JPH05300705A - Dcモータのブラシホルダー装置 - Google Patents
Dcモータのブラシホルダー装置Info
- Publication number
- JPH05300705A JPH05300705A JP10295492A JP10295492A JPH05300705A JP H05300705 A JPH05300705 A JP H05300705A JP 10295492 A JP10295492 A JP 10295492A JP 10295492 A JP10295492 A JP 10295492A JP H05300705 A JPH05300705 A JP H05300705A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brushes
- commutator
- brush
- springs
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブラシの消耗防止を計ったDCモータのブラ
シホルダー装置を得る。 【構成】 DCモータの整流子27にブラシ29を押圧
する形状記憶素材製のスプリング30aと、同バネ体を
加熱するヒータ31とを設け、所定モード運転時にはヒ
ータ31を介して所定温度以上に加熱することによっ
て、ブラシを整流子から離すように制御する。
シホルダー装置を得る。 【構成】 DCモータの整流子27にブラシ29を押圧
する形状記憶素材製のスプリング30aと、同バネ体を
加熱するヒータ31とを設け、所定モード運転時にはヒ
ータ31を介して所定温度以上に加熱することによっ
て、ブラシを整流子から離すように制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空調装置等に適
用されるDCモータのブラシホルダー装置に関する。
用されるDCモータのブラシホルダー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置の1例を図3に示
す。1はエンジン、2は電動モータ、3はエンジン1に
よって駆動されるコンプレッサ、4は電磁クラッチ、5
はコンデンサ、6はコンデンサ5に外気を送風するため
のコンデンサファンでエンジン1によって駆動される。
7は膨張弁、8はエバポレータ、9はエバポレータ8に
車内空気を送風するためのエバポレータファンで、冷房
運転時には電磁クラッチ4を接続し電動モータ2を中継
してエンジン1によって駆動されるとともに暖房運転時
には電磁クラッチ4を切断し電動モータ2によって駆動
される。10はヒータコイル、11はヒータコイル10
に温水を通流する温水装置である。
す。1はエンジン、2は電動モータ、3はエンジン1に
よって駆動されるコンプレッサ、4は電磁クラッチ、5
はコンデンサ、6はコンデンサ5に外気を送風するため
のコンデンサファンでエンジン1によって駆動される。
7は膨張弁、8はエバポレータ、9はエバポレータ8に
車内空気を送風するためのエバポレータファンで、冷房
運転時には電磁クラッチ4を接続し電動モータ2を中継
してエンジン1によって駆動されるとともに暖房運転時
には電磁クラッチ4を切断し電動モータ2によって駆動
される。10はヒータコイル、11はヒータコイル10
に温水を通流する温水装置である。
【0003】以上において、冷房運転時、エンジン1に
よってコンプレッサ3が駆動され、冷媒がコンプレッサ
3、コンデンサ5、膨張弁7、エバポレータ8をこの順
に循環する。この過程でエバポレータファン9によって
送られる車内空気はエバポレータ8内を通流する冷媒と
熱交換して冷却され、図示しないダクトを経て車内に吹
き出される。
よってコンプレッサ3が駆動され、冷媒がコンプレッサ
3、コンデンサ5、膨張弁7、エバポレータ8をこの順
に循環する。この過程でエバポレータファン9によって
送られる車内空気はエバポレータ8内を通流する冷媒と
熱交換して冷却され、図示しないダクトを経て車内に吹
き出される。
【0004】一方、暖房運転時、温水装置11によって
温水がヒータコイル10に通流され、この過程でエバポ
レータファン9から送られる車内空気は温水と熱交換し
て加熱され、車内に吹出される。
温水がヒータコイル10に通流され、この過程でエバポ
レータファン9から送られる車内空気は温水と熱交換し
て加熱され、車内に吹出される。
【0005】エバポレータファン9を駆動させる電動モ
ータ2としては図4に示すDCモータが用いられてい
る。DCモータ2は電機子21と界磁22を備え、電機
子21はケーシング23内を貫通する駆動軸24に固定
され、界磁22はケーシング23の内面に固定されてい
る。駆動軸24は前部軸受25及び後部軸受26によっ
て、回転自在に支えられている。また整流子27が駆動
軸24に嵌挿されており、ホルダ28に保持されている
ブラシ29が、スプリング30で押圧されることによっ
て、この整流子27に接触摺動するようになっている。
ータ2としては図4に示すDCモータが用いられてい
る。DCモータ2は電機子21と界磁22を備え、電機
子21はケーシング23内を貫通する駆動軸24に固定
され、界磁22はケーシング23の内面に固定されてい
る。駆動軸24は前部軸受25及び後部軸受26によっ
て、回転自在に支えられている。また整流子27が駆動
軸24に嵌挿されており、ホルダ28に保持されている
ブラシ29が、スプリング30で押圧されることによっ
て、この整流子27に接触摺動するようになっている。
【0006】このようにして、ブラシ29から整流子2
7を介して電機子21に電流を流すと、電機子21のつ
くる磁界と界磁22の磁界とによって、電機子21と一
体となっている駆動軸24が回転駆動される。これによ
りエバポレータファン9が駆動される。なお、駆動軸2
4には破線で示す電磁クラッチ4が装着されている。
7を介して電機子21に電流を流すと、電機子21のつ
くる磁界と界磁22の磁界とによって、電機子21と一
体となっている駆動軸24が回転駆動される。これによ
りエバポレータファン9が駆動される。なお、駆動軸2
4には破線で示す電磁クラッチ4が装着されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のDCモータ
においては、暖房運転時にはエバポレータファン9を駆
動する他、冷房運転時にもエンジン1の動力をエバポレ
ータファン9に中継伝達するため回転駆動されている。
においては、暖房運転時にはエバポレータファン9を駆
動する他、冷房運転時にもエンジン1の動力をエバポレ
ータファン9に中継伝達するため回転駆動されている。
【0008】このため、ブラシ29が常に整流子27と
接触摺動しているので、その磨耗を早め寿命が短くなる
不具合があった。
接触摺動しているので、その磨耗を早め寿命が短くなる
不具合があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
するため次の手段を講ずる。
【0010】すなわち、DCモータのブラシホルダー装
置として、DCモータの整流子にブラシを押圧する形状
記憶素材製のバネ体と、同バネ体を加熱する加熱手段と
を設け、所定モード運転時には上記加熱手段を介して所
定温度以上に加熱することによって上記バネ体により、
上記ブラシを整流子から離すように制御する。
置として、DCモータの整流子にブラシを押圧する形状
記憶素材製のバネ体と、同バネ体を加熱する加熱手段と
を設け、所定モード運転時には上記加熱手段を介して所
定温度以上に加熱することによって上記バネ体により、
上記ブラシを整流子から離すように制御する。
【0011】
【作用】上記手段において、所定モード運転時には、加
熱手段を介してバネ体が所定の温度以上に加熱される
と、バネ体は、形状記憶効果により、予め成形していた
ブラシを持ち上げる形状に変形する。このため、ブラシ
はバネ体に押されなくなり整流子と非接触状態に置かれ
る。
熱手段を介してバネ体が所定の温度以上に加熱される
と、バネ体は、形状記憶効果により、予め成形していた
ブラシを持ち上げる形状に変形する。このため、ブラシ
はバネ体に押されなくなり整流子と非接触状態に置かれ
る。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図1、図2により説明す
る。なお、従来例で説明した部分は、同一の番号をつけ
説明を省略し、この発明に関する部分を主体に説明す
る。
る。なお、従来例で説明した部分は、同一の番号をつけ
説明を省略し、この発明に関する部分を主体に説明す
る。
【0013】図1は図2のA−A線に沿う断面図であ
る。ブラシ29は極数に対応して本例では4つ設置され
ている。スプリング30aはうず巻き状に形成され、一
端部がブラシ29の基端を押えるように配置されてい
る。またうず巻き部にはヒータ31が配置されている。
さらにスプリング30aは合金、ポリマー等の形状記憶
素材製で、所定温度以上のとき、さらにうずを巻き、一
端部がブラシ29から離れるように、予め形成されてい
る。所定温度としては誤差動を回避するために、DCモ
ータ2の稼働時におけるそのブラシ内部温度を基準に、
これよりも高い温度が選定される。
る。ブラシ29は極数に対応して本例では4つ設置され
ている。スプリング30aはうず巻き状に形成され、一
端部がブラシ29の基端を押えるように配置されてい
る。またうず巻き部にはヒータ31が配置されている。
さらにスプリング30aは合金、ポリマー等の形状記憶
素材製で、所定温度以上のとき、さらにうずを巻き、一
端部がブラシ29から離れるように、予め形成されてい
る。所定温度としては誤差動を回避するために、DCモ
ータ2の稼働時におけるそのブラシ内部温度を基準に、
これよりも高い温度が選定される。
【0014】以上において、暖房運転時には、スプリン
グ30aはブラシ29の基端を押えて、その先端を整流
子27と接触状態に置く。これにより電流がブラシ29
から整流子27を介して電機子21に供給され、DCモ
ータ2が駆動される。
グ30aはブラシ29の基端を押えて、その先端を整流
子27と接触状態に置く。これにより電流がブラシ29
から整流子27を介して電機子21に供給され、DCモ
ータ2が駆動される。
【0015】一方、冷房運転時には、ヒータ31に通電
してスプリング30aを所定の温度以上に加熱させる
と、スプリング30aの形状が形状記憶効果によって、
変化してブラシ29から離れる。
してスプリング30aを所定の温度以上に加熱させる
と、スプリング30aの形状が形状記憶効果によって、
変化してブラシ29から離れる。
【0016】これにより、ブラシ29はスプリング30
aに押されなくなり整流子27と非接触状態に置かれ
る。
aに押されなくなり整流子27と非接触状態に置かれ
る。
【0017】なお、スプリング30aに電気抵抗性の合
金を用いる場合には、直接スプリング30aに通電する
ようにして加熱することもできる。
金を用いる場合には、直接スプリング30aに通電する
ようにして加熱することもできる。
【0018】このようにして、所定モード運転時、すな
わち冷房運転時には、ブラシ29は整流子27から離れ
る。このため、ブラシ29の磨耗が大幅に防止される。
わち冷房運転時には、ブラシ29は整流子27から離れ
る。このため、ブラシ29の磨耗が大幅に防止される。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、ブラシを整流子に接触させるバネ体を形状記憶素材
製とするとともにこのバネ体を加熱する加熱手段を備え
たため、所定モード運転時には、加熱手段を介して形状
記憶効果により、ブラシが整流子から離れる。したがっ
て、ブラシの磨耗が防止され、その寿命が大幅に向上す
る。
ば、ブラシを整流子に接触させるバネ体を形状記憶素材
製とするとともにこのバネ体を加熱する加熱手段を備え
たため、所定モード運転時には、加熱手段を介して形状
記憶効果により、ブラシが整流子から離れる。したがっ
て、ブラシの磨耗が防止され、その寿命が大幅に向上す
る。
【図1】本発明の一実施例の構成横断面図である。
【図2】同実施例の縦断面図である。
【図3】従来例の車両用空調装置の全体構成図である。
