JPH05281531A - 反射光型カラー液晶表示素子 - Google Patents
反射光型カラー液晶表示素子Info
- Publication number
- JPH05281531A JPH05281531A JP4110742A JP11074292A JPH05281531A JP H05281531 A JPH05281531 A JP H05281531A JP 4110742 A JP4110742 A JP 4110742A JP 11074292 A JP11074292 A JP 11074292A JP H05281531 A JPH05281531 A JP H05281531A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- base material
- color
- reflected light
- colored
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のカラー液晶表示素子においては、液晶
表示素子が透過光式とされて背面に光源を備えるものと
されていたので、例えば屋外など周囲の明るい状態では
光源の光量が不足し読取が不可能となる問題点を生じて
いた。 【構成】 基材５中に液晶カプセル４を分散せて構成す
る高分子分散型液晶の前記基材５に着色を行うことで、
反射光によりカラー表示が行えるカラー液晶１が得られ
るものとなり、周囲の状況、特に極度に明るい状態にお
いても表示を可能として課題を解決する。
表示素子が透過光式とされて背面に光源を備えるものと
されていたので、例えば屋外など周囲の明るい状態では
光源の光量が不足し読取が不可能となる問題点を生じて
いた。 【構成】 基材５中に液晶カプセル４を分散せて構成す
る高分子分散型液晶の前記基材５に着色を行うことで、
反射光によりカラー表示が行えるカラー液晶１が得られ
るものとなり、周囲の状況、特に極度に明るい状態にお
いても表示を可能として課題を解決する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はカラー液晶表示素子に関
するものであり、詳細には、前記カラー液晶表示素子に
対し、反射光によりカラー表示を行うことを可能とする
ものを得ることを目的とするものである。
するものであり、詳細には、前記カラー液晶表示素子に
対し、反射光によりカラー表示を行うことを可能とする
ものを得ることを目的とするものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のカラー液晶表示素子９０の構成の
例を示すものが図４であり、例えばＳＴＮ液晶表示素子
などシャター作用を有する液晶表示素子９１と、Ｒ
（赤）、Ｇ（緑）、Ｂ（青）のカラーフィルタ９２とが
組合わされたものの背面に光源９３を配設しておき、表
示を希望する色彩に対応する位置の液晶表示素子９１を
駆動し透過状態とすることで前記光源９３からの光を透
過させるものであり、このときに前記光源９３からの光
は液晶表示素子９１を透過すると同時にカラーフィルタ
９２も透過するものとなるので着色が行われ、カラー表
示が行われるものとなる。
例を示すものが図４であり、例えばＳＴＮ液晶表示素子
などシャター作用を有する液晶表示素子９１と、Ｒ
（赤）、Ｇ（緑）、Ｂ（青）のカラーフィルタ９２とが
組合わされたものの背面に光源９３を配設しておき、表
示を希望する色彩に対応する位置の液晶表示素子９１を
駆動し透過状態とすることで前記光源９３からの光を透
過させるものであり、このときに前記光源９３からの光
は液晶表示素子９１を透過すると同時にカラーフィルタ
９２も透過するものとなるので着色が行われ、カラー表
示が行われるものとなる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のカラー液晶表示素子９０においては、その得ら
れる表示の明るさが前記光源９３の明るさにより定めら
れるものとなり、例えば晴天時の屋外など周囲の明るさ
が極めて明るい状態では表示を読み取ることが不可能と
なり、屋外使用が通常とされる機器に適する表示素子が
得られないと云う問題点を生じ、この点の解決が課題と
されるものとなっていた。
た従来のカラー液晶表示素子９０においては、その得ら
れる表示の明るさが前記光源９３の明るさにより定めら
れるものとなり、例えば晴天時の屋外など周囲の明るさ
が極めて明るい状態では表示を読み取ることが不可能と
なり、屋外使用が通常とされる機器に適する表示素子が
得られないと云う問題点を生じ、この点の解決が課題と
されるものとなっていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、一対の基板間
に透明樹脂よりなる基材中に液晶カプセルを分散せて封
止してセルを形成し、該セルの背面には反射板を設けて
成る高分子分散型液晶表示素子であり、前記基材中には
顔料を分散し前記液晶カプセルの駆動時には入射光を前
記反射板で反射させるものとし、該反射光を前記基材中
の顔料により着色してカラー表示とすることを特徴とす
る反射光型カラー液晶表示素子を提供することで、前記
した従来の課題を解決するものである。
課題を解決するための具体的手段として、一対の基板間
に透明樹脂よりなる基材中に液晶カプセルを分散せて封
止してセルを形成し、該セルの背面には反射板を設けて
成る高分子分散型液晶表示素子であり、前記基材中には
顔料を分散し前記液晶カプセルの駆動時には入射光を前
記反射板で反射させるものとし、該反射光を前記基材中
の顔料により着色してカラー表示とすることを特徴とす
る反射光型カラー液晶表示素子を提供することで、前記
した従来の課題を解決するものである。
【０００５】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図１に示すものは本発明の第一実施例
であり、図中に符号１で示すものは反射光型カラー液晶
表示素子（以下に、反射型カラー液晶１と略称する）で
ある。
詳細に説明する。図１に示すものは本発明の第一実施例
であり、図中に符号１で示すものは反射光型カラー液晶
表示素子（以下に、反射型カラー液晶１と略称する）で
ある。
【０００６】前記反射型カラー液晶１は夫々に透明電極
２ａ、３ａが設けられた前面基板２と背面基板３との間
に、液晶カプセル４が内部に均一に分散された例えば紫
外線硬化樹脂により成る透明な基材５を封止した、所
謂、高分子分散型液晶の形態を有するものであり、この
ときに、前記基材５中には適宜な色相の顔料６で着色が
行われているものとされ、前記背面基板３の背面側には
例えばアルミ蒸着或いは銀色塗装などが行われ反射板７
が形成されるものとされている。
２ａ、３ａが設けられた前面基板２と背面基板３との間
に、液晶カプセル４が内部に均一に分散された例えば紫
外線硬化樹脂により成る透明な基材５を封止した、所
謂、高分子分散型液晶の形態を有するものであり、この
ときに、前記基材５中には適宜な色相の顔料６で着色が
行われているものとされ、前記背面基板３の背面側には
例えばアルミ蒸着或いは銀色塗装などが行われ反射板７
が形成されるものとされている。
【０００７】次いで、上記の構成とした反射型カラー液
晶１の作用及び効果について説明を行えば、先ず、前記
透明電極２ａ、３ａに電位が印加されていない状態、或
いは前記透明電極２ａ、３ａが敷設されていない場所で
は液晶カプセル４内の液晶分子４ａは特定の方向性を持
たないランダムな状態となり、これにより図１に示した
ように外光を乱反射し拡散光として反射する。
晶１の作用及び効果について説明を行えば、先ず、前記
透明電極２ａ、３ａに電位が印加されていない状態、或
いは前記透明電極２ａ、３ａが敷設されていない場所で
は液晶カプセル４内の液晶分子４ａは特定の方向性を持
たないランダムな状態となり、これにより図１に示した
ように外光を乱反射し拡散光として反射する。
【０００８】この状態においては、前記前面基板２の近
傍にある液晶カプセル４からの反射光が優勢となるの
で、前記基材５が顔料６により着色が行われているにも
係わらず前記した反射光には殆ど着色は認められず、従
って、反射型カラー液晶１の表面は白色又は乳白色とし
て観視されるものとなる。
傍にある液晶カプセル４からの反射光が優勢となるの
で、前記基材５が顔料６により着色が行われているにも
係わらず前記した反射光には殆ど着色は認められず、従
って、反射型カラー液晶１の表面は白色又は乳白色とし
て観視されるものとなる。
【０００９】ここで、前記透明電極２ａ、３ａに電位を
印加すれば、前記液晶カプセル４内の液晶分子４ａは応
動して、図２に示すように前記前面基板２及び背面基板
３に鉛直な状態となり外光を透過させて前記反射板７に
到達させ、更に前記反射板７で反射した反射光を再度透
過させて前記前面基板２から反射型カラー液晶１の外部
に向けて放出させるものとなる。
印加すれば、前記液晶カプセル４内の液晶分子４ａは応
動して、図２に示すように前記前面基板２及び背面基板
３に鉛直な状態となり外光を透過させて前記反射板７に
到達させ、更に前記反射板７で反射した反射光を再度透
過させて前記前面基板２から反射型カラー液晶１の外部
に向けて放出させるものとなる。
【００１０】このときには、前記基材５には顔料６によ
る着色が行われていることで、反射型カラー液晶１から
観視方向に放出される反射光には当然に着色が行われる
ものとなりカラー表示が行われるものとなり、即ち、白
地に有色図形（文字）で表示が行われるものとなる。
る着色が行われていることで、反射型カラー液晶１から
観視方向に放出される反射光には当然に着色が行われる
ものとなりカラー表示が行われるものとなり、即ち、白
地に有色図形（文字）で表示が行われるものとなる。
【００１１】図３に示すものは同じく本発明の第二実施
例であり、前の第一実施例が単一色によるカラー表示で
あったのに対し、この第二実施例は、所謂、フルカラー
表示を行うものであり、これにより基材５０は前記基板
間、即ち、前面基板２と背面基板３との間で夫々の端部
を夫々の基板２、３に接する柱状として形成され、更に
前記柱状の基材５０は、前記したように適宜な顔料６な
どでマゼンタに着色された５０Ｍ、イエローに着色され
た５０Ｙ、シアンに着色された５０Ｃの三本で１ユニッ
トとされ、このユニットの複数が設けられるものとされ
ている。
例であり、前の第一実施例が単一色によるカラー表示で
あったのに対し、この第二実施例は、所謂、フルカラー
表示を行うものであり、これにより基材５０は前記基板
間、即ち、前面基板２と背面基板３との間で夫々の端部
を夫々の基板２、３に接する柱状として形成され、更に
前記柱状の基材５０は、前記したように適宜な顔料６な
どでマゼンタに着色された５０Ｍ、イエローに着色され
た５０Ｙ、シアンに着色された５０Ｃの三本で１ユニッ
トとされ、このユニットの複数が設けられるものとされ
ている。
【００１２】加えて、これら基材５０の前記反射板７側
にはカラーフィルタ８が設けられるものとされ、マゼン
タ色とされた基材５０Ｍに対してはイエロー色とされた
カラーフィルタ８Ｙが組合わされて反射光には赤色
（Ｒ）光を生ずるものとされ、同様にイエロー色の基材
５０Ｙに対してはシアン色のカラーフィルタ８Ｃが組合
わされて反射光には緑色（Ｇ）光を生ずるものとされ、
シアン色の基材５０Ｃに対してはマゼンタ色のカラーフ
ィルタ８Ｍが組合わされて反射光には青色（Ｂ）光を生
ずるものとされ、光の（加色）三原色が得られるものと
なり、これを前記基材５０の１ユニット単位で制御を行
えば所謂、フルカラー表示が行えるものとなる。
にはカラーフィルタ８が設けられるものとされ、マゼン
タ色とされた基材５０Ｍに対してはイエロー色とされた
カラーフィルタ８Ｙが組合わされて反射光には赤色
（Ｒ）光を生ずるものとされ、同様にイエロー色の基材
５０Ｙに対してはシアン色のカラーフィルタ８Ｃが組合
わされて反射光には緑色（Ｇ）光を生ずるものとされ、
シアン色の基材５０Ｃに対してはマゼンタ色のカラーフ
ィルタ８Ｍが組合わされて反射光には青色（Ｂ）光を生
ずるものとされ、光の（加色）三原色が得られるものと
なり、これを前記基材５０の１ユニット単位で制御を行
えば所謂、フルカラー表示が行えるものとなる。
【００１３】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、基
材中に液晶カプセルを分散せて構成する高分子分散型液
晶の前記基材に着色を行うこと、或いは基材に着色を行
うと共に適宜のカラーフィルタと組合わせることで、反
射光によりカラー表示が行えるカラー液晶が得られるも
のとなり、例えば直射日光下など極めて明るい環境化に
おいてもカラー表示を可能とし、この種のカラー液晶表
示素子が採用される機器の使用条件の拡大などに優れた
効果を奏するものである。また、反射光型としたこと
で、従来は表示を行うために必要とされた背面に備えら
れる光源も不要とし消費電力の低減、構成の簡素化など
コストダウンにも優れた効果を奏する。
材中に液晶カプセルを分散せて構成する高分子分散型液
晶の前記基材に着色を行うこと、或いは基材に着色を行
うと共に適宜のカラーフィルタと組合わせることで、反
射光によりカラー表示が行えるカラー液晶が得られるも
のとなり、例えば直射日光下など極めて明るい環境化に
おいてもカラー表示を可能とし、この種のカラー液晶表
示素子が採用される機器の使用条件の拡大などに優れた
効果を奏するものである。また、反射光型としたこと
で、従来は表示を行うために必要とされた背面に備えら
れる光源も不要とし消費電力の低減、構成の簡素化など
コストダウンにも優れた効果を奏する。
【図１】 本発明に係る反射光型カラー液晶表示素子の
第一実施例を駆動が行われていない状態で示す断面図で
ある。
第一実施例を駆動が行われていない状態で示す断面図で
ある。
【図２】 同じ実施例の駆動状態を示す断面図である。
【図３】 同じく本発明の第二実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図４】 従来例を示す断面図である。
１……反射光型カラー液晶表示素子 ２……前面基板 ２ａ……透明電極 ３……背面基板 ３ａ……透明電極 ４……液晶カプセル ５、５０……基材 ５０Ｍ……マゼンタ色基材 ５０Ｙ……イエロー色基材 ５０Ｃ……シアン色基材 ６……顔料 ７……反射板 ８……カラーフィルタ ８Ｍ……マゼンタ色カラーフィルタ ８Ｙ……イエロー色カラーフィルタ ８Ｃ……シアン色カラーフィルタ
Claims (2)
- 【請求項１】 一対の基板間に透明樹脂よりなる基材中
に液晶カプセルを分散せて封止してセルを形成し、該セ
ルの背面には反射板を設けて成る高分子分散型液晶表示
素子であり、前記基材中には顔料を分散し前記液晶カプ
セルの駆動時には入射光を前記反射板で反射させるもの
とし、該反射光を前記基材中の顔料により着色してカラ
ー表示とすることを特徴とする反射光型カラー液晶表示
素子。 - 【請求項２】 前記基材は前記基板間で夫々の端部を夫
々の基板に接する柱状として形成されると共に前記反射
板側にはカラーフィルタが設けられて３本で１ユニット
とされ、各ユニットの前記柱状部の夫々は前記液晶カプ
セルの駆動時に生ずる前記基材と前記カラーフィルタと
を透過した後の反射光の色相が夫々Ｒ、Ｇ、Ｂ三原色と
なるように構成されていることを特徴とする請求項１記
載の反射光型カラー液晶表示素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4110742A JPH05281531A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 反射光型カラー液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4110742A JPH05281531A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 反射光型カラー液晶表示素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05281531A true JPH05281531A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=14543383
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4110742A Pending JPH05281531A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 反射光型カラー液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05281531A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6798476B2 (en) | 2000-05-25 | 2004-09-28 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal device, method for making the same, and electronic apparatus |
| US8988642B2 (en) | 2010-11-09 | 2015-03-24 | Samsung Display Co., Ltd. | Liquid crystal display devices and methods of manufacturing liquid crystal display devices |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP4110742A patent/JPH05281531A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6798476B2 (en) | 2000-05-25 | 2004-09-28 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal device, method for making the same, and electronic apparatus |
| US6831717B2 (en) | 2000-05-25 | 2004-12-14 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal device, method for making the same, and electronic apparatus |
| US8988642B2 (en) | 2010-11-09 | 2015-03-24 | Samsung Display Co., Ltd. | Liquid crystal display devices and methods of manufacturing liquid crystal display devices |
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