JPH05296320A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPH05296320A
JPH05296320A JP4128175A JP12817592A JPH05296320A JP H05296320 A JPH05296320 A JP H05296320A JP 4128175 A JP4128175 A JP 4128175A JP 12817592 A JP12817592 A JP 12817592A JP H05296320 A JPH05296320 A JP H05296320A
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shift
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隆行 住本
Minoru Kuriyama
実 栗山
Shinya Kamata
真也 鎌田
Shigeru Nagayama
茂 長山
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/02Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
    • F16H61/0202Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being electric
    • F16H61/0204Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being electric for gearshift control, e.g. control functions for performing shifting or generation of shift signal
    • F16H61/0206Layout of electro-hydraulic control circuits, e.g. arrangement of valves

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩擦要素に供給される締結圧の制御の良好な
応答性や精度を確保しながら、油圧回路の簡素化を図る
ことを目的とする。 【構成】 油圧回路に、直結クラッチ32の第1油圧室
321に連通して、該油圧室321の締結圧を直接調整す
るリニアソレノイドバルブ103と、制御ポート102
aにこのリニアソレノイドバルブ103によって調整さ
れた制御圧が供給されることにより、減速ブレーキ34
の第2油圧室342に供給される締結圧を調整するコン
トロールバルブ102と、上記リニアソレノイドバルブ
103を上記直結クラッチ32の第1油圧室321もし
くはコントロールバルブ102の制御ポート102aに
選択的に連通させるシフトバルブ65とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車に搭載される自動
変速機の制御装置、特に摩擦要素に対する締結圧の供
給、排出を制御する油圧回路の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】トルクコンバータと変速機構とを連結
し、この変速機構の動力伝達経路を複数の摩擦要素の選
択的締結によって切り換えることにより、変速段を自動
的に切り換えるようにした自動変速機においては、各摩
擦要素に供給される締結圧をそれぞれの伝達トルクに応
じて調整することが良好な変速を行わせる上で重要であ
り、そのために、各摩擦要素の締結圧の給排を制御する
油圧回路に、所定の摩擦要素についての締結圧を調整す
る例えばリニアソレノイドバルブやデューティソレノイ
ドバルブ等の油圧制御手段が備えられることがある。
【0003】また、例えば特開昭61−99745号公
報に開示されているように、上記変速機構を、エンジン
出力を変速する主変速機と、さらにその出力を変速する
副変速機とで構成することにより変速段の多段化を図っ
た自動変速機においては、主変速機と副変速機とで同時
に変速動作が行われる場合がある。この場合、両変速機
の変速動作が時間的にずれると変速ショックが発生する
ので、例えば副変速機側の変速動作を主変速機側の変速
動作に時間的に精度よく対応させることが行われ、その
ために、副変速機側における所定の摩擦要素に対する締
結圧の給排を上記のような油圧制御手段で制御する場合
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に、種々の要求に応じて、油圧の制御をリニアソレノイ
ドバルブ等の油圧制御手段を用いて緻密に行わせようと
した場合、油圧回路にこの種の油圧制御手段を多数備え
なければならないことになり、構造の複雑化や、バルブ
ボディの大型化等を招くことになる。
【0005】これに対しては、1つの油圧制御手段を時
間的にオーバーラップしない複数の制御で共用すること
が考えられるが、この場合、一方の制御時に、他方の制
御のための油路やバルブ等が影響し、その一方の制御の
応答性や精度を低下させるという問題が生じるのであ
る。
【0006】そこで、本発明は、制御の応答性や精度の
低下等を生じることなく、複数の制御を1つの油圧制御
手段によって行わせることを可能とし、もって、油圧回
路の簡素化を図ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0008】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、摩擦要素に対する締結圧の給排を
制御する油圧回路が備えられた自動変速機において、上
記油圧回路に、第1の摩擦要素の締結圧を直接調整する
油圧調整手段と、制御ポートにこの油圧制御手段によっ
て調整された制御圧が供給され、この制御圧に応じて第
2の摩擦要素の締結圧を調整するコントロールバルブ
と、上記油圧制御手段を上記第1の摩擦要素もしくはコ
ントロールバルブの制御ポートに選択的に連通させるシ
フトバルブとを備えたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2に係る発明(以下、第2発
明という)は、上記第1発明におけるシフトバルブを、
油圧制御手段を第1の摩擦要素に連通させているとき、
即ち、該油圧制御手段とコントロールバルブの制御ポー
トとの間を遮断しているときには、該コントロールバル
ブに締結圧の元圧を供給する油路をも遮断するように構
成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記の構成により、本発明によれば次のような
作用が得られる。
【0011】まず、第1発明によれば、1つの油圧制御
手段が、第1の摩擦要素の締結圧を直接調整する制御
と、第2の摩擦要素の締結圧調整用コントロールバルブ
に供給される制御圧を調整することにより該第2の摩擦
要素の締結圧を間接的に調整する制御とを行うことにな
り、これらの制御で上記油圧制御手段が共用されること
になる。
【0012】そして、特に、油圧制御手段が第1の摩擦
要素の締結圧を調整するときには、シフトバルブによっ
て該油圧制御手段とコントロールバルブの制御ポートと
の間が遮断され、また、該コントロールバルブを介して
第2の摩擦要素の締結圧を間接的に調整するときには、
油圧制御手段と第1の摩擦要素との間が遮断されるか
ら、一方の制御時に他方の制御用の油路等の影響を受け
ることがなく、これらの制御が応答性よく、かつ、精度
よく行われることになる。
【0013】また、第2発明によれば、シフトバルブが
油圧制御手段を第1の摩擦要素に連通させているとき、
即ち油圧制御手段とコントロールバルブの制御ポートと
の間を遮断しているときには、該コントロールバルブに
締結圧の元圧を供給する油路も遮断するので、該コント
ロールバルブの作動不良等が生じても、第2摩擦要素へ
誤って作動圧が供給されることが確実に阻止されること
になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0015】図1に示すように、この実施例に係る自動
変速機1は、トルクコンバータ10と、該トルクコンバ
ータ10と同一軸線上に配置された主変速機20と、こ
れらの軸線と平行な軸線上に配置された副変速機30と
を有する。
【0016】上記トルクコンバータ10は、エンジン出
力軸2に連結されたケース11に一体のポンプ12と、
該ポンプ12に対向配置されて該ポンプ12により作動
油を介して駆動されるタービン13と、該ポンプ12と
タービン13との間に配置され、かつワンウエィクラッ
チ14を介して変速機ケース3に支持されたステータ1
5と、上記タービン13に連結されたコンバータ出力軸
16と、上記ケース11を介して該出力軸16をエンジ
ン出力軸2に直結するロックアップクラッチ17とで構
成されている。
【0017】なお、トルクコンバータ10と主変速機2
0との間には、該トルクコンバータ10を介してエンジ
ン出力軸2に駆動されるオイルポンプ4が配置されてい
る。
【0018】上記主変速機20は、コンバータ出力軸1
6上における該トルクコンバータ側に配置されたフロン
ト遊星歯車機構21と、反トルクコンバータ側に配置さ
れたリヤ遊星歯車機構22とを有する。そして、上記コ
ンバータ出力軸16が、前進クラッチ23を介してフロ
ント遊星歯車機構21のサンギヤ21aに、また、直結
クラッチ24を介してリヤ遊星歯車機構22のサンギヤ
22aにそれぞれ結合されるようになっていると共に、
フロント遊星歯車機構21のサンギヤ21aとリヤ遊星
歯車機構22のリングギヤ22bとが結合されている。
【0019】また、フロント遊星歯車機構21のリング
ギヤ21bと変速機ケース3との間には、第1ワンウエ
ィクラッチ25とローリバースブレーキ26とが並列に
配置されていると共に、リヤ遊星歯車機構22のサンギ
ヤ22aと変速機ケース3との間には、第2ワンウエィ
クラッチ27と3−4ブレーキ28とが直列に配置さ
れ、かつ、これらに並列にエンジンブレーキ用のコース
トブレーキ29が配置されている。そして、フロント遊
星歯車機構21及びリヤ遊星歯車機構22のピニオンキ
ャリヤ21c,22cが結合され、これらに主変速機2
0から副変速機30へ動力を伝達する中間ギヤ5が連結
されている。
【0020】このような構成により、この主変速機20
によれば、前進の低速段、中速段及び高速段と後退段と
が得られる。
【0021】つまり、まず、前進クラッチ23のみを締
結した状態では、トルクコンバータ出力軸16からの動
力がフロント遊星歯車機構21のサンギヤ21aに入力
されると共に、リングギヤ21bが第1ワンウエィクラ
ッチ25を介してケース3に固定されるので、該フロン
ト遊星歯車機構21のピニオンキャリヤ21cから中間
ギヤ5に上記トルクコンバータ出力軸16の回転が大き
な減速比で減速されて出力されることになり、これによ
り低速段が得られる。
【0022】また、この低速段の状態から3−4ブレー
キ28が締結されると、第2ワンウェイクラッチ27を
介してリヤ遊星歯車機構22のサンギヤ22aが固定さ
れることにより、コンバータ出力軸16から前進クラッ
チ23及びフロント遊星歯車機構21のサンギヤ21a
を介してリヤ遊星歯車機構22のリングギヤ22bに入
力される動力は、該リヤ遊星歯車機構22で上記低速段
の減速比よりも小さな減速比で減速されてピニオンキャ
リヤ22cから中間ギヤ5に出力されることになり、こ
れにより中速段が得られる。
【0023】さらに、この中速段の状態から直結クラッ
チ24が締結されると、コンバータ出力軸16からの動
力は、前進クラッチ23及びフロント遊星歯車機構21
のサンギヤ21aを介してリヤ遊星歯車機構22のリン
グギヤ22bに入力されると同時に、上記直結クラッチ
24を介して該リヤ遊星歯車機構22のサンギヤ22a
にも入力されることになる。したがって、該リヤ遊星歯
車機構22は全体が一体回転することになって、ピニオ
ンキャリヤ22cから中間ギヤ5にコンバータ出力軸1
6の回転と等しい回転が出力され、これにより高速段
(直結段)が得られることになる。
【0024】そして、上記前進クラッチ23が解放され
て、直結クラッチ24とローリバースブレーキ26とが
締結されれば、コンバータ出力軸16からの動力はリヤ
遊星歯車機構22のサンギヤ22aに入力される一方に
おいて、フロント遊星歯車機構21のリングギヤ21b
が固定されることにより、両遊星歯車機構21,22の
ピニオンキャリヤ21c,22cから中間ギヤ5に上記
コンバータ出力軸16の回転が逆転されて出力され、後
退段が得られる。
【0025】なお、低速段及び中速段での減速時には、
上記第1、第2ワンウエィクラッチ25,27がそれぞ
れ空転してエンジンブレーキが作動しないことになる
が、エンジンブレーキ用のレンジにおいては、低速段で
は第1ワンウエィクラッチ25に並列のローリバースブ
レーキ26が締結されることにより、また、中速段では
第2ワンウエィクラッチ27に並列のコーストブレーキ
29が締結されることにより、それぞれエンジンブレー
キが作動する低速段及び中速段が得られる。
【0026】一方、副変速機30は単一の遊星歯車機構
31を有し、上記主変速機20における中間ギヤ5に常
時噛み合った中間ギヤ6が該遊星歯車機構31のリング
ギヤ31aに連結されていると共に、該リングギヤ31
aとサンギヤ31bとの間には直結クラッチ32が配置
され、かつ、サンギヤ31bと変速機ケース3との間に
は、第3ワンウエィクラッチ33と減速ブレーキ34と
が並列に配置されている。そして、該遊星歯車機構31
のピニオンキャリヤ31cに出力ギヤ7が連結され、該
ギヤ7から差動装置を介して左右の駆動輪(図示せず)
に動力が伝達されるようになっている。
【0027】この副変速機30は、主変速機20から中
間ギヤ5,6を介して入力される動力を低速段と高速段
の前進2段に変速して出力ギヤ7に出力することができ
るようになっている。
【0028】つまり、直結クラッチ32が解放されてい
る状態では、第3ワンウェイクラッチ33もしくは減速
ブレーキ34によって遊星歯車機構31のサンギヤ31
bが固定されることにより、該遊星歯車機構31のリン
グギヤ31aに入力される中間ギヤ6からの動力が減速
されてピニオンキャリヤ31cから出力ギヤ7に出力さ
れ、これにより低速段が得られる。その場合に、上記減
