JPH05294886A - プロパルギルアルコールをアクロレインに異性化する方法 - Google Patents

プロパルギルアルコールをアクロレインに異性化する方法

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JPH05294886A
JPH05294886A JP3020880A JP2088091A JPH05294886A JP H05294886 A JPH05294886 A JP H05294886A JP 3020880 A JP3020880 A JP 3020880A JP 2088091 A JP2088091 A JP 2088091A JP H05294886 A JPH05294886 A JP H05294886A
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propargyl alcohol
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シュテック ヴェルナー
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シュヴァルツマン マッチアス
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メルガー フランツ
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    • C07C45/511Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by pyrolysis, rearrangement or decomposition involving transformation of singly bound oxygen functional groups to >C = O groups
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロパルギルアルコールをアクロレインに異
性化する方法。 【構成】 プロパルギルアルコールを、アルカリ性反応
をする、金属イオンを含有する不均一系触媒を用いて気
相中温度300〜550℃及び圧力0.01〜50バー
ルで転位させることによるプロパルギルアルコールをア
クロレインに異性化する方法並びにアクロレインを遊離
するための貯蔵物質としてのプロパルギルアルコールの
使用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロパルギルアルコー
ルを、アルカリ性反応をする金属イオンを含有する不均
一系触媒を用いて気相中で不均一系触媒作用により異性
化することによりアクロレインを製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】アクロレインの製造に関しては一連の製
法が記載されている。“ウルマンズ・エンサイクロペデ
ィア・オブ・インダストリアル・ケミストリー(Ull
mann’s Encyclopedia of In
dustrial Chemistry)”、第A1
巻、149〜160頁(1985年)によれば、アクロ
レインはプロペンの酸化により又はアセトアルデヒド及
びホルムアルデヒドの気相縮合により合成することがで
きる。しかしながら重合傾向及び毒性を有するためアク
ロレインの貯蔵性は限定されておりかつ経費を要する予
防手段及び安全措置の下でしか可能ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】それ故、本発明の目的
はアクロレインの貯蔵物質を開示することであり、これ
は化学的反応にアクロレインが必要とされる際にかつそ
の現場でアクロレインを供給するようにアクロレインに
容易に変換され得るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明により、プロパル
ギルアルコールをアクロレインに異性化する新規方法が
得られ、これはアルカリ性反応をする金属イオンを含有
する不均一系触媒を用いてプロパルギルアルコールを気
相中で温度300〜550℃及び圧力0.01〜50バ
ールで転位させることを包含する。
【0005】プロパルギルアルコール(プロピン−2−
オール−1)は工業的に簡単にアセチレン及びホルムア
ルデヒドから得られる。
【0006】それ故、例えば前接続した反応器中でアク
ロレインをプロパルギルアルコールから遊離しかつ化学
反応に供給する可能性が得られる。他の場合には、プロ
パルギルアルコールをマスクドアクロレインとして直接
例えばジエンとの反応にその場で使用することができ
る。
【0007】本発明による気相中での転位に好適な反応
条件は温度300〜550℃及び圧力0.01〜50バ
ール、殊に大気圧であり、例えば負荷WHSV0.8〜
8h-1(WHSV=装入混合物g/触媒1g1時間)で
ある。反応は、不連続的に又は有利に連続的に例えば常
圧で固定床又は流動床中で、場合により連続的に触媒を
再生しながら実施することができる。反応はN2、CO2
又は希ガスのような不活性ガスの存在において又は同時
に導通しながら実施することができる。この実施法はす
べての別法で、殊に連続的に行なう。十分な滞留時間が
保障されるならば、0.01〜0.99バールの減圧下
でも作業することができる。
【0008】本発明方法の触媒としては、例えばアルカ
リ金属及び/又はアルカリ土類金属のカチオンを含有す
る不均一系触媒が好適である。
【0009】本発明による異性化は一部は酸化物、水酸
化物又は塩の形である前記カチオンの公知の塩基性に基
いていると思われる。それ故例えば水酸化物のNaO
H、KOH、CsOH、Ca(OH)2、Sr(O
H)2、Ba(OH)2又は酸化物のMgO、CaO、S
rO及びBaOが好適であることが明らかになった。そ
の際に、これらのイオン、塩、酸化物又は他の化合物は
一部は純粋な形で、例えばMgOとして、一部はゼオラ
イト及び構造類似のホスフェートのような分子篩中で配
合されているか又は担持材料上に施されている形で使用
することができる。担持材料としては例えばAl23
び他の酸化アルミニウム、珪酸アルミニウム、珪酸アル
ミニウムマグネシウム及び粘土鉱物、SiO2及び他の
Si含有担持材料又はCa、Sr、Ba又はAl及び硼
素のような2価及び3価のカチオンの沈降金属ホスフェ
ートが好適である。
【0010】特別に好適な触媒、それ故触媒活性イオン
又は化合物の必要量の決定はいくつかの手段により行な
うことができる。1つの方法は水性触媒懸濁液のpH値
を、例えば蒸留水10g中の触媒1gを10分間沸騰さ
せ、その後触媒を濾別し、かつ澄明な濾液のpH値を2
2℃に冷却後又はpH測定機を用いて温度補正下に測定
することにより確かめることである。このpH値は少な
くとも8でなければならない。しかしながら殊に好適な
触媒の場合には9又はそれ以上である。
【0011】更に、R.M.デッサウ(Dessau)
により発表されたアセトニルアセトン、1,4−ジケト
ンの3−メチルシクロペンテノンへの、塩基性触媒作用
による分子内気相環化を利用することにより、特定の触
媒が好適であるか否かを判断することができる[文献:
R.M.Dessau著、Recent Resear
ch Report 214 of the Inte
rnationalZeolite Conferen
ce、457〜458頁、1989年7月10〜14
日、Amsterdam]。これに対し、触媒が酸性又
は主に酸性特性を有する場合、ジケトンは塩基性触媒の
場合のように3−メチルシクロペンテノンにではなく、
2,5−メチルフランに環化される。塩基性としても酸
としても作用する両性触媒は前記の反応において両方の
ヘテロ環を変動する割合で同時に生成する。
【0012】本発明方法に好適な触媒を350℃の温度
及び4/hの負荷WHSVで試験すると、一般に少なく
とも70%の3−メチルシクロペンテノンが2,5−ジ
メチルフランと共に生成する。両性触媒において塩基性
が勝っている場合には、本発明方法に両性触媒も好適な
はずである。
【0013】本発明による金属イオンを担持材料上に施
す1つの方法は、担体を例えば水性−、アルコール性−
又はアンモニア溶液中の前記のカチオンの水酸化物、硝
酸塩、炭酸塩、酸化物又はアルコラートで例えば回転式
蒸発器を用いて回転させることにより含浸させることで
ある。一般に、引続いて少なくとも乾燥させ、場合によ
り例えば400〜700℃で焼成する。場合により、そ
の際に、予め含浸させた担体上に存在する炭酸塩、水酸
化物、ヒドレート又は硝酸塩を塩基として作用するアル
カリ−又はアルカリ土類酸化物に変換することができ
る。好適な触媒は、新たに沈降させた担持材料、例えば
リン酸塩又は珪酸ゲルをアルカリ金属及び/又はアルカ
リ土類金属の溶液で含浸させることによっても得られ
る。同じように、アルカリイオン又はアルカリ土類イオ
ンを担持材料を沈降させる際に既に存在させることもで
きる。
【0014】本発明方法の触媒としてゼオライト系又は
それに構造類縁の固体、即ち分子篩を触媒として使用す
ることもでき、これはその特別な触媒作用性をアルカリ
イオン又はアルカリ土類イオンとのイオン交換、それに
よる含浸又は他の変性により獲得する。
【0015】構造に応じてゼオライトは種々の群に区分
される。その元素状構造単位の結合の仕方に応じて種々
の大きさの間隙及び孔が生成する。従って、ゼオライト
をとりわけ型A、L、X、Y又はペンタジル(Pent
asile)に区分する。例えばモルデナイト及びファ
ウジャサイトの化学的組成及び構造は“アトラス・オブ
・ゼオライト・ストラクチャー・タイプス(Atlas
of Zeolite Structure Typ
es)”、W.W.マイヤー(Meier)、D.H.
