JP2008170845A - 表示制御装置、画像表示装置、表示制御装置の制御方法および制御プログラム - Google Patents

表示制御装置、画像表示装置、表示制御装置の制御方法および制御プログラム Download PDF

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JP2008170845A JP2007005468A JP2007005468A JP2008170845A JP 2008170845 A JP2008170845 A JP 2008170845A JP 2007005468 A JP2007005468 A JP 2007005468A JP 2007005468 A JP2007005468 A JP 2007005468A JP 2008170845 A JP2008170845 A JP 2008170845A
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Abstract

【課題】手ぶれ等による被写体の動き量が多い場合でも、視認者が快適に動画像を視認す
ることができるようにする。
【解決手段】画像表示装置に対し、表示制御を行う際に、動きベクトルデータ生成部26
により被写体の動きベクトルを表す動きベクトルデータを生成し、動き量算出部27によ
り、動きベクトルデータを用いて、被写体の動き量を算出し、表示制御部27は被写体の
動き量が、設定された閾値以上である場合に、画像表示装置の表示設定を変更るように制
御する。
【選択図】図5

Description

本発明は、動き量の大きい動画像を表示する際の表示設定を変更可能な表示制御装置、
画像表示装置、表示制御装置の制御方法および制御プログラムに関する。
従来、一般のユーザ等により、家庭用ビデオカムコーダなどの撮像装置を用いて運動会
、誕生会等の様々なシーンにおいて撮影することが行われている。一般のユーザが撮影を
行う際には、手ぶれが生じやすい。撮影時の手ぶれ等により生じる被写体の動き(画像の
揺れ)は、視認者によっては不快感や違和感を生じさせる場合がある(例えば、特許文献
1参照)。そこで、手ぶれ補正機能を備え、一般ユーザであっても、手ぶれのない映像を
簡易に撮影することができるようにした撮像装置が知られている(例えば、特許文献2参
照)。
また、一般ユーザにおいてもパンやチルト等のカメラワークにより視野の動きを使用し
て、映像効果を高めることが行われている。このような映像効果が視認者に与える臨場感
等の刺激は、映像を表示させる画面の大きさによって異なる。このため、三次元CGデー
タ等による映像を表示させる場合には、画面の大きさに応じて基準カメラワークデータに
おける位置と向きとの変化速度や視野角を補正して表示するようにした画像表示装置につ
いても知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2000−101943号公報 特開2006−319852号公報 特開2006−309612号公報
しかしながら、上記従来の画像表示装置にあっては、基準カメラワークデータ等を予め
含む三次元CGデータ等でなければ、上記のような補正を行うことができない。また、上
記の手ぶれ補正機能を有する撮像装置を用いても、撮影時の手ぶれ量が大きい場合等には
、手ぶれを完全に補正することができるものではない。このため、大画面等に動画像を表
示させる場合には小画面に表示させた場合には気にならない程度の被写体の動き(手ぶれ
、視野の動き等)であっても、依然として動き量が大きく感じられ、視認者に対して不快
感や違和感を生じさせる場合があった。
本発明の課題は、手ぶれ等による被写体の動き量が多い場合でも、視認者が快適に動画
像を視認することのできる表示制御装置、画像表示装置、表示制御装置の制御方法および
制御プログラムを提供することにある。
〔形態1〕 上記課題を解決するために、形態1の表示制御装置は、所定の表示設定によ
り外部から入力される画像データに基づいて動画像を表示する画像表示装置に対し、表示
制御を行う表示制御装置であって、前記画像データに基づいて、前記動画像の撮影対象で
ある被写体の動きベクトルを表す動きベクトルデータを生成する動きベクトルデータ生成
部と、前記動きベクトルデータ生成部により生成された前記動きベクトルデータを用いて
、前記被写体の動き量を算出する動き量算出部と、前記動き量算出部により算出された前
記被写体の動き量が、設定された閾値以上である場合に、前記画像表示装置の前記表示設
定を変更させる表示制御部と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、動きベクトルデータ生成部は、画像表示装置に表示される動
画像の撮影対象である被写体の動きベクトルに対応する動きベクトルデータを生成する。
動き量算出部は、動きベクトルデータを用いて、被写体の動き量を算出する。そして、表
示制御部は、被写体の動き量が、設定された閾値以上である場合に、画像表示装置の表示
設定を変更させる。ここで、閾値は、例えば、視認者が画像を視認した際に不快感や違和
感等を生じさせる程度の被写体の動き量に設定しておくことができる。このため、動画像
の撮影対象である被写体の動き量が多い場合には、表示設定が変更る。表示設定を被写体
の動きについての視認性を低下させるように変更させることで、視認者はこのような視認
性の低い動画像を見入ることなく、快適に動画像を視認することができる。
〔形態2〕 さらに、形態2の表示制御装置は、形態1の表示制御装置において、前記被
