JPH05296237A - ころ軸受 - Google Patents

ころ軸受

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Publication number
JPH05296237A
JPH05296237A JP10109692A JP10109692A JPH05296237A JP H05296237 A JPH05296237 A JP H05296237A JP 10109692 A JP10109692 A JP 10109692A JP 10109692 A JP10109692 A JP 10109692A JP H05296237 A JPH05296237 A JP H05296237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller members
roller
bearing
hollow cylindrical
pressure load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10109692A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Shimada
幸雄 島田
Kichiji Horikawa
吉治 堀川
Saiji Miyagawa
才治 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuura Kikai Seisakusho KK
Original Assignee
Matsuura Kikai Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsuura Kikai Seisakusho KK filed Critical Matsuura Kikai Seisakusho KK
Priority to JP10109692A priority Critical patent/JPH05296237A/ja
Publication of JPH05296237A publication Critical patent/JPH05296237A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速回転するころ軸受の回転上限を高め、同
じスケールの軸受を用いても、一層の高速回転が可能な
工作機械を製造可能にする。 【構成】 内輪と、外輪と、内輪の軌道及び外輪の軌道
を転動する複数のころ部材とを有するころ軸受におい
て、各ころ部材の軸線方向中心部に貫通孔を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転動体としてころを用
いたコロガリ軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】相互に
部品を結合するときに用いられる結合用機械要素である
軸受は、回転軸を支え、軸に作用する荷重を受けて、軸
を滑らかに回転させるものであって、荷重の作用する方
向によって、ラジアル軸受とスラスト軸受とに分けられ
る。また、軸と軸受との接触状態によって、スベリ軸受
とコロガリ軸受に分けることができる。
【0003】転動体としてころを用いた軸受をころ軸受
といい、荷重のかかる接触部分が線状になるので、玉軸
受に比べ、大きな荷重に耐えることができる。このよう
なころ軸受には、円筒ころ軸受、円すいころ軸受、球面
ころ軸受などがある。
【0004】例えば、高速で回転する工作機械の主軸に
おいては、軸線方向のいずれか片側一方の支持領域に、
アンギュラ玉軸受1組を配置し、他方の支持領域に、こ
ろ軸受を配置して、アンギュラ玉軸受では、ラジアル方
向の荷重とスラスト方向の荷重を支持し、ころ軸受で
は、ラジアル方向の荷重を支持するように構成されてい
る。
【0005】主軸が高速で回転する場合、その発熱によ
り主軸が伸び、その伸びを逃がすために片側の支持にこ
ろ軸受を使用しているのである。
【0006】即ち、玉軸受は、内側レースと外側レース
に嵌まり込んでおり、特にアンギュラ玉軸受にあって
は、内外輪の溝が斜めに、しかも1組の軸受で見ると軸
線方向に相反する傾きで構成されているために、主軸を
軸線方向にずらすことができないのに対して、ころ軸受
では、内外輪のいずれかに設けられた溝に、軸線方向の
ずれを生じないようにころが収容されているだけなの
で、ころを収容する内外輪のいずれかと他方の輪とで、
軸線方向の相対摺動が可能であり、その相対摺動によっ
て、主軸の伸びを逃すものである。
【0007】しかしながら、玉軸受に比べて、ころ軸受
は線接触によるころがりなので発熱の程度が高く、高速
で回転すると、ころ部材が焼き付けを起こし、破損する
という問題があった。発熱によって、内輪およびころ部
材が膨張する。外輪も膨張するが、ハウジング外周が冷
却されているために膨張の程度が少なく、ころ部材と軸
受内輪乃至外輪との間の間隙が減り、予圧過大になるた
めに破損が生じるのである。
【0008】そのため、上記のような構成の工作機械に
おける高速回転の上限は、従来、ころ軸受に依存してい
る。
【0009】そこで本発明は、以上のような従来のころ
軸受の問題点を改善するために、高速回転するころ軸受
の回転上限を高め、同じスケールの軸受を用いても、一
層の高速回転が可能な工作機械を製造可能にすることを
課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、内輪と、外輪
と、内輪の軌道及び外輪の軌道を転動する複数のころ部
