JPH05302831A - 距離測定装置 - Google Patents

距離測定装置

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JPH05302831A
JPH05302831A JP4107556A JP10755692A JPH05302831A JP H05302831 A JPH05302831 A JP H05302831A JP 4107556 A JP4107556 A JP 4107556A JP 10755692 A JP10755692 A JP 10755692A JP H05302831 A JPH05302831 A JP H05302831A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の距離測定装置にあっては、単眼で得
られる画像から距離情報を得るために、焦点位置の異な
る画像セットから画像処理的手法により得られる長焦点
深度画像と、焦点位置の異なる各画像を比較して、最も
長焦点深度画像に近い画像を与える焦点位置を距離情報
として得ることを特徴とする。 【構成】メモリ71 ,72 ,…,7m は、撮像素子5、
A/D変換器6を介して入力された焦点位置の異なる画
像セットをセレクタ4を経て格納する。加算器8と回復
処理装置11は、これらの画像を加算して回復処理を施
す。領域設定装置12は、この回復処理後の画像と上記
メモリ71 ,72 ,…,7m の各画像の領域を指定し、
比較装置13が回復処理後の画像と上記画像セットの各
画像との比較を行う。画像選択装置14は、この比較結
果により、画像間の距離を算出してこの距離の中で最小
値を選択し、該画像間の距離を与える焦点位置を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は距離測定装置に関し、
特に単眼で得られる画像から距離情報を求める距離測定
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータビジョン等の分
野では、撮像した画像から距離情報を得ることが求めら
れている。画像から距離情報を得る方法としては、視差
を持った複数の画像から相関を用いて対応点検出を行
い、図11に示されるように、三角測量と同じ原理によ
って距離情報を計算する方法が、例えば“杉原厚吉「画
像を利用した立体計測法の動向」[第17回画像工学コ
ンファレンス論文集2−1、31−36頁、(198
6)]”に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】画像から距離情報は、
以上の方法を用いることによって得ることができるが、
距離情報を求めるのに視差を持った画像が必要となる。
このため、撮像装置には、視差を持つように複数の撮像
部を配置しなければならない。また、撮像部を1つしか
用いないのであれば、複数の画像を適当な時間間隔で撮
像し、その時間間隔の間に視差を持つ配置間で撮像部を
正確に移動しなければならない。このように、どちらの
方法も、撮像装置に視差を得るための特別なハードウエ
アを用意しなければならず、不便なものであった。
【0004】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、視差を持った複数の画像を必要としないで、視差を
持たせるための特別なハードウエアを用意しないでも、
単眼で得られる画像から距離情報を得ることのできる距
離測定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、焦
点位置の異なる複数の画像セットを入力する入力手段
と、この入力手段により入力された上記複数の画像セッ
トを加算する加算手段と、この加算手段により加算され
た画像に回復処理を施す回復処理手段と、この回復処理
手段による回復処理後の画像と、上記焦点位置の異なる
複数の画像セットの各画像の領域を指定する領域設定手
段と、この領域設定手段で指定された領域に於ける上記
回復処理手段による回復処理後の画像と、上記焦点位置
の異なる複数の画像セットの各画像との比較を行って画
像間の距離を算出する比較手段と、上記画像間の距離の
中で最小値を選択してその画像間の距離を与える焦点位
置を得る画像選択手段とを具備することを特徴とする。
【0006】
【作用】この発明の距離測定装置にあっては、焦点位置
