JPH0528966U - 回転検出装置の保護装置 - Google Patents
回転検出装置の保護装置Info
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- JPH0528966U JPH0528966U JP8699391U JP8699391U JPH0528966U JP H0528966 U JPH0528966 U JP H0528966U JP 8699391 U JP8699391 U JP 8699391U JP 8699391 U JP8699391 U JP 8699391U JP H0528966 U JPH0528966 U JP H0528966U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電磁ノイズが磁気センサの内部にリード線を
伝って侵入するのを阻止するようにしたことを目的とす
る。 【構成】 回転検出装置のケーシング15上部の開口端
に、リード線支持部39bを側方に延設したシール部材
39を備え、このシール部材39のリード線支持部39
bから磁気センサ35のリード線37を引き出し、この
リード線37にシールド部材40を被覆してその基端を
リード線支持部39b側で絶縁チューブ41等により支
持・固定させ、前記シールド部材40を導電塗料あるい
は金属部材からなる接地部材42を介してハウジング1
5の開口端を被うカバー体43に電気的に接続させるよ
うにしたことを特徴とする。
伝って侵入するのを阻止するようにしたことを目的とす
る。 【構成】 回転検出装置のケーシング15上部の開口端
に、リード線支持部39bを側方に延設したシール部材
39を備え、このシール部材39のリード線支持部39
bから磁気センサ35のリード線37を引き出し、この
リード線37にシールド部材40を被覆してその基端を
リード線支持部39b側で絶縁チューブ41等により支
持・固定させ、前記シールド部材40を導電塗料あるい
は金属部材からなる接地部材42を介してハウジング1
5の開口端を被うカバー体43に電気的に接続させるよ
うにしたことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、自動車等車輌の走行速度をトランスミッションの出力軸の回転に比 例した電気信号(パルス信号)で検出する回転検出装置を電磁ノイズから保護す る装置の改良に関する。
【0002】
従来から、この種の回転検出装置は、一般の産業機械をはじめ、農業用機械、 自動車等幅広い分野において使用されており、例えば、自動車においては、図7 で示すように、図示しないトランスミッションから突出する出力軸1と、図示し ないスピードメータと接続するフレキシブルシャフト2との間に回転検出手段3 を介挿し、この回転検出手段3はその回転軸4を前記出力軸1とフレキシブルシ ャフト2との間で駆動回転可能に結合し、前記回転軸4の回転数を、例えば、回 転軸4に挿着したマグネット5と、該マグネット5の磁界の変化を検出してこれ をパルス信号にて出力するようにした磁気センサ6とを組合せて構成した前記回 転検出手段3により検出していた。そして、前記回転数の検出信号は自動車用の 車速制御装置、自動変速装置等に出力されて、それぞれの機能が十分に果たせる ように回転検出装置7が構成されている。
【0003】 そして、前記車輌の走行速度を検出する方式としてトランスミッションの出力 軸の回転に比例して前記回転検出装置7から出力されるパルス信号は、前記車速 制御装置等に出力される他に近年開発された車輌の運行管理システムにも利用さ れている。この運行管理システムとしては、例えば、特開平3−62188号公 報で提案されているように、前記パルス信号を所定の周期でサンプリングし、こ れを車速データとして半導体メモリに書込んで運行データを記録するようにした 、所謂デジタル方式の運行記録装置が種々開発されている。そして、前記装置の データ記録手段としての半導体メモリをカードタイプで形成し、これをデータ収 集処理手段に着脱可能に挿入接続し、前記カードタイプのメモリに所要の運行デ ータを記録し、このデータを記録したカードタイプのメモリを外部電算処理装置 に挿入して、データ処理が行い得るように構成されている。
【0004】
然るに、前記回転数に相当するパルス信号を出力する磁気センサ6とパルス信 号の入力により運行データを記録する運行記録装置は、同一電源を使用している 関係から、例えば、アマチュアバンドの強力な無線電波とか、エンジンの点火プ ラグの火花放電等にて発生するノイズが、電源等のリード線8に直接伝播される か、あるいは、リード線をアンテナ代わりにして空中から直接磁気センサに侵入 したりすると、前記磁気センサから出力されるパルス信号に乱れが生じたり、パ ルス信号自体が一時的に消滅したりする、この結果、例えば、運行記録装置に記 録したデータが破壊されたり、修正不能に変質したりする等、車輌の運行管理が 円滑に行えないばかりか、この運行記録をもとにしての車輌利用者の稼働状態の 把握や給与支払等に際して支障をおよぼす大きな問題があった。 又、前記電磁ノイズは運行記録装置ばかりでなく、磁気センサから出力するパ ルス信号の乱れは、このパルス信号によって機能する車速制御装置,自動変速装 置等にも異常を誘発させ、車輌の走行に重大な支障をきたすおそれがあった。こ のように、今日、車輌の正常な運行はもとより、収集したデータが外部からの電 磁ノイズの侵入によって悪影響を受けることのない信頼性に優れた回転検出装置 の普及が広く望まれている。