写体の動き量は、前記被写体の方向変化量であることを特徴とする。
上記構成によれば、撮影時の手ぶれ等により生じる被写体の方向変化量が閾値以上であ
る場合に表示設定が変更される。
〔形態3〕 さらに、形態3の表示制御装置は、形態1の表示制御装置において、前記被
写体の動き量は、前記被写体の一方向に所定時間以上継続する動き量であることを特徴と
する。
この構成によれば、撮影時のパン、チルト等により生じる被写体の一方向に所定時間以
上継続する動き量が閾値以上である場合に表示設定が変更される。
〔形態4〕 形態4の表示制御装置は、形態1の表示制御装置において、前記被写体の動
き量は、前記被写体の拡大縮小量であることを特徴とする。
この構成によれば、撮影時のズーム等により生じる被写体の拡大伸縮量が閾値以上であ
る場合に表示設定が変更される。
〔形態5〕 形態5の表示制御装置は、形態1〜4のいずれかの表示制御装置において、
前記表示制御部は、表示サイズ、輝度、コントラスト、鮮鋭度のうち少なくともいずれか
一つの表示設定を変更させることを特徴とする。
この構成によれば、表示制御部により、表示サイズ、輝度、コントラスト、鮮鋭度のう
ち少なくともいずれか一つの表示設定が変更される。
〔形態6〕 形態6の表示制御装置は、形態1〜5のいずれかの表示制御装置において、
前記閾値又は前記表示設定を変更させる際の条件を入力する入力部を備えることを特徴と
する。
この構成によれば、視認者等は入力部を介して自己の好みに応じて見苦しい動画像であ
るか否かを判断するために用いる上記閾値や表示設定を変更させる際の条件を入力するこ
とができる。
〔形態7〕 また、上記課題を解決するために、形態7の画像表示装置は、所定の表示設
定により、外部から入力された画像データに基づいて動画像を表示する画像表示部と、前
記画像データに基づいて被写体の動きベクトルを表す動きベクトルデータを生成する動き
ベクトルデータ生成部と、前記動きベクトルデータ生成部により生成された前記動きベク
トルデータを用いて、前記被写体の動き量を算出する動き量算出部と、前記動き量算出部
により算出された前記被写体の動き量が、設定された閾値以上である場合に、前記画像表
示部の前記表示設定を変更させる表示制御部とを備えることを特徴とする。
〔形態8〕 形態8の画像表示装置は、形態7の画像表示装置において、前記画像表示部
は、照明装置と、前記照明装置によって照明される光を変調して前記画像データに基づい
て画像光を形成する光変調装置と、前記光変調装置によって形成された画像光をズーム機
能を有する投写レンズを用いて投写する投写光学系と、を備え、前記表示制御部は、前記
表示設定を変更させる際に、前記投写レンズのズーム倍率を小さくすることを特徴とする
〔形態9〕 また、上記課題を解決するために、形態9の表示制御装置の制御方法は、所
定の表示設定により外部から入力される画像データに基づいて動画像を表示する画像表示
装置に対し、表示制御を行う表示制御装置の制御方法であって、前記画像データに基づい
て被写体の動きベクトルを表す動きベクトルデータを生成する動きベクトルデータ生成過
程と、前記動きベクトルデータ生成過程により生成された前記動きベクトルデータを用い
て、前記被写体の動き量を算出する動き量算出過程と、前記動き量算出過程により算出さ
れた前記被写体の動き量が、設定された閾値以上である場合に、前記画像表示装置の前記
表示設定を変更させる表示制御過程とを備えることを特徴とする。
この表示制御装置の制御方法によれば、形態1の表示制御装置と同等の効果が得られる
〔形態10〕 さらに、上記課題を解決するために、形態10の制御プログラムは、所定
の表示設定により外部から入力される画像データに基づいて動画像を表示する画像表示装
置に対し、表示制御を行う表示制御装置をコンピュータを用いて制御する制御プログラム
であって、前記画像データに基づいて被写体の動きベクトルを表す動きベクトルデータを
生成させ、生成された前記動きベクトルデータを用いて、前記被写体の動き量を算出させ
、算出された、前記被写体の動き量が、設定された閾値以上である場合に、前記画像表示
装置の前記表示設定を変更させることを特徴とする。
この制御プログラムによれば、コンピュータによってこの制御プログラムが読み取られ
、読み取られた制御プログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態1の表示
制御装置と同等の作用及び効果が得られる。
〔形態11〕 上記課題を解決するために、形態11の記録媒体は、コンピュータを、所
定の表示設定により外部から入力される画像データに基づいて動画像を表示する画像表示
装置に対し、表示制御を行う表示制御装置として機能させる表示制御プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記コンピュータを、前記画像データ
に基づいて被写体の動きベクトルを表す動きベクトルデータを生成させ、生成された前記
動きベクトルデータを用いて、前記被写体の動き量を算出させ、算出された、前記被写体
の動き量が、設定された閾値以上である場合に、前記画像表示装置の前記表示設定を変更
させる手段として機能させることを特徴とする。
この表示制御プログラムによれば、コンピュータによって当該表示制御プログラムが読
み取られ、読み取られたこの表示制御プログラムに従ってコンピュータが処理を実行する
と形態1の表示制御装置と同等の作用及び効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1に、本実施の形態の画像表示システム100の概略構成を示す。本実施の形態の画
