JPH05292865A - パン生地等の均一な連続生地の供給装置 - Google Patents
パン生地等の均一な連続生地の供給装置Info
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- JPH05292865A JPH05292865A JP4125738A JP12573892A JPH05292865A JP H05292865 A JPH05292865 A JP H05292865A JP 4125738 A JP4125738 A JP 4125738A JP 12573892 A JP12573892 A JP 12573892A JP H05292865 A JPH05292865 A JP H05292865A
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- JP
- Japan
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- dough
- cutting blade
- cutting
- hopper
- bread
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の生地分割装置を使用した場合に発生す
る分割生地の内部応力の不均一を解消し、更に規格の整
った製品を成形できる連続生地を供給する。 【構成】 ホッパ内生地底面との相対速度を零としたベ
ルトにより生地底面を支持しながら、バリカン方式の切
断刃により切断されたパン生地塊を直列に配列し、速度
差を設けた複数のコンベア上方を自転しながら往復移動
するローラにより延展する。 【効果】 従来の装置の様にホッパ内生地に対流作用を
与えることがないので、分割生地は均質な状態で吐出さ
れ規格の整った帯状連続生地となる。
る分割生地の内部応力の不均一を解消し、更に規格の整
った製品を成形できる連続生地を供給する。 【構成】 ホッパ内生地底面との相対速度を零としたベ
ルトにより生地底面を支持しながら、バリカン方式の切
断刃により切断されたパン生地塊を直列に配列し、速度
差を設けた複数のコンベア上方を自転しながら往復移動
するローラにより延展する。 【効果】 従来の装置の様にホッパ内生地に対流作用を
与えることがないので、分割生地は均質な状態で吐出さ
れ規格の整った帯状連続生地となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、パン生地や菓子生地等
の可塑性材料を分割して均一な連続生地を供給する装置
に関し、詳しくは混練によってできあがった生地を適当
な大きさに切断する際に生地に無理な余計な力を与えず
スムーズに切断することができる分割機を使用した定量
供給装置であり、パン生地類の生産無人化を更に促進す
るものである。
の可塑性材料を分割して均一な連続生地を供給する装置
に関し、詳しくは混練によってできあがった生地を適当
な大きさに切断する際に生地に無理な余計な力を与えず
スムーズに切断することができる分割機を使用した定量
供給装置であり、パン生地類の生産無人化を更に促進す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、定量連続の帯状生地を得る装置と
しては本出願人による特開昭６３−２４５６３１、特願
平２−１８６７６６等がある。これらはホッパーの底部
に設けた開閉シャッターによりパン生地塊を分割して秤
量コンベア上に載置して重量測定を行った後、供給コン
ベア上で分割生地を互いに粘結して定量連続生地とする
ものが提案されている。この装置によると開閉シャッタ
ーの開閉動作によりホッパ内生地底面が引きずられてホ
ッパ内生地の対流や攪拌が引き起こされる。そのため開
閉板によって分割吐出された生地はその後内部応力によ
って戻され図３に示すようにその縁部が中央部より厚い
形状となったり、また内部組織が劣化する。それら生地
を連結し連続生地を形成した場合、その連続生地には分
割生地の不均一な形状で、必ずしも巾と厚みが一定な連
続生地とは言えなかった。またこのように切断時に発生
するパン生地内部の不要な対流や攪拌によって成形後の
パン類製品の形状、重量の不揃いや品質の低下を引き起
こす。
しては本出願人による特開昭６３−２４５６３１、特願
平２−１８６７６６等がある。これらはホッパーの底部
