JPH05298847A - ハードディスク装置 - Google Patents
ハードディスク装置Info
- Publication number
- JPH05298847A JPH05298847A JP10140992A JP10140992A JPH05298847A JP H05298847 A JPH05298847 A JP H05298847A JP 10140992 A JP10140992 A JP 10140992A JP 10140992 A JP10140992 A JP 10140992A JP H05298847 A JPH05298847 A JP H05298847A
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- Japan
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- hard disk
- head
- floating
- disk device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ハードディスク装置において、CSS特性を良
好にすること、及びハードディスク及び浮動ヘッドの長
寿命化を図ることを目的とする。 【構成】回転時にハードディスク4の表面から浮上して
記録媒体面に記録及び/又は再生を行う浮動ヘッド8を
備えたハードディスク装置において、ハードディスク4
の退避領域21a、21bの表面高さを記録媒体面18
a、18bの表面より高くする。
好にすること、及びハードディスク及び浮動ヘッドの長
寿命化を図ることを目的とする。 【構成】回転時にハードディスク4の表面から浮上して
記録媒体面に記録及び/又は再生を行う浮動ヘッド8を
備えたハードディスク装置において、ハードディスク4
の退避領域21a、21bの表面高さを記録媒体面18
a、18bの表面より高くする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報信号記録再生装置
に用いられるハードディスク装置に関する。
に用いられるハードディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のハードディスク装置は、例えばハ
ードディスク駆動用スピンドルモータの回転開始時と停
止時にその浮動ヘッド(フライングヘッド)がハードデ
ィスクの表面に接触すること(コンタクト スタート
ストップ方式、以下CSS方式と記す)を前提としてお
り、この接触によるハードディスクの摩耗や損傷は避け
られなかった。
ードディスク駆動用スピンドルモータの回転開始時と停
止時にその浮動ヘッド(フライングヘッド)がハードデ
ィスクの表面に接触すること(コンタクト スタート
ストップ方式、以下CSS方式と記す)を前提としてお
り、この接触によるハードディスクの摩耗や損傷は避け
られなかった。
【0003】また、ハードディスクに情報信号を記録又
は再生しない時は、浮動ヘッドをハードディスクの表面
から離しておき、情報信号を記録又は再生する時は、例
えば浮動ヘッド装置のサスペンションに圧電素子を用い
電圧を印加すると、サスペンションが変形することを利
用して、浮動ヘッドとハードディスクの表面とのスペー
シングが接近するように構成した(コンタクト スター
ト ストップ フリー方式、以下CSS Free方式
と記す)ハードディスク装置が特開昭63−10857
6号等で提案されている。
は再生しない時は、浮動ヘッドをハードディスクの表面
から離しておき、情報信号を記録又は再生する時は、例
えば浮動ヘッド装置のサスペンションに圧電素子を用い
電圧を印加すると、サスペンションが変形することを利
用して、浮動ヘッドとハードディスクの表面とのスペー
シングが接近するように構成した(コンタクト スター
ト ストップ フリー方式、以下CSS Free方式
と記す)ハードディスク装置が特開昭63−10857
6号等で提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハードディスク装置において、CSS方式ではディスク
回転開始・停止時に浮動ヘッドのヘッドスライダがハー
ドディスクの表面にはりついたり、またこすったりする
ために、浮動ヘッド及びハードディスクの表面に損傷を
与える。このためにドロップアウトが発生し、記録又は
再生時に信号欠損(コードエラー)を生ずる。また、C
SS特性も悪く寿命も短い。
ハードディスク装置において、CSS方式ではディスク
回転開始・停止時に浮動ヘッドのヘッドスライダがハー
ドディスクの表面にはりついたり、またこすったりする
ために、浮動ヘッド及びハードディスクの表面に損傷を
与える。このためにドロップアウトが発生し、記録又は
再生時に信号欠損(コードエラー)を生ずる。また、C
SS特性も悪く寿命も短い。
【0005】また、CSS Free方式では、浮動ヘ
