JPH05298087A - 小型電子式計算機 - Google Patents

小型電子式計算機

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Publication number
JPH05298087A
JPH05298087A JP10292492A JP10292492A JPH05298087A JP H05298087 A JPH05298087 A JP H05298087A JP 10292492 A JP10292492 A JP 10292492A JP 10292492 A JP10292492 A JP 10292492A JP H05298087 A JPH05298087 A JP H05298087A
Authority
JP
Japan
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rom
data
address
read
instruction
Prior art date
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Pending
Application number
JP10292492A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Murai
一昭 村井
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、小型電子式計算機において、プロ
グラムROMとデータROMとを分割して備える必要な
く、ROM領域の効率的活用を目的とする。 【構成】 1つのROM11に対しマイクロ命令と共に
定数データを記憶させ、このROM11から24ビット
で読出されたマイクロ命令はROMアドレス制御回路1
4を通して制御回路15に与え、ROMデータの読出し
命令が与えられた場合には、該ROMデータの読出しア
ドレス及び後に読出した24ビットデータから4ビット
の被演算データを選択するための1/6ブロック指定デ
ータがコモンバスBL0〜BL3を介してROMアドレ
ス制御回路14に与えられ、ROMアドレス端子A0〜
A11からのアドレス指定に応じて読出されたROMデ
ータは上記被演算データとして取出され上記コモンバス
BL0〜BL3からセレクタ16及び演算装置13を介
してデータRAM12にセットされる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラム領域とデー
タ領域とが分離しているアーキテクチャを有し、プログ
ラム中で示された定数データ等をデータ領域から読出し
て演算数あるいは被演算数とする小型電子式計算機に関
する。
【0002】
【従来の技術】図4はデータROMを備えない従来の小
型電子式計算機の構成を示すもので、この小型電子式計
算機は、予め作成された演算処理プログラムが記憶され
るプログラムROM31,上記演算処理プログラムに応
じた演算数及び被演算数、そしてその演算結果が書込ま
れるデータRAM32,このデータRAM32に書込ま
れた演算数及び被演算数を上記演算処理プログラムに応
じた演算機能を設定して演算処理する演算装置(AL
U)33、上記プログラムROM31,データRAM3
2,演算装置33それぞれの動作を制御する制御回路3
4を備えている。
【0003】この小型電子式計算機において、例えば円
周率に代表される物理定数等を演算数あるいは被演算数
として生成したい場合には、所望の定数に対応する数値
データの各桁をデータRAM32に順次代入する命令
を、予め演算プログラムの一部としてプログラムROM
31に記憶させておく必要がある。つまり、この場合、
所望の定数とその生成命令とをプログラムとして記述し
なければならず、プログラムステップ数が長くなる問題
がある。
【0004】図5はデータROMを備えた従来の小型電
子式計算機の構成を示すもので、図4における小型電子
式計算機と同様の構成部分については同一の符号を付し
てその説明を省略する。
【0005】この小型電子式計算機は、プログラムRO
M31とは独立して予め必要な定数等が記憶されたデー
タROM35を備えており、演算プログラムに応じて演
算数あるいは被演算数として定数を得たい場合には、上
記データROM35に記憶された所望の定数の読出し命
令のみプログラムとして記述しておけば、目的の定数を
含む演算処理を実行することができ、前記データROM
を備えない小型電子式計算機に較べ演算プログラムのス
テップ数が少なく済むことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
5における従来の小型電子式計算機では、プログラムR
OM31,データROM35それぞれの記憶容量は、設
計時において予め固定されたものになるので、例えばプ
ログラムROM31に記憶されるプログラム量が少な
く、データROM35に記憶させるデータ量がその容量
以上に多い場合、あるいはその逆に、プログラム量が多
くデータ量が少ない場合等、一方のROM容量が余って
