JPH05284385A - 直流レベルシフト回路 - Google Patents

直流レベルシフト回路

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JPH05284385A
JPH05284385A JP4105973A JP10597392A JPH05284385A JP H05284385 A JPH05284385 A JP H05284385A JP 4105973 A JP4105973 A JP 4105973A JP 10597392 A JP10597392 A JP 10597392A JP H05284385 A JPH05284385 A JP H05284385A
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Seiichi Nishiyama
清一 西山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、直流レベルシフト回路において、直
流信号レベルの温度特性をなくすと共に、広帯域信号が
入力される場合に直流レベルを可変しても出力ゲインを
常に一定とする。 【構成】プリアンプ部で増幅された入力信号を電力増幅
して出力するメインアンプ部の出力信号の直流レベルを
基準レベルと比較し、当該差動出力をエミツタ接地増幅
段を有するプリアンプ部にフイードバツクし、プリアン
プ部の入力バイアス電位をクランプすることにより、直
流レベルの温度特性をなくすことができ、またプリアン
プ部の入出力ダイナミツクレンジ及びメインアンプ部の
入力ダイナミツクレンジを小さくすることができ、この
結果、消費電力を小さくできかつ出力振幅を最大限まで
大きくとることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図4) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 (1)第1の実施例 (2)第2の実施例 (3)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は直流レベルシフト回路に
関し、特にプリアンプに用いられるものに適用して好適
なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、テレビジヨン受像機においては、
映像検波回路から出力されるテレビジヨン信号から輝度
信号を抽出して映像増幅回路1に供給するようになされ
ており、当該映像増幅回路1において入力輝度信号Vin
のペデスタレベル及びコントラストを調整し、陰極線管
2(以下CRT(cathode ray tube)という)を駆動す
るようになされている(図4)。
【0004】すなわち映像増幅回路1は、入力輝度信号
inをカツプリングコンデンサC1を介してプリアンプ
(アンプ3、エミツタ接地増幅段4及びコントラスト調
整回路5)に入力すると、当該プリアンプで入力輝度信
号Vinのペデスタルレベルをレベルシフトした後、パワ
ーアンプ(差動アンプ6及びアンプ7)で増幅すること
によりCRT2を駆動するようになされている。
【0005】ここでアンプ3の入力端には基準電圧E1
及びバイアス抵抗R1が接続されており、入力バイアス
電圧が与えられるようになされている。またエミツタ接
地増幅段4は、差動対をなすトランジスタQ1及びQ2
のうちトランジスタQ1にアンプ3で増幅された輝度信
号V1を入力するようになされており、コントラスト調
整回路5を介して負荷抵抗RL より輝度信号V1の同相
出力をパワーアンプに出力するようになされている。
【0006】因にトランジスタQ1及びQ2の両エミツ
タは入力抵抗RINを介して接続されており、当該入力抵
抗RINによつて入力ダイナミツクレンジが設定されるよ
うになされている。またコントラスト調整回路5は、差
動対をなすトランジスタQ3、Q4及びQ5、Q6によ
つて構成され、コントラスト調整電圧ΔVCONTに基づい
て各トランジスタQ3、Q4及びQ5、Q6に流れるコ
レクタ電流の分流比を制御し、利得を制御し得るように
なされている。
【0007】また映像増幅回路1は、減衰器10を介し
てCRT2に出力される出力輝度信号V3を減衰すると
差動アンプ11に入力し、クランプパルスCLPのタイ
ミングで当該出力輝度信号V3のペデスタルレベルと基
準電圧VBRT を比較するようになされている。
【0008】ここで差動アンプ11は、基準電圧VBRT
にペデスタルレベルが一致するように比較出力を差動ア
ンプ6にフイードバツクすることにより、出力輝度信号
V3のペデスタルレベルが温度特性をもたないようにな
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが映像増幅回路
1の場合、入力クランプしていないためプリアンプ3の