像表示システム100は、スクリーン10と、スクリーン10に画像を投写する投写型の
画像表示装置20と、この画像表示装置20に画像信号を入力する画像信号入力装置90
とを備えている。
ここで、スクリーン10はホワイトスクリーン、シルバースクリーン、パールスクリー
ン等各種のものを用いることができる。
また、画像信号入力装置90は、例えば、デジタルカムコーダ90aやDVDプレーヤ
90b等であり、図示しない記憶媒体に記録された画像信号を読み出して画像表示装置2
0に入力するものである。ここで、画像信号は動画像を表すものとし、この画像信号はN
TSC方式で記録されたものであってもよいし、プログレッシブ方式(ノンインターレー
ス方式)で記録されたものであってもよい。本実施の形態では、NTSC方式で記録され
たものを例に挙げて説明する。
画像表示装置20は、いわゆるプロジェクタ等と称されるものであり、画像信号入力装
置90から入力された画像信号が表す画像データに基づいて画像光を形成し、この画像光
をスクリーン10に投写することで、図2に示すように、スクリーン10に画像データに
基づく動画像を表示させるものである。本実施の形態の画像表示装置20では、スクリー
ン10に投写する動画像に、撮影時の撮影装置の動き等に起因する画像の揺れを検出し、
この画像の揺れが視認者にとって見苦しい動画像であると判別した場合には、動画像の表
示サイズを図2(a)に示す通常の表示サイズS1から、図2(b)に示すように縮小さ
れた表示サイズS2で動画像を表示する画像表示サイズ変更処理を実行するようにしてい
る。この様に、本実施の形態の画像表示装置20は、視認者に対して不快感や違和感を与
えるような画像の揺れを有する動画像については、このような動画像の表示サイズを通常
表示サイズS1から縮小された表示サイズS2に変更する画像表示サイズ変更機能を有し、
見苦しい動画像についての視認性を低下させることにより、視認者に与える不快感や違和
感を軽減するようにしたものである。
但し、本実施の形態において、画像の揺れには、撮影時に撮影装置が手ぶれにより上下
に細かく揺動することにより生じる被写体の動き(手ぶれに起因する被写体の動き)が含
まれる他、パンやチルト等のカメラワークにより撮影時の撮影装置の移動に起因する被写
体の一方向に所定時間以上継続する動きや、撮影時のズームに起因する被写体の拡大縮小
等が含まれる。また、見苦しい動画像とは、手ぶれの程度や、パンやチルトによる視野の
動きの程度、ズーム倍率の切替による被写体の拡大縮小の程度、頻度等に基づいて検出す
るものとし、この検出方法については後述する。
また、見苦しい動画像についての視認性を低下させるとは、見苦しい動画像の原因とな
る被写体の動きあるいは被写体の拡大縮小についての視認性を低下させることを指す。
例えば、撮影時の手ぶれに起因する被写体の動きがある場合、この様な上下に細かく揺
動するような被写体の動きを目立たなくさせるように動画像を表示することで、視認性を
低下させる。
同様に、撮影時の撮影装置の移動に起因する被写体の一方向に所定時間以上継続する動
きがある場合、この様なパンやチルトの様なカメラワーク等に伴って一方向に所定時間以
上継続する被写体の動きを目立たなくさせることを指す。例えば、パンやチルトなどの際
に撮影装置を移動させる速度が速すぎて、視野の動きが激しい場合に見苦しい画像となり
、このような視野の動きを低減させるように表示させて、視認性を低下させる。
また、撮影時のズームに起因する被写体の拡大縮小がある場合、このような被写体の拡
大縮小を目立たなくさせることを指す。例えば、ズームに起因する被写体の拡大縮小が短
い時間内に頻繁に行われると、被写体が前後に揺れるように視認者には感じられる。そこ
で、このようなズームに起因する被写体の拡大縮小が見苦しい場合には、この被写体の拡
大縮小に起因する画像の揺れを目立たなくさせるように動画像を表示することで、視認性
を低下させることを指す。
以下、画像表示装置20の具体的な構成例について説明する。
図1に示す様に、画像表示装置20は、画像信号入力部21と、画像処理部22と、投
写部23と、入力部24と、記憶部25と、動きベクトルデータ生成部26と、制御部2
7とを備えている。
画像信号入力部21は、画像信号入力装置90を介して入力される画像信号を、画像処
理部22で処理が可能なデータ形式の画像データに変換するものである。
画像処理部22は、画像信号入力部21を介して入力された画像データに対して、各種
の画像処理を施すものである。画像処理部22が画像データに施す画像処理として、輝度
調整、色バランス調整、コントラスト調整、シャープネス調整(鮮鋭度調整)などの画質
調整や、画像サイズの拡大/縮小処理等が挙げられる。また、画像処理部22において、
画像表示装置20設置時の傾きやスクリーン10との位置や投影角度等により生じる投写
画像の台形歪みを自動的に補正する台形補正処理等を行う構成としてもよい。
投写部23は、照明装置30と、光変調装置40と、投写光学系50とを備えている。
照明装置30は、光変調装置40を照明するもので、光源ランプ31とランプ駆動回路
32等を備えている。本実施の形態では、光源ランプ31として、超高圧水銀ランプを用
いるものとした。光源ランプ31は、超高圧水銀ランプの替わりに、メタルハライドラン
プ、キセノンランプなどの他の放電ランプを用いてもよい。ランプ駆動回路32は、制御
部27内で設定された設定値に従って、ランプ電力を変更して光源ランプ31から射出さ
れる照明光の明るさを変更することができる。また、照明装置30は図示しない分離光学
系を備え、照明光(白色光)を三色の光に分離して、光変調装置40に出射する。