も他方のROM容量として転用することができず、非効
率な問題がある。
【0007】また、この小型電子式計算機をLSIとし
て構成した場合、ROM/RAM等の規則性があるデバ
イス領域が、上記ROM領域がさらに分割されることで
チップ面積の増大を招き、コスト高になる問題がある。
【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたもので、
プログラムROMとデータROMとを分割して備える必
要なく、ROM領域の効率的活用と共に低価格化が可能
になる小型電子式計算機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る小型電子式計算機は、1つのアドレス指定に基づき所
定ビット数のマイクロ命令またはデータが読出されるR
OMと、予め設定されたビット数からなるデータ同士の
演算処理を行なう演算手段と、上記ROMに対する読出
し指定アドレスを記憶するROMアドレス記憶手段と、
上記ROMに対する読出し指定アドレスを順次更新させ
るROMアドレス更新手段と、上記ROMから読出され
たマイクロ命令の内容を認識する命令認識手段と、この
命令認識手段により認識されたROMからのマイクロ命
令がデータ読出し命令である場合、上記ROMアドレス
更新手段により更新された上記ROMに対する読出し指
定アドレスを退避させ、上記データ読出し命令により指
示されたデータ読出しアドレスを上記ROMアドレス記
憶手段に記憶させるアドレス選択手段と、上記ROMか
ら読出されたデータを保持するROMデータ保持手段
と、このROMデータ保持手段に保持された所定ビット
数のデータから上記データ読出し命令により指示された
予め設定されたビット数の被演算データブロックを選択
し上記演算手段に供給するROMデータ選択取出し手段
とを備えて構成したものである。
【0010】
【作用】つまり、1つのROMに対しマイクロ命令及び
定数データ等を共に記憶させ、上記マイクロ命令そのも
のに必要なROMデータの読出し命令とその読出しアド
レスを含ませ、マイクロ命令対応の所定ビット数にて読
出されたROMデータから演算可能ビット数の被演算デ
ータが選択的に取出されて演算手段に与えられるので、
上記1つのROM内のマイクロ命令と定数データとが区
別して扱えるようになる。
【0011】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例について説
明する。
【0012】図1は小型電子式計算機の演算制御回路の
構成を示すもので、同図において、11は各種マイクロ
命令と本計算機での演算処理に予め必要とする物理定数
等の各種データとが共にストアされたROMであり、こ
のROM11からは、予め記憶された演算処理プログラ
ムに従って、後述するRAM12の被演算数B及び演算
数Aを記憶しているレジスタのアドレスを指定するRA
Mアドレス選択命令、後述する演算装置(ALU)13
の演算機能を指定する演算命令、各データバスを介した
データ転送命令、自己アドレス更新命令、そして、上記
被演算数Bあるいは演算数AとすべくROMデータの読
出し命令等、各種インストラクションデータがそれぞれ
出力されると共に、上記ROMデータの読出し命令に応
じて指定されたROMデータが出力される。
【0013】ここで、上記ROM11から出力されるマ
イクロ命令やデータは、出力端子01〜24を介して2
4ビットで出力されROMアドレス制御回路14に与え
られるもので、この場合、ROMデータについては、該
24ビット中に演算可能な4ビットのデータが6データ
含まれて出力される。
【0014】ROMアドレス制御回路14は、ROM1
1から与えられたマイクロ命令を取込み、出力端子OU
T1〜OUT24から出力する機能、該出力端子OUT
1〜OUT24から出力されたマイクロ命令に応じてR
OMアドレスA0〜A11を選択する機能、及び上記R
OMデータ読出し命令に応じてROM11から24ビッ
トで与えられる6ブロックのデータのうち1ブロック
(4ビット)を選択する機能等を有するもので、上記マ
イクロ命令の取込み/出力機能はタイミング信号CP
N,CPOに応じて制御され、上記ROMアドレスA0
〜A11の選択機能はタイミング信号CP1,CP2,
CPPCに応じて制御され、また、上記ROMデータの
選択機能は4ビットのシステムコモンバスBL0〜BL
3を介して与えられるROMデータ読出し開始アドレス
に応じて制御される。
【0015】そして、上記ROMアドレス制御回路14
の出力端子OUT1〜OUT24から出力されるマイク
ロ命令は制御回路15に与えられ、また、上記ROMデ
ータの選択機能により選択されたROMデータは上記シ
ステムコモンバスBL0〜BL3からセレクタ16及び
演算装置13を介してRAM12に転送される。
【0016】制御回路15は、ROMアドレス制御回路
14を通して与えられたマイクロ命令の命令コードをデ
コードしてその命令内容を認識し、RAM12に対する
アドレス指定、演算装置13に対する演算機能の指定、
セレクタ16に対する転送データの選択指定、ROMア
ドレス制御回路14に対するROM読出し開始アドレス
