JPH05298950A - ポリマー碍子 - Google Patents

ポリマー碍子

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JPH05298950A
JPH05298950A JP4129767A JP12976792A JPH05298950A JP H05298950 A JPH05298950 A JP H05298950A JP 4129767 A JP4129767 A JP 4129767A JP 12976792 A JP12976792 A JP 12976792A JP H05298950 A JPH05298950 A JP H05298950A
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JP
Japan
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tension member
polymer insulator
polymer
insulator
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JP4129767A
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Takeo Munakata
武男 宗像
Yutaka Matsuzaki
豊 松崎
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリマー碍子に高い曲げ剛性を付与する。 【構成】 ポリマー碍子10は、テンションメンバ14
とその上に取付けられた絶縁樹脂製の複数の傘16とか
ら成っている。テンションメンバ14は、繊維強化樹脂
製の複数の心材20の束22から成っている。従って、
テンションメンバ14は、1本の太い心材で形成する場
合よりも曲げ剛性を大きくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐張碍子、懸垂碍子、
鉄道用碍子又は相間スペーサとして用いられる高分子ポ
リマー材料から作られたポリマー碍子の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から送電線を電気的に絶縁して支持
するために磁器製の碍子が広く用いられていたが、最
近、軽量で塩分が付着し難いポリマー碍子が開発され使
用されている。
【0003】ポリマー碍子は、繊維強化樹脂製のテンシ
ョンメンバとこのテンションメンバの上にシリコンゴム
やエチレンプロピレンジモノマー(EPDM)等の高分
子ポリマーを一体にモールドして形成された円盤状の傘
とから成っている(特開昭63−193413号公報及
び米国特許第4,246,696号明細書)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このポリマー碍子が相
間スペーサとして用いられる場合最も問題となるのはポ
リマー碍子の曲げ強度である。ギャロッピング現象や着
氷雪が電線から一斉に脱落した際の跳ね上がり現象、即
ちスリートジャンプ等が発生した場合、相間スペーサ自
体に圧縮力が作用し、相間スペーサの曲げ強度が弱い
と、相間スペーサが座屈によって弓状に曲がって折れる
ことがあり、またこの際の電線の過剰接近によって相間
スペーサの機能を果たすことができなくなる欠点があっ
た。
【0005】特に、相間距離が5〜10mもある220
〜500kV級の送電線に用いられる相間スペーサの座
屈強度を高めるために、繊維強化樹脂のテンションメン
バを太くすると、ポリマー碍子の重量が著しく増大し、
また製造が困難で高価となる欠点があった。
【0006】本発明の目的は、上記の欠点を回避し、高
い曲げ剛性を有し、軽量であるポリマー碍子を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の課題解決
手段は、繊維強化樹脂製のテンションメンバとこのテン
ションメンバに間隔をあけて設けられたポリマー製の複
数の傘とから成るポリマー碍子において、テンションメ
ンバは、繊維強化樹脂の複数の心材の束から成っている
ことを特徴とするポリマー碍子を提供することにある。
【0008】本発明の第2の課題解決手段は、繊維強化
樹脂製のテンションメンバとこのテンションメンバに間
隔をあけて設けられたポリマー製の複数の傘とから成る
ポリマー碍子において、テンションメンバは、繊維強化
樹脂の複数の心材の束から成り、この心材の束は結束材
によって一括して結束されていることを特徴とするポリ
マー碍子を提供することにある。
【0009】
【作用】このように、ポリマー碍子のテンションメンバ
を繊維強化樹脂の複数の心材を束ねて形成すると、一本
の太い心材から形成する場合に比べて曲げ強度が向上
し、特にこの心材の束を結束材で結束すると、テンショ
ンメンバが曲げを受けた場合に扁平となることがなく、
曲げ強度が一層向上する。また、細い心材は太い心材に
比べて製造が容易であるので有利である。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべ
ると、図1は本発明に係るポリマー碍子10の使用状態
を示し、図示の実施例では、2導体送電線12の相間ス
ペーサとして使用されているのが示されている。このポ
リマー碍子10においては、図2に示すように、テンシ
ョンメンバ14の上にシリコンゴムやエチレンプロピレ
ンゴム(EPR)又はエチレンプロピレンジモノマー
(EPDM)等の高絶縁性、耐候性、撥水性に優れた高
分子ポリマーを一体にモールドして形成された複数の円
盤状の傘16群が設けられており、テンションメンバ1
4の両端にはアルミニウム合金、ダクタイル又は可鍛性
金属から形成された連結金具18が固着されている。
【0011】図示の実施例では、傘16は、交互に直径
