JPH05302993A - 原子炉炉心流量計測装置 - Google Patents
原子炉炉心流量計測装置Info
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- JPH05302993A JPH05302993A JP4109529A JP10952992A JPH05302993A JP H05302993 A JPH05302993 A JP H05302993A JP 4109529 A JP4109529 A JP 4109529A JP 10952992 A JP10952992 A JP 10952992A JP H05302993 A JPH05302993 A JP H05302993A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】過渡期において精度のよい原子炉炉心流量を求
める。 【構成】炉心流量計測装置は、再循環ポンプ1のトリッ
プ検出器6A,6B、ジェットポンプ5内の冷却材流量
を求める開閉演算器8A,8B、ジェットポンプ内で冷
却材の逆流が生じたことを判定する比較判定器9A,9
Bを備える。更に、再循環ポンプがトリップしかつジェ
ットポンプ内で冷却材の逆流が生じているとき、マイナ
スの値に変換された上記冷却材流量を出力し、かつ再循
環ポンプがトリップしていないときにプラスの値のまま
上記冷却水流量を出力する切り替えスイッチ15A、1
5Bを備える。加算器12は、2系統のきり変えスイッ
チから出力された冷却材流量を加算する。 【効果】原子炉が如何なる運転状態にあっても、1台の
再循環ポンプが停止し、ジェットポンプの流れが逆流す
るような場合でも、原子炉炉心流量を連続的に精度よく
求めることができる。
める。 【構成】炉心流量計測装置は、再循環ポンプ1のトリッ
プ検出器6A,6B、ジェットポンプ5内の冷却材流量
を求める開閉演算器8A,8B、ジェットポンプ内で冷
却材の逆流が生じたことを判定する比較判定器9A,9
Bを備える。更に、再循環ポンプがトリップしかつジェ
ットポンプ内で冷却材の逆流が生じているとき、マイナ
スの値に変換された上記冷却材流量を出力し、かつ再循
環ポンプがトリップしていないときにプラスの値のまま
上記冷却水流量を出力する切り替えスイッチ15A、1
5Bを備える。加算器12は、2系統のきり変えスイッ
チから出力された冷却材流量を加算する。 【効果】原子炉が如何なる運転状態にあっても、1台の
再循環ポンプが停止し、ジェットポンプの流れが逆流す
るような場合でも、原子炉炉心流量を連続的に精度よく
求めることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉炉心流量計測装
置に係り、特に、沸騰水型原子炉に適用するのに好適な
原子炉炉心流量を計測可能とする原子炉炉心流量計測装
置に関する。
置に係り、特に、沸騰水型原子炉に適用するのに好適な
原子炉炉心流量を計測可能とする原子炉炉心流量計測装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の原子炉炉心流量計測装置は、例え
ば特開昭60−213886号公報に記載されたように、再循環
ポンプがトリップしたことを検出する手段により得た再
循環ポンプのトリップ台数と、2系統ある再循環駆動ル
ープ流量の差が設定値以上になったことを検出する手段
により得た信号を用いてジェットポンプの流量が正流か
ら逆流に変化した事を推定し、2系統あるジェットポン
プ流量の和または差を演算することを切替ることにより
原子炉炉心流量を計測していた。
ば特開昭60−213886号公報に記載されたように、再循環
ポンプがトリップしたことを検出する手段により得た再
循環ポンプのトリップ台数と、2系統ある再循環駆動ル
ープ流量の差が設定値以上になったことを検出する手段
により得た信号を用いてジェットポンプの流量が正流か
ら逆流に変化した事を推定し、2系統あるジェットポン
プ流量の和または差を演算することを切替ることにより
原子炉炉心流量を計測していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、再循
環ポンプのトリップ台数と再循環駆動ループ流量の差を
判定手段として、2系統のジェットポンプ流量の加算/
減算を切替ていたが、ジェットポンプの流れが逆流とな
ることを再循環駆動ループ流量により間接的に判定して
おり、原子炉の挙動が再循環ポンプがトリップする時点
での原子炉の状態(運転点等)により大きく変化するの
に対し、再循環駆動ループ流量の差が大きくなったこと
を判定する設定値が固定であったため、加算/減算を切
替えるタイミングがジェットポンプに逆流が発生した時
刻と一致しなかった。このため、計測された炉心流量が
不連続に変化する等、原子炉炉心流量を精度よく計測で
きない。
環ポンプのトリップ台数と再循環駆動ループ流量の差を
判定手段として、2系統のジェットポンプ流量の加算/
減算を切替ていたが、ジェットポンプの流れが逆流とな