入出力ダイナミツクレンジ及びパワーアンプの入力ダイ
ナミツクレンジが必要となり、最終出力段での出力ダイ
ナミツクレンジが狭くなるという問題があつた。
【0010】また映像増幅回路1は、入力インピーダン
スが数十kΩであるためVサグが生じないように入力容
量として数十μF以上を必要とし、応答速度が遅くなる
問題があつた。
【0011】さらに映像増幅回路1は、追従速度を早め
るために余計なクランプ電流が必要になり、消費電力も
増えるという問題があつた。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、直流信号レベルの温度特性をなくすと共に、広帯域
信号が入力される場合に直流レベルを可変しても出力ゲ
インが変動しない直流レベルシフト回路を提案しようと
するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の本発明においては、エミツタ接地型増幅段Q1
を有するプリアンプ部3、5と、プリアンプ部3、5で
増幅された入力信号Vinを電力増幅するメインアンプ部
7と、メインアンプ部7より出力される出力信号V3の
直流レベルと基準直流レベルEBRT とを差動入力端に入
力し、当該差動出力をプリアンプ部にフイードバツクす
ることにより入力バイアス電圧を所定値にクランプして
出力信号V3の直流レベルを一定に制御するレベルシフ
ト調整手段とを備えるようにする。
【0014】
【作用】プリアンプ部3、5で増幅された入力信号Vin
を電力増幅して出力するメインアンプ部7の出力信号V
3の直流レベルと基準レベルEBRT とを差動入力端に入
力し、当該差動出力をプリアンプ部3、5にフイードバ
ツクすることにより入力バイアス電圧を所定値にクラン
プし、出力信号V3の直流レベルを一定に制御すること
ができ、直流レベルの温度特性をなくすことができる。
【0015】またプリアンプ部3、5の入力バイアス電
位をクランプすることにより、プリアンプ部の入出力ダ
イナミツクレンジ及びメインアンプ部の入力ダイナミツ
クレンジを小さくすることができ、この結果、消費電力
を小さくできかつ出力振幅を最大限まで大きくとること
ができる。
【0016】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0017】(1)第1の実施例 図4との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、20は全体として映像増幅回路を示し、差動アンプ
11の差動出力をプリアンプにフイードバツクしてアン
プ3の入力バイアス電圧をクランプすることにより最終
出力段におけるペデスタルレベルに温度特性が生じない
ようになされている。
【0018】これによりプリアンプの入出力ダイナミツ
クレンジ及びパワーアンプの出力ダイナミツクレンジは
小さくて済み、最終出力段の出力振幅として最大限振幅
を確保できるようになされている。
【0019】また入力クランプすることにより入力イン
ピーダンスを高くすることができ、カツプリングコンデ
ンッサC1の入力容量を小さくでき、応答速度を向上す
ることができるようになされている。
【0020】また映像増幅回路20は、差動アンプ11
の非反転入力端に入力される基準電圧VBRT に一定電圧
E0を加えた電位を電源電圧VCCに代えて負荷抵抗RL
の他端に供給し、出力ダイナミツクレンジを一定電圧E
0に固定するようことにより輝度を調整する場合にも入
力クランプがはずれにくいようになされている。
【0021】以上の構成において、映像増幅回路20
は、入力輝度信号VINの直流レベルを基準電圧VBRT
定まる所定の入力バイアス電圧にクランプしてアンプ3
に入力し、入力輝度信号VINのペデスタルレベルを変動
させ、CRT2をドライブ信号V3で駆動する。
【0022】ここで映像増幅回路20は、最終出力段を
構成するアンプ7を介してCRT2に供給されるドライ
ブ信号V3のペデスタルレベルをクランプパルスのタイ
ミングで差動アンプ11に取り込むと、基準電圧VBRT
と比較し、差動出力に基づいてアンプ3の入力バイアス
電圧を上下させる。
【0023】すなわちペデスタルレベルが基準電圧V
BRT より低くなると、差動アンプ11はアンプ3の入力
バイアス電圧を上げてアンプ3よりトランジスタQ1に
供給されるベース電流iを減少させることにより、負荷
抵抗RL に流れるコレクタ電流を減少させ、ドライブ信
号V3のペデスタルレベルを上げる。
【0024】またペデスタルレベルが基準電圧VBRT
り高くなると、差動アンプ11はアンプ3の入力バイア
ス電圧を下げてアンプ3よりトランジスタQ1に供給さ
れるベース電流iを増加させることにより、負荷抵抗R
L に流れるコレクタ電流を増加させ、ドライブ信号V3
のペデスタルレベルを下げる。
【0025】このフイードバツク制御により映像増幅回