に設けた開閉シャッターによりパン生地塊を分割して秤
量コンベア上に載置して重量測定を行った後、供給コン
ベア上で分割生地を互いに粘結して定量連続生地とする
ものが提案されている。この装置によると開閉シャッタ
ーの開閉動作によりホッパ内生地底面が引きずられてホ
ッパ内生地の対流や攪拌が引き起こされる。そのため開
閉板によって分割吐出された生地はその後内部応力によ
って戻され図３に示すようにその縁部が中央部より厚い
形状となったり、また内部組織が劣化する。それら生地
を連結し連続生地を形成した場合、その連続生地には分
割生地の不均一な形状で、必ずしも巾と厚みが一定な連
続生地とは言えなかった。またこのように切断時に発生
するパン生地内部の不要な対流や攪拌によって成形後の
パン類製品の形状、重量の不揃いや品質の低下を引き起
こす。
【０００３】食品材料の切断手段としては、特公昭４４
−１１６２号、実公昭４７−３４０３４号に示されるバ
ター等の切断機があるが、これを粘弾性の高いパン生地
等に適用した場合には、切断時に生地が変形攪拌されて
組織が劣化したりして良好な切断ができない。
−１１６２号、実公昭４７−３４０３４号に示されるバ
ター等の切断機があるが、これを粘弾性の高いパン生地
等に適用した場合には、切断時に生地が変形攪拌されて
組織が劣化したりして良好な切断ができない。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
問題点を解決し、ホッパ内生地の切断時の乱流を防ぎ生
地組織の破壊を減らそうとするものであり、パンの生産
において高品質の製品を提供しようとするものである。
即ち本発明は、生地を分割する切断刃とこの切断刃の前
後に生地支持面を設けて生地ホッパーの底部を形成し、
前記切断刃の後方に隣接する生地支持面は切断刃と平坦
に形成し、前方の生地支持面は切断刃と所定の段差をお
いた下方に設け、この段差を生地吐出口とし、前記切断
刃は鋸刃２枚をその刃先を揃えて長手方向に往復摺動さ
せるとともに、その切断刃全体が前後移動可能な分割切
断装置を設け、分割切断装置の下方には配列された分割
生地を運搬する供給コンベア、供給コンベアの下流に搬
出コンベアを直列に設け、供給、搬出コンベアに跨がっ
て、所定の隙間をおいて両コンベアの走行線上の一定区
間を回動しながら往復する一個又は複数個のローラを設
け、供給コンベアの下流端付近に生地巾測定装置を設け
て行うものである。
問題点を解決し、ホッパ内生地の切断時の乱流を防ぎ生
地組織の破壊を減らそうとするものであり、パンの生産
において高品質の製品を提供しようとするものである。
即ち本発明は、生地を分割する切断刃とこの切断刃の前
後に生地支持面を設けて生地ホッパーの底部を形成し、
前記切断刃の後方に隣接する生地支持面は切断刃と平坦
に形成し、前方の生地支持面は切断刃と所定の段差をお
いた下方に設け、この段差を生地吐出口とし、前記切断
刃は鋸刃２枚をその刃先を揃えて長手方向に往復摺動さ
せるとともに、その切断刃全体が前後移動可能な分割切
断装置を設け、分割切断装置の下方には配列された分割
生地を運搬する供給コンベア、供給コンベアの下流に搬
出コンベアを直列に設け、供給、搬出コンベアに跨がっ
て、所定の隙間をおいて両コンベアの走行線上の一定区
間を回動しながら往復する一個又は複数個のローラを設
け、供給コンベアの下流端付近に生地巾測定装置を設け
て行うものである。
【０００５】
【作用】本発明による生地切断刃によればバター等の様
にスライスの容易な物質と性質を全く異にする弾力性の
強いパン生地でもをスムーズに切断できることと、この
切断時において、ホッパ内生地底面を支える支持面と生
地底面との相対速度が零となるようにしたということの
二つの要素が相乗的に働いて、従来の如くホッパ内生地
に対流を起こさせることなく平板状の分割生地を得るこ
とができることとなり、これを配列、端部を粘着しての
ち、一定巾の帯状生地を得ることができるものである。
にスライスの容易な物質と性質を全く異にする弾力性の
強いパン生地でもをスムーズに切断できることと、この
切断時において、ホッパ内生地底面を支える支持面と生
地底面との相対速度が零となるようにしたということの
二つの要素が相乗的に働いて、従来の如くホッパ内生地
に対流を起こさせることなく平板状の分割生地を得るこ
とができることとなり、これを配列、端部を粘着しての
ち、一定巾の帯状生地を得ることができるものである。
