JPH05303624A - 画像追尾装置 - Google Patents

画像追尾装置

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Publication number
JPH05303624A
JPH05303624A JP4020959A JP2095992A JPH05303624A JP H05303624 A JPH05303624 A JP H05303624A JP 4020959 A JP4020959 A JP 4020959A JP 2095992 A JP2095992 A JP 2095992A JP H05303624 A JPH05303624 A JP H05303624A
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JP
Japan
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tracking
image
gate
target
brightness level
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Withdrawn
Application number
JP4020959A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Togano
一利 戸叶
Hisao Nanba
久男 難波
Hiroyuki Fujiwara
宏之 藤原
Hidekazu Nishiuchi
秀和 西内
Yoshio Matsuura
義雄 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】追尾点を画面上の目標に追尾させる画像追尾装
置に関し、追尾処理を行うゲートサイズが、適応的に更
新されるようにすることを目的とする。 【構成】画像取得手段1によって視野内の画像を取得
し、追尾点算出手段2によって、画像中における追尾点
を算出し、追尾誤差算出手段3によって、追尾点と画像
取得手段1の視軸との追尾誤差を算出し、指向手段4に
よって、追尾誤差に応じて画像取得手段1を転向させる
画像追尾装置において、追尾点算出手段2が、追尾ゲー
トサイズ更新手段5によって、画像内における目標の変
化に対応して追尾ゲートのサイズを更新し、目標輝度レ
ベル更新手段6によって、画像内における目標の変化に
対応して追尾ゲート内の目標輝度レベルを更新し、レベ
ル相関算出手段7によって、目標輝度レベルと画像輝度
レベルとの最大相関によって追尾点を算出することで構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画面上の追尾点を画像
中に設定した目標に追尾させるように、画像取得装置を
転向させる画像追尾装置に関し、特に目標を追尾する処
理を行う追尾ゲートのサイズが、目標の変化に適応して
更新される画像追尾装置に関するものである。
【0002】画像追尾装置は、移動する目標がモニタ画
面上において、常に所定の追尾点(通常は視野の中心)
にあるように、撮像装置等の画像取得装置を転向させる
指向装置を制御することによって、目標を画面上におい
て追尾するものである。
【0003】近年における赤外線センサ等の画像取得デ
バイスの性能向上と、マイクロプロセッサを用いた画像
処理技術および制御技術の進歩に基づいて、高精度,高
安定度の目標追尾性能を有する画像追尾装置が開発され
ている。
【0004】このような画像追尾装置においては、目標
の移動によって画面内における目標の形状や輝度レベル
が変化した場合には、目標を追尾するゲートのサイズを
アダプティブに変化させることによって、追尾性能をよ
り向上させ得ることが要望される。
【0005】
【従来の技術】従来、画像追尾装置において、画像中に
最初に設定した目標が、その後その移動に伴って画像上
の位置が変化した場合、その位置を割り出すための追尾
方式としては、画面上において輝度がピークとなる点を
目標として追尾するピーク点追尾方式と、画面上に設定
された高輝度部分からなる目標図形の面積重心を算出し
