JPH0528325U - 痔疾治療具 - Google Patents

痔疾治療具

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JPH0528325U
JPH0528325U JP8581791U JP8581791U JPH0528325U JP H0528325 U JPH0528325 U JP H0528325U JP 8581791 U JP8581791 U JP 8581791U JP 8581791 U JP8581791 U JP 8581791U JP H0528325 U JPH0528325 U JP H0528325U
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liquid
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bag
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博昭 金子
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯して使用することが可能であって、しか
も使用が簡単、かつ短時間で治療具本体を低温とするこ
とができる痔疾治療具を提供する。 【構成】 円筒形状管本体の内部に液体に溶解して熱を
吸収するかまたは液体との化学反応によって熱を吸収す
る結晶状、粉状または粒状の固体を充填し、把持部の内
部に上記固体を溶解して熱を吸収するかまたは上記固体
と反応して熱を吸収する液体を充填した袋またはカプセ
ルを格納し、使用時に袋またはカプセルを穿孔破裂さ
せ、管本体を冷却せしめる、肛門に挿入して使用する痔
疾治療具。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、痔疾治療具に関するものである。詳しくは患部を冷却して痔疾を治 療する、携帯に便利な痔疾治療具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
痔疾に対しては切除手術をはじめ各種の治療法があるが、簡便な方法としては 患部あるいは患部付近を冷却することにより静脈の血行を良好にし、静脈瘤を縮 小させ、痛み出血腫れを減少させる治療法(以下、「冷却法」と略記する)があ る。冷却法の治療器具として、熱容量の大なる物質を充填密封した円筒形状の器 具を冷蔵庫の冷凍室に数時間収納し、器具を十分冷却した後、肛門に挿入する治 療器具(実開昭48−71696号公報、実開昭48−71697号公報、実開 昭48−71698号公報、実開昭48−71699号公報)、磁石を内装した 殻体を冷却したうえ肛門に挿入する治療器具(実開昭59−145930号公報 )等が既に知られている。なお痔疾治療以外で患部を冷却する方法(装置)とし ては、低温ガスを用いる方法(装置)、冷水を循環させる方法(装置)等が知ら れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の外部からの冷却により低温を得る従来の治療器具は、冷却のために冷凍 庫等の冷却機器を必要とし、また使用に先立ち冷却機器に収納して冷却する必要 があるため、携帯して使用することが不可能であり、また器具本体の冷却に長時 間を要する等の問題点があった。
【0004】 本考案は、上記従来の技術および問題点に鑑み、従来公知の治療具のように低 温とするのに冷却機器を用いる必要がなく、携帯して使用することが可能であっ て、しかも使用が簡単、かつ短時間に治療具本体を低温とすることができる痔疾 治療具を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は、肛門に挿入する痔疾治療具であって、 a)一端の外周が丸味を有する外周面により閉塞され、他端が下記把持部により 閉塞された中空の円筒形状管本体、上記管本体の内部に充填された下記液体 に溶解するか又は下記液体と反応して吸熱する結晶状、粉状または粒状の固 体、および b)上記管本体の直径方向の断面積よりも大きい断面積を有し、少なくとも一面 が可撓性の材質からなり、上記可撓性面の内面に穿孔用突起を有する中空の 円筒形状または立方体形状の把持部、上記把持部の内部に格納された上記固 体を溶解して吸熱するかまたは上記固体と反応して吸熱する液体を含む袋ま たはカプセル、 からなる痔疾治療具、である。
