JPH05300759A - 静電アクチュエータ - Google Patents

静電アクチュエータ

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Publication number
JPH05300759A
JPH05300759A JP12575292A JP12575292A JPH05300759A JP H05300759 A JPH05300759 A JP H05300759A JP 12575292 A JP12575292 A JP 12575292A JP 12575292 A JP12575292 A JP 12575292A JP H05300759 A JPH05300759 A JP H05300759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
rotor
electrodes
peripheral surface
electrically insulated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12575292A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Matsuzaki
一成 松崎
Yasuyuki Inoue
康之 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP12575292A priority Critical patent/JPH05300759A/ja
Publication of JPH05300759A publication Critical patent/JPH05300759A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 静電力ところがり機構を用いることにより、
摩擦の影響を少なくし、また、回転体を同一平面上に配
置し、ステージと駆動部を一体にすることによりコンパ
クトな静電アクチュエータを提供する。 【構成】 2つの回転体を組み合わせることによりステ
ージを移動させる位置決め装置において、内周面に複数
個の電極2a〜2dを設け、隣合う電極がそれぞれ電気
的に絶縁されたステータ1と、その内側に位置し、ステ
ータ1内径より小さな外径を持ち、その外周面に複数個
の電極4a〜4dを設け、隣合う電極がそれぞれ電気的
に絶縁されたロータ3と、表面に電極薄膜を成膜するか
もしくはそれ自身が導電体よりなる中間子5から構成さ
れ、中間子5をステータ1とロータ3の間に配置するよ
うにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電力により駆動され
る静電アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に微細なものを動かす時には、スケ
ール効果により電磁アクチュエータに比べて静電アクチ
ュエータの方が有利であると言われている(例えば特開
平2−51367)。電磁アクチュエータを用いた位置
決めアクチュエータの概要図を従来例として図4に示
す。それぞれ電磁モータが内蔵された回転ステージにお
いて、第2段回転体41の上に第1段回転体42をモー
タの回転軸をずらせて積み重ね、また、第1段回転体の
上にも同様にモータの回転軸をずらせて出力回転体43
を積み重ねる。このような構成により、第1、2段のモ
ータを回転させて、最上段の出力回転体を任意の位置に
移動することができる。従来例に示される電磁駆動のア
クチュエータを微細にした場合、モータ出力が減少する
ため、摩擦の影響が無視できなくなる。また、2つの回
転体が積み重ねられた構成になっているので小型化には
不利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、静電力とこ
ろがり機構を用いることにより、摩擦の影響を少なく
し、また、回転体を同一平面上に配置し、ステージと駆
動部を一体にすることによりコンパクトな静電アクチュ
エータを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、2つ
の回転体を組み合わせることによりステージを移動させ
る位置決め装置において、内周面に複数個の電極を設
け、隣合う電極がそれぞれ電気的に絶縁されたステータ
と、その内側に位置し、ステータ内径より小さな外径を
持ち、その外周面に複数個の電極を設け、隣合う電極が
それぞれ電気的に絶縁されたロータと、表面に電極薄膜
を成膜するかもしくはそれ自身が導電体よりなる中間子
から構成され、中間子をステータとロータの間に配置し
ている。また、前記ステータの内周面に金属薄膜を成膜
するかもしくはステータ自身が導電体で、前記中間子の
外周面に複数個の電極を設け、隣合う電極がそれぞれ電
気的に絶縁され、また外周面と内周面も電気的に絶縁さ
れ、外周面に複数個の電極を設け、隣合う電極がそれぞ
れ電気的に絶縁されたロータにより構成されている(図
1、図3参照)。
【0005】
【作用】本発明によれば、同一平面上に配置されたステ
ータと中間子、中間子とロータの間に電圧を印加した
時、静電引力により中間子はステータの内周面を転動
し、また中間子の動きとは独立にロータは中間子の内周
面を転動する。したがってロータ上の任意の点はロータ
と中間子の回転角に応じて移動する。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を以下図面に基づいて詳述す
る。図1は、本発明による静電駆動の精密位置決めステ
ージの平面図である。内側面に複数個の電極2を設け、
隣合う電極がそれぞれ電気的に絶縁されたステータ1
と、その内側に位置し、ステータ内径よりも小さな外径
を持ち、その外周面に複数個の電極4を設け、隣合う電
極がそれぞれ電気的に絶縁されたロータ3の間に、その
表面に電極薄膜を成膜するかもしくはそれ自身が導電体
からなる中間子5を配置している。例えば、ステータの
電極2aに電圧を印加すると中間子と電極の間に静電引
力が働き、中間子は電極2aに惹きつけられる。次に電
圧を電極2bに印加すると中間子はステータ内周面を転
動しながら電極2bに惹きつけられる。順次電圧を2
c、2dと切り替えていくことにより、中間子は連続的
