、記録装置及び再生装置
JP2815882B2 (ja) 映像信号のデジタル記録再生装置
US7110660B2 (en) Video apparatus process for a video apparatus and video recorder
JPH06197313A (ja) 磁気記録再生装置
JP2860986B2 (ja) 信号複写方法および信号複写装置
JPS58122605A (ja) ビデオ信号の変換回路
JP3064394B2 (ja) 磁気記録装置
JP2587159B2 (ja) 色信号補間回路
JP3478004B2 (ja) 記録再生装置
KR0141121B1 (ko) 디지탈 영상기록재생장치
JPH0530355B2 (ja)
KR900002294Y1 (ko) 영상기록 재생기의 정지화면 확대회로
JPH05292471A (ja) テレビジョン信号記録再生装置
JPH0622269A (ja) 静止画像記録装置
JPS6132690A (ja) スチル画記録再生装置
EP1261214A2 (en) Method and circuit for video signal correction
JPH03178291A (ja) 映像信号の記録・再生方法
JPH05145947A (ja) 映像信号記録再生装置
JPH04302294A (ja) 映像信号記録再生装置
JPS62171296A (ja) 磁気記録方法
JPS62172568A (ja) 静止画記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees