JPH05298168A - ジャーナル制御方式 - Google Patents

ジャーナル制御方式

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JPH05298168A
JPH05298168A JP4124167A JP12416792A JPH05298168A JP H05298168 A JPH05298168 A JP H05298168A JP 4124167 A JP4124167 A JP 4124167A JP 12416792 A JP12416792 A JP 12416792A JP H05298168 A JPH05298168 A JP H05298168A
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JP
Japan
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updated
storage
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Application number
JP4124167A
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English (en)
Inventor
Masami Shiraishi
雅己 白石
Nobuyoshi Iribe
修良 入部
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HOKKAIDO NIPPON DENKI SOFTWARE KK
NEC Corp
NEC Solution Innovators Ltd
Original Assignee
HOKKAIDO NIPPON DENKI SOFTWARE KK
NEC Corp
NEC Software Hokkaido Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05298168A publication Critical patent/JPH05298168A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 事前に準備された全てのジャーナル記憶手段
が使い尽くされても、データベース使用の業務を停止す
ることなく、今まで採取した更新後ジャーナルを有効と
して新たに追加したジャーナル記憶手段に継続して更新
後ジャーナルを格納する。 【構成】 事前に準備されてシステムに組み入れられて
いる全てのジャーナル記憶手段102-1 〜102-n が使い尽
くされて新たな更新後ジャーナルを格納することができ
ない状態になると、ジャーナル記憶切り替え手段107 は
そのことを検出し、ジャーナル記憶準備手段101 は追加
ジャーナル記憶手段103 を作成する。ジャーナル記憶接
続手段110 はこの追加ジャーナル記憶手段103 を、更新
後ジャーナル管理情報域111 を更新することにより新た
なジャーナル記憶手段としてシステムに組み入れる。更
新後ジャーナル出力手段105 はこの組み入れられた追加
ジャーナル記憶手段103 を使用して更新後ジャーナルの
格納処理を続ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータベースシステムの
ジャーナル制御方式に関し、特にデータベースの更新後
ジャーナルを格納するために予め準備されたジャーナル
記憶手段が容量不足により使用できなくなった場合、追
加のジャーナル記憶手段を組み入れ、この組み入れたジ
ャーナル記憶手段に更新後ジャーナルを継続して出力す
るジャーナル制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】データベースは高い信頼性が要求される
ため、各種の障害が発生してもその内容を正常な内容に
回復できるようにしておく必要がある。
【0003】データベースの更新後のレコードの内容で
ある更新後ジャーナルをジャーナル記憶手段に格納する
のもその対策の1つであり、データベースを格納するデ
ータベース記憶手段に媒体障害が発生した場合、別途退
避させておいた或る時点のデータベース記憶手段全体の
