JPH05293670A - 電縫管溶接の監視方法およびその装置および電縫管溶接の制御方法 - Google Patents

電縫管溶接の監視方法およびその装置および電縫管溶接の制御方法

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JPH05293670A
JPH05293670A JP4099372A JP9937292A JPH05293670A JP H05293670 A JPH05293670 A JP H05293670A JP 4099372 A JP4099372 A JP 4099372A JP 9937292 A JP9937292 A JP 9937292A JP H05293670 A JPH05293670 A JP H05293670A
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welding
signal
arc
resistance welded
inference
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Yuji Ishizaka
雄二 石坂
Takashi Katanosaka
隆 片之坂
Osamu Masuda
修 増田
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接点近傍に発生するプリアークの特徴量を
捕らえて溶接状態を監視することにより、溶接不良品の
続出を防止する。 【構成】 電縫管溶接において、溶接点1a近傍に発生
するプリアークの特徴量を画像処理部10で解析し、そ
の解析信号S5と他の溶接条件信号S9を基に溶接状態を
推論部16によって推論し、その推論結果を基に監視部
17で警報・表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高周波溶接における溶接
状態の監視制御方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電縫管はストリップを成型機で円筒状に
成形しながら、そのV字状両エッジに高周波電流を流し
て加熱溶融し、スクイズロールで加圧接着して製管され
る。
【0003】図8は誘導式高周波電縫管溶接を示し、図
9は接触式高周波電縫管溶接を示す。図中、3aは電磁
誘導のためのワークコイル、3b,3cは接触通電のた
めのチップ(接触子)、2a,2bはスクイズロール、
1は溶接される管素材、1b,1cはV字状ギャップを
形成する縁部、1aは溶接点、3dは高周波発振装置で
ある。
【0004】ワークコイル3a又はチップ3b,3cは
スクイズロール2a,2bの前段部に配置されており、
これらにより多段の成形ロール(図示省略)によって管
素材1に作られたV字状ギャップの対向する縁部1b,
1cに高周波電流iを流すと、対向する縁部1b,1c
が高周波電流によって加熱され溶接点1aにおいて最高
温度に達するとともにスクイズロール2a,2bによっ
て加圧溶接される。
【0005】入熱量が高い場合は、図6に示すように、
縁部1b,1c間において収束点1aから管素材1の後
方に向けて金属溶融部4aが発生するとともに、収束点
1aの近傍にプリアーク4bが飛んで発光する。
【0006】適正な溶接はVスロート進入角がある範囲
内になければならない。進入角が広すぎると材料が残
り、図7に示すように、狭ければ衝合点の前でプリアー
クが飛び縁部1bと1c間がアークにより短絡されるい
わゆるプリアーク4cが発生する。このプリアーク4c
により収束点1aには電流が流れなくなり、プリアーク
発生部分で溶接されて管素材に穴あきが発生する。これ
は入熱の大小によるもので、適正な溶接は得られない。
適正に角度を選ぶとプリアークが衝合点に連続的に発生
するようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の入熱制
御方法において、目視による制御の場合には、高度の熟
練度を必要とし、オペレータが長期間監視を続けること
は事実上不可能で、不良を多発するような運転であっ
た。また、溶接の不適は温度だけではなく、成形具合
(シワ,段差,突合わせ角度),素材(スリット幅,バ
リ,板厚),運転条件(速度,コイルセット位置など)
等の総合的な結果であって、殆ど計測が難しく監視でき
ないでいた。
【0008】本発明は上記従来の技術の問題点に鑑みて
なされたもので、その目的は溶接点近傍に発生するプリ