の異なる複数の画像セットが入力手段により入力され、
これらの画像セットが加算手段で加算される。そして、
この加算手段で加算された画像に回復処理手段で回復処
理が施される。この回復処理後の画像と、上記焦点位置
の異なる複数の画像セットの各画像の領域は、領域設定
手段でその領域が指定され、上記回復処理後の画像と上
記焦点位置の異なる複数の画像セットの各画像との比較
が比較手段で行われる。その結果、画像間の距離が算出
されて、その距離の中で最小値が画像選択手段で選択さ
れ、該画像間の距離を与える焦点位置を得ることができ
る。
【0007】
【実施例】先ず、画像処理的手法について説明する。
【0008】この発明では、焦点位置の異なる画像セッ
トから画像処理的手法によって得られる長焦点深度画像
と、焦点位置の異なる各画像との比較を行い、最も長焦
点深度画像に近い画像を与える焦点位置を距離情報とし
ている。この画像処理的手法によって長焦点深度の画像
を得る方法については、例えば特願昭63−39936
号に記載されている。この特願昭63−39936号の
方法に基いて、長焦点深度の画像を得る場合について、
図2を参照して説明する。
【0009】画像入力光学系に於いて、焦点位置をある
物体面に設定したときに入力される画像は、対象物と合
焦面との距離関係により、ぼやけた具合が決定される。
ここで、対象物が、画像入力光学系の焦点深度よりも大
きな構造を持つ場合、ある物体面に焦点位置を設定した
ときに入力される画像は、場所によってぼやけた状態が
異なることになる。
【0010】次に、焦点位置を変えると、以前に入力し
た画像とはぼやけた状態の分布が異なる画像が入力され
る。つまり、以前に入力した画像ではぼやけていた部分
が、次に入力した画像では焦点が合っていたり、またそ
の逆の現象も起こる。これは上述したように、対象物の
構造と設定焦点位置との距離関係により決定される。
【0011】そこで、適当な設定範囲に応じて合焦点の
位置を変えながら画像を入力することにより、対象物の
異なる部分に合焦した複数枚の画像を得ることができ
る。これらの画像を全て加え合わせると、画像内の場所
によらずに、ほぼ一様にぼやけた画像が得られる。そこ
で、次に加え合わせた画像について適当な回復処理を行
うことにより、画像内での場所によらずに一様に焦点の
合った画像、すなわち長焦点深度画像を得ることができ
る。以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明す
る。図1は、この発明の第1の実施例で、長焦点深度画
像と焦点位置の異なる画像セットを用いて距離情報を得
る距離測定装置のブロック構成図である。
【0012】同図に於いて、焦点位置設定装置1は、焦
点位置操作部2を介してレンズ3を駆動すると共に、あ
る焦点位置で撮像した画像データをセレクタ4に送る。
このセレクタ4は、撮像素子5からの画像をA/D変換
器6を介して受けるもので、画像を格納するべくメモリ
1 ,72 ,…,7m に供給する。これらメモリ71
2 ,…,7m には、後述するように、その焦点位置に
対応したもので焦点位置が異なる画像がそれぞれ格納さ
れる。
【0013】メモリ71 ,72 ,…,7m に格納されて
いる焦点位置の異なる画像は、加算器8に供給されて荷
重加算されると共に、セレクタ9に供給される。メモリ
10は、上記加算器8の出力を格納し、回復処理装置1
1によって、格納した画像に回復処理が施されて長焦点
深度画像を得て格納する。更に、メモリ10は、領域設
定装置12からの指定された領域を受け、長焦点深度画
像の領域を比較装置13に送る。
【0014】画像選択装置14は、上記比較装置13及
び焦点位置設定装置1からデータを得て、セレクタ9及
びメモリ15にデータを出力する。メモリ15に格納さ
れたデータは、データ変換装置16を介して上記メモリ
10のデータと共に切り換え装置17に送られる。切り
換え装置17は、メモリ10に格納されている長焦点深
度画像とデータ変換装置16からの距離情報の投影画像
を切り換える。そして、D/A変換器18を介してモニ
タ19に表示画像が出力される。次に、図3のフローチ
ャートを参照して、この発明の第1の実施例の動作を説
明する。
【0015】先ず、焦点位置設定装置1が、1枚目の画
像i1 を撮像するという意味で、nに1が初期設定され
る(ステップS1)。次いで、焦点位置設定装置1によ
り、焦点位置操作部2を介してレンズ3が駆動され、n
枚目の画像in が焦点位置fn で撮像される(ステップ
S2)。そして、撮像素子5からの画像がA/D変換器
6にてA/D変換され、セレクタ4に送られる。このセ
レクタ6には、焦点位置設定装置1からnを受けて、画
像in がメモリ7n に格納される(ステップS3)。
【0016】焦点位置設定装置1では、画像の番号を表
すnに1が加えられる(ステップS4)。また、焦点位
置設定装置1に於いて、画像の枚数を表すnと予定画像
枚数mとが比較される(ステップS5)。ここで、n≦
mが成立している間は、上述したステップS2〜S5が
繰返される。
【0017】上記ステップS1からS5までの操作によ
って、メモリ71 ,72 ,…,7n,…,7m 2には、
焦点位置f1 の画像i1 、焦点位置f2 の画像i2
…、焦点位置fn の画像in 、…、焦点位置fm の画像
m の焦点位置が異なる画像がそれぞれ格納される。ま
た、加算器8は、メモリ7n に格納されている焦点位置
の異なる画像in (n=1,2,…,m)を荷重加算
し、画像全体にわたって一様にぼやけた画像ibrを得
て、メモリ10に格納される(ステップS6)。
【0018】次に、回復処理装置11により、メモリ1
0の一様にぼやけた画像ibrに回復処理が行われ、焦点
位置の異なる対象物に対して一様に合焦された長焦点深
度画像ibrが得られてメモリ10に格納される(ステッ
プ7)。また、画像選択装置14では、図4に示される
ような、n枚目に撮像された画像in と、その時の焦点
位置(焦点距離)fn との対応付けが、焦点位置設定装
置1から得られる(ステップS8)。
【0019】領域設定装置12では、例えば図5に示さ
れる領域の中で、一番目の領域に処理を行うという意味
で、kに1が初期設定される(ステップS9)。次い
で、画像選択装置14にて、1枚目の画像i1 から処理
を行うという意味で、nに1が初期設定される(ステッ
プS10)。
【0020】そして、セレクタ9によって、画像選択装
置14からのnでメモリ7n から画像in が呼出され、
更に領域設定装置13からの領域rk で画像in に領域
指定が行われ、画像in の領域rk が比較装置13に送
られる。また、メモリ10に於いて、領域設定装置12
からの領域rk により長焦点深度画像idfに領域指定が
行われ、このメモリ10から長焦点深度画像idfの領域
k が比較装置13に送られる。比較装置13では、画
像in の領域rk と長焦点深度画像idfの領域rk に対
して、数1の関係式で与えられる値が求められる。
【0021】
【数1】
【0022】ここで、drk n は領域rk に於いて画像i
n と長焦点深度画像idfとの距離を評価するための値で
ある。drk n の値が小さい方が、その画像間の距離は近
いということになる。こうして、画像選択装置14で
は、比較装置13にて求められたdrk n が得られる(ス
テップS11)。
【0023】次いで、画像選択装置14では、画像の番
号を表すnに1が加えられる(ステップ12)。そし
て、画像選択装置14に於いて、再びnとmが比較され
(ステップS13)、n≦mが成立している間は、上述
したステップS11〜S13が繰返される。
【0024】上述したステップS11〜S13までの操
作により、画像選択装置14には、drk 1 、drk 2
…、drk n 、…、drk m が得られる。この画像選択装置
14では、drk 1 ,drk 2 ,…,drk n ,…,drk m
中から最も小さい値が選択されてdrk min とされる(ス
テップS14)。ここで、画像選択装置14にてdrk
min が与えられる画像irnの焦点位置frnが、領域rk
に於ける距離情報f′k とされる(ステップS15)。
そして、画像選択装置11からf′k がメモリ15に送
られる。このメモリ15は、f′k が領域設定装置12
からのkに従って格納される(ステップS16)。
【0025】次に、領域設定装置12にて、領域を表す
kに1が加えられる(ステップS17)。そして、kと
lの値が比較される(ステップS18)。ここで、領域
設定装置13では、k≦lが成立している間は、上述し
たステップS10〜S17が繰返される。また、ステッ
プS9〜S18までの操作によって、メモリ15には、
領域rk (k=1,2,…,k,…,l)に於ける距離
情報f′k (k=1,2,…,k,…,1)が得られ
る。
