JPH053014U - 可変容量型コンプレツサの制御装置 - Google Patents

可変容量型コンプレツサの制御装置

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JPH053014U
JPH053014U JP5085191U JP5085191U JPH053014U JP H053014 U JPH053014 U JP H053014U JP 5085191 U JP5085191 U JP 5085191U JP 5085191 U JP5085191 U JP 5085191U JP H053014 U JPH053014 U JP H053014U
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JP
Japan
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compressor
turned
discharge capacity
air conditioner
control device
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Pending
Application number
JP5085191U
Other languages
English (en)
Inventor
和幸 富田
Original Assignee
日本電子機器株式会社
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH053014U publication Critical patent/JPH053014U/ja
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアコンスイッチオン直後の機関回転低下を
抑制する。 【構成】 エアコンスイッチがオンされた時に(S
2)、実吐出容量を経時と共に徐々に増大させて目標吐
出量に近づけるように、可変容量型コンプレッサを駆動
制御する(S3〜S5)。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のエアコンディショナ等に使用される可変容量型コンプレッサ の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばエアコンディショナに使用される可変容量型コンプレッサの従来例とし て、以下のようなものがある。 すなわち、コンプレッサの吐出容量(例えば吐出流量)を、設定温度と実際の 検出温度との温度差が大きい程、大きくなるように変化させて、コンデンサに供 給する冷媒流量を制御するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、コンプレッサ容量を設定温度と実際の検出温度との温度差が大きい程 大きく変化させるように設定すると、エアコンスイッチをオンさせた直後にコン プレッサ容量が最大となり、その後検出温度が設定温度に近づくにつれて徐々に 小さく変化する。このため、エアコンスイッチオン直後にコンプレッサによる機 関負荷が大きくなるので、機関の回転低下が大きくなるという不具合がある。ま た、アイドル運転時の機関回転速度を目標回転速度になるようにフィードバック 制御するものもあるが、このものにおいてもエアコンスイッチオン直後に機関回 転速度が低下し機関回転速度を最適に制御できないという不具合がある。
【0004】 本考案はこのような実状に鑑みてなされたもので、エアコンスイッチオン直後 の回転低下を抑制できる可変容量型コンプレッサの制御装置を提供することを目 的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案は図1に示すように、吐出容量を変化できる可変容量型コン プレッサAと、該コンプレッサAの吐出容量を変化させる容量変化手段Bと、前 記コンプレッサAの目標吐出容量を設定する目標吐出容量設定手段Cと、前記コ ンプレッサAを作動させる作動スイッチDと、該作動スイッチDがオンされたと きに実吐出容量を前記目標吐出容量に経時と共に徐々に増大させるべく前記容量 変化手段Bを駆動制御する駆動制御手段Eと、を備えるようにした。
【0006】
【作用】
このようにして、作動スイッチがオンされたときに実吐出容量を徐々に増大さ せて目標吐出容量に近づけるようにした。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案の一実施例を図2〜図4に基づいて説明する。 まず、可変容量型コンプレッサを図2に基づいて説明すると、駆動軸1はプー リ2及び電磁クラッチ3を介して機関から駆動力が伝達されて回転駆動される。 また、圧力室4が例えば5個円周方向に一定間隔で形成され、各圧力室4には圧 縮用ピストン5が設けられている。前記各ピストン5は自在継手状のピストンロ ッド6を介してソケットプレート7に連結されている。
【0008】 ソケットプレート7は軸受8を介して斜板9の一側面に摺動回転自由に取付け られ、斜板9は駆動軸1に取付けられたドライブラグ10にジャーナルピン11を介 して駆動軸1との傾斜角度を変化できるように取付けられている。 また、ソケットプレート7はガイドピン12に摺動自由に取付けられたガイドホ ール13に係合されている。そして、斜板9は駆動軸1により回転駆動されるがソ ケットプレート7は回り止めされている。
【0009】 前記斜板9の傾斜角度を可変制御する容量変化手段としての電磁式コントロー ルバルブ14が設けられ、コントロールバルブ14の高圧側弁体14Aは吐出ポート15 とケース内空間16とを連通する弁孔17の開口面積すなわち冷媒流量を調整する。 また、コントロールバルブ14の低圧側弁体14Bは吸入ポート18に連通する補助ポ ート19とケース内空間16とを連通する弁孔20の開口面積すなわち冷媒流量を調整 する。
【0010】 前記吐出ポート15にはリードバルブ21が設けられ、吐出ポート15はコンデンサ (図示せず)に連通接続されている。また、吸入ポート18にはリードバルブ(図 示せず)が設けられ、吸入ポート18はエバポレータ(図示せず)に連通接続され ている。 そして、車室内温度が設定温度より高いときには、コントロールバルブ14を駆 動制御し高圧側弁体14Aが弁孔17の開口面積を小さくする一方低圧側弁体14Bが 弁孔20の開孔面積を大きくするように調整される。これにより、リターンスプリ ング22の付勢力により、斜板9の傾斜角度が増大する方向すなわちピストン5の ストローク量が増大する方向に、斜板9が移動され、冷媒吐出量が増大される。
【0011】 逆に、車室内温度が設定温度より低いときには、高圧側弁体14Aが弁孔17の開 口面積を大きくするように調整され、吐出冷媒がケース内空間16に戻される量が 増大する。一方、低圧側弁体14Bが弁孔20の開口面積を小さくするように調整さ れてケース内空間16の圧力が増大される。これにより、ピストン5の頂面に作用 する力及びリターンスプリング22の付勢力のバランスが崩れ、ジャーナルピン11 を中心とした斜板9のモーメントにより、リターンスプリング22の付勢力に抗し て斜板9を立てる方向の力が大となって、ピストン5のストローク量が減少し、 冷媒吐出量が減少する。
