JPH0530414A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH0530414A
JPH0530414A JP3181392A JP18139291A JPH0530414A JP H0530414 A JPH0530414 A JP H0530414A JP 3181392 A JP3181392 A JP 3181392A JP 18139291 A JP18139291 A JP 18139291A JP H0530414 A JPH0530414 A JP H0530414A
Authority
JP
Japan
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signal level
level detection
detection area
movement
main subject
Prior art date
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Pending
Application number
JP3181392A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyuuji Sotoda
修司 外田
Yoshihiro Nishida
好宏 西田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主要被写体に位置変化が生じても、該主要被
写体にとって最適となるように自動利得制御するととも
に、信号レベル検出領域の指定、確認ができるようにす
る。 【構成】 動きベクトル検出回路により主要被写体の動
きを検出し、その主要被写体の動きにしたがって信号レ
ベル検出領域制御回路が信号レベル検出領域を移動させ
ることにより、主要被写体に追従して自動利得制御動作
をさせる。また、ユーザーが信号レベル検出領域の補正
や変更を入力するためのポインティングデバイスを備え
るとともに、ユーザーが視覚的に信号レベル検出領域を
確認できるように、信号レベル検出領域重畳回路でビデ
オ信号に重畳させてビューファインダー上で表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号レベル検出回路を
用いた自動利得制御手段を有する撮像装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の撮像装置の主要部の概略構
成例を示すブロック図で、1はレンズ、2はレンズ1か
ら入射される光量を制御する露光制御装置、3はレンズ
1によって撮像面上に結像された映像を電気信号に変換
する撮像素子、4は撮像素子3より出力された映像信号
を増幅するアンプ、5はゲイン制御を行うAGC回路、
6はAGC回路5の出力をNTSC等の規格化された映
像信号に変換する信号処理回路、7は信号処理回路6か
ら出力される映像信号、8はアンプ4から出力される信
号の明るさの情報を検出する信号レベル検出回路、9は
信号レベル検出回路8から発生される露光検出信号、1
0は外部から設定される露光制御目標値である。11は
信号レベル検出領域を決定する信号レベル検出領域発生
回路、12はゲイン可変アンプ14の出力を信号レベル
検出領域発生回路11の出力である信号レベル検出領域
のタイミングに応じて通すゲート回路、13はゲート回
路12から出力される信号の明るさの情報を検出する信
号レベル検出回路、14は信号レベル検出回路13の出
力により利得制御を行うゲイン可変アンプで、ゲート回
路12、信号レベル検出回路13、ゲイン可変アンプ1
4でAGC回路5を構成している。
【0003】次に、図9の動作について説明する。レン
ズ1に入射し、露光制御装置2で露光を制御された入射
光は、撮像素子3に結像して電気信号に変換される。撮
像素子3の出力はアンプ4で増幅され、AGC回路5に
入力される。AGC回路5はゲイン制御を行い、その出
力は信号処理回路6を通り映像信号7として出力され
る。一方、アンプ4の出力は信号レベル検出回路8に入
力され、信号レベル検出回路8では明るさの情報である
露光検出信号9を発生し、これが露光制御目標値10と
等しくなるように露光制御装置2が露光を制御する。次
に、AGC回路5の動作について説明する。信号レベル
検出領域発生回路11からは信号レベル検出枠のタイミ
ングにあたる信号が出力され、このタイミングに応じて
ゲイン可変アンプ14の出力がゲート回路12を通過し
て信号レベル検出回路13に入力される。信号レベル検
出回路13により検出した信号レベルが一定レベルとな
るようにゲイン可変アンプ14のゲインを制御する。
【0004】次に、信号レベル検出枠を設けた重点信号
レベル検出について説明する。一般に、背景の上部には
空等の輝度レベルの高い映像を撮影することが多く、そ
の輝度レベルに合わして自動利得制御を行うと、いわゆ