【0026】こうして、データ変換装置16は、メモリ
15に格納されている3次元の距離情報f′k (k=
1,2,…,k,…,l)を、例えば図6に示されるよ
うに、2次元の投影データに変換して、切り換え装置1
7に送る。この切り換え装置17は、操作者の指示に従
って、メモリ10に格納されている長焦点深度画像とデ
ータ変換装置16からの距離情報の投影画像を切り換
え、この画像を表示画像としてD/A変換器18に送
る。D/A変換器18は、切り換え装置17からの表示
画像をD/A変換するもので、この変換した画像をモニ
タ19上に表示させる。
【0027】このような動作を行わせることにより、単
眼で得られる画像から画像処理的手法によって距離情報
を得ることができる。また、得られた距離情報を表示す
る場合にも、距離情報を3次元空間から適当な2次元平
面に投影し、処理の途中で得られる長焦点深度画像とを
切り換え表示することによって、効果的に表示すること
ができる。次に、この発明の第2の実施例について説明
する。
【0028】上述した第1の実施例に於いては、焦点位
置の異なる画像セットから画像処理的手法によって得ら
れる長焦点深度画像と、適当な焦点位置で撮像された画
像との比較を、数1の関係式に従って画素毎の差分を用
いて行った。この第2の実施例では、上記の比較を、デ
フォーカスによって大きく変化するエッジ量を用いて行
うものである。
【0029】図7は、この発明の第2の実施例で、距離
測定装置を示したブロック構成図である。この第2の実
施例の構成で第1の実施例と異なるのは、比較装置1
3、メモリ15及び切り換え装置17に代えて比較装置
20、メモリ21及びスーパーインポーズ装置22を設
けて、データ変換装置16を削除し、メモリ10の出力
とメモリ21の出力をスーパーインポーズ装置22を介
してD/A変換器18に出力していることと、上記メモ
リ21にポインティングデバイス23からデータが入力
されることである。他の構成は第1の実施例と同様であ
るので、説明は省略する。
【0030】次に、図8のフローチャートを参照してこ
の第2の実施例の動作を説明する。この第2の実施例の
フローチャートについても、ステップS31が上述した
第1の実施例のフローチャートのステップS11と異な
るだけであり、第2の実施例の他のステップS21〜S
30及びS32〜S38は、それぞれ第1の実施例のフ
ローチャートのステップS1〜S10及びS12〜S1
8と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0031】比較装置20では、数2、数3、数4及び
数5の関係式に従って長焦点深度画像idfと画像in
のエッジ量の差が、領域rk に対して求められる。図9
は、その時のエッジ位置の表記について示したものであ
る。図9に示されるように、画素(x,y)と画素(x
+1,y)の間に存在するx方向のエッジ成分をe
x (ex,y)と表し、画素(x,y)と画素(x,y
+1)の間に存在するy方向のエッジ成分をey (e,
ey)と表す。
【0032】
【数2】 但し、ex (ex,y)とey (x,ey)は、数3及
び数4の関係式のように定められる。
【0033】
【数3】
【0034】
【数4】 尚、i(x,y)は、座標(x,y)の画素値を表す。
【0035】
【数5】
【0036】上記数2の関係式は、領域rk に含まれる
(ex,y),(x,ey)に対して長焦点深度画像i
dfと画像in とのエッジ量の差(ex n (ex,y)−
x df(ex,y))2 と(ey n (x,ey)−ey
df(x,ey))2 とを求め、その総和を画像間の距
離とする式である。drk n の値は小さい方が、その画像
間の距離は近いということができる。
【0037】また、数3及び数4の関係式は、それぞれ
x方向、y方向のエッジ量を求める式である。ここでは
ラプラシアン(2次微分)のゼロクロスによってエッジ
成分の有無を判定し、エッジ成分が有る場合には、その
エッジ量を、隣接する画素間の差分で与えている。更
に、数5の関係式は、x方向、y方向のそれぞれのラプ
ラシアン(2次微分)を求める式である。以上の数2、
数3、数4及び数5の関係式の計算が、図8のフローチ
ャートに於いては、ステップS31に相当する。
【0038】こうして、比較装置20を動作させ、他を
上述した第1の実施例と同様に動作させることにより、
第2の実施例のメモリ21には、デフォーカスによって