光変調装置40は、スクリーン10に投写する画像光を形成するもので、液晶パネル4
1と、この液晶パネル41を駆動する液晶パネル駆動回路42等を備えている。液晶パネ
ル駆動回路42は、画像データに基づいて、液晶パネル41を駆動するための駆動信号を
生成するものである。この際、液晶パネル駆動回路42は、R(赤)、G(緑)、B(青
)の三色分の画像データを処理し、各色毎に用意される液晶パネル41をそれぞれ駆動す
るための駆動信号を生成する。
液晶パネル41は透過型のものであり、図示は省略したが、R、G、Bの3枚の液晶パ
ネル41を備えている。各色の液晶パネル41はそれぞれ液晶パネル駆動回路42から入
力される駆動信号に応じて照明光を変調する。本実施の形態において、液晶パネル41は
、照明装置30から射出された照明光を変調するライトバルブ(光変調器)として使用さ
れている。
投写光学系50は、光変調装置40において画像データに基づいて形成された画像光を
スクリーン10に投写するもので、ズーム機能を備えた投写レンズ51と、投写レンズ5
1のズーム倍率を変更するためのモータ52と、このモータ52を駆動するモータ駆動回
路53等を備えている。投写光学系50では、制御部27から入力されるズーム設定信号
に基づいて、モータ駆動回路53がモータ52を駆動して投写レンズ51のズームを指定
されたズーム倍率とする。このように、焦点距離を変更させることで、スクリーン10上
の投写領域(図2参照))、すなわち、投写された動画像の表示サイズS1、S2をピント
を合わせたまま変化させることができる。また、投写光学系50は図示しないダイクロイ
ックプリズムなどを有する合成光学系を有し、R、G、Bの各色毎に形成された画像光を
合成してカラー画像を表す画像光を生成する。この様に合成されたカラー画像を表す画像
光がスクリーン10に投写される。
入力部24は、リモートコントローラ(図示略)や、当該画像表示装置20本体に備え
られた操作ボタン(図示略)等により構成される。視認者等は、入力部24を介して、制
御部27に対して、各種指示信号を入力することができるように構成されている。具体的
には、視認者等は、当該入力部24を介して、輝度調整、色バランス調整、コントラスト
調整、シャープネス(鮮鋭度)調整等の画像処理を行う際のパラメータ値の設定、通常表
示時の動画像の表示サイズあるいは画像の揺れ等による見苦しい動画像が検出された際に
この動画像を表示させる際の縮小率等を設定することができる。また、視認者等は入力部
24を介して操作することにより、当該画像表示サイズ変更機能を有効にさせるか否かを
設定することができるようになっている。
記憶部25は、制御部27が実行する画像表示サイズ変更処理(表示制御処理)等の各
種処理に係る制御プログラムを記憶するとともに、画像処理を行う際の上記各種パラメー
タ値、画像表示サイズを変更する際の縮小率等を記憶するものである。
記憶部25は、例えば、RAM、ROM等の半導体記録媒体、FD、HD等の磁気記憶
型記録媒体とこの駆動装置、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記録媒体、
MO等の磁気記録型/光学読取方式記録媒体およびこの駆動装置等から構成される。但し
、上記制御プログラム等を記録する記録媒体は、上記に限定されるものではなく、電子的
、磁気的、光学的等の読取方法のいかんに関わらず、コンピュータで読取可能な記録媒体
であれば、どのような記録媒体であってもよい。
また、記憶部25には、画像の揺れ等による見苦しい動画像を検出するための各種閾値
や、動画像の表示サイズを縮小させるか否かを判断するため判断時間(所定の時間)や、
画像表示サイズを縮小させた場合に、通常の表示サイズに戻すか否かを判断するための判
断時間等が記憶されている。
ここで、被写体の動き等の種類(手ぶれ、パン・チルト、ズーム等)に応じて視認者が
見苦しいと感じる被写体の動き量あるいは被写体の拡大縮小量がそれぞれ異なる。そこで
、本実施の形態では、被写体の動きの種類に応じて、それぞれ見苦しいと感じる程度の動
き量あるいは拡大縮小量を、手ぶれに起因する被写体の動き量に関する閾値、被写体の一
方向に所定時間以上継続する動き量に関する閾値、撮影時のズームに起因する被写体の拡
大縮小量に関する閾値として予め設定し、記憶部25に記憶させている。但し、これらの
閾値や判断時間は入力部24を介して視認者の好み等に応じて適宜設定することができ、
また、変更することができる。
動きベクトルデータ生成部26は、画像信号入力部21を介して入力される画像信号に
対応する画像データに基づいて、撮影時の撮影装置の移動等に伴う被写体の動きベクトル
を検出し、この動きベクトルに対応する動きベクトルデータを生成するもので、被写体の
一部が動いた場合、すなわち被写体自体が動いた場合でも上記撮影装置の移動等に伴う被
写体全体の動きベクトルを誤りなく生成することができるように構成されている。本実施
の形態では、画像信号は、NTSC方式で記録されており、動きベクトルデータ生成部2
6は2フィールドの画像信号を用いて、被写体(画像)の動きベクトルを検出し、動きベ
クトルデータを生成するようになっている。
図3に動きベクトルデータ生成部26の具体的な構成例を示す。図3に示すように、動
きベクトルデータ生成部26は、動きベクトル検出回路61、動きベクトル信頼性判定回
路62、発散計数回路63、発散判定回路64、ベクトル無効判定回路65、画面全体ベ
クトル判定回路66、ローパスフィルタ回路67を備えている。
動きベクトル検出回路61は、入力された画像信号を複数の領域に分けるとともに、各