【0012】 また、マイクロコンピュータ等からなる制御装置23には、手動の作動スイッチ としてのエアコンスイッチ24からのオン・オフ信号と、車室内温度を検出する車 室温センサ25からの検出信号と、設定温度を設定する設定温度スイッチ26からの 信号と、が入力されている。 制御装置23は、図3のフローチャートに従って作動し、コントロールバルブ14 を駆動制御するようになっている。
【0013】 ここでは、制御装置23が目標吐出容量設定手段と駆動制御手段とを構成する。 次に、作用を図3のフローチャートに従って説明する。 S1では、エアコンスイッチ24、車室温センサ25の信号を読込む。 S2では、エアコンスイッチ24がオンか否かを判定し、YESのときにはS3 に進みNOのときにはS5に進む。
【0014】 S3では、車室温センサ25により検出された車室内温度と、設定温度スイッチ 26により設定された設定温度と、の温度差に基づいて目標吐出量を設定する。具 体的には、前記温度差が大きいほど目標吐出量が大きくなるように設定されてい る。 S4では、現在の実吐出量が前記設定された目標吐出量未満か否かを判定し、 YESのときすなわち実吐出量が目標吐出量に達しないときにはS5に進みNO のときすなわち実吐出量が目標吐出量に達したときにはルーチンを終了させる。 前記実吐出量は、現在の車室内温度と設定温度との温度差に基づいて、設定され る。
【0015】 S5では、実吐出量を所定量だけ増大させるべくコントロールバルブ14の制御 量を設定する。 一方、エアコンスイッチ24がオフされたときにはS6において、実吐出量を最 小値に変化させるべくコントロールバルブ14の制御量を設定する。 そして、S5若しくはS6にて設定された制御量に基づいてコントロールバル ブ14を駆動制御する。これにより高圧側弁体14Aと低圧側弁体14Bとが弁孔17, 20の開口面積を変化させ、ピストン5のストローク量を変化させることにより冷 媒の吐出量を変化させる。
【0016】 このようにして実吐出量を制御すると、実吐出量は図4に示すようにエアコン スイッチ24がオンされた時点から所定量ずつ経時と共に徐々に増大して目標吐出 量に到る。その後、冷却風により車室内が冷却されて車室内温度が設定温度に近 づくと実吐出は徐々に減少する。 以上説明したように、エアコンスイッチ24がオンされたときに、コンプレッサ の実吐出量を経時と共に徐々に増大させて目標吐出量に近づけるようにしたので 、エアコンスイッチオン直後にはコンプレッサの駆動力が小さくコンプレッサに よる機関負荷が小さくなるため、機関回転の低下を抑制できる。また、アイドル 運転時に機関回転速度をフィードバック制御するものにおいても、エアコンスイ ッチオン直後の回転低下を抑制できる。
【0017】 尚、エアコンスイッチオン直後の吐出量増加率を機関回転速度に対応させて変 化させて設定してもよい。また、実吐出量を検出し吐出量をフィードバック制御 するようにしてもよい。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように、作動スイッチがオンされたときに実吐出量を 経時と共に除々に増大させて目標吐出容量に近づけるようにしたので、コンプレ ッサを駆動する例えばエンジン負荷を軽減でき、作動スイッチオン直後の回転低 下等を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のクレーム対応図
【図2】 本考案の一実施例を示す構成図
【図3】 同上のフローチャート
【図4】 同上の作用を説明するための図
【符号の説明】
5 ピストン 9 斜板 23 制御装置 24 エアコンスイッチ 25 車室温センサ 26 設定温度スイッチ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】吐出容量を変化できる可変容量型コンプレ
    ッサと、該コンプレッッサの吐出容量を変化させる容量
    変化手段と、前記コンプレッサの目標吐出容量を設定す
    る目標吐出容量設定手段と、前記コンプレッサを作動さ
    せる作動スイッチと、該作動スイッチがオンされたとき
    に実吐出容量を前記目標吐出容量に経時と共に徐々に増
    大させるべく前記容量変化手段を駆動制御する駆動制御
    手段と、を備えたことを特徴とする可変容量型コンプレ
    ッサの制御装置。
JP5085191U 1991-07-02 1991-07-02 可変容量型コンプレツサの制御装置 Pending JPH053014U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5085191U JPH053014U (ja) 1991-07-02 1991-07-02 可変容量型コンプレツサの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5085191U JPH053014U (ja) 1991-07-02 1991-07-02 可変容量型コンプレツサの制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH053014U true JPH053014U (ja) 1993-01-19

Family

ID=12870227

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5085191U Pending JPH053014U (ja) 1991-07-02 1991-07-02 可変容量型コンプレツサの制御装置

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JP (1) JPH053014U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5044497U (ja) * 1973-08-20 1975-05-06
JPS518310Y1 (ja) * 1970-06-16 1976-03-05
JPS6287630U (ja) * 1985-11-22 1987-06-04

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS518310Y1 (ja) * 1970-06-16 1976-03-05
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JPS6287630U (ja) * 1985-11-22 1987-06-04
JPH0226500Y2 (ja) * 1985-11-22 1990-07-19

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