る逆光状態となり、肝心の人物の顔などが黒つぶれを起
こしてしまう。そこで、図10のaのように画面の中央
部から下部ぎみの信号レベル検出枠101を信号レベル
検出領域発生回路11で発生し、信号レベル検出回路1
3は信号レベル検出枠91内の映像信号を用いて枠内の
重点信号レベル検出を行い、自動利得制御している。ま
た図10のbのように画面を分割し、それぞれのエリア
から得られる明るさの情報に重み付けを行って自動利得
制御したりしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の撮像装置において、ゲート回路12での映像信号通過
領域、すなわち重点信号レベル検出領域は、重み付けが
どうであれ画面に対して固定して設定されているため、
被写体が動いたり、カメラが動いたりして画面内におけ
る主要被写体の位置変化が生じた場合でも、固定された
信号レベル検出領域に位置する被写体に対して最適とな
るように自動利得制御し、必ずしも主要被写体に対して
最適となるように自動利得制御されないといった問題が
あった。
【0006】本発明は上述した問題を解決するためにな
されたもので、その主な目的は、主要被写体の画面内に
おける位置変化が生じたとしても、該主要被写体にとっ
て最適となるように自動利得制御することができる撮像
装置を提供することにある。
【0007】また、他の目的は、上記に加えて、信号レ
ベル検出領域を指定可能としたり、信号レベル検出領域
の確認ができるようにして主要被写体の修正および変更
入力が容易となるようにしたり、主要被写体の動きを正
確に検出できる撮像装置を提供することにある。また、
他の目的は、上記に加えて、該主要被写体にとって最適
となるように露光制御と自動利得制御を行なうことがで
きる撮像装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の第1の発明は、主要被写体の動きを検出し主
要被写体に追従するように信号レベル検出領域を変更す
る信号レベル検出領域制御手段とを備えたものである。
【0009】第2の発明は、上記第1の発明に加えて、
時間的に連続した2つの画像情報の相関から画像の動き
を検出する動きベクトル検出手段を備えたものである。
【0010】第3の発明は、上記第2の発明に加えて、
追従すべき被写体に合わせて信号レベル検出領域を指定
する信号レベル検出領域指定手段を設けたものである。
【0011】第4の発明は、第2の発明に加えて、信号
レベル検出領域を映像信号に重畳して表示する信号レベ
ル検出領域重畳手段を設けたものである。
【0012】第5の発明は、第2の発明に加えて、主要
被写体が画面の一部分か大部分かを判定する判定手段
と、主要被写体が画面の一部分か大部分かに従って動き
ベクトルを検出する領域及び信号レベル検出領域を可変
する領域可変手段とを設けたものである。
【0013】第6の発明は、第2の発明に加えて、信号
レベル検出領域と測光領域を同じ領域にするものであ
る。
【0014】
【作用】本願の第1の発明では、画像の動きに従って信
号レベル検出領域制御手段で信号レベル検出領域を変更
することにより被写体に追従させることができる。
【0015】第2の発明では、上記第1の発明の作用に
加えて、動きベクトル検出手段により画像の動き(方向
と大きさ)を検出することができる。
【0016】第3の発明では、上記第2の発明の作用に
加えて、ポインティングデバイス等の信号レベル検出領
域指定手段で、追従すべき被写体に合わせて信号レベル
検出領域を自由に設定することができる。
【0017】第4の発明では、第2の発明の作用に加え
て、信号レベル検出領域の動作状態をビデオ信号に重畳
させて、ビューファインダー等で見ることにより、映像
信号上で確認することができる。
【0018】第5の発明では、第2の発明の作用に加え
て、主要被写体が画面の一部分か否かに応じて動きベク
トルを検出する領域及び信号レベル検出領域を可変する
ので、主要被写体の動きを正確に検出できる。
【0019】第6の発明では、第2の発明の作用に加え
て、露光制御と自動利得制御の組み合せによる制御特性
を最適にできる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例として、画像の動きを
検出する方法として動きベクトル検出手段を用いたもの
を図1から図8を用いて説明する。なお、画像の動きを
検出する方法としては、これに限るものではない。
【0021】図1、図8は実施例の撮像装置を示すブロ
ック図であり、図において、1はレンズ、2はレンズ1
から入射される光量を制御する露光制御装置、3はレン
ズ1によって撮像面上に結像された映像を電気信号に変
換する撮像素子、4は撮像素子3より出力された映像信
号を増幅するアンプ、5はゲイン制御を行うAGC回
路、6はAGC回路5の出力をNTSC等の規格化され
た映像信号に変換する信号処理回路、7は信号処理回路
