JPH0530373B2 - - Google Patents

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JPH0530373B2
JPH0530373B2 JP61009979A JP997986A JPH0530373B2 JP H0530373 B2 JPH0530373 B2 JP H0530373B2 JP 61009979 A JP61009979 A JP 61009979A JP 997986 A JP997986 A JP 997986A JP H0530373 B2 JPH0530373 B2 JP H0530373B2
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transmission device
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Shinichiro Hayashida
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 {産業上の利用分野} 本発明は、溶融体からシート状物を得るダイ、
例えば、熱可塑性樹脂フイルムを製造するシート
状物の押出し用ダイに関する。
更に詳しくは、ダイ開口部近傍に設けられた複
数の押引伝達装置において、補助加熱装置によ
り、該押引伝達装置の熱膨脹を利用し、該ダイ開
口部の間隙をダイ幅方向に局所的に変化させて、
前記溶融体の吐出量をダイ全幅にわたり均一化
し、吐出されるシート状物の厚みを一定にせんと
する押出し用ダイの改良に関する。
{従来の技術} 溶融体を押出し用ダイから吐出し、シート状
物、たとえば熱可塑性樹脂フイルムを成形する装
置において、吐出されるフイルムの厚みを均一に
することは基本的要求機能であり、成形装置全体
がかかる目的のために構成されているといつても
過言ではない。
かかる厚さの均一化手段として、幾つかの手法
が既に知られているが、押引伝達装置の熱膨脹を
利用し、得られるフイルムの厚みの均一化を図る
フイルム成形方法として、たとえば特開昭60−
97825号公報に示された提案例がある。
本提案例は、ダイ開口部の間隙を調整するダイ
幅方向に設けられた複数の押引伝達装置自体の内
部に補助加熱装置を埋設し、該補助加熱装置への
入力を増減させることで、該押引伝達装置の温度
を上下させ、該押引伝達装置に発生する熱膨脹を
利用して押引力を引出すことによりダイ開口部を
変化させ、吐出されるフイルムの厚みの均一化を
達成せんとするものである。
{発明が解決しようとする問題点} 上記の方法は、押引伝達装置自体の内部に補助
加熱装置を埋設することで、効率よく押引伝達装
置を熱膨脹させることができ、これにより、応答
性の良好なリツプ開口部の間隙の調整を行なうこ
とができるとともに、短時間で高精度のリツプ開
口部の間隙の調整を行なうことができたが、実際
の生産に際しては、さらに下記の如きの問題点が
存在することが判明した。
すなわち、押出し用ダイの幅方向に複数設けら
れている押引伝達装置は、ボルト等の純機械的な
回転付与体であり、その機械的精度による調整量
の誤差の発生を避けるため、フイルム押出開始前
に、予めダイ開口部を構成する弾性変形部分であ
る構造体を、弾性変形範囲内で十分余裕を持たせ
押圧させてセツトされている。さらにフイルム押
出し開始後に、フイルム幅方向の厚みむらの均一
化を達成するまでの到達時間を極力短くするた
め、ダイ開口部の間隙はダイ全幅にわたり略一定
になるようにセツトされている。また、上記押引
伝達装置は、フイルム押出し開始前に補助加熱装
置からの投入エネルギーにより、ダイ全幅にわた
り略一定に熱膨脹されている。
かかる操作によりフイルム吐出後の厚さを均一
にするためには、該投入熱エネルギーを部分的に
放熱し、リツプ開口部の間隙を局部的に広くする
操作をとり、さらに該投入エネルギーを部分的に
さらに増すことによつてリツプ開口部の間隙を局
部的に狭くする操作をとる。
このような局部的な押引伝達装置への投入熱エ
