JPH05297028A - 屋外用光センサー装置 - Google Patents

屋外用光センサー装置

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JPH05297028A
JPH05297028A JP4101305A JP10130592A JPH05297028A JP H05297028 A JPH05297028 A JP H05297028A JP 4101305 A JP4101305 A JP 4101305A JP 10130592 A JP10130592 A JP 10130592A JP H05297028 A JPH05297028 A JP H05297028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy resin
sensor
mold
sensor device
molded
Prior art date
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Pending
Application number
JP4101305A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Ozaki
幸夫 尾崎
Masahiro Yonezawa
正浩 米沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定精度が良く、かつ耐候性、耐衝撃性に優
れた屋外用光センサーを、提供する。 【構成】 電圧センサーおよび/または磁界センサーを
収納するモールド碍管と導体を挿通するモールドコアか
らなる屋外用光センサー装置であり、かつモールド部材
として、脂環族グリシジルエステル系エポキシ樹脂およ
び水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂の混合物を主成
分とするエポキシ樹脂組成物を使用し、モールド碍管に
は、円筒状のシールド部材を一体モールドする。 【効果】 耐候性に優れ、センサーへの印加電界の変化
が少ないので、長期間にわたり高い測定精度が維持でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば送電線ケーブル
等導体の電圧や電流を感知するセンサーの信号を光によ
り伝達する、屋外用光センサー装置に関するものであ
る。さらに詳しくは本発明は、導体を挿通するモールド
コアおよびモールド碍管部を、軽量でかつ耐候性、耐衝
撃性にすぐれた硬化性樹脂で構成し、この中にシールド
を一体的にモールドした屋外用光センサー装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、送電や配電の導体における電圧、
電流を検出する装置として、導体を支持する碍子内に電
圧センサーおよび電流センサーを設け、この信号を光フ
ァイバーにより外部に取り出すことにより、電磁誘導を
受けずに、SN比および精度の高い測定ができる屋外セ
ンサーが知られている(特開昭61-214308号公報)。また
これらのセンサーにおいてセンサー部を保護するため、
導体の挿通部を一体化したモールドコア方式のものも知
られている(特開昭59-9565号公報)。しかしながら、
これらのモールドに使用されている樹脂はシリコンゴ
ム、EPTゴム等であり、屋外用としては耐候性に劣る
のみならず、粘度が高いので、注入硬化時に鉄芯の相対
的位置が変化したりするきらいがあった。これを解決す
るために本発明者等は先に、モールドコアが分割可能で
あり、かつモールド部材が注型可能な硬化性樹脂である
屋外センサー装置を提案した(特願平3-211469)。
【0003】従来の屋外用センサーの1例を図2に示
す。この屋外用センサーは、モールドコア部(11)および
碍管部(12)からなり、モールドコア部(11)は、EPTゴ
ム等のモールドコア部材(11a) 、ギャップ付鉄心(11b)
、センター穴(11d) ギャップ付鉄心のギャップに設け
られた磁界センサー(13)の一部により構成され、センタ
ー穴(11d)には導体が挿通されている。また、磁界セン
サー(13)、分極電極(14)、電圧センサー(16)、分極電極
間の絶縁カラー(17)等がこれに付随し、さらにこれらに
光ファイバー(18)、(19)が接続され、これらはモールド
コア(11)とセラミック碍管(12)により保護されている。
モールドコア部(11)とモールド碍管(12)とは、固定用ボ
ルト(20)により固定されている。さらにモールド碍管(1
2)の外周には、導電性の塗料(21)が円筒状に塗布されて
いる。この屋外用センサー装置においては、モールドコ
ア部(11)のセンター穴(11d)内に電線ケーブルを設置
し、この電線ケーブルに印加される電圧により、分極電
極(14)に電圧が生じ、電圧センサー(16)により検出す
る。さらに電線ケーブルに流れる電流により、モールド
コア部(11)内のギャップ付鉄心(11b) に磁界が生じ、こ
のギャツプ付鉄心のギャップに設けられた磁界センサー
(13)により電流を検出する。これらの電圧センサー(16)
および磁界センサー(13)により検出された信号は、光フ
ァイバーにより外部に導かれる。また、モールド碍管(1
2)の外面に塗布された導電性塗料(図示せず)により、
太陽光が遮られるとともに、モールド碍管(12)表面での
水分付着による光センサーへの印加電界の変化を、少な
くすることが試みられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の屋外用センサー
装置は以上のように構成されているので、導電性塗料を
塗布するためには、モールド碍管の外周面の面荒らしを
する必要があり、また紫外線によって塗料が劣化した
り、剥離したり、導通が不良になるなどの問題点があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解消するためになされたものであり、繁雑な導電
性塗料の塗布のための作業を無くし、かつセンサー部に
対する印加電界の変化を緩和することを目的とし、これ
により、遮光部の劣化の問題を解消でき、長期間にわた
る測定精度の維持が可能な、耐候性、耐衝撃性に優れた
屋外用光センサーを提供するものである。すなわち本発
明は、電圧センサーおよび/または磁界センサーを収納
するモールド碍管と導体を挿通するモールドコアからな
る屋外用光センサー装置において、該モールド碍管は、
脂環族グリシジルエステル系エポキシ樹脂と水添ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂との混合物を主成分とするエ
ポキシ樹脂組成物によって本体を構成され、この中に円
筒状の導電性または半導電性のシールドを一体的にモー
ルドしたものであることを特徴とする、屋外用光センサ
ー装置を提供するものである。
【0006】本発明においてモールド形成用の樹脂とし
ては、脂環族グリシジルエステル系エポキシ樹脂と水添
ビスフェノールA型エポキシ樹脂との混合物を主成分と
するエポキシ樹脂系樹脂組成物が使用されるが、これに
さらに、酸無水物系の硬化剤とアミン系の硬化促進剤と
を加えたり、さらに充填材としての熔融石英粉末および
シランカップリング剤化合物等を配合して構成されるエ
ポキシ樹脂組成物を使用することが好ましい。またシー
ルド部材としては、導電性または半導電性のものであれ
ば使用可能であるが、最も好ましい部材はアルミニウム
である。上記のエポキシ樹脂組成物は、アルミニウムの
熱膨張係数(23〜27×10-6/℃)に近似している
ので、円筒状のシールド(10)にアルミニウムを使用した
場合でも、熱サイクルによる剥離やクラックの発生がな
い。また耐候性にも優れているので、紫外線劣化の影響
も少ない。
【0007】
【作用】本発明の屋外用光センサー装置は、モールド部
材として、容易に注型可能な低粘度を有する脂環族グリ
シジルエステル系エポキシ樹脂および水添ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂の混合物を主成分とするエポキシ樹
脂組成物を使用するので、軽量で、形状も任意で、取り
付けも容易な屋外センサー装置を提供できる。また本発
明におけるモールド碍管には、円筒状のシールドが一体
的にモールドされているので、紫外線劣化からくる剥離
等がなく、安定した遮光効果、印加電界の変化の緩和効
果が得られる。本発明のセンサー装置はまた、極めて耐
候性に優れ、長期間の屋外での使用によっても、機械的
特性、電気的特性ともに劣化が少ない。以下、本発明を
実施例によりさらに詳しく説明する。
【0008】
【実施例】
実施例 1 図1は、本実施例によるモールドコアを備えた屋外用セ
ンサー装置の垂直断面図である。図1において、(1)は
モールドコア全体を示し、(1a)はモールドコア部材、(1
b)は鉄心、(1c)は上部モールドコアと下部のモールド碍
管を連繋する止め金、(1d)は電線ケーブル用のセンター
穴、(2)はモールド碍管、(3)は磁界センサー、(4)は分
極電極、(5)は取付板、(6)は電圧センサー、(7)は絶縁
カラー、(8)および(9)は光フアイバー、および(10)はア
ルミニウムの円筒状シールドを示している。モールド部
材としては、脂環族グリシジルエステル系エポキシ樹脂
と水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂との混合物に酸
無水物系の硬化剤とアミン系の硬化促進剤とを加えさら
に熔融石英粉末を充填材とし、シランカップリング剤化
合物によって構成されたエポキシ樹脂組成物を使用し
た。シールド部材としては、円筒状のアルミニウムを使
用した。モールドコアの上部金型および下部金型を用意
し、鉄心をセットし、シールド用円筒状アルミニウム、
センター穴用中子および磁界センサー並びに分極電極等
用の中子を所定の位置にセットし、それぞれの金型へモ
ールド部材を注入し成形した後、磁界センサー、分極電
極、絶縁カラー、取付板、電圧センサーおよび光ファイ
バーを取付け、さらに止め金により、モールドコアとモ
ールド碍管をセットした。使用した樹脂は低粘度の液体
であるため、注型時の圧力が非常に小さく、セットした
鉄心の位置の移動もなく碍管ひだ形状も自由に設計でき
た。また低加圧でゲル化/硬化できるため、簡易金型で
の成形が可能であった。このようなモールドコアを使用
することにより、分極電極と電圧センサーを組込むだけ
で、屋外用光センサーの組立てが完了する。
【0009】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば円筒状シ
ールドを耐候性の良いエポキシ樹脂組成物で一体モール
ドして、モールド碍管を構成したので、センサーへの印
加電界の変化が緩和され、耐候性に優れ、かつ長期にわ
たって高い測定精度を維持できる屋外用センサー装置を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の屋外用光センサー装置の断面
を示す図である。
【図2】従来品の例の断面を示す図である。
【符号の説明】
1 モールドコア 2 モールド碍管 3 磁界センサー 4 分極電極 5 取付け板 6 電圧センサー 7 絶縁カラー 8 光ファイバー 9 光ファイバー 10 円筒状シールド 11 モールドコア 12 碍管 13 磁界センサー 16 電圧センサー 18 光ファイバー 19 光ファイバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧センサーおよび/または磁界センサ
    ーを収納するモールド碍管と導体を挿通するモールドコ
    アからなる屋外用光センサー装置において、該モールド
    碍管は脂環族グリシジルエステル系エポキシ樹脂と水添
    ビスフェノールA型エポキシ樹脂との混合物を主成分と
    するエポキシ樹脂組成物によって本体を構成され、この
    中に円筒状の導電性または半導電性のシールドを一体的
    にモールドしたものであることを特徴とする、屋外用光
    センサー装置。
JP4101305A 1992-04-21 1992-04-21 屋外用光センサー装置 Pending JPH05297028A (ja)

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JP4101305A JPH05297028A (ja) 1992-04-21 1992-04-21 屋外用光センサー装置

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