JPH05290300A - 車両の障害物検出装置 - Google Patents

車両の障害物検出装置

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JPH05290300A
JPH05290300A JP8904892A JP8904892A JPH05290300A JP H05290300 A JPH05290300 A JP H05290300A JP 8904892 A JP8904892 A JP 8904892A JP 8904892 A JP8904892 A JP 8904892A JP H05290300 A JPH05290300 A JP H05290300A
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JP
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intersection
obstacle
vehicle
detection
radar head
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JP8904892A
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English (en)
Inventor
Hiroki Kamimura
裕樹 上村
Toru Yoshioka
透 吉岡
Yasunori Yamamoto
康典 山本
Tomohiko Adachi
智彦 足立
Yoshitsugu Masuda
尚嗣 増田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 交差点が検出されたときに、検出領域が左右
方向へ広がるように、障害物検出手段の検出領域を切り
換える。 【効果】 障害物検出手段を十分に活用して、交差点で
の安全性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両前方の所定領域の
障害物を検出するレーザレーダ等の手段を備えた車両の
障害物検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の走行時の安全性を確保する
ため、車両には、シートベルトおよびエアバッグ装置
等、衝突時に対応する装置が備えられる一方、積極的に
危険な状況を検知して、この状況に対応する装置も種々
提案されている。この種の装置としては、例えば、実開
平3−14477号公報に開示されているように、ビー
ム光の送受信装置を備え、ビーム光の広がり角を、高速
走行時には狭くして、走行方向におけるかなり前方の障
害物を適切に検出可能とし、低速走行時には広くして、
路肩、道路脇あるいは隣接車線の障害物までも検知する
ようにしたものが知られている。また、特開昭54−3
3443号公報に開示されているように、地上側の送信
装置、いわゆるビーコンから送信される道路情報に対応
して、車両の速度制御を行い、他車との衝突を防止する
ようにしたものがある。
【0003】一方、車両の事故防止のためには、他車と
走行方向が交差する交差点での安全確保が特に重要であ
る。この交差点を検出する装置としては、交差点の存在
を示すマーカを道路上に設け、このマーカを車両側で読
み込むことにより、交差点の存在を運転者に報知する装
置が提案されている。そして、特開昭62−57097
号公報には、交差点において他の障害物、即ち他の車両
が存在する状態を検出する装置が提案されている。この
装置は、交差点に路側送受信機が設けられる一方、各車
両に車両側送受信機が設けられ、路側送受信機が、車両
側送受信機から送信される車両有りの信号を受信するこ
とにより交差点へ複数の車両が侵入して来ることを検出
したときに、各車両に向けて接近車両有りを示す信号を
送信するものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に、走行中における障害物検出用として車両に備えられ
ている障害物検出手段を使用するものとは全く別の構
成、即ち路側送受信機と車両側送受信機とにより交差点
において障害物を検出する構成については提案されてい
るものの、従来、左右方向の障害物を検出するために、
交差点にて、上記の障害物検出手段の検出領域を変える
という思想はなく、交差点において障害物検出手段が十
分に活用されていなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の車両の
障害物検出装置は、上記の課題を解決するために、交差
点の存在を検出する交差点検出手段と、車両前方の所定
領域の障害物を検出する障害物検出手段とを備えている
車両の障害物検出装置において、交差点検出手段により
交差点が検出されたときに、検出領域が左右方向へ広が
るように、障害物検出手段の検出領域を切り換える検出
領域切換え手段を備えていることを特徴としている。
【0006】請求項2の発明の車両の障害物検出装置
は、上記の課題を解決するために、請求項1に記載の車
両の障害物検出装置において、上記の交差点検出手段
は、交差点の手前にて、例えば道路に設けられたマーカ
から受ける道路情報により交差点の存在を検出するもの
であることを特徴としている。
【0007】請求項3の発明の車両の障害物検出装置
は、上記の課題を解決するために、請求項2に記載の車
両の障害物検出装置において、上記の道路情報に応じ
て、危険状態を回避するための安全装置、例えば警報ブ
ザーあるいは自動制動装置を作動させる安全装置作動制
御手段を備えていることを特徴としている。
【0008】請求項4の発明の車両の障害物検出装置
は、上記の課題を解決するために、請求項1、請求項2
または請求項3に記載の車両の障害物検出装置におい
て、検出領域切換え手段により障害物検出手段の検出領
域が左右方向へ広がるように切り換えられたときに、障
害物検出手段により検出される移動している物体のみを
対象として危険判断を行う危険状態検出手段を備えてい
ることを特徴としている。
【0009】請求項5の発明の車両の障害物検出装置
は、上記の課題を解決するために、請求項1、請求項
2、請求項3または請求項4に記載の車両の障害物検出
装置において、上記の障害物検出手段は、所定の検出領
域を順次走査する走査式の検出手段であることを特徴と
している。
【0010】
【作用】請求項1の構成によれば、交差点では、障害物
検出手段の検出領域が左右方向へ広がるように切り換え
られるので、確認の困難な左右方向から交差点へ侵入し
て来る車両を確実に検出することができる。従って、障
害物検出手段を十分に活用して、交差点における安全性
を向上することができる。
【0011】請求項2の構成によれば、請求項1の構成
の作用に加え、交差点の手前にて、例えば道路に設けら
れたマーカから受ける道路情報により交差点の存在が検
出されるので、交差点の検出が確実に行われる。
【0012】請求項3の構成によれば、請求項2の構成
の作用に加え、上記の道路情報に応じて、危険状態を回
避するための安全装置、例えば警報ブザーあるいは自動
制動装置が作動するので、交差点における安全性がさら
に向上する。
【0013】請求項4の構成によれば、請求項1、請求
項2または請求項3の構成の作用に加え、検出領域切換
え手段により障害物検出手段の検出領域が左右方向へ広
がるように切り換えられたときに、障害物検出手段によ
り検出される移動している物体のみを対象として危険判
断が行われるので、停止している物体を対象とする不要
な危険判断動作が排除され、危険判断の精度が向上す
る。
【0014】請求項5の構成によれば、請求項1、請求
項2、請求項3または請求項4の構成による作用に加
え、障害物検出手段における障害物の検出動作は、検出
領域を順次走査する走査式によって行われるので、走査
範囲を制御することにより異なる検出領域を容易に設定
することができる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図9に基づい
て以下に説明する。
【0016】本実施例の障害物検出装置は、図2ないし
図4に示す自動制動装置に組み込まれている。自動制動
装置の構成を示す図2のブロック図に示すように、障害
物検出装置は、演算ユニット2、制御ユニット3、左レ
ーダヘッドユニット4と右レーダヘッドユニット5、信
号処理ユニット6、モータ7、角度センサ8および路面
マーカセンサ10によって構成されている。
【0017】左レーダヘッドユニット4と右レーダヘッ
ドユニット5は、図1の(b)に示すように、車両61
の例えば前端面に設けられ、パルスレーザ光を発信部か
ら送信するとともに、車両等の障害物に当たって反射し
てくる反射光を受信部で受信するものである。演算ユニ
ット2は、これらレーダヘッドユニット4・5からの信
号を信号処理ユニット6を介して入力し、レーザ受信光
の送信時点からの遅れ時間によって他の車両を認識する
とともに、後述のように、この他の車両との距離、相対
速度およびその他の演算を行うようになっている。従っ
て、上記の演算ユニット2、左レーダヘッドユニット
4、右レーダヘッドユニット5および信号処理ユニット
6により、障害物検出手段が構成されている。
