JPH05299654A - 薄膜半導体装置 - Google Patents

薄膜半導体装置

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JPH05299654A
JPH05299654A JP4098172A JP9817292A JPH05299654A JP H05299654 A JPH05299654 A JP H05299654A JP 4098172 A JP4098172 A JP 4098172A JP 9817292 A JP9817292 A JP 9817292A JP H05299654 A JPH05299654 A JP H05299654A
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JP
Japan
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stage
electrode
tfts
type
type mos
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Withdrawn
Application number
JP4098172A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Shimada
尚幸 島田
Toshihiro Yamashita
俊弘 山下
Yasuhiro Matsushima
康浩 松島
裕 ▲高▼藤
Yutaka Takato
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】オフ状態において複数の素子に対して効果的に
印加電圧を分割して動作電圧を高くしながら、オン状態
において複数の素子のゲート電極に等しいオン電圧を加
えることによる高速動作を実現する。 【構成】本発明の薄膜半導体を用いた論理回路において
は、CMOSを構成するNMOSとPMOSとをそれぞ
れTFTの2個直列構造とする。NMOS及びPMOS
の2個のTFTのうち、電源に近い側のTFT(109
及び112)のゲート電極には前段の出力電位が与えら
れる。出力電極103側のNMOSのTFT110のゲ
ート電極には前段の2個のPMOSの間の電位が、出力
電極103側のPMOSのTFT111のゲート電極に
は前段の2個のNMOSの間の電位が加えられる。これ
によって動作速度を損なうことなくソース、ドレイン耐
圧を向上させ、論理回路の動作を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、論理回路機能を有する
薄膜半導体装置に関し、特に、液晶表示装置の駆動回路
等に構成するに適した薄膜半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の薄膜半導体装置の論理回
路のレイアウト構成の一例を示している。この論理回路
は、薄膜トランジスタ(以下「TFT」と略称する)か
ら構成されており、液晶表示装置の駆動回路等に用いら
れる。この薄膜半導体装置の等価回路が図2に示されて
いる。
【0003】この論理回路は、2段のインバータが直列
に接続された構成を有している。第1電源301はGN
D電位を供給し、第2電源305はHigh電位(Vd
d)を供給する。TFT309、310、313、31
4はn型MOSトランジスタ(NMOS)であるn型T
FTであり、n型TFT309、313のソース電極は
コンタクトホール319、320を介して第1電源30
1に接続されている。n型TFT310、314のドレ
イン電極は、コンタクトホール321、322を介し
て、それぞれ、各段インバータの出力電極303、31
7に接続されている。TFT311、312、315、
316はp型MOSトランジスタ(PMOS)であるp
型TFTである。TFT312、316のソース電極
は、コンタクトホール324、326を介して第2電源
305に、また、TFT311、315のドレイン電極
はコンタクトホール323、325を介して、それぞ
れ、出力電極303、317に接続されている。
【0004】このように、この論理回路は2段CMOS
構造を有している。CMOS構造のn型TFT部分とp
型のTFT部分とは、それぞれ、2つのTFTが直列に
接続された構成を有している。この直列に接続された2
つのTFTのうち、インバータの出力電極303、31
7に近い側のTFTのゲート電極には、電極318から
Vdd/2の定電位が供給される。
【0005】このような構成によれば、CMOS構造を
構成するスイッチング素子の耐圧が向上し、論理回路の
動作電圧が向上する。その理由を以下に説明する。図4
(a)及び(b)は、オフ状態におけるNMOSに与え
られるバイアス条件を模式的に示している。特に、図4
(a)は、通常のCMOS構造のNMOSに与えられる
バイアス条件を示している。x点の電位を仮にVdd/
2とすると、TFT41においては、Vgs=OV、V
ds=Vdd/2となる。一方、TFT42に於て、V
gs=−Vdd/2V、Vds=Vdd/2となる。通
常、液晶表示装置の駆動回路に用いられる薄膜半導体装
置は、Vdd>15V程度の範囲で動作する。この電圧
範囲の上記バイアス条件下では、TFT42の抵抗はT
FT41の抵抗よりも低い。従って、両TFT41及び
42の抵抗を釣り合わせるためには、x点の電位をVd
d/2より大きくし、Vddの70%程度にする必要が
あると考えられる。一方、図4(b)に示される電圧印
加条件下では、x点の電位がVdd/2である場合に、
TFT41及びTFT42において、ともにVgs=O
V、Vds=Vdd/2となり、両TFT41及び42
の抵抗が釣り合う。図7は、図4(a)及び(b)の構
成において、x点の電位とVddとの関係を測定した結
果を示している。測定は、チャネル幅が20μmで、チ
ャネル長が4μmのn型TFTが2個直列に接続された
構造について実行された。なお、図4(a)及び4
(b)の構成に於けるオフ時のリーク電流(Id)とV
ddとの関係が図8に示されている。
【0006】このように、TFTを2個直列させた構成
とした場合、ドレインに近い側のTFTのゲート電極に
対してVdd/2の電位を加えることによって、ソース
及びドレイン間の電圧を、より効果的に2つのTFTに
分割することができる。その結果、オフ時のリーク電流
を小さくすることができる。従って、ソース及びドレイ
ン間の耐圧が向上し、より高電圧での動作が可能とな
る。
【0007】ここでの説明は、NMOSのみについて行
ったが、PMOSについても同様であり、ドレイン側の
TFTのゲート電極にVdd/2の電圧を加えることに
よってソース及びドレイン間の耐圧を向上させることが
できる。このような構造は、例えばSID’91 DI
GEST p.535に記載されている。
【0008】図3中のA−A’に沿った断面構造を図5
に示す。図5を参照しながら、図3に示される薄膜半導
体装置の製造方法を以下に説明する。
【0009】まず、透明絶縁性基板1上に、TFTの半
導体層3及びソース、ドレイン電極2となるシリコン薄
膜を堆積した後、そのシリコン薄膜をパターニングす
る。さらに、ゲート絶縁膜4となるシリコン酸化膜と、
ゲート電極6となるn型多結晶シリコン薄膜とを順次に
形成したあと、それらの膜をパターニングし、ゲート絶
縁膜4及びゲート電極6を形成する。
【0010】次に、シリコン薄膜のソース及びドレイン
電極2となる部分へ、ゲート電極6に対して自己整合的
に、n型及びp型の不純物をドーピングする。シリコン
酸化膜5をゲート電極6を覆うようにゲート絶縁膜4上
に形成したあと、シリコン酸化膜5及びゲート絶縁膜4
中にシリコン薄膜に達するコンタクトホールを開口す
る。この後、シリコン酸化膜5上にAlSi等からなる
配線7を形成する。シリコン薄膜に対しアニール、水素
処理等を行ってもよい。
【0011】従来の構成においては、CMOSを構成す
るスイッチング素子であるNMOS及びPMOSのそれ
ぞれが、直列に接続された2つのTFTを有している。
また、NMOS及びPMOSの各々に於いて、電源電極
に近い側のTFTのゲート電極にインバータの入力信号
が供給されており、また、インバータの出力電極に近い
側のTFTのゲート電極に電圧Vdd(High)の半
分の定電圧Vdd/2が供給されていることが特徴であ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によれば、N
MOSの2つのTFTのゲート電極に加えられる電位
は、オン時に於いて、ソース側のTFTから順にVd
d、Vdd/2である。一方、ゲート電極にVdd/2
を加えない通常のCMOS構造の場合には、ゲート電極
に加えられる電位はともにVddである。従って、前者
の方がゲートバイアスが低いために電流駆動能力が後者
に比べて低く、耐圧が大きい代わりに動作速度が遅くな
っているという問題があった。
【0013】本発明の目的は、オフ状態において複数の
素子に対して効果的に印加電圧を分割して動作電圧を高
くすることと、オン状態において複数の素子のゲート電
極に等しいオン電圧を加えることによる高速動作とを、
一度に実現することができる薄膜半導体装置を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜半導体装置
は、第1入力電極と第1出力電極とを有し、該第1入力
電極にゲート電極が接続された第1段n型MOSトラン
ジスタ及び第1段p型MOSトランジスタを有する第1
段CMOSインバータと、該第1出力電極に接続された
第2入力電極と、第2出力電極とを有し、該第2入力電
極にゲート電極が接続された第2段n型MOSトランジ
スタ及び第2段p型MOSトランジスタを有する第2段
CMOSインバータと、該第1段及び第2段n型MOS
トランジスタのソース電極に接続された第1電源と、該
第1段及び第2段p型MOSトランジスタのソース電極
に接続された第2電源と、を備えた薄膜半導体装置であ
つて、更に、該第1段n型MOSトランジスタのドレイ
ン電極と該第1出力電極との間に直列に配された少なく
とも1以上の他の第1段n型MOSトランジスタと、該
第2段n型MOSトランジスタのドレイン電極と該第2
出力電極との間に直列に配された少なくとも1以上の他
の第2段n型MOSトランジスタと、該第1段p型MO
Sトランジスタのドレイン電極と該第1出力電極との間
に直列に配された少なくとも1以上の他の第1段p型M
OSトランジスタと、該第2段p型MOSトランジスタ
のドレイン電極と該第2出力電極との間に直列に配され
た少なくとも1以上の他の第2段p型MOSトランジス
タと、を備えており、該他の第1段n型MOSトランジ
スタのソース電極は、該他の第2段p型MOSトランジ
スタのゲート電極に接続され、かつ、該他の第1段p型
MOSトランジスタのソース電極は、該他の第2段n型
MOSトランジスタのゲート電極に接続されていること
によって、上記目的が達成される。
【0015】
【実施例】本発明を実施例について以下に説明する。図
1は、本発明の薄膜半導体装置の論理回路構成を示す。
本実施例を製造するプロセス等は、従来技術と同じであ
る。図1に示されるように、本実施例のCMOSインバ
ータを構成するNMOS部分及びPMOS部分は、それ
ぞれ、2つのTFTが直列に接続された構造を有してい
る。
【0016】より詳細には、第1段CMOSインバータ
は、2つの直列に接続されたNMOSトランジスタのn
型TFT113、114と、2つの直列に接続されたP
MOSトランジスタのp型TFT115、116とから
構成されている。第2段のCMOSインバータは、2つ
のNMOSトランジスタのn型TFT109、110
と、2つのPMOSトランジスタのp型TFT111、
112とから構成されている。
【0017】n型TFT109、113のソース電極
は、GND電極(第1電源)101に接続されており、
p型TFT112、116のソース電極は、Vdd電極
(第2電源)105に接続されている。
【0018】第1段のTFT113、116のゲート電
極には、インバータの入力電極106を介して、入力信
号が加えられる。2つのTFT114、115のゲート
電極108、107には、それぞれ、後で説明するよう
な電位が加えられる。第1段の出力電極118aは、第
2段のインバータの入力電極118bを介して、TFT
109、112のゲート電極に加えられる。第2段中の
TFT110のゲート電極は、第1段の2つのPMOS
の間の電極119と接続され、TFT111のゲート電
極は第1段の2つのNMOSの間の電極117と接続さ
れる。
【0019】このように、本実施例の薄膜半導体装置の
第1段CMOSインバータは、第1入力電極106と第
1出力電極118aとを有し、更に、第1入力電極10
6にゲート電極が接続された第1段n型TFT113及
び第1段p型TFT116を有している。また、第2段
CMOSインバータは、第1出力電極118aに接続さ
れた第2入力電極118bと、第2出力電極103とを
有し、更に、第2入力電極118bにゲート電極が接続
された第2段n型TFT109及び第2段p型TFT1
12を有している。
【0020】第1段及び第2段n型TFT113、10
9のソース電極は、第1電源101に接続され、第1段
及び第2段p型TFT116、112のドレイン電極
は、第2電源105に接続されている。
【0021】第1段n型TFT113のドレイン電極と
第1出力電極118aとの間には、他の第1段n型TF
T114が設けられており、第2段n型TFT109の
ドレイン電極と第2出力電極103との間には、他の第
2段n型TFT110が設けられている。また、第1段
p型TFT116のドレイン電極と第1出力電極118
aとの間には、他の第1段p型TFT115が設けられ
ており、第2段p型TFT112のドレイン電極と第2
出力電極103との間には、他の第2段p型TFT11
1が設けられている。
【0022】他の第1段n型TFT114のソース電極
は、他の第2段p型TFT111のゲート電極に接続さ
れ、かつ、他の第1段p型TFT115のドレイン電極
は、他の第2段n型TFT110のゲート電極に接続さ
れている。
【0023】上記構成を有する薄膜半導体装置の動作を
以下に説明する。まず、第1段の入力電極106および
n型TFT114のゲート電極108にVddを印加
し、TFT115のゲート電極107にVdd/2を印
加する。このとき、第1段出力電極118a及び第2段
入力電極118bにはGND電位が出力される。電極1
17の電位もGND電位である。一方、電極119は前
述の理由により、Vdd/2の電位となる。このとき、
第2段のp型TFT111、112のゲート電極には、
ともにGND電位が加えられ、両者はともにオン状態と
なる。n型TFT109のゲート電極はGND、n型T
FT110のゲート電極はVdd/2が印加される。従
