JPH0528570U - プロジエクシヨン溶接装置 - Google Patents

プロジエクシヨン溶接装置

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JPH0528570U
JPH0528570U JP8586091U JP8586091U JPH0528570U JP H0528570 U JPH0528570 U JP H0528570U JP 8586091 U JP8586091 U JP 8586091U JP 8586091 U JP8586091 U JP 8586091U JP H0528570 U JPH0528570 U JP H0528570U
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JP
Japan
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welded
electrode
projection welding
cylindrical
projection
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Application number
JP8586091U
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English (en)
Inventor
和人 河野
一洋 鈴木
憲昭 櫛田
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Hosei Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Hosei Brake Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1被溶接部材と円筒状の第2被溶接部材の
一端面とをプロジェクション溶接により互いに固着する
際に、第2被溶接部材の発熱を抑制して加圧による変形
を好適に防止し得るプロジェクション溶接装置を提供す
る。 【構成】 先端部側に大径部14を有する突状電極16
を下部電極10に設け且つ突状電極16の周りにおいて
下部電極10上に絶縁部材18を載置する。絶縁部材1
8から突き出す突状電極16を円筒状部材20内に挿し
入れて、円筒状部材20を絶縁部材18上に載置し且つ
円筒状部材20の平板状部材22側に位置する内周面に
大径部14を嵌合させて接触させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はプロジェクション溶接装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
従来より、第1被溶接部材と全体として円筒状を成す第2被溶接部材の長手方 向一端面とを互いに当接させた状態で溶接するに際しては、第2被溶接部材の外 周側に複数位置においてアーク溶接等により溶接金属を点付けすることが行われ ているが、溶接時間を比較的長く要するとともに、スパッタが付着したり或いは 溶接部分が比較的大きく出っ張ったりして溶接品質を好適に確保し難いという問 題があった。
【0003】 これに対し、第1被溶接部材および第2被溶接部材の一方に設けたプロジェク ションを介して両被溶接部材を一対の電極により挟圧した状態でプロジェクショ ン溶接を施すようにすれば、上記の問題を全て好適に解決し得ると考えられる。 しかし、この場合には、第2被溶接部材が長手方向において全体的に比較的大き く発熱して、プロジェクション溶接時の加圧力により第2被溶接部材が変形する おそれがある。
【0004】 本考案は以上の事情を背景として為されたものであって、その目的とするとこ ろは、第1被溶接部材と全体として円筒状を成す第2被溶接部材の一端面とをプ ロジェクション溶接により互いに固着する際に、その第2被溶接部材の発熱を抑 制して加圧による変形を好適に防止し得るプロジェクション溶接装置を提供する ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の要旨とするところは、第1被溶接部材およ び全体として円筒状を成す第2被溶接部材の長手方向一端面とをそれらの一方に 設けられたプロジェクションを介して互いに当接させた状態で、両被溶接部材を 一対の電極により挟圧して両被溶接部材間に電流を流すことによりプロジェクシ ョン溶接を施すプロジェクション溶接装置であって、(a) 前記第2被溶接部材側 に位置させられる一方の電極に他方の電極に向かって突き出すように一体的に設 けられ、その第2被溶接部材内へ挿入され且つその第2被溶接部材の前記第1被 溶接部材側に位置する内周面と嵌合して接触させられる突状電極と、(b) その突 状電極の周りに設けられ、前記一方の電極と前記第2被溶接部材の長手方向他端 面との間に介挿される絶縁部材とを含むことにある。
【0006】
【作用および考案の効果】
このようにすれば、第2被溶接部材側に位置させられる一方の電極に他方の電 極に向かって突き出すように一体的に設けられた突状電極が、第2被溶接部材内 へ挿入され且つその第2被溶接部材の第1被溶接部材側に位置する内周面と嵌合 して接触させられるとともに、その突状電極の周りに設けられた絶縁部材が前記 一方の電極と前記第2被溶接部材の長手方向他端面との間に介挿されて第2被溶 接部材は第1被溶接部材と絶縁部材との間で加圧されるので、たとえば前記他方 の電極から一方の電極へ向かって電流が流される場合について説明すると、その 電流は、他方の電極から第1被溶接部材,プロジェクション,第2被溶接部材, および突状電極を経て一方の電極に流れるとともに、第2被溶接部材には専ら第 1被溶接部材側に位置する部分において電流が流れることとなる。これにより、 第2被溶接部材が長手方向において全体的に大きく発熱するのを好適に抑制し得 て、プロジェクション溶接時の加圧力により第2被溶接部材が変形させられるの を好適に防止し得る。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】 図1は本考案のプロジェクション溶接装置の一例を示す図であって、図示しな い基台上には下部電極10が固定されているとともに、その下部電極10の上方 には、上部電極12が図示しない駆動装置により下部電極10と共通の軸線に沿 って上下動可能に設けられている。
【0009】 下部電極10の上面の中央部分には、先端部に大径部14を有する突状電極1 6が上部電極12に向かって一体に突設されている。また、下部電極10の上面 の突状電極16周りに位置する部分には、その突状電極16が挿通する状態でた とえばフェノール樹脂等から成る平板状の絶縁部材18が載置されている。
【0010】 次に、以上のように構成されたプロジェクション溶接装置の一使用例を図1に 基づいて説明する。
【0011】 図1において、20は金属製の円筒状部材であり、22は金属製の平板状部材 である。円筒状部材20は、突状電極16の大径部14より僅かに大きい内径を 有し且つ突状電極16の絶縁部材18からの突出し寸法より僅かに長い長さを有 しており、長手方向一端部側の内周面に前記大径部14が嵌合するように突状電 極16が挿し入れられた状態で絶縁部材18上に長手方向他端面において載置さ れている。一方、平板状部材22はその中央部分に貫通穴24を有しているとと もに、その貫通穴24の外周縁部であって且つ平板状部材22の一面側には複数 (たとえば2個)のプロジェクション26が突設されており、平板状部材22は プロジェクション26において円筒状部材20の絶縁部材18と反対側に位置す る一端面上に載置されている。本実施例においては、上記円筒状部材20が第2 被溶接部材に、上記平板状部材22が第1被溶接部材にそれぞれ相当するととも に、上記下部電極10が一方の電極に、上記上部電極12が他方の電極にそれぞ れ相当する。
【0012】 円筒状部材20および平板状部材22が上記のようにプロジェクション溶接装 置にセットされた後、上部電極12を前記駆動装置により下部電極10へ向かっ て下降させることにより、両電極10,12によって円筒状部材20および平板 状部材22が所定の押圧力で挟圧される。図1はこのときの状態を示している。 そして、この押圧状態でたとえば上部電極12から下部電極10へ電流を流すと 、平板状部材22,その平板状部材22のプロジェクション26,円筒状部材2 0の平板状部材22側に位置する部分(図1中略aにて示す部分),および突状 電極16の大径部14を経て電流が流れることにより、プロジェクション26が 溶融し且つ押し潰されてプロジェクション溶接が行われる。このとき、円筒状部 材20には平板状部材22側に位置する部分にのみ電流が流れるため、円筒状部 材20の平板状部材22側に位置する部分のみが比較的大きく発熱させられるこ ととなる。なお、図2は、このようにしてプロジェクション溶接により互いに固 着された円筒状部材20および平板状部材22の溶接体28を示している。
【0013】 このように本実施例によれば、円筒状部材20は絶縁部材18を介して下部電 極10上に載置されているとともに、突状電極16の先端部分に設けられた大径 部14が円筒状部材20の平板状部材22側に位置する内周面と嵌合して接触さ せられるように構成されているので、円筒状部材20の平板状部材22側に位置 する部分のみが比較的大きく発熱させられて円筒状部材20が長手方向において 全体的に大きく発熱することが回避されることから、プロジェクション溶接時に おける加圧力により円筒状部材20が変形させられるのを好適に防止することが できる。