コピーとそれ以降にジャーナル記憶手段に格納された更
新後ジャーナルとを使用すれば、データベースの回復が
可能となる。
【0004】このようにジャーナル記憶手段はデータベ
ース回復に必要な記憶手段であるが、その記憶容量には
自ずと限度があるため、多数の更新後ジャーナルが発生
するとオーバーフローし、新たな更新後ジャーナルを格
納できなくなる。このような場合、更新後ジャーナルの
保存を放棄してデータベースシステムの運用を続行する
と、若しデータベース記憶手段に媒体障害が発生した場
合には最早データベースを回復することができなくな
り、システムに致命的な損傷を与えることになる。
【0005】そこで、従来は、更新後ジャーナルを格納
するために事前に複数個のジャーナル記憶手段を準備し
ておき、1つのジャーナル記憶手段がオーバーフローし
て新たな更新後ジャーナルが格納できなくなる毎に、格
納先を次のジャーナル記憶手段に順々に切り換えること
により、できるだけ多くの更新後ジャーナルが格納でき
るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来に
おいては、更新後ジャーナルを格納するための複数個の
ジャーナル記憶手段を事前に準備し、それらを順次切り
換えることにより多数の更新後ジャーナルを格納できる
ようにしていたが、当初予想した量以上の更新後ジャー
ナルが発生し、事前に準備した複数個のジャーナル記憶
手段を全て使い尽くしたときには、やはり新たな更新後
ジャーナルを格納することができなかった。
【0007】このような場合、従来はやむなく、データ
ベース使用の業務を全て停止し、その時点のデータベー
ス記憶手段の内容全体のコピーをとり、全てのジャーナ
ル記憶手段を初期化する等してあらためて複数個のジャ
ーナル記憶手段を準備してからデータベース使用の業務
を再開するようにしている。このため、データベース使
用の業務が長時間停止するという問題があった。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みて為された
ものであり、その目的は、更新後ジャーナルを格納する
ために事前に準備されたジャーナル記憶手段では足りな
い場合に、新たなジャーナル記憶手段をシステムを停止
させることなく動的に追加し得るようにすることによ
り、事前に準備された全てのジャーナル記憶手段を使い
尽くした場合でも、データベース使用の業務を停止する
ことなく、今まで採取した更新後ジャーナルを有効とし
て、新たに追加したジャーナル記憶手段に継続して更新
後ジャーナルを格納し得るようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、以下の(A)または(B)のような構成を
採用している。
【0010】(A)データベースの更新後ジャーナルを
ジャーナル記憶手段に格納するジャーナル制御方式にお
いて、更新後ジャーナルを格納するジャーナル記憶手段
の管理情報を保持する更新後ジャーナル管理情報域と、
該更新後ジャーナル管理情報域に保持された管理情報で
認識される全てのジャーナル記憶手段が新たな更新後ジ
ャーナルを格納することができない状態になったことを
検出する検出部と、該検出部の検出出力に応答して、追
加ジャーナル記憶手段を作成するジャーナル記憶準備手
段と、該ジャーナル記憶準備手段で作成された追加ジャ
ーナル記憶手段を、前記更新後ジャーナル管理情報域を
更新することにより新たなジャーナル記憶手段としてシ
ステムに組み入れるジャーナル記憶接続手段とを備え、
該組み入れられた追加ジャーナル記憶手段を使用して更
新後ジャーナルの格納処理を続行する。なお、上記検出
部は図1の実施例においてはジャーナル記憶オーバーフ
ロー検出手段106およびジャーナル記憶切り替え手段
107に相当する。
【0011】(B)データベースの更新後ジャーナルを
ジャーナル記憶手段に格納するジャーナル制御方式にお
いて、更新後ジャーナルを格納するジャーナル記憶手段
の管理情報を保持する更新後ジャーナル管理情報域と、
該更新後ジャーナル管理情報域に保持された管理情報で
認識される全てのジャーナル記憶手段が新たな更新後ジ
ャーナルを格納することができない状態になったときに
その旨を更新後ジャーナル出力要求を出したプログラム
に通知する検出通知部と、追加ジャーナル記憶手段を作