って、第2段出力電極103の電位はVddであり、電
極121の電位はVdd、電極120の電位は前述の理
由によりVdd/2である。
【0024】逆に、第1段入力電極106にGND電位
を与えた場合の動作は次のようになる。p型TFT11
5のゲート電極107にはGND電位を、n型TFT1
14のゲート電極108にはVdd/2を与える。この
とき、p型TFTの115、116はともにオンである
ので、第1段の出力部118aの電位はVddとなる。
また電極119の電位はVddとなり、電極117の電
位は前述の理由によりVdd/2となる。従って、第2
段のTFTにおいては、n型TFT109、110のゲ
ート電位はともにVddとなり、p型TFT111のゲ
ート電位はVdd/2、p型TFT112のゲート電位
はVddとなり、前述の理由により動作電圧の高いバイ
アス条件を実現することができる。
【0025】このように、図1中の第1段入力電極10
6、電極107及び108と、第2段の出力電極10
3、電極120、121とが、それぞれ、電気的に対応
している。これらを接続することによって、さらに大規
模な論理回路を前述の高動作電圧バイアス条件で、しか
もオン電流を損なわないために高速度で動作させること
が可能となる。
【0026】このように本実施例によれば、オン状態に
於いてゲート電極に与えられる電位は、通常のCMOS
インバターのゲート電極に与えられる電位と同じであ
り、動作速度も同様である。一方、オフ状態においてゲ
ートに与えられる電位は、ソース及びドレイン間電圧を
効果的に分割するために、一方のゲート電極に電源電圧
の1/2の電圧を与える電位となっている。このように
して、動作速度を損なうことなく、オフ時の耐圧が向上
し、CMOSインバータの動作電圧が向上する。図9及
び図10は、それぞれ、NMOS及びPMOSのTFT
について、従来例(Vdd=20V)のオン電流と本実
施例(Vdd=20V)のオン電流との比較を示してい
る。NMOS及びPMOSの何れのTFTについても、
Vdd=20Vの場合には、オン電流が大きく増加して
おり、その結果論理回路の動作速度が大きくなる。
【0027】上記実施例では、CMOSを構成するNM
OS及びPMOSが、それぞれ、直列に配された2つの
TFTで構成されているが、本発明の薄膜半導体装置
は、それに限られず、さらに多くのTFTで構成されて
いてもよい。図6は、NMOS部分及びPMOS部分の
各々が、直列に接続された5個のTFTを有し、かつ、
それらのゲート電極が共通となった薄膜半導体装置を示
している。ここで、電極(電源)701、705の電位
は、それぞれ、GND及びVddである。入力電極70
6は、第1段の入力電極である。また、n型TFT71
5〜719は第1段のインバータを構成するNMOSで
あり、n型TFT725〜729は第2段のインバータ
を構成するNMOSである。p型TFT720〜724
及びp型TFT730〜734は、それぞれ、第1段及
び第2段のインバータを構成するPMOSである。
【0028】この実施例に於いては、第1段入力電極7
06にVdd、電極707〜710にもVddを印加
し、電極711〜714には順にVdd/5、2Vdd
/5、3Vdd/5、4Vdd/5を印加する。このと
き、電極735〜738、及びインバータの第1段出力
電極739の電位はGNDとなる。
【0029】一方、前述の理由により、電極740〜7
43の電位は、順に、Vdd/5、2Vdd/5、3V
dd/5、4Vdd/5となる。これらは、それぞれ、
図6に示されるように、第2段のインバータを構成する
TFTのゲート電極に加えられる。従って、第2段で
は、オフ状態となるNMOSがn型TFTの2個直列構
造を有する実施例と同様に、すべてのn型TFTにおい
て、Vgs=OV、Vds=Vdd/5となる。このた
め、ソース及びドレイン間電圧が5個のTFTに効果的
に分割され、高電圧動作が可能となる。また、オン状態
では、NMOSがオンの場合に、すべてのTFTのゲー
ト電極にVddが加えられ、また、PMOSがオンの場
合に、すべてのPMOSのゲート電極にGNDが加えら
れる。したがって、NMOS及びCMOSが、それぞれ
2つのTFTによって構成された実施例と同様に、5つ
のTFTで構成された本実施例においても、動作速度は
損なわれることなく、動作電圧が向上する。
【0030】また、本実施例では、NMOS及びPMO
SのTFTの直列数が等しいが、NMOSの直列数がP
MOSの直列数の倍数、あるいはPMOSの直列数がN
MOSの直列数の倍数となっていれば、上記実施例の効
果と同様の効果を得ることが可能である。
【0031】より一般的に説明すれば、NMOS部分及
びPMOS部分の各々が、n個及びm個のTFTを有
し、そのGND電源又はVdd電源から出力電極に向か
って数えてi番目及びj番目(i>j)のTFTのゲー
ト電極に接続されるドレイン電極を持つ前段のTFTの
番号をi’、j’とした場合に、j’≧i’という関係
