JPH0528425U - 高粘度液用撹拌機 - Google Patents

高粘度液用撹拌機

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JPH0528425U
JPH0528425U JP7586991U JP7586991U JPH0528425U JP H0528425 U JPH0528425 U JP H0528425U JP 7586991 U JP7586991 U JP 7586991U JP 7586991 U JP7586991 U JP 7586991U JP H0528425 U JPH0528425 U JP H0528425U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
treated
container
disk
stirrer
Prior art date
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Pending
Application number
JP7586991U
Other languages
English (en)
Inventor
親生 小田
英和 中元
一夫 井原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は、高粘度の被処理液を短時間に
取りだして被処理液の劣化を防止する高粘度液用撹拌機
を提供することにある。 【構成】容器1内部を上下に移動可能なスリット付きの
円盤6を設け、この円盤6を円盤6に取り付けた支持棒
7で容器1外部より操作して被処理液を容器1の下部に
押し付けて排出するようにしたものである。 【効果】被処理液を撹拌部材の表面及び壁面にほとんど
残さず短時間に排出できるので、被処理液の劣化を無く
し、歩留まり良く重合物等の製造ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高粘度液用撹拌機に関し、特にポリエチレンテレフタレ−ト等の重 縮合系高分子の重合に好適な撹拌機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、高粘度の液を回分方式で撹拌する装置において、処理後の被処理液の抜 き出しには、不活性ガスにより圧送するもの、または、特開昭55-79031号公報に 示されるように、容器の下部に案内リブを設けて強制的に排出するものがあった 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術は特に被処理液が数kPa・sの高粘度になった 場合、撹拌翼の表面及び壁面に付着した被処理液の取り出しは重力による落下を 待つ必要があり、抜き出しに長時間を要していた。このため、被処理液が容器内 部に滞留し熱劣化する等の問題があった。
【0004】 本考案の目的は、高粘度の被処理液を短時間に取り出して被処理液の劣化を防 止する高粘度液用撹拌機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、容器内部を上下に移動可能なスリット付きの円盤を設け、この円 盤を円盤に取り付けた支持棒で容器外部より操作、被処理液を押し付けて排出す ることにより達成される。
【0006】
【作用】
容器内部で被処理液はスリット付きの円盤で押し付けられて強制的に押し出さ れ、撹拌翼の表面及び壁面にほとんど残らず短時間に排出される。
【0007】
【実施例】
図1,図2及び図3に本考案の一実施例を示す。図1において、1は縦長円筒 状の容器で外周を熱媒ジャケット2で覆われており、内部中央に回転軸3が設け られ、回転軸3の下端にアンカー型の撹拌部材4が取り付けられている。この撹 拌部材4はで容器1内壁に近接し被処理液をかきとりながら回転する。回転軸3 の上部は駆動装置5に接続している。容器1内にはスリット付きの円盤6が支持 棒7により容器1上部より取り付けられ、円盤6の中央部には回転軸3が通る穴 61があり、円盤6外周部には撹拌部材4の側壁部41を通すスリット62が切 られ、さらに、円盤6の下側には撹拌部材4の底辺部42が入るスリット63が 設けられている。また、支持棒7は昇降装置8により上下にスライドし、円盤6 が容器1内を上下する。容器1の側面上部には被処理液の入口ノズル9及び揮発 物の出口ノズル10が設けられ、容器1の下部中央には被処理液の出口ノズル1 1が設けられている。そして、揮発物の出口ノズル10は配管で凝縮器及び真空 ポンプ(図示せず)に接続される。また、12は回転軸3の軸封装置、13、1 4はそれぞれ熱媒の入口,出口である。
