JPH05294816A - 脱毛剤及びシート状脱毛材 - Google Patents
脱毛剤及びシート状脱毛材Info
- Publication number
- JPH05294816A JPH05294816A JP4128195A JP12819592A JPH05294816A JP H05294816 A JPH05294816 A JP H05294816A JP 4128195 A JP4128195 A JP 4128195A JP 12819592 A JP12819592 A JP 12819592A JP H05294816 A JPH05294816 A JP H05294816A
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- JP
- Japan
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- hair
- depilatory
- skin
- agent
- parts
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 皮膚を傷めることなく毛髪を毛根から脱毛す
ることができると共に、粘着力の強さのために産毛もき
れいに脱毛する。個人的、家庭的にも脱毛処理を実施す
ることができる。 【構成】 天然樹脂と、ゴム基材及び粘着性付与剤とか
ら成る脱毛剤である。この脱毛剤には、保湿作用を有す
るグリコール類、皮膚に対する安定基材、殺菌剤及び消
炎剤を含有することが望ましい。
ることができると共に、粘着力の強さのために産毛もき
れいに脱毛する。個人的、家庭的にも脱毛処理を実施す
ることができる。 【構成】 天然樹脂と、ゴム基材及び粘着性付与剤とか
ら成る脱毛剤である。この脱毛剤には、保湿作用を有す
るグリコール類、皮膚に対する安定基材、殺菌剤及び消
炎剤を含有することが望ましい。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、脛毛、腕毛又は腋毛等
の人体の毛髪を常温において粘着性を有する薬剤に接着
させ、その薬剤と共に毛髪を引き抜いて脱毛処理を施す
ことができる脱毛剤及びシート状脱毛材に関するもので
ある。
の人体の毛髪を常温において粘着性を有する薬剤に接着
させ、その薬剤と共に毛髪を引き抜いて脱毛処理を施す
ことができる脱毛剤及びシート状脱毛材に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来から、脛毛、腕毛又は腋毛等の人体
の毛髪を脱毛する手段としては、化学的方法及び物理的
方法等の種々の方法が提案されている。化学的方法とし
ては、例えば、アルカリ性金属の硫化物から成る薬剤を
クリーム状やエアゾール状にした脱毛剤を、皮膚に生え
ている毛髪に直接塗布して使用するものがある。この化
学的方法による脱毛作用は、硫化物が化水分解され生じ
たＳＨ化合物が、アルカリの存在下で毛髪中のシスチン
結合を還元し、その毛髪を軟化分解して脱毛するという
ものである。
の毛髪を脱毛する手段としては、化学的方法及び物理的
方法等の種々の方法が提案されている。化学的方法とし
ては、例えば、アルカリ性金属の硫化物から成る薬剤を
クリーム状やエアゾール状にした脱毛剤を、皮膚に生え
ている毛髪に直接塗布して使用するものがある。この化
学的方法による脱毛作用は、硫化物が化水分解され生じ
たＳＨ化合物が、アルカリの存在下で毛髪中のシスチン
結合を還元し、その毛髪を軟化分解して脱毛するという
ものである。
【０００３】物理的方法には、大別してワックス等を用
いたホットメルトタイプの脱毛方法と冷媒を利用した脱
毛方法の２種類があり、例えば、前者においては、ワッ
クスを加熱溶融した後この液体状のワックスを皮膚に塗
布し、冷却させて毛髪への粘着性が高くなった時点でこ
のワックスを剥がしながら脱毛するという方法が用いら
れている。
いたホットメルトタイプの脱毛方法と冷媒を利用した脱
毛方法の２種類があり、例えば、前者においては、ワッ
クスを加熱溶融した後この液体状のワックスを皮膚に塗
布し、冷却させて毛髪への粘着性が高くなった時点でこ
のワックスを剥がしながら脱毛するという方法が用いら
れている。
【０００４】また、後者においては、最初に脱毛したい
部分に布を当て、次にその布の上から液体酸素等の冷媒
を噴霧して皮膚の感覚を麻痺させた後、粘着物質から成
る脱毛剤をこの皮膚に塗布し、この脱毛剤を剥がしなが
ら脱毛するという方法が用いられている。この冷媒を利
用した物理的方法は、瞬時に脱毛するため一瞬の痛みを
和らげるという効果があるものである。
部分に布を当て、次にその布の上から液体酸素等の冷媒
を噴霧して皮膚の感覚を麻痺させた後、粘着物質から成
る脱毛剤をこの皮膚に塗布し、この脱毛剤を剥がしなが
ら脱毛するという方法が用いられている。この冷媒を利
用した物理的方法は、瞬時に脱毛するため一瞬の痛みを
和らげるという効果があるものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のア
ルカリ硫化物を用いた化学的方法による脱毛剤は、皮膚
に対する刺激が非常に強く、しかも悪臭も強いため、こ
の種の脱毛剤の使用後は皮膚を充分に洗浄する必要があ
った。特に、この脱毛剤の使用後に皮膚を洗浄しない
と、皮膚が炎症するという問題を有していた。しかも、
この化学的方法は、皮膚表面のみの毛髪を脱毛するもの
であり、毛根から脱毛する方法ではないため、２，３日
もすると直ぐに毛が生えてしまうという問題も有してい
た。
ルカリ硫化物を用いた化学的方法による脱毛剤は、皮膚
に対する刺激が非常に強く、しかも悪臭も強いため、こ
の種の脱毛剤の使用後は皮膚を充分に洗浄する必要があ
った。特に、この脱毛剤の使用後に皮膚を洗浄しない
と、皮膚が炎症するという問題を有していた。しかも、
この化学的方法は、皮膚表面のみの毛髪を脱毛するもの
であり、毛根から脱毛する方法ではないため、２，３日
もすると直ぐに毛が生えてしまうという問題も有してい
た。
【０００６】また、上記従来の物理的方法によるホット
メルトタイプの脱毛方法は、暖めた脱毛剤を皮膚に塗布
して毛髪に刺激を与えるもので接着力は強いものである
が、皮膚の弱い人には肌を傷めるという問題を有してい
た。更に、冷媒を利用した脱毛方法は、脱毛したい部分
に布の上から冷媒を噴霧して皮膚の感覚をなくして瞬時
に脱毛するため痛みを和らげる効果はあるが、皮膚へ直
接冷媒を噴霧するためにその冷却のために凍傷になりや
すいという危険性を有するものであった。特に、この冷
媒を利用した脱毛方法は、大きな冷却装置を必要とする
ため、家庭的、個人的には実施することができないもの
であった。
メルトタイプの脱毛方法は、暖めた脱毛剤を皮膚に塗布
して毛髪に刺激を与えるもので接着力は強いものである
が、皮膚の弱い人には肌を傷めるという問題を有してい
た。更に、冷媒を利用した脱毛方法は、脱毛したい部分
に布の上から冷媒を噴霧して皮膚の感覚をなくして瞬時
に脱毛するため痛みを和らげる効果はあるが、皮膚へ直
接冷媒を噴霧するためにその冷却のために凍傷になりや
すいという危険性を有するものであった。特に、この冷
媒を利用した脱毛方法は、大きな冷却装置を必要とする
ため、家庭的、個人的には実施することができないもの
であった。
【０００７】本願の発明者は、上記問題に鑑みて種々研
究した結果、本発明を創案したものであり、本発明は、
皮膚を傷めることなく毛髪を毛根から脱毛することがで
きると共に、粘着力の強さのために産毛もきれいに脱毛
することができ、かつ個人的、家庭的にも脱毛処理を実
施することができる脱毛剤及びシート状脱毛材を提供す
ることを目的とする。
究した結果、本発明を創案したものであり、本発明は、
皮膚を傷めることなく毛髪を毛根から脱毛することがで
きると共に、粘着力の強さのために産毛もきれいに脱毛
することができ、かつ個人的、家庭的にも脱毛処理を実
施することができる脱毛剤及びシート状脱毛材を提供す
ることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る脱毛剤は、天然樹脂より主としてな
り、ゴム基材及び粘着性付与剤を有することを要旨とす
るものである。上記の脱毛剤には、保湿作用を有するグ
リコール類、皮膚に対する安定基材、殺菌剤及び消炎剤
を含有することが好ましい。
に、本発明に係る脱毛剤は、天然樹脂より主としてな
り、ゴム基材及び粘着性付与剤を有することを要旨とす
るものである。上記の脱毛剤には、保湿作用を有するグ
リコール類、皮膚に対する安定基材、殺菌剤及び消炎剤