【0006】 以下本考案の痔疾治療具の構成および作用について説明する。
【0007】 本考案の痔疾治療具は、溶質が溶媒に溶解する際の吸熱による温度の低下また は物質の吸熱反応による温度の低下を治療具本体の冷却に利用する。これによっ て携帯使用が可能で、しかも使用が簡単、かつ短時間に低温とし得る治療具を完 成することができた。溶解による熱の吸収を利用する冷却方法は、硝石が水に溶 解するときの温度低下が発見されて以来、飲食品の冷却等に利用されたことがあ るが、本考案のように、患部および患部付近を冷却する痔疾治療器に適用した例 は未だ知られていない。
【0008】 本考案の痔疾治療具において、中空の円筒形状管本体(以下「管本体」と略記 することがある)の一端は外周が丸味を有する外周面により閉塞されており、他 の一端は中空の把持部に接続して閉塞されている。管本体の一端の外周を丸味を 有する形状とすることによって、肛門への挿入を容易にする。管本体の大きさは 、肛門より直腸部へ挿入するのに適した外径と長さであり、具体的には管本体の 外径は10〜13mm程度、外周面から前記把持部との接続部までの距離は50 〜70mmが適当である。管本体の材質としては、合成樹脂、ゴム、金属等が使 用でき、表面は平滑に仕上げる。管本体の他の一端に接続している把持部は、管 本体の直径方向の断面積よりもやや大きい断面積を有する中空の円筒形状または 立方体形状であって、把持部中空部と管本体中空部とが連通するように接続して いる。把持部の断面積を管本体の直径方向の断面積よりもやや大きくするのは、 本治療器具を持ち易くし、また本治療器具が過度に肛門内部に進入するのを防止 するためである。把持部の中空部と管本体の中空部とを連通せしめるのは、把持 部の中空部内の袋またはカプセルに充填されていた液体が、袋またはカプセルの 穿孔破裂後、管本体中空部内に浸透流入できるようにするためである。上記中空 の把持部は少なくとも一面、望ましくは管本体と接続している面と反対側の面、 を軟質合成樹脂、ゴム等の可撓性の材質とする。この可撓性の面は、外部からの 圧力(例えば指で押す等)によって把持部の内部へ陥入する。可撓性の面の内面 には先端が尖鋭な穿孔用突起を配設する。この穿孔用突起は、可撓性の面を外部 から押圧した場合、液体(後述する固体を溶解する際に吸熱するかまたは固体と 反応して熱を吸収する液体)が充填され、かつ把持部内部に格納された袋または カプセルを穿孔して破壊する機能を有している。穿孔用突起の大きさおよび材質 は、把持部中空部の容積、液体を充填した袋またはカプセルの体積、袋またはカ プセルの材質等によって適宜選択される。上記液体を充填する袋またはカプセル は本治療具を使用するときまで液体と固体を隔離しておくためのものであって、 袋またはカプセルの材質は合成樹脂、ゴムが好適である。
【0009】 管本体内部には、下記液体に溶解して吸熱し、治療具本体を冷却させる特性を 有するか、または下記液体との化学反応によって吸熱し、治療具本体を冷却させ る特性を有する結晶状、粉状または粒状の固体の物質を充填する。把持部の内部 には、上記固体を溶解して熱を吸収し、治療具本体を冷却させる特性を有するか 、または上記固体と反応して熱を吸収し、治療具本体を冷却させる特性を有する 液体を充填した、穿孔用突起により穿孔破壊され得る材質の袋またはカプセルを 格納する。上記の液体および結晶状、粉状または粒状の固体の種類、組み合わせ を例示すれば水と尿素(溶解吸熱)、水と硝酸カリウム(溶解吸熱)、水と硝酸 アンモニウム(溶解吸熱)、水と硝酸鉄(溶解吸熱)、酢酸ベンジルとメタノ− ル(反応吸熱)、酢酸フェニルとプロパノ−ル(反応吸熱)、等である。
【0010】 上記の結晶状、粉状または粒状の固体の充填量、および上記の液体の量は、組 み合わせる固体および液体の種類、目標温度、および冷却持続時間等により適宜 決定される。
【0011】 上記中空の把持部の可撓性の材質の一面を指で押す等、外部から圧力を加える と、可撓性材質の面の内面に配設された穿孔用突起は、液体が充填された袋また はカプセルを穿孔して破壊する。袋またはカプセルの破壊により液体は管本体内 部に流入、拡散、浸透し、管本体内部に充填されている結晶状、粉状または粒状 の固体を溶解し、または固体と反応し、その際の熱の吸収あるいは反応熱(吸熱 反応)によって治療具本体が低温となる。
