JPH05293070A - 清掃用具 - Google Patents
清掃用具Info
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- JPH05293070A JPH05293070A JP22981192A JP22981192A JPH05293070A JP H05293070 A JPH05293070 A JP H05293070A JP 22981192 A JP22981192 A JP 22981192A JP 22981192 A JP22981192 A JP 22981192A JP H05293070 A JPH05293070 A JP H05293070A
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- Japan
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- layer
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- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】取扱いが容易で、手も汚さずに、家具や床、天
井、柱などの内装材や自動車などの清掃、艶出し、保護
処理などが出来る。 【構成】シート状の清掃用具で、汚れ防止シート層と清
掃機能を有した中間層とカバー用剥離シート層とを順に
積層する。
井、柱などの内装材や自動車などの清掃、艶出し、保護
処理などが出来る。 【構成】シート状の清掃用具で、汚れ防止シート層と清
掃機能を有した中間層とカバー用剥離シート層とを順に
積層する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、家具や床、天井、柱な
どの内装材や自動車などの清掃、艶出し、保護処理など
を目的として使用される清掃用具に関するものである。
どの内装材や自動車などの清掃、艶出し、保護処理など
を目的として使用される清掃用具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の清掃用のワックス類や洗剤は、固
形、半練り、液体状で流通、販売され、使用時に、布や
スポンジなどに適量を含浸させて、清掃の対象物の表面
を拭いて艶出しのためのワックス引きや清掃のために洗
剤で洗浄しているのが一般的であった。また、清掃の対
象物が少ない場合には、個装又はウェットティッシュタ
イプの容器に入れられたワックス類や洗剤を含浸させた
紙や布を使用して清掃していた。この他、自動車用に
は、特開平２−２８０７３１に、不織布や紙のシートに
界面活性剤とワックスと溶剤とを含浸又は塗布したタオ
ルが開示されている。
形、半練り、液体状で流通、販売され、使用時に、布や
スポンジなどに適量を含浸させて、清掃の対象物の表面
を拭いて艶出しのためのワックス引きや清掃のために洗
剤で洗浄しているのが一般的であった。また、清掃の対
象物が少ない場合には、個装又はウェットティッシュタ
イプの容器に入れられたワックス類や洗剤を含浸させた
紙や布を使用して清掃していた。この他、自動車用に
は、特開平２−２８０７３１に、不織布や紙のシートに
界面活性剤とワックスと溶剤とを含浸又は塗布したタオ
ルが開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
清掃用具は、 ワックス類や洗剤を含浸するための布やスポンジを
前以て用意するなどの清掃用具の前準備が必要となる。 適正なワックス類や洗剤の含浸量が判断しにくい。 用具の取扱い中や使用中に手がワックス類や洗剤で
汚れる。 使用後に布やスポンジを洗うなどの用具の後始末が
必要であり、面倒である。 などの問題があった。本発明の清掃用具は、上述の従来
の用具の使用に際する煩わしさの問題を解消したもので
ある。
清掃用具は、 ワックス類や洗剤を含浸するための布やスポンジを
前以て用意するなどの清掃用具の前準備が必要となる。 適正なワックス類や洗剤の含浸量が判断しにくい。 用具の取扱い中や使用中に手がワックス類や洗剤で
汚れる。 使用後に布やスポンジを洗うなどの用具の後始末が
必要であり、面倒である。 などの問題があった。本発明の清掃用具は、上述の従来