【0005】 本考案は前記の種々の問題に鑑み、電磁ノイズによる悪影響を極力抑制する保 護装置を具備した信頼性の高い回転検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
本考案は、例えば、デジタル方式の運行記録装置と接続されて車速データをパ ルス信号として出力する回転検出装置に収容した磁気センサのリード線を、前記 回転検出装置のケーシング上部の開口端を覆うカバー体との間で介装されるパッ キン等のシール部材に一体的に延設したリード線支持部に挿通して引出し、この リード線支持部の外周には、前記リード線の外周に遊合した、例えば、シールド 部材として銅等の導電部材からなる編組導体を挿着した状態で絶縁チューブを被 着し、前記編組導体と絶縁チューブとの間には、板厚を薄くした例えば、板状の 接地端子の一方端を編組導体と導通可能に介在させ、この接地端子の他方端を前 記シール部材とカバー体との間に、該カバー体と導通可能に介挿されて、前記リ ード線を編組導体及び接地端子を介して車輌のトランスミッションと駆動連結す る回転検出装置に接地させることにより、電磁ノイズの侵入口となる磁気センサ のリード線のシールドを行って、車輌の走行速度をトランスミッションの回転数 に比例したパルス信号で検出する磁気センサを内蔵した回転検出装置を構成する ようにしたことを特徴とする。
【0007】 本考案によれば、回転検出装置内に収容した車輌の走行速度をトランスミッシ ョンの出力軸の回転に比例したパルス信号で検出する磁気センサのリード線を編 組導体と、接地端子とによってシールドを行い、外部からリード線に伝播、ある いは、アンテナ代わりとして磁気センサに侵入しようとする電磁ノイズを、編組 導体からなるシールド部材及び接地端子により遮蔽して回転検出装置への侵入を 断って、該検出装置に収容した磁気センサが電磁ノイズによって悪影響を受ける のを抑制するための保護手段が講じられているので、磁気センサから出力される パルス信号に乱れが生じたり、信号自体が消滅するのを阻止することが可能とな り、これによって、電磁ノイズが磁気センサに侵入することによって、例えば、 磁気センサからのパルス信号の入力をうけて種々のデータ処理を行う運行記録装 置に機能障害を発生させたり、あるいは、車速制御装置等に異常が生じて暴走事 故等を誘発するという問題を確実に回避することができる。 又、シールド部材としての編組導体は、磁気センサのリード線に遊合させた状 態で、シール部材のリード線支持部に嵌着させて、回転検出装置の金属部材に接 地端子を介して接地させるように構成してあるため、前記シールド部材及び接地 端子の取付けに際し、特別にスペースを要したり、支持固定手段等を用いること もなく、簡易に、かつ、確実に取付けることが可能となり、回転検出装置の製作 を容易に、しかも、経済的に行うことができる。
【0008】
以下、本考案の実施例を図1ないし図5によって説明する。図1及び図4にお いて、15はアルミニウム等の金属部材を用いて、例えば、ダイカスト成形され た筒状のケーシングで、その一側端の外周部には、スピードメータのフレキシブ ルシャフト16の取付ナット17が螺合する雄ねじ18を螺設し、この雄ねじ1 8の軸心に穿設した軸孔19には、軸受20を介して後述する回転軸21の一方 端が回転自在に挿通支持されており、前記ケーシング15の他側端には、前記軸 孔19より径大で、しかも、同心状に穿設した軸孔19aに、リング状のハウジ ング22が気密に嵌着されている。
【0009】 次に、前記回転軸21の他方端は、前記ケーシング15の他側端の軸孔19a に嵌着したハウジング22の軸孔22aに、係止段部23aを前記ハウジング2 2外に突出させて挿着した係止金具23内の軸受24に回転自在に挿通支持され ている。そして、前記ハウジング22と係止金具23は、ケーシング15の外周 から螺合した止ねじ25により、軸方向への移動が阻止されて一体的に固定して 前記ケーシング15の軸孔19,19aと同心円状に保持される。又、前記係止 金具23の係止段部23aには、図2,図4に示すトランスミッションのケーシ ング26から出力軸27と同心状に突出させて形成した雄ねじ26aと螺合する 取付ナット28が、抜脱しないように回動自在に係合保持されている。