路20は、ドライブ信号V3のペデスタルレベルの温度
特性をなくすことができる。
【0026】また映像増幅回路20は、CRT2に表示
される画面全体の輝度を調整したい場合、基準電圧V
BRT の電圧値を調整すれば画面の明るさを調整すること
ができる。
【0027】すなわち基準電圧VBRT の電圧値を現在の
値からΔEだけ大きくすれば、ドライブ信号V3のペデ
スタルレベルも大きくなつて画面全体が明るくなり、反
対にΔEだけ小さくすれば、ドライブ信号V3のペデス
タルレベルも小さくなつて画面全体に暗くなり、所望の
明るさに調整することができる。
【0028】ところでこの映像増幅回路20の場合、輝
度を調整するため基準電圧VBRT の電圧値を増減しても
ドライブ信号V3を出力する負荷抵抗RL 間の電位差は
常に一定電圧E0に固定されているため調整の際に入力
クランプが外れることはない。
【0029】これは基準電圧VBRT の増減(ΔE)に応
じて負荷抵抗RL に与えられる電源電位もΔE分増減す
るためである
【0030】すなわち負荷抵抗RL に与えられる電源電
位が基準電源VCCに固定されているとし、ドライブ信号
V3のペデスタルレベルを基準電圧VBRT で調整できる
最大レベルVPDH に設定したとすると、入力バイアス電
圧は高くなつてアンプ3の出力は低下し、この結果コレ
クタ電流は減少してペデスタルレベルは上昇する。
【0031】このときの入力バイアス電圧及びペデスタ
ルレベルをそれぞれVINH 及びVPDH とし、コントラス
ト調整回路5のトランジスタQ4の入力バイアス電圧を
INH0とすると、入力バイアス電圧VINH とペデスタル
レベルVPDH との間には、次式
【数1】 の関係が成り立つ。
【0032】またドライブ信号V3のペデスタルレベル
を基準電圧VBRT で調整できる最小レベルVPDL に設定
したとすると、入力バイアス電圧は低くなつてアンプ3
の出力は増加し、この結果コレクタ電流は増加してペデ
スタルレベルは低下する。
【0033】このときの入力バイアス電圧及びペデスタ
ルレベルをそれぞれVINL 及びVPDL とし、コントラス
ト調整回路5のトランジスタQ4の入力バイアス電圧を
INL0とすると、入力バイアス電圧VINL とペデスタル
レベルVPDL との間には、次式
【数2】 の関係が成り立ち、両電圧間には利得Aを用いて、次式
【数3】 に示すように電圧差が生じるため両入力バイアス電圧V
INH 、VINL 間にも電圧差が生じることになる。
【0034】これに対して映像増幅回路20の場合、ペ
デスタルレベルがそれぞれ最大値VPDH 及び最小値V
PDL となる場合の基準電圧をVMAX 及びVMIN とする
と、両基準電圧VMAX 及びVMIN とペデスタルレベルV
PDH 及びVPDL 間には、次式
【数4】
【数5】 の関係式が成り立つ。
【0035】因に、(4)式及び(5)式において、α
は増幅度及び減衰量を示し、増幅度、減衰量及び基準電
圧の両電圧間の変化量で表すことができ、任意の値に設
定できる。
【0036】このとき両電圧の電圧差と入力バイアス電
圧との間には、次式
【数6】 の関係が成立するため、定数αを1に設定すると左辺が
0になることにより、入力バイアス電圧VINH 及びV
INL 間の差分はなくなる。
【0037】このように映像増幅回路20の場合、輝度
を調整するため基準電圧VBRT を増減しても入力バイア
ス電圧が変化せず、差動アンプ6の入力電圧差もほとん
ど変化しないため短時間で定状状態に落ち着き、入力ク
ランプは外れにくい。
【0038】またこのように入力クランプが外れにくく
なる結果、アンプ3に入出力される電流i1及びi2も
少なくて良く、消費電力を従来に比して一段と小さくか
つトランジスタQ1及びQ3の駆動能力の低いものを用
いることができる。
【0039】以上の構成によれば、CRT2の入力端に
おけるドライブ信号V3のペデスタルレベルを基準電圧
BRT に一致するようにフイードバツク制御すると共
に、出力ダイナミツクレンジを一定電圧E0に固定する
ことにより、ペデスタルレベルの温度特性をなくすこと
ができるとともに、基準電圧VBRT を増減して輝度を調
整しても入力クランプが外れるおそれを有効になくすこ
とができる。
【0040】(2)第2の実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図2におい
て、30は全体として映像増幅回路を示し、入力信号の
周波数帯域が広い輝度信号が入力される場合にも輝度調
整時に出力ダイナミツクレンジが変動しないようになさ
れている。
【0041】この実施例の場合、負荷抵抗RL とトラン
ジスタQ4間にはトランジスタQ4に対してカスコード
接続されたトランジスタQ30が接続されており、当該
トランジスタQ30及びQ4との接続中点P30に差動
アンプ11の出力端が接続されるようになされている。