の用具の使用に際する煩わしさの問題を解消したもので
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】第１の本発明は、シート
状の清掃用具において、汚れ防止シート層と清掃機能を
有した中間層とカバー用剥離シート層とを順に積層した
清掃用具であり、第２の本発明は、前記の中間層に上面
のワックス類を塗布したクッション性の基材を用いた清
掃用具であり、第３の本発明は、前記の中間層にワック
ス類を含浸させたクッション性の基材を用いた清掃用具
であり、第４の本発明は、前記の中間層として、周縁部
を加熱加圧してシート状にし、かつ、その周縁部を除い
た部分に液状ワックス又は液状洗剤を含浸させたスパン
ボンドを用い、その中間層の周縁部とカバー用剥離シー
ト層の周縁部とをイージーピール性のヒートシールによ
って熱融着させた清掃用具である。そして、第５の本発
明は、汚れ防止シート層としてポリオレフィン系プラス
チックフィルム又は上面がポリオレフィン系プラスチッ
クフィルムからなる積層フィルムを用い、その汚れ防止
シート層の上面に清掃剤を載置し、ポリオレフィン系樹
脂よりなる不織布を被せ、その不織布の周縁部と前記の
汚れ防止シート層の周縁部とをヒートシールによって熱
融着し、同時に不織布の周縁部をシート状に形成して中
間層とし、その中間層の周縁部とカバー用剥離シート層
の周縁部とをイージーピール性のヒートシールによって
熱融着させた清掃用具である。
状の清掃用具において、汚れ防止シート層と清掃機能を
有した中間層とカバー用剥離シート層とを順に積層した
清掃用具であり、第２の本発明は、前記の中間層に上面
のワックス類を塗布したクッション性の基材を用いた清
掃用具であり、第３の本発明は、前記の中間層にワック
ス類を含浸させたクッション性の基材を用いた清掃用具
であり、第４の本発明は、前記の中間層として、周縁部
を加熱加圧してシート状にし、かつ、その周縁部を除い
た部分に液状ワックス又は液状洗剤を含浸させたスパン
ボンドを用い、その中間層の周縁部とカバー用剥離シー
ト層の周縁部とをイージーピール性のヒートシールによ
って熱融着させた清掃用具である。そして、第５の本発
明は、汚れ防止シート層としてポリオレフィン系プラス
チックフィルム又は上面がポリオレフィン系プラスチッ
クフィルムからなる積層フィルムを用い、その汚れ防止
シート層の上面に清掃剤を載置し、ポリオレフィン系樹
脂よりなる不織布を被せ、その不織布の周縁部と前記の
汚れ防止シート層の周縁部とをヒートシールによって熱
融着し、同時に不織布の周縁部をシート状に形成して中
間層とし、その中間層の周縁部とカバー用剥離シート層
の周縁部とをイージーピール性のヒートシールによって
熱融着させた清掃用具である。
【０００５】上述の汚れ防止シート層は、清掃のために
用具を使用中にワックスや洗剤で手を汚さないためのも
のであり、紙、布、不織布、プラスチックシートなどを
中間層に接着層を介して（又は熱融着によって）貼り合
わせたものである。なお、ワックス類や洗剤の中間層か
ら汚れ防止シート表面への透過は、汚れ防止層自体又は
接着層が遮断するものである。
用具を使用中にワックスや洗剤で手を汚さないためのも
のであり、紙、布、不織布、プラスチックシートなどを
中間層に接着層を介して（又は熱融着によって）貼り合
わせたものである。なお、ワックス類や洗剤の中間層か
ら汚れ防止シート表面への透過は、汚れ防止層自体又は
接着層が遮断するものである。
【０００６】また、中間層には、紙、布、不織布（スパ
ンボンド含む）などを用いるものである。
ンボンド含む）などを用いるものである。
【０００７】また、スパンボンドは、合成繊維などのフ
ィラメントを、紡糸しつつ、熱可塑性などを利用して繊
維間を部分接着した不織布であり、ポリオレフィン系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂などのスパ
ンボンドを使用する。
ィラメントを、紡糸しつつ、熱可塑性などを利用して繊
維間を部分接着した不織布であり、ポリオレフィン系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂などのスパ
ンボンドを使用する。
【０００８】イージーピール性のヒートシールとは、中
間層とカバー用剥離シート層とのヒートシール部分が、
清掃具の使用に際してカバー用剥離シート層を剥離する
ことが必要となった時に、容易にカバー用剥離シート層
を手で清掃用具から剥離出来るように設けられたもので
あり、必要に応じては、カバー用剥離シート層のヒート
シール部分に、剥離を容易にするためのイージーピール
性シーラント層を設けても良い。
間層とカバー用剥離シート層とのヒートシール部分が、
清掃具の使用に際してカバー用剥離シート層を剥離する
ことが必要となった時に、容易にカバー用剥離シート層
を手で清掃用具から剥離出来るように設けられたもので
あり、必要に応じては、カバー用剥離シート層のヒート
シール部分に、剥離を容易にするためのイージーピール
性シーラント層を設けても良い。
【０００９】
【作用】本発明の清掃用具のカバー用剥離シートを剥が
すと、適正量のワックス類や洗剤を塗布又は含浸した中
間層表面が露出し、その表面を清掃の対象物の表面に合
わせ、清掃用具の裏面の汚れ防止シートに手を当てて拭
くと、ワックス類や洗剤が清掃の対象物の表面に移行し
て対象物を清掃することが出来る。汚れ防止シート表面
へは、中間層に塗布又は含浸されたワックス類や洗剤が
汚れ防止シート自体又は接着層によって遮蔽され透過し
てこないので、ワックス類や洗剤で清掃中に手を汚すこ
とがない。また、使用後は、そのまま廃棄処理されるた
め、従来の用具のように用具を洗うなどの後始末の面倒
がない。
すと、適正量のワックス類や洗剤を塗布又は含浸した中
間層表面が露出し、その表面を清掃の対象物の表面に合
わせ、清掃用具の裏面の汚れ防止シートに手を当てて拭
くと、ワックス類や洗剤が清掃の対象物の表面に移行し
て対象物を清掃することが出来る。汚れ防止シート表面
へは、中間層に塗布又は含浸されたワックス類や洗剤が
汚れ防止シート自体又は接着層によって遮蔽され透過し
てこないので、ワックス類や洗剤で清掃中に手を汚すこ
とがない。また、使用後は、そのまま廃棄処理されるた
め、従来の用具のように用具を洗うなどの後始末の面倒
がない。
【００１０】さらに、請求項４の本発明の清掃用具にお
いては、カバー用剥離シートとスパンボンドのシート状
の周縁部と汚れ防止シートとでワックス類や洗剤を含浸
するスパンボンドを完全に密封しているため、含浸させ
た洗剤が清掃用具の端面から滲み出ることがなく、従っ
て、そのままで、個装状態となり、特に商品化のための
新たな包装が不要となる。
いては、カバー用剥離シートとスパンボンドのシート状
の周縁部と汚れ防止シートとでワックス類や洗剤を含浸
するスパンボンドを完全に密封しているため、含浸させ
た洗剤が清掃用具の端面から滲み出ることがなく、従っ
て、そのままで、個装状態となり、特に商品化のための
新たな包装が不要となる。
【００１１】
＜実施例１＞図１は、本実施例の清掃用具の断面図であ
る。図を用いて説明すると、まず、ポリエステル繊維
（太さ３デニール，長さ６ｍｍ）からなる１ｍｍ厚みの
不織布（１３０）をクッション性の基材として、その上
面に、パラフィンワックスを主成分とした常温では固体
の艶出し剤を加熱溶融して２０ｇ／ｍ2 塗布してワック
ス類塗布層（１２０）を設けて、清掃用具の中間層を形
成し、その中間層の上面に、３０μm 厚みのポリエチレ
ン製のカバー用剥離シート（１１０）を加圧して被い、
裏面には、１ｍｍ厚みの布製の汚れ防止シート（１５
０）をポリエステル樹脂系の接着剤（１４０）で貼り合
わせて、積層体を作製し、この積層体を切断して外寸１
５０ｍｍ×２００ｍｍの本発明の清掃用具（１００）を
作製した。
る。図を用いて説明すると、まず、ポリエステル繊維
（太さ３デニール，長さ６ｍｍ）からなる１ｍｍ厚みの
不織布（１３０）をクッション性の基材として、その上
面に、パラフィンワックスを主成分とした常温では固体
の艶出し剤を加熱溶融して２０ｇ／ｍ2 塗布してワック
ス類塗布層（１２０）を設けて、清掃用具の中間層を形
成し、その中間層の上面に、３０μm 厚みのポリエチレ
ン製のカバー用剥離シート（１１０）を加圧して被い、
裏面には、１ｍｍ厚みの布製の汚れ防止シート（１５
０）をポリエステル樹脂系の接着剤（１４０）で貼り合
わせて、積層体を作製し、この積層体を切断して外寸１
５０ｍｍ×２００ｍｍの本発明の清掃用具（１００）を
作製した。
【００１２】次に、作製した清掃用具の上面のカバー用
剥離シートを剥がし、中間層のワックス類の塗布面を天
