JPH05284762A - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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Publication number
JPH05284762A
JPH05284762A JP4077707A JP7770792A JPH05284762A JP H05284762 A JPH05284762 A JP H05284762A JP 4077707 A JP4077707 A JP 4077707A JP 7770792 A JP7770792 A JP 7770792A JP H05284762 A JPH05284762 A JP H05284762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
stator
ultrasonic motor
gear
oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP4077707A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Shinohara
篠原  充
Toru Kawai
河合  徹
Takashi Suzuki
隆司 鈴木
Seiichi Kashiba
柏葉  聖一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to JP4077707A priority Critical patent/JPH05284762A/ja
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  • Lens Barrels (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 棒状超音波モータを、歯車伝達機構に組み付
けて使用したり、あるいはレンズ鏡筒のフォーカスモー
タ等として使用する場合、超音波モータのロータとステ
ータとの加圧接触部に潤滑油等が飛散してモータ効率が
低下するのを防止する。 【構成】 棒状超音波モータAのロータ3の外周面に、
ロータ3とステータ1の圧接部1b、3aを取り囲むよ
うに可撓性シート23を接着剤により固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波モータ、特に棒
状に形成された超音波モータに関するものであり、その
モータを例えばレンズ鏡筒に搭載するような動力伝達機
構に使用した時の潤滑油の影響を防止した超音波モータ
に関する。
【0002】
【従来技術】従来、棒状超音波モータを例えばレンズ鏡
筒に搭載するようなモータ駆動ユニット内に使用する場
合、近年のレンズ鏡筒のコンパクト化に伴ないモータ駆
動ユニットはレンズ鏡筒のヘリコイド結合部等のグリス
使用部分に近接して取り付けられることが多い。また、
モータ駆動ユニット内においてもギヤ等に油(グリス)
が塗られることが多い。
【0003】一方、棒状超音波モータは、ステータとロ
ータの加圧により発生する摩擦力で回転力が得られる構
造である為、ステータとロータには摩擦力の低下の原因
となる油(グリス)がつかないようにするような構成と
することが必要である。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、棒
状超音波モータを前記モータ駆動ユニット内に使用して
前記レンズ鏡筒に搭載した場合、レンズを移動させるた
めのヘリコイド部又は、モータ駆動ユニット内の近接し
ているギヤ等から油が飛んで棒状超音波モータのステー
タとロータの圧接部に付着する恐れがあり、油が付着す
ることによりモータ性能が低下し、最悪の場合レンズを
駆動する回転力が発生できないようになってしまうとい
う問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題を解決
し、ロータとステータとの摩擦接触部には外部より油等
が付着するのを防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の目的を
実現する具体的構成は、例えば棒状超音波モータのロー
タの外周面に可撓性のシートを接着してロータとステー
タの圧接部をとり囲むようにすることにより、棒状超音
波モータの性能を低下させることなくレンズ鏡筒に搭載
するようなモータ駆動ユニットに使用した場合でも、レ
ンズ鏡筒のヘリコイド部又はモータ駆動ユニット内の近
接したギヤ等からの油飛びにも影響なしにモータ駆動で
きるようにしたものである。
【0007】
【実施例】図1および図2は本発明の一実施例を示し、
図1は棒状超音波モータをモータ駆動ユニットに使用し
た断面図、図2は図1のモータ駆動装置をレンズ鏡筒に
搭載した断面図である。
【0008】図1,図2において、1は中間部がくび
れ、また中心には導電性のシャフト2のネジ部2aと螺
合するネジ穴1aを有する導電性の振動弾性体で、上面
にはロータ3の摺動部3aと圧接する摺動部1bが設け
られている。4は穴4aを有する導電性の押え体であ
る。5〜8は例えばPZTで構成される電気−機械エネ
ルギー変換素子としての中空円形状の圧電素子で、圧電
素子5,6はA相を構成し、また圧電素子7,8はB相
を構成する。なお本実施例では、A相B相様々な相が2