【0018】両レーダヘッドユニット4・5によるパル
スレーザ光の送受信方向は、レーダヘッドユニット4・
5がモータ7にて駆動されることにより変化するととも
に、モータ7の回転角から角度センサ8によって検出さ
れる。そして、演算ユニット2は、路面マーカセンサ1
0によって検出される道路情報に基づいてモータ7の作
動を制御する。即ち、演算ユニット2は、図1の(a)
に示すように、車両61が交差点以外の道路を走行して
いるとき、例えば左レーダヘッドユニット4により車両
61の走行方向の前方が走査されるように、モータ7の
作動を制御する。尚、この走査は、右レーダヘッドユニ
ット5により行うようにしてもよい。一方、演算ユニッ
ト2は、同図の(b)に示すように、路面マーカセンサ
10によりマーカ63から交差点の存在を示す道路情報
が検出されたときに、後述のように、左レーダヘッドユ
ニット4により交差点の左方向が走査され、右レーダヘ
ッドユニット5により交差点の右方向が走査されるよう
に、即ちレーダヘッドユニット4・5により左右の広い
範囲が走査されるように、モータ7の作動を制御するよ
うになっている。尚、上記の交差点におけるレーダヘッ
ドユニット4・5の走査は、図9に示すように、走査領
域が途切れることなくレーダヘッドユニット4・5によ
り走査されるものであってもよい。また、両レーダヘッ
ドユニット4・5によらず、1個のみのレーダヘッドユ
ニットにより上記のような走査を行うものであってもよ
い。従って、上記の演算ユニット2、信号処理ユニット
6、モータ7および角度センサ8により、左および右レ
ーダヘッドユニット4・5の検出領域切換え手段が構成
されている。また、演算ユニット2は、危険状態検出手
段を構成している。
【0019】路面マーカセンサ10は、図1に示すよう
に、交差点の存在を示す道路上に設けられたマーカ63
を読み込むものである。従って、これら路面マーカセン
サ10およびマーカ63により交差点検出手段が構成さ
れている。尚、これらマーカ63と路面マーカセンサ1
0との組合せに代えて、例えば、道路に設けられたビー
コンと、車両に設けられた受信機との組合せであっても
よい。即ち、交差点を検出し得る構成であればよい。
【0020】制御ユニット3は、後述のように、演算ユ
ニット2から得られる演算結果と、車速センサ9、前後
Gセンサ11および路面μセンサ15からの入力とに基
づいて、安全装置としての、自動制動装置のアクチュエ
ータ46と警報表示ユニット12との作動を制御するよ
うになっている。従って、制御ユニット3は、安全装置
作動制御手段を構成している。そして、上記の演算ユニ
ット2および制御ユニット3は、後述のコントロールボ
ックス47内に収納されている。
【0021】上記の車速センサ9は車速を検出し、前後
Gセンサ11は車両の前後加速度(前後G)を検出し、
路面μセンサ15は路面の摩擦係数μを検出するように
なっている。また、警報表示ユニット12は、車室内の
インストルメントパネルに設けられており、上記の制御
ユニット3からの信号によって作動する警報ブザー13
および距離等の表示部14を備えている。
【0022】また、自動制動装置は図3および図4に示
す油圧回路を備えている。この回路において、マスタバ
ック31は運転者によるブレーキペダル32の踏込力を
増大させ、マスタシリンダ33はマスタバック31によ
り増大された踏込力に応じた制動圧を発生するようにな
っている。マスタシリンダ33で発生した制動圧は、自
動制動バルブユニット34に給送された後、ABS(ア
ンチスキッドブレーキ装置)バルブユニット35を通じ
て各車輪のブレーキ装置36に供給されるようになって
いる。
【0023】上記の自動制動バルブユニット34は、マ
スタシリンダ33とブレーキ装置36側との連通を遮断
するシャッタバルブ41と増圧バルブ42と減圧バルブ
43とを有している。これら3個のバルブ41〜43は
いずれも電磁式の2ポート2位置切換バルブからなる。
上記の増圧バルブ42とマスタシリンダ33との間に
は、モータ駆動式の油圧ポンプ44と、この油圧ポンプ
44から吐出される圧油を貯留して一定圧に保持するた
めのアキュムレータ45とが介設されている。そして、
上記のシャッタバルブ41が開位置あるときには、ブレ
ーキペダル32の踏込力に応じて各車輪のブレーキ装置
36で制動がかかる。一方、シャッタバルブ41が閉位
置にあるときに、増圧バルブ42を開位置に、減圧バル
ブ43を閉位置にそれぞれ切り換えると、上記のアキュ
ムレータ45からの圧油が各車輪のブレーキ装置36に
供給されて制動がかかり、増圧バルブ42を閉位置に、
減圧バルブ43を開位置にそれぞれ切り換えると、ブレ
