JPH05285318A - 長繊維捲縮トウよりなる水処理材 - Google Patents

長繊維捲縮トウよりなる水処理材

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JPH05285318A
JPH05285318A JP4114203A JP11420392A JPH05285318A JP H05285318 A JPH05285318 A JP H05285318A JP 4114203 A JP4114203 A JP 4114203A JP 11420392 A JP11420392 A JP 11420392A JP H05285318 A JPH05285318 A JP H05285318A
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JP
Japan
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fiber
fibers
filtration
water treatment
water treating
Prior art date
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Pending
Application number
JP4114203A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kitayama
博 北山
Nobuyasu Hirota
靖保 廣田
Masaru Uehara
勝 上原
Takashi Sakai
隆 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 繊維塊を詰込んだ濾過層を用いた液体濾過装
置用濾材であり、濾過効率が高く、逆洗性に優れ、やせ
のない水処理材を得ること。 【構成】 長繊維状捲縮トウを開繊し、結合剤を噴霧し
て収束し、繊維間に点接着点を多数形成せしめて棒状体
とし、適切な長さにカットした水処理材。 【効果】 濾過時の目詰まりを起こしにくく、逆洗時の
洗浄効率が高く、繊維のほつれによるやせ現象の起こり
にくい水処理材が得られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は汚水等の液体中に存在す
る浮遊物や懸濁物を濾過する液体処理用の濾過材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浮遊物や懸濁物を含む溶液の濾過
材としては、濾紙、濾布、金網、砂、セラミック等が用
いられてきたが、濾紙、濾布、金網等は、濾過する液体
中の浮遊物や懸濁物が表面に付着して目詰まりを起こし
てしまい、濾過速度が低下し、その濾過効率が悪くな
る。また、砂や粒子状セラミック等を利用した粒子状物
の堆積層よりなる濾過層を用いた濾過装置では、濾過速
度の低下は小さいものの濾過精度に限界があり、濾液の
透明度が悪いという面で問題が生じ、しかも逆洗も困難
である。
【0003】例えば、特公昭62−11637号公報に
は、繊維長3〜50mmの無捲縮天然繊維、再生繊維、合成
繊維等の有機繊維、およびガラス繊維、金属繊維、合成
繊維等の無機繊維を必要に応じて適宜選択し、この複数
本の無捲縮短繊維を互いに絡まり合わせて繊維塊とした
水処理用の媒体の発明が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この繊
維塊は短繊維が相互に絡まり合いによりもつれているの
で、濾過装置中に浮遊状態を保って逆洗する場合、濾過
装置の下部より洗浄水を流入し装置途中より空気を入れ
てバブリングを行った際に、これら繊維塊のあるものは
その内部に汚物が付着したまま残り、またあるものは繊
維のほつれが生じるため、繰り返して使用すると濾材に
やせが生じ、濾過効果が大きく低下してしまう。
【0005】また、繊維塊を製造する工程において繊維
長が短いものでは、繊維塊が作りにくく、逆に繊維長の
長いものを用いた場合には、繊維塊製造工程において繊
維が鎖のように絡み合って分離できないような結び目を
生じるため、形態の整った繊維塊を作ることができず、
その取扱い性が不良となり、水処理用の媒体としては使
用が困難なものになる。さらに、繊維の太さや長さ、用
いる繊維の本数によって得られる繊維塊の寸法に大きな
ばらつきが生じる。また、同じ繊維の太さや長さ、本数
が同じでも、繊維の絡まり合いの度合いによって得られ
る繊維塊の個々の大きさや性能がまちまちなものとな
り、懸濁物質の個々への付着量や付着形態が異なる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述を背景にな
されたものであり、その目的とするところは長繊維捲縮
トウを用いることにより高濾過性能であり、寸法安定
性、耐久性に優れた水処理材を提供することにある。す
なわち本発明の水処理材は、長繊維捲縮トウを均一開繊
した後収束し、棒状に成形するとともに、捲縮繊維間に
部分的接合点を形成した該連続棒状成形物を3mm以上、
50mm以内の長さにカットした、捲縮長繊維集合体とした
ことを特徴とするものである。
【0007】本発明の水処理材は捲縮した長繊維状トウ
を開繊し、可塑剤や糊剤を適量噴霧して付着し、筒状成
形器中に導入して収束し、繊維間に部分的接合点を形成
して連続棒状体とし、適宜な長さに切断することにより
作ることができる。とくにタバコフィルタープラグ製造
用プラグマシンを用いて本発明の水処理材を作るには、
開繊した長繊維トウに可塑剤や糊剤を噴霧した後、収束
し、エアジェットにて上記トウを詰込みながらプラグ状
の連続棒状体とすることにより、通気度が高いにもかか
わらず、緻密で濾過特性に優れた水処理材とすることが
できるので好ましい。捲縮トウを開繊せずに収束する
と、繊維塊が不均一で、通気度が小さく、濾過特性の不
良な水処理材となるので好ましくない。
【0008】本発明を実施するに際して用い得る長繊維