を含有することが好ましい。
【０００９】具体的には、上記天然樹脂としては、主成
分がアビエチン酸及びデキストロピマール酸から成る、
いわゆるガムロジン、ウッドロジン等のロジン（別名
「コロホニウム」）を用いている。なお、ロジンエステ
ル等のグリセリンエステルの形にしたものを用いること
もできる。この天然樹脂の配合割合は、重量部１０〜８
０部が好ましい。ゴム基材及び粘着性付与剤としては、
ブチルゴム、ポリブタジエン等を用いている。このゴム
基材及び粘着性付与剤の配合割合は、重量部５０〜４０
部が好ましい。上記天然樹脂、ゴム基材及び粘着性付与
剤を所望の配合割合で所定の温度範囲で加熱溶融し、攪
拌しながら混合し、放置冷却して脱毛剤を得る。これら
の天然樹脂、ゴム基材及び粘着性付与剤は、本発明に係
る脱毛剤の基礎剤としている。
分がアビエチン酸及びデキストロピマール酸から成る、
いわゆるガムロジン、ウッドロジン等のロジン（別名
「コロホニウム」）を用いている。なお、ロジンエステ
ル等のグリセリンエステルの形にしたものを用いること
もできる。この天然樹脂の配合割合は、重量部１０〜８
０部が好ましい。ゴム基材及び粘着性付与剤としては、
ブチルゴム、ポリブタジエン等を用いている。このゴム
基材及び粘着性付与剤の配合割合は、重量部５０〜４０
部が好ましい。上記天然樹脂、ゴム基材及び粘着性付与
剤を所望の配合割合で所定の温度範囲で加熱溶融し、攪
拌しながら混合し、放置冷却して脱毛剤を得る。これら
の天然樹脂、ゴム基材及び粘着性付与剤は、本発明に係
る脱毛剤の基礎剤としている。
【００１０】この基礎剤に、ポリグリコール、ポリソル
ビトール等の保湿剤を、重量部配合割合で５〜３０部、
スクワレン、コレステロール等の皮膚安定剤を、重量部
配合割合で１〜２０部及びアズレン、アラントイン、サ
リチル酸メチル等の殺菌剤乃至消炎剤を、重量部配合割
合で０．１〜２部の範囲で配合したものであってもよ
い。これらの添加剤は、上記脱毛剤に有効成分としてそ
れぞれ単独で配合することもできるが、安定性、使用性
等を考慮して種々取捨選択的に併用することもできる。
更に、必要に応じて油脂類及び界面活性剤等の添加剤を
加えることも可能である。
ビトール等の保湿剤を、重量部配合割合で５〜３０部、
スクワレン、コレステロール等の皮膚安定剤を、重量部
配合割合で１〜２０部及びアズレン、アラントイン、サ
リチル酸メチル等の殺菌剤乃至消炎剤を、重量部配合割
合で０．１〜２部の範囲で配合したものであってもよ
い。これらの添加剤は、上記脱毛剤に有効成分としてそ
れぞれ単独で配合することもできるが、安定性、使用性
等を考慮して種々取捨選択的に併用することもできる。
更に、必要に応じて油脂類及び界面活性剤等の添加剤を
加えることも可能である。
【００１１】次に、本発明に係る脱毛剤の使用方法を説
明する。先ず、脱毛したい毛髪の毛先を一定方向へ揃
え、本発明に係る脱毛剤を毛先の方向に沿って薄く塗布
し、塗布後その上面へ布材を当て、該布材を上から指に
て強く押圧する。次に、この布材を毛先から毛の生え際
に向かって一瞬に引き剥がすことによって脱毛すること
ができる。
明する。先ず、脱毛したい毛髪の毛先を一定方向へ揃
え、本発明に係る脱毛剤を毛先の方向に沿って薄く塗布
し、塗布後その上面へ布材を当て、該布材を上から指に
て強く押圧する。次に、この布材を毛先から毛の生え際
に向かって一瞬に引き剥がすことによって脱毛すること
ができる。
【００１２】本発明に係る脱毛剤は、可撓性を有するチ
ューブ状の容器に充填して使用することが好ましい。従
来のようにビン又は缶に充填した脱毛剤では、使用に際
しスパチュラを用いて缶等から脱毛剤を取り出して皮膚
へ塗布する時に、この脱毛剤は粘性が高い物質であるた
め、着衣や室内を汚損するおそれがあった。そこで、本
発明に係る脱毛剤をチューブ状の容器に充填しておく
と、使用時に脱毛剤を該チューブ状の容器の吐出口から
押し出し、そのまま皮膚に塗布することができるため、
従来のように着衣や室内を汚損することなく、非常に取
り扱いが容易になるという特徴を有する。
ューブ状の容器に充填して使用することが好ましい。従
来のようにビン又は缶に充填した脱毛剤では、使用に際
しスパチュラを用いて缶等から脱毛剤を取り出して皮膚
へ塗布する時に、この脱毛剤は粘性が高い物質であるた