【０００６】
【実施例】以下、本発明による一実施例を、図を使って
詳細に説明する。パン生地塊１の入ったホッパ２がビー
ム３を介してベース４に固定されている。ベース４にス
ライドレール７が付設されフレーム５に設けられたスラ
イドベアリング６と摺動可能に組み合わされており、フ
レーム５はベース４に対して水平前後移動可能となって
いる。フレーム５にはホッパ２の下端に近接して第一プ
レート８及び回動可能に第一ローラ９が取りつけられ、
それらに有端の第一ベルト10が巻きつけられて、ホッパ
２内での生地支持面として上支持面13が形成されてい
る。第一ベルト10の両端はホッパ２の側面から延びた第
一ブラケット12に固定されている。つまりフレーム５の
水平移動に伴い第一プレート８及び第一ローラ９が水平
移動してホッパ２との相対位置が変化しても、第一ベル
ト10の上支持面13と、ホッパ２ひいてはパン生地塊１の
底面14の相対位置は変化しない。つまりフレーム５の水
平移動に伴い第一プレート８および第一ローラ９が水平
移動し、ホッパー２の底面を形成する上支持面13の面積
が変化することを示している。
詳細に説明する。パン生地塊１の入ったホッパ２がビー
ム３を介してベース４に固定されている。ベース４にス
ライドレール７が付設されフレーム５に設けられたスラ
イドベアリング６と摺動可能に組み合わされており、フ
レーム５はベース４に対して水平前後移動可能となって
いる。フレーム５にはホッパ２の下端に近接して第一プ
レート８及び回動可能に第一ローラ９が取りつけられ、
それらに有端の第一ベルト10が巻きつけられて、ホッパ
２内での生地支持面として上支持面13が形成されてい
る。第一ベルト10の両端はホッパ２の側面から延びた第
一ブラケット12に固定されている。つまりフレーム５の
水平移動に伴い第一プレート８及び第一ローラ９が水平
移動してホッパ２との相対位置が変化しても、第一ベル
ト10の上支持面13と、ホッパ２ひいてはパン生地塊１の
底面14の相対位置は変化しない。つまりフレーム５の水
平移動に伴い第一プレート８および第一ローラ９が水平
移動し、ホッパー２の底面を形成する上支持面13の面積
が変化することを示している。
【０００７】第一ベルト10の先端に近接して切断刃15
が、その上面を上支持面13と同じ高さにて平坦にフレー
ム５に固定されている。切断刃15は上鋸刃16と下鋸刃17
より構成されている。上鋸刃16はフレーム５に取りつけ
られ、また下鋸刃17はスライドロッド18に固定され、上
鋸刃16と下鋸刃17とは刃先を揃えて互いに摺接する位置
関係としてある。スライドロッド18はフレーム５を貫通
しユニバーサルジョイント19を介してクランク装置20に
装着されている。クランク装置20はフレーム５に固定さ
れた小プレート21に取りつけられている。切断刃15の下
段に位置して第二プレート22及び回動可能に第二ローラ
23がフレーム５に取りつけられ、それらに有端の第二ベ
ルト24が巻きつけられて底面支持部材25が形成されてい
る。第二ベルト24の両端は第一ブラケット12とは反対側
にホッパ２の側面から延びた第二ブラケット26に固定さ
れている。つまりフレーム５の水平移動に伴い第二プレ
ート22及び第二ローラ23が水平移動し、下支持面27の面
がホッパーの底面として増減する。この下支持面27の増
減は、前述の上支持面13のホッパー内での増減と相反す
るように構成されている。下支持面27はホッパ２の下端
よりも下方に設けられている。また生地はみ出し防止用
のガード29がホッパ２下端に近接して第二プレート22に
取りつけられている。切断刃15の下面には小径ローラ42
を刃に沿って回動可能に設けている。
が、その上面を上支持面13と同じ高さにて平坦にフレー
ム５に固定されている。切断刃15は上鋸刃16と下鋸刃17
より構成されている。上鋸刃16はフレーム５に取りつけ
られ、また下鋸刃17はスライドロッド18に固定され、上
鋸刃16と下鋸刃17とは刃先を揃えて互いに摺接する位置
関係としてある。スライドロッド18はフレーム５を貫通
しユニバーサルジョイント19を介してクランク装置20に
装着されている。クランク装置20はフレーム５に固定さ
れた小プレート21に取りつけられている。切断刃15の下
段に位置して第二プレート22及び回動可能に第二ローラ
23がフレーム５に取りつけられ、それらに有端の第二ベ
ルト24が巻きつけられて底面支持部材25が形成されてい
