JPH05294657A - イメージファイバおよびその製造方法 - Google Patents
イメージファイバおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPH05294657A JPH05294657A JP4119592A JP11959292A JPH05294657A JP H05294657 A JPH05294657 A JP H05294657A JP 4119592 A JP4119592 A JP 4119592A JP 11959292 A JP11959292 A JP 11959292A JP H05294657 A JPH05294657 A JP H05294657A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image fiber
- fiber
- glass
- layer
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C13/00—Fibre or filament compositions
- C03C13/04—Fibre optics, e.g. core and clad fibre compositions
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Glass Melting And Manufacturing (AREA)
- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コントラストの優れたイメージファイバの簡
単な製造方法を提供する。 【構成】 コアが純粋石英ガラス、クラッドがFドープ
石英ガラス、遮光層となるべき層が多成分系ガラスであ
る3層構造の光ファイバ素線を多数石英管内に詰込んで
イメージファイバ母材とする。このイメージファイバ母
材を溶融線引きしてファイバ化した後ボビンに巻きと
る。このボビンに巻きとられたファイバをγ線雰囲気に
さらす。このγ線によって多成分系ガラスは劣化着色し
遮光層となる。なお、コアおよびクラッドは石英系ガラ
スからなるためγ線で劣化することは少ない。
単な製造方法を提供する。 【構成】 コアが純粋石英ガラス、クラッドがFドープ
石英ガラス、遮光層となるべき層が多成分系ガラスであ
る3層構造の光ファイバ素線を多数石英管内に詰込んで
イメージファイバ母材とする。このイメージファイバ母
材を溶融線引きしてファイバ化した後ボビンに巻きと
る。このボビンに巻きとられたファイバをγ線雰囲気に
さらす。このγ線によって多成分系ガラスは劣化着色し
遮光層となる。なお、コアおよびクラッドは石英系ガラ
スからなるためγ線で劣化することは少ない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、イメージファイバお
よびその製造方法に関するもので、コントラストの優れ
たものを簡単に製造する方法を提供する。
よびその製造方法に関するもので、コントラストの優れ
たものを簡単に製造する方法を提供する。
【0002】
【従来の技術】イメージファイバ、特に耐放射線用のイ
メージファイバとしては、コアに純粋石英ガラス、クラ
ッドにFドープ石英ガラスが用いられている。また、ク
ラッドの上には薄肉の純粋石英からなるサポート層が設
けられている。ここで、サポート層が必要な理由は、上
記純粋石英コア−Fドープ石英クラッド型の光ファイバ
素線を多数束ねて石英管の中に詰込んで母材となし、こ
れを一端から溶融線引きしてファイバ化する際に、Si
O4 などのガスが発生して、この泡がイメージファイバ
内に取込まれるのを防ぐためである。
メージファイバとしては、コアに純粋石英ガラス、クラ
ッドにFドープ石英ガラスが用いられている。また、ク
ラッドの上には薄肉の純粋石英からなるサポート層が設
けられている。ここで、サポート層が必要な理由は、上
記純粋石英コア−Fドープ石英クラッド型の光ファイバ
素線を多数束ねて石英管の中に詰込んで母材となし、こ
れを一端から溶融線引きしてファイバ化する際に、Si
O4 などのガスが発生して、この泡がイメージファイバ
内に取込まれるのを防ぐためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サポー
ト層の屈折率はコアのそれと等しいため、このサポート
層に光が伝搬されやすく、得られたイメージファイバは
コントラストに難点があるものとならざるを得なかっ
た。コントラストを向上させるためには、コアとコアと
の間に光の行き来がないこと、およびサポート層に光が
伝搬しないようにすることがあげられる。
ト層の屈折率はコアのそれと等しいため、このサポート
層に光が伝搬されやすく、得られたイメージファイバは
コントラストに難点があるものとならざるを得なかっ
た。コントラストを向上させるためには、コアとコアと
の間に光の行き来がないこと、およびサポート層に光が
伝搬しないようにすることがあげられる。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の観点
にたってなされたもので、その特徴とする請求項1記載
の発明は、コア−クラッド−遮光層からなる3層構造の
画素を有するイメージファイバであって、コアとクラッ
ドが石英系ガラス、遮光層が着色された多成分系ガラス
からなるイメージファイバにある。また、その特徴とす
る請求項2記載の発明は、石英系ガラスコアの周りに、
石英系ガラスクラッドと多成分系ガラス層が順次設けら
れた3層構造の光ファイバ素線を多数石英管内に詰込ん
でイメージファイバ母材となし、このイメージファイバ
母材を一端から溶融線引きしてファイバ化した後、放射
線を照射して多成分系ガラス層を着色することにある。
多成分系ガラスは、放射線を照射すると劣化して着色
し、最後には真黒になるが、例えば、放射線としてγ線
を用いた場合、1×103 R/Hのγ線を24時間照射
することによって十分遮光層としての機能を果たす着色
が可能である。このような多成分系ガラスの具体的組成
としては、B2 O3 、BaO、PbO2 、TiO2 、L
a2 O3 、ZnOがあげられる。また、この多成分系ガ
ラス層は従来の石英サポート層と同様サポート層として
の機能も果たす。
にたってなされたもので、その特徴とする請求項1記載
の発明は、コア−クラッド−遮光層からなる3層構造の
画素を有するイメージファイバであって、コアとクラッ
ドが石英系ガラス、遮光層が着色された多成分系ガラス
からなるイメージファイバにある。また、その特徴とす
る請求項2記載の発明は、石英系ガラスコアの周りに、
石英系ガラスクラッドと多成分系ガラス層が順次設けら
れた3層構造の光ファイバ素線を多数石英管内に詰込ん
でイメージファイバ母材となし、このイメージファイバ
母材を一端から溶融線引きしてファイバ化した後、放射
線を照射して多成分系ガラス層を着色することにある。