速ブレーキ34が締結されておれば、この副変速機30
の単体として、エンジンブレーキが作動することにな
る。
【0029】また、上記直結クラッチ32が締結され、
かつ減速ブレーキ34が解放されておれば、該遊星歯車
機構31のリングギヤ31aとサンギヤ31bとが結合
されることにより、上記中間ギヤ6からの動力がピニオ
ンキャリヤ31cからそのまま出力ギヤ7に出力され、
これにより高速段(直結段)が得られることになる。
【0030】このようにして、主変速機20によって前
進3段、後退1段の変速段が得られ、また、副変速機3
0によって、主変速機20の出力に対して高低2段の変
速段が得られるから、自動変速機の全体としては前進に
ついては6段の変速段が得られ、また、後退について
は、主変速機20の後退段と副変速機30の減速ブレー
キ34が締結された低速段との組合せで全体としての後
退段が得られることになる。そして、この実施例では、
前進変速段としては上記6段のうちの所定の5段を採用
するようになっている。
【0031】ここで、この前進5段、後退1段の各変速
段における各クラッチやブレーキの作動状態をまとめる
と、表1のようになる。なお、表1中、(○)は、エン
ジンブレーキ用のレンジのみで締結されることを示す。
【0032】
【表1】 なお、この実施例では、副変速機30における直結クラ
ッチ32と減速ブレーキ34の締結用ピストンとして、
図2に示すような2重構造のピストンが採用されてい
る。
【0033】つまり、直結クラッチ32は、中間ギヤ6
及び遊星歯車機構31のリングギヤ31aが一体的に形
成されたハブ部材32aと、上記遊星歯車機構31のサ
ンギヤ31bが固着された軸35に一体のドラム部材3
2bとの間に駆動側及び被駆動側の複数の摩擦板32
c,32dを交互に配設すると共に、これらの摩擦板3
2c,32dの背部に受圧面積の大きい大径の第1ピス
トン32eを配置し、かつ、さらにその背部に受圧面積
の小さい小径の第2ピストン32fを配置し、また、両
ピストン32e,32fのリターンスプリング32gを
備えた構成とされている。
【0034】そして、油路36により締結圧が導入され
る第1ピストン32eの背部の第1油圧室321と、油
路37により締結圧が導入される第2ピストン32fの
背部の第2油圧室322とが設けられ、これらの油圧室
321,322に同一の締結圧が導入された場合に、第1
油圧室321に導入された場合の方が第2油圧室322
導入された場合より大きな締結力が得られるようになっ
ている。
【0035】また、減速ブレーキ34は、上記直結クラ
ッチ32のドラム部材32bと変速機ケース3との間に
駆動側及び被駆動側の複数の摩擦板34a,34bを交
互に配設し、リターンスプリング34cに抗してこれら
の摩擦板34a,34bを締結させるピストン34dを
備えると共に、該ピストン34dの背部に、受圧面積の
大きい内周側の第1油圧室341と、受圧面積の小さい
外周側の第2油圧室342とを同心状に設けた構成とさ
れている。そして、これらの油圧室341,342に同一
の締結圧が導入された場合に、第1油圧室341に締結
圧が導入された場合の方が第2油圧室342に導入され
た場合より大きな締結力が得られるようになっている。
【0036】次に、上記表1に従って各クラッチ及びブ
レーキを選択的に締結させることにより、運転状態もし
くは運転者の要求に応じた変速段を形成する油圧回路に
ついて説明する。
【0037】図3に示すように、この油圧回路40に
は、まず、オイルポンプ4から吐出される作動油の圧力
を所定圧力のライン圧に調整するレギュレータバルブ4
1が備えられ、該レギュレータバルブ41によって調整
されたライン圧が、メインライン42により、運転者に
よって操作されるマニュアルバルブ43と、各種制御用
元圧を生成する第1〜第3レデューシングバルブ44,
45,46とに供給されるようになっている。
【0038】これらのレデューシングバルブ44〜46
のうち、第1レデューシングバルブ44によって一定圧
に減圧された制御用元圧はライン47を介してモデュレ
ータバルブ48に供給されるようになっている。そし
て、このモデュレータバルブ48の制御ポート48aに
はデューティソレノイドバルブ49によって調整された
制御圧が供給され、このデューティソレノイドバルブ4
9のデューティ率(1ON,OFFサイクル中のON時
間の比率)に応じて上記制御元圧からモデュレータ圧が
生成されると共に、このモデュレータ圧がライン50を
介して上記レギュレータバルブ41の第1増圧ポート4
1aに供給され、これにより、ライン圧が上記デューテ
ィ率に応じて増圧されるようになっている。その場合
に、上記デューティ率は例えばエンジンのスロットル開
度等に応じて設定さることにより、ライン圧が該スロッ
トル開度等に応じた値に調整されることになるなお、上
記モデュレータ圧をレギュレータバルブ41の第1増圧
ポート41aに供給するライン50には、デューティソ
レノイドバルブ49の周期的ON,OFF動作に起因す
る油圧の脈動を抑制するための第1アキュムレータ51
が設置されている。
【0039】また、上記マニュアルバルブ43は、D,
3,2,1の各前進レンジと、R(後退)レンジと、N
(中立)レンジと、P(駐車)レンジの設定が可能とさ
れており、前進レンジでは、上記メインライン42を前
進ライン52に、Rレンジでは後退ライン53にそれぞ
れ接続させるようになっている。
【0040】上記前進ライン52は、作動油の供給時と
排出時とで絞り量を異ならせたオリフィス54を介して
前進クラッチ23に導かれており、したがって、D,
3,2,1の各前進レンジでは、前進クラッチ23が常
時締結されることになる。その場合に、この前進ライン
52には、前進クラッチ23への締結圧の供給時におけ
るショックを緩和するための第2アキュムレータ55が
設置され、このアキュムレータ55に上記メインライン
42からライン56を介して背圧が供給されるようにな
っている。
【0041】また、上記後退ライン53は、副変速機3
0における減速ブレーキ34の受圧面積の大きな第1油
圧室341に直接導かれており、したがって、Rレンジ
では、この第1油圧室341に導入されるライン圧によ
り、減速ブレーキ34が大きな締結力で締結されること
になる。なお、この後退ライン53からはレギュレータ
バルブ41の第2増圧ポート41bに通じるライン57
が分岐され、Rレンジでライン圧の調整値を高くするよ
うになっている。
【0042】一方、上記メインライン42、前進ライン
52及び後退ライン53からは、主変速機20における
変速用の第1、第2、第3シフトバルブ61,62,6
3と、副変速機30における変速用の第4、第5シフト
バルブ64,65とにライン圧が供給されるようになっ
ている。
【0043】これらのシフトバルブ61〜65は、いず
れも一端に制御ポート61a〜65aが設けられ、上記
第2レデューシングバルブ45から導かれた制御用元圧
ライン66が主変速機用の第1〜第3シフトバルブ61
〜63の各制御ポート61a〜63aに、また、第3レ
デューシングバルブ46から導かれた制御用元圧ライン
67が副変速機用の第4、第5シフトバルブ64,65
の各制御ポート64a,65aにそれぞれ接続されてい