る。第二ベルト24の両端は第一ブラケット12とは反対側
にホッパ２の側面から延びた第二ブラケット26に固定さ
れている。つまりフレーム５の水平移動に伴い第二プレ
ート22及び第二ローラ23が水平移動し、下支持面27の面
がホッパーの底面として増減する。この下支持面27の増
減は、前述の上支持面13のホッパー内での増減と相反す
るように構成されている。下支持面27はホッパ２の下端
よりも下方に設けられている。また生地はみ出し防止用
のガード29がホッパ２下端に近接して第二プレート22に
取りつけられている。切断刃15の下面には小径ローラ42
を刃に沿って回動可能に設けている。
【０００８】フレーム５の下方には切断刃15により切断
された分割生地30を搬送する供給コンベア31が設けられ
ている。ホッパ２下方、供給コンベア31の上流寄りに分
割生地後端検出器32が、また供給コンベア31下流端付近
に生地巾測定器33が設けられている。生地巾測定器33
は、ローラ34が回動しながら供給コンベア31と搬出コン
ベア35に跨がって往復移動を繰り返す区間Ｌのうち、ロ
ーラ34の上流側死点と供給コンベア31の下流端とで区切
られる区間Ａの範囲に設けられている。
された分割生地30を搬送する供給コンベア31が設けられ
ている。ホッパ２下方、供給コンベア31の上流寄りに分
割生地後端検出器32が、また供給コンベア31下流端付近
に生地巾測定器33が設けられている。生地巾測定器33
は、ローラ34が回動しながら供給コンベア31と搬出コン
ベア35に跨がって往復移動を繰り返す区間Ｌのうち、ロ
ーラ34の上流側死点と供給コンベア31の下流端とで区切
られる区間Ａの範囲に設けられている。
【０００９】次に、上記した構成によるパン生地等の均
一な連続生地の供給装置の動作説明を以下に詳述する。
まず、通常の技術で混練されホッパ２に供給されたパン
生地塊１は切断動作開始時において、底面支持部材25が
ホッパ２の下方に位置する状態において形成される下支
持面27のみによりその底面14を支えられている。この時
切断刃15及び切断底面支持部材11はホッパ２の下方から
外れて位置している。
一な連続生地の供給装置の動作説明を以下に詳述する。
まず、通常の技術で混練されホッパ２に供給されたパン
生地塊１は切断動作開始時において、底面支持部材25が
ホッパ２の下方に位置する状態において形成される下支
持面27のみによりその底面14を支えられている。この時
切断刃15及び切断底面支持部材11はホッパ２の下方から
外れて位置している。
【００１０】次に図示しない駆動装置でフレーム５が切
断刃15の刃先方向へ移動し始め切断動作が開始される。
フレーム５の移動開始と同時に図示しない別の駆動装置
によりクランク装置20が回転し始めユニバーサルジョイ
ント19を介してスライドロッド18が往復動して下鋸刃17
が上鋸刃16と摺接しながらバリカン方式の切断運動が開
始され切断刃15の刃先がパン生地塊１の側面に食い込ん
でいく。これは上鋸刃16と下鋸刃17の刃先で形成される
細かなカッターによる切断運動なので弾性の強い切断抵
抗の大きいパン生地に対しては特に有効でパン生地塊１
はきれいな切断面を形成しながら平板状の分割生地30と
して切り出されていく。フレーム５の前進によって切断
刃15と共に前進する第一プレートの先端に案内されて第
１ベルト10の先端も前進し、上支持面13の面が拡張され
る。この時、第一ベルト10は自由に回転しないようにそ
の端部が第一ブラケット12に固着しているので、上支持
面13上の底面14と接するベルトは生地に対して、相対的
速度差はなくベルトは生地底面を覆うことができる。つ
まり切断刃15によるスムーズな生地切断とあいまって、
ホッパ２の内部の生地には対流作用は全く働かず内部応
力の均一な分割生地30が吐出される。
断刃15の刃先方向へ移動し始め切断動作が開始される。
フレーム５の移動開始と同時に図示しない別の駆動装置
によりクランク装置20が回転し始めユニバーサルジョイ
ント19を介してスライドロッド18が往復動して下鋸刃17
が上鋸刃16と摺接しながらバリカン方式の切断運動が開
始され切断刃15の刃先がパン生地塊１の側面に食い込ん
でいく。これは上鋸刃16と下鋸刃17の刃先で形成される
細かなカッターによる切断運動なので弾性の強い切断抵
抗の大きいパン生地に対しては特に有効でパン生地塊１
はきれいな切断面を形成しながら平板状の分割生地30と