ーキ装置36から圧油が戻されて制動が弱められるよう
になっている。上記の3個のバルフ41〜43の切り換
えは、それらに対して各々電圧を印加する電圧源等から
なるアクチュエータ46によって行われ、また、このア
クチュエータ46はコントロールボックス47内の上記
の制御ユニット3からの信号を受けて制御される。
【0024】また、上記のABSバルブユニット35
は、各車輪毎に設けられた3ポート2位置切換バルブ5
1を有しており、制動時にはこのバルブ51の切り換え
により各ブレーキ装置36に印加される制動圧を制御し
て各車輪がロックしないようになっている。ABSの構
成は詳述しないが、上記の切換バルブ51の他にモータ
駆動式の油ポンプ52およびアキュムレータ53・54
等を備えている。各車輪のブレーキ装置36は、車輪と
一体的に回転するディスク56と、マスタシリンダ33
側から制動圧を受けて上記のディスク56を挟持するキ
ャリパ57とからなる。
【0025】上記の構成において、障害物検出装置を備
えた自動制動装置の動作を図5ないし図7のフローチャ
ートと、図1および図8の説明図とに基づいて説明す
る。
【0026】先ず、図5に示すように、路面マーカセン
サ10により車両61の走行に伴って路面上を走査し、
交差点の存在を示すマーカ63が検出されないときに
は、図7に示すS17へ進む。そして、S17におい
て、先ず、自車と、他車等の障害物との距離L1 、自車
速度V0 、障害物との相対速度V1 、路面摩擦係数μ等
の各信号の読み込みを行う。
【0027】次に、これらに基づいて、最小許容距離L
0 、安全距離L2 、制動解除距離L3 を算出する(S1
8)。尚、最小許容距離L0 は、自車と障害物との衝突
の危険性があり衝突防止のための自動制動を開始する、
自車と障害物との距離である。安全距離L2 は、自動制
動の開始に先立って警報を発する、自車と障害物との距
離であり、この値は、最小許容距離L0 よりも大きく設
定される。また、制動解除距離L3 は、自動制動開始
後、衝突の危険性がなくなり自動制動を解除する、自車
と障害物との距離であり、この値は、最小許容距離L0
よりも大きく設定されている。
【0028】次に、自車と障害物との相対速度V1 が零
以上、即ち両者が近づきつつあるか否かを判定する(S
19)。この判定がYESであれば、自車と障害物との
距離L1 が、安全距離L2 よりも小さいか否かを判定し
(S20)、この判定がNOであればS1へ戻る一方、
YESであれば、警報ブザー13を鳴らす(S21)。
次に、自車と障害物との距離L1 が、衝突危険性のある
最小許容距離L0 よりも小さいか否かを判定する(S2
2)。この判定がNOであればS1へ戻る一方、YES
であれば、フル制動でもって自動制動をかけるように、
アクチュエータ46を作動させ(S23)、S1へ戻
る。尚、上記のS17〜S20およびS22は、演算ユ
ニット2における危険状態検出手段としての動作であ
り、S21およびS23は、制御ユニット3にとおける
安全装置作動制御手段としての動作である。
【0029】一方、上記のS18において、判定がNO
であれば、即ち自車と障害物とが遠ざかりつつあるとき
には、障害物との距離L1 が制動解除距離L3 よりも小
さいか否かを判定する(S24)。この判定がYESで
あれば、自動制動をかけて(S25)、S1へ戻る。一
方、S23において判定がNOであれば、自動制動を解
除して(S26)、S1へ戻る。尚、上記のS24は、
演算ユニット2における危険状態検出手段としての動作
であり、S25およびS26は、制御ユニット3におけ
る安全装置作動制御手段としての動作である。
【0030】ここで、上記のように、例えば自車と障害
物との距離L1 が、衝突危険性のある最小許容距離L0
よりも小さくなって自動制動が行われるとき、制御ユニ
ット3はアクチュエータ46を作動させ、このアクチュ
エータ46で発生する電圧により自動制動バルブユニッ
ト34内のバルブの開閉を切り換える。即ち、シャッタ
バルブ41を閉じるとともに、増圧バルブ42を開位置
に、減圧バルブ43を閉位置にそれぞれ切り換える。こ
れにより、アキュムレータ45からの圧油が各車輪のブ
レーキ装置36、即ちキャリパ57に供給され、ブレー
キ装置36の作動により各車輪にフル制動力が作用す
る。
【0031】また、図5に示すS1において、交差点の
存在を示すマーカ63を検出したときには、このマーカ
63より、マーカ63から交差点、即ち図1に示す停止
線62までの距離DC 、交差点における左および右レー
ダヘッドユニット4・5の必要な走査領域α1 、交差点
内の路面摩擦係数μおよび交差点幅W1 を読み込む(S
2)。
【0032】次に、自車と停止線62との距離D2 を検
出し(S3)、距離D2前方に静止障害物があると仮定
して、安全距離L2 および制動解除距離L3 を計算する
(S4)。そして、自車が停止しているか否かを判定す
る(S5)。
【0033】S5においてNOであれば、自車と停止線
62との距離D2 が安全距離L2 よりも小さいか否かを
判定し(S6)、この判定がNOであればS1へ戻る一
方、YESであれば、警報ブザー13を鳴らす(S
7)。次に、自車と停止線62との距離D2 が制動解除
距離L3 よりも小さいか否かを判定し(S8)、この判
定がNOであればS1へ戻る一方、YESであれば、自
動制動をかけて(S9)、S3へ戻る。尚、上記のS2
〜S6およびS8は、演算ユニット2における危険状態
検出手段としての動作であり、S7およびS9は、制御
ユニット3における安全装置作動制御手段としての動作
である。
【0034】一方、S5において自車が停止していれ
ば、図6に示すS10へ進み、停止線62からの走向距
離D4 を検出する。次に、交差点幅W1 が停止線62か
らの走向距離D4 よりも大きいか否かを判定し(S1
1)、NO即ち、自車が交差点を通過してしまっていれ
ばS1へ戻る一方、YES、即ち自車がまだ交差点内に
いれば、レーダヘッドユニット4・5による走査領域を
α1 に変更する(S12)。尚、上記のS5、S10〜
S12は、演算ユニット2おける検出領域切換え手段と
しての動作である。
【0035】次に、レーダヘッドユニット4・5からの
出力によって検出される障害物、即ち他車のうち、図8
に示すように、その絶対速度vのベクトルの方向が、交
差点幅W1 内において自車の進行方向と交差するもの識
別し(S13)、これら各他車との上記の交差する点ま
での距離D3 を求める(S14)。そして、自車が上記
の何れかの他車と衝突するか否かを判定し(S15)、
NOであれば、図5に示すS5へ戻る一方、YESであ
れば、警報を発した後(S16)、S5へ戻る。そし
て、上記のように、S5以下の動作を行う。尚、上記の
S13〜S15は、演算ユニット2における危険状態検
出手段としての動作であり、S16は、制御ユニット3
における安全装置作動制御手段としての動作である。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明の車両の障害物検出装置
は、以上のように、交差点検出手段により交差点が検出
されたときに、検出領域が左右方向へ広がるように、障
害物検出手段の検出領域を切り換える検出領域切換え手
段を備えている構成である。
【0037】これにより、左右方向から交差点へ侵入し
て来る車両を確実に検出することができ、障害物検出手
段を十分に活用して、交差点における安全性を向上する
ことができるという効果を奏する。
【0038】請求項2の発明の車両の障害物検出装置
は、以上のように、請求項1の発明の車両の障害物検出
装置において、交差点検出手段は、交差点の手前にて受
ける道路情報により交差点の存在を検出する構成であ
る。
【0039】これにより、請求項2の発明の効果に加
え、交差点の検出を確実に行うことができるという効果
を奏する。
【0040】請求項3の発明の車両の障害物検出装置
は、以上のように、請求項2の発明の車両の障害物検出
装置において、交差点の手前にて受ける道路情報に応じ
て、危険状態を回避するための安全装置を作動させる安
全装置作動制御手段を備えている構成である。
【0041】これにより、請求項2の発明の効果に加
え、交差点における安全性をさらに向上することができ
るという効果を奏する。
【0042】請求項4の発明の車両の障害物検出装置
は、以上のように、請求項1、請求項2または請求項3
の発明の車両の障害物検出装置において、検出領域切換
え手段により障害物検出手段の検出領域が左右方向へ広
がるように切り換えられたときに、障害物検出手段によ
り検出される移動している物体のみを対象として危険判
断を行う危険状態検出手段を備えている構成である。
【0043】これにより、請求項1、請求項2または請
求項3の発明の効果に加え、停止している物体を対象と
する不要な危険判断動作が排除され、危険判断の精度を
向上することができるという効果を奏する。
【0044】請求項5の発明の車両の障害物検出装置
は、以上のように、請求項1、請求項2、請求項3また
は請求項4の発明の車両の障害物検出装置において、障
害物検出手段は、所定の検出領域を順次走査する走査式
の検出手段からなる構成である。
【0045】これにより、請求項1、請求項2、請求項
3または請求項4の発明の効果に加え、走査範囲を制御