然木のテーブルトップ面に合わせ、裏面の汚れ防止シー
トに手を当てて、テーブルトップ面を拭いたところ、テ
ーブルトップ面が清掃されトップ面の光沢が向上した。
清掃用具の取扱い中や使用中に塗布されたワックス類に
よって、手が汚れることはなかった。
剥離シートを剥がし、中間層のワックス類の塗布面を天
然木のテーブルトップ面に合わせ、裏面の汚れ防止シー
トに手を当てて、テーブルトップ面を拭いたところ、テ
ーブルトップ面が清掃されトップ面の光沢が向上した。
清掃用具の取扱い中や使用中に塗布されたワックス類に
よって、手が汚れることはなかった。
【００１３】＜実施例２＞図２は、本実施例の清掃用具
の断面図である。まず、クッション性の中間層を形成す
る１ｍｍ厚みのレーヨン繊維（太さ３デニール，長さ６
ｍｍ）の不織布（２３０）に、ワックスを主成分とした
艶出し剤を加熱溶融して２０ｇ／ｍ3 含浸させ、その中
間層の上面に、３０μm 厚みのポリエチレン製のカバー
用剥離シート（２１０）を加圧して被い、裏面には、３
０μm 厚みの紙製の汚れ防止シート（２５０）をビニル
系樹脂の接着剤（２４０）で貼り合わせて、積層体を作
製し、この積層体を切断して外寸１５０ｍｍ×２００ｍ
ｍの本発明の清掃用具（２００）を作製した。
の断面図である。まず、クッション性の中間層を形成す
る１ｍｍ厚みのレーヨン繊維（太さ３デニール，長さ６
ｍｍ）の不織布（２３０）に、ワックスを主成分とした
艶出し剤を加熱溶融して２０ｇ／ｍ3 含浸させ、その中
間層の上面に、３０μm 厚みのポリエチレン製のカバー
用剥離シート（２１０）を加圧して被い、裏面には、３
０μm 厚みの紙製の汚れ防止シート（２５０）をビニル
系樹脂の接着剤（２４０）で貼り合わせて、積層体を作
製し、この積層体を切断して外寸１５０ｍｍ×２００ｍ
ｍの本発明の清掃用具（２００）を作製した。
【００１４】次に、作製した清掃用具の上面のカバー用
剥離シートを剥がし、ワックス類を含浸した中間層の上
面を天然木の家具の表面に合わせ、裏面の汚れ防止シー
トに手を当てて、家具表面を拭いたところ、家具表面が
清掃され表面の光沢が向上した。清掃用具の取扱い中や
使用中にワックス類によって、手が汚れることはなかっ
た。
剥離シートを剥がし、ワックス類を含浸した中間層の上
面を天然木の家具の表面に合わせ、裏面の汚れ防止シー
トに手を当てて、家具表面を拭いたところ、家具表面が
清掃され表面の光沢が向上した。清掃用具の取扱い中や
使用中にワックス類によって、手が汚れることはなかっ
た。
【００１５】＜実施例３＞図３は、本実施例の清掃用具
の断面図である。まず、クッション性の中間層を形成す
る１ｍｍ厚みのポリプロピレン繊維（太さ３デニール，
長さ６ｍｍ）からなるスパンボンド（３３０）の裏面
に、２０μm 厚みの延伸ポリプロピレン製の汚れ防止シ
ート（３５０）をエクストルージョンラミネーション法
でポリエチレン（３４０）によって貼り合わせ、この多
層シートの表面のスパンボンドの周縁部を１９０°Ｃの
熱板で加圧し溶融してシート状にした後に、そのシート
状にした周縁部の内側のスパンボンドに清掃用の液状洗
剤を５００ｇ／ｍ2 含浸し、その中間層の上面に、３０
μm 厚みのポリエチレン製のカバー用剥離シート（３１
０）を被せ、そのカバー用剥離シートの周縁部と中間層
のシート状の周縁部（３６０）とをイージーピール性
（易剥離性）のヒートシールによって熱融着して密封
し、積層体を作製し、この積層体を切断して外寸１５０
ｍｍ×２００ｍｍの本発明の清掃用具（３００）を作製
した。
の断面図である。まず、クッション性の中間層を形成す
る１ｍｍ厚みのポリプロピレン繊維（太さ３デニール，
長さ６ｍｍ）からなるスパンボンド（３３０）の裏面
に、２０μm 厚みの延伸ポリプロピレン製の汚れ防止シ
ート（３５０）をエクストルージョンラミネーション法
でポリエチレン（３４０）によって貼り合わせ、この多
層シートの表面のスパンボンドの周縁部を１９０°Ｃの
熱板で加圧し溶融してシート状にした後に、そのシート
状にした周縁部の内側のスパンボンドに清掃用の液状洗
剤を５００ｇ／ｍ2 含浸し、その中間層の上面に、３０
μm 厚みのポリエチレン製のカバー用剥離シート（３１
０）を被せ、そのカバー用剥離シートの周縁部と中間層
のシート状の周縁部（３６０）とをイージーピール性
（易剥離性）のヒートシールによって熱融着して密封