て追尾する面積重心追尾方式と、画面上に設定された目
標とその後の画像との相関を求めて、相関最大の位置に
従って追尾する相関追尾方式とが知られている。
【0006】また、相関追尾方式には、画像中に最初に
設定したレファレンス画像と、その後の画像とのマッチ
ングを行って、相関最大となる位置に従って追尾するレ
ファレンス相関追尾方式と、画面上に設定した捕捉ゲー
ト内の画像の輝度の平均レベルと、その後の画像の輝度
レベルとの相関最大となる位置に従って追尾するレベル
相関追尾方式とがある。本発明は、これらのうち、レベ
ル相関追尾方式の改良に関するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】面積重心追尾方式にお
いては、目標の形状は二値画像によって明確に抽出され
ているので、目標と同じサイズのゲートを算出すること
は容易である。しかしながら、相関追尾方式において
は、目標と背景との分離が二値画像のように明確でない
ため、目標の変化に対応して目標サイズを定め、目標レ
ファレンスを更新することは、困難である。
【0008】さらにレベル相関追尾方式においては、目
標輝度レベルと画像輝度レベルとの相関をとるべき処理
領域である追尾ゲートの大きさが一定であると、画像内
の目標の形状や輝度レベルが変化した場合に、正しく相
関を求めることができないという問題がある。
【0009】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、画像中における目標をレ
ベル相関に応じて追尾する際に、目標の形状の変化や輝
度レベルの変化に対応して、追尾ゲートサイズをアダプ
ティブに変化させることによって、画像中における目標
追尾を行う際の追尾性能を向上させることができる画像
追尾装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理的
構成を示したものである。本発明は、視野内の画像を取
得する画像取得手段1と、画像中における追尾点を算出
する追尾点算出手段2と、追尾点と画像取得手段1の視
軸との誤差(追尾誤差)を算出する追尾誤差算出手段3
と、追尾誤差に応じて画像取得手段1を転向させる指向
手段4とを有する画像追尾装置において、追尾点算出手
段2が、画像内における目標の変化に対応して追尾ゲー
トのサイズを更新する追尾ゲートサイズ更新手段5と、
画像内における目標の変化に対応して目標輝度レベルを
更新する目標輝度レベル更新手段6と、目標輝度レベル
と画像輝度レベルとの最大相関によって追尾点を算出す
るレベル相関算出手段7とを備えたものである。
【0011】また本発明は、追尾ゲートサイズ更新手段
5が、追尾ゲートの各辺ごとに外側と内側の一定領域内
における追尾用画像の輝度レベルと目標輝度レベルとの
差の絶対値を求める差絶対値算出部43と、この差の絶
対値に応じてゲート領域の拡大または縮小または固定の
更新判定を行う領域更新判定部44と、同一処理サイク
ル内に拡大と縮小の両判定が行われたとき固定の更新判
定を行う更新振動回避部45とを備えたものである。
【0012】また本発明は、目標輝度レベル更新手段6
が、追尾ゲート内の所定領域における輝度平均値を求め
る輝度平均値算出部41と、求められた輝度平均値によ
って目標輝度レベルを決定する目標輝度レベル算出部4
2とからなるものである。
【0013】さらに本発明は、輝度平均値算出部41
が、追尾ゲートの内部における内部ゲートと、追尾ゲー
トの外部における外部ゲートとにおけるそれぞれの輝度
平均値と、内部ゲートおよび外部ゲート内の輝度ヒスト
グラムにおける最大ブロックのそれぞれの輝度平均値と
を算出し、目標輝度レベル算出部42が、これらの各輝
度平均値から選択して目標輝度レベルを決定するもので
ある。
【0014】
【作用】画像追尾装置は、撮像装置等の画像取得手段1
によって取得した視野内の画像中において、追尾点算出
手段2によって追尾点を算出し、追尾誤差算出手段3に
よって、追尾点と画像取得手段1の視軸との追尾誤差を
算出して、指向手段4によって、追尾誤差に応じて画像
取得手段1を転向させることによって、画像中における
目標を追尾する。
【0015】この場合、追尾点算出手段2は、追尾ゲー