【0008】 このような装置において、入口ノズル9より投入された被処理液は、熱媒ジャ ケット2で加熱され、撹拌部材4で撹拌されて重合反応等の処理が行われ、高粘 度の液となる。そして高粘度となった被処理液は撹拌部材4の停止後、円盤6を 下降させることによって容器1の下方に押し付けられ出口ノズル11より系外に 排出される。この時撹拌部材4は図1に示すように、円盤6のスリット62,6 3が撹拌部材4の側壁部41及び底辺部42に一致する位置で停止し、円盤6は スリット62を撹拌部材4の側壁部41が通るように下降し、最後には容器1の 下部に達して被処理液をほぼ完全に排出できる。
【0009】 このような装置でポリエチレンテレフタレ−トを重合する場合には、被処理液 のモノマ−を入口ノズル9より投入して熱媒ジャケット2で加熱し、撹拌部材4 で撹拌して重合反応で生じるエチレングリコール等の揮発物を蒸発除去し、重縮 合反応が進み高粘度の重合物となる。この間に分離したエチレングリコール等の 揮発物は出口ノズル10より排出される。この時の操作条件は、例えば温度26 0〜300℃、圧力0.01〜10kPa、回転数5〜300rpmの範囲で行 われる。そして、重合物は撹拌部材4の停止後、円盤6の下降によって押し付け られ出口ノズル11より系外に排出される。この時重合物は速やかにかつほぼ完 全に排出されるので、容器1内への滞留による劣化もなく、そして歩留まり良く 製品重合物を得ることができる。
【0010】 このように本考案によれば、ポリエチレンテレフタレートの他にポリアミド, ポリカーボネート等の重縮合系樹脂の回分式塊状重合に適用できる。さらに、重 合終了後のポリスチレンからのモノマ除去,溶剤除去等の熱可塑性樹脂からの揮 発物の除去にも好適である。
【0011】 本考案の推奨される他の実施例によれば、図4に示すように容器1の下部に駆 動装置5を取り付け、撹拌部材4を下部より駆動するものがある。本実施例によ れば容器1上部中央に円盤6の支持棒7が設置できるので、円盤6をバランス良 く下降させることができ、さらに、回転軸3が通る穴61が不要で構造が簡単に できる。
【0012】 本考案の推奨されるさらに他の実施例によれば、図5に示すように撹拌部材4 の側壁部41を傾斜させ、側壁部41の傾斜に沿って円盤6と支持棒7が自由に 回転しながら下降できるようにしたものがある。本実施例では、撹拌部材4の回 転により被処理液を容器1の上方又は下方に移動させながら撹拌でき、特に高粘 度となった被処理液の混合効率を高めることができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、被処理液を撹拌部材の表面及び壁面にほとんど残さず短時間 に排出できるので、被処理液の劣化を無くし、歩留まり良く重合物等の製造がで きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す縦断面図である。
【図5】本考案のさらに他の実施例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…容器、2…熱媒ジャケット、3…回転軸、4…撹拌
部材、5…駆動装置、6…スリット付きの円盤、7…支
持棒、8…昇降装置、9…入口ノズル、10…揮発物の
出口ノズル、11…出口ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理液の入口及び出口を有し、実質的に
    立形の容器内部の側面及び底面に近接して設けた撹拌部
    材により被処理液を処理する撹拌機において、容器内部
    を上下に移動可能なスリット付きの円盤を設け、この円
    盤を円盤に取り付けた支持棒で容器外部より操作して被
    処理液を押し付けて排出することを特徴とする高粘度液
    用撹拌機。
JP7586991U 1991-09-20 1991-09-20 高粘度液用撹拌機 Pending JPH0528425U (ja)

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JP7586991U JPH0528425U (ja) 1991-09-20 1991-09-20 高粘度液用撹拌機

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JP7586991U JPH0528425U (ja) 1991-09-20 1991-09-20 高粘度液用撹拌機

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JPH0528425U true JPH0528425U (ja) 1993-04-16

Family

ID=13588702

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JP7586991U Pending JPH0528425U (ja) 1991-09-20 1991-09-20 高粘度液用撹拌機

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