多成分系ガラスは、放射線を照射すると劣化して着色
し、最後には真黒になるが、例えば、放射線としてγ線
を用いた場合、1×103 R/Hのγ線を24時間照射
することによって十分遮光層としての機能を果たす着色
が可能である。このような多成分系ガラスの具体的組成
としては、B2 O3 、BaO、PbO2 、TiO2 、L
a2 O3 、ZnOがあげられる。また、この多成分系ガ
ラス層は従来の石英サポート層と同様サポート層として
の機能も果たす。
【0005】
【作用】各画素を構成する最外層が着色されて十分な遮
光機能を有しているので、隣接する画素間で光の行き来
がなくコントラストの優れたイメージファイバが得られ
る。また、遮光層は多成分系ガラスを放射線照射して形
成する方法であるので、一旦イメージファイバ母材を線
引きしてファイバ化してボビンに巻きとった後に放射線
照射すればよく簡単である。
光機能を有しているので、隣接する画素間で光の行き来
がなくコントラストの優れたイメージファイバが得られ
る。また、遮光層は多成分系ガラスを放射線照射して形
成する方法であるので、一旦イメージファイバ母材を線
引きしてファイバ化してボビンに巻きとった後に放射線
照射すればよく簡単である。
【0006】
【実施例】直径20mmφの純粋石英コアの周りに外径
30mmになるようにFドープ石英クラッドを形成した
光ファイバ母材を、300μmに線引きしながら、その
周りに30μmの厚さに遮光層となる多成分(Ba2 O
3 −TiO2 −La2 O3)ガラスを塗布した。具体的
には、加熱溶融された、上記多成分ガラスをポット内に
入れ、このポット内を上記線引きされたファイバを通過
させて塗布する。こうして得られた素線を400mmの
長さに切断し、これを6000本集めて外径32mm、
内径29mmの石英管内に詰込みイメージファイバ母材
とした。次に、この母材を一端から溶融線引きして直径
1mmのイメージファイバとなし、その上に1.5mm
厚さにUV樹脂を施しボビンに巻きとった。このボビン
に巻かれたイメージファイバにγ線を1×105 R/h
rの線量率で2hr照射して上記多成分ガラス層を着色
した。こうして得られたこの発明のイメージファイバの
5mのコントラストを測定したところ0.60で、従来
のそれが0.40であるのに対して格段に改善されたも
のであった。
30mmになるようにFドープ石英クラッドを形成した
光ファイバ母材を、300μmに線引きしながら、その
周りに30μmの厚さに遮光層となる多成分(Ba2 O
3 −TiO2 −La2 O3)ガラスを塗布した。具体的
には、加熱溶融された、上記多成分ガラスをポット内に
入れ、このポット内を上記線引きされたファイバを通過
させて塗布する。こうして得られた素線を400mmの
長さに切断し、これを6000本集めて外径32mm、
内径29mmの石英管内に詰込みイメージファイバ母材
とした。次に、この母材を一端から溶融線引きして直径
1mmのイメージファイバとなし、その上に1.5mm
厚さにUV樹脂を施しボビンに巻きとった。このボビン
に巻かれたイメージファイバにγ線を1×105 R/h
rの線量率で2hr照射して上記多成分ガラス層を着色
した。こうして得られたこの発明のイメージファイバの
5mのコントラストを測定したところ0.60で、従来
のそれが0.40であるのに対して格段に改善されたも
のであった。
【0007】
【発明の効果】この発明によるイメージファイバは、各
画素の構成要素である遮光層が多成分系ガラスの放射線
照射によって着色形成されたものであるので、製法が簡
単で、かつ、十分な遮光特性のものを得ることができ
る。
画素の構成要素である遮光層が多成分系ガラスの放射線
照射によって着色形成されたものであるので、製法が簡
単で、かつ、十分な遮光特性のものを得ることができ
る。
フロントページの続き (72)発明者 妻沼 孝司 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内 (72)発明者 真田 和夫 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 コア−クラッド−遮光層からなる3層構
造の画素を有するイメージファイバであつて、コアとク
ラッドが石英系ガラス、遮光層が着色された多成分系ガ
ラスからなることを特徴とするイメージファイバ。 - 【請求項2】 石英系ガラスコアの周りに、石英系ガラ
スクラッドと多成分系ガラス層が順次設けられた3層構
造の光ファイバ素線を多数石英管内に詰込んでイメージ
ファイバ母材となし、このイメージファイバ母材を一端
から溶融線引きしてファイバ化した後、放射線を照射し
て多成分系ガラス層を着色することを特徴とするイメー
ジファイバの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4119592A JPH05294657A (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | イメージファイバおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4119592A JPH05294657A (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | イメージファイバおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05294657A true JPH05294657A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14765199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4119592A Pending JPH05294657A (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | イメージファイバおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05294657A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014024658A1 (ja) * | 2012-08-08 | 2014-02-13 | 旭硝子株式会社 | ガラス製光導波路体及びカバーガラス |
-
1992
- 1992-04-14 JP JP4119592A patent/JPH05294657A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014024658A1 (ja) * | 2012-08-08 | 2014-02-13 | 旭硝子株式会社 | ガラス製光導波路体及びカバーガラス |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |