JPH05285137A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH05285137A
JPH05285137A JP8428092A JP8428092A JPH05285137A JP H05285137 A JPH05285137 A JP H05285137A JP 8428092 A JP8428092 A JP 8428092A JP 8428092 A JP8428092 A JP 8428092A JP H05285137 A JPH05285137 A JP H05285137A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、超音波診断装置における、Mモー
ド,ドプラモード等のシネスクロール表示方法に関し、
表示画像が超音波ラインバッファ内のどの位置を表示し
ているかを表示する。 【構成】 表示画像ライン数よりも多くのライン数の画
像を保持する超音波ラインバッファを備え、Mモード,
ドプラモード等のスクロール表示機能を備えた超音波診
断装置において、画像表示をフリーズした後、該超音波
ラインバッファに取り込まれた超音波データのMモー
ド,ドプラモード等の通常のスクロール表示を行うと共
に、該超音波ラインバッファに格納されている画像デー
タを、上記スクロール表示領域外に,或いは、該スクロ
ール表示上に新たなウィンドウを開設して縮小表示し、
上記通常表示されている超音波ラインバッファの範囲
を、該縮小表示されている超音波ラインバッファ画像中
において、上記通常表示されている範囲外の領域の輝度
とは異なる輝度で表示するか、カラー表示するか,図形
表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を被検体内に送
波して、診断部位からのエコー信号により超音波画像を
得る超音波診断装置に関し、特にMモード画像,ドプラ
モード画像のシネスクロールの表示方法に関する。
【0002】超音波診断装置には、被検体内部構造を映
像化するBモード機能と,特定の超音波探触子からの特
定の方向の反射エコー信号を輝度変調して映像化するM
モード機能と,血流など動きに関する情報を映像化する
ドプラ機能などがある。
【0003】該Bモード機能は、細く絞られた超音波ビ
ームで被検体を走査し、その反射信号を輝度変調し、二
次元断層像を得るもので、通常、階調性を持ったモノク
ロ像としてモニター表示される。
【0004】該Mモード機能は、上記特定のビーム方向
のエコー信号をディジタル変換して、例えば、800ラ
インからなるMモード用の超音波ラインバッファに、該
送波したビーム毎に順次格納しながら、該超音波ライン
バッファの読み出しアドレスを順次移動させてテレビ表
示メモリに格納して表示することをフレーム単位に繰り
返すことにより、水平方向にスクロール表示させる機能
である。
【0005】一方、ドプラ機能は、血流など動きのある
反射・散乱体からの反射信号がドプラ効果により周波数
シフトする原理を利用し、そのシフト量を解析すること
により動態を映像化する。
【0006】該ドプラ機能には、パルス・ドプラ(PW
D)や,カラー・フロー・マッピング(CFM)などと
称される機能がある。該パルス・ドプラ(PWD)は、
上記Bモード断層像内の任意の点(サンプル・ボリュー
ム)の動態に注目し、その周波数シフトを高速フーリエ
変換(FFT)などの周波数解析手法によりスペクトラ
ムとして求め、更に、スペクトラムの時間的変化として
映像化するもので、該時間的に変化したスペクトラム
を、パルス・ドプラ(PWD)モード用ラインバッファ
に順次格納したものを、上記Mモードの場合と同様に、
テレビ表示メモリにフレーム単位に読み出して表示する
もので、やはりスクロール表示される。
【0007】この場合、該超音波ラインバッファのライ
ン数は、テレビ表示メモリのライン数より多いのが一般
的である為、このような、水平方向にスクロール表示さ
れている超音波画像をフリーズした場合には、該超音波
ラインバッファ内に格納されている超音波データの一部
を表示(シネスクロール)していることになるが、該超
音波ラインバッファからの読み出しアドレスを操作者が
一度変えてしまうと、該超音波ラインバッファの何処の
部分を表示しているかが分からなくなり、診断精度上の
隘路となる問題があり、効果的なシネスクロール表示が
できる超音波診断装置が必要とされる。
【0008】
【従来の技術】図4は、従来の超音波診断装置を説明す
る図であり、(a) は構成例を示し、(b) はMモード像等
の表示例を示している。
【0009】先ず、特定の超音波探触子 1から被検体に
超音波パルスを、所定の方向に投射し、そのエコーを受
信回路 2で受信して電気信号に変換し、次のアナログ/
ディジタル変換器(A/D変換器)3 でディジタル信号
に変換し、例えば、テレビ表示メモリ 5のライン数 (例
えば、400 ライン) より多くのライン数 (例えば、800
ライン) を持つMモード用超音波ラインバッファ 4に格
納しながら、該Mモード用超音波ラインバッファ 4に格
納されているMモードの超音波画像データを、フレーム
周期を単位として読み出し、該テレビ表示メモリ 5に格
納することを繰り返す。
【0010】このような表示制御を行うことで、特定の
超音波走査線上の各サンプリング点における生体組織の
ビーム方向の動きを水平方向にスクロール表示させるこ
とができる。{図4(b) のMモード像参照} 上記スクロール表示されているリアルタイムMモード画
像を、操作パネル 7からの指示でフリーズ状態にし、該
スクロール表示画像をフリーズ直前までの、該超音波ラ
インバッファ 4に取り込まれた超音波データの任意の領
域を、該操作パネル 7から、該Mモード用超音波ライン
バッファ 4の表示アドレスで指示して、シネスクロール
表示する。
【0011】最近の超音波診断装置では、このようなス
クロール画像(Mモード/ドプラモード)用のシネメモ
リ (上記超音波ラインバッファ) 4 を備えているものが
多い。それにより、フリーズ後、現在表示されている画
像より以前の画像データを再表示することで、超音波診
断の診断精度を向上させることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、操作者
が、適度にシネスクロールを行うと、現在表示されてい
る部分が、超音波ラインバッファ 4内の、どの領域(ア
ドレスの範囲) に相当するかが不明となるという欠点が
ある。
【0013】本発明は上記従来の欠点に鑑み、シネスク
ロール時に表示されている画像が超音波ラインバッファ
内のどの領域に相当するかを、明示的に表示する機能を
備えた超音波診断装置を提供することを目的とするもの
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の一実施
例を示した図であり、(a) は構成例を示し、(b),(c)は
表示例を示しており、図2,図3は、本発明の他の実施
例を示した図であって、(a) は構成例を示し、(b),(c)
は表示例を示している。上記の問題点は下記の如くに構
成された超音波診断装置によって解決される。
【0015】(1) 被検体に超音波パルスを投射し、その
エコーを受信して電気信号に変換し、特定の超音波走査
線上の各サンプリング点における生体組織のビーム方向
の動きを診断情報として順次、超音波ラインバッファ 4
に格納し、該格納データの読み出し開始アドレスを順次
移動させ、水平方向にスクロールさせながら画像表示す
るMモード,ドプラモードなどのスクロール表示機能
と、モニタ 8の表示画像ライン数よりも多くのラインデ
ータを記憶する上記超音波ラインバッファ 4と,画像表
示フリーズ後に、予め、該超音波ラインバッファ 4に取
り込まれた超音波データの任意の場所をシネスクロール
表示する機能を備えた超音波診断装置において、該超音
波ラインバッファ 4内の超音波データの任意の場所を通
常表示するとともに、該超音波ラインバッファ 4に格納
されているすべての画像データを、上記モニタ 8上の通
常表示の領域外に縮小表示し、該超音波ラインバッファ
4の縮小表示画像中において、上記通常表示されている
超音波ラインバッファ 4の場所に相当する縮小表示の
場所の輝度と、その範囲以外の場所の輝度を変えて表示
するように構成する。
【0016】(2) 被検体に超音波パルスを投射し、その
エコーを受信して電気信号に変換し、特定の超音波走査
線上の各サンプリング点における生体組織のビーム方向
の動きを診断情報として順次、超音波ラインバッファ 4
に格納し、該格納データの読み出し開始アドレスを順次
移動させ、水平方向にスクロールさせながら画像表示す
