JPH05286781A - 石膏組成物の製造方法 - Google Patents
石膏組成物の製造方法Info
- Publication number
- JPH05286781A JPH05286781A JP8554292A JP8554292A JPH05286781A JP H05286781 A JPH05286781 A JP H05286781A JP 8554292 A JP8554292 A JP 8554292A JP 8554292 A JP8554292 A JP 8554292A JP H05286781 A JPH05286781 A JP H05286781A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gypsum
- foam
- kneader
- water
- kneading
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B40/00—Processes, in general, for influencing or modifying the properties of mortars, concrete or artificial stone compositions, e.g. their setting or hardening ability
- C04B40/0028—Aspects relating to the mixing step of the mortar preparation
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 石膏ボード製造プラントにおいて、複数の混
練機を使用し、第１の混練機にて泡沫を除いた全材料を
混練し、混練した石膏ペーストを第２の混練機に移送し
て泡沫と共に混練することにより石膏組成物の製造を行
なう。 【効果】 石膏組成物中の泡沫の破泡性が改善され、且
つ微細気泡の連行が可能になり、石膏ボードの品質が向
上する。
練機を使用し、第１の混練機にて泡沫を除いた全材料を
混練し、混練した石膏ペーストを第２の混練機に移送し
て泡沫と共に混練することにより石膏組成物の製造を行
なう。 【効果】 石膏組成物中の泡沫の破泡性が改善され、且
つ微細気泡の連行が可能になり、石膏ボードの品質が向
上する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は石膏組成物の製造に関す
るものである。さらに詳しくは石膏ボード製造プラント
において、複数の混練機を使用することで、石膏組成物
に微細な気泡の連行が可能となり、品質の向上と起泡剤
の低減が計れる石膏組成物の製造方法に関する。
るものである。さらに詳しくは石膏ボード製造プラント
において、複数の混練機を使用することで、石膏組成物
に微細な気泡の連行が可能となり、品質の向上と起泡剤
の低減が計れる石膏組成物の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】石膏ボード製造プラントにおいて、石膏
組成物は図２に示されるように、所定の配合に応じて石
膏、水、混和剤水溶液、硬化促進剤水溶液、遅延剤水溶
液、デキストリン水溶液等と泡沫を同時に連続的にピン
ミキサーと称す混練機１に投入して、僅か10秒程度の攪
拌で排出される。
組成物は図２に示されるように、所定の配合に応じて石
膏、水、混和剤水溶液、硬化促進剤水溶液、遅延剤水溶
液、デキストリン水溶液等と泡沫を同時に連続的にピン
ミキサーと称す混練機１に投入して、僅か10秒程度の攪
拌で排出される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、泡沫を所定量
投入しても、その破泡性が大きいことから、一般に破泡
される体積を見越して約倍量もの泡沫を投入しているの
が現状である。しかも泡沫の破泡過程で合一された大き
い気泡が石膏組成物中に連行し、製品の品質を著しく低
下させているのが現状である。
投入しても、その破泡性が大きいことから、一般に破泡
される体積を見越して約倍量もの泡沫を投入しているの
が現状である。しかも泡沫の破泡過程で合一された大き
い気泡が石膏組成物中に連行し、製品の品質を著しく低
下させているのが現状である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記問題点に
鑑み、鋭意検討の結果、泡沫の破泡性を改善し、微細気
泡の連行を可能にする石膏組成物の製造方法を見出し、
本発明を完成するに至った。
鑑み、鋭意検討の結果、泡沫の破泡性を改善し、微細気
泡の連行を可能にする石膏組成物の製造方法を見出し、
本発明を完成するに至った。
【０００５】即ち、本発明は複数の混練機を使用し、第
１の混練機にて泡沫を除いた全材料を混練し、混練した
石膏ペーストを第２の混練機に移送して泡沫と共に混練
することを特徴とする石膏組成物の製造方法を提供する
ものである。
１の混練機にて泡沫を除いた全材料を混練し、混練した
石膏ペーストを第２の混練機に移送して泡沫と共に混練
することを特徴とする石膏組成物の製造方法を提供する
ものである。
【０００６】本発明の如く、第１の混練機で混練された
石膏ペーストと泡沫を、第２の混練機で混合した場合は
泡沫は殆ど破泡されない。これに対して従来の方法のよ