ることを再循環駆動ループ流量により間接的に判定して
おり、原子炉の挙動が再循環ポンプがトリップする時点
での原子炉の状態(運転点等)により大きく変化するの
に対し、再循環駆動ループ流量の差が大きくなったこと
を判定する設定値が固定であったため、加算/減算を切
替えるタイミングがジェットポンプに逆流が発生した時
刻と一致しなかった。このため、計測された炉心流量が
不連続に変化する等、原子炉炉心流量を精度よく計測で
きない。
【0004】本発明の目的は、2台のうち1台の再循環
ポンプがトリップして再循環ポンプ1台運転へ移行した
場合でも、過渡期を含め連続的に炉心流量を精度よく計
測できる原子炉炉心流量計測装置を提供することにあ
る。
ポンプがトリップして再循環ポンプ1台運転へ移行した
場合でも、過渡期を含め連続的に炉心流量を精度よく計
測できる原子炉炉心流量計測装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、再循環ポ
ンプ及びこの再循環ポンプで昇圧された冷却材により駆
動されるジェットポンプを有する2系統の再循環系を備
えた原子炉の炉心流量を計測する装置において、前記再
循環ポンプがトリップしたことを検出する手段と、前記
再循環ポンプから吐出された冷却材により駆動されるジ
ェットポンプ内の冷却材流量を求める手段と、前記再循
環ポンプから吐出された冷却材により駆動されるジェッ
トポンプ内で冷却材の逆流が生じたことを前記冷却材流
量に基づいて判定する手段と、前記再循環ポンプがトリ
ップしかつ前記ジェットポンプ内で冷却材の逆流が生じ
ているとき、マイナスの値に変換された前記冷却材流量
を出力し、かつ前記再循環ポンプがトリップしていない
ときにプラスの値のまま前記冷却水流量を出力する冷却
水流量値選択手段とを、それぞれの系統に対して設け、
更に一方の系統の前記冷却水流量値選択手段の出力と他
方の系統の前記冷却水流量値選択手段の出力とを加算す
る手段を備えたことを特徴とする原子炉炉心流量計測装
置により達成される。
ンプ及びこの再循環ポンプで昇圧された冷却材により駆
動されるジェットポンプを有する2系統の再循環系を備
えた原子炉の炉心流量を計測する装置において、前記再
循環ポンプがトリップしたことを検出する手段と、前記
再循環ポンプから吐出された冷却材により駆動されるジ
ェットポンプ内の冷却材流量を求める手段と、前記再循
環ポンプから吐出された冷却材により駆動されるジェッ
トポンプ内で冷却材の逆流が生じたことを前記冷却材流
量に基づいて判定する手段と、前記再循環ポンプがトリ
ップしかつ前記ジェットポンプ内で冷却材の逆流が生じ
ているとき、マイナスの値に変換された前記冷却材流量
を出力し、かつ前記再循環ポンプがトリップしていない
ときにプラスの値のまま前記冷却水流量を出力する冷却
水流量値選択手段とを、それぞれの系統に対して設け、
更に一方の系統の前記冷却水流量値選択手段の出力と他
方の系統の前記冷却水流量値選択手段の出力とを加算す
る手段を備えたことを特徴とする原子炉炉心流量計測装
置により達成される。
【0006】
【作用】前記再循環ポンプから吐出された冷却材により
駆動されるジェットポンプ内で冷却材の逆流が生じたこ
とを前記冷却材流量に基づいて判定する手段と、前記再
循環ポンプがトリップしかつ前記ジェットポンプ内で冷
却材の逆流が生じているとき、マイナスの値に変換され
た前記冷却材流量を出力し、かつ前記再循環ポンプがト
リップしていないときにプラスの値のまま前記冷却水流
量を出力する冷却水流量値選択手段とを、それぞれの系
統に対して設け、更に一方の系統の前記冷却水流量値選
択手段の出力と他方の系統の前記冷却水流量値選択手段
の出力とを加算する手段を備えることにより、原子炉が
如何なる運転状態にあっても、1台の再循環ポンプが停
止し、ジェットポンプの流れが逆流するような場合、原
子炉炉心流量を連続的に精度よくに求めることが可能で
ある。
駆動されるジェットポンプ内で冷却材の逆流が生じたこ
とを前記冷却材流量に基づいて判定する手段と、前記再
循環ポンプがトリップしかつ前記ジェットポンプ内で冷
却材の逆流が生じているとき、マイナスの値に変換され
た前記冷却材流量を出力し、かつ前記再循環ポンプがト
リップしていないときにプラスの値のまま前記冷却水流
量を出力する冷却水流量値選択手段とを、それぞれの系
統に対して設け、更に一方の系統の前記冷却水流量値選
択手段の出力と他方の系統の前記冷却水流量値選択手段
の出力とを加算する手段を備えることにより、原子炉が
如何なる運転状態にあっても、1台の再循環ポンプが停
止し、ジェットポンプの流れが逆流するような場合、原
子炉炉心流量を連続的に精度よくに求めることが可能で
ある。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例である原子炉炉心流
量計測装置を、図1,図2及び図3を用いて説明する。
量計測装置を、図1,図2及び図3を用いて説明する。
【0008】沸騰水型原子炉は、原子炉圧力容器3,原