め、着衣や室内を汚損するおそれがあった。そこで、本
発明に係る脱毛剤をチューブ状の容器に充填しておく
と、使用時に脱毛剤を該チューブ状の容器の吐出口から
押し出し、そのまま皮膚に塗布することができるため、
従来のように着衣や室内を汚損することなく、非常に取
り扱いが容易になるという特徴を有する。
【００１３】また、本発明に係る脱毛剤は、布材又はフ
ィルム材等のシート材に均一に薄く塗布して、シート状
の脱毛材として使用すると、更に脱毛処理を容易にかつ
迅速に行うことができる。例えば、シート材に均一に塗
布した脱毛剤の表面に剥離しやすい薄いフィルムを張り
付けておけば、脱毛処理を施したい時にこの表面のフィ
ルムを剥がして、シート材の脱毛剤の面を皮膚に張り付
けて、迅速にかつ容易に脱毛することができる。
ィルム材等のシート材に均一に薄く塗布して、シート状
の脱毛材として使用すると、更に脱毛処理を容易にかつ
迅速に行うことができる。例えば、シート材に均一に塗
布した脱毛剤の表面に剥離しやすい薄いフィルムを張り
付けておけば、脱毛処理を施したい時にこの表面のフィ
ルムを剥がして、シート材の脱毛剤の面を皮膚に張り付
けて、迅速にかつ容易に脱毛することができる。
【００１４】
【作用】上記本発明に係る脱毛剤は、常温において粘着
性を有する粘性物質であり、使用時にゴム基材乃至粘着
性付与剤と天然樹脂との相乗作用により毛髪に対して強
力な接着力が発揮される。而して、この脱毛剤と共に接
着した毛髪を引き抜いて脱毛することができる。
性を有する粘性物質であり、使用時にゴム基材乃至粘着
性付与剤と天然樹脂との相乗作用により毛髪に対して強
力な接着力が発揮される。而して、この脱毛剤と共に接
着した毛髪を引き抜いて脱毛することができる。
【００１５】逆に、本発明に係る脱毛剤は、皮膚に対し
ての接着性が極めて弱く、皮膚安定基材の影響により皮
膚に対する安全性も高く、サルチル酸メチルは局部刺激
作用に優れ、角質軟化性を有すると共に、強い殺菌作用
を有するものである。
ての接着性が極めて弱く、皮膚安定基材の影響により皮
膚に対する安全性も高く、サルチル酸メチルは局部刺激
作用に優れ、角質軟化性を有すると共に、強い殺菌作用
を有するものである。
【００１６】
【実施例】以下、本発明に係る脱毛剤及びシート状脱毛
材に関する好適な実施例を説明する。第一実施例 ガムロジン ６０部 ポリブタジエン １５部 スクワレン １０部 グリコール類 ２４部 安定剤 １部 第一の実施例に係る脱毛剤は、ガムロジン及びポリブタ
ジエンを上記重量部配合割合で混合し、１００°Ｃから
１２０°Ｃ程度の温度範囲で加熱溶融し、これにスクワ
レン及びグリコール類を攪拌しながら加え、その後安定
剤を適量加え、攪拌しながら放置冷却して脱毛剤を得
る。
材に関する好適な実施例を説明する。第一実施例 ガムロジン ６０部 ポリブタジエン １５部 スクワレン １０部 グリコール類 ２４部 安定剤 １部 第一の実施例に係る脱毛剤は、ガムロジン及びポリブタ
ジエンを上記重量部配合割合で混合し、１００°Ｃから
１２０°Ｃ程度の温度範囲で加熱溶融し、これにスクワ
レン及びグリコール類を攪拌しながら加え、その後安定
剤を適量加え、攪拌しながら放置冷却して脱毛剤を得
る。
【００１７】このようにして得られた脱毛剤に関して、
脱毛効果及び皮膚に対する刺激性について統計的に男女
１００名に対して使用テストを行ったところ、次のよう
なテスト結果が得られた。即ち、完全に脱毛することが
できた人は１００人、脱毛することができなかった人は
０人であった。皮膚に対する刺激性については、皮膚に
刺激があった人は３人で、やや皮膚に刺激があった人は
２人、ほとんど皮膚に刺激を感じなかった人は９５人で
あった。
脱毛効果及び皮膚に対する刺激性について統計的に男女
１００名に対して使用テストを行ったところ、次のよう
なテスト結果が得られた。即ち、完全に脱毛することが
できた人は１００人、脱毛することができなかった人は
０人であった。皮膚に対する刺激性については、皮膚に
刺激があった人は３人で、やや皮膚に刺激があった人は
２人、ほとんど皮膚に刺激を感じなかった人は９５人で
あった。
【００１８】第二実施例 ウッドロジン ６０部 ブチルゴム １５部 コレステロール ５部 グリコール類 ２４部 安定剤 １部 第二の実施例に係る脱毛剤は、ウッドロジン及びブチル