トサイズ更新手段5によって、画像内における目標の変
化に対応して更新された、処理領域を定める追尾ゲート
内において、目標輝度レベル更新手段6によって、処理
サイクルごとにこの追尾ゲート内の平均レベルである目
標輝度レベルを更新しながら、レベル相関算出手段7に
よって、この目標輝度レベルと画像輝度レベルとの相関
が最大になる位置を算出して、これを追尾点として出力
する。
【0016】処理開始時、処理領域(追尾ゲート)内の
目標輝度レベルを初期設定する。初期目標輝度レベル
は、入力画像に対して初期捕捉画像を設定して、これに
対して目標輝度レベルの自動更新と同様の手法によって
設定する。初期捕捉画像のゲートサイズは、マニュアル
設定によって定める。
【0017】次に追尾段階で、フレームごとに、追尾用
画像と目標輝度レベルとのレベル相関を求めて、相関最
大の位置を追尾点とする。そして求められた追尾点に追
尾ゲートの中心を合わせ、目標の形状の変化に応じて、
ゲートサイズの拡大,縮小,固定のいずれかの処理を行
って、追尾ゲートサイズを更新する。
【0018】図2は、追尾ゲートサイズの更新方法を説
明するものであって、(a)は相関値の算出方法を示
し、(b)は追尾ゲートサイズの拡大,縮小,固定の判
定方法を示すグラフである。
【0019】図2(a)において、11で示す太線の枠
は、アダプティブゲートすなわち目標を追尾するゲート
のサイズを示し、12で示す点線の枠は、この追尾ゲー
トサイズを拡大または縮小する際の、相関計算範囲を示
している。
【0020】 まず、アダプティブゲートサイズの左
辺に対して、外側(Aで示す)または内側(Bで示す)
に、斜線を施して示す1画素またはそれ以上の範囲につ
いて、画像の輝度レベルと目標輝度レベルとのレベル相
関値を求めると、 Aについては、DEV(LEFT,OUT) =Σ|P(LEFT,OUT) −TL|/N Bについては、DEV(LEFT,IN) =Σ|P(LEFT,IN)−TL|/N ただし DEV( ) :輝度レベル相関値 TL :目標輝度レベル P(i,j):追尾用画像の輝度レベル N :各斜線部分の画素数
【0021】 次に、に示す演算で求められた相関
値に対して、(b)で示すグラフに当てはめることによ
って、アダプティブゲートサイズを拡大するか、または
縮小するかを決定する。図2(b)において、OUTC
R1,2およびINCR1,2は、任意の定数(可変)
を示し、外側ゲート内DEV,内側ゲート内DEVがそ
れぞれOUTCR1,INCR1より小さいときは、ア
ダプティブゲートサイズを拡大し、外側ゲート内DE
V,内側ゲート内DEVがそれぞれOUTCR2,IN
CR2より大きいときは、アダプティブゲートサイズを
縮小し、外側ゲート内DEV,内側ゲート内DEVが中
間の値をとるときは、アダプティブゲートサイズを固定
とする。
【0022】 の段階でアダプティブゲートサイズ
を拡大した場合は、さらに1ステップ分(1画素または
それ以上)外側に対して、,の処理を繰り返して行
うが、アダプティブゲートサイズを縮小すべき結果とな
ったときは、その段階でゲートサイズを固定する。ま
た、の段階でアダプティブゲートサイズを縮小した場
合は、同様に1ステップ分(1画素またはそれ以上)内
側に対して、,の処理を繰り返して行うが、アダプ
ティブゲートサイズを拡大すべき結果となったときは、
その段階でゲートサイズを固定する。
【0023】 〜の処理を上下左右の各辺に対し
て4通り行い、それぞれの辺の拡大,縮小の範囲を求め
て、新しいゲートサイズを決定する。このようにして、
目標の形状の変化に合わせて、追尾ゲートサイズの更新
を行うことが可能となる。
【0024】次に、新しい追尾ゲートに対して、目標輝
度レベルの更新を行う。目標輝度レベルの更新は、数フ
レームまたは数十フレームごとに、目標の変化の度合い
に合わせて任意に設定する必要がある。
【0025】図3は、目標輝度レベル値の設定および更
新の手法を説明するものであって、レベル相関に応じて
アダプティブに目標輝度レベルを定める方法を示してい
る。図中、(a)は外部ゲートと内部ゲートの設定を示
し、(b)はゲート内輝度のヒストグラムによる目標輝
度レベル値の決定を示している。
【0026】 初期捕捉時の追尾ゲートまたは追尾処
