JPH0529532Y2 - - Google Patents

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JPH0529532Y2
JPH0529532Y2 JP1987106820U JP10682087U JPH0529532Y2 JP H0529532 Y2 JPH0529532 Y2 JP H0529532Y2 JP 1987106820 U JP1987106820 U JP 1987106820U JP 10682087 U JP10682087 U JP 10682087U JP H0529532 Y2 JPH0529532 Y2 JP H0529532Y2
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JP
Japan
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rotating shaft
disc body
stator
rotational force
opposing surface
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JP1987106820U
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JPS6411431U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、合成樹脂からなるスプロケツトや
歯車、プーリ等の回転力を伝達する円板体を回転
軸に連結する構造に関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
最近、錆が発生しないこと、回転駆動時の音が
小さいこと等の理由により、食品機械や電子機器
製造機などの駆動部分に、合成樹脂で形成したス
プロケツトや歯車等の円板体が多く使われ始めて
いる。
このような合成樹脂の円板体は、成形型により
一体成形して形成するのが、生産性に優れ、低コ
ストで製造できる。しかし、このように一体成形
すると、円板体の中央に設ける回転軸との連結部
が、高い嵌合精度まで得られず、連結部に回転軸
を嵌め込んだ場合、両者の間で大きなガタツキが
生じり、回転軸が入り込まないことが生じる。
このため、実際は、連結部を予め回転軸の径よ
り小さめに形成し、機械加工より嵌合精度に仕上
げる必要がある。しかし、この方法では加工に時
間がかかり、生産性が悪く、製品コストが高くな
るという問題がある。
また、回転軸と円板体との回転力の伝達は、従
来、第5図に示すように、キーやスプライン構造
で行つているが、円板体が合成樹脂で軟質なため
に、円板体に設けたキー溝10が早く摩耗し、キ
ー11との間にあそびができて、ガタつきが生じ
易く、また、応力集中によりキー溝10の隅部1
2から亀裂が起り易いという問題がある。さら
に、第3図に示すように、長尺の回転軸3に複数
の円板体1を連結する場合、軸の中間部分にキー
溝やスプライン溝を形成するのは、著しく作業性
が悪い。
この考案は、上記の問題に鑑みてなされたもの
で、円板体を一体成形のままで回転軸に確実に連
結することができ、しかも加工を加えず簡単な構
造で回転力の伝達を行なうことができる連結構造
を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題を解決するため、この考案は、弾性
変形可能な合成樹脂で形成された円板体の連結部
内周面に所定間隔で3個以上の凹部を設け、その
凹部の前記回転軸との対向面を、周方向の傾斜面
とし、この対向面と回転軸との間に、その両者間
の最大距離と最小距離の間の断面径を有する軸方
向の円筒状固定子を介設し、円板体を弾性変形さ
せて上記固定子を凹部と回転軸との間に喰込ませ
ることにより円板体と回転軸を一体に固定する構
成とするものである。
〔作用〕
上記のように構成される連結構造においては、
円板体の連結部を回転軸の径より大きく形成し、
凹部の対向面の傾斜が、回転軸の回転方向に対し
て対向面と回転軸の距離が離れる方向になるよう
に、回転軸を円板体に嵌め込む。この状態で、回
転軸を回転させると、固定子が回転軸と凹部との
間で移動するが、固定子の径は対向面と回転軸と
の最小距離が大きくなつているので、固定子は対
向面と回転軸との間で止まり、回転軸の回転によ
り対向面と回転軸の間に押し込まれる。この場
合、円板体が合成樹脂であるため、固定子の押し
込みにより弾性変形して固定子は対向と回転軸と
の間に押し入り、円板体と回転軸を連結する。こ
のため円板体と回転軸とガタつきなく連結される
と共に、一体に回転駆動される。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図において、1は外周にスプロケツト歯2
が形成された合成樹脂の円板体で、成形型により
一体成形されている。円板体1の中央には、回転
軸3の径より大きな連結穴4が設けられ、その連
結穴4の内周面に、等間隔で3個の凹部5が設け
られている。この凹部5の形状は、第2図に示す
ように、回転軸3と対向面5aが、周方向に傾斜
する傾斜面となつており、この対向面5aと回転
軸3の外周面との間に、円筒状の固定子6が介入
されている。この固定子6の径dは、対向面5a
と回転軸3外周面との間の最小距離1より大き
く、最大距離2より小さく設定されている。
上記のように構成される連結構造において、第
2図に示すように回転軸3を矢印aの方向に回転
されると、固定子6は矢印bの方向に移動し、回
転軸3と対向面5aとの間に入り込む。このと
き、円板体1が合成樹脂であるため、固定子6の
押し込みにより対向面5aの当接部分が弾性変形
し、固定子6は強く対向面5aと回転軸3との間
に入り込む。
上記の作用は、各凹所5で同時に進行するの
で、円板体1は、回転軸3に対して正確に芯出し
されると共に、ガタなく確実に連結されることに
なる。また、回転軸3の回転力が大きくなるほ
ど、固定子6が強く押し入つて結合力が高まるの
で、回転力は確実に円板体に伝達され、回転軸3
と円板体1は一体で回転する。
このように、回転軸3と円板体1の連結は、固
定子6を介在して行なわれるので、回転軸3と連
結穴4との間にすき間があつても確実な連結が行
なうことができ、したがつて、固定子6の径dと
最小距離1と間の関係を適切に選べば、単一の
回転軸のに対して、複数の径の連結穴をもつ円板
体を連結させることが可能になり、回転軸を集約
化できる効果がある。また、回転軸にキー溝など
の加工を施す必要ないので、第3図に示すように
長尺の回転軸3の任意の位置に簡単に取付けるこ
とができ、さらに、凹所5はキー溝のように尖つ
た隅部がないので、応力集中により亀裂の発生が
防止され、安定した連結構造が得られる。
第4図はその他の実施例を示すものである。こ
のようにすれば、固定子6をリテーナ7により連
結したものである。このようにすれば固定子6の
取付けが簡単になる利点がある。
なお、凹所5の数は、4個以上設けてもよく、
またその間隔は必ずしも等間隔でなく、所定間隔
で形成するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
この考案は、以上のように構成したものである
から、円板体の連結部と回転軸の間がガタつきが
あつても確実に連結することができ、したがつて
円板体を一体成形で形成することが可能になるの
で、生産性の向上と製造コストの低下を実現する
ことができる。また、回転軸にキー溝やスプライ
ン溝などを加工する必要がないので、回転軸の構
造が簡単になると共に、強度が向上し、安定した
回転力の駆動を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る実施例を示す一部縦断
正面図、第2図は同上の要部を示す断面図、第3
図は回転軸と円板体の連結を示す側面図、第4図
はその他の実施例を示す側断面図、第5図は従来
の連結構造の側断面図である。 1……円板体、3……回転軸、4……連結穴、
5……凹所、5a……対向面、6……円筒状固定
子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性変形可能な合成樹脂からなる回転力伝達用
    円板体を回転軸を嵌め込んで連結する構造におい
    て、上記円板体の連結部内周面に所定間隔で3個
    以上の凹部を設け、その凹部の前記回転軸との対
    向面を、周方向の傾斜面とし、この対向面と回転
    軸との間に、その両者間の最大距離と最小距離の
    間の断面径を有する軸方向の円筒状固定子を介設
    し、円板体を弾性変形させて上記固定子を凹部と
    回転軸との間に喰込ませることにより円板体と回
    転軸を一体に固定することを特徴とする回転力伝
    達用円板体と回転軸の連結構造。
JP1987106820U 1987-07-11 1987-07-11 Expired - Lifetime JPH0529532Y2 (ja)

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JP1987106820U JPH0529532Y2 (ja) 1987-07-11 1987-07-11

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JP1987106820U JPH0529532Y2 (ja) 1987-07-11 1987-07-11

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Publication Number Publication Date
JPS6411431U JPS6411431U (ja) 1989-01-20
JPH0529532Y2 true JPH0529532Y2 (ja) 1993-07-28

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ID=31340674

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614222B2 (ja) * 1976-09-09 1981-04-02

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614222U (ja) * 1979-07-13 1981-02-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614222B2 (ja) * 1976-09-09 1981-04-02

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JPS6411431U (ja) 1989-01-20

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