6から出力される映像信号、8はアンプ4の出力信号の
明るさ情報を検出する信号レベル検出回路、9は信号レ
ベル検出回路8から発生される露光検出信号、10は外
部から設定される露光制御目標値、12はゲイン可変ア
ンプ14の出力信号を信号レベル検出領域の間だけ通す
ゲート回路、13はゲート回路12から出力される信号
の明るさの情報を検出する信号レベル検出回路、14は
信号レベル検出回路13から出力される情報によりAG
C回路5の利得制御を行うゲイン可変アンプ、15は時
間的に連続する2画面から画像の動きを検出する動きベ
クトル検出回路(手段)、16は動きベクトル検出回路
15の出力に合わせて信号レベル検出領域を変更する信
号レベル検出領域制御回路(手段)、17は信号レベル
検出領域を表示するためにビデオ信号に重畳させる信号
レベル検出領域重畳回路(手段)、18は信号レベル検
出領域を重畳した映像を見るためのビューファインダ
ー、19は信号レベル検出領域制御回路16に信号レベ
ル検出領域の補正や変更を入力するためのポインティン
グデバイスであり、信号レベル検出領域指定手段を構成
する。また、図8において、81はアンプ4の出力信号
を信号レベル検出領域の間だけ通すゲート回路である。
【0022】次に、実施例1である図1の動作について
説明する。レンズ1を介して、露光制御装置2で露光を
制御された入射光が撮像素子3に結像して電気信号に変
換され、アンプ4によっで増幅された後にAGC回路5
でゲイン制御され、その出力が信号処理回路6を通り映
像信号7として出力されること、及びアンプ4の出力が
信号レベル検出回路8に入力され、その露光検出信号9
が露光制御目標値10と等しくなるように露光制御装置
2が露光を制御することは従来と同様である。
【0023】本発明の特徴は、動きベクトル検出回路1
5により主要被写体の動きを検出し、その主要被写体の
動きに従って信号レベル検出領域制御回路16が信号レ
ベル検出領域を移動させる。すなわち主要被写体に追従
して自動利得制御動作させることである。また、この撮
像装置をより使い勝手の良いものにするために、ユーザ
ーが信号レベル検出領域の補正や変更を入力するための
ポインティングデバイス19を備えるとともに、ユーザ
ーが視覚的に信号レベル検出領域を確認できるように、
信号レベル検出領域重畳回路17でビデオ信号に重畳さ
せてビューファインダー18上で表示するようにしてい
る。
【0024】次に、図2および図3により動きベクトル
検出回路15について説明する。
【0025】フレーム間の画像移動量を検出するために
は、本来、画像内の全画素についてどの方向にどれだけ
動いたかを算出するのが理想的であり、これ以上の動き
ベクトル検出精度はない。しかし、このためには大規模
なハードウェアと時間を要し、実現困難である。そこ
で、一般には、画面のいくつかの画素(以下、代表点と
称す)に着目し、これらの画素の移動量から画面全体の
動きベクトルを決定する方法が取られている。
【0026】図2は一般的な代表点演算回路のブロック
図である。図3は図2の従来例における画像のブロック
及び代表点との関係を示している図である。1フィール
ドの画像を所定個数のブロック31に分け、各ブロック
毎に中央に1つの代表点Rij32を設けている。各ブロ
ック毎に1フレーム前の代表点とブロック内の全画素S
i+xj+y33とのレベル差を演算している。
【0027】図2において、入力映像信号アはまずA/D
変換器21でA/D変換され、代表点32となるべきブロ
ック31内の所定の画素がラッチ回路22を経由して代
表点メモリ23に書き込まれる。代表点メモリ23に収
納されたデータは、1フレーム遅延されて読み出され、
ラッチ回路24を経由して絶対値回路26に送られる。
他方、 A/D変換された映像信号のデータはラッチ回路2
5を経由して絶対値回路26に送出される。ラッチ回路
24より出力される1フレーム前の代表点信号イとラッ
チ回路25より出力された現フレームの画素信号ウは絶
対値回路26にて演算され差の絶対値が算出される。こ
れらの演算はブロック単位に行なわれ、この絶対値回路
26の出力信号エはゲート回路40で動きベクトル検出
領域だけの信号が選択され、累積加算回路27の各ブロ
ック内の画素の同一アドレスに対応するテーブルに次々
と加算される。このテーブルの加算結果がテーブル値比
較回路28に入力され、最終的に加算結果の最小なとこ
ろのアドレスをもって1フレームで画像位置がどの方向
にどれだけ移動したか、すなわち動きベクトル値オが決
まる。
【0028】すなわち、1フレーム前の代表点Rijと水
平方向x,垂直方向yの位置関係にある信号Si+xj+y
の差の絶対値を求め、各代表点に対して同じ位置関係に
あるxyについて加算して累積加算テーブルDxyとす
る。
【0029】このとき、Dxyは Dxy=Σ|Rij−Si+xj+y| で示される。
【0030】そして、このDxyの中での最小値を動きベ
クトルとする。