領域の動きベクトルを検出するものである。動きベクトル信頼性判定回路62は、動きベ
クトル検出回路61で検出された動きベクトルの信頼性を判定するものである。発散計数
回路63は、信頼性有りと判定された各領域の動きベクトルから発散度を計算するもので
ある。発散判定回路64は、発散計数回路63で計算された発散度の大きさを判定するも
のである。ベクトル無効判定回路65は発散度が大きいとき、過去の画面全体の動きベク
トルであるローパスフィルタ回路67の出力信号と異なる動きベクトルを検出した領域の
動きベクトルを無効にするものである。そして、画面全体ベクトル判定回路66は、残っ
た領域の動きベクトルデータを用いて現在の画面全体の動きベクトルを決定するものであ
る。
この発散度による判定は、求めた各領域の動きベクトルが正確に、手ぶれ、パン・チル
ト、ズーム等のカメラワークにより現れる被写体の動きを示している場合は、その発散度
つまりバラツキ度は小さい。それに対して求めた各領域の動きベクトルが一部の被写体自
体の動き等によって誤った動きを示している場合は、その発散度、つまりバラツキ度は大
きい。従って、発散度によって動きベクトルの信頼性を判断することができる。
制御部27(表示制御部)(図1参照)は、図示しないCPUやRAM等を備え、記憶
部25に記憶された制御プログラムに従って、RAMの一部を作業領域として、これらの
協働の下、コンピュータ制御により画像表示装置20の各部を制御するものである。また
、制御部27は、画像表示サイズ変更機能が有効に設定されている場合、画像表示サイズ
変更処理を実行する。当該処理の実行に際して、上述した動きベクトルデータ生成部26
により検出される動きベクトルを一定時間記録しておき、この一定時間内の動きベクトル
の方向の変化、動きベクトルの大きさ等に基づいて、被写体の動きの種類を判別し、被写
体の動き量(方向変化量、一方向に所定時間以上継続する動き量、拡大伸縮量)等を記憶
部25に記憶された閾値と比較して、見苦しい動画像を検出する。
ここで、見苦しい動画像の検出は次の方法に従って行う。まず、一定時間内の動きベク
トルの方向の変化あるいは大きさの変化を監視し、一定時間内において動きベクトルの方
向および/又は大きさが変化した場合、被写体の動き又は拡大縮小があると判別できる。
そして、動きベクトルの方向や方向の変化に基づいて、被写体の動き等の種類を判別する
とともに、動きベクトルの大きさから被写体の動き量等を求めることができる。そして、
被写体の動き量等とこの被写体の動き等の種類に見合った閾値とを比較することにより、
その被写体の動き等による画像の揺れ等が見苦しい動画像であるか否かを判別することが
できる。
例えば、撮影時の手ぶれに起因して被写体が動く場合、一定時間内における動きベクト
ルの方向は不定となる。そして、被写体の動き量としての方向変化量が大きい場合、視認
者にとっては見苦しい動画像となる。そこで、図4に示すように、動きベクトルの方向を
8方向(A1〜A8)に近似しておき、動きベクトルの方向が予め設定された閾値以上方向
が変化した場合、手ぶれに起因する被写体の動きであると判別する。そして、被写体の動
きが撮影時の手ぶれに起因するものであると判別された場合に、記憶部25に記憶された
手ぶれに起因する被写体の動きに関する閾値(例えば、図4に示すB)を読み出し、算出
された動き量と閾値とを比較する。そして、手ぶれに起因する被写体の動き量がこの閾値
以上である場合に、見苦しい動画像であると判別する。
本実施の形態の画像表示サイズ変更処理では、後述するように、予め設定された表示サ
イズを変更するか否かを判定する上記判断時間の間以上継続してこの様な見苦しい動画像
が検出される場合に、表示時の画像サイズを縮小する様にしている。具体的には、例えば
、1秒間に2回以上、手ぶれに基づいて画像の5%以上が動く状態が予め設定された上記
判断時間以上継続する場合に、表示時の画像サイズを縮小するようにしている。
一方、パン・チルトの場合、一定時間内における動きベクトルの方向は一定となる。パ
ン・チルト等のカメラワークは映像表現の一つとして使用される撮影方法であるため、通
常の範囲内であれば、視認者に対して不快感や違和感を与える場合は少ない。しかしなが
ら、撮像装置を移動させる速度が速く、被写体の動き量が大きいと、視野の動きが激しく
なり、視認者によっては不快感や違和感が生じる場合がある。そこで、動きベクトルの方
向に基づいてパン・チルト等と判別された場合には、予め設定された一方向に所定時間以
上継続する被写体の動きに関する閾値よりも被写体の動き量が大きい場合に、見苦しい動
画像であると判別することができる。この場合も、本実施の形態では、手ぶれの場合と同
様に、見苦しい動画像が予め設定された上記判断時間以上継続する場合に、動画像の表示
サイズを縮小させるようにしている。但し、パンとチルトでは、視認者が違和感や不快感
を生じる動き量が異なることが想定されるので、パンとチルトのそれぞれにおいて閾値や
判断時間を設定しておいてよいのは勿論である。
また、ズーム倍率の切替に伴う撮影時のズームに起因する被写体の拡大縮小の場合、動
きベクトルの方向は画像の各領域毎に異なる。すなわち、手ぶれ、パン、チルト等の場合
画像の各領域において、動きベクトルの方向は略等しくなるのに対して、ズーム倍率を切
り替える場合には、画像の各領域ごとに動きベクトルの方向が異なる。ズーム倍率を上げ
る場合、動きベクトルの方向は画像の中心部から外側に向かい、ズーム倍率を下げる場合
、動きベクトルの方向は画像の外側から中心部に向かう。ズームについても、通常の範囲
内であれば、視認者に対して不快感や違和感を与える場合は少ない。しかしながら、ズー