【0014】 また、本実施例によれば、円筒状部材20と平板状部材22とがプロジェクシ ョン溶接にて互いに固着されているので、円筒状部材20の外周側に複数位置に おいてアーク溶接等により溶接金属を固着することにより円筒状部20と平板状 部材22とを溶接する従来の場合に比べて溶接作業が簡単となり且つ溶接時間が 短くて済むとともに、かかる従来の場合のようにスパッタが付着したり溶接部分 が大きく出っ張ったりすることが防止されて溶接品質を好適に確保することがで きる利点がある。
【0015】 次に、本考案の他の実施例を説明する。なお、以下の説明において前述の実施 例と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0016】 図3においては、突状電極30は円筒状部材20の内径より僅かに小さく且つ 長手方向において同一の外径を有する円柱状に形成されており、円筒状部材20 の全長に亘ってその円筒状部材20の内周面と嵌合されて接触させられるように なっている。この場合には、円筒状部材20を流れる電流は平板状部材22から 離隔する程少なくなって円筒状部材20が長手方向において全体的に比較的大き く発熱するのを抑制することができるとともに、突状電極30と円筒状部材20 との嵌合に基づいても円筒状部材20の変形がある程度抑制されるため、前述の 実施例と同様の効果を得ることが可能である。
【0017】 また、図4においては、突状電極16の先端面に平板状部材22の貫通穴24 と嵌合可能であって且つ絶縁性を備えた位置決め部材32が一体的に設けられて おり、その位置決め部材32と平板状部材22の貫通穴24との嵌合に基づいて 平板状部材22と円筒状部材20との間の位置決めが行われるようになっている 。このようにすれば、両部材20,22の位置決め作業が不要となってプロジェ クション溶接の作業工数を低減することができるとともに、両部材20,22の 溶接作業を熟練を要することなく一層容易に為し得る利点がある。
【0018】 以上、本考案の一実施例を図面に基づいて説明したが、本考案はその他の態様 で実施することもできる。
【0019】 たとえば、前記実施例では、平板状部材22にプロジェクション26が設けら れているが、円筒状部材20にプロジェクションが設けられていてもよい。
【0020】 また、前記実施例では、第1被溶接部材は平板状部材22にて構成されており 且つ第2被溶接部材は円筒状部材20にて構成されているが、必ずしもその必要 はなく、たとえば、第1被溶接部材は容器状やブロック状のものであってもよい し、第2被溶接部材は全体として円筒状を成すものであればフランジを有するも のや有底のものであっても差し支えない。
【0021】 その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた態様で 実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のプロジェクション溶接装置の一実施例
を一部を切り欠いて示す図であって、その使用状態の一
例を示す図である。
【図2】図1のプロジェクション溶接装置により溶接さ
れた溶接体の一例を示す図である。
【図3】本考案のプロジェクション溶接装置の他の例を
示す図であって、図1に相当する図である。
【図4】本考案のプロジェクション溶接装置の更に他の
例を示す図であって、図1に相当する図である。
【符号の説明】
10 下部電極(一方の電極) 12 上部電極(他方の電極) 16,30 突状電極 18 絶縁部材 20 円筒状部材(第2被溶接部材) 22 平板状部材(第1被溶接部材) 26 プロジェクション

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1被溶接部材と全体として円筒状を成
    す第2被溶接部材の長手方向一端面とをそれらの一方に
    設けられたプロジェクションを介して互いに当接させた
    状態で、両被溶接部材を一対の電極により挟圧して両被
    溶接部材間に電流を流すことによりプロジェクション溶
    接を施すプロジェクション溶接装置であって、 前記第2被溶接部材側に位置させられる一方の電極に他
    方の電極に向かって突き出すように一体的に設けられ、
    該第2被溶接部材内へ挿入され且つ該第2被溶接部材の
    前記第1被溶接部材側に位置する内周面と嵌合して接触
    させられる突状電極と、 該突状電極の周りに設けられ、前記一方の電極と前記第
    2被溶接部材の長手方向他端面との間に介挿される絶縁
    部材とを含むことを特徴とするプロジェクション溶接装
    置。
JP8586091U 1991-09-24 1991-09-24 プロジエクシヨン溶接装置 Pending JPH0528570U (ja)

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JPH0528570U true JPH0528570U (ja) 1993-04-16

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