ゴムを上記重量部配合割合で混合し、１００°Ｃから１
２０°Ｃ程度の温度範囲で加熱溶融し、これにコレステ
ロール及びグリコール類を攪拌しながら加え、その後安
定剤を適量加え、攪拌しながら放置冷却して脱毛剤を得
る。
ゴムを上記重量部配合割合で混合し、１００°Ｃから１
２０°Ｃ程度の温度範囲で加熱溶融し、これにコレステ
ロール及びグリコール類を攪拌しながら加え、その後安
定剤を適量加え、攪拌しながら放置冷却して脱毛剤を得
る。
【００１９】このようにして得られた脱毛剤に関して、
第一の実施例と同様に脱毛効果及び皮膚に対する刺激性
について統計的に男女１００名に対して使用テストを行
ったところ、次のようなテスト結果が得られた。即ち、
完全に脱毛することができた人は１００人、脱毛するこ
とができなかった人は０人であった。皮膚に対する刺激
性についても、皮膚に刺激があった人は２人で、やや皮
膚に刺激があった人は３人、ほとんど皮膚に刺激を感じ
なかった人は９５人であった。
第一の実施例と同様に脱毛効果及び皮膚に対する刺激性
について統計的に男女１００名に対して使用テストを行
ったところ、次のようなテスト結果が得られた。即ち、
完全に脱毛することができた人は１００人、脱毛するこ
とができなかった人は０人であった。皮膚に対する刺激
性についても、皮膚に刺激があった人は２人で、やや皮
膚に刺激があった人は３人、ほとんど皮膚に刺激を感じ
なかった人は９５人であった。
【００２０】第三実施例 ロジンアクリルエステル ６０部 ポリブタジエン １０部 スクワレン ９部 蜜ロウ １０部 安定剤 １部 第三の実施例に係る脱毛剤は、ロジンアクリルエステル
及びポリブタジエンを上記重量部配合割合で混合し、１
００°Ｃから１２０°Ｃ程度の温度範囲で加熱溶融し、
これに加熱混合した蜜ロウを攪拌しながら加え、更にス
クワレンを加え、その後安定剤を適量加え攪拌しながら
冷却し放置して脱毛剤を得る。
及びポリブタジエンを上記重量部配合割合で混合し、１
００°Ｃから１２０°Ｃ程度の温度範囲で加熱溶融し、
これに加熱混合した蜜ロウを攪拌しながら加え、更にス
クワレンを加え、その後安定剤を適量加え攪拌しながら
冷却し放置して脱毛剤を得る。
【００２１】このようにして得られた脱毛剤に関して、
上記各実施例と同様に脱毛効果及び皮膚に対する刺激性
について統計的に男女１００名に対して使用テストを行
ったところ、次のようなテスト結果が得られた。即ち、
完全に脱毛することができた人は１００人、脱毛するこ
とができなかった人は０人であった。皮膚に対する刺激
性についても、皮膚に刺激があった人は５人で、やや皮
膚に刺激があった人は１人、ほとんど皮膚に刺激を感じ
なかった人は９４人であった。
上記各実施例と同様に脱毛効果及び皮膚に対する刺激性
について統計的に男女１００名に対して使用テストを行
ったところ、次のようなテスト結果が得られた。即ち、
完全に脱毛することができた人は１００人、脱毛するこ
とができなかった人は０人であった。皮膚に対する刺激
性についても、皮膚に刺激があった人は５人で、やや皮
膚に刺激があった人は１人、ほとんど皮膚に刺激を感じ
なかった人は９４人であった。
【００２２】
【発明の効果】本発明に係る脱毛剤は、以上のように構
成したものであるから、従来タイプの脱毛剤に比べて脱
毛処理に際しての痛みが極めて少なく、取扱いが容易で
あり、しかも皮膚に対する刺激が少なく、速乾性である
ため、短時間に広範囲の脱毛が可能である。
成したものであるから、従来タイプの脱毛剤に比べて脱
毛処理に際しての痛みが極めて少なく、取扱いが容易で
あり、しかも皮膚に対する刺激が少なく、速乾性である
ため、短時間に広範囲の脱毛が可能である。
【００２３】また、脱毛処理に際しては皮膚に塗布する
だけで、極めて容易に脱毛することができると共に、消
毒効果も得ることができる。更に、薬剤自体の製造方法
が簡単であるばかりでなく、製品価格も安価であり、常
温下において長期保管が可能である等の特徴を有するも
のであり、本発明の実施によって得られる効果は極めて
大きい。
だけで、極めて容易に脱毛することができると共に、消
毒効果も得ることができる。更に、薬剤自体の製造方法
が簡単であるばかりでなく、製品価格も安価であり、常
温下において長期保管が可能である等の特徴を有するも
のであり、本発明の実施によって得られる効果は極めて
大きい。
Claims (3)
- 【請求項１】 天然樹脂より主としてなり、ゴム基材及
び粘着性付与剤を有することを特徴とする脱毛剤。 - 【請求項２】 請求項１の脱毛剤に、保湿作用を有する
グリコール類、皮膚に対する安定基材、殺菌剤及び消炎
剤を含有したことを特徴とする脱毛剤。 - 【請求項３】 請求項１又は２の脱毛剤を、シート材に
塗布したことを特徴とするシート状脱毛材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4128195A JPH05294816A (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 脱毛剤及びシート状脱毛材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4128195A JPH05294816A (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 脱毛剤及びシート状脱毛材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05294816A true JPH05294816A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14978811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4128195A Pending JPH05294816A (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 脱毛剤及びシート状脱毛材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05294816A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009269907A (ja) * | 2002-02-13 | 2009-11-19 | Reckitt Benckiser (Uk) Ltd | 脱毛組成物 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5616407A (en) * | 1979-07-18 | 1981-02-17 | Nitto Electric Ind Co Ltd | Tacky depilatory sheet |
| JPS59173531A (ja) * | 1983-03-18 | 1984-10-01 | Nippon Denso Co Ltd | 内燃機関の燃料噴射時期調整装置 |
| JPS60202810A (ja) * | 1984-03-27 | 1985-10-14 | Nichiban Co Ltd | 脱毛用粘着剤および脱毛用粘着シ−トまたは脱毛用粘着テ−プ |
-
1992
- 1992-04-21 JP JP4128195A patent/JPH05294816A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5616407A (en) * | 1979-07-18 | 1981-02-17 | Nitto Electric Ind Co Ltd | Tacky depilatory sheet |
| JPS59173531A (ja) * | 1983-03-18 | 1984-10-01 | Nippon Denso Co Ltd | 内燃機関の燃料噴射時期調整装置 |
| JPS60202810A (ja) * | 1984-03-27 | 1985-10-14 | Nichiban Co Ltd | 脱毛用粘着剤および脱毛用粘着シ−トまたは脱毛用粘着テ−プ |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009269907A (ja) * | 2002-02-13 | 2009-11-19 | Reckitt Benckiser (Uk) Ltd | 脱毛組成物 |
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