JPH05300450A - マルチシステム中間周波信号処理回路 - Google Patents

マルチシステム中間周波信号処理回路

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JPH05300450A
JPH05300450A JP4122807A JP12280792A JPH05300450A JP H05300450 A JPH05300450 A JP H05300450A JP 4122807 A JP4122807 A JP 4122807A JP 12280792 A JP12280792 A JP 12280792A JP H05300450 A JPH05300450 A JP H05300450A
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signal processing
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Kosuke Fujita
幸祐 藤田
Yukinori Hidaka
幸徳 日高
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチシステム受信機において、ステレオ音
声信号の品質を向上させる。 【構成】 端子C0 から供給される中間周波信号成分は
バッファアンプ10、第1のバンドパスフィルタ13を
介して第1の検波回路14へ供給されると共に、バッフ
ァアンプ20、第2のバンドパスフィルタ23を介して
第2の検波回路24に供給される。第1の検波回路14
は映像信号成分と、モノラル音声信号が得られ、ステレ
オ音声キャリアは第2の検波回路24より出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン放送を受信
することができる受信機の中間周波信号処理回路にかか
わり、特に各種の放送システムに対応できるようにした
中間周波信号処理回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在の各地域におけるテレビ放送システ
ムとしては、NTSC方式、PAL方式、SECAM方
式が大部分を占めているが、PAL方式の中でも、国
別、又は地域によっては音声キャリア周波数が僅かに異
なっている場合がある。例えばB/G放送システムは、
中間周波数に変換された時の音声キャリア周波数が映像
搬送波数に対して5.5MHz離間しており、Iシステ
ムで6MHz、D/Kシステムで6.5MHz、Mシス
テムで4.5MHzと異なっている。
【0003】また、上記したIシステムの場合でも、ス
テレオ放送になると第2の音声キャリア周波数6.55
MHzが含まれ、B/Gシステムでは同じくステレオ方
式によって5.85、又は5.742MHzの第2の音
声キャリアが挿入されることになる。したがって、これ
らの各放送システムの周波数アロケーションは、例えば
図4に示すように、映像キャリア周波数fvcに対して音
声キャリア周波数が配置されることになる。
【0004】図3は、従来のマルチシステム対応型テレ
ビジョン受像機の主要部がIC化されている場合のブロ
ック図で、1はチューナ、2は中間周波信号処理回路、
3は映像信号復調回路、4は音声信号復調回路を示す。
チューナ1でダウンコンバートされた受信周波数は、、
中間周波信号処理回路2において、所定の周波数特性で
増幅、検波され、映像コンポジット信号Vcおよび音声
キャリア信号Vsが抽出されるが、上述したように各種
の放送システムに対応するために、中間周波信号処理回
路2に対して異なる特性のフィルタや共振回路5を付加
し、これらを放送地域に対応して切換えるようにしてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年NIC
AMおよびドイツ多重放送等が欧州以外の地域でも実施
されるようになったが、従来のマルチシステム対応型
は、特に音声がモノラルであることを前提としていたの
で、上記したようなマルチ受信システムと同一の中間周
波信号処理回路2で映像信号も、モノラル音声信号も、
ステレオ信号も処理するように構成されていると、中間
周波信号処理回路2の各フィルタ回路のスイッチングが
複雑になると共にフィルタの入出力特性の状態が不安定
になり、特にステレオ音声用のキャリア周波数を一括し
て通過させるようなバンドパスフィルタを1個の検波回
路に付設すると、フィルタ特性を各システムに対応して
最適に設定することが極めて困難になる。その結果、各
信号間の妨害や干渉の可能性が高くなり、検波された後
の映像信号やステレオ信号の品質が劣化するという問題
があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題点を
解決するために成されたもので、中間周波数に変換され
た信号から映像信号成分(コンポジットビデオ信号)、
および音声信号を抽出する中間周波信号処理回路を2系
統の信号回路系に分け、第1の信号処理回路系では映像
信号とモノラル音声信号が得られるようにするととも
に、第2の信号処理回路系ではステレオの音声信号(キ
ャリア)が得られるようにしたものである。
【0007】
【作用】各放送システムに対し、ステレオ音声用のキャ
リアと、映像およびモノラル音声を分離して通過処理す
るようにしているので、例えば第1の信号処理系では音
声信号のキャリア周波数および映像信号成分を抽出する
フィルタの特性、第2の信号処理系では映像信号成分の
周波数を除去するフィルタ特性とすることができ、マル
チ受信システムであっても干渉、妨害の少ない高品質の
映像および音声信号を得ることができる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の中間周波信号処理回路のブ
ロック図を示したもので、C0 はインタキャリア方式の
中間周波信号が入力される端子を示す。この端子から入
力された信号は第1の回路系となるバッファアンプ1