る。
【0044】上記制御用元圧ライン66,67には、第
1〜第5シフトバルブ61〜65に対応させて第1〜第
5ON−OFFソレノイドバルブ71〜75が設置され
ている。これらのON−OFFソレノイドバルブ71〜
75は、ON時に当該シフトバルブ61〜65の制御ポ
ート61a〜65a内をドレンさせるようになってお
り、したがって、各シフトバルブ61〜65のスプール
は、対応するON−OFFソレノイドバルブ71〜75
がONのときに図面上、左側に位置し、OFFのときに
右側に位置することになる。
【0045】そして、これらのソレノイドバルブ71〜
75のON,OFFの組合せ、即ち各シフトバルブ61
〜65のスプールの位置の組合せに応じて、上記メイン
ライン42、前進ライン52もしくは後退ライン53か
ら各クラッチ及びブレーキに通じるラインが選択的に連
通され、これにより、前記表1に示すところに従って各
クラッチ及びブレーキが締結されて、1〜5速と後退速
とが得られることになる。その場合に、各クラッチ及び
ブレーキに供給される締結圧は、それぞれ次のようにし
て適正値に制御されるようになっている。
【0046】つまり、主変速機20における直結クラッ
チ24、コーストブレーキ29、ローリバースブレーキ
26及び3−4ブレーキ28については、ライン圧を減
圧して所定の締結圧に調整するためのコントロールバル
ブ76,77,78,79がそれぞれ備えられ、これら
のうち、コーストブレーキ用、ローリバースブレーキ用
及び3−4ブレーキ用のコントロールバルブ77,7
8,79については、制御ポート77a,78a,79
aに第1リニアソレノイドバルブ80によって調整され
た制御圧がライン81を介して供給されて、該制御圧に
応じて締結圧がそれぞれ制御されるようになっている。
【0047】また、直結クラッチ用コントロールバルブ
76の制御ポート76aには、ライン82によって直結
クラッチ24に供給される締結圧自体がワンウェイオリ
フィス83と第3アキュムレータ84とが設けられたラ
イン85を介して制御圧として供給され、このアキュム
レータ84の作動により該締結圧の立ち上がりが制御さ
れるようになっている。
【0048】なお、上記第1リニアソレノイドバルブ8
0は、上記第1レデューシングバルブ44からライン4
7を介して供給される制御元圧をコントローラ(図4参
照)からの制御信号に応じて調整して、そのときの変速
段や運転状態に応じた制御圧を生成するようになってい
る。また、上記直結クラッチ用コントロールバルブ76
と、上記ローリバースブレーキ用コントロールバルブ7
8の一端に設けられたポート76b,78bには、上記
後退ライン53から分岐された調圧動作禁止用ライン8
6がそれぞれ接続され、Rレンジで、これらのポート7
6b,78bにライン圧が供給されてスプールが図面
上、左側の位置に固定されることにより、該直結クラッ
チ用及びローリバースブレーキ用コントロールバルブ7
6,78の調圧動作が阻止されるようになっている。さ
らに、3−4ブレーキ用コントロールバルブ79の一端
のポート79bには、コーストブレーキ29に締結圧が
供給されるときに、該締結圧がライン87を介して供給
されて、該コントロールバルブ79の調圧動作が制御さ
れるようになっている。
【0049】また、上記第1リニアソレノイドバルブ8
0によって生成された制御圧は、ライン81を介してア
キュムレータ用コントロールバルブ88の制御ポート8
8aにも供給されるようになっている。このコントロー
ルバルブ88は、メインライン42からライン89を介
して供給されるライン圧を上記第1リニアソレノイドバ
ルブ80からの制御圧に応じて調整して、上記第3アキ
ュムレータ84及び第4アキュムレータ90用の背圧を
生成し、これをライン91によって両アキュムレータ8
4,90の背圧ポート84a,90aに供給するように
なっている。
【0050】一方、副変速機30における締結圧の制御
用としては、直結クラッチ32の受圧面積の大きな第1
油圧室321及び受圧面積の小さな第2油圧室322に供
給される締結圧を調整する直結クラッチ用コントロール
バルブ101と、減速ブレーキ34の受圧面積の小さな
第2油圧室342に供給される締結圧を調整する減速ブ
レーキ用コントロールバルブ102と、第2リニアソレ
ノイドバルブ103とが備えられている。なお、減速ブ
レーキ34の受圧面積の大きな第1油圧室341には、
前述のように、Rレンジでマニュアルバルブ43から後
退ライン53を介してライン圧が直接供給される。
【0051】上記第2リニアソレノイドバルブ103
は、メインライン42からライン圧が制御元圧として供
給され、これをコントローラからの制御信号に応じて調
整した上で、ライン104及び第5シフトバルブ65か
ら、ライン105もしくはライン106を介して減速ブ
レーキ用コントロールバルブ102の制御ポート102
aに供給し、もしくは直結クラッチ32の第1油圧室3
1に連通して該油圧室321の油圧を調整する。そし
て、上記減速ブレーキ用コントロールバルブ102は、
上記のようにして第2リニアソレノイドバルブ103で
生成された制御圧が制御ポート102aに供給されてい
るときに、メインライン42からライン107、第4シ
フトバルブ64、ライン108、第5シフトバルブ65
及びライン109を介して供給されるライン圧を上記制
御圧に応じて調整し、これをライン110を介して減速
ブレーキ34の第2油圧室342に供給する。
【0052】一方、直結クラッチ用コントロールバルブ
101には、メインライン42からライン107、第4
シフトバルブ64、ライン111を介してライン圧が供
給され、これを調整した上で、ワンウェイオリフィス1
12、ライン113及び第5シフトバルブ65から、上
記ライン106もしくはライン114を介して直結クラ
ッチ32の第1油圧室321もしくは第2油圧室322
選択的に供給するようになっている。
【0053】そして、この直結クラッチ用コントロール
バルブ101の制御ポート101aには、上記直結クラ
ッチ32の第1油圧室321もしくは第2油圧室322
供給される締結圧自体が、ワンウェイオリフィス115
及び第5アキュムレータ116が設けられたライン11
7を介して制御圧として供給されるようになっており、
したがって、上記締結圧は、第5アキュムレータ116
の作動により一定の棚圧状態を経て立ち上がることにな
る。なお、このアキュムレータ116の背圧ポート11
6aには、メインライン42からライン118を介して
背圧が供給されるようになっている。
【0054】そして、以上の構成の油圧回路40におい
て、第1〜第5ON−OFFソレノイドバルブ71〜7
5のON,OFFの組合せパターンは表2に示すように
なっており、これにより前進の1〜5速と後退速とが得
られるようになっている。ここで、表2中、(1)、
(2)はエンジンブレーキ用レンジでの1速及び2速を
示す。
【0055】
【表2】 次に、この表2に従って各ON−OFFソレノイドバル
ブ71〜75のON,OFFの組合せと変速段との関係
を具体的に説明する。
【0056】まず、Dレンジ等で採用されるエンジンブ
レーキの作動しない1速では、主変速機20側では、第
1〜第3ON−OFFソレノイドバルブ71〜73がO
N,OFF,OFFの状態にあって、第1〜第3シフト
バルブ61〜63のスプールが左側、右側、右側にそれ
ぞれ位置している。この状態では、前進ライン52から
分岐されたライン121が第1シフトバルブ61を介し
てライン122に連通し、さらに第2シフトバルブ62
を介してライン123に連通するが、このライン123
は第3シフトバルブ63で遮断される。また、同じく前
進ライン52から分岐された他のライン124は第2シ
フトバルブ62で、メインライン42から分岐されたラ
イン125は第1シフトバルブ61でそれぞれ遮断され
る。したがって、この場合は、前述のように、前進レン
ジで常時締結される前進クラッチ23のみが締結された
状態となり、主変速機20においてエンジンブレーキが
作動しない低速段が得られる。
【0057】そして、副変速機30においては、第4、
第5ON−OFFソレノイドバルブ74,75が共にO
FFの状態にあって、第4、第5シフトバルブ64,6
5のスプールが共に右側に位置することにより、メイン
ライン42がライン107及び第4シフトバルブ64を
介してライン108に連通し、さらに、第5シフトバル
ブ65を介して減速ブレーキ用コントロールバルブ10
2に至るライン109に連通して、該コントロールバル
ブ102にライン圧が供給される。このとき、第2リニ
アソレノイドバルブ103で生成された制御圧がライン
104、第5シフトバルブ65及びライン105を介し
て減速ブレーキ用コントロールバルブ102の制御ポー
ト102aに供給されることにより、上記ライン圧が該
制御圧に応じて調整され、所定の締結圧とされた上で、
ライン110を介して減速ブレーキ34の第2油圧室3
2に供給され、該減速ブレーキ34が締結される。
【0058】また、直結クラッチ32は、第1油圧室3
1がライン106、第5シフトバルブ65、ライン1
13、直結クラッチ用コントロールバルブ101及びラ
イン111を介して第4シフトバルブ64のドレンポー
トに連通し、また、第2油圧室322が、ライン114
を介して第5シフトバルブ65のドレンポートに連通す
ることにより解放された状態にある。その結果、副変速
機30の変速段はエンジンブレーキが作動する低速段と
なり、自動変速機全体としては、エンジンブレーキの作
動しない1速となる。
【0059】また、1レンジや2レンジ等で採用される
エンジンブレーキが作動する1速では、上記のエンジン
ブレーキ非作動の1速に対して主変速機20における第
3ソレノイドバルブ73がONとなり、これにともなっ
て、第3シフトバルブ63のスプールが左側に位置す
る。したがって、この場合は、上記前進ライン52が、
その分岐ライン121、第1シフトバルブ61、ライン
122、第2シフトバルブ62、ライン123及び第3
シフトバルブ63を介してローリバースブレーキ用コン
トロールバルブ78に通じるライン126に連通し、該
コントロールバルブ78にライン圧が供給されることに
なる。
【0060】そして、このコントロールバルブ78に供
給されたライン圧は、第1リニアソレノイドバルブ80
からライン81を介して制御ポート78aに供給されて
いる制御圧に応じた締結圧に調整され、これがライン1
27を介してローリバースブレーキ29に供給される。
これにより、前進クラッチ23に加えて、ローリバース
ブレーキ29が締結され、主変速機20において、エン
ジンブレーキが作動する低速段が得られることになる。
そして、副変速機30においては、前述のエンジンブレ
ーキ非作動の1速の場合と同様に減速ブレーキ34が締
結されているから、自動変速機全体として、エンジンブ
レーキが作動する1速が得られる。
【0061】次に、Dレンジ等で採用されるエンジンブ
レーキ非作動の2速、及び1レンジや2レンジ等で採用
されるエンジンブレーキ作動の2速では、上記のエンジ
ンブレーキ非作動の1速及びエンジンブレーキ作動の1
速の状態に対して副変速機30の変速段のみが変化す
る。
【0062】つまり、副変速機30における第4ON−
OFFソレノイドバルブ74がONとなり、これに伴っ
て第4シフトバルブ64のスプールが左側に位置する。
したがって、メインライン42からライン107を介し
て第4シフトバルブ64に供給されているライン圧が該
第4シフトバルブ64からライン111を介して直結ク
ラッチ用コントロールバルブ101に供給されると共
に、該コントロールバルブ101で立ち上がりを調整さ
れた上で、ライン113、第5シフトバルブ65及びラ
イン106を介して直結クラッチ32の第1油圧室32
1に供給されることになる。これにより、副変速機30
の変速段が高速段となり、その結果、自動変速機の全体
として、エンジンブレーキが作動しない2速或はエンジ
ンブレーキが作動する2速が得られることになる。
【0063】さらに、3速では、主変速機20におい
て、第1〜第3ON−OFFソレノイドバルブ71〜7
3がOFF,ON,ONとなり、これに伴って第1〜第
3シフトバルブ61〜63のスプールが、右側、左側、
左側に位置することになる。この場合、まず、前進ライ
ン52からの一方の分岐ライン121が、第1シフトバ
ルブ61を介してライン128に連通し、さらに第3シ
フトバルブ63を介してコーストブレーキ用コントロー
ルバルブ77に通じるライン129に連通する。したが
って、該コントロールバルブ77にライン圧が供給さ
れ、これが第1リニアソレノイドバルブ80からライン
81を介して供給される制御圧に応じて所定の締結圧に
調整された上で、ライン130を介してコーストブレー
キ29に供給され、これにより該コーストブレーキ29
が締結される。
【0064】また、前進ライン52からの他方の分岐ラ
イン124が第2シフトバルブ62を介して3−4ブレ
ーキ用コントロールバルブ79に通じるライン131に
連通し、該コントロールバルブ79にライン圧を供給す
る。このコントロールバルブ79には、上記第1リニア
ソレノイドバルブ80からライン81を介して制御圧が
供給されると共に、上記コーストブレーキ29に供給さ
れている締結圧がライン87を介して制御圧として供給
され、これらの制御圧に応じて調整された締結圧がライ
ン132を介して3−4ブレーキ28に供給されること
になる。
【0065】その結果、主変速機20においては、前進
クラッチ23に加えて3−4ブレーキ28が締結され、
しかも上記コーストブレーキ29も締結されることによ
り、エンジンブレーキが作動する中速段が得られること
になる。
【0066】一方、副変速機30においては、第4、第
5ON−OFFソレノイドバルブ74,75が共にOF
Fの状態にあって、前述の1速の場合と同様にして、変
速段がエンジンブレーキの作動する低速段に設定されて
いる。したがって、自動変速機の全体としては、所定の
減速比を有し、かつ、エンジンブレーキが作動する3速
が得られることになる。
【0067】そして、4速では、この3速の状態から副
変速機30における第4、第5ON−OFFソレノイド
バルブ74,75が共にONとなって、第4、第5シフ
トバルブ64,65のスプールが左側に位置し、これに
より、まず、前記の2速の場合と同様に、メインライン
42からライン107、第4シフトバルブ64、及びラ
イン111を介してライン圧が直結クラッチ用コントロ
ールバルブ101に供給され、該コントロールバルブ1
01で立ち上がりを調整され、所定の締結圧となって、
ライン113及び第5シフトバルブ65から、今度はラ
イン114を介して直結クラッチ32の第2油圧室32
2に供給されることになる。その結果、直結クラッチ3
2が締結されて副変速機30の変速段が高速段となる。
そして、主変速機20は上記の3速の場合と同様に中速
段に設定されているから、自動変速機全体としての変速
段は4速となる。
【0068】さらに、5速においては、主変速機20に
おける第1〜第3ON−OFFソレノイドバルブ71〜
73がOFF,ON,OFFとなって、第1〜第3シフ
トバルブ61〜63のスプールが右側、左側、右側に位
置する。そのため、メインライン42から分岐されたラ
イン125が第1シフトバルブ61を介してライン13
3に連通すると共に、さらに、第3シフトバルブ63を
介して直結クラッチ用コントロールバルブ76に通じる
ライン134に連通し、したがって、該コントロールバ
ルブ76にライン圧が供給されることになる。そして、
このコントロールバルブ76によって調整された締結圧
がライン82によって直結クラッチ24に供給され、該
クラッチ24を締結させる。これにより、主変速機20
においては、前進クラッチ23と直結クラッチ24とが
締結されて、変速段が高速段となる。なお、この直結ク
ラッチ24の締結時には、第3アキュムレータ84の作
用により、締結圧が一定の棚圧状態を経て供給される。
【0069】一方、副変速機30は、前述の4速の場合
と同様に、第4、第5ON−OFFソレノイドバルブ7
4,75が共にONの状態にあって、変速段は高速段に
設定されており、その結果、自動変速機の全体としては
5速が得られることになる。
【0070】さらに、上記マニュアルバルブ43がRレ
ンジに操作された後退速においては、該マニュアルバル
ブ43を介して後退ライン53がメインライン42に連
通されると共に、第1〜第3ON−OFFソレノイドバ
ルブ71〜73がOFF,OFF,OFFの状態となっ
て、第1〜第3シフトバルブ61〜63のスプールがい
ずれも右側に位置することになる。
【0071】そのため、まず、メインライン42から分
岐されたライン125が、前述の5速の場合と同様に、
第1シフトバルブ61を介してライン133に連通する
と共に、さらに、第3シフトバルブ63を介して直結ク
ラッチ用コントロールバルブ76に通じるライン134
に連通し、したがって、該コントロールバルブ76にラ
イン圧が供給されることになる。この場合は、該コント
ロールバルブ76の一端のポート76bに、上記後退ラ
イン53からライン86を介してライン圧が供給され
て、該コントロールバルブ76のスプールが図面上、左
側に固定されることにより、上記ライン134から供給
されたライン圧は、減圧されることなくライン82を介
してそのまま直結クラッチ24に供給され、該直結クラ
ッチ24を高い締結圧で締結させる。
【0072】また、上記後退ライン53は、作動油の供
給方向と排出方向とで絞り量が異なるオリフィス135
を有するライン136、第3シフトバルブ63及び前述
のライン126を介してローリバースブレーキ用コント
ロールバルブ78に連通して、上記のエンジンブレーキ
作動の1速の場合と同様に、該コントロールバルブ78
にライン圧を供給する。この場合、該コントロールバル
ブ78の一端のポート78bには、上記後退ライン53
から分岐されたライン86によってライン圧が導入され
ることにより、該コントロールバルブ78のスプールが
図面上、左側に固定される。そのため、上記ライン12
6によって供給されているライン圧は、該コントロール
バルブ78で調整されることなく、そのままローリバー
スブレーキ26に供給され、該ローリバースブレーキ2
6を高い締結圧で締結することになる。
【0073】これにより、主変速機20においては、直
結クラッチ24及びローリバースブレーキ26が締結さ
れ、後退段が得られる。そして、副変速機30において
は、第4,第5ON−OFFソレノイドバルブ74,7
5が共にOFFで、変速段がエンジンブレーキの作動す
る低速段に設定された状態にあり、減速比の大きな後退
速が得られる。
【0074】なお、上記ローリバースブレーキ26に締
結圧が供給される際には、上記ライン136からライン
137を介して第4アキュムレータ90に作動油が導入
されることにより、該締結圧が所定の棚圧状態を経て徐
々に立ち上がることになる。
【0075】以上の構成に加えて、この油圧回路40に
は、トルクコンバータ10内のロックアップクラッチ1
7を制御するためのロックアップ第1、第2シフトバル
ブ141,142と、ロックアップコントロールバルブ
143とが備えられている。
【0076】そして、メインライン42から第1シフト
バルブ141とコントロールバルブ143とにコンバー
タライン144が導かれていると共に、第1シフトバル
ブ141の一端の制御ポート141aには、上記第2レ
デューシングバルブ45からの制御ライン66がライン
145を介して接続されている。そして、このライン1
45にはロックアップ制御用のON−OFFソレノイド
バルブ146が設置され、該バルブ146がOFFのと
きに、上記第1シフトバルブ141の制御ポート141
aに制御圧が導入されることにより、該バルブ141の
スプールが左側に位置するようになっている。このと
き、上記コンバータライン144がトルクコンバータ1
0内のロックアップ解放室17aに通じる解放ライン1
47に連通し、これによってロックアップクラッチ17
が解放される。
【0077】一方、上記ON−OFFソレノイドバルブ
146がONとなって、第1シフトバルブ141の制御
ポート141aから制御圧がドレンされることにより、
該バルブ141のスプールが右側に位置すると、上記コ
ンバータライン144がトルクコンバータ10内のロッ
クアップ締結室17bに通じる締結ライン148に連通
し、これによりロックアップクラッチ17が締結され
る。そして、このとき、上記解放ライン147は第1シ
フトバルブ141及びライン149を介してロックアッ
プコントロールバルブ143に通じ、該コントロールバ
ルブ143で調整された作動圧が、ロックアップ解放圧
としてロックアップクラッチ17の解放室17bに供給
される。
【0078】つまり、上記コントロールバルブ143の
一端の制御ポート143aには、上記第1レデューシン
グバルブ44から導かれた制御ライン150が接続され
ていると共に、この制御ライン150にはデューティソ
レノイドバルブ151が設置され、上記制御ポート15
3aに供給される制御圧を該デューティソレノイドバル
ブ151に与えられる制御信号のデューティ率に応じて
調整することにより、上記解放圧を調整するようになっ
ているのである。
【0079】また、上記デューティソレノイドバルブ1
51によって生成された制御圧は、ライン152を介し
て第2シフトバルブ142の制御ポート142aにも供
給される。そして、該制御圧が所定値以下の場合には、
第2シフトバルブ142のスプールが右側に位置するこ
とにより、メインライン42からライン56を介して導
かれたライン153がライン154を介して上記コント
ロールバルブ143の調圧阻止ポート143bに連通し
て、該ポート143bにライン圧を供給する。これによ
り、コントロールバルブ143による解放圧の調整動作
が阻止され、このとき、ロックアップクラッチ17は締
結圧のみが供給された完全締結状態となる。
【0080】そして、上記制御圧が所定値以上となった
ときに、コントロールバルブ143による解放圧の調整
動作が行われ、この解放圧に応じてロックアップクラッ
チ17がスリップ制御されるようになっている。
【0081】ここで、上記第2シフトバルブ142のス
プールは、制御圧の非導入時に右側に位置し、このと
き、上記前進クラッチ23に通じるライン52上のオリ
フィス54をバイパスするライン155を開通させるよ
うになっている。
【0082】なお、この油圧回路40に備えられたライ
ン圧調整用のデューティソレノイドバルブ49、変速用
の第1〜第5ON−OFFソレノイドバルブ71〜7
5、締結圧調整用の第1、第2リニアソレノイドバルブ
80,103、ロックアップ制御用のON−OFFソレ
ノイドバルブ146及びデューティソレノイドバルブ1
51は、図4に示すように、コントローラ160からの
制御信号によって制御されるようになっている。そし
て、このコントローラ160には、車速を検出するセン
サ161からの信号、エンジンのスロットル開度を検出
するセンサ162からの信号、及び運転者によって選択
されたシフト位置(レンジ)を検出するセンサ163か
らの信号等が入力され、これらの信号によって示される
運転状態や運転者の要求に応じて上記各ソレノイドバル
ブを制御するようになっている。
【0083】また、このコントローラ160には、主変
速機20の入力側の回転数を検出する第1回転センサ1
64と、主変速機20の出力側(副変速機30の入力
側)の回転数を検出する第2回転センサ165と、副変
速機30の出力側の回転数を検出する第3回転センサ1
66とが接続されている。そして、該コントローラ16
0は、後述するように、これらのセンサ164〜166
からの信号に基づいて主変速機20及び副変速機30の
ギヤ比を算出し、その値に応じて締結圧の給排制御を行
うようになっている。
【0084】本実施例に係る自動変速機は以上のような
構成であり、この自動変速機においては、前述のよう
に、1速及び3速で副変速機30における減速ブレーキ
34が締結されるときに、該減速ブレーキ34の第2油
圧室342に供給される締結圧が、減速ブレーキ用コン
トロールバルブ102において第2リニアソレノイドバ
ルブ103によって生成された制御圧に応じて調整され
るのであるが、この第2リニアソレノイドバルブ103
は、2−3変速時において直結クラッチ32の第1油圧
室321から締結圧を排出する際の制御にも用いられる
ようになっている。次に、この部分の構成及び作用を図
5〜図7を用いて詳しく説明する。
【0085】まず、1速及び3速では、図5に示すよう
に、副変速機30においては、第4、第5ON−OFF
ソレノイドバルブ74,75が共にOFFの状態にあっ
て、第4、第5シフトバルブ64,65のスプールが右
側に位置することにより、メインライン42からライン
107、第4シフトバルブ64、ライン108、第5シ
フトバルブ65及びライン109を介して減速ブレーキ
用コントロールバルブ102にライン圧が供給される。
そして、このライン圧が、該コントロールバルブ102
の制御ポート102aに供給されている第2リニアソレ
ノイドバルブ103からの制御圧に応じて調整された上
で、ライン110を介して減速ブレーキ34の第2油圧
室342に供給されることにより、該減速ブレーキ34
がその伝達トルクに応じた締結力で締結されることにな
る。
【0086】一方、2速から3速への変速時には、主変
速機20において3−4ブレーキ28を締結させて、変
速段を低変速段から中変速段にシフトアップさせると同
時に、副変速機30においては、直結クラッチ32を解
放し、かつ減速ブレーキ34を締結させて、変速段を高
変速段から低変速段にシフトダウンさせることになる。
つまり、この2−3変速時には、主変速機20と副変速
機30とでギヤ比の変化が逆方向の変速動作が同時に行
われることになり、このような場合、両変速機20,3
0における変速動作を互いに適切な関係を保ちながら、
具体的には、主変速機20におけるギヤ比の減少と副変
速機30におけるギヤ比の増大とを対応させながら、変
速動作を進行させなければならないのである。そこで、
この油圧回路40においては、2−3変速時に次のよう
に制御するようになっている。
【0087】この2−3変速時の副変速機30における
第4、第5ON−OFFソレノイドバルブ74、75の
ON,OFFの組合せパターンの切り換わりは前述の表
2に示す通りであるが、実際には、表3に示すように、
2速と3速との間に中間パターン1,2が設定されてい
るのである。
【0088】
【表3】 この表3に従い、2−3変速時には、まず中間パターン
1として、第4、第5ON−OFFソレノイドバルブ7
4,75が共にONの状態となり、第4、第5シフトバ
ルブ64,65のスプールが共に左側に位置すると共
に、その直後に中間パターン2として、第4、第5ON
−OFFソレノイドバルブ74,75がOFF,ONの
状態となることにより、図6に示すように、第4シフト
バルブ64のスプールは右側、第5シフトバルブ65の
スプールは左側に位置することになる。
【0089】この状態では、3速で締結圧が供給される
減速ブレーキ34の第2油圧室342は、ライン11
0、減速ブレーキ用コントロールバルブ102及びライ
ン109を介して第5シフトバルブ65のドレンポート
65bに連通して、該減速ブレーキ34がいまだ解放さ
れた状態に保持されている。また、直結クラッチ32の
第1油圧室321は、ライン106、第5シフトバルブ
65及びライン104を介して第2リニアソレノイドバ
ルブ103に連通した状態にあり、この状態で、該第2
リニアソレノイドバルブ103により直結クラッチ32
の第1油圧室321からの作動油のドレン制御が行わ
れ、該直結クラッチ32が解放される。
【0090】一方、主変速機20においては、3−4ブ
レーキ28の締結動作が開始される。そして、図7に符
号aで示すように、3−4ブレーキ28の締結圧が上昇
するに従い、同図に符号bで示すように主変速機20の
ギヤ比が低速段から中速段へ減少するのであるが、この
とき、図4に示すコントローラ160は、主変速機20
におけるギヤ比の減少に対応して副変速機30における
ギヤ比が増大するように、上記第2リニアソレノイドバ
ルブ103により、副変速機30における直結クラッチ
32の解放動作を制御するのである。
【0091】つまり、コントローラ160は、主変速機
20の入力側及び出力側にそれぞれ配置された第1、第
2回転センサ164,165からの信号に基づいて該主
変速機20におけるギヤ比を算出すると共に、その減少
の進行に対応して副変速機30のギヤ比が増大するよう
に、各時点における副変速機30の目標ギヤ比を設定す
る。そして、その目標ギヤ比と、副変速機30の入力側
及び出力側にそれぞれ配置された第2、第3回転センサ
165,166からの信号に基づいて算出される各時点
での実際のギヤ比とを比較し、その偏差が解消されるよ