枚の圧電素子で構成されるが、各相の圧電素子は1枚だ
けであっても良い。前述の各圧電素子5〜8の中空部の
径はシャフト2のネジ部2aの外径より大きく、厚み方
向に分極されている。9は超音波振動子(ステータ)を
構成する振動弾性体1、押え体4の振動状態を検出する
為に機械−電気エネルギー変換素子としての圧電素子で
形成されたセンサーで、センサー9の中空部の径もシャ
フト2のネジ部2aに接触しないようにシャフト2のネ
ジ部2aの外径より大きい。10,11,12は圧電素
子5,6に交流電圧を供給する電極、12,13,14
は電極10,11,12とは位相差をもって圧電素子
7,8に交流電圧を供給する電極である。なお、アース
電極12はシャフト2のネジ部2aを介してアース電極
14に電気的に接続されている。またアース電極10は
振動弾性体1、シャフト2を介してアース電極12,1
4に電気的に接続されている。
【0009】14,15は超音波振動子(ステータ)と
しての振動弾性体1、押え体4の振動に応じたセンサー
9からの電気信号を出力する電極であり、その出力信号
を不図示の振動子制御回路に伝達するものである。16
はシャフト2と押え体4との間に設けられ、押え体4と
振動弾性体1とがシャフト2を介して短絡状態、即ち同
電位となることを防止する絶縁材料としての絶縁ワッシ
ャである。前述した3は超音波振動子(ステータ)とし
ての振動弾性体1、押え体4が供給される交流電圧に応
答して振動した時に回転するロータ、17は後述する加
圧バネ19を受けると共にロータ3に固着されたバネ保
持部材、18はギヤ部18aを有する回転出力部材であ
り、前記バネ保持部材17に対して回転方向では一体的
にスラスト方向ではフリーになるよう突起(凸部)18
bを設け、それと対応する溝部(凹部)17aをバネ保
持部材17に設けている。19は回転出力部材18とバ
ネ保持部材17との間に設けられロータ3を超音波振動
子(ステータ)としての振動弾性体1に圧接させる加圧
バネである。20は回転出力部材18、ロータ3を回転
支持させる軸受(ベアリング)である。21は棒状超音
波モータを取付部材38に固定するための支持部材であ
り、ネジ24,25により固定される。なお、支持部材
21はシャフト2に嵌合されてフランジ部2bに突き当
てた後接着剤で固着することにより軸受20、回転出力
部材18を介して加圧バネ19の加圧状態を保持して棒
状超音波モータAが完成する。
【0010】22は例えば両面テープのような接着剤、
23は例えばルミラー(商品名)のような可撓性のシー
トで、接着剤22によりロータ3の外周面にロータ3と
ステータ1の圧接部1b,3aをとり囲むように接着さ
れている。
【0011】26は棒状超音波モータAの回転出力部材
18のギヤ部18aと噛み合う二段ギヤ、27は二段ギ
ヤ26と噛み合う第1伝達ギヤ、28は第1伝達ギヤ2
7のスラスト方向の動きを規制するE形ワッシャ、29
は伝達ギヤ27と噛み合う第2伝達ギヤ、30は第2伝
達ギヤ29と噛み合うギヤ部30aを持つ二段ギヤであ
り、もう一方のギヤ30bには後述するパルスギヤ31
と噛み合っている。
【0012】32はパルス板であり、パルスギヤ31に
固着されており、フォトカプラー33によりパルス板3
2のパルスを読み取ることにより後述するギヤ38bに
より回転駆動される被駆動物(後述するフォーカスレン
ズL)の移動や位置を検知することができるようになっ
ている。34は固定部材であり、それぞれのギヤを支持
する軸を有している。35は取付部材であり、固定部材
34のそれぞれのギヤの支持軸を受けており、ビス3
6,ビス37により固定部材34に固定される。該固定
部材34または取付部材35に前記フォトカプラー33
は接着等で固着されている。38は二段ギヤ30のギヤ
部30aと噛み合うギヤ部38aを有している出力ギヤ
であり、後述する回転筒39のギヤ部39aと噛み合う
ギヤ部38bも有している。
【0013】次に図2において、39はフォーカスを行
なう回転筒であり、フォーカスレンズLを保持してい
る。40は回転筒39のヘリコイド部39bとヘリコイ
ド結合するヘリコイド40aを持つ固定筒、41は固定
筒40をビス止め等で固定支持した支持部材である。ま
た図1で示すモータ駆動ユニットは図2で示すようにビ
ス42で固定筒40に固定されている。
【0014】次に作動説明を行なう。まず、棒状超音波
モータAが図示せぬ駆動回路よりレンズ駆動信号を受け
ると電極10〜14に交流電圧がA相用圧電素子5,
6、B相用圧電素子7,8に供給される。そして、圧電
素子5〜8に生じた振動によって振動弾性体1、押え体
4の2つの平面内に振動が励起され、また、これら振動
が様々な交流電圧間に位相差があることによって時間的
に所定の位相差を有している為に振動弾性体1、押え体
4の表面には回転運動が生じる。その為に超音波振動子
(ステータ)を構成する振動弾性体1に圧接したロータ
3は回転運動をする。この結果ロータ3に固着されたバ
ネ保持部材17に対して回転方向に一体化された回転出
力部材18はロータ3と共に回転する。なお、ロータ3
の外周面には可撓性シート23が接着されているが、こ
のシートはロータ3のバネ部3bのバネ性を阻害しない
範囲で接着されているため、棒状超音波モータAの性能
は低下しない。その回転出力は、二段ギヤ26に伝達さ
れ、第1伝達ギヤ27,第2伝達ギヤ29,二段ギヤ3
0,出力ギヤ38を介して、回転筒39に伝達される。
その回転筒39にはフォーカスレンズLが配されている