アークの特徴量を捕らえて溶接状態を監視することによ
り、溶接不良品の続出を防止することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】溶接状態はほぼ適度な溶
接温度と適度な成形具合、適正素材および運転レベルに
反映される。ここで、計測可能な要素の変化を捕らえ
て、溶接適否を判別すること、不適原因を判別すること
及び投入電力量をフィードフォワード的に抑制し、更に
他の要因による変化を包括的に適正量で捕らえてフィー
ドバック的に設定しようとするのが溶接監視及び入熱制
御の基本的な考え方である。
【0010】本発明は、上記目的を達成するために、管
素材をV字状ギャップを有する管状に成形し、該V字状
ギャップの対向する縁部をその縁部同志が接合する溶接
点で連続的に溶接する電縫管溶接において、撮像手段に
より前記溶接点近傍で発生するプリアークを輝度レベル
又はその輝度分布としての画像信号として捕らえ、前記
プリアークの面積,楕円軸長,重心位置,傾斜,輝度レ
ベル,および周長等の特徴量を画像処理し、予め作成し
ておいた判定ロジックによって溶接状態の適否を判別す
るとともに、前記特徴量にもとづいて溶接不良原因の判
別を行うことを特徴とする。
【0011】
【作用】撮像手段により溶接点近傍に発生するプリアー
クの輝度レベル又は輝度分布を検出して画像信号を得、
この画像信号と予め設定された基準の輝度レベル又は輝
度分布によって前記プリアークの特徴量を画像処理部に
よって捕らえ、この画像処理部の解析信号と予め設定さ
れた判定ロジックによって推論部で溶接状態を推論し、
この推論部の推論結果に基づいて溶接状態を監視する。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1〜図5によって
説明する。
【0013】図1は本発明の実施例に係る電縫管溶接装
置の入熱制御方法およびその装置を示し、20は電縫管
溶接における溶接部位を側面より見たものである。図2
は溶接部位20を上方より見た平面図である。図1およ
び図2において、5はCCD素子を備えたカメラで、管
素材1の溶接点1a上に配設されている。6はカメラ5
からアナログ画像信号S1をデイジタル画像信号S2に変
換するアナログ/デイジタル変換器(A/D変換器)、
7はデイジタル画像信号S2を格納する画像メモリ、8
は予め設定された画像パターンを格納しておくための設
定メモリ、9は演算処理部(CPU)で、画像メモリ7
の画像メモリ信号S3と設定信号S4をもとに演算処理し
て画像解析を行う。これらのA/D変換器6,画像メモ
リ7,設定メモリ8および演算処理部(CPU)9によ
って画像処理部10が構成され、この画像処理部10の
処理信号をもとに種々の制御を実行する。
【0014】11は信号補正部で、CPU9の解析信号
5に基づいて適正な電気制御信号を得るものである。
すなわち、信号補正部11は、補正量演算回路12と、
信号変換回路13および信号制御回路14によって構成
される。
【0015】補正量演算回路12は画像処理部10から
の画像解析信号S5と、溶接条件信号S9および溶接基準
設定値信号S0を入力として補正すべき補正量の演算を
行う。溶接条件信号S9としては、成形中心のずれ,座
屈・波状現象,段差・ラップ,変形があり、このような
状態の変化は溶接欠陥を発生させる。また、溶接基準値
設定信号S0としては、基本的には温度,素材,環境お
よび突合わせ状態がある。
【0016】信号変換回路13は補正量演算回路12の
補正量信号S6を電気信号に変換し、信号制御回路14
は信号変換回路13の電気信号S7に基づいて電力制御
信号S8を電力制御部に入力する。電力制御部15は電
力制御信号S8に基づいてワークコイル3aに電力を供
給する。
【0017】本発明の特徴とするところは、画像処理部
10によって解析された解析信号S5を基に溶接状態を
推論する推論部16と、この推論部16の推論結果に基
づいて警報と表示を行う監視部17を設けたことであ
る。
【0018】推論部16は画像処理部10によって金属
溶融部4cの面積,軸長,周長,傾斜などの特徴量を推
論する。監視部17は、推論部16の推論結果に基づい
て警報を発する警報回路18、および画像処理部10の
画像解析結果と推論部16の推論結果を基に視覚的に表
示する表示回路19によって構成されている。
【0019】さらに、本発明の特徴とするところは、ノ
イズレベルを下げるために検出端の振動を10μm以下
とし、100画素数以上の分解能を持たせることであ
る。
【0020】図1に示す装置の動作をさらに詳しく説明
すると、まず横×縦方向にn×m個のCCD素子を備え
たカメラ5は図7に代表例を示した溶接点の溶接現象モ
ード等を各CCD素子ごとにその対応する位置の輝度レ
ベル(従って全体としては輝度分布パターン)としてと
らえ、スキャニングによる画像信号S1を出力する。画
像信号S1は輝度信号であって、n×m個のCCD素子
よりなるカメラ5の受光体からの電気信号である。この
電気信号は、A/D変換器6によってデイジタル信号S
2に変換された後、n×m個の各画素ごとの輝度Cd/
2を例えば128の段階のレベルに解析したデイジタ
ル量として画像メモリ7に格納される。画像メモリ7内
の画像データS3はCPU9に入力される。CPU9
は、画像データS3を受け入れ、図3に示す、横×縦方
向にn×m個の各画素の輝度レベルに従って、例えば図
3のパターンP1,P2に示すようにデイジタル計測を行
う。図3の各パターンP1,P2は各画素ごとの輝度分布
をX,Y軸方向の位置関係で示したものである。
【0021】図3に例示したパターンは溶接点1aの近
傍における前記の図7に示した溶接現象モードに相当す
るものであって図3におけるP1で囲まれた部位は最も
輝度レベルの高い部分であって図7のプリアーク4cに
相当する。また図3におけるP1の外側でP2で囲まれた
部位は2番目に輝度レベルの高い部分であって、図7の
プリアーク4cに相当し、Gはプリアーク4cの重心に
相当する。CPU9は、輝度レベルおよび輝度分布デー
タS4を受け入れ、画像メモリ7からの信号S3にもとづ
く前記の図3のパターンを基準データS4と比較演算し
てその形状(輝度分布)や輝度レベルから溶接状態が適
正レベルに対してどのようなレベルにあるかを判断する
ことによってVシームを形成する対向エッジ部への投入
電力の適否を判断して画像識別信号S5を信号補正部1
1に入力する。
【0022】なおCPU9において、カメラ5がとらえ
た溶接現象モードに基づく輝度レベル,輝度分布および
周長等のデータ(S3)を複数の基準データ(S4)と比
較せしめるには、例えば最も単純な方法の1例としては
前記の図3のパターンにおけるP1で囲まれた部分のX
方向の長さを基準データの基準長と比較することでよ
い。即ちこれによって前記の図7におけるプリアーク4
cの存在する部位の長さから溶接状態(レベル)の適否
を判断することができる。
【0023】信号補正部11においては、補正量演算回
路12が、CPU9からの解析信号S5を補正し、信号
変換回路13が補正信号S6電気信号S7に変換する。信
号制御回路14は信号変換回路13の電気信号S7と電
力設定基準信号を比較して電力制御信号S8を電力制御
部15に入力する。電力制御部15は電力制御信号S8
に応じてワークコイル3への供給電力の電圧を調整す
る。
【0024】なお前記の画像処理部10内のCPU9で
の比較判断処理に際しての設定メモリ8に予め記憶せし
める基準値の数を増やすほど高精度で溶接電力の補正を
行うことができる。または基準値の数を増やす代わりに
リニアライザーによる処理を行わせることによってもよ
い。
【0025】画像処理部10は、図4に示すように、プ
リアーク部4cの等価楕円主軸長,等価楕円副軸長およ
び等価楕円傾斜角を求めて画像処理、すなわち、該当エ
リアの同一の面積、同一の2次モーメントを持つ楕円の
主軸長,副軸長および楕円の方向を検出して制御要素と
する。
【0026】図4に示すように、プリアーク部4cを楕
円30として捕らえ、その楕円30の主軸長a,副軸長
b重心位置を演算処理するとともに、楕円30の傾き角
θを演算処理してプリアーク部4cの方向を算出する。
【0027】推論部16においては、画像処理部10の
CPU9によって算出されたプリアーク部4cの面積,
等価楕円主軸長,等価楕円副軸長,等価楕円傾斜角,重
心位置,および周長等の各2値化値信号を入力として判
定し、これらが許容上限,下限になれば警報回路17に
警報を発生させる。表示回路18はプリアーク部4cの
面積,重心,等価楕円主軸長,等価楕円副軸長,等価楕
円傾斜角を視覚的に表示する。表示回路17の視覚的な
表示により、面積によって入熱量の大小を判別でき、傾
斜角によって材料(帯板)の円形成形の対称性を判別で
き、重心によってVスロートの進入角の大小の判別がで
きる。また、夫々の数値の短時間変動は溶接の安定性を
示し、長時間変動は加工具(ロールやガイド)や材料の
摩耗劣化を示す。
【0028】図5は監視部17の最も単純な動作の一例