が成立し、しかも、n個又はm個のTFTのゲート電極
が接続されるドレイン電極を持つ前段のTFTが複数個
あることによって、本発明の目的とする効果が得られ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明の薄膜半導体装置によれば、オフ
状態において複数の素子に対して効果的に印加電圧を分
割して動作電圧を高くすることと、オン状態において複
数の素子のゲート電極に等しいオン電圧を加えることに
よる高速動作とを、一度に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の回路構成を示す回路図
である。
【図2】従来の薄膜半導体装置の回路構成を示す回路図
である。
【図3】従来の薄膜半導体装置の論理回路のレイアウト
構成の一例を示す平面図であるる。
【図4】(a)は、オフ状態における通常のCMOS構
造のNMOSに与えられるバイアス条件を示す模式図で
あり、(b)は、オフ状態における他のCMOS構造の
NMOSに与えられるバイアス条件を示す模式図であ
る。
【図5】図3中のA−A’に沿った断面構造を断面図で
ある。
【図6】NMOS部分及びPMOS部分の各々が、直列
に接続された5個のTFTを有し、かつ、それらのゲー
ト電極が共通となった実施例を示している。
【図7】図4(a)及び(b)の構成において、x点の
電位とVddとの関係を測定した結果を示すグラフであ
る。
【図8】リーク電流とVddとの関係を示している。
【図9】NMOSのTFTについて、従来例のオン電流
と本実施例のオン電流との比較を示すグラフである。
【図10】PMOSのTFTについて、従来例のオン電
流と本実施例のオン電流との比較を示すグラフである。
【符号の説明】
101 GND電極(第1電源) 105 Vdd電極(第2電源) 106 インバータの入力電極 107、108 ゲート電極 109、110 n型TFT 111、112 p型TFT 113,114 n型TFT 115、116 p型TFT 117、119 電極 118a 第1段の出力電極118a 118b 第2段のインバータの入力電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼藤 裕 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1入力電極と第1出力電極とを有し、該
    第1入力電極にゲート電極が接続された第1段n型MO
    Sトランジスタ及び第1段p型MOSトランジスタを有
    する第1段CMOSインバータと、 該第1出力電極に接続された第2入力電極と、第2出力
    電極とを有し、該第2入力電極にゲート電極が接続され
    た第2段n型MOSトランジスタ及び第2段p型MOS
    トランジスタを有する第2段CMOSインバータと、 該第1段及び第2段n型MOSトランジスタのソース電
    極に接続された第1電源と、 該第1段及び第2段p型MOSトランジスタのソース電
    極に接続された第2電源と、を備えた薄膜半導体装置で
    あって、 更に、 該第1段n型MOSトランジスタのドレイン電極と該第
    1出力電極との間に直列に配された少なくとも1以上の
    他の第1段n型MOSトランジスタと、 該第2段n型MOSトランジスタのドレイン電極と該第
    2出力電極との間に直列に配された少なくとも1以上の
    他の第2段n型MOSトランジスタと、 該第1段p型MOSトランジスタのドレイン電極と該第
    1出力電極との間に直列に配された少なくとも1以上の
    他の第1段p型MOSトランジスタと、 該第2段p型MOSトランジスタのドレイン電極と該第
    2出力電極との間に直列に配された少なくとも1以上の
    他の第2段p型MOSトランジスタと、を備えており、 該他の第1段n型MOSトランジスタのソース電極は、
    該他の第2段p型MOSトランジスタのゲート電極に接
    続され、かつ、該他の第1段p型MOSトランジスタの
    ソース電極は、該他の第2段n型MOSトランジスタの
    ゲート電極に接続されている薄膜半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006010784A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Hitachi Displays Ltd 表示装置
JP2011022587A (ja) * 2010-08-02 2011-02-03 Hitachi Displays Ltd 表示装置
JP2020127031A (ja) * 2008-10-24 2020-08-20 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置

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