理時の追尾ゲート(アダプティブゲート)に対して、斜
線を施して示す内部ゲート15と外部ゲート16とを任
意に設定する。例えば、水平辺に対して 内部ゲート: IL=L×30% 外部ゲート: OL=L×10% ただし L:水平辺長 また、垂直辺に対して、 内部ゲート: IM=M×30% 外部ゲート: OM=M×10% ただし M:垂直辺長
【0027】 次に目標輝度レベル(TL)を、次の
4方法のいずれかによって求める。 (1) 内部ゲート内輝度平均値 (2) 外部ゲート内輝度平均値 (3) 内部ゲート内ヒストグラム(ブロック平均値) (4) 外部ゲート内ヒストグラム(ブロック平均値)
【0028】図3(b)においては、ゲート内の輝度レ
ベルと画素数とについて求められたヒストグラムが示さ
れている。このヒストグラムを、任意の閾値によってブ
ロックに分け、最大のブロックを決定して、そのブロッ
ク内の輝度平均値を目標輝度レベル(TL)とする。
【0029】このように、目標の形状の変化に合わせて
ゲートサイズを更新された追尾ゲートに対して、レベル
相関をとる場合のレファレンスとなる、目標輝度レベル
の更新を行うことができる。
【0030】
【実施例】図4は、本発明の一実施例を示したものであ
って、画像追尾処理装置の全体の構成を示している。図
4において、21は撮像装置等の画像取得装置、22は
画像取得装置のモニタ、23は画像取得装置21の画像
信号をディジタル信号からなる画像データに変換するア
ナログディジタル(A/D)変換器、24は画像中に初
期目標をマニュアルによって捕捉する初期目標捕捉部、
25は追尾ゲート内の目標輝度レベルを更新する目標輝
度レベル更新部である。
【0031】26は追尾処理を行うべき画像を抽出する
追尾処理画像抽出部、27は追尾用画像と目標輝度レベ
ルとの差の絶対値を求める差絶対値算出部、28は追尾
用画像と追尾ゲートとの最大相関点を検索して追尾点を
決定する最大相関点検索部、29は前回最大相関点が検
索された方向を保持する前回方向保持部、30は決定さ
れた追尾点に応じて画像内に追尾処理を行うべき新領域
を抽出する新領域抽出部である。
【0032】31は追尾ゲートサイズを更新する追尾ゲ
ートサイズ更新部、32は決定された追尾点から追尾誤
差角を求める追尾誤差算出部、33は追尾誤差角とレー
ト・ジャイロ信号に応じて転向用駆動信号を発生するジ
ンバル制御器、34はジンバル制御器33からの駆動信
号に応じて画像取得装置21を転向する2軸ジンバル、
35はジンバル制御器33にマニュアルで駆動レート信
号を入力するためるジョイスティックである。
【0033】画像取得装置21からのアナログ画像信号
は、モニタ22において画像表示されるとともに、A/
D変換器23を経てディジタル信号に変換されて、追尾
の処理が行われる。
【0034】追尾開始時に、オペレータは初期目標捕捉
部24において、操作入力によって、画像上における追
尾したい目標の大きさに合わせて捕捉ゲートを設定す
る。この捕捉ゲートで抽出された画像データを基に、目
標輝度レベル更新部25において目標輝度レベルの設定
が行われる。目標輝度レベルの設定は、輝度平均値算出
部41において前述の(1) 〜(4) の方法で平均値を算出
し、これに基づいて目標輝度レベル算出部42でいずれ
かの平均値を選択入力に応じて選択して、目標輝度レベ
ルを決定することによって行われる。
【0035】一方、追尾処理画像抽出部26では、追尾
ゲートサイズ更新部31で決定された追尾ゲートサイズ
に応じて、追尾処理を行うべき画像を抽出し、差絶対値
算出部27は追尾用画像と目標輝度レベル更新部25で
決定された目標輝度レベルとの差の絶対値を求める。最
大相関点検索部28は、差絶対値算出部27で求められ
た差の絶対値から、追尾用画像と目標輝度レベルとの相
関が最大になる点を検索して、追尾点を決定する。
【0036】この際、追尾処理用画像の全体に対してレ
ベル相関値を算出するためにサーチする方法よりも、初
期捕捉時の目標位置をスタート点として、レベル相関値
が高くなる方向に進んでレベル相関値を算出する方法の
方が、処理画素数が少なくなる。前回処理時の目標位置
に対しても同様であり、前回方向保持部29は、このた
めに、前回処理時の処理方向を保持する。このようにす
ることによって、専用のハードウェア等を使用せず、汎
用のCPU等を用いてソフトウェアによって処理する場
合、処理時間を短くすることができる。
【0037】相関値から追尾点が決定されたとき、新領
域抽出部30は、追尾点を中心としてそれまでに決定さ
れた追尾ゲートサイズを当てはめて、追尾処理を行うべ
き新領域を抽出する。追尾ゲートサイズ更新部31は、
この新領域に対して目標輝度レベルを適用して、追尾ゲ
ートサイズを更新する。
【0038】すなわち、差絶対値算出部43は、追尾ゲ
ートの各辺について、その外側と内側の一定領域内にお
いて、追尾用画像の輝度レベルと目標輝度レベルとの差
の絶対値を求める。領域更新判定部44は、このように
して求められた差の絶対値に応じて輝度レベル相関値を
求めて、追尾ゲート領域を拡大すべきか、縮小すべき
か、または固定とすべきかの判定を行い、これによって
追尾ゲートサイズの更新が行われる。
【0039】このような処理を、追尾ゲートの4辺の方
向について行うことによって、レベル相関に応じてアダ
プティブにゲートサイズを決定して、追尾ゲートの更新
を行うことができる。
【0040】なおこの際、各方向(辺)について、1フ
レーム内で拡大または縮小の判定を2度ずつ行うように
し、更新振動回避部45は、2度とも拡大または縮小の
判定が行われたときは、追尾ゲートを拡大または縮小す
るが、1フレーム内で、同じ辺について拡大と縮小の両
方が判定されたときは、その辺については拡大も縮小も
行わずに固定とすることによって、拡大と縮小の処理が
振動的に繰り返して行われることを防止する。
【0041】このようにして更新された追尾ゲートサイ
ズを用いて、さらに目標輝度レベルを更新する。目標輝
度レベルの更新方法は、初期捕捉時と同様に行うが、更
新するか否か、またはどのくらいのレート(例えば数フ
レームごと、または数秒ごと等)で行うかは、目標の輝
度レベルまたは背景レベルの変化等によって、任意に設
定しておく必要がある。
【0042】さらに、追尾点の決定によって、追尾誤差
算出部32は、前回の追尾点との追尾誤差角を算出し
て、ジンバル制御器33に入力する。ジンバル制御器3
3は、追尾誤差角と、2軸ジンバル34からの指向角を
示すレート・ジャイロ信号とに応じて、2軸ジンバル3
4に対する駆動信号を出力する。
【0043】2軸ジンバル34は、駆動信号に応じて転
向して、その上に搭載された画像取得装置21を指定方
向に指向させ、これによって画面上における目標の追尾
が行われる。オペレータは初期状態において、ジョイス
ティック35を用いてジンバル制御器33に対してマニ
ュアルで駆動レート信号を入力することによって、画像
取得装置21の視軸を目標方向に合わせるように操作す
ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像取得装置の画像中において、目標の追尾を行う際に、
目標の形状の変化や輝度レベルの変化に対応して、追尾
ゲートサイズをアダプティブに変化させることができる
ので、画像中における目標追尾を行う際の追尾性能を向
上させる上で、非常に大きな効果を期待することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成を示す図である。
【図2】追尾ゲートサイズの更新方法を説明する図であ
って、(a)は相関値の算出方法を示し、(b)は追尾
ゲートサイズの拡大,縮小,固定の判定方法を示す。
【図3】目標輝度レベル値の設定および更新の手法を説
明する図であって、(a)は外部ゲートと内部ゲートの
設定を示し、(b)はゲート内の輝度のヒストグラムに
よる目標輝度レベル値の決定を示す。