を示すもので、画像重心X位置に対する動作状態を示す
ものである。図5において曲線C0は許容範囲内の重心
X位置の変動を示し、曲線C1は現実の変化状態を示し
ている。また、C2は監視下限のアラーム信号、C3は監
視上限のアラーム信号を示し、直線L1は下限値で、L1
は画素数が80.0に対応し、L2は画素数100.0に
対応する。また、直線L3とL4は上限値で、L3は画素
数350.0に対応し、L4は画素数400.0に対応す
る。直線L1以下の帯域と直線L4以上の帯域は溶接状態
が悪いことを示している。
【0029】図5に示すように、直線L1とL2間の帯域
は監視下限ヒステリシスであり、直線L3とL4間の帯域
は監視上限ヒステリシスを示している。また、時刻t0
〜t3間の時間Tsは画像処理周期である。重心X位置
が時刻t3で監視下限になると、推論部16がこれを推
論し警報回路18を動作させてアラーム信号を発生させ
る。また、時刻t5で重心X位置が監視上限ヒステリシ
ス帯域を越えると、判別回路16がこれを検出し、警報
回路18がアラーム信号を発生する。
【0030】さらに、監視部17において、表示部は図
5に示す画像モードを時系列的に常時表示する。これに
より、操作員が変わっても、溶接状態の良否を常に判別
でき、人間の主観から解放された監視が可能になる。
【0031】監視上限値,監視下限値,監視上限ヒステ
リシス幅および監視下限ヒステリシス幅は監視部15の
推論部16において任意の値に設定できる。また、ヒス
テリシス幅は、アラーム信号の必要以上のオン,オフを
防ぐために必要である。
【0032】図5に示す良否判別法では画像重心X位置
についての一例について示したが、画像重心Y位置,面
積,等価楕円主軸長,等価楕円副軸長,等価楕円周長お
よび重心についても行うことができる。
【0033】本発明は、高周波溶接のうちプリアークが
溶接衝合点近くに連続的に発生する場合に有効であっ
て、プリアーク発光部をCCDカメラ観測する。カメラ
で検出した発光状態を画像処理するに当たって、発光部
の画素数を146〜5474まで種々観察した。一例で
は、入熱過小で146、過大で950であった。画素数
はレンズで拡大することにより実用的には10,000
画素程度にすることが可能になった。
【0034】また、プリアークする白光部の放射エネル
ギーとし、白光部の発光エネルギーを輝度分布としてC
CDカメラを通して観測し、画像処理により各画素の2
値化処理を行う。この場合、白光部に対応する画素数を
100以上になるように分解能を設定する。
【0035】また、本発明においては、CCDカメラ5
によって光のエネルギーを観測するので、発光点と検出
部との間にエネルギーをしゃ弊ないし吸収する要素(ガ
ス,水蒸気,水)や発光点以外から入射する光のエネル
ギーが測定値を乱す。これを防止するために、一般的に
検出端からエアパージを行う。外光しゃ弊のために光の
透過しない材料によってカバーすることによって、外光
のエネルギーレベルのあるレベル以下の変化に対し、一
定のバイアスを加えノイズレベルの変動を減ずるように
する。
【0036】さらに、本発明においては、実使用例の場
合、発光点はスクイズロール中心点から平均的に入側に
さかのぼって1〜2ミリの辺りとする。検出端は機械に
固定するが、検出視野がブレないように固定機構を用意
する。視野ブレの原因の固定ブレは大きくとも0.1ミ
リ以内に抑えるようにする。最も実用的な固定方法は、
スクイズロールスタンドと切削スタンドとの間に画像検
出用のセンサスタンドを専用に配置する。検出端の軸心
は溶接フラッシュがパイプ進行方向に向かって飛び出す
ので、垂直ないし入側にセッティング角度を倒す。さら
に、測定検出器自体の振動による観測点の絶対位置の変
動によるノイズを100μm以下にする。
【0037】
【発明の効果】本発明は電縫管溶接の際の溶接電力を適
正な溶接条件(温度,成形,材料,運転レベル)を維持
するものにおいて、前述のように被加工物である管素材
の板厚の変動や移送速度の変動等の外乱要因による影響
はすべて包含し、最終的な溶接レベルに直接的に対応す
る現象である溶接点近傍でのプリアークの発光の輝度レ
ベルおよびその輝度分布としてとらえて画像処理を行う
ことにより、この溶接状態を測定することができるの
で、従来より高精度のかつ総合的な適/不適判定を行う
ことができると共に適確な異常警報および表示を行うこ
とができ、併せて入熱については適正な自動入熱制御を
行うことができる。
【0038】従って常に最適溶接条件で高品質の電縫管