オルセン(Olsen)、バターワース(Butter
worth)編(1987年)に記載されている。
【0016】例えば、本発明方法に好適なゼオライトは
Tカチオンとして例えばSi、Al、Ga、B又はFe
を使用することのできるTO4四面体から構成された5
員環を構造単位として有するペンタジル型である。ペン
タジル型ゼオライトはG.T.ココタイロ(Kokot
ailo)及びW.M.マイヤー(Meier)共著、
“Chem.Soc.Spec.Pnbl.”、33
巻、133〜139頁(1980年)に定義されてい
る。ペンタジルゼオライトは、ゼオライトA型の孔径と
X型又はY型の孔径との間にある孔径を特徴とする。ペ
ンタジルゼオライトの製造は、とりわけ米国特許第37
02886号明細書(ZSM−5)、米国特許第370
9979号明細書(ZSM−11)及び米国特許第40
61724号明細書(Silicalite:登録商
標)に記載されている。これには、ヨーロッパ特許公開
第34727号明細書によるアイソタクチック ペンタ
ジルゼオライト又は西ドイツ国特許第2755770号
明細書による珪酸鉄ゼオライトも包含される。
【0017】ゼオライトがその製法に基いて接触的に望
ましい形で存在せずに、例えば酸性H−形で存在する場
合、ゼオライトをLi、Na、K又はCsのようなアル
カリイオンもしくはMg、Ca、Sr又はBaのような
アルカリ土類イオンとイオン交換するか又はドーピング
もしくは含浸することにより所望の形に変換することが
できる。その際に、触媒上又はその中に存在する水酸化
物、例えばNaOH、KOH、CsOHもしくは酸化
物、例えばMgO又はCaOあるいは水酸化物、例えば
Ba(OH)2が触媒の特性にとって重要であると思わ
れる。
【0018】例えば、アルカリ金属イオン又はアルカリ
土類金属イオンを含有する触媒を生成するための好適な
変性法は、成形したか又は成形していないゼオライトを
好適な金属塩を用いてイオン交換又は含浸によりドーピ
ングすることである。
【0019】ゼオライト、例えば成形ゼオライトを垂直
方向の管中に配置しかつ前記のカチオン1種の水酸化物
の水溶液をゼオライトを介して温度20〜100℃で流
動させることによりドーピングを行なうと有利である。
このようなイオン交換は例えばゼオライト水素形、アン
モニウム形又はアルカリ形を用いて行なうことができ
る。
【0020】ゼオライト上に金属イオンを施す他の方法
は、ゼオライト系材料を例えば水性、アルコール性又は
アンモニア性溶液中の前記カチオンの水酸化物、炭酸
塩、酸化物又はアルコラートを用いて例えば回転式蒸発
器中で回転させることにより含浸させることである。イ
オン交換でもまた含浸でも引続いて少なくとも乾燥を行
ない、場合により例えば400〜700℃で焼成も行な
う。その際に、場合により硝酸塩、炭酸塩、水酸化物又
は水化物も相応するアルカリ酸化物又はアルカリ土類酸
化物に変換することができる。
【0021】ゼオライト系分子篩の代りに熱水条件下に
合成可能なリン酸アルミニウム又はアルミノリン酸珪素
を使用することもできる。この結晶固体はゼオライトに
類縁の固有の間隙−及び孔構造を有する。構造及び化学
的組成に基づくこの固体の生成、特性及び区分は文献に
詳細に記載されている[R.M.Barrer著、“P
ure and Appl.Chem.”、第58巻、
No.10、1317〜22頁(1986年);E.
M.Flanigen及びその他共著、“Pure a
nd Appl.Chem.”、第58巻、No.1
0、1351〜58頁(1986年)又はN.B.Mi
lestone及びその他共著、“Stud.Sur
f.Sci.Catal.”、第36巻(メタン変
換)、553〜562頁(1988年)]。
【0022】アクロレインはメチオニン、アクリル酸、
グルタルアルデヒド、ピリジン及び他の重要な化学物質
を合成するための重要な中間生成物でありかつその合成
に好適である。“ウルマンズ・エンサイクロペディア・
オブ・インダストリアル・ケミストリー1988”、V
ol.A、156〜157頁に中間生成物としてのアク
ロレインの最も重要な用途が総括されている。
【0023】
【実施例】
気相反応(表1に関する反応の一般的記載) 気相中の反応を等温条件下に管型反応器(コイル型、内
径0.6cm、長さ90cm)中で触媒固定床を用いて
行なった。その際に触媒量は負荷WHSV0.8〜8/
hに相応して1〜10gで変動した。プロパルギルアル
コールはポンプにより反応器中に10ml/hの量で装
入しかつ遅くとも触媒固定床で蒸発させた。保護ガス及
びキャリアガスとしては窒素流10Nl/hを適用し
た。反応生成物を冷却トラップ中で凝縮させかつガスク
ロマトグラフィにより分析した。
【0024】結果を表1に総括した。
【0025】触媒は選択的に2〜4mmの棒状物として
又は直径3〜5mmの錠剤又は粒径0.1〜0.5mm
のグリットとしてもしくは流動物として使用することが
できる。
【0026】
【表1】
【0027】比較例1及び12は、ゼオライトのブレン
ステッド中心により、より高い温度では若干酸触媒作用
も可能であることを示す。しかし非常に高い温度で初め
て可能なこの触媒作用では、本発明による塩基触媒で達
成されるよりもはるかに低い変換率が得られる。
【0028】例V14(比較例) プロパルギルアルコールの代りに2−ブチン−1−オー
ル(沸点142〜143℃)を使用した。触媒2を40
0℃で例2に規定されているように使用した。予想され
るクロトンアルデヒドへの異性化は行なわれなかった。
その僅か4%が価値のない低沸点物質に変換された(G
C分析)。従って、本発明による反応はプロパルギルア
ルコールだけ特異的なものであり驚異的である。
【0029】例15 プロパルギルアルコールをアクロレインの貯蔵物質とし
て使用。
【0030】ノルボルネンカルボキシアルデヒドを形成
するためにプロパルギルアルコールとジシクロペンタジ
エン(C1012)とのディールス・アルダー反応 例2と同様に触媒2の使用下に行なうが、温度350℃
に調節した。プロパルギルアルコールとジシクロペンタ
ジエンのモル比2:1の溶液10ml/hを反応器中に
装入しかつ蒸発させた。プロパルギルアルコールの変換
率は18%であった。縮合物においてアクロレイン(G
Cにおいて12Fl%)及びジシクロペンタジエンの残
分(GCにおいて2Fl%)と共に所望のノルボルネン
アルデヒド4Fl%がガスクロマトグラフィにより検出
された。この実施例は、プロパルギルアルコールがアク
ロレインの供給物質として有用であり、かつそれ故アク
ロレインの現場供給源として使用し得ることを明らかに
する。
【0031】触媒の製造 触媒1(比較触媒) SiO2/Al23−モル比57を有しかつ電子顕微鏡
により測定した結晶の大きさが0.05μmより小さい
市販の酸性H−ZSM−5(ペンタジル型)を使用し
た。この材料を成形助剤で成形することにより2mmの
棒状物を製造し、これを1100℃で16時間乾燥させ
かつ5000℃で16時間焼成した。デッサウによる触
媒作用試験において350℃で選択率95%でアセトニ
ルアセトンの2,3−ジメチルフランへの100%の変
換率が測定された。触媒のpHは3.1であった。
【0032】触媒2 触媒1 10gを1n−KOH溶液9mlと混合しかつ
110℃で乾燥させた。pH値は9.2であった。
【0033】触媒3 触媒1 10gを0.5n−NaOH溶液25mlと混
合しかつ110℃で乾燥させた。pH値は10.8であ
った。
【0034】触媒4 ナトリウムメチラート3gをメタノール50ml中に溶
かしかつこの溶液を回転式蒸発器中で触媒1 15gに
添加した。回転乾固後、触媒粉末を乾燥箱中110℃で
3時間乾燥させた。
【0035】粉末のpHは測定すると9.2であった。
デッサウによる触媒作用試験(350℃)においてアセ
トニルアセトンの3−メチルシクロペンテノン(選択率
93%)への100%変換率が測定された。
【0036】触媒4(再生) 例6で触媒4を使用した後でこの触媒を固定床反応器中
で空気流中500℃で12時間再生しかつこの形で例7
に使用した。
【0037】触媒5 触媒1 30gを水550ml中に撹拌下に80℃で懸
濁しかつ30分間でCsOH6gを加えた。その後80
℃で2時間撹拌し、濾過しかつ濾過ケーキを110〜1
20℃で乾燥させた。
【0038】引続いて、粉末を500℃で4時間焼成し
た。pH値は測定すると10.4であった。デッサウに
よる触媒作用試験(350℃)でアセトニルアセトンの
3−メチルシクロペンテノン(選択率94%)への変換
率89%が測定された。
【0039】触媒6 市販のMgOを使用した。この材料を用いて成形助剤と
共に成形することにより2mm棒状物を製造し、これを
110℃で乾燥しかつ500℃で16時間焼成した。デ
ッサウによる触媒作用試験(350℃)において、アセ
トニルアセトンの3−メチルシクロペンテノン(選択率
92%)への変換率99%が測定された。pH値は1
1.1であった。
【0040】触媒7(大理石小砕片) 市販のCaOを使用した。デッサウによる触媒作用試験
(450℃)においてアセトニルアセトンの3−メチル
シクロペンテノン(選択率86%)及び2,5−ジメチ
ルフラン(選択率14%)への変換率2%が測定され
た。
【0041】触媒8 触媒9の担持材料としても使用した市販のSiO2(D
11−10)を使用した。デッサウによる触媒作用試験
(350℃)においてアセトニルアセトンの3−メチル
シクロペンテノン(選択率74%)及び2,5−ジメチ
ルフラン(選択率21%)への変換率25%が測定され
た。pH値は7.32であった。
【0042】触媒9 触媒8としても使用した市販のSiO2(D11−1
0)30gを回転式蒸発器中でBa(OH)2の0.0
5n−溶液(バライト水)で含浸しかつ回転乾固させ
た。110℃で乾燥後、500℃で4時間焼成した。
【0043】デッサウによる触媒作用試験(350℃)
において、アセトニルアセトンの3−メチルシクロペン
テノン(選択率89%)及び2,5−ジメチルフラン
(選択率6%)への変換率77%が測定された。pH値
は9.8であった。
【0044】比較触媒10(ZBM−20/17から) ペンタジル型の珪酸鉄ゼオライトを、自動加熱圧及び1
65℃で熱水条件下に撹拌オートクレーブ中でナトリウ
ム水ガラス(SiO227.2%、Na2O8.5%)、
1,6−ジアミノヘキサン124g、水521g、96
%硫酸20.6g及び硫酸鉄(III)16.1gから
製造した。濾過及び洗浄後に結晶反応生成物を110℃
/24時間で乾燥させかつ500℃/24時間で焼成し
た。この珪酸鉄ゼオライトの組成はSiO288.1重
量%、Fe237.1重量%及びNa0.074重量%
であった。この材料を用いて成形助剤で成形することに
より4mmの棒状物を製造し、これを110℃/16時
間乾燥させかつ500℃/24時間焼成した。この棒状
物を垂直方向管中に配置しかつ20重量%NH4Cl溶
液で1回当り棒状物1g当り溶液15mlを用いて80
℃で4回イオン交換した。引続いて、洗浄して塩化物を
除去した。棒状物を110で10時間乾燥させかつ50
0℃で5時間焼成した。Na含量は0.015重量%、
pH値は3.2であった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年5月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クルト ヴァイナハト ドイツ連邦共和国 リムブルゲルホーフ クニーチュシュトラーセ 4 (72)発明者 フランツ メルガー ドイツ連邦共和国 フランケンタール マ ックス−シュレフォクト−シュトラーセ 25

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロパルギアルコールを、アルカリ性反
    応をする金属イオンを含有する不均一系触媒を用いて気
    相中温度300〜550℃及び圧力0.01〜50バー
    ルで転位させることを特徴とする、プロパルギルアルコ
    ールをアクロレインに異性化する方法。
JP3020880A 1990-02-17 1991-02-14 プロパルギルアルコールをアクロレインに異性化する方法 Withdrawn JPH05294886A (ja)

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DE4005163.3 1990-02-17
DE4005163A DE4005163A1 (de) 1990-02-17 1990-02-17 Verfahren zur herstellung von acrolein

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