JPH05302770A - 冷却塔付吸収冷温水機 - Google Patents

冷却塔付吸収冷温水機

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JPH05302770A
JPH05302770A JP4109426A JP10942692A JPH05302770A JP H05302770 A JPH05302770 A JP H05302770A JP 4109426 A JP4109426 A JP 4109426A JP 10942692 A JP10942692 A JP 10942692A JP H05302770 A JPH05302770 A JP H05302770A
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cooling water
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確な充填時間の検出を可能にし、迅速な冷
房運転の立ち上げを可能にした冷却塔付吸収冷温水機を
提供すること。 【構成】 冷却塔付吸収冷温水機は、散水装置9により
水を充填層11に落として冷却水を冷却し、その水を下
部水槽13に貯留する冷却塔3と、冷房時には下部水槽
13の冷却水を冷却水ポンプ19により冷却コイル23
に圧送して冷房を行い、暖房時には冷却コイル23内の
水を冷却塔3の下部水槽13に戻して暖房を行う吸収式
冷温水機1と、下部水槽13の水位情報を取込み、水位
情報を基に冷却水ポンプ19の運転・停止を制御する制
御装置5とを備えている。また、制御装置5には、暖房
から冷房に切り換えた場合、冷却水ポンプ19が一定時
間継続して運転されているときに冷却コイル23に冷却
水が充填したことを示す冷却水充填完了信号を出力する
判定部を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷房時における冷却水
の充填を精度よく検出できる冷却塔付吸収冷温水機に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の冷却塔付吸収冷温水機は、通
常、吸収式冷温水機と冷却塔とが一体的に構成されてお
り、かつ冷暖房の切り換えを遠隔で行うことができるよ
うにしてある。
【0003】図6は、従来の冷却塔付吸収冷温水機を示
す構成図である。
【0004】図6において、冷却塔付吸収冷温水機は、
吸収式冷温水機101と冷却塔103とが隣接して配置
されている。吸収式冷温水機101には制御装置105
が設けてあり、この制御装置105により冷暖房の運転
が制御される。冷却塔103は、図示上から下に向かっ
てファン107、散水装置109、充填層111、下部
水槽113が配置されて構造を有している。この冷却塔
103は、散水装置109により水を充填層111に落
とし、かつファン107を回転させることにより冷却水
を冷却し、その水を下部水槽113に貯留する。下部水
槽113の上方にはボールタップ115が配設されてお
り、下部水槽113の水位が低下したときにボールタッ
プ115を介して水が供給されるようにしてある。ま
た、下部水槽113の上方にはレベルスイッチ117が
設けてあり、下部水槽113の水量が低下をレベルスイ
ッチ117で検出できるようにしてある。前記下部水槽
113の底部は冷却水ポンプ119の吸込み側に連通さ
れている。冷却水ポンプ119の吐出側は、逆止弁12
1を介して吸収式冷温水機101の冷却コイル123の
入口側に連通されている。冷却コイル123の出口側
は、冷却塔103の散水装置109に連通されている。
冷却コイル123の入口側は、排水電動弁125により
下部水槽113の上面に連通されている。また、レベル
スイッチ117は制御装置105に電気的に接続されて
おり、冷却塔103の水位情報を制御装置105に供給
できる。制御装置105は冷却水ポンプ119に電気的
に接続されており、この制御装置105は、内蔵タイマ
ー(図示せず)の時間情報と水位情報とに基づいて図8
のフローチャートのように動作し、図7のタイミングチ
ャートに示すような状態に冷却水ポンプ119を駆動制
御できるようになっている。
【0005】このような冷却塔付吸収冷温水機によれ
ば、暖房を行うときには冷却コイル123の冷却水を排
水電動弁125を開放することにより抜き、冷房を行う
ときには冷却水ポンプ119により下部水槽113の水
を冷却水コイル123へ圧送し冷却水コイル123に水
を充填させる必要がある。
【0006】ところで、暖房から冷房へ切り替えた後
は、冷却コイル123の内部は空であるので、制御装置