成するジャーナル記憶準備手段と、該ジャーナル記憶準
備手段で作成された追加ジャーナル記憶手段の接続を要
求するジャーナル記憶接続要求手段と、該ジャーナル記
憶接続要求手段による接続要求時に前記ジャーナル記憶
準備手段で作成された追加ジャーナル記憶手段を、前記
更新後ジャーナル管理情報域を更新することにより新た
なジャーナル記憶手段としてシステムに組み入れるジャ
ーナル記憶接続手段とを備え、該組み入れられた追加ジ
ャーナル記憶手段を使用して更新後ジャーナルの格納処
理を続行する。なお、上記検出通知部は図3の実施例に
おいてはジャーナル記憶オーバーフロー検出手段106
およびジャーナル記憶切り替え手段107’に相当す
る。
【0012】
【作用】(A)のジャーナル制御方式においては、事前
に準備されてシステムに組み入れられている全てのジャ
ーナル記憶手段が使い尽くされて新たな更新後ジャーナ
ルを格納することができない状態になると、そのことを
検出部が検出し、ジャーナル記憶準備手段が追加ジャー
ナル記憶手段を作成し、ジャーナル記憶接続手段がその
追加ジャーナル記憶手段を、更新後ジャーナル管理情報
域を更新することにより新たなジャーナル記憶手段とし
てシステムに組み入れる。そして、この組み入れられた
追加ジャーナル記憶手段を使用して更新後ジャーナルの
格納処理が続けられる。
【0013】(B)のジャーナル制御方式においては、
事前に準備されてシステムに組み入れられている全ての
ジャーナル記憶手段が使い尽くされて新たな更新後ジャ
ーナルを格納することができない状態になると、そのこ
とを検出通知部が検出してその旨を更新後ジャーナル出
力要求を出したプログラムに通知する。この通知を受け
たプログラム側では例えば処理を終了する。プログラム
の処理が終了したことを知った利用者あるいは事前に準
備した個数のジャーナル記憶手段では足りないことを心
配した利用者がジャーナル記憶準備手段を働かせて追加
ジャーナル記憶手段を作成し、ジャーナル記憶接続要求
手段によって追加ジャーナル記憶手段の接続を要求する
と、ジャーナル記憶接続手段がジャーナル記憶準備手段
で作成された追加ジャーナル記憶手段を、更新後ジャー
ナル管理情報域を更新することにより新たなジャーナル
記憶手段としてシステムに組み入れる。この組み入れら
れた追加ジャーナル記憶手段を使用して更新後ジャーナ
ルの格納処理が続行される。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0015】図1を参照すると、本発明の一実施例のジ
ャーナル制御方式は、図示しないデータベースを使用す
るプログラム104から出された更新後ジャーナル出力
要求にかかる更新後ジャーナルを保存しておくための構
成として、ジャーナル記憶準備手段101と、複数個の
ジャーナル記憶手段102−1〜102−nと、追加ジ
ャーナル記憶手段103と、更新後ジャーナル出力手段
105と、ジャーナル記憶オーバーフロー検出手段10
6と、ジャーナル記憶切り替え手段107と、ジャーナ
ル記憶接続手段110と、更新後ジャーナル管理情報変
更手段112とを備えている。
【0016】図2を参照すると、更新後ジャーナル管理
情報域111には、更新後ジャーナルを格納するジャー
ナル記憶手段の管理情報として、ジャーナル記憶手段数
203,カレントジャーナル記憶管理情報エントリアド
レス204,オーバーフロー情報205およびジャーナ
ル記憶手段数203分のジャーナル記憶管理情報エント
リ201−1〜201−n+1が格納される。
【0017】ここで、ジャーナル記憶手段数203は更
新後ジャーナル格納用としてシステムに組み入れられて
いるジャーナル記憶手段の数を示し、カレントジャーナ
ル記憶管理情報エントリアドレス204は現在使用して
いるジャーナル記憶手段に対応するジャーナル記憶管理
管理エントリのアドレスを示し、オーバーフロー情報2
05は全てのジャーナル記憶手段がオーバーフローして
いるか否かを示す。
【0018】また、各々のジャーナル記憶管理情報エン
トリ201−1〜201−n+1には、ファイル名20
6−1〜206−n+1,媒体名207−1〜207−
n+1,オーバーフロー情報208−1〜208−n+
1,ファイル使用状況209−1〜209−n+1およ
び残容量210−1〜210−n+1が設定される。