子炉圧力容器3内に設けられた数の燃料集合体が装化さ
れて構成される炉心2,原子炉圧力容器3内で炉心2の
周囲に配置された複数のジェットポンプ5を備える。原
子炉圧力容器3に接続されて再循環ポンプ1が設けられ
た再循環系配管4は、ジェットポンプ5の上端で開口す
るノズルを有する。再循環ポンプ1の駆動により高圧高
速の冷却水が、ジェットポンプ5内に吐出されると、周
囲の冷却水も同時にジェットポンプ5内に吸い込まれ
る。これらの冷却水は、原子炉圧力容器3内の下部プレ
ナムを通って炉心2内に達する。再循環ポンプ1のモ−
タ(図示せず)は、遮断器6を介して電源に接続され
る。再循環ポンプ1,再循環系配管4及びジェットポン
プ5は、A系及びB系の二系統が設けられている。炉心
2に供給される冷却水流量、すなわち炉心流量は、複数
のジェットポンプ5それぞれに流れる冷却水流量の総和
である。このため、炉心流量は、各ジェットポンプ5に
流れる冷却水の流量を計測し、これらの総和を演算する
ことにより得られる。
子炉圧力容器3内に設けられた数の燃料集合体が装化さ
れて構成される炉心2,原子炉圧力容器3内で炉心2の
周囲に配置された複数のジェットポンプ5を備える。原
子炉圧力容器3に接続されて再循環ポンプ1が設けられ
た再循環系配管4は、ジェットポンプ5の上端で開口す
るノズルを有する。再循環ポンプ1の駆動により高圧高
速の冷却水が、ジェットポンプ5内に吐出されると、周
囲の冷却水も同時にジェットポンプ5内に吸い込まれ
る。これらの冷却水は、原子炉圧力容器3内の下部プレ
ナムを通って炉心2内に達する。再循環ポンプ1のモ−
タ(図示せず)は、遮断器6を介して電源に接続され
る。再循環ポンプ1,再循環系配管4及びジェットポン
プ5は、A系及びB系の二系統が設けられている。炉心
2に供給される冷却水流量、すなわち炉心流量は、複数
のジェットポンプ5それぞれに流れる冷却水流量の総和
である。このため、炉心流量は、各ジェットポンプ5に
流れる冷却水の流量を計測し、これらの総和を演算する
ことにより得られる。
【0009】その炉心流量を測定する本実施例の原子炉
炉心流量計測装置は、A系の再循環ポンプ1がトリップ
したこと(遮断器6が開したこと)を検出する開閉検出
器17A,B系の再循環ポンプ1がトリップしたことを
検出する開閉検出器17B,差圧検出器7A及び7B,
開平演算器8A及び8B,比較判定器9A及び9B,メ
モリ10A及び10B,NOT回路11A及び11B,
加算器12,AND回路13A,13B,13C及び1
3D,増幅器14A及び14B、及びスイッチ15A及
び15Bを備える。
炉心流量計測装置は、A系の再循環ポンプ1がトリップ
したこと(遮断器6が開したこと)を検出する開閉検出
器17A,B系の再循環ポンプ1がトリップしたことを
検出する開閉検出器17B,差圧検出器7A及び7B,
開平演算器8A及び8B,比較判定器9A及び9B,メ
モリ10A及び10B,NOT回路11A及び11B,
加算器12,AND回路13A,13B,13C及び1
3D,増幅器14A及び14B、及びスイッチ15A及
び15Bを備える。
【0010】差圧検出器7Aは、A系のジェットポンプ
5内の上流部と下流部との間の差圧を計測する。開平演
算器8Aは、差圧検出器7Aで計測された差圧に基づい
てA系のジェットポンプ5内の冷却水流量(ジェットポ
ンプ流量という)WJAI(計測値)を演算する。比較判定
器9Aは、ジェットポンプ流量の計測値WJAI が予め設
定した値よりも小さくなった場合に「1」を出力する。
なお、比較判定器9Aは、ジェットポンプ流量の計測値
WJAI が予め設定した値よりも大きい場合には「0」を
出力する。メモリ10A(通常は「0」を出力)は、比
較判定器9Aが出力した「1」または「0」の状態信号
K1Aを記憶する。比較判定器9Aが、一旦、「1」を出
力した後では、該当する再循環ポンプ5がトリップし続
けるので、メモリ10Aは、「1」を出力し続ける。N
OT回路11Aは、A系の再循環ポンプ1のトリップを
検出したときに「1」となって開閉検出器17Aから出
力された信号K3A(ディジタル信号)の論理否定を演算
し、この演算によって得られた信号K4Aを出力する。
5内の上流部と下流部との間の差圧を計測する。開平演
算器8Aは、差圧検出器7Aで計測された差圧に基づい
てA系のジェットポンプ5内の冷却水流量(ジェットポ
ンプ流量という)WJAI(計測値)を演算する。比較判定
器9Aは、ジェットポンプ流量の計測値WJAI が予め設
定した値よりも小さくなった場合に「1」を出力する。
なお、比較判定器9Aは、ジェットポンプ流量の計測値
WJAI が予め設定した値よりも大きい場合には「0」を
出力する。メモリ10A(通常は「0」を出力)は、比
較判定器9Aが出力した「1」または「0」の状態信号
K1Aを記憶する。比較判定器9Aが、一旦、「1」を出
力した後では、該当する再循環ポンプ5がトリップし続
けるので、メモリ10Aは、「1」を出力し続ける。N
OT回路11Aは、A系の再循環ポンプ1のトリップを
検出したときに「1」となって開閉検出器17Aから出