【0010】 更に、前記回転軸21は一方の軸孔21bに、フレキシブルシャフト16を固 着して挿入溝21aと係合する突起29を備えた駆動軸30を挿着することによ り、前記フレキシブルシャフト16と駆動結合されて取付ナット17をケーシン グ15の雄ねじ18に螺合し、又、他方の軸孔21b(ハウジング22側)には 、両端部に突起31aを設けて前記駆動軸30と同径で形成された連結軸31の 一方端を挿着するとともに、他方端をトランスミッションの出力軸27に挿着し て駆動連結させることによって、回転軸21は出力軸27と同期して回転し、か つ、フレキシブルシャフト16も共動して回転し、トランスミッションからの回 転を前記フレキシブルシャフト16に良好に伝達するように形成されている。3 2は円周方向にN,S極を交互に多数極(例えば30極)着磁した環状のマグネ ットで、その取付けは、図4のように、ケーシング15とハウジング22とによ って形成される空間33内において、回転軸21に軸受20と24との間で挿着 した金属あるいは、耐熱性に優れた樹脂製のブッシュ34の外周に接着剤等を用 いて回転軸21と同心円状に固着されて共動回転するようになっている。
【0011】 35は前記マグネット32の磁極面と近接対向して、ケーシング15の上部に 空間33と連通するセンサ収容部36に収容配置された磁気センサで、マグネッ ト32の磁界の変化を検出してパルス信号を出力するようになっている。即ち、 前記磁気センサ35は、少なくとも1組の磁気抵抗素子aと、増幅器bと、トラ ンジスタcと、入出力用のリード線37とを備え、これら部品を基板dに実装し て樹脂モ−ルドすることにより形成されている。又、前記磁気センサ35のリー ド線37は、ケーシング15上部のセンサ収容部36の側方を切欠いて形成した 切欠孔38を通って回転軸21と平行に引出される。
【0012】 39はケーシング15の上部開口端(センサ収容部36の開口部)と、切欠孔 38とを被覆するゴム等弾力性を備えた材料からなるシール部材で、図4,図5 で示すように、センサ収容部36の開口部を覆う板体部39aと、該板体部39 aと一体的に形成されてセンサ収容部36の切欠孔38に嵌合してケーシング1 5の側方に延出する内部にリード挿通孔39cを設けたリード線支持部39bと を有し、その取付けは、図4で示すように、磁気センサ35のリード線37をリ ード挿通孔39cに挿通した状態で、リード線支持部39bをケーシング15の 切欠孔38に嵌め込み、かつ、板体部39aをセンサ収容部36の開口端に嵌合 することによって、シール部材39をケーシング15に取付けるとともに、リー ド線37を前記リード線支持部39bを利用して水平方向に引出すことを可能と する。
【0013】 40はリード線37に遊合して基端をシール部材39のリード線支持部39b に挿着したシールド部材、例えば、銅等の導電材料からなる編組導体で、この編 組導体40の外周には該編組導体40の抜脱を阻止する絶縁チューブ41が図4 で示すように、編組導体40の一部を外部に露出させた状態で、リード線支持部 39bに嵌着されている。42は図4、図5で示すように、シール部材39のリ ード線支持部39b上において、前記編組導体40と絶縁チューブ41との間に 一方端を圧入して挿着した板状の接地端子で、他方の自由端側はシール部材39 の板体部39a上に載置する。なお、前記編組導体40はその取付状態を説明す るために、図4においては、リード線37が外部に露出した状態で示してあるが 、実際にはシール部材39のリード線支持部39bから突出する部分と、前記リ ード線37が接続される部材、例えば、運行記録装置の接続部をも含めてシール ドされていることは云うまでもない。
【0014】 43はケーシング15の上部開口端(センサ収容部36の開口端)を前記シー ル部材39を介して覆うカバー体で、このカバー体43のケーシング15の切欠 孔38と対応する位置には、図1及び図3で示すように、平面形状をほぼT字形 となした舌片44が、シール部材39のリード線支持部39bに沿って一体的に 打抜き形成されており、ケーシング15への取付けは、平板面をケーシング15 上部のセンサ収容部36の開口端上に、接地端子42の自由端をシール部材39 側に押圧して該シール部材39を介して乗載し、止ねじ45を用いてケーシング 15に着脱自在に被着する。又、前記カバー体43と一体に打抜き形成した舌片 44は、図3に2点鎖線で示す折曲片A,Bを、図5で示すように、シール部材 39のリード線支持部39bの周方向に沿って曲成させる。この結果、シール部 材39のリード線支持部39bはもとより、該支持部39bに嵌着した編組導体 40,接地端子42,絶縁チューブ41を前記舌片44によってカバー体43に 強固に支持・固定することができる。 又、前記接地端子42の自由端は、カバー体43の被着によって、該カバー体 43と電気的に接続することが可能となり、編組導体40を接地端子42を介し てカバー体43に良好に接地させることができる。
【0015】 このように、前記カバー体43をケーシング15に被着することにより、磁気 センサ35はシール部材39を介してセンサ収容部36に揺動不能に、かつ、気 密に収容保持されるとともに、接地端子42の自由端を固定部材を用いることな く、強固に保持することができる。 なお、図4中、46は取付ナット28をトランスミッションのケーシング26 の雄ねじ26aに強固に螺着するためのパッキンであり、又、47はフレキシブ ルシャフト16の取付具16aをケーシング15に強固に螺着させるためのパッ キンを示す。
【0016】 次に、回転検出装置を取付ける場合について説明する。最初に、フレキシブル シャフト16の取付けナット17をゆるめてトランスミッションのケーシング2 6から外し、出力軸27からフレキシブルシャフト16の駆動軸30を抜取る。 つづいて、出力軸27に、一方端が回転軸21の軸孔21bに挿着された連結軸 31の他方端をそれぞれ突起31aを介在させて挿着し、取付ナット28をケー シング26の雄ねじ26aに螺合してハウジング22をケーシング26にパッキ ン46を介して強固に締着して出力軸27と回転軸21とを駆動結合する。 次に回転軸21の他方の軸孔21bには、フレキシブルシャフト16の駆動軸 30を突起29を介在させて挿着し、取付ナット17をケーシング15の雄ねじ 18に螺合し、取付具16aをケーシング15にパッキン47を介して強固に締 着することによって駆動軸30と回転軸21とを駆動結合する.
【0017】 そして、トランスミッションの出力軸27が回転すると(車輌が走行を開始す ると)、出力軸27の回転と同期して回転軸21によりマグネット32が回転し 、該マグネット32の磁界の変化を受けた磁気センサ35は、例えば、磁気抵抗 素子aが抵抗値の変化を電圧の変化として出力し、これを増幅器bにより増幅し てトランジスタcをオン・オフさせ、そのコレクタから上記オン・オフ動作によ って発生したパルス信号(例えば、マグネット32の1回転で30パルスのパル ス信号)を、リード線37を介して図示しない負荷、例えば、デジタル方式の運 行記録装置に出力する。一方、回転軸21のの回転によりフレキシブルシャフト 16も出力軸27に同期して回転し、図示しないスピードメータを駆動して車輌 の走行速度を表示する。
【0018】 回転検出装置の駆動中、即ち、車輌の走行中等において、例えば、アマチュア バンドの無線電波やエンジンの点火プラグによる火花放電によって発生する電磁 ノイズが、磁気センサ35のリード線37に直接、あるいは、アンテナ代わりと して伝播して磁気センサ35内に侵入しようとした場合、本考案においては、リ ード線37の外側が編組導体40からなるシールド部材にて被覆されており、か つ、前記編組導体40が接地端子42を介して回転検出装置のカバー体43に接 地されているので、前記電磁ノイズはシールド部材により遮蔽されて磁気センサ 35への侵入が阻止される。従って、電磁ノイズにより磁気センサ35から出力 されるパルス信号に乱れが生じたり、一時的に消滅したりするのを抑制すること ができるため、電磁ノイズによってパルス信号が入力する機器、例えば、運行記 録装置等に異常事態が発生するのを良好に回避することができる。
【0019】 図6は接地端子42の他の取付状態を示すもので、編組導体40と絶縁チュー ブ41との間に圧入して挿着した接地端子42の自由端を、図4のように、カバ ー体43とシール部材39との間で挟持する代わりに、図6の如く、U字状に曲 成して舌片44と絶縁チューブ41の外周との間に挟持させてカバー体43に接 地するように取付けても本考案は成立するものである。 又、前記接地端子42に代えて、編組導体40の接地を、例えば、シール部材 39の上面に導電塗料を塗付して編組導体40とカバー体43とを接地するよう にしてもよい。
【0020】 更に、シールド部材として編組導体40を使用する例について説明したが、こ れに限定することなく、シール部材39のリード線支持部39bからリード線3 7にまたがって、銅箔等の金属部材を巻回することによって、リード線37のシ ールド部材を形成するようにしてもよい。
【0021】
本考案は以上説明したように、回転検出装置に内蔵した車輌の走行速度をトラ ンスミッションの回転数に比例したパルス信号で検出する磁気センサのリード線 を、このリード線が接続される機器の接続部分も含めて編組導体等からなるシー ルド部材で被覆するとともに、このシールド部材の一方の端末と回転検出装置の ハウジングのカバー体とを接地部材で電気的に接続するように構成されているの で、電磁ノイズがリード線を介在して磁気センサに侵入するのを、前記シールド 部材によって確実に遮蔽・阻止することができるため、磁気センサからのパルス 信号の入力を受ける機器を良好に作動させることができる。 又、シールド部材は、リード線を被覆した端末部分が、回転検出装置のリード 線支持部において、絶縁チューブの挿着により確実に保持され、一方、前記シー ルド部材を接地するための接地部材は、一方端をシールド部材を保持する絶縁チ ューブにより、リード線支持部に該シールド部材と接触するように挟持させ、他 方端はハウジングのカバー体と電気的に接続して回転検出装置に接地させてある ので、シールド部材の取付及び接地に際し、特別な接地スペースや接続・固定手 段等を必要としないため、電磁ノイズの侵入を防ぐ保護装置を簡易な構造で安価 に製作することができる。 その上、磁気センサのリード線は、通常のシールド線入りの高価なリード線を 用いることなく、シールド部材をその一方端をリード線支持部に挟持させて被覆 するだけでよいので、電磁ノイズの良好な排除と相まって、回転検出装置を経済 的に製作することができる利点もある。