【0019】以下、本実施例の動作を各部の機能説明を
交えて以下詳述する。
【0020】データベースシステムの運用開始に先立っ
て、利用者がジャーナル記憶準備手段101を起動する
と、ジャーナル記憶準備手段101は、更新後ジャーナ
ルを格納するためのジャーナル記憶手段102−1〜1
02−nを作成する。ここで、作成されるジャーナル記
憶手段の個数は利用者からの指定によるが、後述するよ
うに本実施例では運用開始前に作成した数のジャーナル
記憶手段では足りなくなった場合、自動的に追加のジャ
ーナル記憶手段が作成されるので、運用開始前に準備し
ておくジャーナル記憶手段の個数についてそれほど神経
質になる必要はない。
【0021】なお、ジャーナル記憶手段102−1〜1
02−nの作成時には、更新後ジャーナル管理情報域1
11にそれらの管理情報を設定しておく。即ち、各ジャ
ーナル記憶手段102−1〜102−nに対応するジャ
ーナル記憶管理情報エントリ201−1〜201−nを
作成し、各ジャーナル記憶手段102−1〜102−n
のファイル名,媒体名,容量をそれぞれのファイル名2
06−1〜206−n,媒体名207−1〜207−
n,残容量210−1〜210−nに設定する。また、
各々のオーバーフロー情報208−1〜208−n,フ
ァイル使用状況209−1〜209−nに、オーバーフ
ロー無し,未使用の記述を設定する。更に、作成された
個数をジャーナル記憶手段数203に、最初に使用する
ジャーナル記憶手段(例えばジャーナル記憶手段102
−1とする)に対応するジャーナル記憶管理情報エント
リ201−1のアドレスをカレントジャーナル記憶管理
情報エントリアドレス204に、オーバーフロー無しの
記述をオーバーフロー情報205に設定し、最初に使用
するジャーナル記憶手段102−1に対応するジャーナ
ル記憶管理情報エントリ201−1のファイル使用状況
209−1を使用中に設定する。更新後ジャーナル管理
情報域111へのこれらの情報の設定は例えばジャーナ
ル記憶準備手段101で行われる。
【0022】さて、データベースシステムの運用が実際
に開始され、データベースを使用するプログラム104
から更新後ジャーナルの出力要求が出されると、以下の
ような動作が行われる。
【0023】更新後ジャーナル出力手段105は、プロ
グラム104から更新後ジャーナルの出力が要求される
と、その要求を受付ける。そして、その要求にかかる更
新後ジャーナルをジャーナル記憶手段に実際に書き込む
際に、ジャーナル記憶オーバーフロー検出手段106に
対し、出力先のジャーナル記憶手段を問い合わせる。な
お、更新後ジャーナル出力手段105は、プログラム1
04から更新後ジャーナルの出力が要求される毎にその
分の更新後ジャーナルをジャーナル記憶手段に出力する
方法や、一旦内部の所定サイズのバッファに蓄積し、バ
ッファが一杯になった時点でまとめて出力する方法等を
採用している。
【0024】ジャーナル記憶オーバーフロー検出手段1
06は、更新後ジャーナル管理情報域111のカレント
ジャーナル記憶管理情報エントリアドレス204が示す
ジャーナル記憶管理情報エントリ201−1の残容量2
10−1を参照し、ジャーナル記憶手段102−1に更
新後ジャーナルを格納できるか否かを判定し、格納でき
るときは残容量210−1を今回の出力分だけ更新し、
更新後ジャーナル出力手段105にジャーナル記憶手段
102−1が格納先のジャーナル記憶手段であることを
通知する。
【0025】この通知があると、更新後ジャーナル出力
手段105は、更新後ジャーナルをジャーナル記憶オー
バーフロー検出手段106から通知されたジャーナル記
憶手段102−1に出力する。
【0026】他方、ジャーナル記憶オーバーフロー検出
手段106は、ジャーナル記憶手段102−1の残容量
210−1が少ないことから今回の更新後ジャーナルを
格納できないと判断すると、そのオーバーフロー情報2
08−1にオーバーフロー有りの情報を設定した後、ジ
ャーナル記憶切り替え手段107にジャーナル記憶手段
の切り替えを要求する。
【0027】ジャーナル記憶切り替え手段107は、更
新後ジャーナル管理情報域111に現在存在するエント
リ201−1〜201−nの中で、ファイル使用状況2
09−1〜209−nが未使用になっており、オーバー
フロー情報208−1〜208−nがオーバーフロー無
しとなっているエントリがあるか否かを調べ、あればそ
のうちの1つのエントリのファイル使用状況を使用中に
設定すると共にそのエントリのアドレスをカレントジャ
ーナル記憶管理情報エントリアドレス204に設定し、
切り替え先のジャーナル記憶手段をジャーナル記憶オー
バーフロー検出手段106に通知する。
【0028】従って、ジャーナル記憶手段102−1〜
102−nのうち最初にジャーナル記憶手段102−1
が使用され、それがオーバーフローすると、残りのジャ
ーナル記憶手段102−2〜102−nのうちの1つで
ある例えばジャーナル記憶手段102−2が切り替え先
のジャーナル記憶手段としてジャーナル記憶オーバーフ
ロー検出手段106に通知される。
【0029】ジャーナル記憶オーバーフロー検出手段1
06は、切り替え先のジャーナル記憶手段102−2を
更新後ジャーナル出力手段105に出力先として通知
し、更新後ジャーナル出力手段105は、通知されたジ
ャーナル記憶手段102−2に更新後ジャーナルを出力
する。
【0030】以上のようにして、予め準備された複数の
ジャーナル記憶手段102−1〜102−nを順々に使
用して更新後ジャーナルを格納していく。
【0031】さて、大量の更新後ジャーナルが発生した
ために、更新後ジャーナル管理情報域111で管理され
ている全てのジャーナル記憶手段102−1〜102−
nを使い尽くし、ジャーナル記憶切り替え手段107が
更新後ジャーナル管理情報域111に現在存在するエン
トリ201−1〜201−nの中で、ファイル使用状況
209−1〜209−nが未使用になっており、オーバ
ーフロー情報208−1〜208−nがオーバーフロー
無しとなっているエントリを調査した結果、そのような
エントリが存在しないことを認識すると、ジャーナル記
憶切り替え手段107は、オーバーフロー情報205に
オーバーフロー有りを設定した後、ジャーナル記憶準備
手段101に対して追加ジャーナル記憶手段103の作
成を要求する。
【0032】ジャーナル記憶準備手段101はこの要求
に応じて図1に示す追加ジャーナル記憶手段103を作
成し、制御をジャーナル記憶接続手段110に渡す。
【0033】ジャーナル記憶接続手段110は、作成さ
れた追加ジャーナル記憶手段103を、更新後ジャーナ
ルを格納する新たなジャーナル記憶手段としてシステム
に組み入れるために、更新後ジャーナル管理情報変更手
段112によって、更新後ジャーナル管理情報域111
の内容を以下のように変更する。
【0034】即ち、ジャーナル記憶手段数203を1増
加させ、オーバーフロー情報205をオーバーフロー無
しに変更する。また、追加ジャーナル記憶手段103用
のジャーナル記憶管理情報エントリ201−n+1を新
規に確保し、追加ジャーナル記憶手段103のファイル
名,媒体名,容量をファイル名206−n+1,媒体名
207−n+1,残容量210−n+1に設定し、更に
オーバーフロー情報208−n+1にオーバーフロー無
しを、ファイル使用状況209−n+1に未使用をそれ
ぞれ設定する。そして、制御をジャーナル記憶切り替え
手段107に渡す。
【0035】ジャーナル記憶切り替え手段107は、ジ
ャーナル記憶準備手段101に対し追加ジャーナル記憶
手段の作成を要求した後にジャーナル記憶接続手段11
0から制御が渡されると、再び、更新後ジャーナル管理
情報域111に現在存在するエントリ201−1〜20
1−n+1の中で、ファイル使用状況209−1〜20
9−nが未使用になっており、オーバーフロー情報20
8−1〜208−nがオーバーフロー無しとなっている
エントリがあるか否かを調べる。そして、今の場合、追
加ジャーナル記憶手段103の追加によって、そのよう
なエントリ201−n+1が存在するので、そのエント
リのファイル使用状況209−n+1を使用中に設定す
ると共にそのエントリのアドレスをカレントジャーナル
記憶管理情報エントリアドレス204に設定し、切り替
え先の追加ジャーナル記憶手段103をジャーナル記憶
オーバーフロー検出手段106に通知する。
【0036】ジャーナル記憶オーバーフロー検出手段1
06は、切り替え先の追加ジャーナル記憶手段103を
更新後ジャーナル出力手段105に出力先として通知
し、更新後ジャーナル出力手段105は、通知された追
加ジャーナル記憶手段103に更新後ジャーナルを出力