ネルギーの増減をしなくても、フイルムを均一に
する操作は可能である。たとえば、押引伝達装置
に予め熱エネルギーを投入せず、該押引伝達装置
には投入エネルギーを増加するのみの一方向制御
でも吐出されるフイルムの厚さを均一にすること
は可能であるが、ダイ開口部の間隙を狭くする操
作しか与えられないため、フイルム吐出開始時に
生じた厚みむらによつては均一化を達成するまで
の時間が著しく遅延し、さらにその精度も十分な
ものが得られない。
つまり実際の生産に際しては、リツプ開口部の
間隙の局部的な調整が良好に行なえるように、あ
らかじめ押引伝達装置に関し、前記した如くの押
圧セツトの操作量と、さらにダイ全幅にわたり略
一定に熱膨脹すべく補助加熱装置からの投入エネ
ルギー量を適切に決定する必要があるということ
である。
かかる設定量が不都合な場合、たとえば、投入
熱エネルギーが不十分な場合には、リツプ開口部
の間隙を広くする操作量は、予め設定した投入エ
ネルギーにより生じた押引伝達装置の熱膨脹量で
該操作量が決定されるため、容易に該操作の限界
に到達してしまう。
また、過度の熱エネルギーを投入すると、押引
伝達装置の熱膨脹量が大きくなり、リツプ開口部
を構成する弾性変形部分の弾性変形力が大きくな
りすぎるとともに、フイルム厚みむらに応じてさ
らに熱エネルギーを投入した場合に該押引伝達装
置の熱膨脹でリツプ開口部の間隙を狭くする変化
量が十分得られないばかりか、該押引伝達装置は
高温下で高応力が生じているため、熱歪が生じて
しまうことになる。
さらに、前記押引伝達装置は、リツプ開口部近
傍に接合しているため、上記投入熱エネルギーが
該押引伝達装置等を介して該リツプ開口部近傍に
熱伝導し、該リツプ開口部近傍に温度むらが形成
されるため、新たな厚みむらが発生してしまうも
のである。しかして、ダイ全幅にわたり略一定に
押引伝達装置を熱膨脹させ、補助加熱装置から該
押引伝達装置に投入する熱エネルギー量を如何に
して適切な量に設定するかが、熱膨脹を利用して
フイルムの均一化を図る押引伝達装置において、
その制御性を決定づけるといつても過言ではな
い。
しかしながら、熱可塑性樹脂を吐出した後、ダ
イ幅方向におけるフイルムの微妙な厚みむらに応
じて多数の押引伝達装置を熱膨脹すべく該押引伝
達装置に対応した補助加熱装置からの投入エネル
ギーを個々に調整すると、補助加熱装置全体に投
入する熱エネルギーが経時的に変化することにな
るのを避け得ず、ある場合には補助加熱装置全体
からの投入エネルギー量が当初の設定値に比べて
増加し、一方ある場合には減少するという現象が
発生する。
この結果、吐出開始前にダイ全幅にわたり補助
加熱装置からの投入エネルギーを適切に設定する
と、制御性の良好なる押引伝達装置の平均膨脹量
が、ダイ全幅にわたつて経時的に変化するため、
該押引伝達装置の制御性が経時的に変化し、所望
の均一な厚さのフイルムが安定して得られなくな
るばかりか、ひいては前述の如く、投入エネルギ
ー全体が減少した場合は、操作限界に到達する押
引伝達装置の熱膨脹に対し、リツプ開口部の間隙
の変化量が十分に得られない。また該押引伝達装
置が高温で高応力となると、熱歪が発生し、リツ
プ開口部においても温度むらを形成するため、こ
うなつた場合には、もはや所望通りの厚さをもつ
たフイルムを製造することはむずかしくなつてし
まう。
本発明の目的は、上記したような点に鑑み、押
引伝達装置の制御性を常に良好な状態に保つこと
ができ、ひいてはダイ開口部の間〓の経時変化を
防止し、走行方向の厚みが均一なフイルムを製造
することができるを所望通りに吐出せしめること
が良好にできるとともに、吐出フイルムの劣化や
物性の均質性の阻害すること等の不都合も実際上
招くことがないという均一な厚さのフイルムを製
造する上で、その実用性が大幅に改良されてなる
シート状物の押出し用ダイを提供せんとするもの
である。
{問題点を解説するための手段} かかる目的を達成する本発明のシート状物押出
し用ダイは、以下の構成からなる。すなわち、 ダイ開口部および該開口部から吐出される溶融
体を加熱する主加熱装置を備え、かつ、補助加熱