状捲縮トウの具体例としては、セルロースアセテート繊
維捲縮トウ、アクリル繊維捲縮トウ、ポリプロピレン繊
維捲縮トウ、レーヨン繊維捲縮トウ等を挙げることがで
きる。長繊維状捲縮トウは可塑剤や接着剤、糊剤を用い
ることにより、繊維間に効率的な部分的接合点を形成で
きるため、繊維の充填密度が高いにもかかわらず、通気
抵抗の小さな濾過体となっており、従来開発されてきた
水処理材に比べ、濾過効率の改善されたものである。ま
た、本発明の水処理材は溶液の濾過後、逆洗再使用に供
するが、その構造が極めて安定しているため、逆洗によ
り、繊維の脱落が起こるようなことはない。
【0009】本発明の水処理材は長繊維状捲縮トウを開
繊した後収束し、繊維間に部分的な接合点を形成して、
好ましくは直径3〜20mmの棒状成形体とし、好ましくは
3〜50mm長にカットする。本発明の水処理材の長さが3
mm未満のものはその使用時に繊維が脱落する傾向がある
ので好ましくなく、一方、長さが50mmを越えて長い水処
理材は、特公昭62−55885号公報第3図に示すご
とき濾過装置に30cm以上の厚さになるように入れ、上下
2枚の多孔板にてその体積を約半分程度に圧縮して濾過
層を形成する際、濾過層の充填密度が粗くなり、濾過層
の濾過特性が低下する。また直径が3mm未満の濾過材は
多孔板にて圧縮し、濾過層を形成する際、あるいは水処
理を行っている間に、この水処理材が多孔板の目から漏
れることがあるので好ましくない。一方、直径が20mmを
越えるものはその成形性がよくなく、水処理材の作成が
困難となる。
【0010】本発明の水処理材は、長繊維状捲縮トウを
開繊し、可塑剤や糊剤や接着剤を噴霧状で吹き付け、棒
状に収束し、繊維間に多数の点接合点を形成しているた
め、その繊維充填率は高いにもかかわらず、通気性が高
いという特徴を有しており、浮遊物や懸濁物を含む溶液
の濾過材として使用した場合、浮遊物や懸濁物は濾過材
の表層部に確実に吸着され、濾過材の深部に吸着されな
いため濾過材が目詰まりを起こすことはなく、極めて効
率的な濾過材となっている。また濾過処理を終了した場
合、逆洗により濾過材に吸着した浮遊物や懸濁物の除去
を行うのであるが、本発明の水処理材は、これらの物質
をその表層部に吸着しているため、洗浄による除去効率
が高いものとなっている。また繊維の点接着構造も極め
てしっかりしているので、濾過処理や逆洗等によって繊
維が脱落することはなく、従来開発されてきた繊維塊状
水処理材に比べ、やせにくいという大きな特徴を有して
いる。
【0011】以下、実施例により本発明をさらに詳細に
説明する。
【0012】
【実施例1】Y型断面で単糸デニールが3デニール、ト
ータル繊度が36,000デニールのセルロースジアセテート
長繊維捲縮トウを使用し、タバコフィルター巻き上げ機
(プラグマシン)で空気的、機械的に均一に開繊した
後、結合剤としてトリアセチンをセルロースアセテート
100重量%に対して7重量%となるように噴霧した後、
巻紙を用いて円周24.7mm、長さ120mm のプラグを巻き上
げ、硬化後、該プラグの巻紙を取り除き、直径7.86mm、
長さ10mmに切断した。このチップ状の濾過材の重量は0.
0625g/個、嵩密度は75g/リットルであり、このものをテ
スト品Aとした。このテスト品Aを直径200mm の円筒状
濾過器に1,000mm の高さまで入れ、濾過塔上部より多孔
板でその体積の40%を圧縮して濾過層を形成し、原液20
リットルに石灰10gを混入させた濾過原液を濾過塔上部
より注入、濾層600mm を下向流で濾過し、下部より濾液
を取り出した。次に圧縮板を上部に移動して下部より逆
洗水を流入し、装置途中より空気を入れてバブリングす
ることにより水処理材の逆洗を行い、濾過性能の評価を
行った結果を表1に示した。
【0013】また、比較例として、丸型断面の単糸デニ
ールが18デニール、平均繊維長が15mm、トータル繊度が
64,000デニールの無捲縮繊維を回転水流中に供給して繊
維を絡み合わせ、球径17mm、重量0.20g/個の無捲縮ポリ
エステル繊維塊をテスト品Bとして用い、テスト品Aと
同様にして濾過性能の評価を行った結果を表1に示し
た。
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】本発明の水処理材は、捲縮長繊維である
ため吸水性が良く、嵩密度が高いにもかかわらず空隙率
が高いことにより、液体中の浮遊物や懸濁物を捲縮長繊
維集合体の表面に止めて濾過することができるため、高
濾過性能を持ち、しかも繊維塊が繊維間点接着構造にて
結合されているため、その使用時の繊維の流出も認めら
れず耐久性が良く、しかも長繊維であるため繊維のほつ
れによる濾材層の目詰まりが起こりにくく、かつ、濾材
のやせがないという大きな特徴を有している。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水処理材の一実施例を示した横断面図
である。
【図2】本発明の水処理材の一実施例を示した縦断面図
である。
【符号の説明】
1 ……… セルロースアセテート長繊維捲縮トウ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 隆 富山県富山市海岸通3番地三菱レイヨン株 式会社富山事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長繊維捲縮トウを均一開繊し、棒状に収
    束成形するとともに、捲縮繊維間に部分的接合点を形成
    した連続棒状成形体を3mm以上、50mm以内の長さにカッ
    トしてなる水処理材。
  2. 【請求項2】 連続棒状成形体の直径が3mm以上、20mm
    以内であることを特徴とする請求項1記載の水処理材。
JP4114203A 1992-04-08 1992-04-08 長繊維捲縮トウよりなる水処理材 Pending JPH05285318A (ja)

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