し、積層体を作製し、この積層体を切断して外寸１５０
ｍｍ×２００ｍｍの本発明の清掃用具（３００）を作製
した。
【００１６】次に、作製した清掃用具の上面のカバー用
剥離シートを剥がし、液状洗剤を含浸した中間層の上面
を汚れている床面に合わせ、裏面の汚れ防止シートに手
を当てて、床面を拭いたところ、床の表面の汚れが清掃
されて綺麗になった。本清掃用具は、カバー用シートを
剥離する迄は、完全に個装状態であった。また、清掃用
具の取扱い中や使用中に液状洗剤によって、手が汚れる
ことはなかった。
剥離シートを剥がし、液状洗剤を含浸した中間層の上面
を汚れている床面に合わせ、裏面の汚れ防止シートに手
を当てて、床面を拭いたところ、床の表面の汚れが清掃
されて綺麗になった。本清掃用具は、カバー用シートを
剥離する迄は、完全に個装状態であった。また、清掃用
具の取扱い中や使用中に液状洗剤によって、手が汚れる
ことはなかった。
【００１７】＜実施例４＞図４は、本実施例の清掃用具
の断面図である。まず、裏面に布を貼ったポリプロピレ
ンフィルムからなる汚れ防止層（４５０）の上面中央
に、粘性のある清掃剤（４２０）を載置し、その上から
ポリプロピレン繊維によって作られた不織布（４３０）
を被せ、その周縁部をヒートシールによってシート状に
すると同時に汚れ防止層の周縁部と熱融着し、さらに、
ロールで表面を加圧して平滑にして清掃用具の中間層
（４２０と４３０）を形成し、この中間層の上面に、３
０μm 厚みのポリプロピレンフィルム製のカバー用剥離
シート（４１０）を被せ、このカバー用剥離シートの周
縁部と不織布のシート状の周縁部（４６０）とをイージ
ーピール性のヒートシールによって熱融着して密封して
積層体を作製し、この積層体を切断して外寸１５０ｍｍ
×２００ｍｍの本発明の清掃用具（４００）を作製し
た。
の断面図である。まず、裏面に布を貼ったポリプロピレ
ンフィルムからなる汚れ防止層（４５０）の上面中央
に、粘性のある清掃剤（４２０）を載置し、その上から
ポリプロピレン繊維によって作られた不織布（４３０）
を被せ、その周縁部をヒートシールによってシート状に
すると同時に汚れ防止層の周縁部と熱融着し、さらに、
ロールで表面を加圧して平滑にして清掃用具の中間層
（４２０と４３０）を形成し、この中間層の上面に、３
０μm 厚みのポリプロピレンフィルム製のカバー用剥離
シート（４１０）を被せ、このカバー用剥離シートの周
縁部と不織布のシート状の周縁部（４６０）とをイージ
ーピール性のヒートシールによって熱融着して密封して
積層体を作製し、この積層体を切断して外寸１５０ｍｍ
×２００ｍｍの本発明の清掃用具（４００）を作製し
た。
【００１８】次に、作製した清掃用具の上面のカバー用
剥離シートを剥がし、清掃剤が含浸された中間層の上面
を汚れている床面に合わせ、裏面の汚れ防止シートに手
を当てて、床面を拭いたところ、床の表面に均一に清掃
剤が塗布されて床面が綺麗になった。本実施例の清掃用
具は、実施例３の清掃用具と同様にカバー用シートを剥
離する迄は、完全に個装状態であった。また、清掃用具
の取扱い中や使用中に液状洗剤によって、手が汚れるこ
とはなかった。その上、実施例３よりも清掃剤の保有量
が多く、また、親油性でも親水性でもどちらの清掃剤に
も使用することが出来ため、用途範囲が広くしかも使用
回数が多かった。
剥離シートを剥がし、清掃剤が含浸された中間層の上面
を汚れている床面に合わせ、裏面の汚れ防止シートに手
を当てて、床面を拭いたところ、床の表面に均一に清掃
剤が塗布されて床面が綺麗になった。本実施例の清掃用
具は、実施例３の清掃用具と同様にカバー用シートを剥
離する迄は、完全に個装状態であった。また、清掃用具
の取扱い中や使用中に液状洗剤によって、手が汚れるこ
とはなかった。その上、実施例３よりも清掃剤の保有量
が多く、また、親油性でも親水性でもどちらの清掃剤に
も使用することが出来ため、用途範囲が広くしかも使用
回数が多かった。
【００１９】
【発明の効果】本発明の清掃用具を使用すると、従来の
清掃用具のような前準備の煩わしさや用具の取扱い中に
手を汚すことなく、しかも、適正量のワックス類や洗剤
で清掃対象物の清掃、艶出し、保護処理などが出来る。
また、使用後は、そのまま廃棄すれば良く後始末に面倒
がない。さらに、本発明の清掃用具は、シート状であ
り、持ち運びに適しており、実施例３及び４のように、
用具自体を個装状態にすることも出来る。
清掃用具のような前準備の煩わしさや用具の取扱い中に
手を汚すことなく、しかも、適正量のワックス類や洗剤
で清掃対象物の清掃、艶出し、保護処理などが出来る。
また、使用後は、そのまま廃棄すれば良く後始末に面倒
がない。さらに、本発明の清掃用具は、シート状であ
り、持ち運びに適しており、実施例３及び４のように、
用具自体を個装状態にすることも出来る。
【図１】実施例１の本発明の清掃用具の断面図である。
【図２】実施例２の本発明の清掃用具の断面図である。
【図３】実施例３の本発明の清掃用具の断面図（ａ）及
び平面図（ｂ）である。
び平面図（ｂ）である。
【図４】実施例４の本発明の清掃用具の断面図（ａ）及
び平面図（ｂ）である。
び平面図（ｂ）である。
１００，２００，３００，４００……清掃用具 １１０，２１０，３１０，４１０……カバー用剥離シー
ト １２０……ワックス類塗布層 １３０，２３０，４３０……不織布 １４０，２４０……接着層 １５０，２５０，３５０，４５０……汚れ防止層 ３３０……スパンボンド ３４０……ポリエチレン ３６０，４６０……シート状の周縁部 ４２０……清掃剤
ト １２０……ワックス類塗布層 １３０，２３０，４３０……不織布 １４０，２４０……接着層 １５０，２５０，３５０，４５０……汚れ防止層 ３３０……スパンボンド ３４０……ポリエチレン ３６０，４６０……シート状の周縁部 ４２０……清掃剤
Claims (5)
- 【請求項１】シート状の清掃用具において、汚れ防止シ
ート層と清掃機能を有した中間層とカバー用剥離シート
層とを順に積層したことを特徴とする清掃用具。 - 【請求項２】請求項１に記載の清掃用具において、中間
層として上面にワックス類を塗布したクッション性の基
材を用いたことを特徴とする清掃用具。 - 【請求項３】請求項１に記載の清掃用具において、中間
層にワックス類を含浸させたクッション性の基材を用い
たことを特徴とする清掃用具。 - 【請求項４】請求項１に記載の清掃用具において、中間
層として、周縁部を加熱加圧してシート状にし、かつ、
その周縁部を除いた部分に液状ワックス又は液状洗剤を
含浸させたスパンボンドを用い、その中間層の周縁部と
カバー用剥離シート層の周縁部とをイージーピール性の
ヒートシールによって熱融着させたことを特徴とする清
掃用具。 - 【請求項５】請求項１に記載の清掃用具において、汚れ
防止シート層としてポリオレフィン系プラスチックフィ
ルム又は上面がポリオレフィン系プラスチックフィルム
からなる積層フィルムを用い、その汚れ防止シート層の
上面に清掃剤を載置し、ポリオレフィン系樹脂よりなる
不織布を被せ、その不織布の周縁部と前記の汚れ防止シ
ート層の周縁部とをヒートシールによって熱融着し、同
時に不織布の周縁部をシート状に形成して中間層とし、
その中間層の周縁部とカバー用剥離シート層の周縁部と
をイージーピール性のヒートシールによって熱融着させ
たことを特徴とする清掃用具。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1102192 | 1992-01-24 | ||
| JP4-11021 | 1992-01-24 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05293070A true JPH05293070A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=11766456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22981192A Pending JPH05293070A (ja) | 1992-01-24 | 1992-08-28 | 清掃用具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05293070A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1992
- 1992-08-28 JP JP22981192A patent/JPH05293070A/ja active Pending
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