装置からの熱エネルギーによる熱膨脹を利用して
上記ダイ開口部より吐出される溶融体の厚みを制
御する押引伝達装置をダイの幅方向に複数備えた
シート状物の押出し用ダイにおいて、上記個々の
補助加熱装置へ投入する熱エネルギーを増減可能
に制御し、かつ上記熱エネルギーの増減によつて
個々の補助加熱装置への熱エネルギー量に差が生
じても、上記複数の補助加熱装置への投入エネル
ギー量の総和を実質的に一定に保ち得る制御手段
を設けたことを特徴とするシート状物の押出し用
ダイである。
以下、図面に従つて、本発明のシート状物の押
出し用ダイについて詳しく説明する。
本発明のダイは、フイルム厚みむらに応じて
個々の補助加熱装置への投入エネルギーを操作す
るが、該補助加熱装置全体への投入熱エネルギー
量の総和は、常に実質的に一定となるように制御
せんとして構成されてなるものであり、しかし
て、リツプ開口部の間隙を調整する上で、常に良
好な制御性が得られるように、ダイ全幅にわたつ
て押引伝達装置の平均熱膨脹量が時間に関係なく
略一定に保つことを実現するものである。
第1図は、本発明のシート状物の押出し用ダイ
の一実施態様をモデル的に示した概略側面断面図
であり、1は押出し用ダイ本体、2は該押出し用
ダイ本体1と熱可塑性樹脂7の温度を設定する主
加熱装置、3はダイ開口部6の間隙を調整する押
引伝達装置、4は押引伝達装置3を熱膨脹せしめ
る補助加熱装置、5はダイ開口部付近の弾性変形
部分である。
第2図は、第1図に示したダイの概略正面図で
ある。
第2図に示す符号41,42,……49は、第
1図において4で示される複数個と補助加熱装置
を示したものであり、9個の補助加熱装置を設け
た例を示したものである。10は、該複数の補助
加熱装置全体への投入熱エネルギー量を実質的に
一定に保ち、かつ吐出される溶融体の厚さがダイ
幅方向で均一になるように個々の補助加熱装置4
1,42,……49の加熱量レベルを制御する制
御装置である。
かかる態様において、押出し用ダイ本体1およ
びダイ内部の熱可塑性樹脂7は、主加熱装置2に
より所定の温度に保持される。そしてダイ開口部
6から吐出される熱可塑性樹脂フイルムの厚さむ
らに応じて、補助加熱装置4を操作し、押引伝達
装置3の熱膨脹差を利用してダイ開口部6の弾性
変形部分5をダイ幅方向で局所的に調整し、前述
の如きに吐出されるフイルムの均一化を図るもの
である。
ここで、制御装置10の作用について、一具体
例を挙げて説明すると、熱可塑性樹脂の押出し前
に主加熱装置への投入熱エネルギーがQ1で、押
出し用ダイと熱可塑性樹脂がほぼ均一で、T℃に
保たれているとする。そして、補助加熱装置全体
への投入エネルギーをQ2とし、さらに、41,
42,……49の個々の補助加熱装置への投入エ
ネルギーを均等にQ2/9として、ダイ幅方向に
複数設置された押引伝達装置がダイ全幅にわたり
略均一に所定量熱膨脹しているとする。この場合
は補助加熱装置全体への投入エネルギーQ2によ
り、前記のT℃の変化はほとんどないものとす
る。ここで、吐出フイルムの厚さを均一にするた
めに、補助加熱装置45への投入エネルギーを△
Q2だけ増やしたとすると、第3図に示したよう
に該△Q2に相当する分の投入エネルギーを他の
41,42,43,44,46,47,48,4
9の各補助加熱装置では減少させて、補助加熱装
置41〜49への投入エネルギーはQ2の一定に
保つ制御装置10を、本発明の押出し用ダイでは
特に具備してなるものである。
このような例において、41,42,43,4
4,46,47,48,49の補助加熱装置への
△Q2の減少量の割り振りは、第3図に示したよ
うに、△Q2/8ずつの均等割りでもよいし、あ
るいは、フイルム厚みがほぼ均一な時に生じる微
小厚みむらの調整では、第4図に示すように、た
とえば、44,46を△Q2×3/12ずつ、43,
47を△Q2×2/12ずつ、42,48を△Q2×
1/12ずつ減少させるという如くに重みづけを行
なつても効果的である。
また、フイルム製膜開始時のように、ダイ幅方
向で大周期の厚みむらが生じる場合には、第5図
に示すように、例えば、投入エネルギー△Q2
45と46に2分割し、他の補助加熱装置から△
Q2/7ずつ均等に減少を行なえば、各押引伝達
装置の熱膨脹に要する時間が短縮でき、効果的な
ものであり、このような制御の実際上のやり方
は、溶融熱可塑性樹脂の物性、ダイの形状、押出
し条件等により、任意に設定することができるも
のである。
しかして、かかる制御装置を具備すると、補助
加熱装置全体から投入される全熱エネルギーが経
時的に変化することがなく、該押引伝達装置の平
均熱膨脹量が常に略一定に保たれるため、フイル
ム吐出開始前に該投入全熱エネルギーを適切に設
定することで、該押引伝達装置は常に良好な制御
性を持つことができるものである。
なおまた、例えば第3図において補助加熱装置
45への投入エネルギーを△Q2だけ前記と逆に
減少させたい場合には、上記と逆の操作をすれば
よい。
また、本発明のもう一つのシート状物押出し用
ダイの一実施態様例の概略断面図を第6図に示
す。
同図に示したシート状物押出し用ダイは、押引
伝達装置近傍に、単数または複数の温度均一化ユ
ニツト8をダイ幅方向に沿つて埋設したものであ
る。ここで、温度均一化ユニツトとは、パイプ状
構造物の内部にナトリウム、水銀、メタノール等
の液状物が、使用温度に応じて適宜選択され、封
入されてなる伝熱素子のことをであり、一般には
ヒートパイプと呼称されているものである。
第1図に示した構成の装置では、押引伝達装置
3はダイ開口部近傍の弾性変形部分5と接合して
いるため、吐出したフイルムの厚さを均一にすべ
く補助加熱装置への入力を増減することで、リツ
プ開口部を調整した場合、押引伝達装置等を介し
て補助加熱手段の熱が少なからずリツプ開口部の
弾性変形部分に熱伝導し、ダイ幅方向で温度むら
を生じるものである。そこで、温度均一化ユニツ
ト8をダイ幅方向に埋設することで、ダイ幅方向
の温度むらを均一化せんとするものである。
第6図では、ダイ開口部近傍のみに温度均一化
ユニツトを埋設した例を示したが、押引伝達装置
とダイとのもう一方の接合部近傍に温度均一化ユ
ニツトを埋設しても効果的である。
また、さらに本発明のシート状物押出し用ダイ
の他の態様例を第7図に示す。
第6図の如く、温度均一化ユニツトによりダイ
幅方向の温度の均一化が達成されても、補助加熱
装置の熱の伝導量が大きく、押引伝達装置近傍の
ダイ温度が主加熱装置で設定された温度と温度差
が大きくなる場合には、さらに冷却装置9を用い
ることでその欠点が解消され得るものである。
冷却装置としては、空気、油あるいは水等の冷
却媒体を通す流路など、適宜のものを所望に合せ
て単数または複数個で用いることができる。
かかる第6図、第7図に示した構成の装置にお
いても、第1図に示した装置の場合と同様に、補
助加熱装置全体への投入エネルギーを一定に保つ
制御装置10を具備することにより、押引伝達装
置とダイ開口部近傍の弾性変形部分との力学的平
衡状態を常に良好な状態に保つことができ、均一
な厚さのシート状物を得る上で効果的な吐出が可
能となるものである。
{効果} 以上述べた通り、従来の技術では、補助加熱装
置全体から投入する熱エネルギー量の総和が経時
的に変化するため、押引伝達装置の平均熱膨脹量
が経時的に変化し、たとえフイルム吐出開始前に
押引伝達装置が良好な制御性を示す該投入熱エネ
ルギー量を与えても、既に述べた通りの不都合を
招いたものである。
これに対し、本発明のシート状物押出し用ダイ
においては、常に押引伝達装置全体に投入する熱
エネルギー量の総和を一定に制御できる制御装置
を具備しているので、初期の段階で該押引伝達装
置が良好な制御性を示す該投入熱エネルギーを設
定することで、常に良好な制御性を維持すること
ができ、ダイ幅方向の厚みが均一であることは勿
論のこと、走行方向の厚みが均一である優れた品
質のシート状物を得る押出し用ダイとしてその実
用性が大幅に向上された、実際工業上極めて有用
なダイが実現されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るシート状物の押出し用