材とを有するころ軸受において、各ころ部材の軸線方向
中心部に貫通孔を設けることにより、上記の課題を解決
した。
【0011】貫通孔の内面に凹凸を設けていれば、好適
である。
【0012】
【実施例】本発明の詳細を、図に示される実施例に基づ
いて、説明する。
【0013】図1に、本発明の一実施例であるころ軸受
を取り付けた工作機械の主軸領域を示す。そして、図2
に、図1のころ軸受領域を拡大して示す。
【0014】主軸1の片側支持領域に、アンギュラ玉軸
受2が軸線方向相前後して1組配設されている。他方の
駆動軸側支持領域に、ころ軸受4が配設されている。ま
たハウジング3は、その外周冷却部10によって冷却さ
れている。
【0015】図3及び図4において、ころ軸受4は、内
輪5と外輪6と多数の中空円筒ころ部材7とを有してい
る。内輪5の周方向に形成された溝部8に多数のころ部
材7が一列に配列された状態で収容されている。
【0016】この中空円筒ころ部材7には、図5に示さ
れるように、内面凹凸部である螺子溝9が形成されてい
る。
【0017】主軸が高速回転して、各部品要素の温度が
上がると、ころ部材7は膨張し、当該部材7と内輪5乃
至外輪6との間の間隙が減り、ころ部材7への圧荷重が
増大するが、中空円筒ころ部材7に螺子溝9が形成され
ているため、当該ころ部材7は弾性変形して、当該圧荷
重を吸収する。
【0018】
【発明の効果】請求項1のころ軸受においては、ころ部
材の軸線方向中心部に貫通孔を設けてるので、ころ軸受
が高速回転して、その発熱のためにころ部材への圧荷重
が増大する場合に、ころ部材が僅かに弾性変形し、当該
圧荷重を吸収して、ころ部材の焼き付き・破損を防止す
る。
【0019】また主軸の回転数の約3倍で回転するころ
部材の自転によって、貫通孔に軸受周囲の空気を吸引
し、それによりころ中心から空気による冷却を行なうこ
とが出来る。また当該吸引作用により、軸受に潤滑され
る潤滑油を強制的に排出でき、余分な油による発熱の防
止をすることが可能になる。
【0020】以上のような効果によって、高速回転する
ころ軸受の回転上限を高め、同じスケールの軸受を用い
ても、一層の高速回転が可能な工作機械を製造可能にな
る。
【0021】請求項2のころ軸受においては、貫通孔の
内面に凹凸を設けているので、請求項1のころ軸受の効
果のうち、特に、ころ部材への圧荷重をより効果的に吸
収し、ころ部材の焼き付き・破損を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるころ軸受を取り付けた
工作機械の主軸領域における概略横断面図である。
【図2】図1のころ軸受領域の拡大横断面図である。
【図3】図1のころ軸受の断面図である。
【図4】図3の右側面図である。
【図5】図1のころ軸受のころ部材の横断面図である。
【符号の説明】
4 ころ軸受 5 内輪 6 外輪 7 中空円筒ころ部材 8 溝部 9 螺子溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内輪と、外輪と、内輪の軌道及び外輪の
    軌道を転動する複数のころ部材とを有するころ軸受にお
    いて、各ころ部材の軸線方向中心部に貫通孔を設けるこ
    とを特徴とするころ軸受。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔の内面に凹凸を設けたことを
    特徴とする請求項1に記載のころ軸受。
JP10109692A 1992-04-21 1992-04-21 ころ軸受 Pending JPH05296237A (ja)

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JP10109692A JPH05296237A (ja) 1992-04-21 1992-04-21 ころ軸受

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JP10109692A JPH05296237A (ja) 1992-04-21 1992-04-21 ころ軸受

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JPH05296237A true JPH05296237A (ja) 1993-11-09

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ID=14291567

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JP10109692A Pending JPH05296237A (ja) 1992-04-21 1992-04-21 ころ軸受

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107391893A (zh) * 2017-09-12 2017-11-24 大连交通大学 基于空心圆柱滚子接触变形量和载荷分布的轴承参数优化方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107391893A (zh) * 2017-09-12 2017-11-24 大连交通大学 基于空心圆柱滚子接触变形量和载荷分布的轴承参数优化方法
CN107391893B (zh) * 2017-09-12 2020-09-29 大连交通大学 基于空心圆柱滚子接触变形量和载荷分布的轴承参数优化方法

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