【0042】これにより映像増幅回路30は、差動アン
プ11によつて負荷抵抗RL に流れるコレクタ電流IC
をフイードバツク制御し、ペデスタルレベルを一定に制
御するようになされている。
【0043】ここで入力バイアスクランプ用アンプ31
の入力端にはアンプ3の出力端電圧及び基準電圧がそれ
ぞれ供給され、トランジスタQ1のエミツタ抵抗re
常時一定になるようにアンプ31によりアンプ3の入力
バイアス電圧を一定にフイードバツク制御するようにな
されている。
【0044】因にこの実施例の場合、一定電圧E0は基
準電圧の変動によらず差動アンプ6にホールド電圧を供
給するコンデンサC30のホールド電圧を一定に制御す
るようになされている。
【0045】以上の構成において、映像増幅回路30
は、ドライブ信号V3をクランプパルスのタイミングで
差動アンプ11に取り込むと基準電圧VBRT と比較し、
ドライブ信号V3のペデスタルレベルが一定になるよう
に負荷抵抗RL に流れるコレクタ電流IC を制御する。
【0046】またこのときアンプ31は、クランプパル
スのタイミングでアンプ3の出力電圧及び基準電圧を比
較し、両電圧を一致させるように制御することにより
(すなわちトランジスタQ1のベース電位を固定してエ
ミツタ抵抗re に流れる電流を一定に制御することによ
り)入力バイアスを一定に制御し、輝度調整の際に利得
が変動しないようになされている。
【0047】例えば広周波帯域の輝度信号VINを入力す
るためには、周波数帯域を広げる必要から入力抵抗RIN
及び付加抵抗RL の抵抗値を小さくしなければならず、
このときトランジスタQ1のエミツタ抵抗re が入力抵
抗RINに対して無視できなくなるが、アンプ31によつ
てエミツタ抵抗re が一定に制御されるため輝度が変動
しても利得は変動しない。
【0048】以上の構成によれば、映像増幅回路20
は、ベース接地アンプの入力段で入力バイアス電圧をク
ランプすることにより、輝度調整によらず利得を安定に
することができ、またペデスタルレベルをの温度特性を
なくすことができる。
【0049】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、出力ダイナミツクレンジ
を一定電圧E0に固定すると共に、エミツタ接地増幅段
の入力バイアス電圧をクランプする場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、図3に示すようにクランプ
パルスのタイミングで差動増幅段の入力バイアス電圧を
クランプする場合にも広く適用し得る。
【0050】これにより映像増幅回路40は、電源電圧
CCが低い場合にも広い出力ダイナミツクレンジを確保
でき、また上述と同様の効果を得ることができる。
【0051】また上述の実施例においては、アンプ7か
ら出力されるドライブ信号V3のペデスタルレベルを映
像増幅回路20、30及び40を用いて所定の電位に制
御することにより映像の輝度を調整する場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、CRT2のグリツド電
圧を所定電位に制御する場合に適用しても良い。
【0052】さらに上述の実施例においては、定数αを
1に設定する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、定数αは 0.5以上あれば出力ダイナミツクレンジ
を固定するほうが固定しない場合に比して入力バイアス
電圧を小さくすることができる。
【0053】これは差電圧(VPDH −VPDL )及び(V
MAX −VMIN )がほぼ等しいため定数αを 0.5以上に設
定すると、(6)式の左辺が(3)式の左辺より小さく
なることより求めることができる。
【0054】さらに上述の実施例においては、本発明を
ペデスタルレベルのクランプに用いる場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、直流レベルを一定値に保
持したままシフトする他の回路にも広く適用し得る。
【0055】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、プリアン
プ部で増幅された入力信号を電力増幅して出力するメイ
ンアンプ部の出力信号の直流レベルと基準直流レベルを
差動入力端に入力し、当該差動出力をプリアンプ部にフ
イードバツクしてプリアンプ部及びメインアンプ部のレ
ベルシフト量を一定に制御すると共に、プリアンプ部の
入力バイアス電位をクランプすることにより、直流レベ
ルの温度特性をなくすことができ、またプリアンプ部の
入出力ダイナミツクレンジ及びメインアンプ部の入力ダ
イナミツクレンジを小さくすることができ、この結果、
消費電力を小さくできかつ出力振幅を最大限まで大きく
とることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による直流レベルシフト回路の第1の実
施例を示す等価回路図である。
【図2】本発明による直流レベルシフト回路の第2の実
施例を示す等価回路図である。
【図3】他の実施例を示す等価回路図である。
【図4】従来の直流レベルシフト回路を示す等価回路図
である。
【符号の説明】
1、20、30、40……映像増幅回路、2……CR
T、3、7、11、31……アンプ、5……コントラス
ト調整回路。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】因にトランジスタQ1及びQ2の両エミツ
タは入力抵抗RINを介して接続されており、当該入力
抵抗RINによつて入力ダイナミツクレンジが設定され
るようになされている。またコントラスト調整回路5
は、差動対をなすトランジスタQ3、Q4及びQ5、Q
6によつて構成され、コントラスト調整電圧Δ
CONTに基づいて各トランジスタQ3、Q4及びQ
5、Q6に流れるコレクタ電流の分流比を制御し、利得
を制御し得るようになされている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】すなわちペデスタルレベルが基準電圧V
BRTより高くなると、差動アンプ11はアンプ3の入
力バイアス電圧を上げてアンプ3よりトランジスタQ1
に供給されるベース電流iを減少させることにより、負
荷抵抗Rに流れるコレクタ電流を減少させ、ドライブ
信号V3のペデスタルレベルを下げる
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】またペデスタルレベルが基準電圧VBRT
より低くなると、差動アンプ11はアンプ3の入力バイ
アス電圧を下げてアンプ3よりトランジスタQ1に供給
されるベース電流iを増加させることにより、負荷抵抗
に流れるコレクタ電流を増加させ、ドライブ信号V
3のペデスタルレベルを上げる
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】すなわち基準電圧VBRTの電圧値を現在
の値からΔEだけ大きくすれば、ドライブ信号V3のペ
デスタルレベルも大きくなつて画面全体が暗くなり、反
対にΔEだけ小さくすれば、ドライブ信号V3のペデス
タルレベルも小さくなつて画面全体に明るくなり、所望
の明るさに調整することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エミツタ接地増幅段を有するプリアンプ部
    と、 上記プリアンプ部で増幅された入力信号を電力増幅する
    メインアンプ部と、 上記メインアンプ部より出力される出力信号の直流レベ
    ルと基準直流レベルとを差動入力端に入力し、当該差動
    出力を上記プリアンプ部にフイードバツクすることによ
    り入力バイアス電圧を所定値にクランプして上記出力信
    号の直流レベルを一定に制御するレベルシフト調整手段
    とを具えることを特徴とする直流レベルシフト回路。
  2. 【請求項2】エミツタ接地増幅段を有するプリアンプ部
    と、 上記プリアンプ部で増幅された入力信号を電力増幅する
    メインアンプ部と、 上記メインアンプ部より出力される出力信号の直流レベ
    ルと基準直流レベルとを差動入力端に入力し、当該差動
    入力を上記プリアンプ部にフイードバツクすることによ
    り上記出力信号の直流レベルを一定に制御するレベルシ
    フト調整手段と、 上記プリアンプ部の入力バイアス電位を所定値にクラン
    プし、上記基準直流レベルの値に係わらず上記プリアン
    プ部の利得を一定に制御するクランプ手段とを具えるこ
    とを特徴とする直流レベルシフト回路。
  3. 【請求項3】エミツタ接地差動増幅段を有するプリアン
    プ部と、 上記プリアンプ部で増幅された入力信号を電力増幅する
    メインアンプ部と、 上記メインアンプ部より出力される出力信号の直流レベ
    ルと基準直流レベルとを差動入力端に入力し、当該差動
    出力を上記プリアンプ部にフイードバツクすることによ
    り上記出力信号の直流レベルを一定に制御するレベルシ
    フト調整手段と、 上記プリアンプ部の入力バイアス電位を所定値にクラン
    プし、上記基準直流レベルの値に係わらずプリアンプ部
    の利得を一定に制御するクランプ手段とを具えることを
    特徴とする直流レベルシフト回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112385902A (zh) * 2020-11-03 2021-02-23 深圳市合元科技有限公司 一种气溶胶生成装置

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