ダイの一実施態様例をモデル的に示した概略断面
図である。第2図は、第1図に示したダイの概略
正面図である。第3図、第4図、第5図は、本発
明に係るシート状物の押出し用ダイにおいて個々
の補助加熱装置の加熱量レベルを制御する制御装
置における制御例として、加熱量の増減量の割り
振り方の例を模式的に説明する図である。第6図
は、本発明に係るシート状物押出し用ダイの他の
実施態様例をモデル的に示した概略断面図であ
る。第7図は、同じく本発明に係るシート状物の
押出し用ダイの他の実施態様例をモデル的に示し
た概略断面図である。 図面中の符号の説明、1:押出し用ダイ本体、
2:主加熱装置、3:押引伝達装置、4:補助加
熱装置、5:ダイ開口部近傍の弾性変形部分、
6:ダイ開口部、7:溶融熱可塑性樹脂、8:温
度均一化ユニツト、9:冷却装置、10:制御装
置、41,42,……49:補助加熱装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ダイ開口部および該開口部から吐出される溶
    融体を加熱する主加熱装置を備え、かつ、補助加
    熱装置からの熱エネルギーによる熱膨脹を利用し
    て上記ダイ開口部より吐出される溶融体の厚みを
    制御する押引伝達装置をダイの幅方向に複数備え
    たシート状物の押出し用ダイにおいて、 上記個々の補助加熱装置へ投入する熱エネルギ
    ーを増減可能に制御し、かつ上記熱エネルギーの
    増減によつて個々の補助加熱装置への熱エネルギ
    ー量に差が生じても、上記複数の補助加熱装置へ
    の投入エネルギー量の総和を実質的に一定に保ち
    得る制御手段を設けたことを特徴とするシート状
    物の押出し用ダイ。
JP61009979A 1986-01-22 1986-01-22 シ−ト状物の押出し用ダイ Granted JPS62169616A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61009979A JPS62169616A (ja) 1986-01-22 1986-01-22 シ−ト状物の押出し用ダイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61009979A JPS62169616A (ja) 1986-01-22 1986-01-22 シ−ト状物の押出し用ダイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62169616A JPS62169616A (ja) 1987-07-25
JPH0530373B2 true JPH0530373B2 (ja) 1993-05-07

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ID=11735020

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61009979A Granted JPS62169616A (ja) 1986-01-22 1986-01-22 シ−ト状物の押出し用ダイ

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JPS5759051A (en) * 1980-09-26 1982-04-09 Gaarando Baashingaa Jieemusu Method of and apparatus for improving efficiency of combustion engine
JPS6026615A (ja) * 1983-07-22 1985-02-09 Shinagawa Refract Co Ltd スキッドボタンの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62169616A (ja) 1987-07-25

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