【図1】本考案の保護装置を備えた回転検出装置の斜視
図である。
図である。
【図2】本考案装置を備えた回転検出装置のトランスミ
ッションへの取付け状態を示す正面図である。
ッションへの取付け状態を示す正面図である。
【図3】本考案装置を備えた回転検出装置の平面図であ
る。
る。
【図4】本考案装置を備えた回転検出装置の縦断面図で
ある。
ある。
【図5】同じく1部切欠側面図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
る。
【図7】従来の回転検出装置を示す縦断面図である。
15 ケーシング 21 回転軸 21a 挿入溝 21b 軸孔 22 ハウジング 26 トランスミッションのケーシング 27 出力軸 29 突起 30 駆動軸 31 連結軸 31a 突起 32 マグネット 35 磁気センサ 37 リード線 38 切欠孔 39 シール部材 39a 板体部 39b リード線支持部 40 シールド部材 41 絶縁チューブ 42 接地部材 43 カバー体 44 舌片
Claims (2)
- 【請求項1】 トランスミッションの出力軸と、スピー
ドメータ用のフレキシブルシャフトとの間で連結された
回転軸の回転を磁気センサ等の回転検出手段によりパル
ス信号に変換して回転数を検出するようにした回転検出
装置において、前記回転手段から導出するリード線を編
組導体等からなるシールド部材にて被覆し、このシール
ド部材と、回転検出手段を内蔵したハウジングのカバー
体とを接地部材にて電気的に接続するようにしたことを
特徴とする回転検出装置の保護装置。 - 【請求項2】 前記カバー体と接地部材とを電気的に接
続する接地部材は、金属部材あるいは導電塗料によって
形成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の回
転検出装置の保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8699391U JPH0528966U (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 回転検出装置の保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8699391U JPH0528966U (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 回転検出装置の保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0528966U true JPH0528966U (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=13902400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8699391U Pending JPH0528966U (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 回転検出装置の保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0528966U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2016024331A1 (ja) * | 2014-08-12 | 2017-06-01 | 日産自動車株式会社 | 車両のコンソールボックスにおける電磁波遮蔽構造 |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP8699391U patent/JPH0528966U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2016024331A1 (ja) * | 2014-08-12 | 2017-06-01 | 日産自動車株式会社 | 車両のコンソールボックスにおける電磁波遮蔽構造 |
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