105は動作を開始し(図7の時刻t10、図8のステッ
プS700)、レベルスイッチ117からの信号が水位
高(“H”)を示していることを条件に(ステップS7
01)、冷却水ポンプ119を駆動して下部水槽113
の水を冷却コイル123に圧送する(時刻t10、ステッ
プS702)。
【0007】ついで、制御装置105は、タイマーがス
タートしてからT1以上経過していないことを受けて
(ステップS700;N)、再びレベルスイッチ117
の水位情報を判定する(ステップS701)。制御装置
105は、レベルスイッチ117からの水位情報を
“H”である間は、冷却水ポンプ119を運転する(時
刻t10〜t11、ステップS701〜703)。
【0008】そして、冷却コイル123に水が圧送され
ることにより、下部水槽113の水位が低下すると、レ
ベルスイッチ117が水位低(“L”)を示すので(ス
テップS701;N)、制御装置105は冷却水ポンプ
119を停止する(時刻t11、ステップS704)。
【0009】ところで、下部水槽113の水位が低下す
ると、ボールタップ115から給水が始まる。この給水
が完了するまでの期間は、制御装置105は冷却水ポン
プ119の運転を停止する(時刻t11〜t12、ステップ
S701、S704の繰り返し)。
【0010】再び、下部水槽113の水位が“H”を示
すと(ステップS701)、冷却水ポンプ119を駆動
して下部水槽113の水を冷却コイル123に圧送する
(時刻t12、ステップS702)。制御装置105は、
レベルスイッチ117からの水位情報を“H”である間
は、冷却水ポンプ119を運転する(時刻t12〜t13、
ステップS701〜703)。
【0011】そして、冷却コイル123に水が圧送され
ることにより、下部水槽113の水位が再び低下する
と、レベルスイッチ117が水位低(“L”)を示すの
で(ステップS701;N)、制御装置105は冷却水
ポンプ119を停止する(時刻t13、ステップS70
4)。
【0012】ついで、ボールタップ115からの給水が
完了するまでの期間は、制御装置105は冷却水ポンプ
119の運転を停止する(時刻t13〜t14、ステップS
701、S704の繰り返し)。
【0013】再度、下部水槽113の水位が“H”を示
すと(ステップS701)、冷却水ポンプ119を駆動
して下部水槽113の水を冷却コイル123に圧送する
が(時刻t14、ステップS703)、冷却コイル123
の内部が充填されてきており、制御装置105は冷却水
ポンプ119を運転(ステップS701〜S703)、
あるいは停止(ステップS701、S704)の動作を
繰り返すことになる(時刻t14〜t15参照)。
【0014】そして、完全に下部水槽113の水位が安
定したとしても、制御装置105は冷却水ポンプ119
の運転を継続しながら、タイマーの設定時間T1 が経過
するまで、タイマーの判定を継続し(ステップS701
〜703)、このタイマーの設定時間T1 が経過したと
きに(ステップS703;Y)、始めて冷却水充填完了
信号を出す(ステップS705)。そして、この冷却水
充填完了信号を受けることにより、冷却塔付吸収冷温水
機は冷房運転を開始することになる(ステップS70
6)。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した冷
却塔付吸収冷温水機の場合、冷却コイルに水を充填し冷
房運転を可能にする充填時間T1は機種によって異なっ
ており、しかも同一機種であっても設置条件や径年変化
により、その充填時間T1が異なってくる。このため、
冷却塔付吸収冷温水機において、タイマーに上記充填時
間T1を設定する場合、余裕時間Tyを持たせる必要が
ある。また、機種によってタイマーに設定する充填時間
T1を変更したり、余裕時間Tyを変更することは、制
御装置の機種増を招き、部品点数や製造工数が増加して
しまうという欠点があった。
【0016】また、上記冷却塔付吸収冷温水機にあっ
て、上述したように余裕時間Tyを持たせることは、冷
房運転への迅速な移行ができないという欠点もあった。
【0017】本発明の目的は、上述した欠点を解消し、
正確な充填時間の検出を可能にし、迅速な冷房運転の立
ち上げを可能にした冷却塔付吸収冷温水機を提供するこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の冷却塔付吸収冷温水機は、散水装置により
水を充填層に落として冷却水を冷却し、その水を下部水
槽に貯留する冷却塔と、冷房時には前記下部水槽の冷却
水を冷却水ポンプにより冷却コイルに圧送して冷房を行
い、暖房時には冷却コイル内の水を冷却塔の水槽に戻し