力された信号K3A(ディジタル信号)の論理否定を演算
し、この演算によって得られた信号K4Aを出力する。
【0011】他方、差圧検出器7Bは、B系のジェット
ポンプ5内の上流部と下流部との間の差圧を計測する。
開平演算器8Bは、差圧検出器7Bで計測された差圧に
基づいてB系のジェットポンプ流量WJBI(計測値)を演
算する。比較判定器9Bは、ジェットポンプ流量の計測
値WJBI が予め設定した値よりも小さくなった場合に
「1」を出力する。なお、比較判定器9Bは、ジェットポ
ンプ流量の計測値WJBIが予め設定した値よりも大きい
場合には「0」を出力する。メモリ10B(通常は
「0」を出力)は、比較判定器9Bが出力した「1」ま
たは「0」の状態信号K1Bを記憶する。比較判定器9A
が、一旦、「1」を出力した後では、メモリ10Bは、
同様に「1」を出力し続ける。NOT回路11Bは、B
系の再循環ポンプ1のトリップを検出したときに「1」
となって開閉検出器17Bから出力された信号K3B(デ
ィジタル信号)の論理否定を演算し、この演算によって
得られた信号K4Bを出力する。
ポンプ5内の上流部と下流部との間の差圧を計測する。
開平演算器8Bは、差圧検出器7Bで計測された差圧に
基づいてB系のジェットポンプ流量WJBI(計測値)を演
算する。比較判定器9Bは、ジェットポンプ流量の計測
値WJBI が予め設定した値よりも小さくなった場合に
「1」を出力する。なお、比較判定器9Bは、ジェットポ
ンプ流量の計測値WJBIが予め設定した値よりも大きい
場合には「0」を出力する。メモリ10B(通常は
「0」を出力)は、比較判定器9Bが出力した「1」ま
たは「0」の状態信号K1Bを記憶する。比較判定器9A
が、一旦、「1」を出力した後では、メモリ10Bは、
同様に「1」を出力し続ける。NOT回路11Bは、B
系の再循環ポンプ1のトリップを検出したときに「1」
となって開閉検出器17Bから出力された信号K3B(デ
ィジタル信号)の論理否定を演算し、この演算によって
得られた信号K4Bを出力する。
【0012】AND回路13A,13B,13C及び1
3Dは、それぞれ入力した2つのディジタル信号の論理
積を演算する。すなわちAND回路13Aは、信号K3A
及び信号K4Bの論理積を演算し得られた信号K5Aを出力
する。AND回路13Bは、信号K3B及び信号K4Aの論
理積を演算し得られた信号K5Bを出力する。AND回路
13Aは、A系統の再循環ポンプ5がトリッしB系統の
再循環ポンプ5が正常なときにだけ「1」を出力する。
AND回路13Bは、B系統の再循環ポンプ5がトリッ
しA系統の再循環ポンプ5が正常なときにだけ「1」を出
力する。AND回路13Cは、信号K5A及びメモリ10
Aの出力である信号K2Aの論理積を演算し得られた信号
K6Aを出力する。信号K6Aが「1」になるときは、A系
統の再循環ポンプ5がトリップしA系統のジェットポン
プ流量がその設定値よりも減少したときである。AND
回路13Dは、信号K5B及びメモリ10Bの出力である
信号K2Bの論理積を演算し得られた信号K6Bを出力す
る。信号K6Bが「1」になるときは、B系統の再循環ポ
ンプ5がトリップしB系統のジェットポンプ流量がその
設定値よりも減少したときである。
3Dは、それぞれ入力した2つのディジタル信号の論理
積を演算する。すなわちAND回路13Aは、信号K3A
及び信号K4Bの論理積を演算し得られた信号K5Aを出力
する。AND回路13Bは、信号K3B及び信号K4Aの論
理積を演算し得られた信号K5Bを出力する。AND回路
13Aは、A系統の再循環ポンプ5がトリッしB系統の
再循環ポンプ5が正常なときにだけ「1」を出力する。
AND回路13Bは、B系統の再循環ポンプ5がトリッ
しA系統の再循環ポンプ5が正常なときにだけ「1」を出
力する。AND回路13Cは、信号K5A及びメモリ10
Aの出力である信号K2Aの論理積を演算し得られた信号
K6Aを出力する。信号K6Aが「1」になるときは、A系
統の再循環ポンプ5がトリップしA系統のジェットポン
プ流量がその設定値よりも減少したときである。AND
回路13Dは、信号K5B及びメモリ10Bの出力である
信号K2Bの論理積を演算し得られた信号K6Bを出力す
る。信号K6Bが「1」になるときは、B系統の再循環ポ
ンプ5がトリップしB系統のジェットポンプ流量がその
設定値よりも減少したときである。
【0013】スイッチ15Aは、AND回路13Cの出
力が「0」のとき端子18Bに接続され、その出力が
「1」のとき端子18Aに接続される。端子18Aは、
増幅機14Aを介して開平演算器8Aに接続される。端
子18Bは、開閉演算器8Aに直接接続される。増幅器
18Aは、開閉演算器8Aから出力されたアナログ信号
であるジェットポンプ流量の計測値WJAI の符号を反転
させる。すなわち開閉演算器8Aのゲインは−1.0 で
ある。他方、スイッチ15Bは、AND回路13Dの出力
が「0」のとき端子19Bに接続され、その出力が
「1」のとき端子19Aに接続される。端子19Aは、増
