JPH0528194U - ワイヤレスリモコン用コマンダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発信器の発信方向を切り換えできるようにし
て、色々な態様で使用できるようにする。 【構成】 ケース２の異なる側面２ｂ，２ｃに分かれて
赤外線発光器Ａ，Ｂを設けるとともに、赤外線発光器
Ａ，Ｂを選択する信号を制御部８に入力するための切り
換えボタン６，７を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、テレビ，オーディオ機器等を離れた位置より操作するためのワイヤ レスリモコン用コマンダーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

近年、テレビ，オーディオ機器等は、ワイヤレスリモコン用コマンダーを使用 し、離れた位置より操作できるようにしたものが多くなってきている。 一般に、この種のワイヤレスリモコン用コマンダーは、制御信号を発信するた めの発信器の部分に赤外線発光素子が使用されているが、この発信器はワイヤレ スリモコン用コマンダーのケースにおける一側面にだけ設けられている。そして 、操作する場合は、発信器を設けてあるケースの側面を操作する電子機器側の受 信器に向けた状態で、所望するチャンネル等に対応しているリモコンボタンを見 ながら押すと、この発信器より受信器に向かって制御信号が送られ、所望の制御 ができるようになっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、テレビやオーディオ機器のような場合では、リラックスして寝 ながら見たり聴いたりすることが多い。このような場合、発信器を受信器側に向 け、かつリモコンボタンを見ながら操作しなければならないが、発信器の向きが ズレてしまい、正しく操作できない場合も少なくない。したがって、このような 場合には、リモコンボタンを見ながら操作できるように、発信器の発信方向が切 り換え選択できるようになっていると便利である。

【０００４】 本考案は、上記点に鑑みてなされたものであり、その目的は発信器の発信方向 を切り換えて色々な態様で使用できるようにしたワイヤレスリモコン用コマンダ ーを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案に係るワイヤレスリモコン用コマンダーは、 制御部と、ケースの異なる側面に分かれてそれぞれ設けられ前記制御部で制御さ れた信号を発信する複数の発信手段と、前記複数の発信手段を選択するための信 号を前記制御部に入力する切り換え手段とを備えたものである。

【０００６】

【作用】

この構成によれば、切り換え手段を介して発信手段を選択すると、ケースを基 準とした信号発生方向の向きを簡単に変えることができる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。 図１は本考案に係るワイヤレスリモコン用コマンダーの一実施例を示す外観斜 視図である。 図において、ここでのワイヤレスリモコン用コマンダー１はテレビ用のものを 一例としており、ハウジングとして六面体状のケース２を有している。そして、 ケース２の上面２ａには、チャンネルボタン３が複数個（この実施例では１２個 ）配列されている他、音量調整ボタン４ａ，４ｂ，電源スイッチボタン５等が配 設されている。また、ケース２の前面２ｂには第１の切り換えボタン６と赤外線 発光器Ａとが設けられ、ケース２の一側面２ｃには第２の切り換えボタン７と赤 外線発光器Ｂとが設けられている。なお、第１の切り換えボタン６と第２の切り 換えボタン７は、内部に発光ダイオード（ＬＥＤ）６ａ，７ａ（図２参照）が配 設され、この発光ダイオード６ａ，７ａの照光により操作状態が確認可能になっ ている。また、赤外線発光器Ａと赤外線発光器Ｂの内部には図示せぬ赤外線発光 部が設けられており、各ボタン３，４ａ，４ｂ，５を押すと発光され、これがテ レビ受像機側の図示せぬ受信器で受けられるようになっている。

【０００８】 図２は、本考案に係るワイヤレスリモコン用コマンダー１の制御回路ブロック 図である。 図２において、この制御回路は、マイクロプロセッサで構成される制御部（Ｃ ＰＵ）８と、この制御部８にバッテリー９と、チャンネルボタン３で操作される チャンネルスイッチ群１０と、上記赤外線発光器Ａおよび赤外線発光器Ｂと、第 １の切り換えボタン６で操作される発光器Ａ用スイッチ１１および上記発光ダイ オード６ａと、第２の切り換えボタン７で操作される発光器Ｂ用スイッチ１２お よび上記発光ダイオード７ａと、電源スイッチボタン５で操作される電源スイッ チ１３と、音量調整ボタン４ａ，４ｂで操作される音量調整スイッチ１４等で構 成されている。

【０００９】 次に、このワイヤレスリモコン用コマンダー１の動作について説明する。 このワイヤレスリモコン用コマンダー１では、赤外線発光器Ａと赤外線発光器 Ｂとを選択して切り換え使用できるようになっており、赤外線発光器Ａを使用す る場合は第１の切り換えボタン６を押し、赤外線発光器Ｂを使用する場合は第２ の切り換えボタン７を押す。すると、押されたボタン６または７の発光ダイオー ド６ａまたは７ａが点灯し、この点灯で使用者は選択されて現在有効状態に保持 されている赤外線発光器ＡまたはＢを知ることができる。そして、チャンネルボ タン３または音量調整ボタン４ａ，４ｂ，電源スイッチボタン５の何れか１つが 押されると、これがスイッチ群１０，スイッチ１３，１４の何れか１つを介して 制御部８に信号入力され、制御部８では有効状態に保持されている赤外線発光器 ＡまたはＢ内の赤外線発光部を発光させ、その信号を図示せぬ受信器側へ送る。

【００１０】 したがって、この実施例によるワイヤレスリモコン用コマンダー１によれば、 赤外線発光器Ａを有効にして操作した場合は前面２ｂの前方に信号が送信され、 赤外線発光器Ｂを有効にして操作した場合は側面２ｃの前方に信号が送信される ことになる。これにより、ワイヤレスリモコン用コマンダー１の向きを変えずに 、第１，第２の切り換えボタン６，７の切り換えで送信方向を変えることができ ることになり、操作者はワイヤレスリモコン用コマンダー１上の表示を見易い位 置に向けたまま操作することが可能になる。

【００１１】 なお、上記実施例では、発生信号として赤外線を使用する場合について説明し たが、赤外線に限ることなく、音波等であっても差し支えないものである。また 、２つの赤外線発光器Ａ，Ｂを異なる２面２ｂ，２ｃにそれぞれ設けた構成を開 示したが、これ以外の面に設けても勿論良いものである。

【００１２】

【考案の効果】

以上説明したとおり、本考案に係るワイヤレスリモコン用コマンダーによれば 、切り換え手段を介して発信手段を選択すると、ケースを基準とした信号発生方 向の向きを簡単に変えることができるので、実用性が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るワイヤレスリモコン用コマンダー
の一実施例を示す外観斜視図である。

【図２】図１に示した同上ワイヤレスリモコン用コマン
ダーの要部制御回路ブロック図である。

【符号の説明】

１…ワイヤレスリモコン用コマンダー ２…ケース ６…第１の切り換えスイッチ（切り換え手段） ７…第２の切り換えスイッチ（切り換え手段） ８…制御部 Ａ…赤外線発光器（発信手段） Ｂ…赤外線発光器（発信手段）

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 制御部と、ケースの異なる側面に分かれ
   てそれぞれ設けられ前記制御部で制御された信号を発信
   する複数の発信手段と、前記複数の発信手段を選択する
   ための信号を前記制御部に入力する切り換え手段とを備
   えたことを特徴とするワイヤレスリモコン用コマンダ
   ー。