ッド装置の構造が複雑で高価になる。また、安定した回
転時にCSS Free機構を解除して、浮動ヘッドを
ハードディスクの記録媒体面に接近せしめて所要の浮上
量(フライングハイト)で記録又は再生を行うために、
作動時間がCSS方式と比較して余分にかかる。
ッド装置の構造が複雑で高価になる。また、安定した回
転時にCSS Free機構を解除して、浮動ヘッドを
ハードディスクの記録媒体面に接近せしめて所要の浮上
量(フライングハイト)で記録又は再生を行うために、
作動時間がCSS方式と比較して余分にかかる。
【0006】本発明は、このような従来の問題点を解消
するためになされたものであって、CSS特性の良好
な、また、ハードディスク及び浮動ヘッドの長寿命化を
図ったハードディスク装置を提供することを目的にして
いる。
するためになされたものであって、CSS特性の良好
な、また、ハードディスク及び浮動ヘッドの長寿命化を
図ったハードディスク装置を提供することを目的にして
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明が提供する手段は、ハードディスク装置におい
て、浮動ヘッド(フライングヘッド)をディスク回転開
始・停止時にハードディスクの表面上に接触するように
成したハードディスクの退避領域(ランディングゾー
ン)の表面高さを、安定した回転時に情報信号を記録及
び/又は再生するように成した記録媒体領域の表面高さ
より高く構成するようにしたものである。そして、この
退避領域に粒径0.1μm以下の微粒子を堆積固定した
被膜を構成するようにしたものである。
の本発明が提供する手段は、ハードディスク装置におい
て、浮動ヘッド(フライングヘッド)をディスク回転開
始・停止時にハードディスクの表面上に接触するように
成したハードディスクの退避領域(ランディングゾー
ン)の表面高さを、安定した回転時に情報信号を記録及
び/又は再生するように成した記録媒体領域の表面高さ
より高く構成するようにしたものである。そして、この
退避領域に粒径0.1μm以下の微粒子を堆積固定した
被膜を構成するようにしたものである。
【0008】
【作用】ハードディスク駆動用スピンドルモータの回転
開始時と停止時に、その浮動ヘッドがハードディスクの
表面に接触する退避領域の摺動面を、粒径が0.1μm
以下の耐摩耗材料を含む固気2相流の噴射によって堆積
固定させ、被膜の形成が行われる。このことにより浮動
ヘッドとハードディスクの損傷を防止し、CSS特性の
向上が図られる。また、同様に長寿命化が十分に図られ
る。
開始時と停止時に、その浮動ヘッドがハードディスクの
表面に接触する退避領域の摺動面を、粒径が0.1μm
以下の耐摩耗材料を含む固気2相流の噴射によって堆積
固定させ、被膜の形成が行われる。このことにより浮動
ヘッドとハードディスクの損傷を防止し、CSS特性の
向上が図られる。また、同様に長寿命化が十分に図られ
る。
【0009】また、ハードディスク駆動用スピンドルモ
ータの回転開始時と停止時に、その浮動ヘッドがハード
ディスクの表面と接触する退避領域の表面高さを、安定
した回転時に情報信号を記録又は再生する記録媒体領域
の表面高さより高くしたので、CSS時には浮動ヘッド
を退避領域に退避させ、安定した浮上状態に達すると前
記浮動ヘッドを前記記録媒体面に瞬時に揺動させて、所
定の浮上量で記録又は再生が行われる。
ータの回転開始時と停止時に、その浮動ヘッドがハード
ディスクの表面と接触する退避領域の表面高さを、安定
した回転時に情報信号を記録又は再生する記録媒体領域
の表面高さより高くしたので、CSS時には浮動ヘッド
を退避領域に退避させ、安定した浮上状態に達すると前
記浮動ヘッドを前記記録媒体面に瞬時に揺動させて、所
定の浮上量で記録又は再生が行われる。
【0010】また、浮動ヘッドを記録媒体面から退避領
域に退避させる場合にも、退避領域の表面高さを浮上量
より大きくしたので、浮動ヘッドが退避領域の表面に接
触することなく、瞬時に揺動が行われる。
域に退避させる場合にも、退避領域の表面高さを浮上量
より大きくしたので、浮動ヘッドが退避領域の表面に接
触することなく、瞬時に揺動が行われる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のハードディスク装置に適用し
た一実施例を図面を参照して説明する。まず、図1によ
って、ハードディスク装置全体を説明する。密閉容器
(エンクロジャ)1内に取り付けられたスピンドルモー
タ2のディスクハブ3に記録媒体である一枚又は複数枚
のハードディスク4が複数のねじ5及びディスク押え6
によって固着され、これらのハードディスク4はスピン
ドルモータ2によって矢印a方向に高速で回転駆動され
るように構成されている。
た一実施例を図面を参照して説明する。まず、図1によ
って、ハードディスク装置全体を説明する。密閉容器
(エンクロジャ)1内に取り付けられたスピンドルモー