幅器14Bを介して開平演算器8Bに接続される。端子
19Bは、開閉演算器8Bに直接接続される。増幅器1
9Aは、開閉演算器8Bから出力されたアナログ信号で
あるジェットポンプ流量の計測値WJBの符号を反転させ
る。すなわち開閉演算器8Bのゲインは−1.0であ
る。加算器12は、スイッチ15A及び15Bから出力
された信号を加算して原子炉炉心流量WCIを求め、原子
炉炉心流量WCIを出力する。
力が「0」のとき端子18Bに接続され、その出力が
「1」のとき端子18Aに接続される。端子18Aは、
増幅機14Aを介して開平演算器8Aに接続される。端
子18Bは、開閉演算器8Aに直接接続される。増幅器
18Aは、開閉演算器8Aから出力されたアナログ信号
であるジェットポンプ流量の計測値WJAI の符号を反転
させる。すなわち開閉演算器8Aのゲインは−1.0 で
ある。他方、スイッチ15Bは、AND回路13Dの出力
が「0」のとき端子19Bに接続され、その出力が
「1」のとき端子19Aに接続される。端子19Aは、増
幅器14Bを介して開平演算器8Bに接続される。端子
19Bは、開閉演算器8Bに直接接続される。増幅器1
9Aは、開閉演算器8Bから出力されたアナログ信号で
あるジェットポンプ流量の計測値WJBの符号を反転させ
る。すなわち開閉演算器8Bのゲインは−1.0であ
る。加算器12は、スイッチ15A及び15Bから出力
された信号を加算して原子炉炉心流量WCIを求め、原子
炉炉心流量WCIを出力する。
【0014】ここで、実際の原子炉は複数(20基程
度)のジェットポンプ5を備えている。図2は、このう
ちの1基のジェットポンプ5、例えばA系統に属する1
基のジェットポンプ5に流れる冷却水の流量を計測する
ためシステムの構成を示している。このシステムは、差
圧検出器7A及び開平演算器8Aを有する。ジェットポ
ンプ5のディフューザは、図2に示すように、スロート
部から出口にかけて流路が広がっており、差圧検出器7
Aの上流側および下流側にある差圧検出部の圧力および
流速は、ベルヌーイの定理に従い、(数1)に示すよう
になる。
度)のジェットポンプ5を備えている。図2は、このう
ちの1基のジェットポンプ5、例えばA系統に属する1
基のジェットポンプ5に流れる冷却水の流量を計測する
ためシステムの構成を示している。このシステムは、差
圧検出器7A及び開平演算器8Aを有する。ジェットポ
ンプ5のディフューザは、図2に示すように、スロート
部から出口にかけて流路が広がっており、差圧検出器7
Aの上流側および下流側にある差圧検出部の圧力および
流速は、ベルヌーイの定理に従い、(数1)に示すよう
になる。
【0015】
【数1】
【0016】ここで、PU は上流側計測点での冷却水の
圧力、PL は下流側計測点での冷却水の圧力、UU は上
流側計測点での冷却水の流速、UL は下流側計測点での
冷却水の流速、ρは冷却水の密度である。次に、上流側
計測点におけるジェットポンプ5のディフューザの横断
面積をAU 、下流側計測点におけるジェットポンプ5の
ディフューザの横断面積をAL 、及びジェットポンプ流
量の真値をWR とすれば、差圧検出器7Aによって得ら
れる計測点間の差圧ΔPは、(数2)のようになる。こ
れは、B系統の差圧検出器7Bに対しても同じである。
圧力、PL は下流側計測点での冷却水の圧力、UU は上
流側計測点での冷却水の流速、UL は下流側計測点での
冷却水の流速、ρは冷却水の密度である。次に、上流側
計測点におけるジェットポンプ5のディフューザの横断
面積をAU 、下流側計測点におけるジェットポンプ5の
ディフューザの横断面積をAL 、及びジェットポンプ流
量の真値をWR とすれば、差圧検出器7Aによって得ら
れる計測点間の差圧ΔPは、(数2)のようになる。こ
れは、B系統の差圧検出器7Bに対しても同じである。
【0017】
【数2】
【0018】(数2)より、差圧検出器によって検出さ
れる差圧は、冷却水流量の符号によらず、また負にはな
らないことが分かる。
れる差圧は、冷却水流量の符号によらず、また負にはな
らないことが分かる。
【0019】次に、ジェットポンプ流量の計測値W
I は、この差圧信号ΔPを開閉演算することによって求
められることから、下記の(数3)のようになる。
I は、この差圧信号ΔPを開閉演算することによって求
められることから、下記の(数3)のようになる。
【0020】
【数3】
【0021】ここで、Kは冷却水の密度(ρ)及びジェ
ットポンプのディフューザ横断面積(AU 及びAL )に
よって定まる係数である。以上、(数3)より、ジェッ
トポンプ流量の計測値WI は、真値のジェットポンプ流
量に対し、絶対値を取ったものになる。前述の開閉演算
器8A及び8Bは、該当する差圧検出器で計測された差
圧ΔPを入力しそれぞれ(数3)の演算を行う。
ットポンプのディフューザ横断面積(AU 及びAL )に
よって定まる係数である。以上、(数3)より、ジェッ
トポンプ流量の計測値WI は、真値のジェットポンプ流
量に対し、絶対値を取ったものになる。前述の開閉演算