うに各材料を同時に投入した場合は破泡性が大きく、特
に石膏粉末と泡沫の接触による影響が大である。これは
泡を形成している水膜が石膏粉末に吸収されて破泡され
るものと推察される。従って、本発明のように第１の混
練機にて石膏粉末を水と混合して石膏を湿潤させ、その
後に第２の混練機で泡沫と混合することにより破泡が解
消されるものである。
石膏ペーストと泡沫を、第２の混練機で混合した場合は
泡沫は殆ど破泡されない。これに対して従来の方法のよ
うに各材料を同時に投入した場合は破泡性が大きく、特
に石膏粉末と泡沫の接触による影響が大である。これは
泡を形成している水膜が石膏粉末に吸収されて破泡され
るものと推察される。従って、本発明のように第１の混
練機にて石膏粉末を水と混合して石膏を湿潤させ、その
後に第２の混練機で泡沫と混合することにより破泡が解
消されるものである。
【０００７】本発明において、第１の混練機で混合する
材料は通常使用されている石膏と水及び状況に応じて混
和剤、硬化促進剤、遅延剤、デキストリン等の水溶液で
あり、第２の混練機では第１の混練機で混合した石膏主
成分のペーストと泡沫が混練される。
材料は通常使用されている石膏と水及び状況に応じて混
和剤、硬化促進剤、遅延剤、デキストリン等の水溶液で
あり、第２の混練機では第１の混練機で混合した石膏主
成分のペーストと泡沫が混練される。
【０００８】また、本発明において第１の混練機は通常
使用されているピンミキサーを用いるものであるが、第
２の混練機については限定するものではなく、ピンミキ
サーをはじめ、石膏ペーストと気泡が短時間で混合でき
るものでよい。また、第１の混練機と第２の混練機の位
置関係の例を図３ (a)〜(d) に挙げるが、これらに限定
されるものではない。
使用されているピンミキサーを用いるものであるが、第
２の混練機については限定するものではなく、ピンミキ
サーをはじめ、石膏ペーストと気泡が短時間で混合でき
るものでよい。また、第１の混練機と第２の混練機の位
置関係の例を図３ (a)〜(d) に挙げるが、これらに限定
されるものではない。
【０００９】本発明の石膏組成物とは石膏と水及び泡沫
の混合物であり、使用する石膏はβ型半水石膏である。
混合比は限定されるものではないが、通常石膏100 重量
部に対して水50〜70重量部程度である。また、泡沫量は
スラリーの比重が 0.9〜１．２程度になるように加える
もので、限定するものではない。更に本発明の石膏組成
物には減水剤、硬化遅延剤、促進剤、水溶性澱粉等を加
えることも可能である。
の混合物であり、使用する石膏はβ型半水石膏である。
混合比は限定されるものではないが、通常石膏100 重量
部に対して水50〜70重量部程度である。また、泡沫量は
スラリーの比重が 0.9〜１．２程度になるように加える
もので、限定するものではない。更に本発明の石膏組成
物には減水剤、硬化遅延剤、促進剤、水溶性澱粉等を加
えることも可能である。
【００１０】本発明によって製造された石膏組成物は、
特に石膏ボードの製造に適しているが、ボードの種類や
製法は通常の石膏ボードの製造法に用いられるものが何
れも使用できる。
特に石膏ボードの製造に適しているが、ボードの種類や
製法は通常の石膏ボードの製造法に用いられるものが何
れも使用できる。
【００１１】
【実施例】以下、実施例で本発明を説明するが、本発明
はこれらの実施例で限定されるものではない。なお、実
施例及び比較例に使用したピンミキサーの設置態様を図
１（本発明法）と図２（従来法）に示す。
はこれらの実施例で限定されるものではない。なお、実
施例及び比較例に使用したピンミキサーの設置態様を図
１（本発明法）と図２（従来法）に示す。
【００１２】実施例１及び比較例１ 以下に示す石膏材料の内容、投入量及び攪拌時間によ
り、石膏ボードを調製調製した。材料 石膏 ；半水石膏（β型） 混和剤；マイテイＧ（花王（株）社製） 起泡剤；エマールＤ−３−Ｄ（花王（株）社製）投入量 石膏 ；１０００ｇ 水 ；６００ｇ 混和剤；対石膏 0.1重量％（水に含む） 泡沫 ；エマールＤ−３−Ｄの１％水溶液を用いて発泡
機で0.05ｇ／ml（20倍）の泡沫を製造して20ml分の泡(4
00ml）加える。攪拌 実施例１（混練機１＋混練機２、図１）；各１０秒、計
２０秒 比較例１（混練機１のみ、図２）；２０秒。
り、石膏ボードを調製調製した。材料 石膏 ；半水石膏（β型） 混和剤；マイテイＧ（花王（株）社製） 起泡剤；エマールＤ−３−Ｄ（花王（株）社製）投入量 石膏 ；１０００ｇ 水 ；６００ｇ 混和剤；対石膏 0.1重量％（水に含む） 泡沫 ；エマールＤ−３−Ｄの１％水溶液を用いて発泡
機で0.05ｇ／ml（20倍）の泡沫を製造して20ml分の泡(4
00ml）加える。攪拌 実施例１（混練機１＋混練機２、図１）；各１０秒、計
２０秒 比較例１（混練機１のみ、図２）；２０秒。
【００１３】実施例２及び比較例２ 実施例１及び比較例１と同様の材料と攪拌条件で実施
し、石膏ボードを製造した。なお、材料の投入量は以下
に示すようにした。投入量 石 膏；１０００ｇ 水 ；６００ｇ 混和剤；対石膏 0.1重量％（水に含ませる） 泡 沫；エマールＤ−３−Ｄの１％水溶液を用いて発泡
機で0.05ｇ／ml（20倍）の泡沫を製造して40ml分の泡(8
00ml）加える。
し、石膏ボードを製造した。なお、材料の投入量は以下