【図4】本発明の一実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像取得手段 2 追尾点算出手段 3 追尾誤差算出手段 4 指向手段 5 追尾ゲートサイズ更新手段 6 目標輝度レベル更新手段 7 レベル相関算出手段 41 輝度平均値算出部 42 目標輝度レベル算出部 43 差絶対値算出部 44 領域更新判定部 45 更新振動回避部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/232 C 7/18 G (72)発明者 西内 秀和 神奈川県川崎市中原区上小田中1333番地 株式会社富士通システム統合研究所内 (72)発明者 松浦 義雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1333番地 株式会社富士通システム統合研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視野内の画像を取得する画像取得手段
    (1)と、該画像中における追尾点を算出する追尾点算
    出手段(2)と、該追尾点と前記画像取得手段(1)の
    視軸との誤差(追尾誤差)を算出する追尾誤差算出手段
    (3)と、該追尾誤差に応じて前記画像取得手段(1)
    を転向させる指向手段(4)とを有する画像追尾装置に
    おいて、前記追尾点算出手段(2)が、 画像内における目標の変化に対応して追尾ゲートサイズ
    を更新する追尾ゲートサイズ更新手段(5)と、画像内
    における目標の変化に対応して目標輝度レベルを更新す
    る目標輝度レベル更新手段(6)と、該目標輝度レベル
    と画像輝度レベルとの最大相関によって前記追尾点を算
    出するレベル相関算出手段(7)とを備えたことを特徴
    とする画像追尾装置。
  2. 【請求項2】 前記追尾ゲートサイズ更新手段(5)
    が、追尾ゲートの各辺ごとに外側と内側の一定領域内に
    おける追尾用画像の輝度レベルと目標輝度レベルとの差
    の絶対値を求める差絶対値算出部(43)と、該差の絶
    対値に応じて該ゲート領域の拡大または縮小または固定
    の更新判定を行う領域更新判定部(44)と、同一処理
    サイクル内に拡大と縮小の両判定が行われたとき固定の
    更新判定を行う更新振動回避部(45)とを備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の画像追尾装置。
  3. 【請求項3】 前記目標輝度レベル更新手段(6)が、
    追尾ゲート内の所定領域における輝度平均値を求める輝
    度平均値算出部(41)と、該求められた輝度平均値に
    よって目標輝度レベルを決定する目標輝度レベル算出部
    (42)とからなることを特徴とする請求項1または2
    に記載の画像追尾装置。
  4. 【請求項4】 前記輝度平均値算出部(41)が、該追
    尾ゲートの内部における内部ゲートと、該追尾ゲートの
    外部における外部ゲートとにおけるそれぞれの輝度平均
    値と、該内部ゲートおよび外部ゲート内の輝度ヒストグ
    ラムにおける最大ブロックのそれぞれの輝度平均値とを
    算出し、前記目標輝度レベル算出部(42)が、該各輝
    度平均値から選択して目標輝度レベルを決定することを
    特徴とする請求項3に記載の画像追尾装置。
JP4020959A 1992-02-06 1992-02-06 画像追尾装置 Withdrawn JPH05303624A (ja)

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JP4020959A JPH05303624A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 画像追尾装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110785775A (zh) * 2017-07-07 2020-02-11 三星电子株式会社 用于光学跟踪的系统和方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110785775A (zh) * 2017-07-07 2020-02-11 三星电子株式会社 用于光学跟踪的系统和方法
CN110785775B (zh) * 2017-07-07 2023-12-01 三星电子株式会社 用于光学跟踪的系统和方法

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