ム倍率の切替が速く、短い時間内で頻繁に繰り返されるような場合、被写体(画像)が前
後に揺れているような印象を視認者に与え、視認者によっては違和感や不快感を生じさせ
る場合がある。そこで、動きベクトルの方向に基づいてズーム等に伴う画像の拡大縮小で
あると判別された場合には、予め設定された画像の拡大縮小に関する閾値よりも被写体の
動き量が大きい場合に、見苦しい動画像であると判別される。この場合も、本実施の形態
では、見苦しい動画像が予め設定された上記判断時間以上継続する場合に、動画像の表示
サイズを縮小させるようにしている。
以下、図5を参照して、制御部27と上記各部との協働の下、画像表示装置20におい
て実行される画像表示サイズ変更処理の具体的な処理の手順について説明する。図5に示
す様に、当該画像表示サイズ変更処理機能が有効になっている場合(ステップS1:Y)
、画像信号の入力が有ると(ステップS2:Y)、制御部27は動きベクトルデータ生成
部26により、上述した方法に従い、被写体の動きベクトルを検出させる(ステップS3
)。
次に、制御部27は、動きベクトルデータ生成部26により生成された動きベクトルデ
ータを用いて、被写体の動きの有無、被写体の動きの種類、被写体の動き量等を求め、こ
れらにより、上述した見苦しい動画像の検出方法に従い、画像の揺れ等に伴う見苦しい動
画像を検出する(ステップS4)。そして、この見苦しい動画像が検出された場合(ステ
ップS4:Y)、予め設定された上記判断時間以上継続して検出されるか否かを判別する
(ステップS5)。所定の判断時間以上継続して見苦しい動画像が検出される場合(ステ
ップS5:Y)、記憶部25に記憶された縮小率を読み出して、ズーム設定信号をモータ
駆動回路53に出力し、スクリーン10に画像を投写する際の画像表示サイズを所定の縮
小率に縮小して、図2(b)に示すように、縮小後の表示サイズで画像光をスクリーン1
0に投写させる(ステップS6)。
一方、ステップS4において、見苦しい動画像が検出されない場合(ステップS4:N
)、予め設定された判断時間の間継続して非検出状態にあるか否かを判別する(ステップ
S7)。但し、この判断時間は上述した画像表示サイズを縮小させるか否かを判別するた
めの判断時間と同じであってもよいし、異なる時間を設定してもよい。この所定の判断時
間の間、継続して見苦しい動画像が検出されていない場合(ステップS7:Y)、通常の
表示サイズで画像をスクリーン10に投写させる(ステップS8)。これにより、一度、
見苦しい動画像が検出された場合でも、所定の判断時間以上継続して見苦しい動画像が検
出されない場合には、動画像の表示サイズが通常のサイズに戻る。
また、ステップS5において、見苦しい動画像の検出が所定の判断時間以上継続してい
ない場合(ステップS5:N)、現在における表示サイズで画像光をスクリーン10に投
写させる(ステップS9)。すなわち、現時点において、通常の表示サイズで画像を投写
している場合には、通常の表示サイズで画像光が投写される。一方、ステップS7におい
て、見苦しい動画像の非検出状態が所定の判断時間以上継続していない場合についても現
在の表示サイズで画像光をスクリーン10に投写させる(ステップS9)。
以上の処理は表示サイズ変更処理機能が有効の場合(ステップS1:Y)、画像信号の
入力がある限り(ステップS2:Y)、繰り返し行われる。
以上説明した本実施の形態によれば、動きベクトルデータ生成部26は、画像信号入力
部21を介して画像信号入力装置90から入力される画像信号に対応する画像の被写体の
動きベクトルを検出し、この動きベクトルに対応する動きベクトルデータを生成する。制
御部27(動き量算出部、手ぶれ量算出部)は、動きベクトルデータ生成部26により生
成された動きベクトルデータを用いて、閾値以上動きベクトルの方向が変化するか否かを
判別して、撮影時の手ぶれに起因する被写体の動きの有無を検出する。そして、制御部2
7は、撮影時の手ぶれに起因する被写体の動きが検出された場合、当該手ぶれに起因する
被写体の動き量、すなわち被写体の方向変化量を算出する。そして、手ぶれに起因する被
写体の動き量が予め設定された手ぶれに起因する被写体の動き量に関する閾値以上である
場合に、制御部27は、モータ駆動回路53によりモータ52を駆動して投写レンズ51
のズーム倍率を縮小させることにより、スクリーン10に投写する動画像の表示サイズを
縮小させる。手ぶれに起因する被写体の動き量に関する閾値は上記の様に、視認者が画像
を視認した際に見苦しいと感じる程度の量に設定しておくことができ、この様な見苦しい
と感じる画像が所定の判断時間の間継続して表示された場合に、動画像の表示サイズが縮
小される。このため、手ぶれに起因する被写体の動き量が多い場合には手ぶれに起因する
被写体の動きについての視認性が低下されるので、視認者はこのような視認性の低い動画
像を見入ることなく、手ぶれの激しい画像であっても快適に動画像を視認することができ
る。
また、制御部27(一方向動き量算出部)は、動きベクトルデータ生成部26により生
成された動きベクトルデータを用いてパン、チルト等の撮影時の撮影装置の移動に起因す
る一方向に所定時間以上継続する被写体の動きの有無を検出する。そして、制御部27は
被写体の一方向に所定時間以上継続する動き量を算出する。そして、この動き量が、予め
設定された撮影時の撮影装置の移動に起因する被写体の一方向に継続する動き量に関する
閾値以上である場合についても、動画像の表示サイズを縮小させて、このような被写体の
動きについての視認性を低下させる。このため、視認者は視認性の低い動画像を見入るこ
とがなく、動きの早いパンやチルト等による視野の動きの激しい画像であっても動画像を
快適に視認することができる。
さらに、制御部27(拡大縮小量算出部)は、動きベクトルデータ生成部26により生
成された動きベクトルデータを用いて、例えば、撮影時のズームに起因する被写体の拡大
縮小の有無を検出する。そして、制御部27は、撮影時のズームに起因する被写体の拡大
縮小量を求め、この動き量が予め設定された拡大縮小に関する閾値以上である場合におい
ても、動画像の表示サイズを縮小させて、ズームに伴う被写体の拡大縮小についての視認
性を低下させる。このため、視聴者は視認性の低い動画像を見入ることがなく、ズームの
切替が頻繁に行われることによる被写体の拡大縮小の激しい画像、例えば、視認者にとっ
て前後の揺れ等を感じるような画像であっても動画像を快適に視認することができる。
また、本実施の形態では、見苦しい動画像が検出された場合に、直ちにこの動画像の表
示サイズを縮小させるのではなく、所定の判断時間以上継続して見苦しい動画像が検出さ
れる場合に、動画像の表示サイズを縮小させる構成としている。このため、見苦しい動画
像が検出されても、それが一時的なものである場合には動画像の表示サイズを縮小させる
ことにより、逆に視認者に不快感等を与えるのを防止することができる。
また、本実施の形態では、見苦しい動画像が所定の判断時間以上継続して表示されない
場合には、通常の表示サイズで動画像を表示するようにしているので、見苦しい動画像が
表示される間だけ、動画像の表示サイズを縮小させることができる。
また、本実施の形態では、上記閾値や、判断時間、動画像の表示サイズを縮小させる際
の縮小率等は入力部24を介して、視認者等が設定変更することができるように構成され
ている。このため、視認者の好みによって、適宜上記の閾値や判断時間、縮小率等を設定
することができる。
但し、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において適宜変更可能であるのは勿論である。例えば、上記実施の形態では、見苦し
い動画像の表示が所定の判断時間以上継続して検出された場合に、動画像の表示サイズを
縮小するものとして説明したが、動画像の表示サイズを縮小させる代わりに、輝度、コン
トラスト比、鮮鋭度などを低下させるようにしてもよい。例えば、輝度を低下させるには
、画像処理部22により表示輝度を低下させるようにしてもよいし、ランプ駆動回路32
により光源ランプ31の光量を低下させるようにしてもよい。また、コントラスト比や鮮
鋭度等は画像処理部22において画像データに画像処理を施すことにより、コントラスト
比や鮮鋭度を低下させることができる。この様に、輝度、コントラスト比、鮮鋭度等を低
下させて、画像の視認性を低下させることで、視認者に視認者は視認性の低い動画像に見
入ることがなく、見苦しい動画像であっても、快適に視認することができる。
また、これらの処理を単独で行ってもよいし、適宜組み合わせて行ってもよいのは勿論
である。例えば、見苦しい動画像を検出した場合に、動画像の表示サイズを縮小させると
ともに、表示の際の輝度を低下させてもよい。
また、本実施の形態では、図2に示したように、スクリーン10には一画面表示を行う
場合を例に挙げて説明したが、例えば、図6に示すように複数画面表示を行う場合に適用
してもよいのは勿論である。図6には、スクリーン10に二画面表示を行う場合を示して
いる。図6(a)に示すように、例えば、通常は2画面に分割された略同一の表示サイズ
3、S4でそれぞれ画像光を投写し、いずれかの画像に見苦しい動画像が検出された場合
、見苦しい動画像の表示サイズを2画面表示時の通常の表示サイズS4から縮小された表
示サイズS5に縮小させ、見苦しい動画像が検出されていない側の画像については図6(
b)に示すように、2画面表示時の通常の表示サイズS3から拡大された表示サイズS6
拡大して表示させてもよい。勿論、見苦しい動画像が検出されていない側の画像を通常の
表示サイズS3で表示させ、見苦しい動画像が検出された側の画像のみ表示サイズを縮小
された表示サイズS5に変更するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、ズーム機能を有する投写レンズを用いてズーム倍率を変更
する構成としたが、ズーム倍率を変更することができればどのような構成でもよく、例え
ば、画像表示装置20とスクリーン10との間の投写距離を変更することによってズーム
倍率を変更する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、画像表示装置20としてプロジェクタを例に挙げて説明した
が、本発明の画像表示装置20はプロジェクタの様に画像を投写型の画像表示装置20に
限定されるものではなく、液晶ディスプレイ、プラズマパネルディスプレイ等各種の画像
表示装置20に適用可能であるのは勿論である。
また、画像信号入力装置90は、デジタルカムコーダ90aやDVDプレーヤ90bに
限定されるものではなく、各種記憶媒体に記憶された画像信号を読み出すことのできる駆
動装置や、動画像等の画像信号を出力することのできる画像表示装置(テレビ等の放送受
信装置等)を接続してもよい。例えば、放送電波の受信状態が悪く、画像に乱れがある場
合に、上記の様に、画像の乱れ(揺れ等)を検出して、動画像の表示サイズを縮小させる
などして、画像の視認性が低下するようにしてもよい。
本実施形態の画像表示装置の概略構成を示すブロック図である。 本実施形態の画像表示例を示す模式図である。 本実施形態の動きベクトルデータ生成部の機能構成を示すブロック図である。 動きベクトルの方向を近似する方法を説明するための図である。 本実施形態の動作を示すフローチャートである。 他の画像表示例を示す模式図である。
符号の説明
10…スクリーン、20…画像表示装置、21…画像信号入力部、22…画像処理部、
23…投写部、24…入力部、25…記憶部、26…動きベクトルデータ生成部、27…
制御部(表示制御部、動き量算出部)、30…照明装置、40…光変調装置、50…投写
光学系、90…画像信号入力装置。

Claims (10)

  1. 所定の表示設定により外部から入力される画像データに基づいて動画像を表示する画像
    表示装置に対し、表示制御を行う表示制御装置であって、
    前記画像データに基づいて、前記動画像の撮影対象である被写体の動きベクトルを表す
    動きベクトルデータを生成する動きベクトルデータ生成部と、
    前記動きベクトルデータ生成部により生成された前記動きベクトルデータを用いて、前
    記被写体の動き量を算出する動き量算出部と、
    前記動き量算出部により算出された前記被写体の動き量が、設定された閾値以上である
    場合に、前記画像表示装置の前記表示設定を変更させる表示制御部と、
    を備えることを特徴とする表示制御装置。
  2. 請求項1記載の表示制御装置において、
    前記被写体の動き量は、前記被写体の方向変化量であることを特徴とする表示制御装置
  3. 請求項1記載の表示制御装置において、
    前記被写体の動き量は、前記被写体の一方向に所定時間以上継続する動き量であること
    を特徴とする表示制御装置。
  4. 請求項1記載の表示制御装置において、
    前記被写体の動き量は、前記被写体の拡大縮小量であることを特徴とする表示制御装置
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の表示制御装置において、
    前記表示制御部は、表示サイズ、輝度、コントラスト、鮮鋭度のうち少なくともいずれ
    か一つの表示設定を変更させること、
    を特徴とする表示制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示制御装置において、
    前記閾値又は前記表示設定を変更させる際の条件を入力する入力部を備えること、
    を特徴とする表示制御装置。
  7. 所定の表示設定により、外部から入力された画像データに基づいて動画像を表示する画
    像表示部と、
    前記画像データに基づいて被写体の動きベクトルを表す動きベクトルデータを生成する
    動きベクトルデータ生成部と、
    前記動きベクトルデータ生成部により生成された前記動きベクトルデータを用いて、前
    記被写体の動き量を算出する動き量算出部と、
    前記動き量算出部により算出された前記被写体の動き量が、設定された閾値以上である
    場合に、前記画像表示部の前記表示設定を変更させる表示制御部と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  8. 請求項7記載の画像表示装置において、
    前記画像表示部は、照明装置と、前記照明装置によって照明される光を変調して前記画
    像データに基づいて画像光を形成する光変調装置と、前記光変調装置によって形成された
    画像光をズーム機能を有する投写レンズを用いて投写する投写光学系と、を備え、
    前記表示制御部は、前記表示設定を変更させる際に、前記投写レンズのズーム倍率を小
    さくすること、
    を特徴とする画像表示装置。
  9. 所定の表示設定により外部から入力される画像データに基づいて動画像を表示する画像
    表示装置に対し、表示制御を行う表示制御装置の制御方法であって、
    前記画像データに基づいて被写体の動きベクトルを表す動きベクトルデータを生成する
    動きベクトルデータ生成過程と、
    前記動きベクトルデータ生成過程により生成された前記動きベクトルデータを用いて、
    前記被写体の動き量を算出する動き量算出過程と、
    前記動き量算出過程により算出された前記被写体の動き量が、設定された閾値以上であ
    る場合に、前記画像表示装置の前記表示設定を変更させる表示制御過程と、
    を備えることを特徴とする表示制御装置の制御方法。
  10. 所定の表示設定により外部から入力される画像データに基づいて動画像を表示する画像
    表示装置に対し、表示制御を行う表示制御装置をコンピュータを用いて制御する制御プロ
    グラムであって、
    前記画像データに基づいて被写体の動きベクトルを表す動きベクトルデータを生成させ

    生成された前記動きベクトルデータを用いて、前記被写体の動き量を算出させ、
    算出された、前記被写体の動き量が、設定された閾値以上である場合に、前記画像表示
    装置の前記表示設定を変更させること、
    を特徴とする制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010145966A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Fujinon Corp オートフォーカスシステム
JP2011039795A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Hoya Corp 動画像強調処理システムおよび方法

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