【0012】 管本体内部の長手方向中心部に、前記液体を充填した袋またはカプセルに接し て、液体を吸収し得る材質(例えばフェルト、合成樹脂繊維等)の繊維状の液体 誘導用芯体を置き、芯体の周囲に結晶状、粉状または粒状の固体を配置するのが 望ましい。芯体の配設により、上記液体を容易、かつ迅速に上記固体へ拡散、浸 透せしめるのに極めて有効である。
【0013】 次に図面により本考案の痔疾治療具の実施例を説明するが、本考案は以下の実 施例に限定されるものではない。
【0014】
【実施例】
実施例 図1は本考案痔疾治療具の一実施例の縦断面図、図2は図1の痔疾治療具の外 観斜視図である。図1、および図2において、1は中空の円筒形状管本体、2は 外周が丸味を有する外周面、3は円筒形状の中空の把持部、4は穿孔用突起、5 は尿素(結晶状、粉状または粒状の固体)、6は水(液体)、7は液体を充填収 容する袋またはカプセル、8は繊維状の液体誘導用芯体、9は可撓性の材質の円 板である。円筒形状管本体(1)の外径を12mm、内径を10mm、外周が丸 味を有する外周面(2)の先端から前記把持部との接続部までの距離を65mm とし、また把持部(3)は円筒形状で、円筒の長さを25mm、外径を25mm 、内径を23mmとし、管本体と接続する面と反対側が開口した状態で、材料に ポリカ−ボネ−ト樹脂を用い、中空の円筒状管本体と中空の把持部を一体成型し た。
【0015】 把持部の開口している側から管本体内部に結晶状の尿素10g(5)および吸 水性の液体誘導用芯体(フェルト製、直径約6mm)(8)を、芯体が管本体長 手方向中心部になるように装填し、水を充填したカプセル(シリコン樹脂製)( 7)を把持部(3)の内部に格納した後に、穿孔用突起(ABS樹脂製)(4) をほぼ中心部に着けた可撓性の円板(ポリカ−ボネ−ト樹脂製)(9)を、穿孔 用突起(4)が内側になるように把持部の開口している側に超音波接着により接 着して把持部を封じた。なお誘導用芯体(8)は、一端が丸味を有する外周面( 2)の内面に、また他端が上記の水を充填したカプセル(7)に接するように配 設した。
【0016】 上記の円板(9)を押して、内部のカプセルを穿孔破壊したところ、円筒形状 管本体(1)の表面温度は15分後に2℃(室温、20℃)となった。
【0017】
【考案の効果】
本考案によって奏せられる効果は次のとおりである。 (1) 低温とするのに冷凍室に入れる必要がなく、従って携帯して使用することが 可能である。 (2) 使用時に簡単に、かつ直ちに低温にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の痔疾治療具の縦断面図である。
【図2】図1の痔疾治療具の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 管本体 2 外周が丸味を有する外周面 3 把持部 4 穿孔用突起 5 結晶状、粉状または粒状の固体 6 液体 7 袋またはカプセル 8 液体誘導用芯体 9 可撓性板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肛門に挿入する痔疾治療具であって、 a)一端の外周が丸味を有する外周面により閉塞され、
    他端が下記把持部により閉塞された中空の円筒形状管本
    体、上記管本体の内部に充填された下記液体に溶解する
    か又は下記液体と反応して吸熱する結晶状、粉状または
    粒状の固体、および b)上記管本体の直径方向の断面積よりも大きい断面積
    を有し、少なくとも一面が可撓性の材質からなり、上記
    可撓性面の内面に穿孔用突起を有する中空の円筒形状ま
    たは立方体形状の把持部、上記把持部の内部に格納され
    た上記固体を溶解して吸熱するかまたは上記固体と反応
    して吸熱する液体を含む袋またはカプセル、 からなる痔疾治療具。
JP1991085817U 1991-09-25 1991-09-25 痔疾治療具 Expired - Lifetime JPH0719464Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6232037U (ja) * 1985-08-13 1987-02-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6232037U (ja) * 1985-08-13 1987-02-25

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