の指定及びROMデータの選択ブロックの指定を行なう
と共に、各種制御タイミング信号を出力するもので、こ
の制御回路15に対してRAM12,演算装置13,R
OMアドレス制御回路14,セレクタ16がそれぞれ対
応する制御/データバス及びタイミング信号線を介して
接続される。
【0017】RAM12は、ROM11から与えられた
演算処理プログラムに応じて被演算数B及び演算数A、
そして、演算結果データを記憶保持するもので、このR
AM12に保持された被演算数Bはセレクタ16を介し
て演算装置13に転送され、また、演算数Aは直接演算
装置13に転送される。
【0018】セレクタ16は、制御回路15からの転送
データの選択指定信号に応じてRAM12から与えられ
たデータまたはROMアドレス制御回路14から与えら
れたROMデータを選択するもので、このセレクタ16
による選択データは演算装置13に与えられる。
【0019】演算装置13は、上記RAM12及びセレ
クタ16から与えられた演算数A及び被演算数Bを取込
み、上記ROM11からの演算命令に基づく制御回路1
5からの演算指定信号に応じて演算処理するもので、こ
の演算装置13における演算結果データは、上記RAM
12に対して出力され記憶保持される。
【0020】ここで、上記演算装置13に対し、上記セ
レクタ16を通して与えられたデータが、ROMアドレ
ス制御回路14からのROMデータである場合には、該
ROMデータはそのままRAM12に転送され、被演算
数Bあるいは演算数Aとして記憶保持される。
【0021】図2は上記小型電子式計算機の演算制御回
路におけるROMアドレス制御回路14の内部構成を示
すもので、ROM11から入力端子01〜024に対し
て与えられた24ビットのマイクロ命令は、制御回路1
5からのシステムクロックCP2に同期したタイミング
信号CPN,CPOにより各レジスタL1及びL2に共
にラッチされ、出力端子OUT1〜OUT24を介して
制御回路15に出力される。
【0022】また、ROMアドレス出力端子A0〜A1
1には、システムクロックCP1に同期したタイミング
信号CPPCによりレジスタL3にラッチされた12ビ
ットのアドレスデータが与えられる。
【0023】上記レジスタL3はアドレスソース選択回
路21に備えられ、システムクロックCP2に応じてタ
イミング信号発生回路22から出力されるタイミング信
号P1B0によりONされるゲートG1を介し該システ
ムクロックCP2に同期してカウントアップ回路23に
て順次カウントアップされるROMアドレスをラッチす
るか、タイミング信号LATCHBOによりONされる
ゲートG2を介しタイミング信号CPLATCHに同期
してレジスタL4に保持されたROMアドレスをラッチ
するか、タイミング信号ROMADBOによりONされ
るゲートG3を介しタイミング信号CPROMに同期し
てレジスタL5に保持されたROMアドレスをラッチす
るもので、ROM11からの通常のマイクロ命令実行時
には、上記カウントアップ回路23にセットされるRO
MアドレスがレジスタL3にラッチされ、ROMデータ
の読出し命令実行時にはレジスタL5にセットされたR
OMアドレスがレジスタL3にラッチされ、該ROMデ
ータ読出し後の次のマイクロ命令実行時にはレジスタL
4にセットされたROMアドレスがレジスタL3にラッ
チされる。
【0024】一方、ROMデータの読出し命令実行時に
おいて、制御回路15からシステムコモンバスBL0〜
BL3を介して与えられた、24ビットからなるROM
データの1/6ブロック(4ビット)指定データは、タ
イミング信号発生回路22からのタイミング信号CPR
OMIによりブロック選択回路24に与えられる。ま
た、上記1/6ブロック指定データに続いてシステムコ
モンバスBL0〜BL3を介し4ビットずつ3分割で与
えられたROMデータの読出しアドレスは、タイミング
信号発生回路22からの3段階のタイミング信号CPR
OML→M→Hにより上記レジスタL5に順次ラッチさ
れ12ビットのROMアドレスになる。このROMデー
タの読出しアドレスがレジスタL3にラッチされ、RO
M11をアクセスすると、これに応じてROM11から
ROMデータが読出されて上記入力端子01〜024を
介しレジスタL1にラッチされる。この24ビットデー
タのうち演算可能ビット数(4ビット)で6分割された
何ブロック目かが上記ブロック選択回路24からの1/
6ブロック選択信号D0〜D5に応じてゲート回路25
を介して取出されシステムコモンバスBL0〜BL3に
出力される。次に、上記構成による小型電子式計算機の
演算制御回路の動作について説明する。図3は上記小型
電子式計算機の演算制御回路の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【0025】すなわち、通常のマイクロ命令実行時にお
いて、制御回路15からのシステムクロックCP2に同
期したタイミング信号CPN及びCPOがROMアドレ
ス制御回路14に与えられると、現在アドレス指定され
ているROM11からのマイクロ命令がROMアドレス
制御回路14のレジスタL1及びL2に共にラッチさ
れ、出力端子OUT1〜OUT24を介して制御回路1
5に出力される(タイミングT1)。すると、制御回路
15により、マイクロ命令の内容が認識され、その命令
内容に応じた制御が実行される。
【0026】この際、タイミング信号発生回路22から
のタイミング信号P1B0によりゲートG1はONして
いるので、制御回路15からのシステムクロックCP2
に応じてカウントアップ回路23にてアップカウントさ
れたROMアドレス(現実行アドレス+1)がシステム
クロックCP1に同期したタイミング信号CPPCに応
じてレジスタL3にラッチされ、ROM11に対する次
の命令読出しアドレスとしてROMアドレス端子A0〜
A11に出力される(タイミングT2)。
【0027】つまり、通常のマイクロ命令実行時には、
カウントアップ回路23にて順次アップカウントされる
ROMアドレスに応じて新たにマイクロ命令がROM1
1から読出され、ROMアドレス制御回路14を介しそ
のまま制御回路15に出力される。
【0028】そして、例えば図3中3つ目のタイミング
信号CPN,CPOに応じてROM11からROMアド
レス制御回路14を介し制御回路15に与えられたマイ
クロ命令が、ROMデータ読出しアドレスの指定命令で
ある場合には、このROMデータ指定命令に基づく4ビ
ットの1/6ブロック指定データ及び3分割された12
ビットのROMアドレス指定データが制御部15からシ
ステムコモンバスBL0〜BL3を介しROMアドレス
制御回路14に与えられる(タイミングT3)。
【0029】ここで、タイミング信号発生回路22から
タイミング信号CPROMIが出力されると、上記シス
テムコモンバスBL0〜BL3に与えられた1/6ブロ
ック指定データがブロック選択回路24に取込まれる
(タイミングT4)。
【0030】また、タイミング発生回路22からタイミ
ング信号CPROML→CPROMM→CPROMHが
順次出力されると、上記1/6ブロック指定データに続
いてシステムコモンバスBL0〜BL3に4ビットずつ
与えられる12ビットのROMアドレス指定データが、
上記3つのタイミング信号に応じて順次取込まれレジス
タL5にラッチされる(タイミングT5〜T7)。
【0031】そして、次のタイミング信号CPN,CP
Oに応じてROM11からROMアドレス制御回路14
を介し制御回路15に与えられたマイクロ命令が、RO
Mデータ読出し命令である場合には、まず、タイミング
信号発生回路22から出力されるタイミング信号ROM
ADB0に応じてゲートG3がONされると共に、タイ
ミング信号P1B0の供給が停止され、ゲートG1がO
FFされる(タイミングT8)。
【0032】そして、制御部15からのタイミング信号
CPPCに応じて、上記レジスタL5にラッチされたR
OMデータの読出しアドレスが上記ゲートG3を介して
レジスタL3にラッチされ、また、タイミング信号発生
回路22からのタイミング信号CPLATCHに応じて
カウントアップ回路23から得られる次のROMアドレ
スがレジスタL4にラッチされる(タイミングT9)。
【0033】すると、上記レジスタL3にラッチされた
ROMデータの読出しアドレスはROMアドレス端子A
0〜A11を介して出力され、ROM11からは上記R
OMデータ読出しアドレスに対応するROMデータが読
出されて、ROMアドレス制御回路14の入力端子01
〜024に与えられるもので、この入力端子01〜02
4に与えられた24ビットのROMデータは制御部15
からのタイミング信号CPNに応じてレジスタL1にラ
ッチされる(タイミングT10)。
【0034】これにより、上記レジスタL1にラッチさ
れた24ビットのROMデータの中から被演算データと
なる所望の4ビットデータが、ブロック選択回路24か
らの1/6ブロック選択信号D0〜D5に応じてゲート
回路25を介して取出されシステムコモンバスBL0〜
BL3に出力される。
【0035】このとき、タイミング信号発生回路22か
ら出力されるタイミング信号LATCHB0に応じてゲ
ートG2がONされると共に、タイミング信号RAMA
DB0の供給が停止され、ゲートG3がOFFされる。
【0036】そして、制御部15からのタイミング信号
CPPCに応じて上記レジスタL4にラッチされた次の
ROMアドレスがレジスタL3にラッチされ、ROMア
ドレス端子A0〜A11を介してROM11に指定され
る(タイミングT11)。
【0037】こうして、上記タイミングT10におい
て、ROM11からROMアドレス制御回路14を通し
てシステムコモンバスBL0〜BL3に読出されたRO
Mデータは、上記タイミングT11以降において与えら
れる後のマイクロ命令によりセレクタ16及び演算装置
13を介してRAM12の被演算数Bあるいは演算数A
としてセットされ、該被演算数B及び演算数Aが共に演
算装置13に転送されて演算処理プログラムに応じた演
算処理が実行される。
【0038】したがって、上記構成の小型電子式計算機
の演算制御回路によれば、1つのROM11に対し演算
処理プログラム等のマイクロ命令と共に、該演算処理に
要する物理定数等のデータを記憶させ、このROM11
から24ビットで読出されたマイクロ命令はROMアド
レス制御回路14を通してそのまま制御回路15に与え
て命令内容を認識させ、制御回路15にROMデータの
読出し命令が与えられた場合には、該ROMデータの読
出しアドレス及び後に読出した24ビットデータに対す
る被演算データとしての4ビットデータを選択するため
の1/6ブロック指定データがシステムコモンバスBL
0〜BL3を介してROMアドレス制御回路14に与え
られ、ROMアドレス端子A0〜A11からのアドレス
指定に応じて読出されたROMデータは上記被演算デー
タとして取出され上記コモンバスBL0〜BL3からセ
レクタ16及び演算装置13を介してRAM12の被演
算数Bあるいは演算数Aとしてセットされるよう構成し
たので、上記1つのROM11内のマイクロ命令と定数
データとが区別して扱えるようになり、ROM領域の効
率的活用と共に、LSIとして構成した場合のチップ面
積の増大を防ぎ、低価格化を実現できる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、1つのア
ドレス指定に基づき所定ビット数のマイクロ命令または
データが読出されるROMと、予め設定されたビット数
からなるデータ同士の演算処理を行なう演算手段と、上
記ROMに対する読出し指定アドレスを記憶するROM
アドレス記憶手段と、上記ROMに対する読出し指定ア
ドレスを順次更新させるROMアドレス更新手段と、上
記ROMから読出されたマイクロ命令の内容を認識する
命令認識手段と、この命令認識手段により認識されたR
OMからのマイクロ命令がデータ読出し命令である場
合、上記ROMアドレス更新手段により更新された上記
ROMに対する読出し指定アドレスを退避させ、上記デ
ータ読出し命令により指示されたデータ読出しアドレス
を上記ROMアドレス記憶手段に記憶させるアドレス選
択手段と、上記ROMから読出されたデータを保持する
ROMデータ保持手段と、このROMデータ保持手段に
保持された所定ビット数のデータから上記データ読出し
命令により指示された予め設定されたビット数の被演算
データブロックを選択し上記演算手段に供給するROM
データ選択取出し手段とを備えて構成したので、プログ
ラムROMとデータROMとを分割して備える必要な
く、ROM領域の効率的活用と共に低価格化が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる小型電子式計算機の
演算制御回路の構成を示すブロック図。
【図2】上記小型電子式計算機の演算制御回路における
ROMアドレス制御回路の内部構成を示すブロック図。
【図3】上記小型電子式計算機の演算制御回路の動作を
示すタイミングチャート。
【図4】データROMを備えない従来の小型電子式計算
機の構成を示すブロック図。
【図5】データROMを備えた従来の小型電子式計算機
の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11…ROM、12…RAM、13…演算装置(AL
U)、14…ROMアドレス制御回路、15…制御回
路、16…セレクタ、21…アドレスソース選択回路、
22…タイミング信号発生回路、23…カウントアップ
回路、24…ブロック選択回路、25…ゲート回路、B
L0〜BL3…システムコモンバス、L1〜L5…レジ
スタ、G1〜G3…ゲート、A0〜A11…ROMアド
レス指定端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのアドレス指定に基づき所定ビット
    数のマイクロ命令またはデータが読出されるROMと、 予め設定されたビット数からなるデータ同士の演算処理
    を行なう演算手段と、 上記ROMに対する読出し指定アドレスを記憶するRO
    Mアドレス記憶手段と、 上記ROMに対する読出し指定アドレスを順次更新させ
    るROMアドレス更新手段と、 上記ROMから読出されたマイクロ命令の内容を認識す
    る命令認識手段と、 この命令認識手段により認識されたROMからのマイク
    ロ命令がデータ読出し命令である場合、上記ROMアド
    レス更新手段により更新された上記ROMに対する読出
    し指定アドレスを退避させ、上記データ読出し命令によ
    り指示されたデータ読出しアドレスを上記ROMアドレ
    ス記憶手段に記憶させるアドレス選択手段と、 上記ROMから読出されたデータを保持するROMデー
    タ保持手段と、 このROMデータ保持手段に保持された所定ビット数の
    データから上記データ読出し命令により指示された予め
    設定されたビット数の被演算データブロックを選択し上
    記演算手段に供給するROMデータ選択取出し手段と、
    を具備したことを特徴とする小型電子式計算機。
JP10292492A 1992-04-22 1992-04-22 小型電子式計算機 Pending JPH05298087A (ja)

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