に示すようにした。投入量 石 膏；１０００ｇ 水 ；６００ｇ 混和剤；対石膏 0.1重量％（水に含ませる） 泡 沫；エマールＤ−３−Ｄの１％水溶液を用いて発泡
機で0.05ｇ／ml（20倍）の泡沫を製造して40ml分の泡(8
00ml）加える。
【００１４】実施例１，２及び比較例１，２における泡
沫の安定性、得られた石膏ボード硬化体の気泡径を以下
のようにして測定し、その結果を表１に示す。泡沫の安
定性（％）は一定容積当たりの石膏スラリーの重量を計
量して各材料の比重から次式より求めた。
沫の安定性、得られた石膏ボード硬化体の気泡径を以下
のようにして測定し、その結果を表１に示す。泡沫の安
定性（％）は一定容積当たりの石膏スラリーの重量を計
量して各材料の比重から次式より求めた。
【００１５】
【数１】
【００１６】また、石膏ボード硬化体中の気泡径の測定
は硬化体表面を研磨後、気泡孔に白粉、例えば炭酸カル
シウムを埋め込み、画像解析装置（ニレコ社製）により
平均粒径を測定した。
は硬化体表面を研磨後、気泡孔に白粉、例えば炭酸カル
シウムを埋め込み、画像解析装置（ニレコ社製）により
平均粒径を測定した。
【００１７】
【表１】
【００１８】
【発明の効果】表１の結果から明らかなように、本発明
の製造法では、得られた石膏組成物の気泡の安定性に優
れ、起泡剤量の低減が可能となる。しかも石膏硬化体中
の気泡径が小さいことから、製造時において紙（ボー
ド）との接着性に優れる。さらに気泡径が安定すること
から品質にフレのない製造が可能となる。
の製造法では、得られた石膏組成物の気泡の安定性に優
れ、起泡剤量の低減が可能となる。しかも石膏硬化体中
の気泡径が小さいことから、製造時において紙（ボー
ド）との接着性に優れる。さらに気泡径が安定すること
から品質にフレのない製造が可能となる。
【図１】本発明の製造方法におけるピンミキサーの設置
態様の一例を示す模式図である。
態様の一例を示す模式図である。
【図２】従来の製造方法におけるピンミキサーの設置態
様の一例を示す模式図である。
様の一例を示す模式図である。
【図３】本発明の製造方法における混練機の位置関係の
例を示す模式図である。
例を示す模式図である。
１…第１の混練機（ピンミキサー） ２…第２の混練機（ピンミキサー）
Claims (1)
- 【請求項１】 複数の混練機を使用し、第１の混練機に
て泡沫を除いた全材料を混練し、混練した石膏ペースト
を第２の混練機に移送して泡沫と共に混練することを特
徴とする石膏組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8554292A JPH05286781A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 石膏組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8554292A JPH05286781A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 石膏組成物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05286781A true JPH05286781A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=13861754
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8554292A Pending JPH05286781A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 石膏組成物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05286781A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5484200A (en) * | 1993-03-01 | 1996-01-16 | Bpb Industries Public Limited Company | Mixer |
| JP2015013236A (ja) * | 2013-07-03 | 2015-01-22 | 株式会社ブリヂストン | 発泡石膏スラリーの攪拌装置及び攪拌方法 |
-
1992
- 1992-04-07 JP JP8554292A patent/JPH05286781A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5484200A (en) * | 1993-03-01 | 1996-01-16 | Bpb Industries Public Limited Company | Mixer |
| US5575844A (en) * | 1993-03-01 | 1996-11-19 | Bpb Industries Public Limited Company | Method of preparing gypsum products |
| JP2015013236A (ja) * | 2013-07-03 | 2015-01-22 | 株式会社ブリヂストン | 発泡石膏スラリーの攪拌装置及び攪拌方法 |
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