て暖房を行う吸収式冷温水機と、上記下部水槽の水位情
報を取込み、水位情報を基に前記冷却水ポンプの運転・
停止を制御する制御装置とを備えてなる冷却塔付吸収冷
温水機において、前記制御装置について、暖房から冷房
に切り換えた場合、冷却水ポンプが一定時間継続して運
転されているときに冷却コイル等に冷却水が充填したこ
とを示す冷却水充填完了信号を出力する判定部を設けた
ことを特徴とする。
【0019】また、前記判定部は、冷却水ポンプの運転
信号の立ち上がり部分で継続時間を出力できるタイマー
と、前記運転信号とタイマーからの反転出力信号との論
理積をとるアンド回路とから構成してもよい。
【0020】
【作用】本発明では、暖房から冷房に切り換える時に、
冷却水ポンプが一定時間継続して運転されている状態
が、現実に冷却コイル等に冷却水が充填されていること
を示しているという点に着目し、この状態を判定部で検
出し、冷却水充填完了信号として出力させている。した
がって、機種による変化や不特定要素による条件の変化
によって充填時間が異なっても、実際の冷却水の充填の
完了時点で、冷却水充填完了信号が出力されるため、確
実に充填を検出でき、かつ余裕時間等が必要でないた
め、冷房の立ち上げを迅速化できることになる。
【0021】
【実施例】以下、本発明について図示の実施例に基づい
て説明する。
【0022】図1は、本発明の冷却塔付吸収冷温水機の
実施例を示す構成図である。
【0023】図1において、冷却塔付吸収冷温水機は、
吸収式冷温水機1と冷却塔3とが隣接して配置されてい
る。吸収式冷温水機1には制御装置5が設けてあり、こ
の制御装置5により冷暖房の運転が制御される。冷却塔
3は、ファン7、散水装置9、充填層11、下部水槽1
3を有し、これらが一体構造をなしている。この冷却塔
3は、散水装置9により水を充填層11に落とし、かつ
ファン7を回転させることにより冷却水を冷却し、その
水を下部水槽13に貯留する。下部水槽13の上方には
ボールタップ15が配設されており、下部水槽13の水
位が低下したときにボールタップ15を介して水が供給
されるようにしてある。また、下部水槽13の上方には
レベルスイッチ17が設けてあり、下部水槽13の水位
の低下をレベルスイッチ17で検出できるようにしてあ
る。前記下部水槽13の底部は冷却水ポンプ19の吸込
み側に連通されている。冷却水ポンプ19の吐出側は、
逆止弁21を介して吸収式冷温水機1の冷却コイル23
の入口側に連通されている。この冷却コイル23の入口
側は、排水電動弁25を介して下部水槽13の上側に連
通されている。冷却コイル23の出口側は、冷却塔3の
散水装置9に連通されている。また、レベルスイッチ1
7は制御装置5に電気的に接続されており、冷却塔3の
水位情報を制御装置5に供給できる。制御装置5には冷
却水ポンプ19が電気的に接続されており、この制御装
置5はタイマーの時間情報と水位情報とに基づいて図3
のフローチャートのように動作し、かつ図3の動作を実
行することにより判定部を形成し、しかも図2のタイミ
ングチャートに示すような状態に冷却水ポンプ19を駆
動制御できるようになっている。
【0024】このように構成された実施例の動作を説明
する。
【0025】暖房から冷房へ切り替えた後は、冷却コイ
ル23の内部は空であるので、制御装置5は動作を開始
し(図2の時刻t0、図3のステップS100)、レベ
ルスイッチ117からの信号が水位高(“H”)を示し
ていることを条件に(ステップS101)、冷却水ポン
プ19を駆動して下部水槽13の水を冷却コイル23に
圧送を開始する(時刻t1、ステップS102)。
【0026】ついで、制御装置5は、冷却水ポンプ19
のスタートでタイマーをスタートしてから時間T2以上
継続して冷却水ポンプ19が運転されているかを判定部
で判定する(ステップS103)。しかし、継続して冷
却水ポンプ19が運転されていないと判定部で判定され
たので(時刻t0〜t1<T2 、ステップS103;
N)、再びレベルスイッチ17の水位情報を判定する
(ステップS101)。制御装置5は、レベルスイッチ
17からの水位情報を“H”である間は、冷却水ポンプ
19を運転する(時刻t0〜t1、ステップS101〜1
03)。
【0027】そして、冷却コイル23に水が圧送される
ことにより、下部水槽13の水位が低下すると、レベル
スイッチ17が水位低(“L”)を示すので(ステップ
S101;N)、制御装置5は冷却水ポンプ19を停止
する(時刻t1、ステップS104)。
【0028】ところで、冷却水の冷却コイル23への圧
送により下部水槽13の水位が低下すると、ボールタッ
プ15から給水が始まる。この給水が完了するまでの期