器8A及び8Bは、該当する差圧検出器で計測された差
圧ΔPを入力しそれぞれ(数3)の演算を行う。
【0022】図3は、2台の再循環ポンプ5の運転中
に、一方の再循環ポンプ5がトリップした場合におけ
る、原子炉炉心流量(真値)、原子炉炉心流量(計測
値)、ジェットポンプ流量(真値)およびジェットポン
プ流量(計測値)の過渡変化を示すものである。なお、
原子炉内には複数のジェットポンプが設けられるが、こ
こでは複数のジェットポンプを再循環ポンプと同様に2
系統のグループに分類し、それぞれの系統毎に流量の総
和を求める。この流量の総和を、該当する系統のジェッ
トポンプ流量とする。図3の(A)及び(B)は、再循
環ポンプ5のトリップ後に、トリップ側のジェットポン
プ流量の真値が正から負となり、炉心流量の真値が低下
することを示している。ここで、ジェットポンプ流量の
計測値は、前述のように、計測した冷却水流量が実際の
流量に対して絶対値をとるものとなることから、再循環
ポンプがトリップした側の計測値は、図3の(C)に示
すように正の値から一旦ゼロにはなるものの、負にはな
らない。このため、従来例は、両系統のジェットポンプ
流量の計測値を加算することにより原子炉炉心流量を演
算している場合(原子炉炉心流量計測値(WCI)=A系
のジェットポンプ流量計測値(WJAI)+B系のジェッ
トポンプ流量計測値(WJBI))では、図3の(D)に
実線で示すように、再循環ポンプトリップ後の炉心流量
の計測値は真値と一致しない。
に、一方の再循環ポンプ5がトリップした場合におけ
る、原子炉炉心流量(真値)、原子炉炉心流量(計測
値)、ジェットポンプ流量(真値)およびジェットポン
プ流量(計測値)の過渡変化を示すものである。なお、
原子炉内には複数のジェットポンプが設けられるが、こ
こでは複数のジェットポンプを再循環ポンプと同様に2
系統のグループに分類し、それぞれの系統毎に流量の総
和を求める。この流量の総和を、該当する系統のジェッ
トポンプ流量とする。図3の(A)及び(B)は、再循
環ポンプ5のトリップ後に、トリップ側のジェットポン
プ流量の真値が正から負となり、炉心流量の真値が低下
することを示している。ここで、ジェットポンプ流量の
計測値は、前述のように、計測した冷却水流量が実際の
流量に対して絶対値をとるものとなることから、再循環
ポンプがトリップした側の計測値は、図3の(C)に示
すように正の値から一旦ゼロにはなるものの、負にはな
らない。このため、従来例は、両系統のジェットポンプ
流量の計測値を加算することにより原子炉炉心流量を演
算している場合(原子炉炉心流量計測値(WCI)=A系
のジェットポンプ流量計測値(WJAI)+B系のジェッ
トポンプ流量計測値(WJBI))では、図3の(D)に
実線で示すように、再循環ポンプトリップ後の炉心流量
の計測値は真値と一致しない。
【0023】これに対して、前述した本実施例は、図1
に示すように、計測した一方の系統に対するジェットポ
ンプ流量を用いて、比較判定器によりジェットポンプ流
量の計測値が設定値以下であるか否かを判定する。以
下、A系統の再循環ポンプ5がトリップしたことを想定
して説明する。比較判定器9Aは、ジェットポンプ流量
の計測値WJAI がその設定値WJ0よりも小さいか否かを
判定する。この設定値WJ0は、計測誤差等に余裕を持っ
た程度の小さな値、すなわち検出記の測定誤差を考慮し
ジェットポンプ流量が実際にゼロになるときの値とす
る。WJ0>WJAIであるので、比較判定器9Aは「1」
を出力する。メモリ10Aは、比較判定器9Aが出力し
た「1」を信号K2Aとして出力する。AND回路13A
は、1台の再循環ポンプ5(A系統)がトリップしたこ
とを示す「1」の信号K5Aを出力する。このとき、AN
D回路13Bは、「0」の信号K5Bを出力する。AND
回路13Cは「1」の信号K6Aを出力しAND回路13
Dは「0」の信号K6Bを出力する。このため、スイッチ
15Aは端子18Aに接続され、スイッチ15Bは端子
19Bに接続される。加算器12は、スイッチ15Aよ
り−WJAI を、スイッチ15Bから+WJBI をそれぞれ
入力し、〔(−WJAI)+(+WJBI)〕の演算、すなわ
ち(WJBI−WJAI)の演算を実行する。この演算によっ
て得られた原子炉炉心流量WCI〔=(−WJAI)+(+
WJBI)〕が求める原子炉炉心流量である。
に示すように、計測した一方の系統に対するジェットポ
ンプ流量を用いて、比較判定器によりジェットポンプ流
量の計測値が設定値以下であるか否かを判定する。以
下、A系統の再循環ポンプ5がトリップしたことを想定
して説明する。比較判定器9Aは、ジェットポンプ流量
の計測値WJAI がその設定値WJ0よりも小さいか否かを
判定する。この設定値WJ0は、計測誤差等に余裕を持っ
た程度の小さな値、すなわち検出記の測定誤差を考慮し
ジェットポンプ流量が実際にゼロになるときの値とす
る。WJ0>WJAIであるので、比較判定器9Aは「1」
を出力する。メモリ10Aは、比較判定器9Aが出力し
た「1」を信号K2Aとして出力する。AND回路13A