0、トラップ回路11、増幅器12、少なくとも映像信
号成分とモノラル音声キャリア信号を通過させる特性を
有するバンドパスフィルタ13を通過して、IC化され
ている第1の検波回路14に供給されている。
【0009】第1の検波回路(IC)にはインタキャリ
ア方式とされている中間周波数全体を検波し、映像信号
成分と音声信号成分を検波する検波コイル(L1 、C
1 )、AFT信号成分を検出する共振回路(L2 、C
2 )が付加され、かつ、モノラル音声キャリアを検波し
て各方式のモノラル音声信号を復調する音声検波コイル
(L3 、C3 )が設けられている。音声検波コイル(L
3 、C3 )には、トランジスタQ1 、Q2 によって容量
4 、C5 が各方式の音声キャリア周波数に対応するよ
うに付加される。そして、この第1の検波回路14の出
力端子C1 、C2 、C3 、C4 からは、それぞれRF・
AGC信号、AFT信号、モノラル音声信号、映像コン
ポジット信号が得られるように構成されている。
【0010】なお、この第1の検波回路14には、音声
信号領域が数10dB低下するようなインタキャリア方
式の中間周波数が入力されることになる。そして、図示
されていないが各方式のモノラル音声キャリアや周波数
を強調するためのフィルタ回路、および僅かに残ってい
るステレオ副音声キャリア周波数が映像コンポジット信
号に混入して生じるビート妨害を抑圧するためのトラッ
プ回路を付加することもできる。端子C0 から供給され
た中間周波信号は、第2の回路系となるバッファアンプ
20、トラップ回路21、増幅器22、およびステレオ
音声キャリア信号成分を通過させるバンドパスフィルタ
23(23´)を介してステレオ音声信号成分が第2の
検波回路24に供給される。
【0011】第2の検波回路は、前述したFM変調とさ
れている各方式のステレオ音声キャリア信号をAM検波
するものであればよく、例えばこの実施例の場合ではP
LL検波方式が採用されている。そして、この第2の検
波回路24の出力端子C5 よりステレオキャリア信号が
抽出され、各ステレオ方式に対応したステレオ音声復調
回路(音声多重回路)に供給されて二重音声、又はステ
レオ信号が形成される。なお、上記第1の検波回路14
で得られるモノラル音声信号と、この第2の信号系回路
で得られるステレオ音声信号は検出されたパイロット信
号の有無、又は手動によって後段の音声回路で適宜切換
えられスピーカに供給されている。
【0012】図2は、第2の検波回路24に採用するこ
とができるPLL検波回路の具体例を示す。この図で、
31は90°移相回路、32はVCO(電圧可変発振
器)36の出力と前記90°移相回路31の出力信号を
混合(掛算)しているAM検波器であり、FM→AMの
検波出力を得るものである。33は位相比較器、34は
増幅器、35はローパスフィルタで、これらの回路はよ
く知られているようにPLL回路を構成している。VC
O36はその中心周波数を設定するLC共振回路が設け
られ、このLC回路を各放送システムに対応して調整す
ることにより、VCO36の発信周波数がステレオ音声
の第1キャリア周波数にロックされるようにコントロー
ルされる。
【0013】PLL検波回路は、疑似同期検波方式に対
してキャリア信号の純度が高いため、検波出力もS/N
の高いものが得られ、妨害波、過変調、周波数ずれ等の
悪い条件に対しても高品質のステレオ音声を得ることが
でき、特に本発明のようなマルチシステム受信機の場合
に有効になる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマルチシ
ステム中間周波信号処理回路は、中間周波数に変換され
た映像信号成分と、モノラル音声信号成分を検出する第
1の検出回路と、ステレオ音声信号成分を検波する第2
の検波回路を備えることによって、従来のマルチ受信シ
ステムで、特に生じやすい、各信号間の妨害、干渉に基
づく映像、モノラルステレオ音声の劣化をなくし、より
品質の良い検波出力を得ることができる。また、第2の
発明では、ステレオ音声用の第2の検波回路として、各
放送システムのステレオ音声キャリアを通過するバンド
パスフィルタとPLL検波方式を採用しているので、高
品位のステレオ音声を復調することができるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチシステム中間周波信号処理回路
の概要図である。
【図2】PLL検波回路の具体例を示すブロック図であ
る。
【図3】各放送システムで挿入されている中間周波数の
アロケーションの具体例を示す説明図である。
【図4】従来のマルチシステム受信機の概要図である。
【符号の説明】
13 第1のフィルタ回路 14 第1の検波回路 23 第2のフィルタ回路 24 第2の検波回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信されたテレビ放送波の中間周波数よ
    り、少なくとも映像信号成分、およびモノラル音声信号
    成分を抽出する第1のフィルタ回路と、該第1のフィル
    タ回路の出力信号を検波する第1の検波回路と、上記中
    間周波数よりステレオ音声信号成分を抽出する第2のフ
    ィルタ回路と、該第2のフィルタ回路の出力を検波する
    第2の検波回路とを備えていることを特徴とするマルチ
    システム中間周波信号処理回路。
  2. 【請求項2】 第2の検波回路として、PLL検波回路
    が使用されていることを特徴とする請求項1に記載のマ
    ルチシステム中間周波信号処理回路。
  3. 【請求項3】 第1の検波回路および第2の検波回路
    は、放送システムに対応した音声キャリア周波数を選択
    的に切換える切換回路が付加されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のマルチシステム中間周波信号処理回
    路。
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