間は、制御装置5は冷却水ポンプ19の運転を停止し続
ける(時刻t1〜t2、ステップS101、S104の繰
り返し)。
【0029】再び、下部水槽13の水位が“H”を示す
と(ステップS101)、冷却水ポンプ19が駆動され
て下部水槽13の水を冷却コイル23に圧送し始める
(時刻t2、ステップS102)。制御装置5は、レベ
ルスイッチ17からの水位情報を“H”である間は、冷
却水ポンプ19を運転する(時刻t2〜t3、ステップS
101〜103)。
【0030】そして、冷却コイル23に下部水槽13の
水が圧送されることにより、下部水槽13の水位が再び
低下すると、レベルスイッチ17が水位低(“L”)を
示すので(ステップS101;N)、制御装置5は冷却
水ポンプ19を停止する(時刻t3、ステップS10
4)。
【0031】しかして、ボールタップ15からの給水が
完了するまでの期間は、制御装置5は冷却水ポンプ19
の運転を停止し続ける(時刻t3〜t4、ステップS10
1、S104の繰り返し)。
【0032】再度、レベルスイッチ17により下部水槽
13の水位が“H”を示したことを検出すると(ステッ
プS101)、冷却水ポンプ19を駆動して下部水槽1
3の水を冷却コイル23に圧送を開始するが(時刻t
4、ステップS103)、冷却コイル23の内部に水が
充填されてきており、制御装置5は判定部による判定に
より冷却水ポンプ19を運転(ステップS101〜S1
03)、あるいは停止(ステップS101、S104)
の動作を繰り返すことになる(時刻t4〜t5参照)。
【0033】そして、完全に下部水槽113の水位が安
定すると、レベルスイッチ17からの水位検出信号が
“H”を示したままになるため、制御装置5は冷却水ポ
ンプ19の運転を継続できることになる(時刻t5〜、
ステップS101〜S103)。制御装置5は、時刻t
5において冷却水ポンプ19がオンとなた時点でタイマ
ーに起動をかけ、タイマーから出される継続時間T2 の
期間、冷却水ポンプ19が継続して運転されていること
を検出すると(時刻t6、ステップS103;Y)、判
定部の判定結果として冷却水充填完了信号を出力する
(ステップS105)。これにより、冷却塔付吸収冷温
水機の冷房運転が開始される。
【0034】したがって、冷却水ポンプ19の継続運転
が開始したことにより、冷却水充填完了信号を出すた
め、機種が変わっても、また圧力変化による冷却水補充
時間等の不確定要素や、径年変化等があっても確実に冷
房運転の立ち上げができ、しかも機種に応じた制御プロ
グラム等も不要になり、コストダウンが図れることにな
る。
【0035】図4は、制御装置の充填完了信号を出す判
定部をハードウエアで構成した場合の構成例を示すブロ
ック図である。
【0036】この判定部50は、冷却水ポンプ19の運
転信号Sdの立ち上がり部分Suで継続時間T2を出力
できるワンショットマルチバイブレータで構成したタイ
マー51と、前記冷却水ポンプ19の運転信号Sdを短
い時間遅延させて遅延運転信号Sd’を出力する遅延回
路52と、前記遅延運転信号Sd’とタイマー51から
の反転出力信号Stとの論理積をとるアンド回路53と
からなる。
【0037】この判定部50の動作について図5のタイ
ムチャートを参照して説明する。
【0038】図5(a)は冷却水ポンプ19の当初の動
作の状態を(時刻t0 〜t1等)、図5(b)は冷却水
ポンプ19のオンオフ動作の状態を(時刻t4〜t5)、
図5(c)は冷却水ポンプ19の連続運転時の動作の状
態を(時刻t5〜)、それぞれ説明している。
【0039】まず、図5(a)に示すように、冷却水ポ
ンプ19の運転信号Sdの立ち上がり部分Suでタイマ
ー51が起動する(図5の時刻ta1)。タイマー51の
信号は、反転信号となってアンド回路53の入力端子に
供給される。また、アンド回路53の他の入力端子に
は、遅延回路52からの遅延運転信号Sd’が入力され
ている。したがって、論理積をとってもアンド回路53
から冷却水充填完了信号が出力されない。
【0040】次に、図5(b)に示すように、冷却水ポ
ンプ19の運転信号Sdの立ち上がり部分Suでタイマ
ー51が起動するが(図5の時刻tb1)、冷却水ポンプ
19がオンオフ運転されるため、次々と運転信号Sdの
立ち上がり部分Suがきてタイマー51はその都度タイ
マーのスタートになる。したがって、この期間もタイマ
ーの反転信号が“0”を示すため、アンド回路53から
冷却水充填完了信号が出力されない。
【0041】さらに、図5(c)に示すように、冷却水
ポンプ19の運転信号Sdの立ち上がり部分Suでタイ
マー51が起動し(図5の時刻tc1)、その後冷却水ポ