【図4】同従来例のDCモータの縦断面図である。
2 DCモータ 8 エバポレータ 9 エバポレータファン 10 ヒータコイル 27 整流子 29 ブラシ 30,30a スプリング 31 ヒータ
Claims (1)
- 【請求項1】 DCモータの整流子にブラシを押圧する
形状記憶素材製のバネ体と、同バネ体を加熱する加熱手
段とを設け、所定モード運転時には上記加熱手段を介し
て所定温度以上に加熱することによって上記バネ体によ
り、上記ブラシを整流子から離すように制御することを
特徴とするDCモータのブラシホルダー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10295492A JPH05300705A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | Dcモータのブラシホルダー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10295492A JPH05300705A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | Dcモータのブラシホルダー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05300705A true JPH05300705A (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=14341205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10295492A Withdrawn JPH05300705A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | Dcモータのブラシホルダー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05300705A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5734219A (en) * | 1996-06-17 | 1998-03-31 | Siemens Electric Limited | Sliding brush system with shape memory alloy element for two-speed direct current motor |
WO1998041962A3 (en) * | 1997-03-18 | 1998-12-03 | Purdue Research Foundation | Apparatus and methods for a shape memory spring actuator and display |
US6037685A (en) * | 1999-02-12 | 2000-03-14 | Shop-Vac Corporation | Thermal protection apparatus for electric motors |
US6705868B1 (en) | 1998-03-18 | 2004-03-16 | Purdue Research Foundation | Apparatus and methods for a shape memory spring actuator and display |
EP1892815A2 (de) * | 2006-08-25 | 2008-02-27 | Robert Bosch Gmbh | Elektrische Maschine |
-
1992
- 1992-04-22 JP JP10295492A patent/JPH05300705A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5734219A (en) * | 1996-06-17 | 1998-03-31 | Siemens Electric Limited | Sliding brush system with shape memory alloy element for two-speed direct current motor |
WO1998041962A3 (en) * | 1997-03-18 | 1998-12-03 | Purdue Research Foundation | Apparatus and methods for a shape memory spring actuator and display |
US7018209B2 (en) | 1997-03-18 | 2006-03-28 | Purdue Research Foundation | Apparatus and methods for a shape memory spring actuator and display |
US6705868B1 (en) | 1998-03-18 | 2004-03-16 | Purdue Research Foundation | Apparatus and methods for a shape memory spring actuator and display |
US6037685A (en) * | 1999-02-12 | 2000-03-14 | Shop-Vac Corporation | Thermal protection apparatus for electric motors |
EP1892815A2 (de) * | 2006-08-25 | 2008-02-27 | Robert Bosch Gmbh | Elektrische Maschine |
EP1892815A3 (de) * | 2006-08-25 | 2010-01-06 | Robert Bosch Gmbh | Elektrische Maschine |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990706 |