うに上記第2リニアソレノイドバルブ103による直結
クラッチ32の解放動作をフィードバック制御するので
ある(図7の符号c)。
【0092】これにより、図7に符号dで示すように、
副変速機30のギヤ比が、高速段から低速段へ、主変速
機20におけるギヤ比の減少(シフトアップ)に対応し
て増大(シフトダウン)することになり、2−3変速が
良好に行われることになる。
【0093】なお、この時点では、上記のように副変速
機30における減速ブレーキ34がいまだ解放された状
態に保持されているが、これに並列に配置された第3ワ
ンウェイクラッチ33(図1参照)がロックするので、
3速への変速が達成される。そして、その後、第4、第
5ON−OFFソレノイドバルブ74,75のON−O
FFの組合せパターンが中間パターン2から3速のパタ
ーンに切り換わって、第4、第5シフトバルブ64、6
5ともスプールが右側に位置することにより、減速ブレ
ーキ34の第2油圧室342に締結圧が供給されるので
ある。
【0094】このように、副変速機30における第2リ
ニアソレノイドバルブ103は、1速及び3速で減速ブ
レーキ34の第2油圧室342に供給される締結圧を調
整する制御を行う一方において、2−3変速時に直結ク
ラッチ32の第1油圧室32 1から締結圧が排出される
際の制御にも使用されるのである。そして、これらの制
御の切り換えが、第5シフトバルブ65の作動により、
第2リニアソレノイドバルブ103ないし該バルブ10
3から導かれたライン104を、減速ブレーキ用コント
ロールバルブ102の制御ポート102aもしくは直結
クラッチ32の第1油圧室321に選択的に連通させる
ことにより行われるのである。
【0095】その場合に、図6に示すように、上記第2
リニアソレノイドバルブ103を直結クラッチ32の第
1油圧室321に連通させたときには、該第2リニアソ
レノイドバルブ103から導かれたライン104と減速
ブレーキ用コントロールバルブ102の制御ポート10
2aに通じるライン105とが第5シフトバルブ65に
よって遮断されるから、この状態への切り換え時に減速
ブレーキ用コントロールバルブ102のスプールが移動
して制御ポート102aの容積が変化しても、その影響
を受けることなく、上記直結クラッチ32の第1油圧室
321からの締結圧の排出制御が行われることになる。
【0096】また、上記第5シフトバルブ65は、第2
リニアソレノイドバルブ103と減速ブレーキ用コント
ロールバルブ102の制御ポート102aとの間を遮断
したとき、即ち、減速ブレーキ34に対する締結圧の供
給を行わないときには、該減速ブレーキ用コントロール
バルブ102にライン圧を供給するライン108とライ
ン109との間を遮断するようになっている。したがっ
て、減速ブレーキ用コントロールバルブ102の作動不
良等により、該バルブ102の制御ポート102aへの
制御圧の供給が停止されているのに、該バルブ102か
ら減速ブレーキ34にライン圧が供給されるといった不
具合が未然に防止されることになる。
【0097】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自動変速
機の油圧回路において、1つの油圧制御手段が、第1の
摩擦要素の締結圧を直接調整する制御と、第2の摩擦要
素の締結圧調整用コントロールバルブの制御ポートに供
給される制御圧を調整することにより該第2の摩擦要素
の締結圧を間接的に調整する制御とを行うことになる。
そして、該油圧制御手段が第1の摩擦要素の締結圧を調
整するときには、シフトバルブによって該油圧制御手段
とコントロールバルブの制御ポートとの間が遮断され、
また、該コントロールバルブを介して第2の摩擦要素の
締結圧を間接的に調整するときには、油圧制御手段と第
1の摩擦要素との間が遮断されるから、一方の制御時に
他方の制御用の油路等の影響を受けることがなく、した
がって、上記両制御が、油圧回路の複雑化やバルブボデ
ィの大型化等を招くことなく、応答性よく、かつ、精度
よく行われることになる。
【0098】また、第2発明によれば、シフトバルブが
油圧制御手段を第1の摩擦要素に連通させているとき、
即ち該油圧制御手段とコントロールバルブの制御ポート
との間を遮断しているときには、該コントロールバルブ
に締結圧の元圧を供給する油路も遮断されるので、該コ
ントロールバルブに作動不良が生じた場合等にも、該コ
ントロールバルブから第2摩擦要素へ誤って作動圧が供
給されることが確実に阻止され、フェールセーフ機能が
得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る自動変速機の骨子図で
ある。
【図2】 同自動変速機における副変速機の構造を示す
断面図である。
【図3】 同自動変速機の油圧回路を示す回路図であ
る。
【図4】 図3の油圧回路における各ソレノイドバルブ
に対する制御システム図である。
【図5】 同油圧回路における副変速機制御部分の1速
の状態を示す回路図である。
【図6】 同油圧回路における副変速機制御部分の2−
3変速時の状態を示す回路図である。
【図7】 2−3変速時における各部の変化を示すタイ
ムチャート図である。
【符号の説明】
32 第1の摩擦要素(直結クラッチ) 34 第2の摩擦要素(減速ブレーキ) 40 油圧回路 65 シフトバルブ 102 コントロールバルブ 102a 制御ポート 103 油圧制御手段(リニアソレノイドバルブ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長山 茂 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摩擦要素に対する締結圧の給排を制御す
    る油圧回路が備えられた自動変速機において、上記油圧
    回路に、第1の摩擦要素の締結圧を直接調整する油圧調
    整手段と、制御ポートにこの油圧制御手段によって調整
    された制御圧が供給され、この制御圧に応じて第2の摩
    擦要素の締結圧を調整するコントロールバルブと、上記
    油圧制御手段を上記第1の摩擦要素もしくはコントロー
    ルバルブの制御ポートに選択的に連通させるシフトバル
    ブとが備えられていることを特徴とする自動変速機の制
    御装置。
  2. 【請求項2】 シフトバルブは、油圧制御手段とコント
    ロールバルブの制御ポートとの間を遮断するときに、該
    コントロールバルブに締結圧の元圧を供給する油路も遮
    断するように構成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の自動変速機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6565474B2 (en) 2000-03-31 2003-05-20 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Hydraulic pressure control device for an automatic transmission

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