が異なっているが、直径が同じでもよいし、また幾つか
の第1の直径の同じものを並べ、次にまた幾つかの第1
とは異なる第2の直径の同じものを並べてもよい。これ
らの傘16は、テンションメンバ14の外径よりも大き
な内径を有する成形体を嵌合して外部加熱によって収縮
硬化させて固定してもよいし、テンションメンバ14の
上に直接成形してもよい。
【0012】テンションメンバ14は、図2に示すよう
に、複数の繊維強化樹脂製の心材20の束22から成っ
ている。この心材の束22は、心材20を単に束ねるだ
けで形成されている。このように、ポリマー碍子10の
テンションメンバ14を繊維強化樹脂の複数の心材20
を束ねて形成すると、一本の太い心材から形成する場合
のように曲げを受けた場合に座屈することがなく、曲げ
強度が向上する。尚、この心材20は中実でもよいが、
パイプ状の中空であると、重量を一層軽減することがで
きるので好ましい。
【0013】図3及び図4は本発明の他の実施例による
ポリマー碍子10を示し、このポリマー碍子10は、テ
ンションメンバ14が変形されていることを除いて図2
のポリマー碍子と全く同じである。このテンションメン
バ14は、図5(A)及び(B)に示すように、複数の
心材20の束22を結束する結束材24を備えている。
このように、心材20の束22を結束材24で結束する
と、テンションメンバ14が曲げを受けた場合に扁平と
なることがなく、曲げ強度が一層向上する。
【0014】図5の実施例では、結束材24は、心材2
0の束22の少なくとも1ケ所を結束する内部結束スリ
ーブ26と外部結束スリーブ28とから成る2層構造を
有している。内部結束スリーブ26は、低い加熱温度で
融着するポリエチレン樹脂等の絶縁性樹脂から成り、ま
た外部結束スリーブ28は、熱硬化性ポリマー又は超高
分子量ポリマーあるいは銅系、ニッケル−チタン系合金
等のように加熱されると収縮してテンションメンバ14
に締め付けられる形状記憶樹脂あるいは形状記憶合金か
ら成っている。従って、結束材24は、外部結束スリー
ブ28によって内部結束スリーブ26を介して締め付け
られて複数の心材20を結束する。この結束材24は、
短尺の碍子の場合には1つでもよいが、長い碍子では長
手方向に間隔をあけて設けられ、例えば50cmの間隔
で設けられる。尚、この結束スリーブ26、28は、絶
縁性樹脂の外に例えばアルミニウムスリーブとしてもよ
く、この場合にはスリーブを圧縮して結束する。
【0015】また、テンションメンバ14の結束材24
は、図6に示すように、心材20の束22の全長に亙っ
て被せて取付けてもよい。この結束材24は、図3の結
束材と全く同じであり、内部結束スリーブ24と外部結
束スリーブ26とは、それぞれ熱融着性及び熱収縮性
(形状記憶性)の絶縁樹脂や形状記憶合金から形成され
ている。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、テンシ
ョンメンバは、繊維強化樹脂の心材の束から成っている
ので、一本の太い心材を用いる場合に比べて曲げ強度が
向上し、従って相間スペーサとして用いた場合に電線の
異常接近を起こすことがなく、またこの心材の束を束ね
ることによって曲げを受けた場合に扁平に潰れることが
なく、曲げ強度が一層向上する。更に繊維強化樹脂の心
材は太くなくてよいので、製造が容易であり、安価に提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るポリマー碍子の使用状態の正面図
である。
【図2】本発明の一実施例によるポリマー碍子の一部を
断面で示す正面図である。
【図3】本発明の他の実施例によるポリマー碍子の一部
を断面で示す正面図である。
【図4】図3のポリマー碍子の4−4線断面図である。
【図5】図3及び図4に用いられるテンションメンバを
示し、(A)は一部を断面で示す拡大正面図、(B)は
(A)のB−B線断面図である。
【図6】テンションメンバの変形例の切り口を示す正面
図である。
【符号の説明】
10 ポリマー碍子 12 送電線 14 テンションメンバ 16 円盤状の傘 18 連結金具 20 心材 22 束 24 結束材 26 内部結束スリーブ 28 外部結束スリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:06 B29L 31:24 4F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維強化樹脂製のテンションメンバと前
    記テンションメンバに間隔をあけて設けられたポリマー
    製の複数の傘とから成るポリマー碍子において、前記テ
    ンションメンバは、繊維強化樹脂の複数の心材の束から
    成っていることを特徴とするポリマー碍子。
  2. 【請求項2】 繊維強化樹脂製のテンションメンバと前
    記テンションメンバに間隔をあけて設けられたポリマー
    製の複数の傘とから成るポリマー碍子において、前記テ
    ンションメンバは、繊維強化樹脂の複数の心材の束から
    成り、前記心材の束は結束材によって一括して結束され
    ていることを特徴とするポリマー碍子。
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JP2007080732A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Chugoku Electric Power Co Inc:The 電線の電波障害低減金具及び電線の電波障害低減方法
JP5751567B1 (ja) * 2014-05-27 2015-07-22 株式会社アデューテック 樹脂チューブ及び樹脂チューブの印字方法

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