にステータの内周面を転動する。また、ロータの電極4
aに電圧を印加するとロータは中間子に惹きつけられ
る。順次、電圧を4b、4c、4dと切り替えていくこ
とによりロータは中間子の内周面を転動する。以上よ
り、ステータ内の2つの回転体がそれぞれ独立に動くこ
とがわかる。図2は回転角と平面座標の関係を示すモデ
ル図である。中間子の中心とロータの中心を結んだ線分
と静止座標系のx軸とがなす角をθ1 、ステータの中心
と中間子の中心を結んだ線分とx軸とがなす角をθ2
ロータの半径をr1 、中間子の半径をr2 、ステータの
半径をr3 とすると、ロータの中心点P(x、y)は、
次式にて表される。 x=a1 cosθ1 +a2 cosθ2 ・・・ y=a1 sinθ1 +a2 sinθ2 ・・・ ここで、a1 =r2 −r1 、a2 =r3 −r2 式,をθ1 、θ2 について解くと、 θ2 =atan2(c2 、c1 ) ここで、θ=atan2(α、β)は、θ=tan
-1(α/β)のことで、θの範囲が、−π≦θ<πであ
ることを示す関数である。 θ1 =atan2(y、x)±atan2(b2 、b
1 )ここで、
【0007】
【数1】
【0008】 c1 =(x−a2 cosθ2 )/a12 =(y−a2 sinθ2 )/a2 となる。したがって、θ1 、θ2 を制御することにより
ロータの中心点をほぼステータ内部の所望の点に位置決
めすることが可能となる。図3はその他の実施例を示す
精密位置決めアクチュエータの平面図で、導電体からな
るステータ1と、導電体からなり、その外周面に図示し
ない絶縁層を介して電極6を設けた中間子5と、外周面
に電極4を設けたロータ3から構成されている。このよ
うに、回転体の外周面のみに電極を配置することにより
電極の製作が容易になる。
【0009】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、静電
力ところがり機構を用いることにより、摩擦の影響を少
なくし、ステージと駆動部を一体にすることにより微細
な位置決めアクチュエータを提供する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による静電駆動の精密位置決めアクチュ
エータの平面図である。
【図2】回転角と平面座標の関係を示すモデル図であ
る。
【図3】他の実施例を示す静電駆動の精密位置決めアク
チュエータの平面図である。
【図4】従来の精密位置決めアクチュエータの概要を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 ステータ 2、2a、2b、2c、2d ステータ電極 3 ロータ 4、4a、4b、4c、4d ロータ電極 5 中間子 6 中間子電極 41 第2回転体 42 第1回転体 43 出力回転体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの回転体を組み合わせることにより
    ステージを移動させる位置決め装置において、 内周面に複数個の電極を設け、隣合う電極がそれぞれ電
    気的に絶縁されたステータと、その内側に位置し、ステ
    ータ内径より小さな外径を持ち、その外周面に複数個の
    電極を設け、隣合う電極がそれぞれ電気的に絶縁された
    ロータと、表面に電極薄膜を成膜するかもしくはそれ自
    身が導電体よりなる中間子から構成され、中間子をステ
    ータとロータの間に配置したことを特徴とする静電アク
    チュエータ。
  2. 【請求項2】前記ステータの内周面に金属薄膜を成膜す
    るかもしくはステータ自身が導電体で、前記中間子の外
    周面に複数個の電極を設け、隣合う電極がそれぞれ電気
    的に絶縁され、また外周面と内周面も電気的に絶縁さ
    れ、前記ロータの外周面に複数個の電極を設け、隣合う
    電極がそれぞれ電気的に絶縁されていることを特徴とす
    る請求項1記載の静電アクチュエータ。
JP12575292A 1992-04-17 1992-04-17 静電アクチュエータ Pending JPH05300759A (ja)

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JPH05300759A true JPH05300759A (ja) 1993-11-12

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ID=14917938

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JP12575292A Pending JPH05300759A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 静電アクチュエータ

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JP (1) JPH05300759A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5448124A (en) * 1992-08-25 1995-09-05 Kanagawa Academy Of Science And Technology Electrostatic actuator
US20080211342A1 (en) * 2005-07-08 2008-09-04 Commissariat A L'energie Atomique Device For Assisting The Variable Capacity Generating Movement

Cited By (3)

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US20080211342A1 (en) * 2005-07-08 2008-09-04 Commissariat A L'energie Atomique Device For Assisting The Variable Capacity Generating Movement
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