することにより異なる検出領域の設定を容易に行うこと
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであって、車両が
交差点に達する前の障害物検出装置による走査領域
(a)と、車両が交差点に達した後の障害物検出装置に
よる走査領域(b)との説明図である。
【図2】上記の障害物検出装置の構成を示すブロック図
である。
【図3】上記の障害物検出装置の検出動作に基づいて作
動する自動制動装置の油圧回路図である。
【図4】上記の自動制動装置のブロック構成図である。
【図5】上記の障害物検出装置の検出動作と、この検出
動作に基づく自動制動装置の動作とを示すフローチャー
トである。
【図6】図5に示した動作に続く、障害物検出装置の動
作を示すフローチャートである。
【図7】図5に示した動作に続く、障害物検出装置の動
作を示すフローチャートである。
【図8】図6に示したS13の動作の説明図である。
【図9】図1に示した車両が交差点に達した後の障害物
検出装置による走査領域の他の設定例の説明図である。
【符号の説明】
2 演算ユニット(障害物検出手段、検出領域切換え
手段、危険状態検出手段) 3 制御ユニット(安全装置作動制御手段) 4 左レーダヘッドユニット(障害物検出手段) 5 右レーダヘッドユニット(障害物検出手段) 6 信号処理ユニット(障害物検出手段、検出領域切
換え手段) 7 モータ(検出領域切換え手段) 8 角度センサ(検出領域切換え手段) 10 路面マーカセンサ(交差点検出手段) 12 警報表示ユニット(安全装置) 46 アクチュエータ 63 マーカ(交差点検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 足立 智彦 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 増田 尚嗣 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交差点の存在を検出する交差点検出手段
    と、車両前方の所定領域の障害物を検出する障害物検出
    手段とを備えている車両の障害物検出装置において、 交差点検出手段により交差点が検出されたときに、検出
    領域が左右方向へ広がるように、障害物検出手段の検出
    領域を切り換える検出領域切換え手段を備えていること
    を特徴とする車両の障害物検出装置。
  2. 【請求項2】上記の交差点検出手段は、交差点の手前に
    て受ける道路情報により交差点の存在を検出するもので
    あることを特徴とする請求項1に記載の車両の障害物検
    出装置。
  3. 【請求項3】上記の道路情報に応じて、危険状態を回避
    するための安全装置を作動させる安全装置作動制御手段
    を備えていることを特徴とする請求項2に記載の車両の
    障害物検出装置。
  4. 【請求項4】検出領域切換え手段により障害物検出手段
    の検出領域が左右方向へ広がるように切り換えられたと
    きに、障害物検出手段により検出される移動している物
    体のみを対象として危険判断を行う危険状態検出手段を
    備えていることを特徴とする請求項1、請求項2または
    請求項3に記載の車両の障害物検出装置。
  5. 【請求項5】上記の障害物検出手段は、所定の検出領域
    を順次走査する走査式の検出手段であることを特徴とす
    る請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載
    の車両の障害物検出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007004500A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Alpine Electronics Inc 車両周辺物体探知装置
JP2008137738A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Asyst Technologies Japan Inc 天井走行搬送装置
KR20170095436A (ko) * 2016-02-12 2017-08-23 만도헬라일렉트로닉스(주) 차량용 레이더 제어장치
CN108604420A (zh) * 2016-01-29 2018-09-28 日产自动车株式会社 车辆的行驶控制方法及车辆的行驶控制装置

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