JPH0529841A - 温度補償付き増幅回路 - Google Patents

温度補償付き増幅回路

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JPH0529841A
JPH0529841A JP3205685A JP20568591A JPH0529841A JP H0529841 A JPH0529841 A JP H0529841A JP 3205685 A JP3205685 A JP 3205685A JP 20568591 A JP20568591 A JP 20568591A JP H0529841 A JPH0529841 A JP H0529841A
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JP
Japan
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gain
converter
temperature
amplifier circuit
circuit
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Application number
JP3205685A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Yamamoto
好彦 山本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0529841A publication Critical patent/JPH0529841A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度変動に対して常に一定の利得を保つこと
ができる増幅回路を得ることを目的とする。 【構成】 差動増幅器1の帰環回路に、この帰環回路の
利得の制御を行なうD/Aコンバータ4を設けるととも
に、温度計測手段5により周囲温度を計測し、この周囲
温度の信号を基に、増幅回路の利得が一定になるように
D/Aコンバータ4に信号を出力する記憶手段5とを備
えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、音声や画像等アナロ
グ信号を増幅する増幅回路に温度補償機能を付け加え
た、温度補償付き増幅回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の増幅回路を示すブロック図
であり、図において、1は差動増幅器、2は入力抵抗、
3は帰還抵抗である。
【0003】次に動作について説明する。図5に示した
増幅回路の入力端子に一定の電圧V1 を加えると、増幅
回路の出力端子には、次に式(1)で表わされる電圧が
得られる。
【0004】 V2=−(RF/RIN)V1 (1)
【0005】ここでRIN は入力抵抗2、RFは帰還抵抗
3である。すなわち図5に示した増幅回路において、そ
の利得は入力抵抗2と、帰還抵抗3によって決定され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の増幅回路は以上
のように構成されているので、周囲の温度変化により、
入力抵抗と帰還抵抗の抵抗値が温度変動し、これによっ
て利得変動し、また入力抵抗と帰還抵抗の温度係数にば
らつきがあるため、利得変動が不規則で温度補償が難し
いなどの問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、温度変動に対して常に一定の利
得を保つことができる増幅回路を得ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この請求項1に記載の発
明に係る温度補償付き増幅回路は、差動増幅器の帰還回
路に、この帰還回路の利得の制御を行なうD/Aコンバ
ータを設けるとともに、温度計測手段により周囲温度を
計測し、この周囲温度の信号を基に、増幅回路の利得が
一定になるようにD/Aコンバータに信号を出力する記
憶手段とを備えたものである。
【0009】この請求項2に記載の発明に係る温度補償
付き増幅回路は、差動増幅器の帰還回路に、この帰還回
路の利得の制御を行なうために回路網の抵抗値を可変で
きるラダー抵抗回路網を設けるとともに、温度計測手段
より周囲温度を計測し、この周囲温度の信号を基に、増
幅回路の利得が一定になるようにラダー抵抗回路網に信
号を出力する記憶手段とを備えたものである。
【0010】この請求項3に記載の発明に係る温度補償
付き増幅回路は、差動増幅器の帰還回路に、この帰還回
路の利得の制御を行なうD/Aコンバータを設けるとと
もに、温度計測手段により周囲温度を計測し、この周囲
温度の信号を基に、増幅回路の利得が一定になるように
D/Aコンバータに信号を出力し、また制御装置で書き
換え可能な書き換え可能記憶手段とを備えたものであ
る。
【0011】
【作用】この請求項1に記載の発明におけるD/Aコン
バータは、周囲温度の信号を基に記憶手段より増幅回路
の利得が一定になるような信号を入力することにより、
帰還回路の利得を制御し、増幅回路の利得の温度補償を
行なう。
【0012】この請求項2に記載の発明におけるラダー
抵抗回路網は、周囲温度の信号を基に記憶手段より増幅
回路の利得が一定になるような信号を入力することによ
り、回路網の接点を開閉し、帰還回路の帰還電圧を制御
し、増幅回路の利得の温度補償を行なう。
【0013】この請求項3に記載の発明における書き換
え可能記憶手段は、周囲温度の信号を基に増幅回路の利
得が一定とするような信号をD/Aコンバータに出力
し、また制御装置により書き換えられることにより、D
/Aコンバータに出力する信号を微調整し、増幅回路の
利得の温度補償を行なうとともに、温度補償の微調整を
行なう。
【0014】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。なお、図中従来技術である図5に示し
たものと同一の構成部分には同一符号を付して、その重
複する説明を省略する。
【0015】図1はこの請求項1に記載の発明の一実施
例による温度補償付き増幅回路を示すブロック図であ
り、図において、4は差動増幅器1の帰還回路に設けら
れ、デジタル−アナログ変換機能を有し、この帰還回路
の利得を制御する乗積型D/Aコンバータ(D/Aコン
バータ)である。
【0016】5は温度検出手段としての温度センサー、
6はこの温度センサー5からのアナログ信号を入力し、
アナログ−デジタル変換機能を有するA/Dコンバー
タ、7はA/Dコンバータからのデジタル信号を入力
し、入力抵抗2の抵抗値が温度変動しても、増幅回路の
利得が一定になるように、乗積型D/Aコンバータの利
得を調整する温度補償用ROM(記憶手段)である。
【0017】次に動作について説明する。温度センサー
5は周囲温度を計測し、アナログ信号をA/Dコンバー
タ6に出力する。温度センサー5よりアナログ信号を入
力したA/Dコンバータ6は、アナログ信号をデジタル
信号に変換し温度補償用ROM7に出力する。
【0018】温度補償用ROM7では、あらかじめ各周
囲温度での増幅回路の利得が一定になるようなデータが
書き込まれており、A/Dコンバータ6より入力したデ
ジタル信号にしたがって乗積型D/Aコンバータに出力
し、この乗積型D/Aコンバータの利得を調整し、増幅
回路の利得を一定に保つ。このようにして、入力抵抗2
の抵抗値が温度変動しても、増幅回路の利得が一定とな
る温度補償が行なわれる。
【0019】実施例2.図2はこの請求項1に記載の発
明の他の実施例による増幅回路を示すブロック図であ
り、図において、8は基準電源、9はサーミスタ、10
は抵抗であり、これらにより温度検出手段を構成する。
実施例1では温度検出手段として温度センサー5を用い
たが、このように、サーミスタ9の温度変化による抵抗
値の変化を利用しても同様の効果が得られる。
【0020】実施例3.図3はこの請求項2に記載の発
明の一実施例による増幅回路を示すブロック図であり、
図において、11は差動増幅器1の帰還回路に設けら
れ、温度補償用ROM7からの入力信号により各接点が
作動し、回路網の抵抗値を可変できるラダー抵抗回路網
である。
【0021】次に動作について説明する。温度補償用R
OM7では、あらかじめ各周囲温度での増幅回路の利得
が一定になるようなデータが書き込まれており、A/D
コンバータ6より入力したデジタル信号にしたがってラ
ダー抵抗回路網11に出力する。また、ラダー抵抗回路
網11は、温度補償用ROM7からの入力信号により、
回路網内の接点を開閉し、回路網入出力端子間の抵抗値
を調整することにより帰還回路の帰還電圧を調整し、増
幅回路の利得を一定に保つ。
【0022】このように、D/Aコンバータ4の代わり
にラダー抵抗回路網11を用いても、同様の効果が得ら
れる。
【0023】実施例4.図4はこの請求項3に記載の発
明の一実施例による増幅回路を示すブロック図であり、
図において12は電気的に書き換え可能なE2PROM
(書き換え可能記憶手段)であり、13はこのE2PR
OMを書き換えるための制御用装置である。
【0024】このように、ROM4の代わりにE2PR
OM12を用い、制御用装置13でROMの内容を書き
換え可能にしたことにより、温度補償の微調整を外部か
ら行なうことができ、また、この増幅回路以外の部分の
温度補償も行なうことができる効果がある。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この請求項1に記載の発
明によれば、差動増幅器の帰還回路に、帰還回路の利得
の制御を行なうD/Aコンバータを設けるとともに、温
度計測手段により周囲温度を計測し、この周囲温度の信
号を基に、増幅回路の利得が一定になるようにD/Aコ
ンバータに信号を出力する記憶手段とを備えた構成とし
たので、温度変動に対して常に一定の利得を保つことが
できる増幅回路が得られる効果がある。
【0026】また、この請求項2に記載の発明によれ
ば、差動増幅器の帰還回路に、この帰還回路の利得の制
御を行なうために回路網の抵抗値を可変できるラダー抵
抗回路網を設けるとともに、温度計測手段より周囲温度
を計測し、この周囲温度の信号を基に、増幅回路の利得
が一定になるようにラダー抵抗回路網に信号を出力する
記憶手段とを備えた構成としたので、温度変動に対して
常に一定の利得を保つことができる増幅回路が得られる
効果がある。
【0027】さらに、この請求項3に記載の発明によれ
ば、差動増幅器の帰還回路に、この帰還回路の利得の制
御を行なうD/Aコンバータを設けるとともに、温度計
測手段により周囲温度を計測し、この周囲温度の信号を
基に、増幅回路の利得が一定になるようにD/Aコンバ
ータに信号を出力し、また制御装置で書き換え可能な書
き換え可能記憶手段とを備えた構成としたので、温度変
動に対して常に一定の利得を保つことができるととも
に、温度補償の微調整を外部から行なうことができ、ま
た、この増幅回路以外の部分の温度補償も行なうことが
できる増幅回路が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この請求項1に記載の発明の一実施例による温
度補償付き増幅回路を示すブロック図である。
【図2】この請求項1に記載の発明の他の実施例による
温度補償付き増幅回路を示すブロック図である。
【図3】この請求項2に記載の発明の一実施例による温
度補償付き増幅回路を示すブロック図である。
【図4】この請求項3に記載の発明の一実施例による温
度補償付き増幅回路を示すブロック図である。
【図5】従来の増幅回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 差動増幅器 2 入力抵抗 4 乗積型D/Aコンバータ(D/Aコンバータ) 5 温度センサー(温度検出手段) 6 A/Dコンバータ 7 ROM(記憶手段) 8 基準電源 9 サーミスタ 10 抵抗 8,9,10 温度検出手段 11 ラダー抵抗回路網 12 E2PROM(書き換え可能記憶手段) 13 制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力抵抗を介して入力された信号を差動
    増幅器で増幅し、帰還回路にこの帰還回路の利得を制御
    するD/Aコンバータを用い、この帰還回路の利得の制
    御により、利得の温度補償を行なう増幅回路と、周囲温
    度を温度検出手段で計測し、この温度検出手段からのア
    ナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ
    と、各周囲温度での前記増幅回路の利得が一定になるデ
    ータが書き込まれ、前記A/Dコンバータからのデジタ
    ル信号にしたがって、前記D/Aコンバータに出力する
    記憶手段とを備えた温度補償付き増幅回路。
  2. 【請求項2】 入力抵抗を介して入力された信号を差動
    増幅器で増幅し、帰還回路にこの帰還回路の利得を制御
    し、回路網の抵抗値を可変できるラダー抵抗回路網を用
    い、この帰還回路の利得の制御により、利得の温度補償
    を行なう増幅回路と、周囲温度を温度検出手段で計測
    し、この温度検出手段からのアナログ信号をデジタル信
    号に変換するA/Dコンバータと、各周囲温度での前記
    増幅回路の利得が一定になるデータが書き込まれ、前記
    A/Dコンバータからのデジタル信号にしたがって、前
    記ラダー抵抗回路網の抵抗値を可変する記憶手段とを備
    えた温度補償付き増幅回路。
  3. 【請求項3】 入力抵抗を介して入力された信号を差動
    増幅器で増幅し、帰還回路にこの帰還回路の利得を制御
    するD/Aコンバータを用い、この帰還回路の利得の制
    御により、利得の温度補償を行なう増幅回路と、周囲温
    度を温度検出手段で計測し、この温度検出手段からのア
    ナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ
    と、各周囲温度での前記増幅回路の利得が一定になるデ
    ータが書き込まれ、また制御用装置で書き換えることが
    でき、前記A/Dコンバータからのデジタル信号にした
    がって、前記D/Aコンバータに出力する書き換え可能
    記憶手段とを備えた温度補償付き増幅回路。
JP3205685A 1991-07-23 1991-07-23 温度補償付き増幅回路 Pending JPH0529841A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0638998A1 (en) * 1993-08-11 1995-02-15 Plessey Semiconductors Limited Fast-acting automatic gain control arrangement
JPH07167159A (ja) * 1993-12-14 1995-07-04 Sumitomo Metal Ind Ltd 油圧軸継手用増圧シリンダ
KR100433879B1 (ko) * 2002-09-09 2004-06-04 삼성전자주식회사 광통신 소자의 온도제어장치
JP2008124620A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Nec Electronics Corp マイクロ波半導体装置
JP2013042493A (ja) * 2011-08-11 2013-02-28 Fujitsu Semiconductor Ltd 無線通信装置のコヒーレント受信機の熱依存を低減又は除去するシステム及び方法

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