して切り出されていく。フレーム５の前進によって切断
刃15と共に前進する第一プレートの先端に案内されて第
１ベルト10の先端も前進し、上支持面13の面が拡張され
る。この時、第一ベルト10は自由に回転しないようにそ
の端部が第一ブラケット12に固着しているので、上支持
面13上の底面14と接するベルトは生地に対して、相対的
速度差はなくベルトは生地底面を覆うことができる。つ
まり切断刃15によるスムーズな生地切断とあいまって、
ホッパ２の内部の生地には対流作用は全く働かず内部応
力の均一な分割生地30が吐出される。
【００１１】また、生地切断開始と同時に、第二ベルト
24が後退していくので、下支持面27は縮小されていく。
ここで第二ベルト24の端部はホッパ２の側面から延びた
第二ブラケット26に固定されているので、下支持面27を
形成する部分の第二ベルト24と、パン生地塊１の底面28
との相対速度差はなく、ここでも生地に余計なマサツに
よる引張作用は加わらない。以上の如く、固定されたホ
ッパ２に対するフレーム５の前方移動によって、パン生
地塊１に対流作用を全く与えることなく切断動作が行わ
れる。
24が後退していくので、下支持面27は縮小されていく。
ここで第二ベルト24の端部はホッパ２の側面から延びた
第二ブラケット26に固定されているので、下支持面27を
形成する部分の第二ベルト24と、パン生地塊１の底面28
との相対速度差はなく、ここでも生地に余計なマサツに
よる引張作用は加わらない。以上の如く、固定されたホ
ッパ２に対するフレーム５の前方移動によって、パン生
地塊１に対流作用を全く与えることなく切断動作が行わ
れる。
【００１２】切断刃15がパン生地１の切断を終了する
と、切断刃15の摺動動作が停止され、またフレーム５は
定位置に復帰するため切断動作時とは逆方向に移動を開
始し、上支持面13が後退するがこのときパン生地１に引
き込み作用を与えずに縮小していく。また同様に下支持
面27がパン生地１に引き込み作用を与えずに拡張してい
く下支持面27が支持し、最終的にフレーム５は切断開始
位置まで戻って切断動作の一周期が終了する。またここ
で図４に示した様に、切断刃の真下に、切断刃への生地
の粘着を防止するための、回動可能な構造の剥離ローラ
を設けることで生地切断を更にスムーズにすることも可
能である。
と、切断刃15の摺動動作が停止され、またフレーム５は
定位置に復帰するため切断動作時とは逆方向に移動を開
始し、上支持面13が後退するがこのときパン生地１に引
き込み作用を与えずに縮小していく。また同様に下支持
面27がパン生地１に引き込み作用を与えずに拡張してい
く下支持面27が支持し、最終的にフレーム５は切断開始
位置まで戻って切断動作の一周期が終了する。またここ
で図４に示した様に、切断刃の真下に、切断刃への生地
の粘着を防止するための、回動可能な構造の剥離ローラ
を設けることで生地切断を更にスムーズにすることも可
能である。
【００１３】分割生地30は供給コンベア31に載置され下
流方向へ搬送されていきその後端が検出器32で検出され
ると検出器32は次の分割生地の切断開始命令の信号を発
して次の分割生地を吐出させる。その際、次の分割生地
の先端が先に吐出された分割生地30の後端とうまく重な
り合うように信号設定がなされている。同様にして次々
と分割生地が吐出、配列、搬送される。そして供給コン
ベア31と搬出コンベア35に跨がって区間Ｌを回動しなが
ら往復移動するローラ34によって延展され、搬出コンベ
ア35上で一定の値に設定された速度V2、厚さT2、巾W2の
連続帯状生地となる。その延展方法は、供給コンベア31
の下流端付近の区間Ａの範囲に設けられた生地巾測定器
33の位置で決定される生地厚さT1と、予め設定された
V2、T2、W2、及び生地巾測定器33によって測定された巾
W1とから、V1＝( V2×T2×W2 )／( T1×W1 )の式によっ
て供給コンベア31の速度V1を算出、決定して行われる。
式からも判るようにV1はW1に反比例するので供給コンベ
ア31の速度V1は可変速となるが、搬出コンベア35は定速
度なので連続帯状生地が定量生産されることとなる。図
６に示すその他の実施例は配列された生地の粘結を回転
ローラ群によって効果を高めたのち巾を一定にしてい
る。
流方向へ搬送されていきその後端が検出器32で検出され
ると検出器32は次の分割生地の切断開始命令の信号を発
して次の分割生地を吐出させる。その際、次の分割生地