一方、固定筒40のヘリコイド部40aとヘリコイド部
39bがヘリコイド結合されているため、回転筒39は
回転しながら前後移動してフォーカスを行なうことがで
きる。
【0015】一方二段ギヤ30の回転に伴ない、二段ギ
ヤ30のギヤ部30bと噛み合っているパルスギヤ31
も回転する。この回転によりフォーカスレンズLの位
置、速度がパルス板32,フォトカプラー33により検
出され、フォーカスレンズLを制御してある所定位置に
移動した所で棒状超音波モータへの交流電圧の供給をス
トップして自動合焦させることができる。
【0016】以上述べたように、棒状超音波モータは、
歯車伝達機構の歯車に近接して、ロータとステータとの
接触部があり、またレンズ鏡筒のネジ部等があっても、
それらの間はロータ3に接着されたシート23により遮
へいされているので、歯車等に付着した油が飛散して
も、このシート23によりロータとステータとの接触部
への飛散が防止されることになる。
【0017】なお、本実施例ではロータ3にシート23
を接着しているが、ロータ3に一体的に防油用のシート
部を形成してもよく、又ステータ側からロータの外周を
取り囲む防油シート部を設けてもよい。
【0018】さらに、ロータとステータの両方から防油
用シート部を設けてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、棒
状超音波モータ等の超音波モータにおいて、例えば移動
体(ロータ)の外周面に可撓性のシート等の遮へい部を
接着してロータと振動子(ステータ)の圧接部をとり囲
むようにしたことにより、超音波モータの性能を低下さ
せることなく外部からの油飛びに対してもモータ駆動に
は影響がでないため、いかなる場合でもモータ性能を劣
化させずに品質の良い超音波モータを提供できるという
効果がある。
【0020】またレンズ鏡筒に本発明の超音波モータを
使用した場合でも、ヘリコイド等の油塗布部周辺等どん
な場所にも配置でき、レイアウト上にも制約を受けずス
ペース効率アップ,レンズ鏡筒のコンパクト化にもつな
がり、その効果は絶大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波モータの一実施例を示し、
モータ駆動ユニットに組付けた状態を示す。
【図2】図1に示すモータ駆動ユニットをレンズ鏡筒に
搭載した断面図。
【符号の説明】
A…棒状超音波モータ 1…振動弾性体(ス
テータ) 3…回転部材(ロータ) 4…押え体(ステー
タ) 5〜9…圧電素子(電気−機械エネルギー交換素子) 10〜15…電極板 18…回転出力部材 19…加圧バネ 26,30…二段ギ
ヤ 23…可撓性シート(遮へい部) 27,29…伝達ギヤ 31…パルスギヤ(エンコーダー手段) 32…パルス板 33…フォートカプ
ラー 34…固定部材 35…取付部材 38…出力ギヤ 39…回転筒 L…フォーカスレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏葉 聖一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動面に駆動波を形成する振動子と、該
    振動子の駆動面に加圧手段を介して加圧接触する移動体
    を有し、該移動体を駆動波により摩擦駆動する超音波モ
    ータにおいて、 該振動子と該移動体との加圧接触部の周囲を取り囲む遮
    へい部を該振動子又は該移動体のいずれか一方、あるい
    は双方から延出したことを特徴とする超音波モータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、遮へい部は可撓性の
    シートからなり、接着剤により振動子あるいは移動体に
    固定されていることを特徴とする超音波モータ。
JP4077707A 1992-03-31 1992-03-31 超音波モータ Pending JPH05284762A (ja)

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JP4077707A JPH05284762A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 超音波モータ

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JP4077707A JPH05284762A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 超音波モータ

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JP (1) JPH05284762A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009258240A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Tamron Co Ltd レンズ駆動機構及びそのレンズ駆動機構を用いた撮像装置
JP2012244717A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Sigma Corp 超音波モータを用いた駆動ユニット、レンズ鏡筒、および撮像装置

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