JPH05292398A - 映像切換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パソコンに挿着した拡張ユニットで生成され
た信号、およびパソコン本体よりの信号を拡張ユニット
内で切り換えてパソコン本体に出力する。 【構成】 拡張ユニットのチューナ部１で受信した音声
信号を音声処理部２で処理し、音声切換回路４でＶＴＲ
等の音声信号３と切り換え、音量調整回路５で音量調整
し音声出力端子６よりパソコン本体に出力する。前記チ
ューナ部よりの映像信号を映像処理部７で処理し、映像
切換回路９でＶＴＲ等の映像信号８と切り換え、Ｙ／Ｃ
分離部10で輝度信号と色度信号に分離し、原色信号変換
部13で原色信号に変換し、映像切換部15でパソコン本体
よりの原色信号と切り換え、映像出力端子16よりパソコ
ン本体に出力する。また、原色信号変換部よりの同期信
号を分離部17に入力して水平／垂直に分離し、同期切換
部19でパソコン本体よりの同期信号18と切り換え、同期
信号出力端子20よりパソコン本体に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はパーソナルコンピュータ
装置（以降、パソコンと略す）等の映像切換装置に係
り、装置に挿着した拡張ユニット内で映像信号等の切り
換えを行うものに関する。

【０００２】

【従来の技術】パソコンに機能拡張用のユニットを挿着
することにより、パソコン本体に設けられた機能以外の
機能に拡張して使用できるようにしたものがある。拡張
ユニットには、例えば、テレビジョン放送受信用等のも
のがあり、この拡張ユニットを挿着することにより、パ
ソコンでテレビジョン放送の受信が可能になる。しか
し、例えば、テレビジョン放送受信のため相応する拡張
ユニットを挿着した場合、この挿着によりパソコンの入
力は拡張ユニットよりの信号入力に自動的に切り換わる
もので、拡張ユニットを抜去しなければ、パソコンをパ
ソコン本体の機能で作動させることができなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点
に鑑み、拡張ユニットをパソコンに挿着したままの状態
で、パソコン本体側で所要の切換操作を行うことによ
り、パソコンの入力を拡張ユニットよりの信号、または
パソコン本体内で生成される信号に切り換えられるよう
にすることにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、挿着された拡張ユニットの機能で動作する
パソコン装置等において、前記拡張ユニットに設けられ
テレビジョン放送等の映像信号を入力する映像信号入力
部と、映像信号入力部よりの映像信号を輝度信号および
色度信号に分離するＹ／Ｃ分離部と、Ｙ／Ｃ分離部より
の信号を原色の映像信号に変換する原色信号変換部と、
原色信号変換部を介し入力する同期信号を水平同期信号
および垂直同期信号に分離する同期分離部と、前記原色
信号変換部よりの原色信号若しくはパソコン装置本体よ
りの原色信号に切り換える原色信号切換部と、前記原色
信号切換部に連動し同期分離部よりの同期信号若しくは
パソコン装置本体よりの同期信号に切り換える同期信号
切換部と、所要の操作で入力された信号により前記原色
信号切換部および同期信号切換部を制御する制御部とで
なり、前記原色信号切換部よりの原色信号および同期信
号切換部よりの同期信号をパソコン装置本体に入力する
ように構成した映像切換装置

【０００５】

【作用】以上のように構成したので、本発明による映像
切換装置においては、拡張ユニットをパソコンに挿着し
たままの状態で、パソコン本体側で所要の切換操作を行
うことにより、拡張ユニット内に設けた切換回路によ
り、拡張ユニット内で生成された信号、またはパソコン
本体内で生成され拡張ユニットに送出された信号に切り
換えが行われ、切り換えられた信号がパソコン本体に入
力し表示される。