の先端が先に吐出された分割生地30の後端とうまく重な
り合うように信号設定がなされている。同様にして次々
と分割生地が吐出、配列、搬送される。そして供給コン
ベア31と搬出コンベア35に跨がって区間Ｌを回動しなが
ら往復移動するローラ34によって延展され、搬出コンベ
ア35上で一定の値に設定された速度V2、厚さT2、巾W2の
連続帯状生地となる。その延展方法は、供給コンベア31
の下流端付近の区間Ａの範囲に設けられた生地巾測定器
33の位置で決定される生地厚さT1と、予め設定された
V2、T2、W2、及び生地巾測定器33によって測定された巾
W1とから、V1＝( V2×T2×W2 )／( T1×W1 )の式によっ
て供給コンベア31の速度V1を算出、決定して行われる。
式からも判るようにV1はW1に反比例するので供給コンベ
ア31の速度V1は可変速となるが、搬出コンベア35は定速
度なので連続帯状生地が定量生産されることとなる。図
６に示すその他の実施例は配列された生地の粘結を回転
ローラ群によって効果を高めたのち巾を一定にしてい
る。
【００１４】
【発明の効果】上記したように、ホッパ内生地に対流作
用を与えない生地分割装置を使用すれば生地切断時の乱
流を防ぎ生地組織の破壊を減らした定量連続帯状生地を
形成することが出来るので、その生地から作られるパ
ン、菓子類製品は規格の整った物となり、これにより一
定の巾と厚みの帯状生地を得ることができ商品価値の増
大と高生産性をもたらすこととなった。
用を与えない生地分割装置を使用すれば生地切断時の乱
流を防ぎ生地組織の破壊を減らした定量連続帯状生地を
形成することが出来るので、その生地から作られるパ
ン、菓子類製品は規格の整った物となり、これにより一
定の巾と厚みの帯状生地を得ることができ商品価値の増
大と高生産性をもたらすこととなった。
【図１】本発明による装置の全体側面図である。
【図２】本発明による生地分割装置の斜視断面図であ
る。
る。
【図３】従来の技術による生地分割装置の側面図であ
る。
る。
【図４】本発明による他の実施例における生地分割装置
の側面断面図である。
の側面断面図である。
【図５】本発明による他の実施例における装置の全体側
面図である。
面図である。
【図６】本発明による他の実施例における装置の全体側
面図である。
面図である。
１ パン生地塊 ２ ホッパ ３ ビーム ４ ベース ５ フレーム ６ スライドベアリング ７ スライドレール ８ 第一プレート ９ 第一ローラ 10 第一ベルト 11 切断底面支持部材 12 第一ブラケット 13 上支持面 14 底面 15 切断刃 16 上鋸刃 17 下鋸刃 18 スライドロッド 19 ユニバーサルジョイント 20 クランク装置 21 小プレート 22 第二プレート 23 第二ローラ 24 第二ベルト 25 底面支持部材 26 第二ブラケット 27 下支持面 28 底面 29 ガード 30 分割生地 31 供給コンベア 32 分割生地後端検出器 33 生地巾測定器 34 ローラ 35 搬出コンベア 36 生地供給口 37 供給コンベア 38 供給コンベア 39 搬出コンベア 40 粘結装置 41 粘結装置 42 小径ローラ
Claims (3)
- 【請求項１】 生地を分割する切断刃とこの切断刃の前
後に生地支持面を設けて生地ホッパーの底面を形成し、
前記切断刃の後方に隣接する生地支持面は切断刃と平坦
な面を形成し、前方の生地支持面は切断刃と所定の段差
をおいた下方に設けてこの段差を生地吐出口とし、前記
切断刃は鋸刃２枚をその刃先を揃えて長手方向に往復摺
動させるとともに、その切断刃全体が前後移動可能な分
割切断装置を設け、分割切断装置の下方には配列された
分割生地を運搬する供給コンベア、供給コンベアの下流
に搬出コンベアを直列に設け、供給、搬出コンベアに跨
がって、所定の隙間をおいて両コンベアの走行線上の一
定区間を回動しながら往復する一個又は複数個のローラ
を設け、供給コンベアの下流端付近に生地巾測定装置を
設けたことを特徴とするパン生地等の均一な連続生地の
供給装置。 - 【請求項２】 切断刃の下方に近接して小径ローラを設
けたことを特徴とする請求項１の装置。 - 【請求項３】 請求項１、２記載の分割切断装置の下
方、供給コンベアの上流寄りに生地の後端を検出するセ
ンサーを設けたことを特徴とする該装置。
