JPH05281623A - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JPH05281623A
JPH05281623A JP4077705A JP7770592A JPH05281623A JP H05281623 A JPH05281623 A JP H05281623A JP 4077705 A JP4077705 A JP 4077705A JP 7770592 A JP7770592 A JP 7770592A JP H05281623 A JPH05281623 A JP H05281623A
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JP
Japan
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document
original
scanning
light
illumination
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Application number
JP4077705A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Tsunoda
田 幸 一 角
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05281623A publication Critical patent/JPH05281623A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に場所を取ることなく原稿の所望の部分を
コピーして操作性の向上を図る。 【構成】 スキャニングモードを備え、ユーザが操作ボ
ード150B上でそのスキャニングモードを指示する
と、作像系120の駆動を禁止した状態でスキャナモー
タ154を介して露光ランプ112を走査駆動して原稿
を照明させる。また原稿圧板2には原稿押え棒3a,3
bが装着され、原稿押え棒3a,3bは原稿圧板2を押
し上げた状態で原稿をコンタクトガラス111の領域外
で固定する。この固定は、原稿押え棒3a,3b内部に
設けられ回動自在の磁性体球7a,7bと磁性体球7
a,7bに対応する位置で装置の上面に設置した磁石1
3a,13bの間で原稿を挾むことにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写装置に関し、特に
原稿のレイアウト調整を行うための補助機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、A3サイズの原稿までしかコピ
ーすることのできない複写機において、A1,A0サイ
ズの大版図面や新聞等の大型原稿の一部分についてコピ
ーしたい場合,あるいはA3サイズ以下の小型原稿の一
部分について拡大コピ−する場合、原稿表面(画像面)
の所要領域をコンタクトガラスに密着させなければなら
ないが、コンタクトガラス上で所要領域を正確に位置決
めしているか否か分りにくいため、所望領域のコピーを
記録紙上の所要位置に得るまでは図面をずらしながら何
回もコピーを繰り返して行わなければない。特に、変倍
しようとするときには意図する位置決めが一層困難とな
り、時間とコピー紙を無駄に消費ことが多い。
【0003】これらの問題を改善するための装置が、特
開昭63−33740号公報および特開昭61−278
872号公報に開示されている。
【0004】特開昭63−33740号公報に開示され
た装置は、コンタクトガラス面に対して180度回動可
能な原稿カバーを用いて、180度回動させた状態で大
版図面を広げて所望の部分をコンタクトガラス面に載せ
てコピーを取るものである。また、小型原稿でレイアウ
トを検討する必要がある場合には原稿カバーを180度
回動させた状態でその上に原稿を上向きにしてセット
し、その上を透明カバーをつけて固定した後、コンタク
トガラス面まで回動してコピーするものである。特開昭
61−278872号公報に開示された装置は、原稿載
置台を複写機本体からスライドしと側方に突出させるよ
うにし、突出位置で原稿全体を下方からミラーに映し
て、原稿載置台上の画像位置を確認するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭63−
33740号公報に開示の装置では原稿カバーを180
度開き回動させる必要があり、これに比較的に広いスペ
−スを要すると共に、原稿カバ−に原稿を上向きに載せ
てこれを原稿カバ−と共に180度閉じ回動させるの
で、この回動の間原稿がずれないようにカバ−に対して
原稿を固定する付加手段を必要とする。またカバ−より
大きい原稿はやはり位置決めがむつかしいという問題が
ある。また、特開昭61−278872号公報に開示の
装置では原稿載置台を突出させる必要があるため、場所
を余分に取るという問題ならびに該余分な場所の下に広
いミラ−を設置しなければならないという問題がある。
特に、特開昭63−33740号公報に開示の装置で
は、小型原稿のレイアウト調整はできるが、大型原稿に
対してはレイアウト調整はできない。
【0006】そこで本発明は、原稿の所望領域の、原稿
載置台上の位置決めを、格別に付加スペ−スを要するこ
となく、正確にしうる複写装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明の複写装置は、
透光板(111)上に載置された原稿を照明する照明手段(11
2),透光板(111)に沿って照明手段(112)を走査駆動する
走査駆動手段(154),原稿の反射光で感光体(121)を露光
し感光体(121)に原稿画像対応の静電潜像を形成する露
光手段(110),および、前記静電潜像を現像し、現像に
よって現われた画像を記録媒体に転写する作像手段(12
0),を備える複写装置において、照明走査を指示する指
示手段(56);および、該指示手段(56)の照明走査の指示
に応答して前記作像手段(120)の画像形成は保留して前
記照明手段(112)で原稿を照明し前記走査駆動手段(154)
で照明手段(112)を走査駆動して原稿を照明する照明走
査制御手段(400);を備えることを特徴とする。なお、
カッコ内の記号は、図面に示し後述する実施例の対応要
素を示す。
【0008】
【作用】これによれば、指示手段(56)で照明走査が指示
されると、これに応答して照明走査制御手段(400)が、
作像手段(120)の画像形成は保留して照明手段(112)で原
稿を照明し走査駆動手段(154)で照明手段(112)を走査駆
動して原稿を照明する。この照明により、ユーザは原稿
を透してコピーしたい領域が透光板(111)のいずれの位
置にあるかを容易に確認しうるし、原稿の位置調整を比
較的に正確に行ないうる。透光板(111)上で確認するた
め、装置側方に別途補助具を装備する必要はなく、所要
スペ−スが格別に広くなることがない。この照明走査の
間、作像手段(120)の画像形成が保留されるので、無駄
なコピ−を生ずることがない。
【0009】好ましい実施態様では、指示手段(56)の照
明走査の指示に応答した照明走査の間、感光体(121)へ
の原稿反射光の入射を遮断する遮光板(117)を備えて、
該照明走査中の感光体(121)の露光を防止する。また、
照明走査速度をオペレ−タの希望の速度とするために該
速度を指定する速度指定手段(57a〜57c)を備えて、指定
された速度で照明走査を行なう。また、所望領域のみの
明確な位置確認を助けるため、照明手段を、その走査駆
動方向に実質上直交する方向に配列した複数個の発光素
子(112)とそれらを1個以上の単位で選択的に発光付勢
する発光付勢手段(430)でなるものとし、これらの発光
素子(112)の内の、指定された複写倍率と指定された転
写紙サイズによって定まる原稿上のコピ−領域にあるも
ののみを選択的に発光させる。また、原稿を透光板(11
7)に密着させるため透光板(117)の上面に沿って原稿を
押える位置から該上面に対して起立した位置に回動しう
る原稿押え(2)、および、原稿押え(2)に装着され、前記
起立した位置にある原稿押え(2)に対して、原稿を透光
板(117)の領域外で押える位置に回動しうる原稿押え部
材(3a,3b)を備える。また、原稿を透光板(117)に密着さ
せたまま位置調整を容易にしうるように、前記原稿押え
部材(3a,3b)には原稿に乗る回動自在の磁性体球(7a,7b)
を備え、原稿押え部材(3a,3b)が原稿を押える位置にあ
るとき原稿を間に置いて磁性体球(7a,7b)と対向する位
置に、磁石を備える。更には、大サイズの原稿で複写条