【０００６】

【実施例】以下、図面に基づいて本発明による映像切換
装置の実施例を詳細に説明する。図１は本発明による映
像切換装置の一実施例の要部ブロック図である。図にお
いて、１はチューナ部で、テレビジョン放送等を受信す
る。２は音声処理部で、チューナ部１で受信された信号
より音声信号を取り出して処理する。３は音声信号で、
例えば、ＶＴＲ（画像記録再生装置）等よりの音声信号
である。４は音声切換回路で、前記音声処理部２よりの
信号若しくは音声信号３に切り換えを行う。５は音量調
整回路で、音声切換回路４よりの音声信号値を適宜に調
整し、音声信号出力端子６よりパソコン本体に出力す
る。７は映像処理部で、チューナ部１で受信された信号
より映像信号を取り出して処理する。８は映像信号で、
前記ＶＴＲ等よりの映像信号（複合映像信号）である。
９は映像切換回路で、前記映像処理部７よりの信号若し
くは映像信号８に切り換えを行う。10はＹ／Ｃ分離部
で、映像切換回路９よりの複合映像信号を輝度信号およ
び色度信号に分離する。

【０００７】11は輝度信号／色度信号に分離された映像
信号で、例えば、ＶＴＲ等より入力する。12は切換回路
で、例えば、ＶＴＲよりの輝度／色度分離信号入力用の
コネクタの挿着により作動し、輝度／色度分離信号11側
に切り換わる。13は原色信号変換部で、切換回路12を介
しての輝度／色度分離信号より、赤、緑および青の３原
色信号に生成する。14は原色信号で、拡張ユニットの挿
着にてパソコン本体より入力される信号である。15は映
像切換部で、前記原色信号変換部13よりの信号若しくは
原色信号14に切り換えを行い、映像信号出力端子16より
パソコン本体に出力する。17は同期分離部で、前記原色
信号変換部13を介し入力する同期信号より、水平同期信
号および垂直同期信号に分離する。18は同期信号で、拡
張ユニットの挿着にてパソコン本体より入力される水平
同期信号および垂直同期信号である。19は同期切換部
で、前記同期分離部17よりの信号若しくは同期信号18に
切り換えを行い、同期信号出力端子20よりパソコン本体
に出力する。21は制御信号入力端子で、前記音声切換回
路４および映像切換回路９、映像切換部15、あるいは同
期切換部19等の切り換えの信号をパソコン本体より入力
する。22は制御部で、制御信号入力端子21よりの信号に
応じて各切換部の切り換え等を行う。

【０００８】次に、本発明による映像切換装置の動作を
説明する。拡張ユニットをパソコン本体に挿着すること
により、パソコンの画面および音声は、拡張ユニットを
介して入力される信号のものに自動的に切り換わる。す
なわち、音声信号出力端子６よりの信号を音声で出力
し、映像信号出力端子16よりの映像を同期信号出力端子
20よりの同期信号で同期をとって画面に表示する。拡張
ユニットの出力切り換えは、例えば、パソコン本体に向
けて操作する遠隔操作機（リモートコントロール信号発
信機）よりの信号を、パソコン本体を経由して制御信号
入力端子21より入力し、この信号により、制御部22を介
して各切換部等を制御して行う。

【０００９】例えば、テレビジョン放送を受信する場
合、遠隔操作機等よりの信号に基づく制御部22よりの信
号により、音声切換回路４は音声処理部２側に、また、
映像切換回路９は映像処理部７側に切り換えられる。こ
れにより、チューナ部１で受信され、音声処理部２で信
号処理されたテレビジョン放送の音声は、音声切換回路
４を介し音量調整回路５に入力し、適宜の信号レベルに
調整され、音声信号出力端子６よりパソコン本体の音声
回路に入力する。また、チューナ部１よりのテレビジョ
ン放送の映像信号は、映像処理部７で所要の処理を行
い、映像切換回路９を介しＹ／Ｃ分離部10に入力し、輝
度信号および色度信号に分離する。分離された各信号
は、切換部12を経て原色信号変換部13に入力し、赤、緑
および青の３原色信号に変換され、映像切換部15を介し
映像信号出力端子16よりパソコン本体に入力する。そし
て、原色信号変換部13を介し同期分離部17に入力した同
期信号は、水平同期信号および垂直同期信号に分離さ
れ、同期切換部19を介し同期信号出力端子20よりパソコ
ン本体の同期回路に入力する。これらにより、チューナ
部１で受信したテレビジョン放送の画像がパソコン本体
の画面に表示され、音声が出力される。

【００１０】また、ＶＴＲを再生する場合、ＶＴＲの接
続コードを拡張ユニットのＶＴＲ接続端子に接続し、遠
隔操作機で切り換え操作を行う。この切り換え操作信号
は制御信号入力端子21より制御部22に入力し、制御部22
により、音声切換回路４を音声信号３側に切り換え、映
像切換回路９を映像信号８側に切り換える。これらによ
り、ＶＴＲで再生された信号等が前記テレビジョン放送
より受信した信号と同様に処理され、パソコン本体より
出力する。なお、ＶＴＲに輝度信号および色度信号を分
離出力する端子があり、この信号接続用のコネクタを拡
張ユニットのソケットに接続した場合、コネクタの挿着
操作に応じて切換部12は輝度／色度分離信号11側に切り
換わり、ＶＴＲよりの信号は原色信号変換部13に入力
し、前記同様に処理されてパソコン本体に入力する。

【００１１】そして、拡張ユニットをパソコンに挿着し
たまま、パソコン本体の機能で使用する場合、パソコン
本体に向けた遠隔操作機で所要の操作を行えば、この信
号は制御信号入力端子21より制御部22に入力し、映像切
換部15をパソコン本体より入力される原色信号14側に切
り換え、同期切換部19をパソコン本体より入力される同
期信号18側に切り換える。これにより、パソコンの画面
はパソコン本体で生成された信号の画面に切り換わる。

【００１２】

【発明の効果】以上に説明したように、本発明による映
像切換装置によれば、パソコンに拡張ユニットを挿着し
たまま、例えば、遠隔操作機をパソコンに向けて操作す
るだけで、パソコンの画面を拡張ユニットで受信したテ
レビジョン放送、あるいは拡張ユニットに接続されたＶ
ＴＲの画面等と、パソコン画面を自在に切り換えができ
るもので、従来のように、テレビジョン放送の受信より
パソコン画面に切り換える場合に拡張ユニットを抜去す
る手間が省ける便利なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による映像切換装置の一実施例の要部ブ
ロック図である。

【符号の説明】

１ チューナ部 ２ 音声処理部 ３ 音声信号 ４ 音声切換回路 ６ 音声信号出力端子 ７ 映像処理部 ８ 映像信号 ９ 映像切換回路 10 Ｙ／Ｃ分離部 11 輝度信号および色度信号に分離された信号 12 切換部 13 原色信号変換部（ＲＧＢ変換部） 14 原色信号 15 映像切換部 16 映像信号出力端子 17 同期分離部 18 同期信号 19 同期切換部 20 同期信号出力端子 21 制御信号入力端子 22 制御部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 挿着された拡張ユニットの機能で動作す
   るパーソナルコンピュータ装置等において、前記拡張ユ
   ニットに設けられテレビジョン放送等の映像信号を入力
   する映像信号入力部と、映像信号入力部よりの映像信号
   を輝度信号および色度信号に分離するＹ／Ｃ分離部と、
   Ｙ／Ｃ分離部よりの信号を原色の映像信号に変換する原
   色信号変換部と、原色信号変換部を介し入力する同期信
   号を水平同期信号および垂直同期信号に分離する同期分
   離部と、前記原色信号変換部よりの原色信号若しくはパ
   ーソナルコンピュータ装置本体よりの原色信号に切り換
   える原色信号切換部と、前記原色信号切換部に連動し同
   期分離部よりの同期信号若しくはパーソナルコンピュー
   タ装置本体よりの同期信号に切り換える同期信号切換部
   と、所要の操作で入力された信号により前記原色信号切
   換部および同期信号切換部を制御する制御部とでなり、
   前記原色信号切換部よりの原色信号および同期信号切換
   部よりの同期信号をパーソナルコンピュータ装置本体に
   入力するように構成した映像切換装置。