タ2のディスクハブ3に記録媒体である一枚又は複数枚
のハードディスク4が複数のねじ5及びディスク押え6
によって固着され、これらのハードディスク4はスピン
ドルモータ2によって矢印a方向に高速で回転駆動され
るように構成されている。
【0012】これらのハードディスク4を記録及び/又
は再生する浮動ヘッド(フライングヘッド)8はヘッド
スライダ9を有していて、ステンレス鋼の材料を用いた
サスペンション10を介してヘッドアクチュエータアー
ム11の先端に取り付けられている。このヘッドアクチ
ュエータアーム11は、密閉容器1内に取り付けられた
ヘッドアクチュエータアーム軸12を中心に回動型リニ
アモータ13によって矢印b、c方向に揺動(ヨーイン
グ)されるように構成されている。
は再生する浮動ヘッド(フライングヘッド)8はヘッド
スライダ9を有していて、ステンレス鋼の材料を用いた
サスペンション10を介してヘッドアクチュエータアー
ム11の先端に取り付けられている。このヘッドアクチ
ュエータアーム11は、密閉容器1内に取り付けられた
ヘッドアクチュエータアーム軸12を中心に回動型リニ
アモータ13によって矢印b、c方向に揺動(ヨーイン
グ)されるように構成されている。
【0013】なお、回動型リニアモータ13は、密閉容
器1内に上下から対向させて水平状に取り付けられた上
下各一対の着磁マグネット14及びヨーク15の中間に
ヘッドアクチュエータアーム11の他端に取り付けられ
たコイル16を水平状に配置して構成されている。
器1内に上下から対向させて水平状に取り付けられた上
下各一対の着磁マグネット14及びヨーク15の中間に
ヘッドアクチュエータアーム11の他端に取り付けられ
たコイル16を水平状に配置して構成されている。
【0014】そして、このハードディスク装置は、密閉
容器1内において、ハードディスク4を矢印a方向に高
速回転させて、ハードディスク4の表面上を矢印a方向
に高速で流れる空気流を発生させる。そして、この空気
流による空気軸受の原理を利用したヘッドスライダの浮
上力によって、浮動ヘッド8をサスペンション10のバ
ネ力に抗してハードディスク4の表面から0.1〜0.
3μmの浮上量で浮上させる。
容器1内において、ハードディスク4を矢印a方向に高
速回転させて、ハードディスク4の表面上を矢印a方向
に高速で流れる空気流を発生させる。そして、この空気
流による空気軸受の原理を利用したヘッドスライダの浮
上力によって、浮動ヘッド8をサスペンション10のバ
ネ力に抗してハードディスク4の表面から0.1〜0.
3μmの浮上量で浮上させる。
【0015】そして、この浮動ヘッド8をヘッドアクチ
ュエータアーム11によって、ヘッドアクチュエータア
ーム軸12を中心にハードディスク4のほぼ半径方向に
矢印b又はc方向に円弧状に揺動させて、ハードディス
ク4の記録及び/又は再生を行うものである。
ュエータアーム11によって、ヘッドアクチュエータア
ーム軸12を中心にハードディスク4のほぼ半径方向に
矢印b又はc方向に円弧状に揺動させて、ハードディス
ク4の記録及び/又は再生を行うものである。
【0016】次に、ハードディスク4を図2、図3を用
いて説明する。図2はハードディスク4の平面図、図3
は図2の正面断面図である。このハードディスク4にお
いて、まず、ディスク基板17の表面に形成された記録
媒体面18を以下の符号で定義する。18a、18bは
記録媒体面の両面を示す。19a、19bは記録媒体面
18a、18bの最内周部、20a、20bは記録媒体
面18a、18bの最外周部、21a、21bは記録媒
体面18a、18bの最内周部19a、19bよりも内
周部に形成された退避領域(ランディングゾーン)であ
る。
いて説明する。図2はハードディスク4の平面図、図3
は図2の正面断面図である。このハードディスク4にお
いて、まず、ディスク基板17の表面に形成された記録
媒体面18を以下の符号で定義する。18a、18bは
記録媒体面の両面を示す。19a、19bは記録媒体面
18a、18bの最内周部、20a、20bは記録媒体
面18a、18bの最外周部、21a、21bは記録媒
体面18a、18bの最内周部19a、19bよりも内
周部に形成された退避領域(ランディングゾーン)であ
る。
【0017】そして、ハードディスク4のその基板17
はアルミニウム材料を用いた。また、ハードディスク4
の形状寸法であるが、一実施例では外径D1 =65m
m、内径D2 =20mm、厚みT=約0.9mmであ
る。
はアルミニウム材料を用いた。また、ハードディスク4
の形状寸法であるが、一実施例では外径D1 =65m
m、内径D2 =20mm、厚みT=約0.9mmであ
る。
【0018】図4はハードディスク4と浮上ヘッド8と
の関係を示した図3の拡大説明図である。図4におい
て、まず、パソコンの本体又はハードディスク装置の電
源を切った状態では、浮動ヘッド8a、8bは、ハード
ディスク4の退避領域21a、21bに退避し、浮動ヘ
ッド8a、8bのヘッドスライダ9a、9bはハードデ
ィスク4の退避領域21a、21bの表面に接触した状
態になる。
の関係を示した図3の拡大説明図である。図4におい
て、まず、パソコンの本体又はハードディスク装置の電
源を切った状態では、浮動ヘッド8a、8bは、ハード
ディスク4の退避領域21a、21bに退避し、浮動ヘ
ッド8a、8bのヘッドスライダ9a、9bはハードデ
ィスク4の退避領域21a、21bの表面に接触した状
態になる。
【0019】次に、外付けのハードディスク装置の場合
は、まず一番にハードディスク装置のスイッチを入れ、
ハードディスク4の回転が安定するまで待つ。次にパソ
コンのスイッチを入れると作動状態となる。ここで、浮
動ヘッド8a、8bを矢印b方向(図1)に揺動させる
と記録媒体面18a、18bの最内周部19a、19b
から最外周部20a、20bになるに従ってハードディ
スク4の線速度に比例して浮動ヘッド8a、8bの浮上
量はAからBへと増大する。
は、まず一番にハードディスク装置のスイッチを入れ、
ハードディスク4の回転が安定するまで待つ。次にパソ
コンのスイッチを入れると作動状態となる。ここで、浮
動ヘッド8a、8bを矢印b方向(図1)に揺動させる
と記録媒体面18a、18bの最内周部19a、19b
から最外周部20a、20bになるに従ってハードディ
スク4の線速度に比例して浮動ヘッド8a、8bの浮上
量はAからBへと増大する。
【0020】即ち、この浮上量の増大が磁気ディスクを
用いた場合スペーシングロスとなり、再生出力を劣化さ
せる原因となり、このため低浮上量にさせることが超高
密度記録を行うための必要充分条件となる。
用いた場合スペーシングロスとなり、再生出力を劣化さ
せる原因となり、このため低浮上量にさせることが超高
密度記録を行うための必要充分条件となる。
【0021】また、パソコン本体のスイッチを切り、ハ
ードディスク装置のスイッチを切ると、浮動ヘッド8
a、8bは、矢印c方向(図1)に揺動し、その浮上量
はBからAへと減少しながら記録媒体面18a、18b
から退避領域21a、21bに移動する。
ードディスク装置のスイッチを切ると、浮動ヘッド8
a、8bは、矢印c方向(図1)に揺動し、その浮上量
はBからAへと減少しながら記録媒体面18a、18b
から退避領域21a、21bに移動する。
【0022】この場合、一実施例ではハードディスク4
の退避領域21a、21bの表面高さHを浮上量Aより
小さくすることにより、ヘッドスライダ9a、9bが矢
印c方向に揺動中に、退避領域21a、21bの表面に
ぶつかったり、またひっかかったりすることもなく、所
要の退避領域21a、21bに配置することができる。
の退避領域21a、21bの表面高さHを浮上量Aより
小さくすることにより、ヘッドスライダ9a、9bが矢
印c方向に揺動中に、退避領域21a、21bの表面に
ぶつかったり、またひっかかったりすることもなく、所
要の退避領域21a、21bに配置することができる。
【0023】また、退避領域21a、21bの表面高さ
Hと浮上量Aとの間隙A−Hは、0.1μm以下である
ため、ヘッドスライダ9a、9bを退避領域21a、2
1bの表面に軟着陸させることができ、振動、衝撃を生
ずることがないので、浮動ヘッド8a、8bにダメージ
を与えないし、ハードディスク4にダメージを与えるこ
とがない。
Hと浮上量Aとの間隙A−Hは、0.1μm以下である
ため、ヘッドスライダ9a、9bを退避領域21a、2
1bの表面に軟着陸させることができ、振動、衝撃を生
ずることがないので、浮動ヘッド8a、8bにダメージ
を与えないし、ハードディスク4にダメージを与えるこ
とがない。
【0024】また、この装置を作動させ、安定した回転
になると、退避領域21a、21bの表面から浮動ヘッ
ド8a、8bは安定した浮上状態で記録媒体面18a、
18bへと矢印b方向に揺動し、円滑に記録及び/又は
再生を行うことになる。
になると、退避領域21a、21bの表面から浮動ヘッ
ド8a、8bは安定した浮上状態で記録媒体面18a、
18bへと矢印b方向に揺動し、円滑に記録及び/又は
再生を行うことになる。
【0025】このような退避領域21a、21bの表面
には、粒径0.1μm以下のSi3N4 、SiO2 、A
l2 O3 等の耐摩耗材料を80〜200m/secの噴
射速度で高速噴射して、これらの表面に堆積固定させ、
被膜を形成させると、CSS特性が良好であり、またハ
ードディスク4及び浮動ヘッド8の長寿命化を図ること
ができる。
には、粒径0.1μm以下のSi3N4 、SiO2 、A
l2 O3 等の耐摩耗材料を80〜200m/secの噴
射速度で高速噴射して、これらの表面に堆積固定させ、
被膜を形成させると、CSS特性が良好であり、またハ
ードディスク4及び浮動ヘッド8の長寿命化を図ること
ができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、前記ハ