【0031】主要被写体が画面の大部分で同じように動
いている場合には、累積加算を行なうブロック数は多い
ほど動きベクトルの検出精度が向上するが、主要被写体
が画面の一部でそこだけ動いている場合には、主要被写
体(信号レベル検出領域)の近傍のブッロックだけから
求めた方が動きベクトルの検出精度が向上する。
【0032】従って、累積加算を行なうブロック数は映
像内容に従って適応的に変えることにより主要被写体の
動きを正確に検出することができる。
【0033】ここで例えば、代表点の信号レベルのヒス
トグラムの分散から被写体が一部分か大部分か判定でき
る。具体的には、信号レベル検出枠の代表点の信号レベ
ルの平均値±αの範囲に全代表点の何パーセントが属し
ているかを算出し、信号レベル検出枠の代表点の信号レ
ベルの平均値±αの範囲に属している比率が高い時は主
要被写体が画面の大部分で、低い時は主要被写体が画面
の一部分であると判定でき、これを主要被写体の判定手
段と定義する。動きベクトル検出を行う領域は例えば信
号レベル検出枠と同じ領域にするとし、水平方向、垂直
方向ともにブロックカウンタ、領域スタートレジスタ
(以下、RSRという)、領域エンドレジスタ(以下、
RSRという)を設け、ブロックカウンタがRSR以
上、RER以下のブロックを検出領域とする。動きベク
トル検出により検出領域を平行に移動させる時には、R
SR、RERの値を同時に増減させ、被写体の大きさ判
定により検出領域を大きくする時にはRSRを減少しR
ERを増加し、検出領域を小さくする時にはRSRを増
加しRERを減少させる。これを領域可変手段と定義す
る。
【0034】以上のことをさらに詳述する。例えば、ヒ
ストグラム作成手段41で代表点の信号レベルの濃度ヒ
ストグラムを作成し、主要被写体大きさ判定手段42で
濃度ヒストグラムの分散から被写体の大きさを判定し、
被写体大きさ信号カとする。具体的には、信号レベル検
出枠の代表点の信号レベルの平均値±αの範囲に全代表
点の何パーセントが属しているかをヒストグラム作成手
段41から算出し、主要被写体大きさ判定手段42で信
号レベル検出枠の代表点の信号レベルの平均値±αの範
囲に属している比率が高い時には主要被写体が画面の大
部分で、低い時は被写体が画面の一部分であると判定す
る。
【0035】例えば、代表点の信号レベルの濃度ヒスト
グラムが図4aのような場合、すなわち信号レベル検出
枠の代表点の信号レベルの平均値±αの範囲に全代表点
の20%しか属していない場合は主要被写体が画面の一
部分であると判定し、図4bのような場合、すなわち信
号レベル検出枠の代表点の信号レベルの平均値±αの範
囲に全代表点の37%も属している場合は主要被写体が
画面の大部分であると判定する。
【0036】次に、動きベクトル検出を行う領域を信号
レベル検出枠と同じ領域としたときの動きベクトル検出
回路15で得られた動きベクトル信号オと被写体大きさ
信号カの結果からどのように信号レベル検出領域制御回
路16で作成する信号レベル検出枠91を制御するかを
図5に基づいて説明する。
【0037】信号レベル検出領域制御回路16では、水
平方向、垂直方向ともにブロックカウンタ、RSR、R
ERを設け、ブロックカウンタがRSR以上、RER以
下のブロックを検出領域とし、水平検出領域と垂直検出
領域の論理積を信号レベル検出枠とする。
【0038】図5aのように水平RSR、水平RER、
垂直RSR、垂直RERが設定され、信号レベル検出枠
が得られている時に被写体が右に動いたという動きベク
トル信号オが入力されると、水平RSR、水平RERの
値を同時に増加させることにより、図5bのように信号
レベル検出枠を右に動かすことができる。
【0039】また図5aの状態で被写体が大きく、画面
の大部分であるという被写体大きさ信号カの情報が入力
されると、水平RSR、垂直RSRを減少させ、水平R
ER、垂直RERを増加させることにより、図5cに示
すように信号レベル検出枠を大きくすることができる。
これが信号レベル検出領域制御回路16により実現され
る領域可変手段の機能である。
【0040】次に、図6に従ってポインティングデバイ
ス19について説明する。ここで用いるポインティング
デバイスとしては使い勝手から上下左右(x、y方向)
への移動指令が直接行えるものが望ましい。従って、図
6aのように4方向のキースイッチや図6bのようなジ
ョイステックや図6cのようなローラーボール等が考え
られる。一般的に、ローラーボールは1軸に対して2つ
の信号が出力され(図6dに示すように、x軸に対して
XA、XB、y軸に対してYA、YB)、それぞれ2つ
の信号の位相関係によってアップまたはダウンが指令さ
れる。
【0041】次に、図7に従って信号レベル検出領域重
畳回路17について説明する。尚、図7イに示す信号レ
ベル検出領域重畳回路17はクランプ回路17a、分圧
可変抵抗17b、切り換えスイッチ回路17cより成
り、この回路の各部分A、B、C、Dに図7ロに同一符
号で示す各波形が現われる。ここで、Cは信号レベル検
出領域制御回路16から出力される信号で信号レベル検
出領域に準じたタイミング信号である。
【0042】動作を説明すると、クランプされCの重畳
すべきタイミングでBのDCレベルに切り替えて、重畳
信号Dとしてビューファインダー等に出力する。ビュー
ファインダーに表示する映像としては例えば図7ハに示
したような映像が考えられ、この表示領域が動きベクト
ル検出及びポインティングデバイスの指令により上下左
右に移動する。
【0043】次に、第6の発明の一実施例を実施例2と
して図8を用いて説明する。
【0044】図8に示す実施例は、動きベクトル検出回
路15により主要被写体の動きを検出し、その主要被写
体の動きにしたがって信号レベル検出領域制御回路16
が信号レベル検出領域を移動させることは図1の実施例
と同じであるが、露光制御装置2において露光を制御す
るための測光領域を信号レベル検出領域制御回路16が
移動させる、すなわち測光領域を信号レベル検出領域と
同期して移動させることが特徴である。
【0045】上記実施例では、動きベクトル検出手段に
より被写体の動きを検出したが、例えば、オートフォー
カス装置等で用いられる被写体像の高周波成分より得ら
れる焦点評価値を利用する方法等、動きを検出する手段
は各種あり、これを用いても実現できる。但し、例えば
焦点評価値を用いる方法では、被写体の動きによりフォ
ーカスが変化した場合、評価値が変動しやすく、動きベ
クトル検出方式に比べて誤動作が起きやすいという問題
がある。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
信号レベル検出枠を動きベクトル検出に従って移動する
ようにしたので、主要被写体の画面内における位置変化
が生じても、該主要被写体に追従して、最適に自動利得
制御させ得ることができ、また、第3の発明では信号レ
ベル検出領域指定手段を設けたので、信号レベル検出領
域の指定が容易となり、しかも第4の発明では信号レベ
ル検出領域重畳手段を備えたので、ユーザーが視覚的に
信号レベル検出領域の確認ができ、さらに第5の発明で
は主要被写体の大きさ判定手段とそれに応じた領域可変
手段を設けたので、主要被写体の動きを正確に検出でき
る等の効果が得られる。また、第6の発明では、測光領
域を信号レベル検出領域とともに主要被写体に追従する
ようにしたので、露光制御と自動利得制御を合わせた信
号レベルの制御が最適になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による撮像装置を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の動きベクトル検出回路の構成例を示す
ブロック図である。
【図3】本発明の動きベクトル検出回路における画像の
ブロックと代表点の関係を示す図である。
【図4】本発明の主要被写体の大きさ判定手段を示す図
である。
【図5】本発明の領域可変手段を示す図である。
【図6】本発明のポインティングデバイスを説明するた
めの図である。
【図7】本発明の信号レベル検出領域重畳回路およびそ
の動作を説明するための図である。
【図8】本発明の実施例2を示すブロック図である。
【図9】従来の撮像装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図10】従来の撮像装置の画面枠に対する信号レベル
検出枠及び重点信号レベル検出の画面分割を示す図であ
る。
【符号の説明】
15 動きベクトル検出回路(手段) 16 信号レベル検出領域制御回路(信号レベル検出領
域制御手段および領域変更手段) 17 信号レベル検出領域重畳回路(手段) 19 ポインティングデバイス(信号レベル検出領域指
定手段) 42 主要被写体大きさ判定手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】ここで例えば、代表点の信号レベルのヒス
トグラムの分散から被写体が一部分か大部分か判定でき
る。具体的には、信号レベル検出枠の代表点の信号レベ
ルの平均値±αの範囲に全代表点の何パーセントが属し
ているかを算出し、信号レベル検出枠の代表点の信号レ
ベルの平均値±αの範囲に属している比率が高い時は主
要被写体が画面の大部分で、低い時は主要被写体が画面
の一部分であると判定でき、これを主要被写体の判定手
段と定義する。動きベクトル検出を行う領域は例えば信
号レベル検出枠と同じ領域にするとし、水平方向、垂直
方向ともにブロックカウンタ、領域スタートレジスタ
(以下、RSRという)、領域エンドレジスタ(以下、
Rという)を設け、ブロックカウンタがRSR以
上、RER以下のブロックを検出領域とする。動きベク
トル検出により検出領域を平行に移動させる時には、R
SR、RERの値を同時に増減させ、被写体の大きさ判
定により検出領域を大きくする時にはRSRを減少しR
ERを増加し、検出領域を小さくする時にはRSRを増
加しRERを減少させる。これを領域可変手段と定義す
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画面内に指定された信号レベル検出
    領域で得られる映像信号に基づいて自動利得制御する撮
    像装置において、画像の動きを検出する動き検出手段
    と、この動き検出手段の出力から主要被写体の動きに追
    従するように信号レベル検出領域を変更する信号レベル
    検出領域制御手段とを備え、主要被写体に追従するよう
    に信号レベル検出領域を変更するようにしたことを特徴
    とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 撮影画面内に指定された信号レベル検出
    領域で得られる映像信号に基づいて自動利得制御する撮
    像装置において、画像の動きを検出する動き検出手段と
    して時間的に連続した2つの画像情報の相関から画像の
    動きを検出する動きベクトル検出手段を備え、さらにこ
    の動きベクトル検出手段の出力から主要被写体の動きを
    検出し主要被写体の動きに追従するように信号レベル検
    出領域を変更する信号レベル検出領域制御手段を備え、
    主要被写体に追従するように信号レベル検出領域を変更
    するようにしたことを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 撮影画面内に指定された信号レベル検出
    領域で得られる映像信号に基づいて自動利得制御する撮
    像装置において、時間的に連続した2つの画像情報の相
    関から画像の動きを検出する動きベクトル検出手段と、
    この動きベクトル検出手段の出力から主要被写体の動き
    を検出し主要被写体の動きを追従するように信号レベル
    検出領域を変更する信号レベル検出領域制御手段とを備
    え、主要被写体に追従するように信号レベル検出領域を
    変更するとともに、追従すべき被写体に合わせて信号レ
    ベル検出領域を指定する信号レベル検出領域指定手段を
    設けたことを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 撮影画面内に指定された信号レベル検出
    領域で得られる映像信号に基づいて自動利得制御する撮
    像装置において、時間的に連続した2つの画像情報の相
    関から画像の動きを検出する動きベクトル検出手段と、
    この動きベクトル検出手段の出力から主要被写体の動き
    を検出し主要被写体の動きを追従するように信号レベル
    検出領域を変更する信号レベル検出領域制御手段とを備
    え、主要被写体に追従するように信号レベル検出領域を
    変更するとともに、信号レベル検出領域を映像信号に重
    畳して表示する信号レベル検出領域重畳手段を設けたこ
    とを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 撮影画面内に指定された信号レベル検出
    領域で得られる映像信号に基づいて自動利得制御する撮
    像装置において、時間的に連続した2つの画像情報の相
    関から画像の動きを検出する動きベクトル検出手段と、
    この動きベクトル検出手段の出力から主要被写体の動き
    を検出し主要被写体の動きに追従するように信号レベル
    検出領域を変更する信号レベル検出領域制御手段とを備
    え、主要被写体に追従するように信号レベル検出領域を
    変更するとともに、主要被写体が画面の一部分か大部分
    かを判定する判定手段と、主要被写体が画面の一部分か
    大部分かに従って動きベクトルを検出する領域及び信号
    レベル検出領域を可変する領域可変手段とを設けたこと
    を特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 撮影画面内に指定された信号レベル検出
    領域で得られる映像信号に基づいて自動利得制御する撮
    像装置において、時間的に連続した2つの画像情報の相
    関から画像の動きを検出する動きベクトル検出手段と、
    この動きベクトル検出手段の出力から主要被写体の動き
    を検出し主要被写体の動きを追従するように信号レベル
    検出領域を変更する信号レベル検出領域制御手段とを備
    え、主要被写体に追従するように信号レベル検出領域を
    変更するとともに、露光制御に用いる測光領域を前記自
    動利得制御に用いる信号レベル検出領域と同期して可変
    することを特徴とする撮像装置。
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