は、1台の再循環ポンプ5(A系統)がトリップしたこ
とを示す「1」の信号K5Aを出力する。このとき、AN
D回路13Bは、「0」の信号K5Bを出力する。AND
回路13Cは「1」の信号K6Aを出力しAND回路13
Dは「0」の信号K6Bを出力する。このため、スイッチ
15Aは端子18Aに接続され、スイッチ15Bは端子
19Bに接続される。加算器12は、スイッチ15Aよ
り−WJAI を、スイッチ15Bから+WJBI をそれぞれ
入力し、〔(−WJAI)+(+WJBI)〕の演算、すなわ
ち(WJBI−WJAI)の演算を実行する。この演算によっ
て得られた原子炉炉心流量WCI〔=(−WJAI)+(+
WJBI)〕が求める原子炉炉心流量である。
【0024】表1は、以上の演算機能を、A系統のジェ
ットポンプ流量、A系統の再循環ポンプの運転状態およ
びB系統の再循環ポンプの運転状態により分類して示す
ものである。
ットポンプ流量、A系統の再循環ポンプの運転状態およ
びB系統の再循環ポンプの運転状態により分類して示す
ものである。
【0025】
【表1】
【0026】なお、本実施例では、ジェットポンプ内の
冷却水の流れ方向を、直接、ジェットポンプ流量により
判定しているため、従来例のように再循環駆動ループ流
量の差に基づき、間接的にジェットポンプに逆流が発生
することを推定していた方法とは基本的に異なり、原子
炉の挙動が再循環ポンプがトリップする時点の原子炉の
状態(運転点等)により大きく変化した場合であって
も、該当する系統のジェットポンプ流量の加算/減算を
切替えるタイミングは、ジェットポンプに実際に逆流が
発生した時刻とほとんど一致する。
冷却水の流れ方向を、直接、ジェットポンプ流量により
判定しているため、従来例のように再循環駆動ループ流
量の差に基づき、間接的にジェットポンプに逆流が発生
することを推定していた方法とは基本的に異なり、原子
炉の挙動が再循環ポンプがトリップする時点の原子炉の
状態(運転点等)により大きく変化した場合であって
も、該当する系統のジェットポンプ流量の加算/減算を
切替えるタイミングは、ジェットポンプに実際に逆流が
発生した時刻とほとんど一致する。
【0027】これにより、再循環ポンプがトリップし、
ジェットポンプ流量が正流からゼロとなるまでの間(図
3の(D)に実線にて示す。)は、加算/減算切替信号
K6Aに従って、WCI=WJAI+WJBIの演算を行い、再循
環ポンプ5がトッリプ下側の系統においてジェットポン
プ流量がゼロとなり逆流となった後(図3の(D)に破
線にて示す。)には、WCI=WJAI−WJBIの演算を行え
ば、実際の炉心流量と同じ計測値を得ることが可能とな
る。
ジェットポンプ流量が正流からゼロとなるまでの間(図
3の(D)に実線にて示す。)は、加算/減算切替信号
K6Aに従って、WCI=WJAI+WJBIの演算を行い、再循
環ポンプ5がトッリプ下側の系統においてジェットポン
プ流量がゼロとなり逆流となった後(図3の(D)に破
線にて示す。)には、WCI=WJAI−WJBIの演算を行え
ば、実際の炉心流量と同じ計測値を得ることが可能とな
る。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、1台の再循環ポンプが
停止し、炉心流量が低下するような場合、或いは原子炉
起動時、即ち再循環ポンプ1台運転時に、原子炉がどの
ような運転状態であっても、炉心流量を連続的に精度よ
く求めることができる。すなわち、本発明によれば、得
られる炉心流量の精度を著しく向上できる。
停止し、炉心流量が低下するような場合、或いは原子炉
起動時、即ち再循環ポンプ1台運転時に、原子炉がどの
ような運転状態であっても、炉心流量を連続的に精度よ
く求めることができる。すなわち、本発明によれば、得
られる炉心流量の精度を著しく向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である原子炉炉心流量計測装
置の構成図である。
置の構成図である。
【図2】図1における1台のジェットポンプでの冷却水
流量を計測するシステムの説明図である。
流量を計測するシステムの説明図である。
【図3】各部の冷却水流量の時間に対する変化を示した
図である。
図である。
1…再循環ポンプ、2…炉心、3…原子炉圧力容器、4
…再循環駆動ループ配管、5…ジェットポンプ、6…遮
断器、7…差圧検出器、8…開平演算器、9…比較判定
器、10…メモリ、11…NOT回路、12…加算器、
13…AND回路、14…増幅器、15…切り換えスイ
ッチ、17…開閉検出器、WCI…原子炉炉心流量(計測
値)、WCR …原子炉炉心流量(真値)、WJAI…A系統
のジェットポンプ流量(計測値)、WJBI …B系統のジ
ェットポンプ流量(計測値)、WJAR…A系統のジェッ
トポンプ流量(真値)、WJBR…B系統のジェットポン
プ流量(真値)、WJ0…ジェットポンプ流逆流判定値、
PU …上流側計測点での冷却水の圧力、PL …下流側計
測点での冷却水の圧力、UU …上流側計測点での冷却水