ードディスクの退避領域の表面高さを浮動ヘッドの安定
した浮上状態における浮上量より小さくし、この退避領
域に粒径0.1μm以下のAl2 O3 、Si3 N4 、S
iO2 の耐摩耗材料をその表面に堆積固定し、被膜を形
成させたので、CSS特性の良好な、また、ハードディ
スク及び浮動ヘッドの長寿命化を図ることができる。
ードディスクの退避領域の表面高さを浮動ヘッドの安定
した浮上状態における浮上量より小さくし、この退避領
域に粒径0.1μm以下のAl2 O3 、Si3 N4 、S
iO2 の耐摩耗材料をその表面に堆積固定し、被膜を形
成させたので、CSS特性の良好な、また、ハードディ
スク及び浮動ヘッドの長寿命化を図ることができる。
【0027】
【図1】 本発明のハードディスク装置の概略平面図で
ある。
ある。
【図2】 図1の装置に載置したハードディスクの平面
図である。
図である。
【図3】 図2の正面断面図である。
【図4】 図3の拡大正面断面図である。
1 密閉容器 2 スピンドルモータ 3 ディスクハブ 4 ハードディスク 5 ねじ 6 ディスク押え 8 浮動ヘッド(フライングヘッド) 9 ヘッドスライダ 10 サスペンション 11 ヘッドアクチュエータアーム 12 ヘッドアクチュエータアーム軸 13 回動型リニアモータ 14 着磁マグネット 15 ヨーク 16 コイル 17 ディスク基板 18、18a、18b 記録媒体面 19、19a、19b 最内周部 20、20a、20b 最外周部 21、21a、21b 退避領域(ランディングゾー
ン) D1 ハードディスク4の外径 D2 ハードディスク4の内径 T ハードディスク4の厚み A ハードディスク4の最内周部での浮動ヘッドの浮上
量 B ハードディスク4の最外周部での浮動ヘッドの浮上
量 H 退避領域21a、21bの被膜の厚み
ン) D1 ハードディスク4の外径 D2 ハードディスク4の内径 T ハードディスク4の厚み A ハードディスク4の最内周部での浮動ヘッドの浮上
量 B ハードディスク4の最外周部での浮動ヘッドの浮上
量 H 退避領域21a、21bの被膜の厚み
Claims (3)
- 【請求項1】 回転時にハードディスクの表面から浮上
して記録媒体面に記録及び/又は再生を行う浮動ヘッド
を備えたハードディスク装置において、前記浮動ヘッド
をディスク回転開始・停止時に、前記ハードディスクの
表面上に接触するように成した該ハードディスクの退避
領域の表面高さを、安定した回転時に情報信号を記録及
び/又は再生するように成した記録媒体領域の表面より
高くしたことを特徴とするハードディスク装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のハードディスク装置にお
いて、前記ハードディスクの退避領域の表面高さは、浮
動ヘッドの安定した浮上状態における浮上量より小さい
ことを特徴とするハードディスク装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のハードディスク装置にお
いて、前記ハードディスクの退避領域に粒径0.1μm
以下の微粒子を堆積固定したことを特徴とするハードデ
ィスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10140992A JPH05298847A (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | ハードディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10140992A JPH05298847A (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | ハードディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05298847A true JPH05298847A (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=14299921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10140992A Pending JPH05298847A (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | ハードディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05298847A (ja) |
-
1992
- 1992-04-21 JP JP10140992A patent/JPH05298847A/ja active Pending
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