ンプ19の運転信号Sdの立ち上がり部分Suが存在し
ないと、タイマー51はタイムアップになり、タイマー
51の反転出力信号が“1”となる。このとき、冷却水
ポンプ19の運転信号Sdも“1”となっているので、
アンド回路53から冷却水充填信号が出力されることに
なる。
【0042】上述した判定部50は、このように動作し
て冷却水充填信号を得ることができる。なお、上述した
判定部50は、ハードウエアで構成したが、図1の説明
のようにソフトウエアによるタイマーと判定とで構成で
きることは言うまでもない。また、上記構成は一例であ
り、上述した判定ができればどのような回路構成であっ
てもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、冷
却水充填完了を精度よく検出できるため、多機種に対応
できるとともに、給水圧力の変動による充填時間のばら
つき等不確定要素がないことから余裕率を取る必要がな
く、短時間で冷却水の充填が完了する。したがって、本
発明によれば、制御装置の部品点数や製造工数を低減で
き、かつ暖房から冷房への切り換えを迅速化できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却塔付吸収冷温水機の実施例を示す
構成図である。
【図2】同実施例の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図3】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図4】同実施例で使用する判定部をハードウエアで構
成した構成例を示すブロック図である。
【図5】図4の判定部の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図6】従来の冷却塔付吸収冷温水機を示す構成図であ
る。
【図7】同従来の吸収冷温水機の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図8】同従来の吸収冷温水機の動作を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
1 吸収式冷温水機 3 冷却塔 5 制御装置 7 ファン 9 散水装置 11 充填層 13 下部水槽 15 ボールタップ 17 レベルスイッチ 19 冷却水ポンプ 21 逆止弁 23 冷却コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 散水装置により水を充填層に落として冷
    却水を冷却し、その水を下部水槽に貯留する冷却塔と、 冷房時には前記下部水槽の冷却水を冷却水ポンプにより
    冷却コイルに圧送して冷房を行い、暖房時には冷却コイ
    ル内の水を冷却塔の水槽に戻して暖房を行う吸収式冷温
    水機と、 上記下部水槽の水位情報を取込み、水位情報を基に前記
    冷却水ポンプの運転・停止を制御する制御装置と を備えてなる冷却塔付吸収冷温水機において、 前記制御装置は、暖房から冷房に切り換えた場合、冷却
    水ポンプが一定時間継続して運転されているときに冷却
    コイル等に冷却水が充填したことを示す冷却水充填完了
    信号を出力する判定部を設けたことを特徴とする冷却塔
    付吸収冷温水機。
  2. 【請求項2】 前記判定部は、冷却水ポンプの運転信号
    の立ち上がり部分で継続時間を出力できるタイマーと、
    前記運転信号とタイマーからの反転出力信号との論理積
    をとるアンド回路とからなることを特徴とする請求項1
    記載の冷却塔付吸収冷温水機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190012540A (ko) * 2017-07-27 2019-02-11 네이버비즈니스플랫폼 주식회사 수열에너지를 이용한 냉각 시스템 및 방법

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KR20190012540A (ko) * 2017-07-27 2019-02-11 네이버비즈니스플랫폼 주식회사 수열에너지를 이용한 냉각 시스템 및 방법
US10602643B2 (en) 2017-07-27 2020-03-24 Naver Business Platform Corp. Cooling system and method using hydrothermal energy

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