の流速、UL …下流側計測点での冷却水の流速、ρ…冷
却水の密度、AU …上流側計測点でのディフューザ横断
面積、AL …下流側計測点でのディフューザ横断面積、
WR …ジェットポンプ流量の真値、WI …ジェットポン
プ流量計測値、ΔP…ジェットポンプ差圧、K…流量係
数。
…再循環駆動ループ配管、5…ジェットポンプ、6…遮
断器、7…差圧検出器、8…開平演算器、9…比較判定
器、10…メモリ、11…NOT回路、12…加算器、
13…AND回路、14…増幅器、15…切り換えスイ
ッチ、17…開閉検出器、WCI…原子炉炉心流量(計測
値)、WCR …原子炉炉心流量(真値)、WJAI…A系統
のジェットポンプ流量(計測値)、WJBI …B系統のジ
ェットポンプ流量(計測値)、WJAR…A系統のジェッ
トポンプ流量(真値)、WJBR…B系統のジェットポン
プ流量(真値)、WJ0…ジェットポンプ流逆流判定値、
PU …上流側計測点での冷却水の圧力、PL …下流側計
測点での冷却水の圧力、UU …上流側計測点での冷却水
の流速、UL …下流側計測点での冷却水の流速、ρ…冷
却水の密度、AU …上流側計測点でのディフューザ横断
面積、AL …下流側計測点でのディフューザ横断面積、
WR …ジェットポンプ流量の真値、WI …ジェットポン
プ流量計測値、ΔP…ジェットポンプ差圧、K…流量係
数。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 正毅 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内
Claims (1)
- 【請求項1】再循環ポンプ及びこの再循環ポンプで昇圧
された冷却材により駆動されるジェットポンプを有する
2系統の再循環系を備えた原子炉の炉心流量を計測する
装置において、前記再循環ポンプがトリップしたことを
検出する手段と、前記再循環ポンプから吐出された冷却
材により駆動されるジェットポンプ内の冷却材流量を求
める手段と、前記再循環ポンプから吐出された冷却材に
より駆動されるジェットポンプ内で冷却材の逆流が生じ
たことを前記冷却材流量に基づいて判定する手段と、前
記再循環ポンプがトリップしかつ前記ジェットポンプ内
で冷却材の逆流が生じているとき、マイナスの値に変換
された前記冷却材流量を出力し、かつ前記再循環ポンプ
がトリップしていないときにプラスの値のまま前記冷却
水流量を出力する冷却水流量値選択手段とを、それぞれ
の系統に対して設け、更に一方の系統の前記冷却水流量
値選択手段の出力と他方の系統の前記冷却水流量値選択
手段の出力とを加算する手段を備えたことを特徴とする
原子炉炉心流量計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4109529A JPH05302993A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 原子炉炉心流量計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4109529A JPH05302993A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 原子炉炉心流量計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05302993A true JPH05302993A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=14512573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4109529A Pending JPH05302993A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 原子炉炉心流量計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05302993A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116631660A (zh) * | 2022-10-18 | 2023-08-22 | 国家电投集团科学技术研究院有限公司 | 非能动安全壳水分配装置的控制方法、系统及设备 |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP4109529A patent/JPH05302993A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116631660A (zh) * | 2022-10-18 | 2023-08-22 | 国家电投集团科学技术研究院有限公司 | 非能动安全壳水分配装置的控制方法、系统及设备 |
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