大きく変化するエッジ量を比較の基準に用いて、求めら
れた領域rk (k=1,2,…,k,…,l)に於ける
距離情報f′k (k=1,2,…,k,…,l)を得る
ことができる。
【0039】また、メモリ21は、得られた距離情報
f′k (k=1,2,…,k,…,l)の中から、ポイ
ンティングデバイス23を通して指示された領域rp
距離情報f′p を、スーパーインポーズ装置22に送
る。このスーパーインポーズ装置22は、距離情報f′
p を文字化し、例えば図10に示されるように、メモリ
10からの長焦点深度画像idfにスーパーインポーズす
るものである。そして、D/A変換器18は、スーパー
インポーズ装置22からの画像をD/A変換してモニタ
19に送る。この画像を、モニタ19が表示する。
【0040】このような動作を行わせることにより、画
像処理的手法によって長焦点深度の画像を得ることがで
き、客観的な距離情報を、デフォーカスによって大きく
変化するエッジ量という画像の特徴を用いて、より直接
的に得ることができる。
【0041】また得られた距離情報を表示する場合に
も、指定された任意の領域に対する距離情報を、処理の
途中で得られる長焦点深度画像にスーパーインポーズす
ることにより、効果的に表示することができる。
【0042】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、視差を
持った複数の画像を必要としないで、視差を持たせるた
めの特別なハードウエアを用意しないでも、単眼で得ら
れる画像から距離情報を得ることのできる距離測定装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例で、距離測定装置のブ
ロック構成図である。
【図2】この発明の距離測定装置に適用される画像処理
的手法による長焦点深度の画像を得る例を説明する図で
ある。
【図3】この発明の第1の実施例の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図4】図1の画像選択装置に於ける画像番号nと、そ
の焦点距離fn との対応付けを表した図である。
【図5】図1の領域設定装置の領域の設定の例を示した
図である。
【図6】3次元の距離情報を、2次元の投影データに変
換する例を示した図である。
【図7】この発明の第2の実施例で、距離測定装置を示
したブロック構成図である。
【図8】この発明の第2の実施例の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図9】長焦点深度画像と画像とのエッジ量の差を領域
に対して求めた時のエッジ位置の表記について示した図
である。
【図10】距離情報を文字化して長焦点深度画像にスー
パーインポーズした状態を示した図である。
【図11】従来の三角測量と同じ原理によって距離情報
を計算する方法を示した図である。
【符号の説明】
1…焦点位置設定装置、2…焦点位置操作部、3…レン
ズ、4、9…セレクタ、5…撮像素子、6…A/D変換
器、71 ,72 ,…,7m 、10、15、21…メモ
リ、8…加算器、11…回復処理装置、12…領域設定
装置、13、20…比較装置、14…画像選択装置、1
6…データ変換装置、17…切り換え装置、18…D/
A変換器、19…モニタ、22…スーパーインポーズ装
置、23…ポインティングデバイス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点位置の異なる複数の画像セットを入
    力する入力手段と、 この入力手段により入力された上記複数の画像セットを
    加算する加算手段と、 この加算手段により加算された画像に回復処理を施す回
    復処理手段と、 この回復処理手段による回復処理後の画像と、上記焦点
    位置の異なる複数の画像セットの各画像の領域を指定す
    る領域設定手段と、 この領域設定手段で指定された領域に於ける上記回復処
    理手段による回復処理後の画像と、上記焦点位置の異な
    る複数の画像セットの各画像との比較を行って画像間の
    距離を算出する比較手段と、 上記画像間の距離の中で最小値を選択してその画像間の
    距離を与える焦点位置を得る画像選択手段とを具備する
    ことを特徴とする距離測定装置。
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