件を設定する操作手段(150B)がかくれるとその操作がむ
つかしくなるので、該操作手段(150B)は原稿押え(2)の
上面に設置する。
【0010】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0011】
【実施例】図1および図2に、本発明の一例の複写機1
00の外観を示す。図1は原稿圧板2を押し上げた状態
を示し、図2は原稿圧板2を押し下げた状態を示してい
る。コンタクトガラス上には大型原稿6が拡げてセット
されている。
【0012】原稿自動給紙機構すなわちADFを含む原
稿圧板2には、原稿押え棒3a,3bが回転軸5a,5
bを介して取り付けられている。回転軸5a,5bの位
置は原稿圧板2のヒンジと同じ位置であり、原稿圧板2
の開閉角度に影響されることなく原稿押え棒3a,3b
を複写機100の上面に水平にセットしうる。原稿押え
棒3a,3bは通常、収納部4a,4bに収納されてお
り、このときは普通の原稿圧板2とまったく同じに使用
できる。
【0013】大型原稿6は、筒状にまるめてあるか、折
りたたんであるかの何れかで保存されている場合が多
く、特にまるめられている場合は拡げても手を離すと再
びまるまってしまうのでコピーをとりづらい。この様な
ときに、原稿押え棒3a,3bの何れか一方(3a/3
b)を使用して大型原稿6の一端を固定し、大型原稿6
の他端を拡げていって使用していない原稿押え棒(3b
/3a)を使用して固定する。なお、原稿押え棒3a,
3bは複写機上の画像領域の外側に配置されている。
【0014】複写機100の上面には操作ボード150
Aが設けられ、又これと同様の操作ボード150Bが原
稿圧板2の上面に設けられている。これにより、図2に
示すように大型原稿6で操作ボード150Aが覆われた
場合であっても、大型原稿6をめくり上げてスイッチを
押したり、めくり上げると原稿がずれてしまうようなと
きに感で大型原稿6の上からスイッチを押す必要はなく
操作しやすい。なお、符号131は手差給紙台であり、
131Aは給紙台である。
【0015】図3に、図2に示す原稿押え棒3aの断面
を示す。原稿押え棒3aには磁性体の球7a,7bが入
れられている。球7a,7bは原稿押え棒3aの上面に
設けられた蓋8a,8bを開けて空間部9a,9bに挿
入される。球7a,7bは空間部9a,9b内を自由に
動きまわれるが、その下部に設けられた突起部10a,
10bにより空間部9a,9bの外には出ない。原稿押
え棒3aの先端下部には高さ位置決め部材11が設けら
れ、複写機上面12の大型原稿6と原稿押え棒3aの底
面との間に空間を設ける。複写機上面12には、球7
a,7bに対応する位置に磁石13a,13bが埋め込
まれているので、大型原稿6を拡げた後、原稿押え棒3
aで大型原稿6を挾むと球7a,7bは磁石13a,1
3bにくっつくため大型原稿6は固定される。また、球
7a,7bは自由にころがるので大型原稿6を拡げた状
態で自由に原稿6を動かしてコピーしたい部分を探せ
る。なお、原稿押え棒3bの断面構成も同様である。
【0016】図4に、複写機100の画像形成部の構成
概略を示す。複写機100は、静電転写型複写装置であ
り、光学系110,作像系120,給紙系130および
排紙系140等でなる。光学系110は、コンタクトガ
ラス111およびその下方に配置された露光ランプ11
2,第1ミラー113A,第2ミラー113B,第3ミ
ラー113C,第4ミラー113D,第5ミラー113
E,第6ミラー113F,レンズ114ならびに防塵ガ
ラス115,露光ランプ112と第1ミラー113Aを
搭載する第1キャリッジ116A,第2ミラー113B
と第3ミラー113Cを搭載する第2キャリッジ116
B等でなり、作像系120は感光体ドラム121および
その周囲の配設された帯電チャージャ122,イレーサ
123,現像器124,転写前チャージャ126,分離
チャージャ127,分離爪128,クリーニング前除電
チャージャ(以下PCCという)129ならびにクリー
ナ12A、および、感光体ドラム121の下流に配置さ
れた搬送ベルト12Bならびに定着器12C等でなる。
給紙系130は、手差給紙台131,給紙台131Aお
よび給紙台に備わる呼出しコロ132,給紙コロ13
3、ならびに逆転コロ134,レジストローラ135,
ガイドマイラ136ならびに各種ガイドおよび中間ロー
ラ等でなる。なお、手差給紙台131は、呼出しコロ1
32,給紙コロ133ならびに逆転コロ134を給紙台
131Aと共用している。排紙系140は、接離ローラ
142および排紙コロ141等でなる。
【0017】原稿がコンタクトガラス111上にセット
されスタート指示があると、給紙クラッチがオンとなっ
てそのとき選択している給紙台の呼出しコロが記録紙を
給紙コロに送り出す。本実施例では最大の記録紙はA3
サイズである。
【0018】なお、センサ137は記録紙のサイズを検
知する。
【0019】給紙コロは記録紙をレジストローラ135
に向けて送り出す。この間、光学系110はコンタクト
ガラス111上の原稿を走査し、露光ランプ112によ
り照明した原稿の反射光を第1ミラー113A,第2ミ
ラー113B,第3ミラー113C,レンズ114,第
4ミラー113D,第5ミラー113E,第6ミラー1
13Fおよび防塵ガラス115を介して感光体ドラム1
21の感光面に導く。図4に示す露光ランプ112の位
置がホームポジション位置である。なお、本実施例では
露光ランプ112の最大走査範囲はA3サイズの原稿範
囲である。
【0020】感光体ドラム121は、図示時計方向に回
転しており、その感光面は、光学系110より原稿反射
光の反射を受ける前に、帯電チャージャ122により一
様に帯電され、イレーサ123による除電で潜像領域が
形成されている。したがって、この潜像領域に原稿の反
射光が照射されるとその強弱に応じて光電導を生じ、静
電潜像が形成される。この静電潜像は現像器124によ
り現像され、原稿の濃度に応じてトナーが付着したトナ
ー像となる。このトナー像は、レジストローラ135か
ら繰り出される記録紙に転写されるが、転写を容易にす
るため、PTL125により転写前の除電がなされる。
【0021】レジストローラ135が繰り出した記録紙
は、ガイドマイラ136により感光体ドラム121の感
光面に密着され、転写チャージャ126の直上でトナー
像が転写される。この直後、記録紙は分離チャージャ1
27により感光面から分離されるが、このとき分離が不
充分であると、分離爪128により強制的に分離され
る。記録紙の分離後、感光体ドラム121の感光面はク
リーナ12Aにおいて残存トナーが除去され、記録紙は
搬送ベルト12Bにより定着器12Cに送られる。定着
器12Cは、定着ローラ12CAおよび加圧ローラ12
CBを備え、トナー像が転写された記録紙を圧力を加え
ながら加熱し、トナー像を定着させる。トナー像が定着
された記録紙は、再給紙系140に渡される。排紙系1
40は、記録紙を排紙コロ141に導びき、記録紙は、
排紙コロ141および接離ローラ142によって装置外
に排出される。
【0022】なお、光学系110と作像系120の間に
は矢印方向に回転しうる遮光板117(本実施例では黒
色の板金;光を通さず熱により変形しないものであれば
よい)が設けられている。遮光板117の回転軸はモー
タMt(図示しない)の回転軸に固着されている。遮光
板117を退避位置(図4に示す位置)から遮光位置に
回転することにより光学系110から感光体ドラム12
1の感光面に導かれる原稿の反射光は遮光される。な
お、退避位置および遮光位置にはリミットスイッチ(図
示しない)が設けられている。
【0023】図5は、図4に示す露光ランプ112等の
照明部の断面図である。露光ランプ112は細長い筒状
のものを使用する場合が多いが、本発明では、図6に示
すように、ハロゲン電球や超高輝度LEDを複数個横に
並べた方式をとっている。なお、図6は主反射面118
Aの一部を切り欠いて内部が見えるようにしている。露
光ランプ112からでた光は主反射面118A,補助反
射面(白色拡散面)118Bにより集光されてコンタク
トガラス111上の原稿面を照らす。第1ミラー113
Aの真上にスリット規制板119Aがあり原稿面で、あ
る一定のスリット幅を形成する。また、照度は照度補正
板119Bにより調整される。
【0024】この照明部は第1キャリッジ116A上の
ダンパ119Cに取り付けられており振動による照度ム
ラ,熱ひずみによる照射角度ずれを防止する。
【0025】図7は、図4に示す第1キャリッジ116
Aおよび第2キャリッジ116Bを駆動する機構を示
す。キャリッジの駆動には4本のワイヤ151が使用さ
れキャリッジの両端を保持している。これにより光学系
110が低速から高速まで対応可能となり高解像とな
る。スキャナモータ154はサーボモータであり後述す
るメイン制御部400から発生するパルスと同期するよ
うに制御される。また、第1キャリッジ116Aの走査
速度は感光体ドラム121の回転速度と一致するように
制御される。なお、符号152はワイヤ151を張るプ
ーリであり、153はスキャナワイヤを固定する板であ
る。
【0026】図8は、原稿圧板2に備わる操作ボード1
50Bの外観の一部を示す。なお、複写機上面に備わる
操作ボード150Aも同様である。コピー枚数セットの
ためのテンキー51,同じくクリアキー52,コピース
タート用のスタートキー53,各種モードをイニシャル
にするモードクリアキー54,各種モード(用紙選択,
変倍,画像濃度等)を選択するモード選択キー群55の
他、本発明のスキャニングモード(光学系110のみを
駆動するモード)キー56,および、そのスキャニング
速度を設定する速度選択キー57a〜57c等を有して
いる。キー56は一度押印されるとスキャニングモード
を設定し、再度押印されるとモードを解除する。また、
スキャニング速度は3段階(高速;57a,中速;57
b,低速;57c)に切り換えられる。
【0027】表示部58は液晶(LCD)で構成され、
コピー枚数等のモード状態を表示する固定パターン(表
示)部59と文字表示が可能なキャラクタ(ドット)表
示部60とを有している。なお、記録紙の表示はA3,
A4(縦,横),B4,B5(縦,横)の6通りの表示
が可能である。
【0028】以上説明した構成要素は、図9に示す電気
制御系により制御される。この電気制御系は、メイン制
御部400を中心に記憶部410,光学制御部420,
AC制御部430および操作制御部440等でなる。
【0029】メイン制御部400は、複写機100の各
部に備わる温度センサ等の各種センサ401を監視して
各部のソレノイドやモータ等の負荷を制御する。各種セ
ンサ401には記録紙のサイズを検知するセンサ137
も含まれる。また、負荷には遮光板117を回転駆動す
るモータMtも含まれる。光学制御部420は、レンズ
114を駆動するレンズモータや光学走査を行うための
スキャナモータ154を制御し、AC制御部430は、
露光ランプ112や定着器12Cのヒータ,メインモー
タ,感光体モータ,現像モータ,搬送モータおよび給紙
モータ等の交流負荷を制御する。操作制御部440は、
操作ボード150A,150Bのキー操作の読み取りお
よび表示制御を行う。
【0030】図10,図11,図12および図13は、
メイン制御部400の処理手順の概略を示すフローチャ
ートである。
【0031】図10を参照する。電源が投入されると初
期化を行う(ステップ1:以下カッコ内ではステップと
言う語を省略する)。初期化では各種ポートの設定,レ
ジスタ等のクリア,出力ポートリセット等を行う。
【0032】その後、操作ボード150A又は150B
からのキー入力の読み込みを行う(2)。次に、スキャ
ニングモードキー56がオンされたか否かを調べ
(3)、オンされていなければスタート指示(スイッチ
53オン)があるか否かを調べる(4)。スタート指示
があると通常のコピー制御を行い(5)、スタート指示
がないとステップ2に戻りスイッチ56あるいは53が
オンになるまで待機状態となる。
【0033】ステップ53でスイッチ56がオンされる
と本発明のスキャニングモードを行う。このモードは、
従来よりコピーをとる前処理として原稿のサイズ検知を
行うプレスキャンモードをユーザの指定により実施さ
せ、原稿を露光ランプ112で照らし原稿を透してレイ
アウト調整を容易に行うものである。
【0034】プレスキャンモードは、光学系110と作
像系120を動作させるが、給紙系130と排紙系14
0は動作させないためコピーはとられない。光学系11
0と作像系120を動作させるのは感光体ドラム121
の回転との同期をとるためであるが、スキャニングモー
ドではその必要はないため作像系120についても動作
させない。これにより電力消費の節約となる。ただし、
光学系110からの反射光は感光体ドラム121の1ヶ
所に当り続け、感光体ドラム121の劣化を早めること
になるので、これを防止するためAリミットスイッチ
(遮光位置を示すリミットスイッチ)がオンになるまで
モータMtを正転駆動し(6,7)、Aリミットスイッ
チがオンするとモータMtの駆動を停止する(8)。こ
れにより、遮光板117が退避位置(図4に示す位置)
から遮光位置まで回転し光学系110からの反射光を遮
る。
【0035】次に、等倍モードか変倍モードかを調べ
(9)、等倍であれば後述する等倍スキャニング処理
(10),変倍であれば後述する変倍スキャニング処理
(11)をそれぞれスキャニングモードスイッチ56が
再度オンされるまで実施する(12,13)。スイッチ
56が再度オンされると、Bリミットスイッチ(退避位
置を示すリミットスイッチ)がオンになるまでモータM
tを逆転駆動し(14,15)、Bリミットスイッチが
オンするとモータMtの駆動を停止する(16)。これ
により、遮光板117は通常コピー処理(5)準備のた
め遮光位置からもとの退避位置に戻る。
【0036】図11を参照して、等倍スキャニング処理
(10)の内容を説明する。この処理は、記録紙のサイ
ズに合わせて露光ランプ112の発光幅および移動幅を
設定し、設定幅に対応してスキャニングさせるものであ
る。
【0037】まず選択された記録紙のサイズを検出する
(101〜106)。記録紙のサイズがA3であれば露
光ランプ112を全幅発光(107),全幅キャリッジ
116Aを往復運動させ(108)、その後露光ランプ
112を消灯する(109)。記録紙のサイズがA4横
であれば露光ランプ112を全幅発光(110),A4
短手サイズ幅だけキャリッジ116Aを往復運動させ
(111)、その後露光ランプ112を消灯する(11
2)。記録紙のサイズがB4であれば露光ランプ112
をB4短手サイズ幅だけ発光(113),B4長手サイ
ズ幅だけキャリッジ116Aを往復運動させ(11
4)、その後露光ランプ112を消灯する(115)。
記録紙のサイズがB5横であれば露光ランプ112をB
5長手サイズ幅だけ発光(116),B5短手サイズ幅
だけキャリッジ116Aを往復運動させ(117)、そ
の後露光ランプ112を消灯する(118)。記録紙の
サイズがA4縦であれば露光ランプ112をA4短手サ
イズ幅だけ発光(119),A4長手サイズ幅だけキャ
リッジ116Aを往復運動させ(120)、その後露光
ランプ112を消灯する(121)。記録紙のサイズが
B5縦であれば露光ランプ112をB5短手サイズ幅だ
け発光(122),B5長手サイズ幅だけキャリッジ1
16Aを往復運動させ(123)、その後露光ランプ1
12を消灯する(124)。
【0038】以上のように等倍時、複写される画像領域
のみスキャニングされるのでコピーしたい部分を光の照
射される領域内でレイアウトすればよい。
【0039】図12を参照して、変倍スキャニング処理
(11)の内容を説明する。この処理は、変倍率および
記録紙のサイズに合わせて露光ランプ112の発光幅お
よび移動幅を設定し、設定幅に対応してスキャニングさ
せるものである。
【0040】まず選択された記録紙のサイズを検出する
(131)。そして、記録紙の主走査方向(スキャニン
グ方向に対して直角な方向)の幅を設定された倍率で割
った値をA3短手サイズ幅と比較する(132)。記録
紙の主走査方向幅が、A3短手サイズ幅以上であると露
光ランプ112を全幅発光させ(133)、A3短手サ
イズ幅より小さければ記録紙の主走査方向幅を設定され
た倍率で割った値の幅だけ発光させる(134)。
【0041】例えば、記録紙がA3サイズで倍率200
でコピーしようとする場合には、発光幅は198.5mm(=
A3の主走査方向幅297mm/2.00)となる。この値はA
3短手サイズ幅(297mm)より小さいので計算値の幅だ
け発光する。発光幅の計算値がA3短手サイズ幅より小
さくなるのは拡大コピーをとるときであり、この場合は
計算値の幅だけ発光させればよい。発光幅の計算値がA
3短手サイズ幅以上となるのは縮小コピーをとるときで
あり、この場合はいくら計算値がA3短手サイズ幅より
大きいといっても露光ランプ112の幅がA3短手サイ
ズ幅までしかないため全幅を発光させる。
【0042】次に、記録紙の副走査方向(スキャニング
方向)の幅を倍率で割った値をA3長手サイズ幅と比較
する(135)。記録紙の副走査方向幅が、A3長手サ
イズ幅以上であると露光ランプ112を全幅往駆運動さ
せ(136)、A3長手サイズ幅より小さければ記録紙
の副走査方向幅を倍率で割った値の幅だけ往駆運動させ
る(137)。
【0043】例えば、記録紙がA3サイズで倍率200
でコピーしようとする場合には、スキャニング距離は21
0mm(=A3の副走査方向幅420mm/2.00)となる。この
値はA3長手サイズ幅(420mm)より小さいので計算値
の幅だけ往復運動させる。スキャニング距離の計算値が
A3長手サイズ幅より小さくなるのは拡大コピーをとる
ときであり、この場合は計算値の幅だけ往復運動させれ
ばよい。スキャニング距離の計算値がA3長手サイズ幅
以上となるのは縮小コピーをとるときであり、この場合
はいくら計算値がA3長手サイズ幅より大きいといって
も露光ランプ112のスキャニング距離がA3長手サイ
ズ幅までしかないため全幅をスキャニングして往復運動
させる。
【0044】以上のように変倍時であっても、複写され
る画像領域のみスキャニングされるのでコピーしたい部
分を光の照射される領域内でレイアウトすればよい。
【0045】図13を参照して、全幅往復処理(10
8)の内容を説明する。この処理は、操作ボードにより
ユーザが設定する(1081,1082)スキャニング
速度(高速,中速,低速)に対応した全幅往復処理を行
わせるものである(1083,1084,1085)。
スキャニング速度はスキャナモータ154を制御する発
生パルス数を変化させることで行う。もともとキャリッ
ジ116Aは複写倍率が変化すると1%刻みで移動速度
は変化するのでこれを利用する。これにより、はじめは
高速でスキャニングさせて原稿のコピーしたい部分の位
置を大まかに見当づけ、その後低速にスキャニングさせ
て端部等をじっくり合わせることができる。なお、その
他の往復処理(111,114,117,120,12
3,136)においても設定されるスキャニング速度に
対応した往復処理を行っている。スキャニングの往復駆
動が終了すると、露光ランプを消灯させる(138)。
【0046】なお、本実施例ではスキャニングモードス
イッチ56が一度オンされると(3)、再度オンされる
(12,13)までスキャニング何回でも行うが、所定
回数あるいはタイマを設けて所定時間だけスキャニング
を行うように制御してもよい。
【0047】また、速度選択キー57a〜57cにより
スキャニング速度を3段階に切り換えるようにしたが、
これに限らずボリューム等でスキャニング速度を切り換
えるようにしてもよい。また、遮光板117はモータM
tにより回転させる機構としたが、他にソレノイドやカ
ム機構を利用してもよい。また、ADF機構を備える複
写機においてもそのADFに原稿押え棒3a,3bおよ
び操作ボード150Bを取り付けることができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、特
に場合をとることなくユーザは好きなだけ原稿を透して
コピーしたい部分を容易に探せレイアウト調整しうる。
【0049】また好ましい実施態様によれば、ロールさ
れていた大型原稿であっても原稿を拡げて容易に固定し
うる。また、この固定は原稿押え部材(3a,3b)に備わる
磁性体球(7a,7b)と、磁性体球(7a,7b)に対応する位置で
装置の上面に設置した磁石(13a,13b)の間で原稿を挾ん
むことにより行われ磁性体球(7a,7b)は回動自在である
ので、大型原稿を容易にずらすことができコピーしたい
部分を簡単に探せる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例の複写機100の外観で、原稿
圧板2を押し上げた状態を示す斜視図である。
【図2】 本発明の一例の複写機100の外観で、原稿
圧板2を押し下げた状態を示す斜視図である。
【図3】 図1に示す原稿押え棒3aを示す拡大断面図
である。
【図4】 本発明の複写機100の画像形成部の構成概
略を示す側面図である。
【図5】 図4に示す露光ランプ112等の照明部の断
面図である。
【図6】 図4に示す露光ランプ112の拡大斜視図で
ある。
【図7】 図4に示す第1キャリッジ116Aおよび第
2キャリッジ116Bの駆動機構の外観を示す斜視図で
ある。
【図8】 図2に示す原稿圧板2に備わる操作ボード1
50Bの概略を示す平面図である。
【図9】 本発明の制御系の概略を示すブロック図であ
る。
【図10】 図9に示すメイン制御部400の処理内容
を示すメインフローチャートである。
【図11】 図10に示す等倍スキャニング処理(1
0)の内容を示すフローチャートである。
【図12】 図10に示す変倍スキャニング処理(1
1)の内容を示すフローチャートである。
【図13】 図11に示す全幅往復処理(108)の内
容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2:原稿圧板 3a,3b:原
稿押え棒 6:大型原稿 7a,7b:磁
性体の球 13a,13b:磁石 56:スキャニ
ングモードキー 57a〜57c:速度選択キー 100:複写装置 110:光学系 111:コンタ
クトガラス 112:露光ランプ 117:透光板 120:作像系 121:感光体
ドラム 130:給紙系 140:再給紙
系 150A,150B:操作ボード 154:スキャ
ナモータ 400:メイン制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光板上に載置された原稿を照明する照明
    手段,前記透光板に沿って前記照明手段を走査駆動する
    走査駆動手段,原稿の反射光で感光体を露光し感光体に
    原稿画像対応の静電潜像を形成する露光手段,および、
    前記静電潜像を現像し、現像によって現われた画像を記
    録媒体に転写する作像手段,を備える複写装置におい
    て、 照明走査を指示する指示手段;および、 該指示手段の照明走査の指示に応答して前記作像手段の
    画像形成は保留して前記照明手段で原稿を照明し前記走
    査駆動手段で照明手段を走査駆動して原稿を照明する照
    明走査制御手段;を備えることを特徴とする複写装置。
  2. 【請求項2】遮光板;および、該遮光板を、前記感光体
    を露光する原稿の反射光を遮光する遮光位置と遮光しな
    い退避位置に駆動する板駆動手段;を更に備え、前記照
    明走査制御手段は、前記指示手段の照明走査の指示に応
    答した照明手段による原稿の照明の間、前記板駆動手段
    を介して前記遮光板を遮光位置に置く、請求項1記載の
    複写装置。
  3. 【請求項3】前記指示手段の照明走査の指示に応答した
    照明手段の走査駆動速度を指定する速度指示手段;およ
    び、該速度指示手段で指定された速度に、前記指示手段
    の照明走査の指示に応答した照明手段の走査駆動速度を
    制御する速度制御手段;を更に備える請求項1又は2記
    載の複写装置。
  4. 【請求項4】前記照明手段はその走査駆動方向に実質上
    直交する方向に配列された複数個の発光素子ならびにこ
    れらの発光素子を1個以上の単位で選択的に発光付勢す
    る発光付勢手段でなり;前記照明走査制御手段は、該発
    光付勢手段を介して、複写設定倍率および前記記録媒体
    の大きさから定まる原稿画像サイズ内の発光素子を発光
    させる、請求項1,2又は3記載の複写装置。
  5. 【請求項5】前記透光板の上面に沿って原稿を押える位
    置から該上面に対して起立した位置に回動しうる原稿押
    え;および、該原稿押えに装着され、前記起立した位置
    にある原稿押えに対して、原稿を前記透光板の領域外で
    押える位置に回動しうる原稿押え部材;を更に備える、
    請求項1,2,3又は4記載の複写装置。
  6. 【請求項6】前記原稿押え部材は原稿に乗る回動自在の
    磁性体球を有し;装置は更に、原稿押え部材が原稿を押
    える位置にあるとき原稿を間に置いて磁性体球と対向す
    る位置に、磁石を備える請求項5記載の複写装置。
  7. 【請求項7】前記原稿押えの上面に複写条件を設定する
    操作手段を設置した、請求項5又は6記載の複写装置。
JP4077705A 1992-03-31 1992-03-31 複写装置 Pending JPH05281623A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008268273A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Fuji Xerox Co Ltd 光除電装置、像保持体ユニット、画像形成ユニットおよび画像形成装置

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