Priority Applications (10)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12573892A JP2670595B2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | パン・菓子生地の均一な連続生地の供給装置 |
| US08/045,963 US5313880A (en) | 1992-04-17 | 1993-04-09 | Apparatus for dividing bread dough or the like |
| TW082102724A TW215896B (ja) | 1992-04-17 | 1993-04-12 | |
| CA002094047A CA2094047C (en) | 1992-04-17 | 1993-04-15 | Apparatus for dividing bread dough or the like |
| AU36966/93A AU642360B1 (en) | 1992-04-17 | 1993-04-15 | An apparatus for dividing bread dough or the like |
| KR1019930006377A KR950012606B1 (ko) | 1992-04-17 | 1993-04-16 | 빵반죽 분할 장치 |
| EP93302999A EP0570113B1 (en) | 1992-04-17 | 1993-04-19 | An apparatus for dividing bread dough or the like |
| ES93302999T ES2090864T3 (es) | 1992-04-17 | 1993-04-19 | Aparato para dividir masa de pan o semejante. |
| AT93302999T ATE140587T1 (de) | 1992-04-17 | 1993-04-19 | Vorrichtung zum verteilen von brotteig oder dergleichen |
| DE69303766T DE69303766T2 (de) | 1992-04-17 | 1993-04-19 | Vorrichtung zum Verteilen von Brotteig oder dergleichen |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12573892A JP2670595B2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | パン・菓子生地の均一な連続生地の供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05292865A true JPH05292865A (ja) | 1993-11-09 |
| JP2670595B2 JP2670595B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=14917569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12573892A Expired - Fee Related JP2670595B2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | パン・菓子生地の均一な連続生地の供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2670595B2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-17 JP JP12573892A patent/JP2670595B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2670595B2 (ja) | 1997-10-29 |
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| Date | Code | Title | Description |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |