JPH05297306A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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Publication number
JPH05297306A
JPH05297306A JP9756892A JP9756892A JPH05297306A JP H05297306 A JPH05297306 A JP H05297306A JP 9756892 A JP9756892 A JP 9756892A JP 9756892 A JP9756892 A JP 9756892A JP H05297306 A JPH05297306 A JP H05297306A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
piezoelectric element
mirror
curved mirror
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9756892A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Takeshita
健司 竹下
Hiroshi Nakamura
弘 中村
Masanori Murakami
正典 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP9756892A priority Critical patent/JPH05297306A/ja
Publication of JPH05297306A publication Critical patent/JPH05297306A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲面ミラーの曲率半径をそれほど小さくしな
くても圧電素子から受ける振動によって大きな画角の走
査が可能なようにする。 【構成】 圧電素子7によって曲面ミラー5に振動を与
え、曲面ミラー5に入射する光2を曲面ミラー5の変位
によって偏向し走査を行う光走査装置21において、圧
電素子7と曲面ミラー5との間に圧電素子7の振動を拡
大して曲面ミラー5に伝達する振動拡大手段8を設けた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光走査装置に関し、詳し
くは圧電素子によって曲面ミラーに振動を与え、曲面ミ
ラーに入射する光を曲面ミラーの振動によって偏向し走
査を行う光走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の光走査装置は特開昭59−21
4820号公報で既に知られている。
【0003】このものは、圧電素子に曲面ミラーを直結
し、圧電素子の振動をそのまま曲面ミラーに伝達し、こ
のときの曲面ミラーの変位によって入射する光を偏向し
走査を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来のもの
は、偏向角が小さい場合に対応できるようにしたもので
ある。このため大きな画角が要求されるレーザビームプ
リンタでの使用に無理がある。
【0005】一般に画角を大きくしようとすれば、振幅
/曲面ミラーの曲率半径の比を大きくする必要がある。
【0006】振幅は、振動源である振動素子によって決
まった値を持っているが、一般に0.5mm位までであ
り、比較的小さい。このため画角を大きくしようとすれ
ば曲面ミラーの曲率半径を小さくするしかない。
【0007】しかし曲率半径の小さなミラーの制作は困
難であるので、実用的な方法ではない。
【0008】そこで本発明は、圧電素子の振動を拡大し
て曲面ミラーに伝達することにより、曲面ミラーの曲率
半径をそれほど小さくしないで、したがって制作容易な
曲面ミラーを用いて、大きな画角が要求されるレーザビ
ームプリンタ等に適用できる光走査装置を提供すること
を課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような課
題を達成するために、圧電素子によって曲面ミラーに振
動を与え、曲面ミラーに入射する光を曲面ミラーの変位
によって偏向し走査を行う光走査装置において、圧電素
子と曲面ミラーとの間に圧電素子の振動を拡大して曲面
ミラーに伝達する振動拡大手段を設けたことを特徴とす
るものである。
【0010】
【作用】本発明の上記構成によれば、圧電素子の振動が
振動拡大手段によって拡大されて曲面ミラーに伝達され
るので、圧電素子の振動幅が小さくても曲面ミラーを大
きく変位させ、曲面ミラーに入射する光の偏向範囲を拡
大することができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例につき図を参照して詳
細に説明する。
【0012】図1は本発明が適用されるレーザビームプ
リンタの光路図を示している。これについて説明すれ
ば、光源部1、この光源部1からのレーザビーム2を偏
向して走査を行う光走査装置21、および偏向されるレ
ーザビーム2の走査速度を等速化するfθレンズ3のそ
れぞれは、図示しないプリントヘッドに一体的に収めら
れ、fθレンズ3を経たレーザビーム2によって感光ド
ラム4上を等速にて主走査する。このとき感光ドラム4
が副走査方向に回転されるのと、レーザビーム2が画像
信号によって変調されていることとにより、感光ドラム
4上に所定の画像を露光し、画像形成を行う。
【0013】本実施例の光走査装置21は図2に示すよ
うに球面ミラーを偏向ミラー5として用いている。光源
部1の半導体レーザ6から出射されたレーザビーム2
は、集光レンズ9によって偏向ミラー5に入射する。
【0014】この偏向ミラー5は、電圧を付加されるこ
とによって先端が振動的に振れる積層バイモルフ型の圧
電素子7に対し、圧電素子7の振動を拡大して伝達する
振動拡大機構8を介し連結されている。
【0015】圧電素子7は上向きの基部を支持板11の
一側上端に取付けられている。振動拡大機構8は振動拡
大レバー12を有し、この振動拡大レバー12は下端側
よりの部分を支持板11の正面一側寄りの下方に軸13
によって枢支されており、下端部のフック12aに前記
圧電素子7の下向きの先端7aを挟み込み双方が同体移
動可能な状態になっている。振動拡大レバー12の上端
部には前記偏向ミラー5を取付けてある。
【0016】これによって、圧電素子7の先端7aが矢
印aの方向に振動する動きが振動拡大レバー12に伝達
され、振動拡大レバー12は軸13を中心に弧回動す
る。このとき振動拡大レバー12は軸13を中心とする
下端側と上端側とのレバー比(本実施例では1:10)
によって、前記圧電素子7から受ける振動の振幅を拡大
して偏向ミラー5に伝達し、矢印bの方向に大きく変位
させる。
【0017】圧電素子7の先端7aの振動幅は0.2〜
0.5mm程度であるが、前記振動拡大レバー12のレ
バー比によって偏向ミラー5の変位幅は2〜5mm程度
と10倍になる。
【0018】偏向ミラー5が前記矢印b方向に変位する
ときの動きとこれによるレーザビーム2の偏向状態とに
ついて図3〜図5を参照しながら説明する。
【0019】偏向ミラー5は、圧電素子7の振動に伴っ
て、その中心位置が図3に示すようにA→C→Bのよう
に変位し、反射面がA′→C′→B′のように変位す
る。
【0020】この反射面の変位によって入射するレーザ
ビーム2は、A″→C″→B″のように偏向される。こ
こにA″の位置は主走査の走査開始位置、C″の位置は
走査中央位置、B″の位置は走査終了位置である。
【0021】図4は偏向ミラー5の中心がCの位置にあ
るときの様子を示している。Cの位置を原点にとって、
x、y座標を決める。
【0022】このときの反射光の方向角は、θ+90°
である。
【0023】図5は、この偏向ミラー5の中心Pがxだ
け変位したときの様子を示すものである。入射するレー
ザビーム2は偏向ミラー5の曲面P1 上の一点P3 で反
射し、P2 の方向へ進む。このときのP2 の方向角は、
図より (90°−θ)+2(θ+ψ)=90°+θ+2ψであ
る。
【0024】Pの座標を(p,0)とすると、P2 の方
向角は、〔ψ=2・tan-1(p/R)(ただしRは偏
向ミラー5の曲率半径である。)を使うと、 90°+θ+4・tan-1(p/R)となる。
【0025】したがって、偏向ミラー5が、−x0 から
0 まで変位すると、この光走査装置21の半画角は、
4tan-1(x0 /R)となる。
【0026】このように半画角はx0 /Rに依存する。
【0027】具体的な数値例を示すと、以下の通りであ
る。
【0028】 積層バイモルフ素子の振幅:±0.2mm 偏向ミラーの振幅 :±2.0mm(バイモルフ
素子の振幅×10倍) 偏向ミラーの球率半径 :20mm 半画角 :22.8度 なお偏向ミラー5は、球面でなくてもよく、主走査平面
で切った断面が円であるような円筒形状であってもよ
い。また振動拡大機構8も種々のものを採用することが
できる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、圧電素子の振動が振動
拡大手段によって拡大されて曲面ミラーに伝達され、圧
電素子の振動幅が小さくても曲面ミラーを大きく変位さ
せ、曲面ミラーに入射する光の偏向範囲を拡大するの
で、曲面ミラーの曲率半径をそれほど小さくしなくて
も、したがって容易にかつ安価に制作することができる
曲面ミラーを用いて、大きな画角を走査することがで
き、圧電素子を用いた光走査装置が大きな画角が要求さ
れるレーザビームプリンタ等に実用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるレーザビームプリンタの光
路図である。
【図2】本発明の一実施例としての光走査装置を示す斜
視図である。
【図3】図2の装置の偏向ミラーの変位にともなうレー
ザビームの偏向状態を示す説明図である。
【図4】偏向ミラーが走査中央位置にあるときの状態を
示す説明図である。
【図5】偏向ミラーが走査中央位置から走査終了位置側
へ変位したときの状態を示す説明図である。
【符号の説明】
2 レーザビーム 5 偏向ミラー 6 半導体レーザ 7 圧電素子 7a 先端 8 振動拡大機構 11 支持板 12 振動拡大レバー 12a フック 13 軸 21 光走査装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子によって曲面ミラーに振動を与
    え、曲面ミラーに入射する光を曲面ミラーの変位によっ
    て偏向し走査を行う光走査装置において、 圧電素子と曲面ミラーとの間に圧電素子の振動を拡大し
    て曲面ミラーに伝達する振動拡大手段を設けたことを特
    徴とする光走査装置。
JP9756892A 1992-04-17 1992-04-17 光走査装置 Pending JPH05297306A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9756892A JPH05297306A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 光走査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9756892A JPH05297306A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 光走査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05297306A true JPH05297306A (ja) 1993-11-12

Family

ID=14195845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9756892A Pending JPH05297306A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 光走査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05297306A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100981288B1 (ko) * 2008-12-30 2010-09-10 국방과학연구소 구 역반사기와 박막형 mems 압전기를 이용한 광통신 변조 장치
WO2011121584A1 (en) * 2010-03-31 2011-10-06 Devendra Purohit Laser optical beam scanning device

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KR100981288B1 (ko) * 2008-12-30 2010-09-10 국방과학연구소 구 역반사기와 박막형 mems 압전기를 이용한 광통신 변조 장치
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