溶接を実施できるので、安定して高品質の電縫管を製造
できると共に製品の歩留まりを向上できる効果が大き
い。
【0039】本発明は、さらにまた温度測定が難しく、
このため従来正確な自動入熱制御を実施することが難し
かったアルミ系や銅系の管材の電縫管溶接にも適用して
溶接電力の自動入熱制御に寄与するという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による電縫管溶接の監視制御装
置のブロック図。
【図2】電縫管溶接における溶接部位を示す平面図。
【図3】プリアークのパターン測定図。
【図4】プリアークの測定方式を示す説明図。
【図5】溶接点近傍における良否判別法を示す説明図。
【図6】溶接モードを示す説明図。
【図7】溶接モードを示す説明図。
【図8】誘導式高周波電縫管溶接を示す斜視図。
【図9】溶解式高周波電縫管溶接を示す斜視図。
【符号の説明】
1…管素材 1a…溶接点 1b,1c…縁部 3a…ワークコイル 4b,4c…プリアーク 5…カメラ 6…アナログ/デイジタル変換回路 7…画像メモリ 8…設定メモリ 9…演算処理部 10…画像処理部 11…信号補正部 12…補正量演算回路 13…信号変換回路 14…信号制御回路 15…電力制御部 16…推論部 17…監視部 18…警報回路 19…表示回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 21/88 J 8304−2J

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管素材をV字状ギャップを有する管状に
    成形し、該V字状ギャップの対向する縁部をその縁部同
    志が接合する溶接点で連続的に溶接する電縫管溶接にお
    いて、撮像手段により前記溶接点近傍で発生するプリア
    ークを輝度レベル又はその輝度分布としての画像信号と
    して捕らえ、前記プリアークの面積,楕円軸長,重心位
    置,傾斜,輝度レベル,および周長の特徴量を画像処理
    し、予め作成しておいた判定ロジックによって溶接状態
    の適否を判別するとともに、前記特徴量にもとづいて溶
    接不良原因の判別を行うことを特徴とする電縫管溶接の
    監視方法。
  2. 【請求項2】 管素材をV字状ギャップを有する管状に
    成形し、該V字状ギャップの対向する縁部をその縁部同
    志の接合点で連続的に溶接する電縫管溶接装置におい
    て、 前記溶接点近傍で発生するプリアークの輝度レベル又は
    その輝度分布を検出して画像信号を得る撮像手段と、 該撮像手段により得られた画像信号と予め設定された基
    準の輝度レベル又は輝度分布のうちの少なくともいずれ
    かをもとに前記プリアークの面積,楕円軸長,重心位
    置,傾斜,輝度レベル,周長の特徴量を捕らえる画像処
    理部と、 該画像処理部の処理信号と予め作成された判定ロジック
    によって溶接状態を推論する推論部と、 前記推論部の推論結果を基に溶接状態を監視する監視部
    からなり、 前記監視部は、前記推論部の推論結果に基づいて警報を
    発する警報回路と、前記画像処理部の解析信号に基づく
    前記プリアークの特徴量と前記推論部の推論信号を基に
    判別結果を表示する表示回路によって構成されているこ
    とを特徴とする、 電縫管溶接の監視装置。
  3. 【請求項3】 管素材をV字状ギャップを有する管状に
    成形し、該V字状ギャップの対向する縁部をその縁部同
    志が接合する溶接点で連続的に溶接する電縫管溶接にお
    いて、前記溶接点近傍で発生するプリアークの各輝度レ
    ベル又は輝度分布を撮像手段により画像信号として捕ら
    え、前記各プリアークの面積,楕円軸長,重心位置,傾
    斜および輝度レベルおよび周長からなる特長量を捕らえ
    て溶接入熱量の適否判断をすると共に適正入熱量の演算
    を行うことにより得られた入熱信号を入熱量の基準設定
    信号と比較補正演算して補正量信号を得、この補正量信
    号を基に前記管素材への入熱量を制御することを特徴と
    する電縫管溶接の制御方法。
JP4099372A 1992-03-25 1992-04-20 電縫管溶接の監視方法およびその装置および電縫管溶接の制御方法 Pending JPH05293670A (ja)

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