する。
【0037】以上のようにして、事前に準備した複数個
のジャーナル記憶手段102−1〜102−nが全てオ
ーバーフローした場合であっても、データベース使用の
業務を停止することなく、今まで採取した更新後ジャー
ナルを有効として、新たに追加した追加ジャーナル記憶
手段103に継続して更新後ジャーナルが格納される。
【0038】図1に示した実施例では、事前に準備した
複数個のジャーナル記憶手段102−1〜102−nが
全てオーバーフローした場合、追加ジャーナル記憶手段
103の作成,そのシステムへの組み入れが連続的に自
動的に行われたが、本発明はこのような実施例にのみ限
定されず、その間に利用者が介在するようにしても良
い。
【0039】図3はそのような実施例の構成図であり、
図1と同一符号は同一部分を示し、101’はジャーナ
ル記憶準備手段、107’はジャーナル記憶切り替え手
段、113はジャーナル記憶接続要求手段である。
【0040】図3において、ジャーナル記憶切り替え手
段107’は、更新後ジャーナル管理情報域111に現
在存在するエントリ201−1〜201−nの中で、フ
ァイル使用状況209−1〜209−nが未使用になっ
ており、オーバーフロー情報208−1〜208−nが
オーバーフロー無しとなっているエントリを調査した
際、そのようなエントリが存在しないことを検出する
と、即ち全てのジャーナル記憶手段102−1〜102
−nが使い尽くされたことを検出すると、プログラム1
04に対して、準備されている全てのジャーナル記憶手
段がオーバーフロー状態で更新後ジャーナルを出力する
ことができない旨を通知する。
【0041】プログラム104は、このような通知を受
けると、処理を終了する。
【0042】さて、プログラム104が終了したことを
知った利用者がジャーナル記憶準備手段101’によっ
て追加ジャーナル記憶手段103を作成し、ジャーナル
記憶接続要求手段113に対し図示しないコンソール等
から追加ジャーナル記憶手段103の接続を要求する
と、ジャーナル記憶接続要求手段113は、追加ジャー
ナル記憶手段103を新たなジャーナル記憶手段として
システムに組み入れるためにジャーナル記憶接続手段1
10に制御を渡す。このときにジャーナル記憶接続手段
110が行う処理は図1においてジャーナル記憶準備手
段101から制御を渡されたときと同じである。よっ
て、追加ジャーナル記憶手段103を使用して更新後ジ
ャーナルの格納処理が続行される。
【0043】なお、以上の説明では、全てのジャーナル
記憶手段102−1〜102−nのオーバーフロー時に
ジャーナル記憶切り替え手段107’はデータベースを
使用するプログラム104にその旨を通知し、プログラ
ム104は処理を終了するようにしたが、その際、プロ
グラム104やジャーナル記憶切り替え手段107’が
コンソール等にオーバーフローした旨を出力するように
しても良い。
【0044】また、使用できるジャーナル記憶手段がな
くなった時点で追加ジャーナル記憶手段103を作成す
るようにしたが、システム運用中にそのような可能性を
察知した時点で追加ジャーナル記憶手段103を作成し
ておくことも可能であり、更には運用開始前に追加ジャ
ーナル記憶手段103を作成しておいても良い。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のジャーナ
ル制御方式においては、更新後ジャーナルを格納するた
めの新たなジャーナル記憶手段をシステムの運用中に動
的にシステムに組み入れることができるので、当初予想
した量以上の更新後ジャーナルが発生して事前に準備し
た複数個のジャーナル記憶手段が全てオーバーフローし
た場合であっても、データベース使用の業務を停止する
ことなく、今まで採取した更新後ジャーナルを有効とし
て、新たに追加したジャーナル記憶手段に継続して更新
後ジャーナルを格納することができる。このため、従来
のようにデータベース使用の業務を停止してデータベー
ス記憶手段の内容全体のコピーをとる等の処理が不要に
なり、データベースシステム利用のプログラムの連続稼
働性を高めることができる。
【0046】特に、全てのジャーナル記憶手段が新たな
更新後ジャーナルを格納することができない状態になっ
たことを検出したときに追加ジャーナル記憶手段の作成
とシステムへの組み入れを自動的に行う構成において
は、データベースシステム利用者に負担を与えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のジャーナル制御方式の一実施例の構成
図である。
【図2】更新後ジャーナル管理情報域に格納される情報
の例を示す図である。
【図3】本発明のジャーナル制御方式の別の実施例の構
成図である。
【符号の説明】
101,101’…ジャーナル記憶準備手段 102−1〜102−n…ジャーナル記憶手段 103…追加ジャーナル記憶手段 104…データベースを使用するプログラム 105…更新後ジャーナル出力手段 106…ジャーナル記憶オーバーフロー検出手段 107,107’…ジャーナル記憶切り替え手段 110…ジャーナル記憶接続手段 111…更新後ジャーナル管理情報域 112…更新後ジャーナル管理情報変更手段 113…ジャーナル記憶接続要求手段
フロントページの続き (72)発明者 入部 修良 北海道札幌市中央区南一条西四丁目5番地 1号 北海道日本電気ソフトウェア株式会 社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データベースの更新後ジャーナルをジャ
    ーナル記憶手段に格納するジャーナル制御方式におい
    て、 更新後ジャーナルを格納するジャーナル記憶手段の管理
    情報を保持する更新後ジャーナル管理情報域と、 該更新後ジャーナル管理情報域に保持された管理情報で
    認識される全てのジャーナル記憶手段が新たな更新後ジ
    ャーナルを格納することができない状態になったことを
    検出する検出部と、 該検出部の検出出力に応答して、追加ジャーナル記憶手
    段を作成するジャーナル記憶準備手段と、 該ジャーナル記憶準備手段で作成された追加ジャーナル
    記憶手段を、前記更新後ジャーナル管理情報域を更新す
    ることにより新たなジャーナル記憶手段としてシステム
    に組み入れるジャーナル記憶接続手段とを備え、 該組み入れられた追加ジャーナル記憶手段を使用して更
    新後ジャーナルの格納処理を続行することを特徴とする
    ジャーナル制御方式。
  2. 【請求項2】 データベースの更新後ジャーナルをジャ
    ーナル記憶手段に格納するジャーナル制御方式におい
    て、 更新後ジャーナルを格納するジャーナル記憶手段の管理
    情報を保持する更新後ジャーナル管理情報域と、 該更新後ジャーナル管理情報域に保持された管理情報で
    認識される全てのジャーナル記憶手段が新たな更新後ジ
    ャーナルを格納することができない状態になったときに
    その旨を更新後ジャーナル出力要求を出したプログラム
    に通知する検出通知部と、 追加ジャーナル記憶手段を作成するジャーナル記憶準備
    手段と、 該ジャーナル記憶準備手段で作成された追加ジャーナル
    記憶手段の接続を要求するジャーナル記憶接続要求手段
    と、 該ジャーナル記憶接続要求手段による接続要求時に前記
    ジャーナル記憶準備手段で作成された追加ジャーナル記
    憶手段を、前記更新後ジャーナル管理情報域を更新する
    ことにより新たなジャーナル記憶手段としてシステムに
    組み入れるジャーナル記憶接続手段とを備え、 該組み入れられた追加ジャーナル記憶手段を使用して更
    新後ジャーナルの格納処理を続行することを特徴とする
    ジャーナル制御方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007265002A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Hitachi Ltd 記憶システム及びその電源制御方法、ストレージ装置並びにデータ処理方法

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JP2007265002A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Hitachi Ltd 記憶システム及びその電源制御方法、ストレージ装置並びにデータ処理方法

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