るMモード,ドプラモードなどのスクロール表示機能
と、モニタ 8の表示画像ライン数よりも多くのラインデ
ータを記憶する上記超音波ラインバッファ 4と,画像表
示フリーズ後に、予め、該超音波ラインバッファ 4に取
り込まれた超音波データの任意の場所をシネスクロール
表示する機能を備えた超音波診断装置において、上記超
音波ラインバッファ 4に格納されている全ての画像デー
タを縮小表示する際、該通常表示されているMモード,
ドプラモードのフリーズ画像とは別に、任意の位置に、
所定のウィンドウを開設し、該ウィンドウ内において、
輝度表示, カラー表示, 図形表示をして、現在通常表示
されている領域を表示するように構成する。
【0017】(3) 上記超音波診断装置において、通常表
示されている超音波ラインバッファ4の場所に相当する
縮小表示の場所をカラー表示するように構成する。 (4) 上記超音波診断装置において、通常表示されている
超音波ラインバッファ4の場所に相当する部分を、図形
(例えば、表示範囲を矢印で示す) を用いて表示するよ
うに構成する。
【0018】
【作用】従来から、Mモード,ドプラモード用のシネメ
モリ(超音波ラインバッファ)を備えた超音波診断装置
においては、実時間でスクロール表示されているMモー
ド画像,ドプラ画像をフリーズした後、該超音波ライン
バッファからの読み出しアドレスを、フリーズした時点
で表示されている画像より以前の領域に変更すること
で、該超音波ラインバッファに格納されたMモード像,
ドプラ像を再表示 (シネスクロール表示) させることが
できる。
【0019】このとき、本発明においては、該超音波ラ
インバッファの内容を、該Mモード像,ドプラモード像
の領域外等に縮小表示した後、操作者が指示した再表示
領域を、該縮小表示画像上において、該再表示されてい
ない他の領域とは異なる輝度で,或いは、カラーで,或
いは,特定の図形を用いて明示的に表示することで、現
在、通常表示されているフリーズされたMモード像,ド
プラ像が、該超音波ラインバッファのどの部分のもので
あるかを容易に認識することができるようにする。
【0020】このとき、該通常表示されている領域が、
テレビ表示メモリのライン数より少ない場合には、拡大
表示となるため、例えば、該超音波ラインバッファの1
ラインの画像データを複数個宛表示したり,或いは、各
ライン間を補間しながら表示することで、該拡大された
Mモード像,ドプラ像を得ることができる。
【0021】又、該超音波ラインバッファ中の画像デー
タを縮小表示するのに、上記のような、正規のMモード
像,ドプラモード像の外の領域に表示するのではなく、
公知のウィンドウ表示技術を用いて、例えば、該Mモー
ド像,ドプラモード像中にウィンドウを開設し、該開設
されたウィンドウ内に、該超音波ラインバッファの縮小
像を表示し、該表示された縮小像中に、通常表示されて
いるフリーズされたMモード像,ドプラ像の範囲を、輝
度を換えて,或いは、カラー表示で、或いは、所定の図
形表示で表示するようにしてもよい。
【0022】このような表示を行うことにより、シネス
クロール時に、表示されている画像が超音波ラインバッ
ファ内のどの位置に相当するかを明示的に表示すること
ができ、Mモード像,ドプラモード像を用いた超音波診
断による診断精度を向上させることができる効果があ
る。
【0023】
【実施例】以下本発明の実施例を図面によって詳述す
る。前述の図1は、本発明の一実施例を示した図であ
り、図2〜図3は、本発明の他の実施例を示した図であ
り、それぞれ、(a) は構成例を示し、(b),(c) は表示例
を示している。
【0024】本発明においては、モニタ 8の表示画像ラ
イン数よりも多くのライン数を持つ超音波ラインバッフ
ァ 4を備え、Mモード,ドプラモード等のシネスクロー
ル表示機能を備えた超音波診断装置において、画像表示
をフリーズした後、該超音波ラインバッファ 4に取り込
まれた超音波データのMモード,ドプラモード等の通常
のシネスクロール表示を行うと共に、該超音波ラインバ
ッファ 4に格納されている画像データを、上記シネスク
ロール表示外に,或いは、例えば、該シネスクロール表
示上に新たなウィンドウを開設して縮小表示し、上記通
常表示されている超音波ラインバッファの範囲を、該縮
小表示されている超音波ラインバッファ画像中におい
て、上記通常表示されている範囲外の領域の輝度とは異
なる輝度で表示するか、カラー表示するか,図形表示す
る手段 9,10,11,12 が、本発明を実施するのに必要な手
段である。尚、全図を通して同じ符号は同じ対象物を示
している。
【0025】以下、図1〜図4を用いて、本発明の超音
波診断装置の構成と、シネスクロール表示手段を説明す
る。先ず、図1〜図4において、Mモード,ドプラモー
ドのスクロール表示機能,及び、該スクロール表示され
ている画像をフリーズした後、現在表示されている画像
より以前の画像データを再表示する、所謂、シネスクロ
ール表示手段の構成と動作は、従来と特に変わることは
ないので、ここでは、概略説明に止める。
【0026】即ち、図1(a) において、超音波探触子 1
から超音波を送受信し、受信回路 2で信号処理を行った
後、A/D変換器 3でディジタルデータに変換し、Mモ
ード用超音波ラインバッファ 4にデータを格納する。
【0027】該格納された超音波データは、制御部 6の
制御により読み出され、テレビ(以下、TVという)表
示メモリ 5にTV画像データとして格納され、モニタ 8
に、該Mモード画像を表示する。
【0028】上記のように、リアルタイム時は、該Mモ
ード用超音波ラインバッファ 4に格納された、所定のビ
ーム方向の走査線データを、該Mモード画像表示開始位
置データもとに制御部 6からのアドレスでフレーム単位
に読み出し、TV表示メモリ5へ書き込むことを繰り返
すことで、上記スクロール表示ができる。
【0029】フリーズ後のシネスクロール時において
は、操作パネル 7からの指示により、Mモード画像表示
開始位置データを、所望のアドレスに変更して、制御部
6からの指示に対応した部分のMモード画像データを、
TV表示メモリ 5へ転送し、該Mモード像を表示す
る。
【0030】一方、該Mモード用超音波ラインバッファ
4に取り込まれた超音波データの全てを、TV表示メモ
リ 5内の、図1(b) に示したように、上記Mモード画像
の表示領域外に、縮小処理、例えば, 間引き処理を施
して、縮小画像(で示す)として表示されるように転
送する。
【0031】そして、輝度調整部 9は、操作パネル 7か
ら指示した、該Mモード用超音波ラインバッファ 4の縮
小画像の表示領域中のシネスクロール表示領域と, 指
示輝度に従って、該縮小画像の表示領域中の上記指示
部分の輝度を変化させるため、該TV表示メモリ 5の特
定部分の画像データにオフセットを加える指示をTV表
示メモリ 5に行う。
【0032】該オフセットを加える部分は、該操作パネ
ル 7からの指示を受けた制御部 6からの指示で、左右に
任意に移動する。図1(b) は、上記において説明した、
本実施例による表示画像例を示す。縮小画像中の斜線
部分が、該操作パネル 7から指示され、他の部分と異な
る輝度で表示されている該シネスクロール領域を示して
いる。該他の部分と異なる輝度部分を見ることにより、
操作者は、Mモード像の領域に表示されている部分
が、該Mモード用超音波ラインバッファ 4のどの部分で
あるかを、容易に認識することができる。
【0033】この例では、該Mモード用超音波ラインバ
ッファ 4の内、該TV表示メモリ 5よりライン数の少な
い領域を指示しているので、該シネスクロール表示は拡
大表示となるが、該拡大表示は、例えば、該指示された
領域の同じラインを複数回TV表示メモリ 5に書き込む
か、或いは、該指示された各ライン間を補間して、該T
V表示メモリ 5に書き込む等して該拡大表示を行うよう
にする。
【0034】図2は、該操作パネル 7から指示されたシ
ネスクロール領域を、該縮小表示されたMモード用超音
波ラインバッファ 4の画像中にカラー表示する場合を
示している。
【0035】図2(a) の構成例において、図1(a) と異
なる部分は、カラーメモリ 10 と加算器 (加算) 11であ
る。従って、図1で説明したと同じようにして、該Mモ
ード用超音波ラインバッファ 4を縮小表示した後、該操
作パネル 7で指示した表示領域を指示する情報と,カラ
ー情報とに基づいて、該縮小画像中のシネスクロール
領域を指示する部分の画素に、指定したカラー情報を、
カラーメモリ 10 から読み出し、TV表示メモリ 5から
の該当の画素情報に、加算器 11 で加算 (具体的には、
上書き) して、モニタ 8に送出することにより、図2
(b) に示されているように、該Mモード像に表示されて
いる該Mモード用超音波ラインバッファ 4の領域をカラ
ーで表示(縦線で示す) することができる。
【0036】図3は、該操作パネル 7から指示されたシ
ネスクロール領域を、該縮小表示されたMモード用超音
波ラインバッファ 4の画像中に線画表示する場合を示し
ている。
【0037】図2の場合と同じようにして、縮小表示さ
れているMモード用超音波ラインバッファ 4の画像,
及び、該縮小画像中の、上記操作パネル 7から指示さ
れている表示領域に、操作パネル 7から指示した線画
を、線画メモリ 12 から読み出し、該TV表示メモリ 5
中の該縮小表示されているMモード用超音波ラインバッ
ファ像の当該画素に加算、具体的には上書きして、図3
(b) に示したように、該シネスクロール領域を、該操作
者の指示した線画で表示する。
【0038】図3(c) は、線画によに領域指示の別の例
である。この表示例においては、該Mモード用超音波ラ
インバッファ 4の縮小表示も、該縮小表示とは異なるイ
メージの線画で表示すると共に、該Mモード像にシネ
スクロール表示している部分も、別の線画(例えば、両
矢印)で表示している例である。この線画による表示は
あくまでも一例であって、他の線画で表示してもよいこ
とは、いうまでもないことである。
【0039】上記の実施例は、Mモード用超音波ライン
バッファ 4の縮小画像を、該Mモード像とは別の領
域に表示した例で説明したが、操作パネル 7からの指示
で、図1(a) で示してあるウィンドウ制御部 60 を起動
して、例えば、該Mモード画像中の任意の領域に、ウィ
ンドウを開設し、該開設されたウィンドウ内に、上
記Mモード用超音波ラインバッファ 4の、例えば、縮小
画像を表示し、該表示された縮小画像中に、該シネ
スクロール領域を上記のような輝度表示, カラー表示,
線画表示を行うようにしてもよいことはいうまでもない
ことである。図1(c) は、該Mモード像中にウィンドウ
を開設して、該ウィンドウ中に、該Mモード用超音
波ラインバッファ 4の縮小画像を表示し、該表示され
た縮小画像中に、該シネスクロール領域を、例えば、
輝度表示した例を示している。
【0040】上記の説明は、Mモード像のシネスクロー
ル表示を例にして説明したが、超音波診断装置に備えら
れている、ドプラモード像{所謂、パルス・ドプラ(P
WD)像}も、スクロール表示されているので、PWD
モード用ラインバッファ 40(図1参照)にも、同様の手
段を適用することにより、同様の作用,効果をもたらす
ことができる。
【0041】このように、本発明は、表示画像ライン数
よりも多くのライン数の画像を保持する超音波ラインバ
ッファを備え、Mモード,ドプラモード等のスクロール
表示機能を備えた超音波診断装置において、画像表示を
フリーズした後、該超音波ラインバッファに取り込まれ
た超音波データのMモード,ドプラモード等の通常のス
クロール表示を行うと共に、該超音波ラインバッファに
格納されている画像データを、上記スクロール表示外
に,或いは、例えば、該スクロール表示上に新たなウィ
ンドウを開設して縮小表示し、上記通常表示されている
超音波ラインバッファの範囲を、該縮小表示されている
超音波ラインバッファ 4の画像中において、上記通常
表示されている範囲外の領域の輝度とは異なる輝度で表
示するか、カラー表示するか,図形表示するようにした
ところに特徴がある。
【0042】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
超音波診断装置は、表示画像ライン数よりも多くのライ
ン数の画像を保持する超音波ラインバッファを備え、M
モード,ドプラモード等のシネスクロール表示機能を備
えた超音波診断装置において、画像表示をフリーズした
後、該超音波ラインバッファに取り込まれた超音波デー
タのMモード,ドプラモード等の通常のスクロール表示
を行うと共に、該超音波ラインバッファに格納されてい
る画像データを、上記スクロール表示外に,或いは、例
えば、該スクロール表示上に新たなウィンドウを開設し
て縮小表示し、上記通常表示されている超音波ラインバ
ッファの範囲を、該縮小表示されている超音波ラインバ
ッファの画像中において、上記通常表示されている範
囲外の領域の輝度とは異なる輝度で表示するか、カラー
表示するか,図形表示するようにしたものであるので、
シネスクロール時の表示画像位置を明確にすることが可
能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した図
【図2】本発明の他の実施例を示した図(その1)
【図3】本発明の他の実施例を示した図(その2)
【図4】従来の超音波診断装置を説明する図
【符号の説明】
1 超音波探触子 2 受信回路 3 アナログ/ディジタル(A/D)変換器 4 Mモード用超音波ラインバッファ 40 PWDモード用ラインバッファ 5 TV表示メモリ 6 制御部 7 操作パネル 8 モニタ 9 輝度調整部 10 カラーメ
モリ 11 加算器 (加算) 12 線画メモ
リ 60 ウィンドウ制御部 Mモード, ドプラモード像 Mモード用超音波ラインバッファの縮小画像 ウィンドウ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体に超音波パルスを投射し、そのエコ
    ーを受信して電気信号に変換し、特定の超音波走査線上
    の各サンプリング点における生体組織のビーム方向の動
    きを診断情報として順次、超音波ラインバッファ(4) に
    格納し、該格納データの読み出し開始アドレスを順次移
    動させ、水平方向にスクロールさせながら画像表示する
    Mモード,ドプラモードなどのスクロール表示機能と、
    モニタ(8) の表示画像ライン数よりも多くのラインデー
    タを記憶する上記超音波ラインバッファ(4) と, 画像表
    示フリーズ後に、予め、該超音波ラインバッファ(4) に
    取り込まれた超音波データの任意の場所をシネスクロー
    ル表示する機能を備えた超音波診断装置において、 該超音波ラインバッファ(4) 内の超音波データの任意の
    場所を通常表示するとともに、該超音波ラインバッファ
    (4) に格納されているすべての画像データを、上記モニ
    タ(8) 上の通常表示の領域外に縮小表示し、該超音波ラ
    インバッファ(4) の縮小表示画像中において、上記通常
    表示されている超音波ラインバッファ(4) の場所に相当
    する縮小表示の場所の輝度と、その範囲以外の場所の輝
    度を変えて表示することを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】被検体に超音波パルスを投射し、そのエコ
    ーを受信して電気信号に変換し、特定の超音波走査線上
    の各サンプリング点における生体組織のビーム方向の動
    きを診断情報として順次、超音波ラインバッファ(4) に
    格納し、該格納データの読み出し開始アドレスを順次移
    動させ、水平方向にスクロールさせながら画像表示する
    Mモード,ドプラモードなどのスクロール表示機能と、
    モニタ(8) の表示画像ライン数よりも多くのラインデー
    タを記憶する上記超音波ラインバッファ(4) と, 画像表
    示フリーズ後に、予め、該超音波ラインバッファ(4) に
    取り込まれた超音波データの任意の場所をシネスクロー
    ル表示する機能を備えた超音波診断装置において、 該記超音波ラインバッファ(4) に格納されている全ての
    画像データを縮小表示する際、該通常表示されているM
    モード,ドプラモードのフリーズ画像とは別に、任意の
    位置に、所定のウィンドウを開設して表示することを特
    徴とする超音波診断装置。
  3. 【請求項3】上記超音波診断装置において、通常表示さ
    れている超音波ラインバッファ(4)の場所に相当する縮
    小表示の場所をカラー表示することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の超音波診断装置。
  4. 【請求項4】上記超音波診断装置において、通常表示さ
    れている超音波ラインバッファ(4)の場所に相当する部
    分を、図形を用いて表示することを特徴とする請求項1
    又は2に記載の超音波診断装置。
JP08428092A 1992-04-07 1992-04-07 超音波診断装置 Expired - Lifetime JP3190724B2 (ja)

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